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今日は久しぶりにウォーキングで、第1634日目だ。一寸最終地点を手前にして8163歩だった。***まだコロナ禍は拡大の域を出ず、呻吟中だが、コロナ後の世界がどうあるべきかを含め、現在の状況をどのようにすべきかと言った問題をイスラエル生まれのユヴァル・ノア・ハラリ氏が寄稿している。私も興味を持っている人類の誕生と進化等について「サピエンス全史」を著した歴史学者で、哲学者だ。その中から気持ちを惹きつける言葉やセンテンスを抜き出してみた。断定的に書いてあるのはハラリ氏の言で、時々私の感想が入る妙な書き方になった。人類はいま、自分たちが経験した中で最大の危機に直面している。恐らく、この危機は乗り越えられるであろう事が前提だが、未曾有のことである事は論を待たない。過去の感染症で、最悪であったとされる中世ヨーロッパのペストでは人口の50%近くが死亡し、ヨーロッパの中世封建体制が崩壊した。また、インカ帝国も天然痘により滅亡した例もある。新型コロナは、それらよりも致死率が低いとされているものの、医療が発達したとされる今でさえも脅威なのだから、安心できないのは変わらない。人類はこうした危機に何度も見舞われ、辛うじて生き延びてきたことになる。では、この新型コロナの嵐が去った後はどうなのか。私たちはこれまでとは違う世界に暮らすことになる。今回取った(取っている)緊急的な措置は嵐が過ぎても消えることはないだろう。平時には何年もかけて検討するような決断がほんの数時間で下される。なかなか決断しない向きもあるようだが。嵐の後から振り返ると、世界は今巨大な社会実験をしているのだ。緊急だから可能なことなのだ。今回の危機で、私たちは特に重要な2つの選択に直面している。1つは「全体主義的な監視」と「市民の権限強化」のどちらを選ぶのかということと、もう1つは「国家主義的な孤立」と「世界の結束」のいずれを選ぶのか、だ。なるほど、中国が採っている手段は、「全体主義的な監視」であり、中国当局は市民のスマホを細かく監視し、顔認証機能を持つ監視カメラを何億台も配置して情報を収集し、市民には体温や健康状態のチェックとその報告を義務付けることで、新型コロナの感染が疑われる人物を速やかに特定している。こうした使い方は、感染症を防止、拡散するための臨時的な措置ではないことが脅威なのだが、現在はそれを可能にしているのだ。50年前のソ連のKGBでも、ここまでの監視社会は作り得なかったが、現在の人類の技術はそれを可能にしている。至るところにセンサーを設置し、人を常に監視して、違反したら罰するというやり方だ。これは今では可能な手段となり、使われているのだ。この方法が勝つのか、それは嵐が去るまで評価できない。しかし、之の方法が勝利したとき、新型コロナは監視の歴史における重大な転換点になりかねない。同様の手段を執ろうとしているのがイスラエルのネタニヤフだ。通常、テロリスト対策にしか使わない監視技術の利用を議会の反対を押し切って認めた。然しこのやり方は、既に世界で行われていることだろう。身近な例で、腕時計型端末(リストウォッチ)で血圧を測り健康管理に使っている人がいる。こうした技術は真に個人的な健康管理(異変の察知)に使われる分には問題は無い。私の知人も何名かは利用しているようだ。然し、之を転じて、そのデータを集約し、又付加技術として、どのようなニュース(ウェブ)に関心を持つか、乃至は、どう言った事柄に笑い、又怒るのかを間接的に利用する事と結びつければ、個人情報などと言った域を越えて、国民が何を志向し、何を望んでいるか、又何をすれば押さえ込むことが可能なのかといったアルゴリズムは容易に作成できるだろう。之が感染症の対策にのみ使われるとしたら、素晴らしいことが可能になると思える。しかし、之にはゾッとするような新しい監視システムが正当化されるという大いなる懸念があると言うことだ。怒りや喜び、退屈や愛情は熱や咳と同様に生物学的な現象だ。こうした、時々の生体データを一斉に収集し始め、ある意図を以て使われるとしたら、その先に何があるかは想像に難くない。個人の感情を予測するだけでなく、感情を操作したり、私たちに商品や特定の政治家など何でも売り込むことが可能になるというわけだ。之に比べればフェイスブックがやっていたデータの不正入手などは石器時代の代物だというわけだ。もし、金正恩が全ての国民に生体測定機能を持つ腕時計型端末の装着を義務付けたらどうなるのか、もしも、偉大な同士(金正恩)に不平や怒りの兆候が読み取られた端末所持者は、間違い無く一巻の終わりだ。何時も技術が正しい方向に使われると仮定するのは大きな間違いである事を我々は沢山経験している。優秀な技術は、それを使用するという特化した特殊事情が終わった後も生き続けると云う事だ。例として、1948年のイスラエル独立戦争(第1次中東戦争)時には、メディアの報道内容の検閲や土地の押収から、プディングの生産にまで特別な規制が課され、それは、一時的な緊急措置だとして正当化された。そして、イスラエルはこの第1次中東戦争にとうの昔に勝ったが、政府は現在もなおこの緊急措置は、プディング緊急規制令を除いて、昔のまま残っている。このように、新型コロナの新規感染者がゼロになっても、データを入手したい一部の政府は新型コロナの第2波の恐れがあるとか中央アフリカで新しいタイプのエボラウイルスが発生しているなどとして、生体監視を続ける必要があると主張する可能性がある。ということだ。プライバシーを保護する動きは大きなうねりだが、畢竟、人はプライバシーと健康(乃至は死)のどちらが重要かと問われれば普通は健康を選ぶだろう。そして、こうした論争そのものが間違いである事に気づかなくなるのだ。新型コロナ対策では韓国や台湾、シンガポールは封じ込めるための取り組みで大きな成果を上げた。これらの国は追跡アプリも活用しているが、それ以上に広範な検査を実施し、市民による誠実な申告を求め、市民に情報をきちんと提供することで市民の積極的な協力を得たことが功を奏した。ここからはハラリ氏の主張の本質と思うが、全体主義的な監視態勢を敷くのではなく、むしろ市民に力を与えることで、私たちは自分の健康を守り、新型コロナの感染拡大を阻止することができる。中央集権的な監視と厳しい処罰ではなく、市民に科学的な根拠や事実を伝え、市民がこうした事実を伝える当局を信頼していれば、政府が徹底した監視体制など築かずとも正しい行動をとれる。監視するだけで、脅威について何も知らせないより、はるかに強力で効果ある対応を期待できる。こうした卑近な例として、石鹸で手を洗うという今では至極当然のことも、その重要性が理解されたのは19世紀に入ってからだ。それまでは、医師や看護師でさえ1つの手術が終わると、手を洗わないまま次の手術に取り掛かっていた。今日、数十億人が毎日、手を洗っている。監視されていて、手を洗わないと処罰されるからではない。その有効性を理解しているからだ。之には同意するが、然し乍ら、何処の国にもいかれた分子はいるもので、こうした天邪鬼対策は現実には問題だと思うのだが。こうした何でも無い対策についても、互いの信頼が必要だ。人々の科学への信頼、行政への信頼、そしてメディアへの信頼が不可欠なのだ。無責任な政治家たちが、勝手な判断で、独裁主義的な道を堂々と進もうとする事への逆監視が求められる。勿論市民側も、的確な判断が出来る素養が求められることが前提だ。危機に直面すると、人々の気持ちもあっという間に変わり得る。先に述べた自分の体温や血圧を測定することについてもそのデータが絶対的な権力を持つ政府を生み出すために利用されてはならない。政府が、そのデータをどのように使うかを、市民側からの随時の要求で、政府が説明責任を果たすシステムの構築が必要だ。政府の独断を許してはならないと言う事だ。監視について議論する際、様々な監視技術は政府が市民を監視するために使えるだけでなく、市民が政府を監視するためにも使えるものであるという点を忘れてはならない。最後に、「国家主義的な孤立」か「グローバルな結束」かだが、これを効果的に解決していくには、国を越えた協力以外に道はない。まず何よりもウイルスに打ち勝つには、世界中で情報を共有する必要がある。ある国で得た結果(知見)をすぐさま他国に適用できるという迅速さだ。これができれば、人間はウイルスよりはるかに有利になる。これらを実現するには各国が信頼しあい、グローバルに協力していこうという精神が必要だ。各国は積極的に情報を公開し、他国と共有したり、謙虚に助言を求めたりしていくべきだし、提供されたデータや見解を信頼すべきことは至極当然のことだ。戦争中はどこの政府も重要産業を国営化するように、このウイルスに対する戦いで死活的に重要な生産ラインは「全人類のものとすること」が必要だ。しかし、今の国際社会は集団まひ状態になっていて、各国政府が自国のことだけを考え、他国のことを全く考慮しないままに行動しているのが現状だ。このままではより多くの混乱とより深刻な危機を招くことになる。現在トランプは、「米国を再び偉大な国に」といいながら、かつてアメリカが世界の先頭に立って危機を克服してきたミッションを手放して、自国本意に陥っている。その例として、トランプは、新型コロナウイスルに効くワクチンを開発中のドイツの製薬会社に対し、10億ドル(約1110億円)を提供する見返りに米国にそのワクチンを独占的に供給するよう求めたとも報道された。流石のこの要求は拒否されたようだが、之が現実なのだ。何についても責任を取ることも、過ちを認めることも決してない一方で、手柄はすべて自分のものにして、問題が起きれば誰か他人のせいにする指導者に従う人はいないだろう。この言葉は、なんだか私には特にずっしりと重く聞こえるのだ。安倍晋三のことを揶揄しているように聞こえてしまうからだ。ハラリ氏は多分トランプに対して言っているのだろうけれど。要点を纏めきれなかったかも知れないが、久しぶりに意を強くする論評であった。然し乍ら、現実のコロナが、この論評だけで解決するわけではない。
2020.03.31
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今日は第28回北摂天神会ゴルフコンペだった。コロナの影響もあって、開催するかどうかで相当迷ったようだが、表彰式などは大広間で、簡単にやると云う事で落ち着いた。今回は私の組の人ともう1人が欠席することになったようで、18名の参加だった。私も正直気乗りはしなかったが、主催者との縁で、参加した。急遽友人の夫人と一緒に回ることになり、先輩のK氏と3人だった。気楽にやったこともあってか、出足は良かったが、後半は息切れと共に矢張り乗り切れず成績は悪かった。8:30アウトからの3組目のスタートだった。一応コースバイコースで記録する。( )内は内心のコメントだ。No.1 TSは、当たりは良くないが、FWCRだ。2打は良い感じだが方向が左ラフだ。残り100YD打ち上げだが、7Iでオンした。一寸下りを1パットで沈め、パーだ。(幸先良い感じだった)夫人5打(パットは惜しかった)、K氏6打だ。No.2 TSはダフって左ラフだ。(これは駄目だ)2打もダフリ気味でFWCR。3打(90YD)を9Iでオンして、2パットのボギー。(当たりは今一だがこんなものか、)夫人6打(これもパットは惜しかった)、K氏7打。No.3 チャンスH。TSは、超良い感じで飛んで、FWCRだ。2打の左足下がりをやはり失敗し3オンだ。惜しい1パットが入らずボギー。(一寸勿体ない)夫人もボギーで、K氏は6打。No.4 フラットなショートで96YDと短い。9Iで、トップ気味だが結果はオンだ。パーだった。(スマートではない)夫人は3パットでボギー、K氏は何と7打。No.5 このホールは、何時もは何となく相性が良い。TSは一寸控えめでFW先端だ。2打も超良い感じで飛んでFWCRだ。ここで池越えを嫌って右に外してバンカーへ、トップ気味に出したが、反対側のバンカー。5オンでダボになった。(3打目の逃げはもう少し慎重であるべきだ)夫人は惜しくもパー逃しのボギー、K氏は8打だった。No.6 何時も長く感じる、打ち上げ後フラットなミドルだ。TSは、何時もと同じで右ラフだ。2打は、当たりは良くFW右だ。何と3打をシャンク、4オンとなり、3パットまでしてしまった。(シャンクは予定外で、パットもここはGRが難しい)夫人はTSをOBし、9打。K氏は8打だった。No.7 長いミドル。ドラコンホールだ。TSは右にそれて権利無し。2打も芯には当たらず、130YD強が残る。遠く感じたので、3Wを使ったらGR奥にオンした。然し不用意な3パットでダボだ。(3オンは嬉しいが、PTは超悔しい)2人とも3パットの8打だった。No.8 今日のピン位置はバンカーの奥だ。6Uでトライしたが、良い感じなのにバンカーだ。(6Uで行けるはずだ)アゴが高く、バンカー脱出に2打、幸い長い1パットが沈んでダボだ。(GRに乗らなかった悔しさだけだ)夫人は1オンでパー。K氏は同じバンカーで、出ずGUだ。No.9 TSは良い感じに当たってまずまず距離が出た。然し之が仇で、左足下がりの5Iはこれも、少ししか飛ばない。前の組に待たされた3打目をチョロした。4打でも乗らず、5オンのダボだ。(これは2打目もそうだが3打目が超悔しい)夫人はボギー、K氏は3パットで8打だ。出だしに比べて後半のお粗末さが尾を引いた。昼食時コロナで入院中の志村けんが亡くなったと話になった。身近に恐怖を感じる。No.10 TSは、良い感じでFW右だ。残り90YDを長めの7Iだったが、緩んで飛ばず、3オンだ。然し前半同様長い1パットが沈みパーだ。(これは嬉しかったが、アプローチとで帳消しだ)2人はボギーだった。No.11 110YDショートでピンは下段だ。7Iだが少し力んだか、左に飛んで、バンカーだ(痛恨)2つで乗ったが上段奥だ。3パットを誘ってダボ。(これにはがっくりきた)夫人は3パットで同じくダボ、K氏はボギーだった。No.12(クリーク)左GRだ。TSは軽く左ラフだ。PWで軽くのつもりがGRを越えて何とOBだ。(之で完全にがっくりきた。以降引きずったのは間違い無い)終わったら7打だった。2人はダボだった。No.13 やや打ち上げ、右ドッグ。TSは空振りする始末、不問にしてくれて打ち直したら右のバンカーの手前だ。2打は一寸方向が左になってラフだ。3打で軽く乗るつもりが浮き足立っていたようでトップし、GRオーバー、4オン2パットのダボだ。夫人も同じ、K氏は7打だった。No.14(打ち降ろし)左GRで126YDだ。TSを6Uで打ったら距離は良さそうだが、少し右にズレて、池に奥側から手前にこぼれて入ってしまった。ドロップエリアからダボだ。(これも痛恨だが、当たりが本当に悪い)池を越えてカラーの夫人はパー。K氏は池で同じくダボ。No.15 苦手なホールだ。しかし今回のTSは、超良い感じで飛んでFWCRだ。2打が思う感じではなく左のラフだ。ここまではまぁ仕方ない。然しアプローチが届かないのだ。4オン2パットのダボだ(緩めた打ち方が悪いのか、馬鹿みたい)夫人もダボ、K氏は8打だった。No.16 打ち上げて、打ち降ろし、アップダウンのロングだ。今日のGRは左だ。TSは、まあまぁの感じで右のラフだ。2打は、それなりに当たったが、右ラフだ。3打ではとても乗らないがフラットまでは打てた。ここまではまずまず。然し、4打でカラーにまでしか飛ばない。連続してアップローチが上がりすぎるのだ。(アプローチ3度目の失策だ。頭を抱えた)引きずったわけでもないが、動揺し4パットしたのだ。(考えられない)夫人はボギーで、K氏は8打だった。No.17 このホールは2打目が右方向に打上だ。TSは一寸かぶせ気味に試したら案の定、左ラフだ。2打は良い感じで飛んで、残り60YDをGR奥に3オンした。(このアプローチは良すぎる)そこから2パットのボギーだ。(これはまぁ仕方ない)然し夫人は1パットのパーだ。K氏はダボだった。No.18 (最後池越え)。TSは良い感じで右土手からFWまで出てきた。2打も、良い感じに当たったが、左ラフにこぼれた。矢張り池越えは無理と6Uで右の池手前に運んだ。PWで少し飛びすぎGR奥のカラーだ(これも飛びすぎ)。2パットのボギーはこんな所だ。夫人はダボ、K氏TSを左にOBし、疲れていたようで10打だった。夫人に1打負けた。出足が何処でつまずいたか、アプローチの悪さ(ちぐはぐ)と共に、メンタル面の弱さが災いした。まぁ、コロナさえ無関係なら、今日はこれで良しとしなければ・・・。
2020.03.30
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今日は雨のためにウォーキングは中止した。之で3日連続の雨だ。幸いにも昼前頃からは日も射してきたので、昨夜洗ったカーテンを干して、気分を一新した。***Brexitですったもんだした挙げ句、イギリスがEU離脱を決めた。なぜそんな風にEUからの離脱を望むのか、理解できないのだが、EUの当初の目的である戦争のない世界という理念は消して欲しくないものだ。EUはイギリスが抜けた後、バルカン諸国を取り込むべく動いている。ギリシャの北部の諸国の名は、あまり馴染みが無い国ばかりだ。元ユーゴスラビアと呼ばれた、セルビア、モンテネグロ、更には紛争で知ったコソボ、ボスニア・ヘルツェゴビナ、アルバニア、そして国名を変更した北マケドニア(旧マケドニア)といった国々だ。取りあえず今回交渉に入るのは、北マケドニアとアルバニアだ。交渉に入ることに難色を示していたフランスやオランダ、デンマークが軟化したために交渉入りが決まったようだ。イギリスが抜けた後、組織を拡大することで存在感を高めると同時にロシアや中国の影響を薄めることを目的としている。フランスなどが反対表明をしていたのはバルカン諸国をEUに取り込むことで、中東からの難民の流入が増加することを恐れてのことだ。受け入れの条件として、これら諸国が「法の支配」「市場経済」を受け入れることを前提にしている。交渉の途中でもこれらの条件が満たされていない場合には、交渉が打ち切られる。EUに最後に加盟したのは2013年のクロアチアだ。地図を開いてみると、EUの拡大はこうした地域拡大の進捗がよく見える感じだ。コソボとボスニア・ヘルツェゴビナは潜在候補国としていて、現在はセルビアとモンテネグロを当面の交渉相手としている。以前からトルコがEU入りを希望しているが、トルコの民主主義が後退しているとのことで、加盟交渉は一時停止状態だ。バルカン半島は欧州の火薬庫として様々な紛争が絶え間なく起こっていた。私の持っていた地図と現在の地図とを比べても、セルビア、コソボ、モンテネグロといった国名はルーマニアであった。こうした紛争を放置しておくと、欧州の安定が損なわれるために、EU内に取り込んでしまおうとの感じだ。放置すれば、中国(一帯一路)やトルコ、ロシアと云った国々が虎視眈々と影響力を強めようとしているのだ。イギリスが抜けたEUはかなり大きな痛手を被った形であり、欧州に於ける存在感の低下は免れない。我々日本人にとっては、西洋式の民主主義と、市場経済は、昔から正しいものだと刷り込まれているので、この動きは至極当然のように受けられるが、中国やロシアの動きを見ると、そのせめぎ合いは、尋常ではないと感じられるのだ。アルバニアが実際に加盟するためには多くの改革が必要になり、改革に5年程度は掛かると予測されている。この地域の政情は余りに小刻みに変化していたので、よく分からないが、ルーマニアやブルガリア、そしてギリシャが既にEUに加盟していることから見て、アドリア海とこれらの国々に混まれた候補の各国はEUに加盟する方向である事は地理的にも納得できる感じだ。姫の学会が、確かこの辺りの国で開催されるような話をしていたが、この所の新型コロナ発生のあおりを受けて、先行きはよく見えない。然しEUの拡大構想は基本的には新型コロナの影響を度外視した、続けられるようだ。昨年のトゥスク前EU大統領はイギリスのEU離脱は英国国内が大きく揺れ動いたことで、これらのマケドニア諸国にとっては良い薬になったのではないかとも述べていた。要するにイギリスのEU離脱の混乱が、返って親EU派を力づけることになったといった見解を示していた。フランスのマクロン大統領は最近のトランプのアメリカ第一に見られるようなEU軽視について警告を発している。アメリカこそが2度の世界大戦を欧州の地で戦い、その後のEU創設に貢献したことを取り上げて、現在のアメリカのEU軽視を問題にしている。西欧をソビエトの侵攻から守り、ドイツの再統一を成したのもアメリカあってのことだというわけだ。そのアメリカがEUへの関係を希薄なものとしようとしている今こそ一致団結しなくてはならないと呼びかけているのだ。かつての米国大統領と違った考えのトランプが出てきた限りは、NATO等の対共産圏への軍事同盟も、何やら精彩を欠くことになりかねない。元々のEU創設の根本理念が、最近のトランプのEU軽視によって危惧されていると考えていることは間違い無い。そのためにも、立場が明確でなく、どちらかと言えば、紛争に明け暮れたバルカン諸国をEUに取り込むことで、世界平和の安定化を図ろうとしている。しかし、ドイツのメルケル首相は、NATOは十分に機能を果たしていると、マクロンとはまた少し違った観点だが、アメリカの優先順位が中東からの撤退と、アジアへのシフトと云う事から、マクロンの焦燥感は募っていると言えそうだ。EU内部も混乱が続いている。中期予算の策定がすんなりといかないのだ。ドイツやイタリア、スペインなどは内政問題に忙殺され、地球規模のビジョンを持てずにいるというわけだ。加えて、今日のコロナウイルスの蔓延が、EUによっても大きな問題点になることは必定だ。今後ロシアとどう関わるか、中東や北アフリカで広がる紛争や宗教原理主義にどう対応していくのか又、世界制覇を目論む中国とどう対峙するのか。拡大を目論むEU内部も、イギリスの離脱を着に、更に混迷を深めているようだ。
2020.03.29
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今日も雨のためウォーキングは中止した。この所コロナしか話題がないのか、あってもコロナにかき消されてしまっているのか。今日はじっと自宅で逼塞していた。前向きにと部屋の掃除とカーテンを洗った。カーテンの裾に知らぬ間に付いたカビはなかなか落ちない。漂白剤を使い大奮闘の1日だった。***新型コロナウイルスは中国の武漢から発生した。その中国はピークを過ぎたとも云っている。どうもこれまでの経緯を見ても、100%信じることが出来ない。今では、アメリカが感染者数では世界1になり、死者数ではイタリアがトップなのだという。高齢者や既往症を持つ人の死亡率が高いとのことで、怯えたり、致死率は差ほど出ないとの事に少し安堵したりと一喜一憂だ。しかし、ヨーロッパではドイツとイタリアの差が際立って顕著だ。イタリアの致死率10%に対してドイツは0.7%だとか。日本はと言えば、3%を越えるようで、決して低くはない。イタリアはEUに留まるために、緊縮財政を敷かなければならず、医療を軽視したといった背景があるようで、いわば遠回しにドイツの影響を受けている。同じEUのフランスはといえば、感染者の数は少ないが死者率が高くなっている。元々検査数は世界中で平準化されたものでは無いので、一概に比較は出来無いものの、優位の差があることは読み取れる。スペインもイタリアと同じ傾向にあるが、イタリアには中国の一帯一路受け入れによる要素があるとしてもスペインの動向は謎だ。そんな中で、台湾の存在は目を惹く。対策に着手するのが極めて早かったことが上げられる。日本との対応の差は顕著だ。発症の当初から、直ちに最初の注意喚起を行うとともに、武漢からの帰国便に対する検疫官の機内立ち入り検査、空港等での入国時の検疫強化を指示し、即実行していた。(日本の注意喚起はその6日後だった)現実に中国本土との人の出入りが多い台湾が、どうしてこう迅速に対応できたのだろうか。まして台湾は、中国の圧力で、WHOにも加盟を拒否されているのだ。読み解いていくと、台湾の蔡英文総統と陳時中衛生福利部長の存在が浮かび上がってくる。1月5日には、既に陳時中氏の召集で疫病情報専門家諮問会議が行われているのだ。武漢地区からの帰国便数や帰国者についても検査人数、感染者なしといった情報も時をおかずに機敏に行われ国民に開示されている。デマ情報を流した者に対する厳格な処分を始め、対応が機敏且つ正確であった。ともかくも情報などを他に依存せず、限られた中にも精一杯当事者として出来うる対応を行ったのだ。証拠がないから対応しない日本、危険性があるから対応する台湾といった棲み分けで語られていた。両者の危機管理に対する姿勢の違いが歴然であったのだ。日本はあのテドロスの言いなりで、独自の判断をさえしなかった、というか出来るポテンシャルを持たなかったようだ。日本が、新型コロナウイルス感染症対策本部を設置したのは、発症が問題になってほぼ1ヶ月後というお粗末さだ。台湾では人から人への感染も最初から認め、不幸にも武漢帰りの女性が発症したときも、適正な対処と関連性の追求を速やかに行っている。マスク不足に対しても、その成り行きをいち早く察知し、自国のマスクを最低限確保するように熱心に動いたようだ。日本がいたずらに中国にマスクを供与すると言った、後になって後悔するような行動は採らなかったと言う事だ。マスク不足を繕うために、マスクがウイルス対策としては意味が無いなどと云った事を敢えて流したのは日本だ。混乱を起こさないようにとの気持ちが、手当てと逆行してしまったのだ。台湾ではマスクの増産体制も、やたら民間頼みにせず、政府自らが動いたのも英断だ。こうして政府と国民の信頼関係というか、政府が国民1人1人の立場に立って、今何をすべきかを考えたところに大きな違いがある。コロナ以外にも大きな問題を抱えた安倍と、自分1人では決断を下せない加藤厚労相の下では、結果がその正当性を如実に物語っている。台湾の新型コロナ責任者が国民の圧倒的支持を集めるワケという記事が出ていた。陳時中・衛生福利部長は台湾で死亡した患者についても、その経緯から、顛末を詳細に国民伝えて沈静化を訴えると同時に、その関連を徹底的に調査することを行っている。また、蔡英文総統は、関係が良好で無い中国へも、自国民(台湾人)を助けるために迎えに行きたいと述べ、台湾人が適切な援助を得られるようにと中国側への働きかけを継続して行っている。こうした真摯な対応は、生半可な対中政策のあおり(習近平を国賓として向かえと云った事への配慮など)のために、中国や韓国人の国内入国禁止を遅らせてしまった日本の対応と比べて如何に歴然とした違いがあるかが分かる。武漢からの帰台人に対しても的確な処置で迎え入れを行って、気の緩みを感じさせていない。台湾側の完全防護服で身を固めたバスの運転手と、マスク1枚だけを対応した日本のバスの運転手との違いを見ても、コロナに対する心構えの違いが明白だ。受け入れた帰国者に対する対応も完全に隔離された施設を準備し、1人1室が与えられた台湾に比べて、民間ホテルの善意にすがって、帰国者を相部屋に押し込んだ日本とは、比べる事も出来ないお粗末さだ。的確な陰性確認手順といい、その後の自主管理についての的確な指示、など疫病危機管理への日台間の認識の違いが歴然である。日本ではいたずらに専門家を名乗るコメンテーターが、適当に政府の処置を評価するだけに明け暮れ本質を突かないニュースばかりが出回るだけのことになれさせてしまったのだ。不幸にして発症が確認された患者に対し、武漢から救い出し命を助けるために全力を尽くすのだと嗚咽しながら決死の会見をする陳時中衛生福利部長の姿に、日本の首相や厚労相の表情には見られない真剣さがあった。口で如何に「人権」「人道」「思いやり」といった美辞麗句を並べるだけで、その実、扱いは全くかけ離れているのは、安倍政権の最早特異な性質となって仕舞っているが、このままでは、彼らが言う、見通しすら、何の根拠も無い単なる期待感でしか無いような気がしてくる。陳時中氏の支持率は91%に達したという、一方的に質問を中断し退席する日本の安倍に比べて、毎日の記者会見で質問が尽きるまで誠実に答え続ける姿勢との差は、国民に与える安心感という点でも雲泥の差だ。台湾の調査で、台湾の防疫対策に「満足」と答えた人は84%。蔡総統の支持率も60%となっているようで、政府と国民が、今何をしなければならないか、一致団結して進んでいることが見えてくる。因みに台湾の感染者数は3月28日現在267人で、死者は2人とのことだ。信頼関係だけでこのような数字が達成できたというわけでは勿論なく、初期段階から、がっぷりと取り組み、経過対応も真摯であった成果が今日現れていることは明らかのようだ。
2020.03.28
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今日は雨のためウォーキングは中止した。昨日良く歩いたので、恵みの雨という所だ。突然東京辺りでスーパーの品切れが叫ばれているので、我々も買い出しに出掛けた。然し、マスクや、除菌シート以外はほぼ通常通りの品が揃っていた。連れ合いと姉と3人で姉の誕生祝いにと京都の美濃吉迄出掛けた。矢張り、車内も街も店内も何時もに比べて人出は少ないようだった。東京でも、いや日本全国で、更には全世界で、新型コロナウイルスに翻弄されている。早く沈静化してくれと祈るばかりだ。***日経新聞に、動き出す「全日本造船」構想という記事が出た。韓国や中国の国策造船事業に対抗するためには、日本が一丸となって戦わなければ覚束ないと云う事になったようだ。ラグビーではないが「ワンチーム」というわけだ。スポーツではないから、そう簡単にいくものでもないが、日本が造船業を諦めないというなら、それくらいのことをしなければ、太刀打ちできないであろう。国内の造船は総合重工系と独立系に大別できる。元々は総合重工系が、弱小(独立系)を引っ張る形の企業形態だったが、今や独立系の方が幅を利かせている実態だ。総合重工系としてはJFEホールディングスとIHIが造船事業を統合したJMUのほか、三井E&Sホールディングス(旧三井造船)や三菱重工業がある。独立系としては今治造船、大島造船所、常石造船などがある。私の時代は、三菱重工、三井造船、石播重工、川崎重工、日立造船あたりが大手5社と言われ、ほかに、佐世保重工、住友重工、名村造船、サノヤス、名村造船、常石造船、南日本造船、内海造船、来島ドックなどと云った造船所の名前があった。離合集散、廃棄、合併など、様々な過程を経て現在の姿になっている。こうした流れは、更に加速しないと、個々の企業努力だけでは、韓国や中国に追いつかないどころか、凌駕されてしまうことになる。この機に、現在首位の今治造船と2位のJMU提携する話が持ち上がって、それまでも燻っていた造船再編の話が再燃しているようだ。そろそろ本気度を出さないと、日本にも造船業があったなどと言う話が過去のものになりかねない。日経新聞に経済業種の別でも既に三菱重工や川崎重工などは造船ではなく機械系に分類されているくらいだ。三井E&Sホールディングス(旧三井造船)辺りは、重工として生きることも出来ず、かといって造船でシェアを伸ばすことも出来ず、適当な合併先を求めてさまよっている感がある。少し前に川崎重工との間で造船部門の統合の話があったが、流れてしまい、造船業会の再編に水を差してしまった経緯がある。かつての重工業系は既に造船を主力から外れたものと見ている感がある。ここで盛り返すためには、今治+JMU連合がどれ程のパフォーマンスを発揮できるかという所だろう。この試みが巧くいけば、国内の主要15社の造船会社を集約し「オールジャパン造船」をつくる構想も水面下でくすぶっているとのことだ。加えて、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で造船の国際見本市は相次ぎ中止となり、欧州などの船主と商談すらできない状態だ。造船業界では受注残を示す手持ち工事量が1800万総トンを割り、20年ぶりの低水準に達した。こうした動きは日本が独自に進めているわけでは無さそうで、既に、世界(中国と韓国)の造船は大型再編へと突き進んでいる。中国首位の中国船舶工業集団(CSSC)と2位の中国船舶重工集団(CSIC)が経営統合し、韓国は現代重工業が大宇造船海洋と統合作業を進めている。両陣営だけで世界の建造量で4割のシェアを占める迄になっている。この巨大な壁に立ち向かわなければ、日本の造船界は沈んでしまうだろう。かつて日本が造船をリードしていた頃には、同型船を多く造り、その効果で、2番船3番船での利益を大幅に確保すると云った事が出来たが、今では、そうした美味しい話は総て中国や韓国にさらわれてしまっているのだ。日本は単独会社が汲々としていて、個々のキャパシティーも小さくなってしまい、同型船などの大量受注どころか入札にさえ参加できなくなってしまっている。かつて日本の造船界は、技術面では互いに情報を共有し合い、他社で起こった損傷や、設計上の問題点などもフランクに話し合ってきた。個別の設計を進めているようでも底流には全日本の造船と云った考え方が存在していたように思う。それが、韓国や中国の台頭、そしてその低労働力コストを利用するために各社は、段々と孤立の道を歩み始めたのだ。そこで中国や韓国に与えたノウハウをそのまま浚われて、暫くして蓋を開けると、国策的に進める中国、韓国に大きく後れを取ってしまったのだ。ここで再び日本が「ワンチーム」として打って出られるかどうかで、この先の命運が決まりそうだ。各社が面子を捨てて大同団結できるか否かに掛かっている。世界的には環境問題が厳しくなっている。2020年からの硫黄酸化物規制に加え、2050年にはCO2排出制限も大きく規制される。こうした、環境対策に適合した船舶の開発やエコシップなどの開発を始め、設計・受注などの上工程を一本化し、建造業務を各社の持つ造船所に割り振り分担するという構想だ。この構想がまとまったとしても、世界に於ける建造シェアは2割程度だという。しかし、同一の土俵で戦える基盤が出来て、その後は、日本のかつて鍛え上げた生産能力を発揮するという筋書きだ。重工系造船が主力の造船工場の閉鎖や縮小で撤退に向かう中、この構想は独立系主導で再編される機運が高かそうだ。今治を中心とした瀬戸内海の造船所がこの中核を担いそうな機運だという。ここで問題になるのは、各造船所が、自衛艦などを独自に建造するシステムが根強く残っている点だ。商船建造にはさしたる抵抗はないものの艦船の建造には、各社の持つノウハウを、広く共有することが出来るのかと言った、システム上の問題も含めて、国家レベルで考えなければならないだろう。
2020.03.27
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今日は教育ボランティア(アドバイザー)の有志の方々と、疎水沿いの花見歩きを行った。絶好の気候であり、コロナを忘れる1日だったが、疎水辺りの桜はまだ満開とはなっていなかった。いずれにせよ初めて歩く約11kmのウォーキングが、腰の痛さを感じることもなく歩き通せたのは何よりだった。連れ合いに作って貰ったおにぎりは、ことのほか美味しかった。高野山に登るときも作って貰ったことがあるが、野外で食べるおにぎりの美味しさは格別である。元々連れ合いも参加の予定だったが、急に三人会をするというので、欠席となり、ボランティアの元締めの人も孫が東京から来ると云う事で、不参加になったようだ。その代わり、2人の奥さん方が参加していたので、合計6名となり、のんびりと楽しく歩くことが出来た。山科駅に集合となっていたのを、急に不安になり確かめたが当たっていた。というのが島本駅では約束した人たちの姿がみえなかったからだ。ともあれ、京都駅の0番ホームで全員に会った。山科駅で向かいの京阪に乗り換え、琵琶湖浜大津まで乗った。そこから歩き始めたが、琵琶湖疎水の取水口辺りから三井寺方面に入っていく。この疎水は1885年に青年技師田邊朔郎が指導し着工したとある。世界各地にあるローマ時代の水道橋に思いを馳せた。そう言えば南禅寺奥にも水道橋はあった。疎水そのものは、通路より低く、随所に洞門がある。洞門の上には伊藤博文らが揮毫した文があるが、字も難しくて読めない。桜はまだ所々しか開花していないようだ。どうやら東海道の間道を歩くことになる。山道に入ると桜はなく、常緑樹の広い道路が続く。入り口は狭かったのだが、途中はやけに広い2車線道路だ。だらだらと登り切ると地蔵小屋がある。何と15万円も寄贈した奇特な人も居たようだ。黙々と歩いたので途中に何があったのか記憶にないが、隧道化した疎水の上を歩いていたのだ。地蔵小屋からは下りになる、自動車道を外れた獣道のような人道だが、さしたる感動のない道だ。人里に降りたところに普門寺があった。高低差はあるもののまだ3kmくらいしか歩いていない。その辺りからオープンになった疎水縁を歩くことになる。近くのローソンに立ち寄り、皆はお昼ご飯を買っていたが、私は連れ合いが作ってくれたおにぎりがある。山県有朋の揮毫の扁額を過ぎる。そこからは疎水沿いの道だが、遠くに白い花をこんもりと付けた木が見える以外は、桜はちらほら咲きだ。老木が切られ新しく植林された若木にもつぼみが出ている。四宮の船溜まりに着いた。諸羽トンネルの向こうには小さな人影がよぎるのが見える。そこから疎水は隧道になっている。丁度良い時間になったので昼食タイムとなった。私は敢えて日光が燦々と当たる石の上に腰掛けて、おにぎりを頂いた。高野山に登る途中で食べておにぎりの味と同様、とても美味しかった。山歩きのベテランらは、湯沸かし器を持っていて、それでお湯を沸かして、珈琲を振る舞ってくれた。昼食を済ませたのが丁度お昼過ぎだった。この辺りはジョギングコースになっているようで、とてものどかだし、左の崖下にはJR線や京阪線が走っているようだ。途中天智天皇陵を過ぎ、井上馨の扁額、西郷従道の扁額を過ぎて、最後に到達したのが松方正義の扁額だ。奇しくもそこには日本最初の鉄筋コンクリート橋という碑があって、少し太鼓橋の両脇には、その後補強したと見られる手すりが付いていた。私は橋屋ではないのだけれど、巡り巡って、PC橋を手がけた経験もあり、勿論鉄筋コンクリート橋は、その前段階の橋なわけで、少しく興味を持った。日本最初の、と言うのが気を惹くが、短い何の変哲も無い少し太鼓橋的な形状だ。琵琶湖第一疏水の第三墜道の東口に架けられたというのが位置的に正しい。1903年に竣工したとある。近くの石標には「本邦最初鉄筋混凝土橋」と彫り込まれた碑が堂々と建っていた。「コンクリートってこう書くんだ」と同行していた夫人が漏らしていた。少し詳しくネットを調べていると、幅員1.5m、長さ7.3mの孤形桁橋 11号橋とあり、当時は鉄筋が手に入らないので、疎水工事に使われたトロッコのレールが使われ、その痕跡は今でも見ることができる、とあった。私も、土産話にその橋を渡ってみた。円弧状になっているので補強は要るのかなあなどと思った。疎水を手がけた田邊朔郎がコンクリート研究のために試作した橋なのだそうだ。そして、この結果をもとに、翌年には第2隧道近くに、日本初の実用コンクリート橋 10号橋「御陵黒岩橋」を架けたのだという。気づかず通り過ぎていた。そこから民家の集落に降りて、三条通を上ってやや下りになった蹴上駅で、同行の皆さんとは別れ、2組の夫婦はその先の南禅寺の方面に更に歩いて行ったようだ。私は蹴上げから地下鉄とJRを乗り継いで島本まで帰着した。今日は久しぶりに長距離を歩き、万歩計は24220歩を指していた。最近ではイスタンブールに旅行して以来の歩数を歩いたことになる。今日は流石に少し疲れてぐっすりと寝られた。
2020.03.26
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今日のウォーキングは第1633日目で、8459歩だった。外出を控えろという。逆手にとって部屋の片付けをした。気が紛れると同時に爽やかになった。***森友学園の値引き問題で、追い詰められて自殺に追い込まれた赤木氏の手記が公開された。奥さんが佐川宣寿と国を相手取って提訴するとの記事が文春に掲載された。何ともやるせない気持ちになった。野党の追及の手ぬるさを言えば良いのか、この事実を突きつけられてなお、開き直る安倍晋三や麻生太郎をこき下ろしたら良いのか、脳天気な安倍昭恵を罵ったら良いのか、とにかくごまめの歯ぎしりのようで、切歯扼腕たる気持ちだ。この手記には、名指しで、文書改ざんは総て佐川宣寿の指示だと書いてある。パワハラで有名なといった修飾語は置くとしても、上司が強権を以て敢えて嘘をつけと指示しているのだ。こんなことが日本の官僚機構のその際右翼と言われる、所謂頭の良い人達が集まるといわれる財務省で堂々と行われているという事実だけでも衝撃だ。手記が正しければ、佐川が許され栄転できる余地はさらさら無く、今頃は獄に繋がっていてもおかしくない。安倍は既に第三者による調査が終了しているので、再調査をする必要は無いと言っている。今回の森友公文書改ざんに関係したのは、佐川以下38人らしいが、佐川の指示で、泣く泣く巻き添えを食った38名の内には情状酌量の余地があると言っても、それは通るかも知れないが、ある一定の責任は感じて貰わねばならないだろう。みんな寄ってたかって誤魔化しに加担し、誰1人関係したものを処分するどころか、間を置いて総て昇格させている。しかも適材適所だというわけだ。そりゃぁそうだろう、自分たち(安倍や麻生、昭恵にとっての都合の良い適材適所なのだから)捜査されるべき立場の人間が、捜査の終了を宣言するなどと言ったことは何処の世界にあるだろう。之を持って独裁と言わずして何といえば良いのか。それにしても特捜部というのは何のためにある組織なのだろうか。これも又時の権力に迎合している証ではないか。それもそのはず、三権分立であるべき司法のトップさえも抱き込む形で、揉み消してしまっているのだから、こうした悪知恵に関しては、先を見通す能力は人一倍長けているようだ。今回の手記の公開で、再調査を主張する野党に対してもそれをはね除けているのには、三権分立で捌く側の(というか悪事を告発する側)の検事長も自分の言いなりになる黒川の定年を延長させて、この問題を封じ込めようとしているのだから凄まじい。森友と昭恵が関係していたことは最早知らない者が無いくらいにおおっぴらになっている。それを無関係と言い切る図々しさは、嘲笑ものだが、権力(人事権)を持つ者なら許されると云う事なのか。正に裸の王様のようだ。まるで、プーチンや、習近平のようではないか。その内、スターリンにでもなって仕舞うのではないかと憂う心が正直出てきてしまう。大ボラと嘘をつき続けて、歴代首相という最高権力者の座に居続けたということを冥土の土産にしたいのかも知れないが、何と女々しい男ではないか。どんな失敗も何1つ認めようとしないし、謝ることの出来ない男だ。いや1回だけ、国会のヤジで、嫌々謝罪したことがあったくらいだ。何ともおぞましい。元々謝ると云う事をしなくて成長したのだろう、又何をしても皆フォローしてくれると言った家系だったのだろう。全く以て人人情の機微に触れるような繊細さは全くない。あっていないとか、関係していないと云う事なら、その証拠を本人が言うとおり真摯に丁寧に説明するだけで時間は取らないのだが、やっていることをやっていないかの如くとり繕う為に1つ嘘をついたことが嘘の上塗り上塗りとなって増長してきたのが現実だ。そのことは、殆どの国民が理解しているのだが、知っていても佐川達のように出世(即ち給料、でありお金)が絡むことだし、安倍の逆鱗に触れれば、スターリンのように抹殺(命を取られる)とまでは行かないけれど、合理的に且つ適材適所の名の下に干上がらせてしまうことが可能なのだ。過去にもそういった人は沢山居ただろうが、時の権力というのは恐ろしいもので、国民もいい加減目覚めないと気がつけば天地が動転する事態になっているかも知れないのだ。告発するためには委員会の議決が必要だとの記述があった。そんな決まりがある事自体奇異な感じがする。嘘つきを捕まえるのに委員会で審議するというのか?? それなら、大悪党が徒党を組んで不正を行ったとき親分を告発する際に誰も賛成しないから親分の悪事は無実だとするようなものでは無いか。まるで山賊の一味のようだ。パワハラやセクハラ、いじめなどは、この国では当たり前のことのように行われている。範を示すべき総理大臣からして、その先頭に立っているのだから、児童や生徒同士にいじめが無くならないのは勿論、先生が同僚をいじめ抜いても。見て見ぬ振りとか、公費で、不倫旅行をしてもなお出世は確保されているし、表に出てくれば、少しの間だけ身を潜めていれば、その後は見違えるような未来が開けると言ったことを身を以て示し、その通りにやっているのだ。いい加減、もうこんな生活はいやだという人たちが、一丸となっても良い感じなのだが、赤木氏1人が犠牲になっただけでは、この国の悪癖は何も変わらないのだろうか。今が、この国が岐路に立っているのは、何も新型コロナウイルス問題だけでは無いのだ。安倍晋三は、「真面目に職務に専念していた方が自らの命を絶たれることは大変痛ましい出来事で胸が痛む思いだ、改めてご冥福をお祈りしたい」と述べたという。一体誰のせいでそうなったのかさえ振り返ることもなく、全く他人事のいいざまだ。更に明らかな佐川の指示による文書改ざんに対して、「国民の信頼を揺るがす事態となったことを行政の長として大きな責任を感じている。改めて国民にお詫びを申し上げたい」とぬけぬけと言い放っている。そこに何の反省があるのか、また、是正する態度があるのだろうか。自分を又昭恵を守ってくれ、泥を被ってくれた佐川を、叱責(形だけはしたと言っているが)もせず、のうのうとどこかで良い思いをさせているのだと考えるとむらむらと憤りが募ってくる。だんまりを決めたが故に論功行賞として国税庁長官に昇進し、麻生は、佐川が「国会で丁寧な説明に努めた」といって、適材適所だとぬけぬけと言った。この男、元々国語が駄目なことは証明済みだが、事実を誤認することでも人後に落ちないようだ。税務申告で、医療費などの領収書は、3年間(?)は保存しておく必要があると言うが、小銭に関して残して置いて、8億円にもなったら残さなくても許されるのかと言った揶揄にも税務署員は耐えなければならないとか。韓国の大統領は、大統領を辞職したとたんに昔の悪事を暴かれ、皆告発されて獄に繋がれている。その点だけは韓国民の意気込みだと感心することがある。日本だって、もうそろそろ安倍晋三他の逮捕準備をしておいた方が良いのでは無いだろうか。最後にここまで事実関係が明らかになってなお佐川宣寿は平気で居られるというのは、東大と立命館の差という所だろうか。何事にもめげない石のような心臓を持ち合わせていると云う事なのだろうか。森友問題に「納得できない」と回答したのが72・6%だという。然し、「納得できる」という輩も19・5%いるということだった。この手記公開で、どう変わってくれるのか、ただただ正義を待つしか無い。「どうか本当のことを話してください」という遺族の声が罪人どもの胸に届くことを祈るばかりだ。
2020.03.25
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今日のウォーキングは第1632日目で、9062歩だった。大阪と兵庫の間の交通自粛を打ち出されたことで、今日予定されていた七草の会ゴルフは中止となった。***郵便局がやっと動き出すようだ。かんぽ生命保険の不適切販売問題が直ぐ頭に浮かんだが、ただそれだけではない。郵便局の職員を1万人削減しようという、結構大なたを奮うような改革に見えるが、高々現人員の5%だ。あまりにも図体が大きくなりすぎていて、身をもてあましていると言った感覚がする。一寸した大企業2社分の人員に相当する削減だが、そうした余剰人員が、今まで何をしていたのだろうか。この案には労組側も納得しているようなので、必然といえるようだ。安心して預けていたかんぽ生命保険に老人を騙すような仕組みがあったとか、とにかく親方日の丸であった組織が、急に愛想よくしだしたとしてもそう簡単に物事が運ぶわけがない。低金利による運用難もあるという。この不景気なご時世に、企業も四苦八苦している中、ぬくぬくと儲けが転がっているわけがない。日本郵便と名前を民間会社に変えた会社の従業員数は何と21万5412人だという。(2018年末)トヨタ単独の従業員数が7万人である事を考えると、その膨大さが解ろうというものだ。勿論日本の隅々にまで浸透しなければならない、赤字を云々言っていられないといった側面もあっただろうが、あまりにも肥大化しすぎてしまったようだ。よしんばここで1万人削減してもなお、トヨタの3倍強の従業員を抱えていることになる。コスト削減のために人員を削減し、人件費を浮かすという手法は劣悪なのだが、生産性云々があまり期待も、浸透もできない労働集約的な企業なら、これも致し方ないという所だ。というか、こうした旧態依然たるコストカットは遅すぎたと言わざるを得ない。世の中は、メールが浸透しているし、子供が鉛筆を握って葉書や手紙を書くと言った時代ではなくなっている。郷愁にすがった年賀状もじり貧で、老齢化した友人や知人からは、そろそろ卒業しようかと思うとの挨拶が続々届いている。郵便小包を田舎から都会の子供に送る時代は、最早とっくに過ぎてしまい。都会でも田舎でも季節が小包で知らされる時代ではなくなっているのだ。一寸した荷物ならネコや、飛脚や、ペリカンやカンガルーがこぞって届けてくれる時代なのだ。しかも迫り来る人口減の時代だ。何処に現在の陣容が必要なのか理由を聞くことも必要の無いくらいに明白な事実だ。待てよ、ここで安倍晋三に申し開きさせたら、現庸人員が必要だと丸め込むであろうか。郵便物の宛先を一々手で仕分けしているわけでもあるまいし、ポストの数も激減しているし、たまに投函しようとすると小刻みな配達料金の値上げに戸惑うこともしばしばだ。中味を見てみると、地域ごとに必要な人数を改めて検討するとある。今まで手つかずだったと云う事だ。2019年からこの話はやっと出てきたようだが、如何にも遅い。矢張り最初に考えるのが、採用抑制や早期退職だ。どうやらそれだけでも1万人は達成する感じも見えるが、それでは本当に身を切る改革にはならないのではないか。民営化したのが2007年だから、すでに10年以上経過しているのだが、一体その間トップは何をどう考えていたのだろうか。そういう質問をすると、その間7%の削減はしていると云う事らしいが、之って自然減で、そうなっただけのことでは無いのか。かくいう私も、今度社長になった増田日本郵政社長と、日本郵便の関係を知らない。日本郵政の従業員数は2106人だ。この辺りのカラクリが飲み込めない。全国2万4千の郵便局網はゆうちょ銀行とかんぽ生命からの年1兆円の委託手数料で賄っているのだとか、かんぽが悪事を働いて、じり貧になることで、又ゆうちょ銀行も俄仕立ての銀行業務、先細りは否めない。どうしてこの先、巨大な機構が存続できるだろうか、考えただけでも答えは明白だ。デジタル化や人口減、そして昨今の状況を勘案すると、即時削減も何ら実作業に支障が無いように見える。公務員組織にありがちな、パーキンソンの法則そのものが何のためらいもなく行われてきたのだろう。英断を奮って、改革を行う難しさは、何処でも誰でもつらいことだが、役所気分の抜けない機構に、それを理解させることは至難なのだろう。各所にある郵便網をその箇所に必要な人員を積み上げていけばその合計は約20万人になると云うことだろう。こうした積み上げ方式を許したのは、元々役所だったからだ。民営化になって、十余年を過ぎようとして初めてこのからくりに気づいたというのも愚かだが、かんぽ生命の不正などが出ていなかったら、まだまだこの状態は続いていたのであろうか。働き方改革に名を借りて、個々人の労働時間数を見直した分だけ更に人員が必要になると云った方向になっていたかも知れない。いや、笑い話のようだが、役所気質というのはそういったことなのだ。比較に、NTTグループの例が挙げられていた。NTTは1985年に民営化してから20年間で3分の1にあたる10万人程度を減らしたという。これにはauやソフトバンクといった競合者が居たからだ。然し私としては、この通信会社でさえも、利益率を過大に取り過ぎて、公共のインフラ意識に欠ける存在だと認識しているのだが・・・。因みに、日本郵便にかかる人件費のコストは何と年間2.6兆円だとのことだ。その1つ1つに従業員の生活がかかっていると云う事も分かるが、果たして、それに見合った働きをしているかと言った横通しの視点などあっただろうか。気がつくのが遅すぎたし、その間のうのうと高禄を食んできたトップ達の無能さ加減にも呆れる。早急にこの改革は実現してほしいものだ。もし、安倍晋三の関係者に、この改革を良く思わない人物がいたとしたら、これまた闇が1つ増えることになりそうだが、大丈夫かな。
2020.03.24
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今日のウォーキングは第1631日目で9354歩だった。連れ合いと、姉を伴って墓参することになった。父は千里寺に、母は大谷本廟明著堂にと別々に納まっている。取りあえず千里寺にだけ行っておこうと一般道路を通ったが、道路は、何時もよりもやや少なめのようだった。千里寺でも、法要は止めているようで、各自が責任を以てお詣りするようにとの張り紙があった。千里山に住んでいた頃は随分昔のことになってしまった。人気の無い納骨堂を後にして、天気も良いので、気晴らしも込めて大谷本廟にも向かうことになった。今度は吹田ICから高速道路を通り、大山崎から京滋バイパスを経由して、鴨川西ICで降りて、東山通りを北上した。大谷本廟の駐車場に着いたが、そこはクローズされていた。ここも矢張りコロナウイルスの影響なのだろう。彼岸の日には、満員の境内の様子がテレビで流れていたと言うから、そんなことを慮ったのかも知れない。然し、駐車場はがらがらで、なにゆえに入れてくれなかったのか訝しく思った。取りあえず決まりで動いている人にとやかく言っても始まらない。近くの有料駐車場に車を駐め、久しぶりに正規の門から橋を渡ってお詣りした。やはり、境内は閑散としていた。明著堂の両脇には、花文字が綺麗に飾られていて、英語で歓迎の意味の言葉が書かれていた。しかし、そんな言葉もこの閑散とした中にはうつろに見える。こんな、のんびりした墓参は、最近では珍しいことだが、陽光の中、墓に詣れたことをありがたく思った。帰りは、昼食をサンマルクで採ったが、ここも差ほどの厳戒といった風情ではなく、日常感が見られた。コロナウイルスで騒々しい中、お墓に参ることが出来たのはなにがしか心を落ち着かせた。家の中に逼塞しているよりは、紫外線がウイルスを倒してくれるような気もした。ただ、帰りの道では、三川合流辺りから橋の上は車の渋滞が激しくなっていた。何時もの渋滞よりも更に深刻そうだ。宇治の競馬場方面の迂回路を取って、171号線に北から入ることにしたが、171号線はその辺りから既に混んでいた。ゆるゆると進み、京都と大阪の府境近くでは、警官が道路を封鎖していた。勝手知った道だから、脇道に迂回したが、後で調べてみると、長岡京に強盗に入った3人組が、逃走中にパトカーと追撃戦を展開、江川の辺りで犯人の車がトラックと正面衝突をしたとのニュースを始めて知った。よもやコロナで食い詰めた奴らが強盗に入ったのではないかと頭をよぎったが、ネットのニュースでは詳しくは書かれていなかった。身近に強盗が入る様になってきたのかと、暗然たる気分になった。***コロナ、事故、そして原油の急落、歯車は何かしらしっくりとかみ合っていないようだ。原油が下がればガソリンも下がるだろうし、企業の活動には良い傾向かと思うが、そう単純でも無さそうだ。コロナウイルスで原油の使用量が減った。では原油の生産量を少なく(減産)して価格調整を図ろうとしたが、その話し合いが決裂してしまったのだ。原油生産量の少ない国は、価格高騰でもそれほど潤わない一方、サウジなどは、自分の国のシェアを減じてでも少しでも高く売りたいわけだ。原油を減産して価格を高くしようと思ったが、巧く乗ってこないので、それなら、自国のシェアを高めることで薄利多売で行こうという事になったのだ、ロシアも之に同調している。では、原油株を持っていても実入りが少ないとなると株を手放すことになり、すます不安が掻き立てられる。慌てているのはアメリカのシェールオイル業者だ。採算ラインを1バレル40~50ドルと踏んでいたが、ここに来てサウジもロシアも、他のOPECも減産せず増産し出せば、価格は下がり、シェールオイルの価格も採算を割れることは必至だからだ。アメリカは低格付け債の発行が盛んで、その市場規模は1兆3000億ドルに上るが、その1割強がシェール業者などのエネルギー企業なのだ。この所のコロナ騒動とも相まって、原油の使用は抑えられ、よりリスクの高い定格付け社債を敬遠するようになるのは必定だ。原油で貯め込んだオイルマネーは2兆ドル規模に達するという見方もあるが之が適正な経済活動に回らなくなってしまうのだ。最近の原油価格は、1991年以来の下落率になっていて、1バレル=31.13ドルと昔の安値状態になって仕舞った。この立て直しも決裂した状態だ。減産の決裂で、サウジは増産に動き、供給過剰は目に見えてきた。コロナと相まって原油はだぶつき、価格下落は必然の様相だ。国の財政収支が均衡する原油価格はサウジアラビアが1バレル83ドル台。ロシアが予算で設定した水準は42ドル台だというから、このままでは、ほとんどの主要産油国が現在の原油価格では財政を支え切れない事は見えている。体力が何時まで続くかだ。さて一体この動きがどのように終息していくのか、コロナとは別次元での熾烈な競争が起こるようだ。日本も此所らで安い原油を備蓄して、ここぞと言うときに有効に使うなどと云った事が出来無いものだろうか。結局は、持てる国が、何処まで体力的に持ち堪えられるかに掛かっているようだ。
2020.03.23
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今日のウォーキングは第1630日目で、9979歩だった。朝食後直ぐに姫達夫婦は湘南へ向けて出発した。夕方から、連れ合いだけがカラオケ大会に出掛けた。私も友人も参加は遠慮した。***ブロックチェーンという言葉は何度も聞くが、さしあたって関係の無いこととして読み飛ばしていた。何やら仮想通貨に関係のあることのようでもあるし、ますます、自分には関係ないことのように思っていた。言葉があるくらいだから、どういったことなのか理解しておくのも悪くないとキーワードを調べてみると、山のように出てくる。矢張り定義は、インターネット上での扱いで、複数のコンピューターで取引の記録を互いに共有し、検証し合いながら正しい記録を鎖(チェーン)のようにつないで蓄積する仕組みだとのことだ。然し、実際何をどう検証して不正を防ぐのだろうか。SNS等で他人を誹謗したりすることを止められないわけだし、金の絡んだことをどういう風に監視し、誰が、その正義を行うのだろうか。手頃そうな説明があったので、読んでみる。透明性が高いのだという一方で、投資詐欺にも使われているとも書いてある。ルパン三世が、お金を風船に入れて宙に浮かせてしまうという比喩から説明が始まる。皆が見ているから、こっそりとその風船を取ったり、中味をすり替えたり出来ないと云う事らしい。データをブロック化して衆人に晒しておくことは安全だというのだ。何となくそうかなぁとも思うがだが、それでも分からない。「ハッシュ」という言葉を知る必要があるとのことだ。「ハッシュ 」とは元のデータから新しいデータを作ることだという。ハッシュで算出したデータは元に戻せないことや、元のデータが同じなら、計算結果は同じハッシュ値になると云う。何やら読んでも分かりそうにないので、この先に進む気がなくなりそうな説明だ。パスワードもこのハッシュ値を使って出しておけば、流出はされないという。ではなぜそうしないのだろうか。やっとビットコインの話が出てきた。ビットコインの流通に関しては、ブロックチェーンとしては、残高がどうかなどは記録されず、お金の移動履歴(トランザクション)だけが残るといったイメージだ。分かったわけではないが、読み進む。分けることのできない一連の情報処理の一単位ということで、一連の処理を分割して実行した場合には結果の整合性を保てなくなるとある。ブロックの大きさの上限は1000~2000と決まっていて、トランザクションがそれを越えると、そのブロックは閉じて、次のブロックが生成される。この時、誰かが違った内容(ハッシュ値)を織り込むと、全く意味不明の結果になると云うことらしい。要するに意図的に誤魔化しきれないと云う事だ。もし誤魔化すなら一番最初からデータ(ハッシュ値)を営々と作り直さねばならなくなり、途方もない時間とコストが掛かるという仕組みだ。(不正行為が割に合わないという事だ)通常なら、システムに管理者がいてそれをユーザーが使っている場合が多いが、これとは違って、パソコンやスマートフォンなど個々のコンピューターが権限を分散して受け持ち(P2Pという)、相互に牽制し合うようなイメージだ。然し、この場合は、大きなミスが発生したとして、システム管理者が何とか追跡して解決してはくれないと云う事が起こるのだ。ここからは全く意味が掴めないのだが、「ナンス」という言葉があり、これは、ダミーのデータで、トランザクションで新しいブロックを作ることは出来るが、之にナンスと呼ばれるダミーデータを加えて、ハッシュ値が指定の値を下回らなければならないとなっているのだ。このナンスがどう言った値であるかは誰も分からないわけで、正に偶然でしか見つからないというものなのだ。ナンスを知るには、気の遠くなるほどの試行錯誤が必要になり、それをする事をマイニングと呼ぶのだ。探し当てれば、膨大は報酬を得ることになるので、マイニングをする人が後を絶たないというわけだ。なんだか、言葉だけは聞いたことがあるので、そんな意味のことなのかと茫洋として話が通じてくる気がする。正当にこのナンスを探し当てると高額の報酬に結びつくが、もし不正を行うと大損をする事になると理解して良いのだろうか。不特定多数の者が、私利私欲で我田引水を試みることで、互いを監視していることになり、もしその内容が不正であったら、自然とあぶり出されると云う事のようだ。レポートにもあるように、之を資産管理や選挙監視に使えば、巧く機能するであろうことが書かれているが、なぜ行われないのだろうか。「イーサリアム」という言葉が又出てきた。もう読む気力も無いくらいだ。もう読解する能力を超えている。ブロックチェーンにも問題点はあるようだ。ブロックチェーンと接点の無いシステムからの侵入もありうるとのことだ。そして時間と労力が掛かること、改ざんや不正が消去されない公文書に向くが、データを書き換えたり消したりすることには向かないとのことだ。それなら、森友、加計の問題に使えば良かったのにとは的外れかも知れないがそう思った。ブロックチェーンの利点としてシステムの費用が掛からないというのがあったが、各自が相互監視しているだけで、もし検証するとなると膨大な時間(コンピューター駆動の電力)が、消費されることになり間尺に合わなくなると云う。そして結論的には、理想的なシステムではあるが、論理的にはそうであっても技術的には大きな問題を抱えているので、もっと繊細に議論を詰めていかないと、実用には供しきれないのではないかと括っている。読んでいても、その殆どを理解することが出来なかったことを正直に付記しておこう。
2020.03.22
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今日のウォーキングは第1628日目で、8557歩だた。夕食は姫達夫婦と石川にでかけた。***最近はコロナ(勿論今は之が最重要事項に変わりは無いが)にかまけて、過去の諸悪事がおざなりに済まされていこうとしているのでは無いかと心配だ。先ず何といっても森友、加計学園の話だ。諸悪の根源はここから始まったと言って良い感じだ。その悪人の名は安倍晋三、現在の総理大臣だから余計に世相が暗くなる。一旦植え付けられた悪事から発するどのような言葉や施策も皆、嘘で固めた砂上の楼閣ではないが、信を置けなくなってしまった。森友学園に妻(昭恵)が関係していたら総理も、国会議員も辞めると言いながら、べったり関係していた事実をひた隠し、無かったことにしている。そんな嘘は誰も信用していない。この嘘が、その後の全てを皆嘘で塗り固め無ければならなくなったのだ。それは、あのときに「ごめんなさい」と言えば傷は浅かったと思う。然し内実が、それを上回る阿漕な内容だったから彼は引けなかったのか。森友学園に土地の評価額は9億5600万円を「約8億円引き」の1億3400万円としたことが最悪事だ。昭恵が関係していたから誤魔化し続けたのだ。しかもその証拠を隠滅してしまったのが佐川宣寿だ。良くやったと栄転までしているのだがから始末が悪い。ここに来て、改ざん・隠蔽を佐川に命じられ、押しつけられ良心の呵責に耐えきれず自殺した職員の家族から佐川を告発しようとしている。何とか罪を暴き、今度こそ、正当に引きずり下ろして、世の正義の欠片でも通して欲しいと思う。この辺りから登場したフィクサー今井尚哉だ。安倍の覚え宜しきを得て、独裁への道に誘導していった。柳瀬唯夫を手玉にとって、知らぬ存ぜぬを押し通させた。柳瀬も言い成りになってそれなりの出世をさせて貰った。記憶にないの一点張りは、昔のロッキード事件を思い起こさせる。森友に土地をたたき売った迫田英典は昇進し、天下ってそれまでだ。この辺りから黒川弘務が出てくる。事件潰しを担当する、安倍(菅)の忠犬だ。三権分立などどこ吹く風で、ここまで来てしまえば、日本の先は真っ黒だ。但し形だけは民主主義という形式だけは粧うのだ。福田淳一のセクハラ発言はお愛嬌のようなものになってしまった。しかし彼ら高級官僚と呼ばれる輩の品位が如何なる所にあるかを傍証した形だ。閑話休題、ここで片山さつきの暴力団との癒着関係が出てきたが、今では、テレビに出て尤もらしいことを言っている。この女、言っていることとやることの差の激しさは他に例を見ない感じだ。特に政治資金については何の見識も無いようだ。今はなりを潜めている菅原一秀だ。なりふり構わず金品で大臣の座を獲得するや、こうした男の特徴で、妙に威張りまくると云うパターンそのままだ。おまけに秘書の給与ピンハネまでやるという凄さだ。之でも議員さんなのかねぇ。どこかの「この禿げーーー!」女史も今はテレビに返り咲いているようだが・・・。国政ではないが、森田健作の話は笑うに笑えない。台風雨災害時の、立場そこのけの自分本位の動きは、之が首長かとの目と耳を疑うほどだ。掘り下げてみると、政治資金をネコババしていたことも発覚大変な玉だったわけだ。でもまだ居座っている。そう言えば同様の勘違い知事が東京にもいたが、此方の方は、今ではテレビのコメンテーターとして、その時のことがあたかも実にかかった不運の如き発言で、一向に反省はしていない。力量の無さと、立場のはき違え、之が人を変えてしまうと言うことなのだろう。次いで出てきたのが、ウグイス嬢に倍の日当を払っていたという河井案里とその夫克行だ。この男も安倍の腰巾着宜しく、出世するのも事欠いて、あろうことか法務大臣だ。適材適所だと嘯く任命者達の頭の中は一体どうなっているのだろうか。この頃ようやく、連座制で失脚の話もちらほらだが、当然そうあって欲しい。少しくらいは正義を貫けよ。カジノでは秋元司が登場だ。この男の収賄は、贈賄側の証言からも明らかだが、頑として無罪を主張している。これほど図々しいい男も希だろう。ここでいち早くスケープゴート(といっても悪事の片棒を担いではいるのだが)にされたのが下地幹郎だ。こちらは小物なのだろう、直ぐに立ち消え、大物はこの影で安堵したというところだろうか。桜を見る会での安倍晋三の無茶走りは目に余るが、それでも誰も諫めないとは一体どうなっているのだろうか。あろう事かというか、ご多分に漏れず、昭恵の親友が、之に絡んで、飲食提供業鞘に名を連ねている。昭恵にとっては、一寸した友人を優遇しただけと言うくらいの頭しかないのだろう、世の中はそういった風に回ってきたと幼い頃から教えられてきたように思える。従って罪の意識の(概念)の欠片もないようだ。自民党の希望の星(マスコミが勝手に作り上げた)、小泉進次郎も不倫相手とのホテル代を、政治資金を使って賄っていたようだ。日頃切れの良い説明も、この件ばかりは有耶無耶だ。若いし持てるだろうが、ホテル代くらいは身銭を切ったらどうなんだ。同じくホテル代を(これは昔からずっとらしいが)自費で払ったことのない(即ち税人で賄ったいた)和泉洋人首相補佐官とその愛人の大坪寛子だ。海外出張の度に部屋同士が筒抜けのコネクティングルームで、宜しくやっていたのだ。何のための海外出張なのだろうか(聞くまでもないか・・・)これも又せこい話だが、虎の衣を借る和泉に、つけいった大坪、然しこの大坪が厚労省のトップにいたことで、今回のクルーズ船のコロナ感染者を悲惨な状態に追い込んだとも云えるのだ。この大坪、iPSへの予算削減で山中教授に居丈高に迫っている。自分を何様という感じだが、安倍が任命した厚労審議官様なのだ。始末に悪い。コロナについては、何も自身で決められないイエスマン加藤勝信厚労相の存在も事を大きくした一因だろう。安倍は、こうした一連の安倍の所業を不問に付すべく工作して黒川の定年延長を勝手に決めて突っ走った。何が、何処が民主主義なのだ。之ではまるで、習近平かプーチンの成り代わりでは無いか。然し、こうした安倍の所業について、今でも追従、追従するテレビに出てくるコメンテーターと呼ばれる男(女)達、一体何処に正義と言うもものがあるのだろうか。鶴田浩二の歌ではないが「傷だらけの人生」を地で行く今の日本は「真っ暗闇じゃござんせんか」ね。真っ当なやり方では罪に問えない裏のフィクサーは取りあえず置くとして、明々白々な少なくとも上に名を挙げた罪人達は何とか一掃して貰いたいものだ。そして彼らを任命した安倍晋三もしかるべく身を処して貰いたい。安倍晋三の花道は、最早無くなってしまったことを肝に銘じて、攻めて最後に潔さよさを示したらどうだろうか。
2020.03.21
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今日のウォーキングは第1627日目で、8644歩だった。朝食を採り、朝一番に太郎君一家と比叡山に墓参りに出掛けた。京都を抜けたコンビニで、駐車中に車にぶつけられた。相手の女性が全面的に悪いのだが、そのために少し時間を要した。孫達の成績の話しや、先生の通信簿への書き込みなどを教えて貰ったが、兄の方は、成績が上がっていたようだし、弟の方は、勉強も出来る上に、素直で率先してチームを引っ張っている様子などが聞けて、嬉しい気分になった。比叡山の大霊園は、流石お彼岸と云う事もあって、結構人出が多かった。孫達2人は、墓石の彫り込み部の汚れを歯ブラシで綺麗に掃除してくれた。帰りは京都のサンマルクで昼食を食べて明るい内に帰着できた。疲れて寝込んでしまった真夜中に姫達夫婦が帰ってきたようだ。***琥珀の中に史上最小の恐竜化石が見つかった。成体でありながらハチドリと同じ大きさだという。大きな目や多数の歯を持っているようで、「すべてがあまりに奇妙」と研究者は異例ずくめだと言っている。恐竜の名は、「オクルデンタビス・カウングラアエ(Oculudentavis khaungraae)」で、その頭骨が幅3.8cm未満の琥珀内に閉じ込められていた。9900万年前に、現在のミャンマーに生息していたと見られている。ミャンマー北部でインドとの国境近くのカチン州にあるフーコン渓谷の鉱山で発掘された。この地域の琥珀は、白亜紀の多種多様な動植物を含んでいることで知られ、良く琥珀に閉じ込められた古生物が発見されるようだ。私も恐竜好きで、孫達と良く福井恐竜博物館に行ったことがあるが、この名前は聞いたことがない。史上最も小さい恐竜だとのことで、なんだか名前負けした感じではあるが、小さくとも恐竜だという。その大きさだが、現在生息する最小の鳥と同じくらいだとのことだ。発表された写真を見ると、後頭部から口先までの長さはわずか1.5cmで、幅は親指の爪ほどしかない。世界最小の鳥、マメハチドリとほぼ同じサイズで、体重は約2g程度しかなかったようだ。しかし、この恐竜は始祖鳥やジェホロルニスに最も近い恐竜だという。(因みにはジェホロルニスは1億2000万年前に生息したとみられる2つの尾を持つ太古の鳥だ)まぁ大ざっぱに言えば一寸変わった鳥である事は間違い無い。然し鳥と違うのは鋭い歯が40本以上も生えた上あごや、獲物を探しやすい大きな目など、他の恐竜にない特徴をもっているという点だ。初期の鳥には歯が生えている例もあるようだが兎も角、その数が多いのだ。分類定義するのが難しい様な生態のようだ。鳥ではないだろうが、中間的な生活圏で生息していたような感じだ。外見は鳥に似ているが、歯があまりに多く、長さ0.5mm未満の歯が、右上だけでも23本も生えていた。おそらく白亜紀の歯の生えた他のどの鳥よりも多い。琥珀内部の化石の状態は非常に良好なもので、現在詳細を精査中のようだ。オクルデンタビスの目は、トカゲに似てとても大きく、頭の横から飛び出すほどだという。他の鳥類にはみられない特徴を持ち、爬虫類や鳥類の目にある視覚器を支える小さなリング状の骨(強膜輪)が、通常の鳥類に比してかなり大きなものであるらしい。現生の動物で同様のスクープ状の強膜輪を持つものは、昼行性のトカゲだけだ。このことから、オクルデンタビスは異常に大きな目を使って日中に餌を探し回り、歯の生えた口で昆虫を捕まえていたと想像される。これに似た現代の鳥に、カリブ海に生息し昆虫を捕食する小型のコビトドリがいる。しかしこのコビトドリの頭部はオクルデンタビスの化石の2倍もある。これは先史時代の環境が特異であり、小さくなると言う形で進化したのではないかと考えられている。ミャンマーでは2006年に1億年前の世界最古のハナバチの化石が琥珀の中に閉じ込められた形で発見されている。この時も、体長2.95mmと、現在のハナバチより極端に小さい。白亜紀にはシダや裸子植物に代わって現れた被子植物も当時は小さい花が多かったようだ。このことから、初期のハナバチも体が小さかったのだろうと推測されていた。ミャンマーの琥珀層からはこのほかにも、海洋生物のアンモナイトの化石が見つかっている。また、2011年にはカナダでも琥珀を調査したところ、11点に恐竜の羽毛が埋め込まれているのが発見されている。カナダのアルバータ州には白亜紀後期(約8000万年前)の琥珀が多く産出する。琥珀は樹液が固まったもので、大昔の昆虫や植物はこの樹液に誘われて、取り込まれることが多いようだ。2016年には、ミャンマーで、琥珀の中に9900万年前の羽毛恐竜の尻尾が閉じ込められているのが発見された。長さは37mmで、羽毛の色は背側が茶色で、腹側は白っぽい。尾には骨や軟部組織だけでなく、羽毛まで残っていた。これは世界初の事だ。この尾は鳥のものではなかったとのことだ。空を飛ぶための鳥の羽毛と恐竜の羽毛が枝分かれして間もない時期の、恐竜の羽毛であると見られている。3月18日には、下関で、高校生が1965年に発見した白亜紀前期(1億2000万~1億年前)の卵の化石が「ムルティフィスウーリトゥス・シモノセキエンシス」と命名されたとある。化石は卵の殻の破片12個で、卵の直径は8cm、長さ10cmほどで、殻の厚さは3mm超だとのことだ。その高校生は現在71歳になっている。恐竜とは気の長い話でもあるのだ。
2020.03.20
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今日のウォーキングは第1628日目で9182歩だった。昼食・買物・車のガス注入、洗車を行った。***Disruptionというのは崩壊や分裂を意味するが、日経では之を「創造的破壊」だとして、毎週この特集記事を掲げている。地球の異常気象を動物(ウミガメ)を借りて先読みしようとの試みがある。ウミガメの甲羅に小型の発信機を付け、海に送り出す事で、ウミガメが拾う海水温を人工衛星でキャッチするというものだ。行動や生態を観察するために動物にセンサーやカメラを付け、どこで何をしたのか詳細な記録を取るのを「バイオロギング」という。こうした、方法は既に50年以上前から行われている。現在、5頭のウミガメを使って、ウミガメに取り付けた装置が記録する深度や水温のデータを気象予測に生かす手法を検討している。さらに、台風シーズンの前にウミガメ10~15頭に計測装置を取り付けて、海へ放ち、台風の進路や勢いの予測精度を高められないかを検証している。ウミガメの背中のアンテナを見ると海中ドローンのような感じがする。この方法だと、正確に何処を計測するといった任意の計測は出来ないかも知れないが、動物の数を増すことで、多くの場所(しかも通常は計測の対象にならない場所)を網羅することが可能になる。地球規模の温暖化や異常気象。それによってもたらされる世界各地の猛暑や豪雨が、それまでの農作物の収穫などに多大の影響を与え、人々の生活や動物の生態を脅かすことになる。最近ではオーストラリアの大火災や、中東、アフリカに於けるバッタの大量発生などが、その顕著な結果として表れている。また、シベリアやブラジルでも大火災が発生している。こうした世界的な異常気象を、動物や宇宙を介して、データ収集を行うことによって、なんらかの危機回避に繋げないかというのがその目的だ。突然、日本の中でキウイ栽培に最適の場所はどこかという具体的な話が導入されているが、キウイの代表的産地であるニュージーランドと似た気候状態を日本で探すという事も行われている。どうやら現在考えられているのは、計測結果を地球規模の災害防止になんらかの役に立てようという所までは行っていないようだ。現在行われている農業生産が、実際に最適であるのか、もっと適したところは無いのかと言った詳細に足を踏み入れようとしている。今まで農業に適していた場所は経験的に分かっていたのだが、地球レベルの異常気象によって、その最適地が移動すると行ったことなどを早期に把握しようと云う事でもある。これからの地球は、2019年の77億人から30年に85億人、50年には97億人へ増えると見込まれている。こうした、人口が爆発的に増加すると共に農作物の生育可能地帯が変化することが起こっている。こうしたことを宇宙の目を介していち早く発見しようとする動きだ。この先の説明が今一つ理解できないのだが、スタートアップのシンスペクティブは2020年には自社の衛星を打ち上げ、2022年までにその数を6基に増やす予定だという。この衛星に集められた、データを元に、鉄道や道路、水道などの計画・施工、完成後の維持・補修に至るまでの状況をこの衛星データを使って管理しようというのだ。正直、具体的な方法論が書かれていないので、どのような手順で行うのかは不明だが、人工衛星6基を駆使すれば、都市の人口の増減や移動などと云ったことは収集可能になるだろう。然し、そうしたデータを得た後どのようにそのデータを活用するのだろうか。そのこととは別に人工衛星で得られた地球上のデータから、人類が居住するに、安全で且つ拾い集めることは可能だろう。そんな例として、北海道胆振東部地震に際して、この技術を活用し他例が示されている。土砂災害を光学衛星画像からAIの深層学習を活用し、わずか数秒で解析して、発生地点を8割超という精度で検出したという。これはあくまで事後処理的な問題だ。然し、手をこまぬいて、取りかかる手順さえ分からないときに、こうしたデータを駆使した手順を得られるとしたら、震災後のいち早い復旧などに役立つであろう。一旦土砂崩れなどが収まったからといって、安易に災害の地に足を踏み入れることで、2次災害を起こすことなどを防げるかも知れない。自分が住む裏山の状況が今後どのような動きをするかについて、一定の示唆を与えてくれると言うが、この点も何やら論理の飛躍が感じられて、即座に解決されるとは思いがたい。現在、米国では衛星データを活用した様々なビジネスが立ち上がっているという。例えば、石油貯蔵タンクの画像から消費・備蓄量を分析するほか、大型小売店の駐車場の状況から売り上げを予測するなどと言ったことだ。然し日本では衛星がもたらすデータを分析する専用ソフトなどが整備されていないので、実用化にまだに至っていない。期待したいことは、狭い範囲での商業ベースに寄与することだけではなく、地球規模の大がかりなデータ(海水温や潮の流れ、海流の蛇行状態など)を的確に把握し、近時点で起こり得る地球的な災害を早期に見定めて、対策を取れると行ったところまで進めて貰いたいものだ。現時点では、人工衛星の打ち上げへ特別な規制が無いように思え、打ち上げ勝手と云った感じだ。スペースデブリの話を持ち出すまでもなく、宇宙に於ける交通整理を早い内から行わないと、役立つものも役立たなくなってしまいそうで、その方が心配だ。確かに過去の人工衛星は、人類に益をもたらしたことは確かであるが、将来的に個々の期間が、勝手に進めていくことは何かしら大きな不具合を生じるような気がしてならない。
2020.03.19
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今日は友人夫妻と久々のゴルフだ。コースは神有CCで、夫人は無料券を、我々3人は株主優待券を使ってのラウンドだ。然し身銭を切ったという感覚で無かったのか、成績はというか、ゴルフは全く良いところ無しだ。友人は2ホールおかしなところがあっても、87(パーは70)だったが、私は100を遙かに超えてしまい、途中ホール毎の記録を忘れるくらいに無茶苦茶な結果になった。夫人も久しぶりのことで、前半はやや悪かったものの、後半は私が負けてしまった。連れ合いは、殆どのホールをピンクティーから打つことで、あまり疲れずに終了できたようだ。逐次ホールの記録は忘れた事もあって、いい加減だが、覚えていた不甲斐なさを次回に生かすべく、掻い摘まんでみた。因みに3人のプレーぶりを評価する気持ちの余裕がなかった。スタートは最初から10:33と遅かった。インからのスタートだ。No.10(M)は一旦打ち降ろして、左に打ち上げる変形ホールだ。TSは、良い感じでFWCRだ。2打では届かぬものの、先ず先ずでFWCRだ。3打の打ち上げでオンしたまでは良かった。何と4パットだ。今日を暗示していた。ここは皆悪い。No.11(M)は、少し打ち上げて、直角に右ドッグ。名物Hだ。TSはチョロだ。打ち直すかと言われたが、そのまま。木の間を狙ったが木に当たった。3オンは楽と思ったが砲台からこぼれた。そこでチョロチョロ砲台を登り切れず8打になった。友人はパー。ここで、もうやる気は失せていた。No.12(S)は、池越えショートで、遠い右グリーンだ。3Wで池、やり直したDRでも池。前方3打からとしてそれも乗せきれずダボだ。友人も池でボギー。連れ合い1人、池は越えたがダボだった。No.13(M)は、このホールはほぼ直線、フラットなコースだ。TSは右ラフだ。2打をダフって、3打でGR右に外した。1パットでボギーだ。友人はパー。No.14(M)は、ティーグランドをうんと前に持って来たホールだ。左の池をフェンスで囲っている。昔はロングにもなったようだ。TSは狙い通りで右棚からラフへ。2打を、左にチョロして転げた。3打ではGR右に外し、4オン2パットのダボだ。友人はパー。No.15(M)は、少し打ち上げで、2打から左にややドッグのミドル。左の木の少し右が良い。TSは理想的な飛びだ。2打も良い感じで右のFWだ。木越えの3打をオンした。2パットのボギーは、これくらいが良い方だった。友人、夫人共にボギー。No.16(M)は、打ち降ろして、2打目は打ち上げるミドル。右のバンカーが少し気になる。TSはそのバンカーに入った。アゴが高く7Iを開いて右に出した。3打をチョロして4オンのダボだ。友人は同じバンカーからクリアに出してボギーだ。夫人もボギー。連れ合いはダボだった。No.17(S)は、右から池がせり出す打ち上げのショート。今日は右のGRだ。GTからは池は横になりイージーだ。6Uで少しショートだ。2打、3打をチョロチョロと4オンでダブルだった。友人はボギーだ。最終、No.18(L)は、緩やかに左ドッグで、ここも、FW迄が遠い。このHはパー5をパー4に縮めてある。TSはまずまずでFWの右。2打をチョロ引っかけのFWCR。3打でもGRに届かず、4オン2パットのボギーだった。友人はパー。連れ合いもパーで、夫人はボギーだった。一昨日の疲れが残っているようだが、それにしても身体が動かない。ライも湿っていて、皆ダフる。いいところなしだ。それでも友人は凄い。悪いと言いながらショットは確実だ。後半はと、気を取り直してはみたのだが。No.1(M)は、視野は広く、今日は左GRでほぼ直線だ。2打はやや打ち下ろしだ。TSは良い感じ、2打もまずまずだ。3打でオンしボギーは、後半は行けるかと思わせた。友人は2オンのパーだ。夫人は3オンながら1パットのパーだ。連れ合いも3オンだが3パットしていた。No.2(M)は、No.1と似た感じのホール。GRはここも左。TSは良い感じで、2打もまずまずだ。然し3打のAPをトップし、4オン2パットのダボだ。友人はボギーだった。No.3(S)は、左グリーンで143YDの池越え。3Wで少し届かなかった。ここもザックリがあり3オン2パットのダボだ。友人はボギーで、ピンクティーからの連れ合いもボギーだった。No.4(L)は、白ティーは打ち出しが谷越のうねったロングだ。我々がGTだ。TSは良い感じでFW右だ。2打を力んで、チョロのFWCR。3打は良かったがGRはまだ遠い。4打、5打とミスして(ザックリ)6オン2パットの8打だ。友人はボギーで、ピンクの連れ合いもボギーだ。No.5(M)は、やや右に曲がるコース。もうここでは何が何だか覚えていない。TSは良い感じでFWCRだった。途中ガタガタで、5オンらしく7打だった。ここは友人、夫人、それにピンクティーの連れ合いは皆ダボだった。No.6(M)は、白ティーは前が凹んだ池越えで、上って降りる右ドッグレッグだ。左GR。GTのTSはまぁまぁの感じだが後は覚えていない。8打だったようだ。ここも他の3人はボギーだった。No.7(M)は、やや打ち下ろしで、グリーン前には大きな池が横たわる。今日は左GRだ。TSは左に高くOB。マリガンで、左のラフだ。池は越えられないから思い切り左を狙うと丁度池の前に転がった。3オンで、ボギーだった。友人はほぼ2オンのパー。No.8(S)は、フラットの右グリーンで120YDだ。6Uでトライしたが、手前のバンカーだ。何ともしっくり当たっていない。2オンし2パットのボギーだ。友人も同じだが、夫人のみ1オンしてパーだった。No.9(L)は、2打から左ドッグレッグの打ち上げだ。途中の坂が嫌だ。TSはまずまずの当たりでFW右だ。2打をFW傾斜部に於いて、3打は1番良い感じで飛んだ。4打のアプローチは木が気になったが、辺りがそれてGR右にオンした。2パットのボギーだった。このホールくらいが今までと同じ感覚だったが、後のホールは忌まわしさばかりだった。コロナもあり、風呂に入らず、少し話をして、引き上げた。気も乗らず、身体の疲れもあり、楽しいと思えなかった珍しいゴルフだった。連れ合いを引き出して運動させ、ピンクティーながら回れたのは一番良かった。
2020.03.18
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今日のウォーキングは第1626日目で9191歩だった。今日は五人会の食事からカラオケ練習と決めていたが、これもコロナで中止だ。***免疫力が最近話題になる。新型コロナウイルスでも、罹患しても治癒する人はこの免疫力が高い人だと云えそうだ。免疫力は年と共に落ちていくもののようだ。20代辺りをピーク(100%)としたら、我々75歳(後期高齢者)は15%程度しか無いと云う事だ。然し、80歳以上長生きした人の免疫力は中年並みのものを維持しているのだとのことだ。10代なら80%程度はありそうなので、新型コロナも子供は大丈夫と云える所以かも知れない。免疫とは体内に侵入した細菌やウイルスを撃退したり、がん細胞が増殖したりしないようにする仕組みだ。よく言われるが、バランスの良い食事、適度な運動、規則正しい生活習慣などは当たり前のことだ。最近では腸内環境も関係することが分かってきたという。ヨーグルトを食べ続けるとインフルに感染しにくくなると云う研究結果がある。然し、最も影響が大きいのはストレスだという。人間はストレスを受けると、ある種ホルモンを出して之に抵抗しようとする。このホルモンが免疫の働きを低下させるのだ。面白いフィンランドでの実験結果がある。血圧やコレステロールの高かった40代の男性約1200人を半分に分けて、1974年から15年間追跡調査した。片方は最初の5年間は真面目に健康管理し、喫煙や飲酒、塩分、糖分の摂取を控えて定期的に健康診断を受けた。もう一方は何もしないまま過ごした。真面目に健康管理をしたグループの方が血圧などは改善したものの、15年間の死亡者数は多かった。健康的とはいえ窮屈な生活がストレスになり、免疫力を低下させた可能性があるというものだ。身体を動かすのも、ちんたらした方が、過酷なトレーニングを課すスポーツ選手よりも風邪を引きにくいと云う事だ。激しい運動は身体にとってストレスになるのだ。それほどストレスは良くないと云う事なのだ。ストレス解消は趣味を持つことと言うが、手っ取り早いのが笑うことのようだ。きまじめで、責任感が強い人はどうやら長生きできない傾向にあるようだ。兎も角笑うことが免疫力を高めるそうなので、極力努力して(こういった追い詰め方が良くないのだろう)なるべく笑い転げることにしようと思う。然し、昨今のニュースでは、眉根がつり上がりこそすれ、開放的な気分で笑うことなど少しも無いのが良くないようだ。これも政治が悪いのかだ。別な記事に、カラオケが良いとあった。それも医学的根拠があるという。「副腎皮質」から分泌される「コルチゾール」というホルモンはストレスホルモンとも呼ばれる。本来ストレスから体を守ってくれるのだが、ストレスが強くて長時間分泌され続けると、いろいろと弊害も起こってくる。副腎に負担がかかることで免疫力が低下し、眠りを促すセロトニンやメラトニンといったホルモンの分泌が抑えられて不眠を招く。また、コルチゾールにはインスリンの働きを弱める作用もあり、血糖値を上昇させてしまうというのだ。実験の結果、カラオケで歌うと、コルチゾールが減って、感じていたストレスが減少していることが分かった。副交感神経が優位になり、唾液の分泌が多くなることで、コルチゾールが減少しているのだ。それが良い結果をもたらしている。これは歌(カラオケ)が好き嫌いという別なく云えることのようだ。これは前述の笑うことが良い結果をもたらすのと同じ効果だ。代謝を上げて病気を予防するということではウォーキングも良いとされている。メリットが大きいのは、「8000歩・中強度(その中で)運動20分」推奨だ。歩くだけ良いとは限らないのだ。Maxは1万2000歩・40分だという。それ以上では予防できる病気はないということだ。 それどころか、運動しすぎると、膝関節を傷めやすくなるなど弊害が出てきやすくなることや、血流が速い状態が長時間続いたり、活性酸素が多く発生することにより、血管を傷めることにもつながるとのことだ。さらに、ウォーキングは認知症予防にもなるという。これは一重に継続性にかかっている。認知症や寝たきりになりたくなければ、代謝量を下げないことが必要だ。 「食べすぎや運動不足で代謝が落ちると、筋肉が減る。すると、熱を発生させる場所がなくなるため、体に脂肪がたまりやすくなる。それを放置すると内臓脂肪がたまり、高血糖や高血圧、脂質異常が起こる。それが進むと動脈硬化になり、さらに進むと、脳梗塞や心筋梗塞に至る。詰まりどころが悪ければ、血管性認知症、寝たきり、死亡という道をたどる事になるのだ。私はとにかく、今のウォーキングを続け、少し中程度の運動を取り入れるべきかと思っている。それにより、幾分か免疫力も高められていると思うのだが・・・。
2020.03.17
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今日は九人会ゴルフコンペだ。場所は、高槻CCで私は慣れたコースだ。然し、コロナウイルスの事もあり、開催を確認したが、敢えてやることになった。予定では14名の参加だったのが、当日キャンセルが1名。寒さのあまり途中(後半3ホール目でリタイア3人となって仕舞い。最後までプレーしたのは10人だった。連れ合いは臨時三人会とのことだ。クラブを持つのは1ヶ月ぶりだ。気分はコロナ騒動であまり乗りきれないが、私は賞品を段取りする掛りになっていたので仕方が無い。天候はスタート前から少し吹雪き、途中激しく吹雪いては晴れ上がるという妙な天候で終始した。終了後は、何とか晴れる皮肉さだ。私は最初4人でスタート、後半3ホール目からは後ろのカートと合同での変則ラウンドだ。ここで3人がリタイアしたので4人に組み替えた。自分中心に100を越えた体たらくを、掻い摘まむ。9:28アウトからの4組目のスタートだった。今日は10組しかプレーしていないとか。No.1 TS、2打は、特に悪くは無かったが、3打が木を気にして届かず3パットもあって7打だった。他は、皆ダボだ。3打目思い切るべし。No.2 TSは、良い感じだが2打を少しダフリ(下が濡れていた)3オン2パットのボギーだ。1パットのパーもいた。まぁこんなもんだ。No.3 TSはVGだ。2打をダフリ、3打がトップで4オンだ。2パットのダボ。2打は少し不用意だった。ボギーもいた。No.4 フラットなショートで96YDと短い。9Iで当たり悪くバンカーだ。1回で出て、ボギーだ。パターは惜しかった。No.5 ロングだが、このホールは、何時も何となく相性が良い。TSは良い感じで、2打も良く、3オンのパーだ。女性も1人パーだった。No.6 何時も長く感じる、打ち上げ後フラットなミドルだ。TSは、右のラフだ。体が回りきっていないのか。2打は少しダフリ気味。バンカーを嫌った3Wでのトライはバンカーに飛び込んだ。1回で出たのはラッキーだが、ダボだ。No.7 長いミドル。ドラコンホールだ。皆FWに残らない。2打を右の山越に巧く気に当たらずFWだ。(之絶妙)加えて一か八かの6Iは見事ピン傍、1パットのパーはここで初めてだろうか。他を寄せ付けず。奇跡だ。No.8 今日のピン位置はバンカーの奥だ。6Iは当たらず花道だ。情けない。ボギーだった。No.9 TSは極めて良い感じで飛んだ。然し、少し左足下がりだ。2打は案の定失敗。3打を左ラフで、そこからトップでGR向こうだ。そこから2つで入れるべきを何と4つ叩いてガッカリだ。もう少し慎重さがいる。ここはパーもいた。ここでのTショットは、横殴りの猛吹雪だった。男性1人と女性1人は戦意を喪失、午後は止めるといいだした。その男性がパーだったのだ。GR上では、嘘のように晴れていて、一体どうなっているのかだ。昼休み確認すると、世話役は後半もやるという。具合が悪ければリタイヤ勝手となった。No.10 TSはまずまずだが2打でダフリ、ボギーだ。皆変わらない。女性は8打。No.11 110YDショートでピンは上段だ。7Iで良い感じだったが、上下スロープの中間だ。ニアピンは取れた。パーだった。まだやれるかとの錯覚が起こった。No.12(クリーク)右GRだ。TSは良い感じでFW先端だ。然し、軽く2オンと思ったのがチョロ、チョロと、3打目をクリークに入れる体たらく。恐らく狙ってもこれは無いだろうとの5オンで3パットの8打になって、レースから後退。やらなければ良かったと思った。勿論パーもいた。ここで我々の2人と後続の1人がリタイアし、1台に纏めて4人の出発だ。No.13 やや打ち上げ、右ドッグ。TSは何時もと同じ、そこそこだ。2打もそれなりのFWCR。然し3打目チョロで、ダボだ。皆はパーとボギーだった。No.14(打ち降ろし)右GRで110YDだ。TSを7Iで打ったらこれは良い感じでGR奥にオンだ。パーを拾った。皆はボギーだった。No.15 苦手なホールだ。TSは、まずまずの当たりでFW左。然し2打が矢張りダフリ。3打も右に出てラフだ。4オンの2パットでダボだ。1人ボギーがいた。No.16 GRは右だ。手前が池になる、アップダウンのロングだ。TSは、これも少し開き気味で右ラフだ。2打は、リカバーとしてはまずまずだ。3打で池越えは危険と左に飛ばすつもりが、チョロ、続く4打もチョロで、極め付けは5オンと思った球がシャンクの池だ。結局7オンで9打だった。ボギーの者もいて、6打、7打、8打と私の9打だ。後半だめ押しのやってられない気分。No.17 このホールは2打目が右方向に打上だ。TSは、当たりは今一で右ラフだ。2打は良い感じで飛ばせて残り50YD。良い感じで3オンしたが、活かせずボギーだった。1パットのパーの友人もいた。No.18 (最後池越え)。TSは良い感じでFWCRだ。最後くらいはと思ったが、2打は又右のラフに出た、まずまずだ。ここでレイアップを決めたが、いい加減に振って少し前に出ただけだ(これは良くない。4打がカラー止まりとなり、又そこから4つで入る8打になった。気落ちもあるが、もう少し真面目にやらねばが教訓だ。後半は50を大きく越えたが、当たり前の結果だった。風呂に入らず、待つことしばし、表象式で用意した賞品が捌けて、やれやれの登板ラウンドは終わった。皮肉なことに帰りは良いお天気になっていた。
2020.03.16
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今日のウォーキングは第1625日目で、8194歩だった。パソコンの修理が出来たので受取りにいった。何時もトラブル時に訪問してくれるベテランの人が見てくれて、パソコン内の対流電流が原因だとかで、メモリーをリセットしてくれて解決した。修理に2週間を覚悟していたので、なんだかホッとした。然し、電子機器の不安定さを知るにつけ、なんだかこれからの社会に不安が増す。***関電と高浜町の癒着が明らかにされた。福井の高浜市元助役森山栄治(故人)から関電の75人に3.6億円もの金が流れていたのだ。高浜町の住民は、総てではないだろうが、原発誘致に反対していたように思う。日本の再興を期するためには電力は不可欠である。そこで原発を導入する動きになった。その時点で、核燃料廃棄物などの議論が十分に尽くされたかと言えばそうでは無かったろう。兎も角造ってしまえば後は何とかなるさと云う事だったろう。原発建設が決まってからは、恐らく行け行けだったのではないか。スリーマイル島の事故(1979年4月)に続いてチェルノブイリの事故(1986年5月)は、世界に衝撃を与えた。然しそれらの事故は海外でのことであり、それによる放射線物質の脅威は、日本では差ほど切実には感じられなかった。その後、美浜原発で蒸気噴出事故(2004年8月)が起こり蒸気が噴出、5人死亡・2人重体という惨事になった。この辺りから原発の恐ろしさを身近に感じだしたが、世の中は、原発を造らないと日本を立て直せないと言う事くらいに思い込まされ、矢継ぎ早に建設が進んだ。冷却水を多量に必要とするから海のほとりが立地の基本条件だ。そういった場所は往々にして漁村だ。村が発展するためには、住民税だけでは立ちゆかないわけで、そこで、補助金目当ての原発誘致が始まるのだ。高浜町と言えば美浜からもほど近い。何でこんな所に密集して原発がいるのだろうかなどと思う距離だ。そこに目を付けたのが森山だ。最初の動機はどうか知らないが、この男の頭の中には、原発にまつわるお金しかなかったようだ。関電も、美浜原発3,4号機増設の必要に迫られ、森山を利用した訳だが、森山自らの利益に加担することが関電の原発推進にも役立つという利害の共通点から、真に必要な公益性の何たるかをもわきまえずに突っ走ったことは、間違いない事実であり、到底看過できない。ところでこの関電幹部に、どのような罪科が科されるかはこれからだが、どうみても、立件すら覚束ないといった論調が目に付くのはなぜだろうか。社会的制裁云々が言われるところだが、今この男達はどんな生活をしているのだろうか。1度教えて貰いたいものだ。会長や社長を辞任することで、事なれりと言うのでは、あまりに国民を見くびっているとしか思えない。金品の受領が、広範囲であればあるほど、みんなで渡れば怖くないと言った有耶無耶さですまされてしまうのだろうか。時の総理大臣からして、嘘の権化、言うだけ番長で実が無い男だから、こうした、関電如きの私企業のトップなどは、その反省の色すら随分と希釈されたものになるだろう。思えばこうした贈賄、収賄の話は山とある。心底に、国民、住民のことを少しでも考えられているとしたら、それはそれ、感じるところもあるだろうが、全くの私利私欲で動いている様は、醜悪そのものだ。貰いたくなかったが、断れなかったという向きもあり、返すつもりであったなどと、この期に及んで取り繕う様は、見苦しい限りだ。この時点で、関電には、毅然と正を行う人物はいなかったと云う事だ。関電の中にもコンプライアンスを推進する部門もあったようだが、それを任命する社長からして悪を振り切れなかったのだから、何をか況やで、一国の総理と検察の関係を想起するに十分だ。関電そのものを一旦潰すしか無いのでは無いか。関電は向こう何年かは、(そうだ、3.6億円と、その他の便宜会食費などの額の合計に利息を加味した金額)得られた利益を総て、関電を利用している住民に還元するくらいの事は、最低限の償いとすべきだ。そしてトップの八木前会長、岩根前社長そして豊松前副社長には、それぞれ、5年から3年くらいの禁固刑に服して貰いたいと思うのだ。金銭で得をした分はきっちり時の相場の利子を付けて返却し、法に背く行為に対してはそれに見合う体罰を敢えて受けてもらう、之しか日本の法治国家、民主主義の世界を守ることは出来ないと思うが如何なものか。この流れを止めるべき立場にあり、しかも止められずに唯々諾々と悪事に手を染めた男が誰であるのか(概ね前記の3人かと思うが)彼らにはきっちりとけじめを付けて貰いたいと感じている。
2020.03.15
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今日あたりパソコンが治るはずだ。ブログを簡単に済ます。SDGsと言う言葉がある。「SDGsと企業の責任」と言う日経コラムを読んだ。スマートフォンでは意を尽くせないが大略次のように理解した。1970年にローマクラブが発表した、「成長の限界」と言う地球の生態や資源が無尽蔵であることを前提にした主張と根本を1つにする。SDGsとは「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称で、17の目標と169のターゲットがある。理念は、1.持続的な経済成長2.誰一人取り残さない世界の実現3.気候変動対策を中心とする環境保全と言うことだ。ビジネスとCSRを統合したような形だ。CSRは富の再配分と言う意味合いが強かったが、SDGsは社会価値と経済価値のパイの拡大を目指している。サスティナビリティは持続可能と言うことで、その必須条件として、1.自然の中で地殻から掘り出した物質の濃度が増え続けない2.自然の中で人間社会が作り出した物質の濃度が増え続けない3.自然が物理的な方法で劣化しない4.人々が自らの基本的なニーズを満たそうとする行動を妨げる状況を作り出してはならないと言う4つがある。もう一つ考えなければいけない事は地球温暖化の対策である。パリ協定では、世界的平均気温の上昇を産業革命前に比べ2度より十分下回る水準に抑制すること、理想的には1.5度未満に抑えると言う目標を掲げている。CO2の累積排出量が3兆トンを超えると地球の平均気温は2度上昇するという。人類はすでに約2兆トンのCO2を排出しているので残りは1兆トンだ。これは、このままでは約30年で達すると予想されている。一方地中に埋蔵されている化石燃料が排出するCO2は約2兆8600億トンと試算されている。したがって2度目標の達成に教養される1兆トンを差し引いた1兆8600億トン相当の化石燃料はもはや使用できないのだ。掘り出すことができない化石燃料は座礁資産と呼ばれる。このことを考え石炭産業から手を引く企業が続出している。企業は成長性のみでなく環境に適合した投資を行わなければならない。そうした投資をES G投資といいこれが最終サステナビリティをもたらす。石炭関連企業や石炭火力発電を行っている電力会社をどうし対象から除外する動きが活発化しているこれをダイベストメント(投資撤退)と呼ぶ。ヨーロッパに比べて日本はこの点でやや遅れているように思える。ビリーフドリブン(信念にこだわる)と言う言葉がある。日本の消費者の6割もが多様性を重視するこういった理念に基づいて行動している。総括すればSDGsに貢献するには企業の知と社会の知を結合して新たな価値を生み出すことが必要だと言える。
2020.03.14
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今日もパソコンは動かない。新型コロナウィルスで、中国は収束したと言って勝手に盛り上がっている。全く考えられない神経構造だ。しかし、徹底的な隔離政策が奏功したのか?でも何かしら違和感は免れない。韓国の感染数は、11日で、感染者数は世界で4番目に多い。しかし致死率は世界で最も低い0.7%。これは、検査数が多いのと、発症者に若い人が多かったからのようだ。韓国では1日に1万5000件以上の検査が可能だと言う。何故、日本は検査することを躊躇するのだろうか。対処出来ない故に医療崩壊するのを恐れたのなら、本末転倒だ。韓国はMERS流行時の教訓が生かされという。愚かしい新宗教の行為もあるが見習うべきところも多いようだ。日本も的確な対処で早期に沈静化を計って欲しい。
2020.03.13
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今日のウォーキングは第1623日目で、8093歩だった。孫達が来訪し、昼食を共にしたが、このブログを書いている途中にパソコンがブラックアウトしてしまった。新型コロナウイルスが蔓延する中、無機質のパソコンまで動かなくなってしまった。今回の症状は初めてのことで、スイッチというものが一切作動しない。修理に長期の覚悟を決めた。ブログをスマートフォンで書いてみたが、矢張り巧くはいかない。今日は国際学会の最終日で、姫が泊まりにやって来た。1度アップロードした内容を修正して再掲示した。***ボーイング737MAXが重大事故を起こして1年半になる。737MAXは2017年に引き渡しを開始した最新鋭の小型機だ。FAA(米国連邦航空局)はボーイングに対して、1968万ドル(約20億6600万円)の制裁金を検討しているようだ。今度は何かとみると、コックピットに、FAAが承認していない装置を装備していたとのことだ。内容の詳細は分からない。前にも罰金540万ドル(約5億9000万円)を科されている。翼の強度不足に対してのものだ。ボーイングの事故は枚挙にいとまが無いくらいに起こっているが、こうした罰金が課せられた直接の事故は、インドネシアとそれに続くエチオピアでの墜落事故だ。インドネシアの事故は、2018年10月29日で乗客と乗員、計189人墜落死した事故だ。機体B737 MAX8は真新しいものだった。トラブルの原因は機体の姿勢を認識するセンサーの不具合で、飛行制御に問題があるとされたようだ。この新しい制御システムは急降下にリスクがある事をパイロットに周知していなかった。エチオピアでの墜落事故は、2019年3月10日で、乗客と乗員、計157人が墜落死した事故だ。機体は同じくB737 MAX8だった。わずか半年の間に同機種が2度の墜落事故を起こしたことになる。由々しき問題だ。「737MAX」シリーズは高い燃費性能で新興国の格安航空会社(LCC)などから人気が高く、2018年には約480機が引き渡されている。ANAHDも2021年以降に30機の導入を予定しているとのことだった。ボーイングの2回の事故によって運行停止が相次いだ。中国とインドネシアを皮切りに、オーストラリアやシンガポール、インド、英、独、仏を始めEU域内各国も同調、更にはトルコ、UAE、クウェート、オマーン、そしてついにカナダやアメリカもついに停止し、世界中が運行停止に同調した。世界で370機あまりの同型機の運航が全面的に停止し、この運航停止期間は1~2カ月と見られていたが、延長を続けている。現在は、2020年半ばまでには運航再開目指すとしている。事故からしばらくは、ボーイングは「安全性に完全な自信を持っている」と述べていたが、2019年4月になって「いずれも制御システムの誤作動だった」と認めた。2019年2月時点で引き渡された同型機の数は376機で、事故後も1カ月に52機のペースで生産し続けていた。顧客の航空会社は、しばらくは発注を維持していたが、ガルーダ・インドネシア航空が3月、発注済みの49機をキャンセルした。それでも受注残はその10倍以上の約4636機もあり、ほぼ約5000機に上る。中国航空機リース大手も、737MAXの100機導入を凍結、やがて生産停止の動きとなり、ボーイングの時価総額は約200億ドル(約2兆2300億円)減少した。こうして、企業としての評価も大きく傷ついた。事故の原因は、単純な人為ミスではなく、機体やシステムの不具合だとのことで、自動失速防止装置のソフトの不具合による誤作動が原因とされた。システムの電源を入れた際に修理や点検の必要があれば知らせる機能が正常に動いていなかったという。今年に入って、ボーイングは経営危機が拡大しているなか、社内文書の中にはFAAを揶揄する言葉が見つかった。737MAXは「ピエロが設計、サルが監督」しているというものだ。腐りきった寡占の企業の横暴さを垣間見るこの社内文書の公開に、流石のボーイングも呆れたというとオロだろうか。しかし、2020年1月22日ボーイングは、今年半ばには737 MAXの運航を再開する目論見だ。事実解明がなされ、対策が講じられていることを祈るばかりだ。企業は大きくなりすぎると、監督官庁(FAA)の意向を越えて、独自に事を進めていくようになる。そうした形骸的な、検査システムが事の善し悪しを決めてしまうことになっていく。航空機の危うさはこうして所にも出てくる。今のところボーイングには乗りたくない気分だ。
2020.03.12
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今日のウォーキングは第1622日目で8008歩だった。***毎日新型コロナウイルスの話では、空しいばかりだ。人類の歴史、進化の歴史に興味があり断片的に記事などを収集しているが、どれも系統だって見直したことはない。時間もあるので、今日は、猿人類と初期人類つなぐ「ミッシングリンク(失われた環)」だったとされるセディバ猿人(南アフリカのソト語で「泉」を意味)について、読み直してみた。最近では2019/1/22(火)に配信された記事がある。セディバ猿人の化石は、人類のゆりかごと呼ばれる南アフリカ共和国、ヨハネスブルグの北約40kmマラパ(Malapa)洞窟で約195万~178万年前の地層から発見された。9歳の少年が古人類学者の父親の近くで遊んでいて、偶然化石の鎖骨につまずいて発見に至ったという。合計2体分(30歳前後の女性と8~13歳の少年)の化石135個が見つかっており、既に3体目が発見されている可能性もある。一部、この2体は、椎骨の形が異なっていることから、2つの異なる種かと思われたが、どうやら少年の方は骨が十分に成長していなかったようだ。 身長はともに約130cmで、体重約30gと推定され、頭蓋骨の大部分や骨盤、足首など見つかった。また、頭蓋骨からは、右脳、左脳の形が現代の人間と同じように不揃いだったとわかる。ともあれ、この化石が、約320万年前に存在したアファール猿人(アウストラロピテクス)と、約210万~150万年前に存在したホモ・ハビリス(ホモ)の間に位置する分岐点の存在であったことが分かった。アファール猿人からセディバ猿人へ、そして、ホモ・ハビリスへと密接な関係で、進化いることがわかった。おそらく意外なことではないが、セディバ猿人に最も近い種は、同じく現在の南アフリカに約300~200万年前に住んでいたアウストラロピテクス・アフリカヌスアフリカの南の猿人)であると考えられる。このアフリカヌスは別名「タウング・チャイルド」と呼ばれていて、南アフリカのタウングで発見されている。 セディバ猿人は猿人と原人を繋ぐミッシングリンク(橋渡し的な存在)だというわけだ。およそ200万年前(195万~178万年前)に存在していたと言うからホモ・ハビリスとはラップしていたようだ。しかし、さらに数十万年溯ると予想する向きもある。解剖学的分析結果からは、人類の複雑な進化の初期に於いて、ホモ種と並行する別の軸での進化系統だと見る者もいる。(セディバ猿人が、230年前にホモ・ハビリスがいたということからヒト属の祖先にしては「若すぎる」とする意見もある)しかし、これは重要な転換期である。この発見からは、200万年弱前までは人類が木と木の間をサルのように移動していたとみられる。ではセディバ猿人の前であるアファール猿人では1974年に発見され「ルーシー(Lucy)」が良く知られている。彼らは又時々、直立2足歩行をしていたようだ。歩き方は、足を踏み出すときに踵を内側へ向け、踵と一緒に足の外側も地面につけていたようだ。原始的な手首と長い腕の骨はまだサルのようで、地上で暮らすようになったと考えられている時期でも、長い間にわたり樹木間の移動に多くの時間を費やしていたことを示している。足の骨はまだ短く、あまり長い距離を歩くことはなかったようだ。脳の容量は420~450立方cmとルーシー同様、極めて小さかったが初期のヒト属と非常によく似ていた。一方、手は親指と他の指が対置しており、器用に道具を使うことができたが、後の人類のようにしっかりと掴むことはできなかった。従って、ホモ・ハビリスのように道具を使うまでにはなっていなかったようだ。顔の起伏はアウストラロピテクス属よりも少く、小さい歯と鼻は大型類人猿のチンパンジーとは対照的だ。歯も見つかっており、ヤシの仲間に由来する植物を食べていたようである。また、植物ばかりではなく、現代人に近いバラエティーに富んだ食生活だったことも読み取れる。このように、新しい食物を試すことは、ホモ・エレクトスなど初期のヒト属が成功したカギであり、このことから、セディバ猿人と初期ヒト属とのつながりを有力に物語っているという。2013年には、セディバ猿人はヒト(ホモ)属の直系では無いのかも知れないとの疑義が出ている。これまで述べたように、セディバ猿人が全身にヒト属に近い特徴を数多く持っているのだが、最初期のホモ属の化石はセディバ猿人の化石よりずっと早くからマラパで発見されていることがその理由だ。そこで、現生人がネアンデルタール人と交雑していた例などから考えて、初期のヒト属と後期のアウストラロピテクス属も広範囲で交雑していた可能性があるというのだ。一部には類人猿や初期のアウストラロピテクス属の化石の特徴が見られる一方で、ホモ・エレクトゥス(Homo erectus:200万年ほど前にアフリカ東部に出現してヨーロッパとアジアに移動した、背が高く骨の細い人類)などの、現生人類を含むホモ属に特有な形質も持ち合わせているのだ。セディバ猿人には、現代人と猿人の両方の形質が見られる。しかし、この発表により、ヒト系統の進化の過程でのセディバ猿人の位置付けに議論が起こっている。セディバ猿人や、ホモナレディがこの人類のゆりかごで発見されたことで、人類発祥の地論争で、アフリカ東部のトルカナ湖との間の駆け引きが微妙になってきている。これまで、ホモ属は東アフリカで誕生したというのが定説だった。ところがセディバ猿人の発見によってホモ属は東アフリカではなく、南アフリカで誕生したのかもしれないと言う事になり、いずれにしても両者間のシーソーゲーム的な争点になっている。
2020.03.11
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今日のウォーキングは雨の為に中止だ。鬱陶しさがいや増す。連れ合いの三人会もコロナウイルスで中止だ。***ゆっくり滑り(スロースリップ)のことが書かれていた。30年以内にM8~9級の地震が70~80%の確率で発生すると予想されている南海トラフ地震の発生のメカニズムに大きく関与するというのだ。地震が起これば、想定死者数は約23万人、経済的被害は約200兆円に上ると試算されている。南海トラフ地震はフィリッピン海プレートとユーラシア大陸プレートの境の面で、フィリッピン海プレートがユーラシア大陸プレートの下にもぐり込む事によって誘起される地震だが、震源断層面は一様な面ではない。割れ目が多く水を含んで滑りやすい部分がスロースリップを起こしやすく、岩盤が強く動きにくい部分(アスペリティ)もある。ゆっくり滑りは大きな揺れを伴なわず、地下のプレート境界が時間をかけてゆっくりと滑る地殻変動のことだが、このゆっくり滑りと呼ぶ現象が、巨大地震を起こすという不気味な状況が想定されている。ゆっくり滑りの研究は長く行われてきているが、最近になって、海底がどのような動きをするか把握するために小型無人機(ドローン)や海底観測網を使って調査・研究する事が始まっている。南海トラフ地震は、東海から九州にかけての太平洋沖合の海底にある溝「南海トラフ」沿いで起きると予想される巨大地震だ。大阪府に住んでいる我々は、そのトラフの東西位置の中間にいることになり避けられない。しかもこの南海トラフ地震は過去にも100~150年間隔で繰り返されてきた。しかもどの地震もM8に近いかそれを越えている。南海トラフ沿いでは、フィリッピン海プレートがユーラシア大陸プレートに潜り込む際に、ひずみに耐えきれず、一気にずれる事で起こる巨大地震で、海溝型地震の典型的なメカニズムだ。ゆっくり滑りは、プレート同士が固くかみ合った部分はそのままの状態を保ち、周囲だけが静かに滑る現象だ。このように地震の発生を検知するためには海底の状況把握が必須となる。海中は電波が届かず、GPSが使えない。現在は船から海底観測点へ音波を放ち、その位置を割り出す方法を採っている。然し、船を使うと燃料費などコストがかかり、高頻度で観測できない。そこで船の代わりにドローンを活用する事にしたのだ。東京大学が取り組んでいる。ゆっくり滑りが南海トラフ地震とどのように関わるかについては様々な意見があるものの、なんらかの影響を及ぼすことは周知されている。ゆっくり滑りが巨大地震に関連していたことは、2011年の東日本大震災や2014年のチリ、メキシコの地震で観測されている。これまでにも南海トラフのプレート境界でゆっくり滑りがたびたび発生していたこともわかってきた。今年になって、プレート境界の浅い部分で年に5~8cm動いていたことを観測している。東大の他にも、ゆっくり滑りの全貌を解明するための観測計画が相次いでいる。文部科学省は九州から四国の沖合の海底で地震や津波を検知する観測網「N-net」(整備中)に、ゆっくり滑りの観測装置をつける検討に入った。プレートの滑りの観測では、日向灘で、海底観測点を測る方法でデータが蓄積され、2015年にはプレート境界の浅い部分でゆっくり滑りが起きているとされている。海洋研究開発機構などが2016年4月に、三重県南東沖でM6.0の地震が発生した時に、プレート境界が滑る事によって起きた地震である事を海底の動きの観測から初めてとらえている。2019年、紀伊半島沖の観測網「DONET」に専用装置を取り付け、地殻変動が起きたときの光ファイバーの伸び縮みを計測中だ。観測データからは、震源近くで海底が1.7cm沈み、地殻が縮んでいた。地震直後に高さ2cm程度の津波が発生し広がった。この結果は、プレート境界がずれる地震で生じる現象の特徴と一致するのだとのことだ。一方、大阪大学や海洋研究開発機構などは、海底探査船「ちきゅう」を使って断層付近の岩石を採取している。岩石に力をかけて滑りやすさなどを測定することで、地震発生時の断層の動きを計算した結果、震源が深さ10km程度と比較的浅かった場合、断層が30~50m動く事を予測している。この方法は、東日本大震災で実際に断層が動いた海底から岩石を採取して同じ方法で計算した結果、震災後に判明した80mの動きとほぼ一致した事で数値的に裏付けられる。また、2017年には、海洋研究開発機構と東京大学などが熊野灘沖での2011~16年間の観測結果を分析し、その結果8~15カ月間隔でゆっくり滑りが複数回発生していることを発表している。1回当たりプレート境界で数日から数週間かけてゆっくり滑りが起きていたこう言った現象は、もう少しグローバルに見てみると、その生成の状況が見えてくる。海洋底拡大説(海洋更新説)と呼ばれるもので、太平洋中央部の中央海嶺で地球内部のマントル部から物質が上昇し、新しく海底の岩盤が作られる。このため、海底が中央海嶺の両側へ拡大するという説だ。こうして動かされたプレートは、日本の海溝(南海トラフ)でその岩盤が沈みこみ、結果として大規模な物質循環が起こって大洋底が徐々に更新される時に生じているのだ。地球のメカニズム的には、ゆっくり滑りであろうが、急激な滑り込みであろうが、プレートの境界に位置する日本では避け得ないことなのだ。むしろゆっくり滑りが、周辺との接触がスムーズに起こるなら、巨大な地震に繋がらなくても済みそうな気がするのだが。
2020.03.10
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今日のウォーキングは第1621日目で、9133歩だった。相変わらず自宅謹慎状態が続く。姫は学会の準備で京都へ出掛けたが、私は老齢と云う事もあって参加は不要となっている。***新型コロナウイルス(COVID-19)に対するワクチンがない。罹患すれば自然治癒を待つか死ぬしかないという状態だ。感染者の「致死率」は2%程度で、SARSの約10%やMERSの約35%、さらにエボラ出血熱の約50%よりも低いといわれているが、我々70歳代以上は10%近くであり、更に持病があると危険性は高いと言うから、心穏やかではない。PCR検査も限られた人(危険度が高い人)しか受けられないし、よしんば受けられて感染が確認されても、治療用のワクチンがないのだからお先真っ暗だ。すでに、昨日時点で、世界で10万5265人が感染し、3514人が死亡しているのだ。そんな中、5日、アンジェスが大阪大学と共同で新型コロナウイルス対策のための予防用DNAワクチンの開発に着手したとのことだ。動物実験のためのワクチンはあと2週間程度でできるというが、臨床試験までには最短で6カ月を要するという。DNAプラスミドワクチンというらしく、新型コロナウイルスを構成するあるたんぱく質を作り出すように設計したDNAを注射で投与し、そのたんぱく質に対する免疫反応を誘導して、出来た抗体により感染したウイルスを排除するというものだ。DNAワクチンは10年以上前から臨床試験で合計1400人以上に投与されており、高い安全性が確保されているとのことだ。一寸期待したいが、期間はかかるようだ。通常の感染力を失わせたウイルスを使うケースと違って、DNAワクチンの場合はウイルスそのものを使用しないので製造時のリスクが避けられるほか、短期間に製造出来、しかも製造コストも安価で済むという。願ったり叶ったりだ。又別な方法として、米ラホヤ免疫研究所が言うには、病気に罹患している患者の中から最高の免疫反応を示すケースを探し出すという方法もある。こうしたワクチン開発に関しては以前に比べて相当に進んでいると言える。然し、まだ希望的な見通しである事に変わりない。これまで、米ベンチャーなどがワクチンの開発に乗り出しても、開発が完了するまでに感染が終息して実用化には至らなかったというケースは多い。それ故に大手製薬企業などはワクチンの開発に二の足を踏んできたのだ。今回も、そうして懸念があるわけだが、こんな時こそ政府が、いや世界的にぼろ儲けしている企業が、CSR(企業の社会的責任)として乗りだすべきでは無いだろうか。世界の総資産が大暴落することに比べれば、大局的にはペイするのだから。勿論、こうした世界の健康を脅かす新たな疾病と闘うために国際的な官民の研究開発支援組織「感染症流行対策イノベーション連合(CEPI)」が3年前から立ちあがっている。アメリカのバイオベンチャー、モダーナはこのCEPIから資金を受けて新型コロナウイルスに対するワクチンを準備したとある。それでも、開発を急いだとして開発したワクチンを広く使えるようになるには1~1年半はかかるとされる。このほかにも、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)や仏サノフィといった大手製薬会社から、オーストラリアのクイーンズランド大学などの教育機関に至るまで、多くの企業がワクチン開発に取り組んでいる。問題点は、ワクチン開発のスピード感もそうだが、良好な結果が得られると分かってからの量産に持って行くことが挙げられる。英製薬大手グラクソ・スミスクライン(GSK)は中国最大級のバイオ医薬品メーカーと提携して、鳥インフルが流行ったときに「アジュバント」(ワクチンと一緒に投与して、その効果を高めるために使用される物質)という免疫補助剤を開発してる。アジュバントはワクチンとともに投与することで、体内での免疫反応を増強する働きがある。従って、アジュバントがあれば、ワクチンそのものの投与量を減らすことが出来、その分、より多くの人により速くワクチンを提供できるというものだ。こうした問題点を1つずつ解決することで、効果的な治療体制が構築されることが期待できるが、最後には、医薬品の価格の問題が残る。国が、ワクチンや治療法の開発に税金を充てるとすれば、平等にその便益を還元しいなければならない。民間が開発するとすれば、こうしたバランスが崩れ、鳥インフルエンザ流行時に起こったような、最も豊かな国々がワクチンを買い占め独占してしまうことが起こり得る。又こんな記事も出ていた。喘息治療に広く用いられている吸入ステロイド薬のシクレソニド(商品名:オルベスコ)を投与して症状の改善が見られたという報告だ。之には専門医も期待を寄せているようだ。ダイヤモンドプリンセス号に乗船していた新型コロナウイルス感染者8人のうち、退院したり別の病院に転院したりした人を除く2人にオルベスコの吸入をさせたところ、吸入開始後、2日程度で急速に症状が改善したとのことだ。オルベスコが新型コロナウイルスに抗ウイルス活性を示すメカニズムは不明だとのことだが、他の吸入ステロイド薬よりも粒子径が小さく、肺の奥まで届き、問題のある局所に直接作用するため、安全性が高く、新生児から高齢者まで広く使用できるとのことだ。効果の推定では、オルベスコが持つ抗ウイルス活性に加えて、吸入ステロイド薬が持つ本来の抗炎症作用が、肺の過剰免疫反応を早期に抑えたためではないかと見る向きもある。しかし、投与のタイミングとしては、人工呼吸器が必要なほどに重症化してしまうと、効果はまず期待できない事や、何でもかんでもオルベスコを使えばいいというわけでもない。肺炎を起こしていない発症初期に吸入ステロイド薬を使ってしまうと、患者自身がウイルスに対して抗体を作る過程を妨げ、かえって悪化させる恐れがあるというのだ。更に効果のあるワクチンや、治療法が見つかることを期待したい。
2020.03.09
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今日は雨のためウォーキングは中止した。雨で歩かなかったのは実に3週間ぶりだ。学会と法事のため姫夫婦が来訪した。やはり、新型コロナウイルスの話が心配だ。***これまで石炭火力発電が、コスト的に有利だとされてきたが、どうやらその神話は崩れるようだ。あれ程再生可能エネルギーに切り替えるべしとの動きに対してやっと思い腰が上がるかも知れない。発電コストを比較すると、一寸古いが2011年(2015年)の1kW時あたりでは石炭火力は10.8円(12.3円)、LNG火力は11.0円(13.7円)に対して風力発電は8.3~15.8円(21.6円)、太陽光(メガソーラー)は16.4~30.6円(24.2円)とされていた。因みにこの時、原子力発電は、止めたくないばかりに、8.9円という最安値とされていた。結論のご都合によってコストは如何ともなるという感じだ。一寸した操作があったに違いない。ここに来て再生可能エネルギーの普及で、石炭の発電コストに割安感がなくなりつつあるというのだ。即ち、石炭は安価なエネルギー源だという思い込みが消えつつあるのだ。勿論、再生可能エネルギー発電が普及したこともあるが、温暖化ガス排出への世界的な風当たりを考慮した結果だろう。それ相応の環境対策費が増大してきたことも一因だ。示されたグラフによると2023年辺りで、太陽光発電のコストは石炭火力発電のそれを下回るだろうと予測されている。原子力発電もそうだが、石炭発電もこれまでは問題意識がありながら、敢えて使われてきたが、ここに来て、安全と環境が強く言われ出したことによる。欧米など先進国では環境などへの配慮を求める「ESG投資」が広がって、CO2の排出量が多い、石炭火力は疎まれ始めているのだ。日本はといえば、先進国であるはずが、今一つ環境に対する認識が薄すぎるようだ。東日本大震災で原発の危険性を痛いほど知った後も、なお原発に固執しているさまと同じで、石炭火力が未だに発電量の3割を占める重要な電源の1つになっているのだ。一方で、原子力発電と同様、ここまで育ててきた発電方式を崩すわけにはいかないとの思惑だろう、なかなか思い切れないというところだ。もし、石炭発電を縮小するとすれば、発電設備など合わせて約7兆円が不良資産に陥るという結果を東大などのシンクタンクが試算している。これは、日本の大手電力10社の連結総資産(2019年12月末時点)の約16%にあたるということだ。原子力村と同様、石炭村も潰すわけにはいかないという日本独特の既得権優遇的発想が根底にある。一方では現実に、再生可能エネルギーのコストは確実に低下している。太陽光パネルが中国勢など世界的な増産で値下がりしていることや、風力発電も、発電機の大型化がコストを押し下げている。先進国だけでなく、ブラジルやポーランドといった新興国でも石炭火力より安い地域が出てきた。之に対して、石炭は地球温暖化に悪影響を及ぼす温暖化ガスの発生を減らす設備費用が比重を増してくる。所謂環境保全のためのコスト増だ。排出権取引の価格といった、温暖化ガスの排出対策のコストも膨らみかねない。こうしたことで、再生可能エネルギーに力点が移ると、その分石炭火力の稼働は減り、その稼働率低下がより一層コストを増大させるといったサイクルになる。その結果日本の新規の石炭火力の発電コストは20年代後半には、太陽光や陸上風力より割高になる可能性があるとシンクタンクが試算している。英豪資源大手リオ・ティントは既に2018年に石炭事業から撤退している。代わりに中国系企業がシェアを広げているとのことだが、如何にも環境に対する配慮の濃淡が見て取れる感じだ。石油に比べて、石炭は、中東のホルムズ海峡を通過しない分、入手が安定な資源と言われているが、中国にその資源を牛耳られるようになっては、どちらがどれ程の問題を含むかについて、簡単に決意論づけられないであろう。欧州では脱石炭の動きが先行している。英国は2025年に、フランスは2020年代に、ドイツも近い将来に石炭火力を全廃する方針だという。遅まきながら日本でも2019年1月に東京ガスや九州電力など3社が千葉の石炭火力発電所の新規計画を断念した。こうした動きに敏感でなければ、この先日本は、環境問題でも大きく後れを採る事になりかねない。しかし、環境大臣たる小泉進次郎がCOP25で日本の方針を打ち出せなかったことで、環境に対する日本の遅れを世界に晒してしまったようだ。石炭火力発電の多いアメリカ、日本、オーストラリアが「化石賞」というジョークで暗に非難されたことは記憶に新しい。然し、日本の火力発電はクリーンであるとのことで、太陽光よりも石炭火力(高効率石炭火力)を推する向きもある。発電効率が高くCO2の排出を約1割減らせる新型設備だとの触れ込みだ。しかし、それとて、従来型の石炭火力に比べての話であって、抜本的な環境対策ではない。CO2を出さず、環境的にクリーンと宣伝されていた原子力も福島第一原発の事故を経験した今となっては、その安全性の議論も説得力が無く、世界の趨勢的にも、石炭火力と同様、敬遠される方向にある。畢竟落ち着くところは矢張り再生可能エネルギーと云う事になる。太陽光や、風力は、自然が相手だけに、発電能力の安定性が議論されるが、別途蓄電装置を効率化することや、地産地消の小型発電を基礎に、従来の大型発電所を補完的に使うなどと言った、前向きな検討が成されるべきだ。自然エネルギーは基本的に国産なので、エネルギー受給率の向上にも役立つことになる。世界的な平均気温上昇を産業革命以前に比べて2℃より十分低く保つこと、出来れば1.5℃に抑える努力を追求することとしたパリ協定だが、現実のところ、化石燃料の使用に対して、いまだに世界全体で年間5000億ドル(約55兆円)もの補助金が出ているのが現状だ。トゥンベリさんではないが「How dare you !」(よくもそんなことが言えますね!)といわれても仕方が無いくらいに、まだまだ既成概念と既得権に引きずられているようだ。
2020.03.08
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今日のウォーキングは第1620日目で、8472歩だった。太郎君一家が夕食を食べに来た。***2月の日経記事だ。労働分配率(労働者の取り分)が長期に亘り低下し続け、資本家の取り分が増加している。年金暮らしの身で、最早関係が無い話だが、読んでみた。3人の専門家の意見だ。第1に、労働分配率低下の特徴、第2になぜ低下したのか、第3に低下したらどうなるのかについて考察している。第1の特徴は、世界的傾向である事、特定の産業だけでなく全産業に亘っていることが挙げられる。(別の人は、増加しているとの見解もある:後述)過去数年間の技術進歩が労働より資本に有利に働いた。第2の原因は、これは、技術進歩が生産に要する労働コストに比べて資本コストが下がったことによる。資本集約度の高い大企業が市場を拡大したこと。高い技術を導入することで生産性は上がるものの、その増加分は労働に還元されず、資本が吸収してしまったのだ。もう1つの考えとして、企業の市場支配力が強まったことだ。企業の市場支配力が高まれば、企業の収益は増し、それは企業の取り分となってしまうからだ。(でもなぜそうなるかは不詳だ)グローバル化や労働組合の交渉力の低下も原因だ。(労働組合の交渉力については、伝統的に労働組合が強い国でも低下しているのだ)グローバル化すれば、資本集約型産業の比重が増し、労働集約型産業の国から輸入する事になる。(グローバル化による、低賃金である海外へのアウトソーシングも原因の1つだ)しかし、だからといって、労働力が豊富な国でも労働分配率は低下しているのだ。非正規労働者の増加も交渉力低下に結びつく。バブル崩壊後企業はこの非正規労働者を増やした。このことで労働者の発言力を低下させた。労働分配率が低下した分は、企業の内部留保に回っている。この相関は見事なまでに符合している。労働分配率の低下に反比例して内部留保が増大しているのだ。その増大の仕方は著しく、日本では特に高い。之を是正するには政策の介入が必要になるが、グローバル化でも技術の進歩によるものかどうかで対応は異なる。技術進歩による自然な利益の増加なら、機械が生み出した付加価値を、全市民に分配することが考えられる。第3の結論としては、労働分配率の低下によって、教育水準や所得格差が大きくなると言う事だ。アメリカではこの格差是正に対して富裕税導入の検討がなされている。付加価値増大分が労働ではなく資本に偏向して流れることは是正しなければならない。労働分配率の低下で実質賃金が伸びない事になり政策や制度に不満が生まれる。労働所得は均一である一方、資本所得は集中度が高く、所得格差がますます増大する。労働分配率の低下は世界的と言っていたが、OECDによると米国、日本、ドイツでは低下しているものの、フランス、英国、イタリアでは増加しているとのことだ。低下している国では、人を機械に置き換えて、資本集約度を高め、労働配分を押さえ込む傾向にある。特にIT関連の製品価格の低下は資本側に有利なだけだ。労働集約度の高い工程を海外に業務委託して、労働分配率を押し下げようとする力が働く。日本はその典型的な道を歩んでいる。超過金利の分配の仕方で、労働分配率は変わる。これは政策や制度に由来する。人々の幸福を考える上で、目標を労働分配率の向上のみに絞ってはならない。労働分配率だけが上がって所得格差は減らせても生産性は上がらず、意味が無い。労働生産性と分配率を共に上昇させるには、労働者のスキルを上げることだ。日本のような高齢化社会では高齢者に的を絞ったデジタル教育や訓練の実施が望まれる。製品市場の競争が正しく行われるように規制を無くすことも必要だ。要するにスタートアップが興りやすいようにして、更に外国人投資家の投資をよりたやすく受け入れることだ。年功序列型の雇用形態が、雇用主の賃金決定力を強めている。60歳定年に達した者は年金支給年齢の65歳まで賃金の低い非正規雇用形態を受け入れざるを得ない。年功序列型を廃止、能力主義を導入したことで、企業側は人件費の抑制を図った。能力があれば、賃金は思うままといった感覚的なムードが通って、現実には成果主義の名の下、そうは成らなかったということだ。日本の場合、リーマンショック後は、バブル期の轍を踏まないようにとリスクを取ることが少なくなり、より一層将来に備えて冒険をしなくなったと言うことだ。働き方改革などと称して、確かに労働者の生産性は上がったものの、評価や給与体系は旧態依然のままであるために、実質的には給与下がったと感じることが多いようだ。企業は今後、利益を一層社会一般に還元することも求められるから、従業員のやる気をそがず、且つ、ステークホルダーとの利害関係を損なわない様な利益配分はどうあるべきかについて、真剣に考えなければならないと言う事だ。
2020.03.07
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今日のウォーキングは第1619日目で、9408歩だった。毎日新型コロナウイルスの話だが、このことを悪事に利用する輩がいる。嘆かわしいことだ。気晴らしに、連れ合いと丹波路をドライブした。デカンショ街道ののどかな風景は変わらない。丹波篠山市の観光センターは、全く人の気配がないほどにがらがらであった。***最近地球上では変事が多い。コロナウイルス蔓延もその1つなのだろう。地球規模では天候に変調を来して、あちこちで災いが起こっているようだ。今日の日経ではインド洋が変調をきたし、オーストラリアでの火災やアフリカでの食糧危機がこれに関係していると説いている。これまでも気候の変調はあったが、今回のオーストラリアの森林火災は半年以上も燃え続けたと云う事で、特筆に値するだろう。原因は、観測史上まれな高温と乾燥だという。この異常気象をもたらしたのが「ダイポールモード現象」だという。インド洋熱帯域の海水温度が高くなって西に移動したによって引き起こされた気候変動だ。こうした海水の動きは太平洋でも起こり、エルニーニョ現象やラニーニャ現象となって現れる。ダイポール現象のメカニズムは次のように説明されている。なんらかの理由で、インド洋の赤道付近で南東貿易風が強まり、東側にあった高温の表面海水が西側へ移動させられると同時に、東側ではこの強風や海水の蒸発で、海水面が冷やされる事により起こる。東側の海面には西に流された海面近くの水を補うように、深海から冷たい水が上昇してくる(湧昇)ことなどによって低温となる。(正のダイポールモード)こうした現象は通常夏の終わりから秋にかけて数年に1回の頻度で発生するのだそうだ。この結果、高温となったインド洋の西側は低気圧になり、海面からの蒸発が盛んになって対流活動が活発になる。東アフリカ東部地域では豪雨が発生しやすくなり、ケニアなどで豪雨被害が起きているのだ。一方、冷やされたインド洋の東側では西側の上昇気流が循環し、下降してきて高気圧ができやすくなる。こうして、インドネシアやオーストラリア西部などでは雲ができにくく、晴天続きとなって熱風が吹き出すことになる。その結果、干魃や火災をもたらすというものだ。因果関係を端的に言えば、こうしたメカニズムだ。2007年や2010年にアフリカで起こった洪水は、このダイポール現象によって起こっている。今回は、豪雨によって、大量のバッタが発生した。バッタが農作物を食い荒らし、ケニアなどでは最悪の被害が発生して、食糧危機に陥っている。こうした現象によって2019年には東西の海面の水温差が最大2度という過去最も強いレベルの差が発生した。こうした現象が過去3年続けて発生しているということだ。さて、オーストラリアの森林は乾いた空気の中で、落雷や火の不始末などで発生した火事だが、高温で雨が降らない状態なので、火の手は納まらず、大規模な森林火災となり、半年以上も燃え続けることになった。オーストラリア南部のニューサウスウェールズ州とビクトリア州だけで約580万ヘクタールが焼失し、それは同国の森林面積の5分の1に相当する広さだ。昨年の平均気温は平年より1.52度高く過去最高を記録。降水量も4割少なかった。 日本では極端なまでの暖冬になっているのだ。ダイポールモード現象は通常、北半球の夏から秋にかけて最も強まる。今年は冬になってもこの状態が終息せず、1月中旬ごろまで続いたために異常な暖冬となったようだ。さらに、偏西風が蛇行することなども日本の暖冬に影響を及ぼした可能性があるとのことだ。ダイポールとは電磁気学などで使われる言葉で「双極子」と呼び、正と負の符号がある。正の場合は今回のように西が高温になり、東で低温になる。負の場合はそれが入れ替わって東が高温で西が低温となる。この起こり具合によって、それぞれ発生する気象現象も異なる。太平洋におけるエルニーニョとラニーニャの関係に似ている。一方のアフリカでのバッタの大量発生は1000~2000億匹ともいわれるまでに増殖した。サバクトビバッタは通常アフリカや中東の乾燥した地域に生息している。東アフリカとアラビア半島では、過去2年間でサイクロンに複数回見舞われ、アラビア半島南部の広大なルブアルハリ砂漠に大量の雨を降らた。そのため、砂丘の間に多くの一時的な湖を出現させた。こうした乾燥地帯で大雨が降ったことによって、植物が繁茂し、サバクトビバッタが大発生したと見られている。特に、2018年の2つのサイクロン「メクヌ」と「ルバン」によってわずか9カ月の間にサバクトビバッタは大発生が3度起こり、アラビア半島に生息するバッタはざっと8000倍に増えた。サバクトビバッタの寿命は約3カ月と短いが、高温多湿の環境下で短期間のうちに急激に増加したのだ。増えすぎたバッタの群れは1日に150kmという早さで、移動を始め、2019年の夏までに、紅海とアデン湾を飛び越えてエチオピアやソマリアに渡り、その後、その地域でもう一度繁殖した。 之に加えて、今回のダイポール現象が起こったことで、アフリカ東海岸は、異常に雨の降りやすい状態が重なったのだ。こうして、2019年10月に東アフリカの広い範囲で激しい雨が降り、さらに12月には季節外れのサイクロンがソマリアに上陸したために、サバクトビバッタはさらに繁殖した。この集団が、現在はケニアに移動して農地に壊滅的な被害(蝗害)を及ぼした。これまでに7カ国に拡大し、作物や牧草地に襲いかかり、ものの数時間ですべてを食い尽くしている。その結果、数千万人に食料危機をもたらしているというのだ。自然現象は、人が考えるほどに甘くはない。この先どうなるのか、人知では知り得ないことだろう。
2020.03.06
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今日は啓蟄。今日のウォーキングは第1618日目で、8243歩だった。今日は風が強く、寒く感じた。***日経の十選で、久しぶりに洋画の紹介があった。「筆触は物語る」だ。ともあれ絵画を見ていく。1. クールベ「波」クールベの波には様々な角度からの絵があるようだ。画面上半分は、赤く照らされた雲と白い雲が描かれ、水平線から下が荒れる海だ。そして眼前には空洞のように波が渦巻いている。岩が描かれ、岸に近いところで波頭が水しぶきをあげて砕ける様を描いている。他の解説によると、フランスの奥深い山岳地方に生まれ育ったクールベにとって、海は未知の世界であり想像力を刺激したのだろうと書かれている。ここはノルマンディー地方エトルタの海だ。クールベ特有のペインティングナイフを使って厚く塗られた真っ白い泡立ちやしぶきが迫力を加えている。クールベには他にも海岸の断崖を描いた作品がある。2. マネ「 スミレの花束をつけたベルト・モリゾ」モリゾはマネの作品にたびたび登場する。マネの良き友人であり、弟子であった。この作品は帽子と衣装の重厚なまでの黒が効果的に使われている。然し主体はモリゾの理性的な顔だ。右頬を光が照らす様子は、何やらフェルメールの光の効果を感じさせる。背景のシンプルな色合いとマッチして、若いモデルの魅力と知性が浮き上がって見える。モリゾはマネの弟ウジェーヌと結婚したが、結婚後はこうしたモリゾのポートレートは描いていない。どうした経緯があったのか、興味のあるところだが、作品とは一切関係ないだろう。彼女の写真を見ると気の強そうな雰囲気だ。3. モネ「モントルグイユ街1878年6月30日の祝日」フランスが共和制になった後の国民の祝日だ。国を挙げての熱狂的なお祝い感がいやが上にも伝わってくる。フランス国歌となった「ラ・マルセイエーズ」が聞こえてくるようだ。三色旗が街中を埋めつくしている。三色旗の描き方が乱雑そうで、絵の奥に行くに従って、この喜びが街中を埋め尽くす感じが良く出ている。どの旗も、輪郭などない。人も1人1人は明確でないが、群衆である事は疑う余地がない。同系統の絵に「サン=ドニ街、1878年6月30日の祭日」がある。4. シニャック「サン=トロペの港」点描画家のシニャックは新印象主義の代表的な画家だ。ジョルジュ・スーラを知っているが、シニャックはスーラに刺激された。サン・トロペの港はフランス南部、地中海に面した小さな漁港だ。スーラが32歳で夭折したことにショックを受けたシニャックはヨットで地中海を巡航し、この港に辿りついた。手前に寒色の青色、画面奥に暖色のだいだいや黄色を配するこの絵はシニャックの円熟期の作品だ。シニャックはサン・トロペが気に入ったのか、パリとここを往復しながら作品を多く生み出した。点描だが、何やら全体が淡くぼかしが入ったような、幻想的な作品になっている。新印象派主義から脱却し、フォーヴィズムの誕生の布石となる代表作だという。5. フィンセント・ファン・ゴッホ「アザミの花」ゴッホの花と言えばヒマワリを思い浮かべるが、他にも色々描いているようだ。ヒマワリとは違ってアザミの花は青色で、葉はエメラルドグリーンで、鋸歯状にとげとげしく、荒々しく描かれている。とげとげしい葉の中に麦の穂も描き込まれている。麦の穂がアザミのとげとげしさを和らげているようだ。花瓶は同心円状のタッチで茶色を主体に描かれていて、良くマッチしているが温和しくはない。この作品はゴッホがピストル自殺で亡くなる1ヶ月前に書かれたとあるが、他の解説では2日前とある。いずれにしても、アザミは、繁殖力も強く他の植物を根絶やす為あまり好まれていなかった。そんな、生け花としては違和感のあるこの絵は、ゴッホの不安定な精神状態を表現しているようだ。この絵は連れ合いとその三人会のメンバーとで訪れたポーラ美術館にあるようだ。6. セザンヌ「サント=ヴィクトワール山」セザンヌはこの山がいたく気に入っていたのか、同じ画題で60数点描いているという。南フランスのプロバンス地方にあるこの山は、何の変哲も無い岩山(石灰岩の山)のようだが、セザンヌのお陰で超有名になってしまった。こんなのどかな風景の中で起居していると、絵画心に火が付くものだろうか。連れ合いの好きな画家の1人だが、確か高校の美術の教科書に「女性大水浴図」があったような気がする。その三角形の図式は、古典的な安定感と形状的な視覚的効果をもたらしているといった風に教わった記憶がある。新聞ではセザンヌはりんごを描いた画家と紹介しているが、どれも筆使いがやんわりとしていて、見る者を自然な形で絵の中に誘い込むような感じだ。南フランスの地中海、1度は訪れたいところだ。7. マティス「襟巻きの女」正直、野獣派辺りから私の理解を超えてしまうので、良さも分からないのだが、この作品は、まだ理解しやすい方だ。肘掛け椅子に身をゆだねながら真っ直ぐ正面を見据える女性を描いたもので、いい絵だなぁと感嘆することもない。背景の青地の格子と黄色の格子が何やら言いたいことがあるのだろう。スカートが黄色の格子と似て色合いが少し違うところに何かあるのだろうか。そんなところはなかなか読み取れない。無造作に描かれたような女性の顔や身体は、画面に流麗な動きを与えていると解説されるが、言われるままに受け取るしかない。この作品もポーラ美術館にあるようだ。8. ユトリロ「可愛い聖体拝受者、トルシー=アン=ヴァロワの教会(エヌ県)」ユトリロと言えば、街角画家的なイメージが湧いてくる。私もこんな教会を見たら同様の構図で描くであろう感じがする。一寸暗い感じの空に屹立する教会は形といい、絵になる気がするのは、私もユトリロ並みかなと思ってしまう。ユトリロの作品は油絵であり、絵の具を何度も塗り重ねて重厚感や、古びた建物のありさまを伝えている。教会の向こうに描かれた、一寸赤みのついた平屋が、この絵を引き立てている感じだ。ユトリロは、アルコール依存症で、カンバスにひたすら白を塗りたくることで心の隙間を埋めていたと云う事だ。改めて絵を見直してしまう。この作品はユトリロの中でも私には良い感じに思える。9. ムンク「死と春」ムンクと言えば「叫び」だが、「叫び」もこの絵も何やら暗い。ノルウェーの画家と云う事からない交ぜに暗さを感じてしまうが、北国故だろうか。私も1度オスロに行ったことがあるが、それほど暗さは感じなかった。ムンクの境遇故にそう感じるのだろう。死者がベッドに横たわるこの絵は、青色の基調で、いやが上にも寒々しい。然し、窓の外は、何やら陽光が差し、緑が爽やかだ。窓の外の陽光に比べて作者の気持ちは近親者の死を悼み複雑だ。両親と姉ソフィアの死に関係しているという。ムンクは丁度私が生まれた年に80歳で亡くなっている。生涯独身だったそうだ。もう少し、この人を知りたいと思った。10. ヴュイヤール「八角形の自画像」鑑賞の力も尽きた感じだ。ヴュイヤールとは聞き慣れない名だ。ボナールなどと共に、ナビ派だという。連れ合いはボナールが好きだという。色合いが良いのだろうか。この八角の自画像は黄色が基調だ。同じ自画像を右向きに描いてある作品があったが、頭髪が薄くなる前の若いときだ。眼光の鋭さが印象に残る。背景の赤色が紺地に転々と配置されている。何か意図があるのだろうか。長くなったが、各時代のオムニバス的な絵画の選択の中に、再発見するものが沢山あった。
2020.03.05
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日本国中自宅待機が続いているようだ。予定されていた中学校の学習会もなくなった。昼食で松坂屋に行った。人出は矢張り少ない。臨時休業のアナウンスもあった。***新型コロナウイルスは、ますます発症が加速する。2月1日、2月に入って日本各地の催し物が縮小されてきた。観光客数は激減しだした。武漢では、各世帯で2日間に1人だけ買い物に出る以外、原則的に自宅にどまるよう求められている。武漢のトップは反省の色を示すが、あくまで習近平に対してだ。ようやく新薬(ワクチン)の話が出るも、見通しは暗い。これから基礎研究だと。さらに、ワクチンの期待が出来ない大きな理由はワクチンが実用化した時に、すでに流行が終息し、製薬会社の収益につながらない可能性が高いためだ。SARSではワクチンを開発する企業も現れたが、開発中に流行が終息し完成しなかったし、MERSはなお感染が続くがワクチンはできていない。金儲けが優先だ。政治がこう言った所に介入できないものか。巧く運んでも、最低3年はかかるとか。2月2日、フィリピンで中国国外での初めての死者がでた。これ以降、中国外で(日本を含め)死者は増えていく。武漢市周辺の田舎では感染しても収容施設がない。武漢市では突貫工事でベッド1000床増設した。こう言った所が異様に凄い。しかし、追いつかない。2月3日、横浜港のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で乗客ら3500人検疫、7人が体調不良訴えた。ここからが日本にとっての本格的な地獄だ。7人は入国拒否された。ツアー客の香港の男性が香港下船時にウイルスを持ち込んだようだ。船長が感染をアナウンスした後も船内では劇鑑賞などは続いていた。WHOのテドロスはこの時点でなお、「旅行や貿易を不必要に阻害する」措置は必要ないと言明し、中国もこの尻馬に乗っている。2月4日、中国経済落ち込みの懸念が語られ始める。日本の経済も多大な影響を受けるだろう。台湾も中国からの台湾人の移送要請をしたが、中国は冷ややかであった。しかし、武漢市で台湾人の感染が確認され、方針を転換した。習近平はここに来てやっと初動時の不手際を認めた。感染者が2万438人、死者は425人となってからのことだ。2月5日、クルーズ船では、発症が続き、明らかな発症患者は病院に移送されるも、一般は留め置かれる。じわじわ感染しろとばかりの扱いだ。この時点の感染者は10人だ。但し検査数は31人分、何故全員検査しないのか・・・。検査で陰性だった人が再陽性になるケースも。香港男性から直接感染ではなく2次感染は明らかのようだ。でも感染経路は不明だ。2月6日、クルーズ船の感染者/検査者=20人/102人。持病の薬切れや食糧の確保などの付帯問題も起こり始める。船内缶詰状態だ。(監禁の言葉が使われる)正に健康者もやがて感染するのを坐して待つ感じになっている。自国の管理は模索中なのに、中国にマスクを送る余裕?を見せた。やがて国内もマスク不足に・・・。ちぐはぐだ。2月7日、クルーズ船の感染者/検査者=61人/273人。2割強が感染している。然し、検査対象でない残りの3438人はどうなんだ。見た感じ大丈夫でお終いか。必死さが感じられない。武漢からのチャーター機第4便が198人を帰国させた。1人陽性。之で、合計763人が帰還したが、まだ50人程度の帰国希望者が残っている。 中国で最初に警鐘を鳴らした医師が死亡した。英雄視扱いされても死んでは意味が無い。中国の隠蔽体質とご都合主義は歴然となったのだが・・・。武漢で不手際を理由に処分された337人の役人達は今どうしているのか。2月8日、クルーズ船の感染者/検査者=64人/279人(国内患者計89人)。武漢で日本人の死者1名発生。感染経路はせき・くしゃみなどによる飛沫感染としていたが、消化管(下痢)にも問題ある可能性が指摘された。持病薬の配布が開始された。でも十分ではなさそうだ。2月9日、クルーズ船の感染者/検査者=70人/(279+57=336)人。検査数は少し増加。2月10日、クルーズ船の感染者/検査者=135人/439人(国内患者計150人超)。WHOの会合に台湾出席。1国を主張する中国が認めた。それだけ切迫していると云う事だ。(SARSの時の苦い経験がある)大阪の中小企業に影響を及ぼし始めた。2月11日、国連全体の危機管理チームが発足。2月12日、WHO新型肺炎名を「COVID-19」と決定。武漢の名前を入れたくなかったとか。テドロスの習近平への気遣いだ。日本が入国拒否対象を拡大。(湖北省、浙江省)クルーズ船の感染者/検査者=174+1人/439人・・・防護服を着ていない検疫官1人が感染している。なお、チャーター機1便の197人(確か206人だったはずだが)は帰宅。このうちの14人は政府の手配した宿舎環境に子どもがなじめないなどの理由で既に帰宅しているとか。2月13日、クルーズ船の感染者/検査者=218+1人/439人(国内感染合計=259人)感染者は確実に増えていく。スペインでの世界最大のモバイル関連見本市「MWC」などが次々中止決定。国内初の死者(女性)が出た。2月14日、和歌山で感染が見られ、日本人が新たに7人感染。日本の随所で発症が見られ、最早制御不能の感がある。医療体制の見直しが必要とされた。(しかし、政府は蔓延の状態にあらずと頑なだ)日本だけが発症経緯のトレースできていないことが指摘される。中国では「戦時管制」を採った。外務省はやっと、浙江省温州市についても渡航中止を勧告する「レベル3」に引き上げた。2月15日、日本の第1四半期の観光関連損失が約1430億円に及ぶ可能性があるとされた。都内で開かれた屋形船での新年会に参加していた人(対象100人)から感染者が出た。約10人に発熱などの症状が出た。クルーズ船の感染者/検査者=285+1人/439人。この時点でやっと厚労相は全乗船者のウイルス検査を実施すると表明。如何にも後手後手だ。2月16日、テドロスはついに「流行がどう広がるかを予測するのは不可能だ」と根を上げた。それでもまだ中国を擁護する。2月17日、チャーター機第5便(最終)が65人乗せ帰国、之で帰国者合計828人。15日のクルーズ船の感染者/検査者=285+1人/1723人、から新たに99人陽性で感染者454人になったとの記事だが数が合わない。検査数も増え、感染者数もぐっと増えた。 米国もクルーズ船からチャーター機2機で、米国人乗船者約400人のうち感染している44人を除き帰国させた。感染者は日本で治療する。東京マラソンは開催するが、選手だけとなる。天皇誕生日の一般参賀も中止だ。2月18日、厚労相は1日最大3000件のウイルス検査が可能と言うも、実際は追いついていない。実際の施行数は10分の1にも満たない。日本に寄港できずカンボジアに上陸していた他のクルーズ船「ウエステルダム」の日本人乗客4人が帰国。4人はカンボジアのウイルス検査で全員陰性と判明。北海道で発症した感染者の国籍・職業を公表する事に変更。(自営業で石狩居住)神戸大の岩田教授がクルーズ船に乗船、医療活動を行おうとしたら、追い出されたとか、無茶苦茶な医療体制を告発している。悲しいが、日本の現実だろう。2月19日、武漢のアフリカ留学生5000人は、本国からも助けに来てくれず「見捨てられたも同然」と嘆く。東京で新たに3人の感染が確認された。2月20日、クルーズ船の乗客男女2人が死亡。日本人の死亡は3人目。2月21日、クルーズ船から759人の外国人が下船し出国した。(米国、韓国、豪州、香港、イスラエル、カナダ、英国、イタリア、台湾、インドネシア、フィリピン)中国各地の刑務所で500人超が集団感染。韓国でも新たに142人が集団感染。(計346人)その8割は宗教団体「新天地イエス教会」の信徒だ。何やらいかがわしい団体だ。2月22日、これまでとの脈絡はないが、この日、新型コロナウイルス感染の国内状況は下記の通りだ。国内で感染したとみられる例 108人 (北海道、埼玉、千葉、東京、神奈川、愛知、三重、石川、京都、大阪、奈良、和歌山、福岡、熊本、沖縄。他に政府職員) 中国で感染したとみられる例 12人 チャーター便帰国者 14人 クルーズ船乗船者 635人 合計 769人 (自治体発表などから。22日午後22時半現在。都道府県は感染者の居住地) 韓国の感染者数が433人になった。2月24日、韓国の感染者数が833人に、死者8人なった。韓国での検査は急ピッチに進む。何故日本は検査が遅れるのか、日本の発症者は隠れているのではないか。2月25日、韓国の感染者数が977人に、死者10人なった。韓国の発症者数が急ピッチで増加だ。日本を越した。イランでも発症、死者12人に。クルーズ船の乗客の死者4人に。イタリアでも感染者は約230人、死者は6人となった。最早パンデミックではないのか。テドロスはまだエピデミック(地域的)だという。2月26日、韓国の感染者数が1000人突破、死者11人なった。イタリアでも感染者は400人、死者は12人となった。イタリアがヨーロッパでは最も多い。日本もそうだが、韓国、イタリアが急増しているのは何故か。脅威だ。南米大陸でも初の感染者が確認された。イタリアから流れたか。北海道教委、全小中学校の休校要請。大阪では一旦陰性になった女性が再度陽性に転換した。(再度感染か、内在していたのか、それすら明確でない)2月27日、イタリアの感染者は約322人、死者は10人となった。北海道の死者2人となる。安倍晋三は唐突に、全国の小中高校に3月2日から春休みまで休校とするよう要請した。これまで動きが緩慢であったのに急に豹変だ。当然物議を醸し出す。熟慮した結果では無さそうで、突発的な安倍の判断だった。東日本大震災時の菅元首相のような状態だ。2月27日、韓国の感染者数が2022人になった。内「新天地イエス教会」信徒が計1708人と全体の84%を占める。2月28日、世界全体の感染者数は8万3000人を超え、死者は約2900人に達した。日本の感染者、19都道府県で200人。2月29日、韓国の感染者数が2931人になった。欧州(デンマーク、エストニア)やアフリカ大陸(ナイジェリア)などにも広がりを見せる。これでもWHOはパンデミックとは言わない。何故だ。これが2月終わりまでの経緯だ。終わりは見えない。3月以降は、次回に回す。
2020.03.04
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今日のウォーキングは第1616日目で8757歩だった。6時を過ぎると明るくなり始め、6時半にもなると、すっかり明るくなる。今日の日の出は6時24分だとか。久しぶりに良く晴れた。この1週間の朝は、何やらスッキリしない天気だった。今日はひな祭りなのだ。ここらで、新型ウイルス霧消に向かってくれれば良いのだが・・・。まだまだ続きそうだ。折角の好天気だが、友人とのゴルフは予めキャンセルしている。子供達が、一斉休校している中、年寄りも自粛しなければならない。事の次第を振り返ってみた。***2020年1月2日、「中国・武漢で原因不明のウイルス性肺炎、7人が重篤に、SARS再来懸念も」から始まった。実は2019年12月8日に最初の肺炎患者は見つかっている。武漢市政府の初動の遅れは、同市の幹部や役人の保身さらには中央政府への配慮だった。当時「おかしいぞ」と警告を発した人達(実は8人とも医者だった)は中国当局にデマを流したとして検挙された。こうした問題は、武漢市だけの問題なのだろうか。しかしやがて1月31日になってやっと、中国の研究チームは早ければ2019年12月中旬に「人から人への感染」が起きていた可能性があるとの分析を発表したのだ。ぬけぬけとだ。こうした言論統制は中国のお家芸だ。このやり方は今後も変わらないだろう。後で気がつくなんとやらと言っても遅い。何でもかんでも力で押さえつけられると考えているところに、この国のこの上ない恐ろしさを感じる。天網恢々疎にして漏らさず、真実はやがて大きなしっぺ返しをするのだ。武漢の華南海鮮市場が源だ。蛇やウサギ、センザンコウ、タヌキ、ハクビシン、タケネズミ、アナグマ、キクガシラコウモリまで食用として売っている。食文化というのか、おぞましい。何故か、後に感染源となった動物の特定は困難だと言い出している。詳しく調査する気が無いようで、中国人の食文化は変わらないと云う事だ。人獣共通感染症は、世界で最も悪名高い病気の1つだ。たとえば、エイズ、エボラ、H5N1鳥インフルエンザはいずれも野生生物の間で徐々に広がり、それが人間との密な接触を機に、世界的な大流行を起こした。SARSの場合、野生動物を取り扱い、殺し、販売していた人や、調理していた人が、最初の感染例の40%近くを占めた。動物がストレスの強い劣悪な状況で飼育された場合、ウイルスをばらまいたり、病気にかかりやすくなったりするとのことだ。中国当局は隠蔽に努めた。「ヒトからヒトへの明確な感染を示す根拠はない」としていた。(然しこれも1月22日やっと認める)中国は春節を控えていた。ほどなく武漢にいた日本人も感染した。1月16日、厚労省は「感染広がる可能性低い」とした。しかし、英国の大学では感染者は既に1723人と推計していた。日本も生ぬるい。1月18日、中国人ツアーでバス運転手が感染、2月8日に全快。1月20日、習近平、慌て出す。何と兆候があってから1ヶ月以上経過している。なのに、WHOのテドロス事務局長は情報隠蔽も何のその中国の対応を「称賛に値する」と語っている。1月22日武漢市が公共交通機関の運行の停止を決定した。この時、中国政府はそれまでの対応については「我々は情報公開を非常に重視している」と述べた。如何にも厚顔だ。1月24日には北大の研究チームが感染者は5502人に上ると推計した。この頃から、日本でもマスクの買い占めが始まったようだ。春節は始まり、武漢は封鎖されたが、春節休暇前に武漢市外に出た人数は出稼ぎ労働者を含んで、500万人以上いたようだ。武漢人口の何と半数近くた。帰省客のピークは20日だったのだ。この時点で、ほぼ絶望的な感じだ。この日に関空にはマスク姿の中国人が続々来日している。1月25日、中国政府は、27日から海外団体旅行を禁止した。之で、700万人の足が止まった。然し横浜中華街はマスクの中国人で溢れた。1月28日、日本が武漢脱出用のチャーター機(今回も日航ではなくANAだ)を飛ばした。日本人は27日現在、約560人(実は650人)が滞在している。第1陣は206人、帰国者には急用がない場合、14日間は自宅での待機を依頼した。結局13人が感染していた。内2人は検査を拒否し、それを許した。一方、WHOのテドロスはこの時も、中国政府の果断な措置を高く称賛し、諸外国は湖北省から自国民を避難させる動きに対しを必要ないと言っている。さらに、情報の透明性に感謝するとも述べている。馬鹿じゃないのかと思った。1月29日、中国政府は死者が170人に達し、感染者は7711人に上ったと発表した。この時点で、既に、世界16カ国で感染が確認されている。この事を受けて、テドロスは報告書で「高い」とせず「中程度」としたことを「深く後悔している」と述べた。1月30日、武漢からのチャーター機第2便が210人を帰国させた。内13人に微熱やせきなどの症状があった。なお、出発前に発熱の2人は搭乗しなかった。各国の避難態勢も活発になってきた。テドロスはやっと、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」(PHEIC)を宣言した。遅すぎだ。それでもまだ習近平をかばう姿勢だ。然し見かねたようだ。WHOは最終的には公衆衛生の観点で判断すべきところ、政治に振り回されてしまった。宣言が遅れたのは習近平に気兼ねしたテドロス個人がお粗末だった故だろう。1月31日、武漢からのチャーター機第3便が149人を帰国させた。チャーター機による邦人退避は計565人となり、なお約140人が中国に在留している。そして日本もやっと感染している者の入国を拒否した。さらに、日本も、指定感染症の指定の施行日を、予定を早め2月1日と決めた。この時点で、中国本土の死者は213人、感染者は9692人となった。も日本は中国への渡航規制は行っていない。生ぬるい対応だ。ここまでは新型コロナウイルス発症から1月末までの出来事だ。ダイヤモンドプリンセス号はまだ出てこない。=次回以降に譲る=
2020.03.03
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連れ合いは友人との昼食会に出掛けた。***ホモ・サピエンス誕生の地はボツワナだという最新研究が発表された。我々進化論を学んだ者は、自分たちの祖先がどうして生まれ、どのような経過を辿ったのかについては興味が尽きない。最近はミトコンドリアDNAで共通の祖先をたどるという手法が使われているようだ。現生人類は、アフリカのザンベジ川(アンゴラ、ザンビア、ナミビアを通り、ザンビアとジンバブエ国境を流れてモザンビークからインド洋に注ぐ)以南の緑豊かなオカバンゴ湿地帯(約20万年前は、緑が生い茂る豊かな湿地帯だった)から誕生したという新らしい説が出された。現在、ここはマカディカディ塩湖と呼ばれる世界最大級の塩原になっている。ジンバブウェに近いボツワナの北部周辺だ。私が、ジンバブウェに滞在していたころ、JICAの人とオカバンゴを訪れる予定だったが、都合がつかず断念したところだ。故に特に興味が湧く。研究者らは、現在のアフリカ南部に住む人々を対象に、母親から子へ遺伝するミトコンドリアDNAを調べ、過去の気候や現代の言語、文化、人口分布と照らし合わせた。その結果、この湿地帯で出現した古代人類はやがて、気候の変化にともなって、新たに現れた緑豊かな土地へと進出していった(出て行った)と推定している。そして、さらに、そのなかのある小さな集団がアフリカを離れ、やがて世界各地へ広がっていったというわけだ。然し、この問題はこれまでも議論されていて、人類のボツワナ発祥に対する異論もある。現代に生きているすべての人類は母方の家系をたどると、約12-20万年前に生きていた共通の祖先の持つミトコンドリアの型(ミトコンドリア・イブ)に行き着く。そうしたミトコンドリアDNAを持っている。これは全遺伝物質のなかのごくわずかな部分に過ぎない。今回祖先とされた集団がミトコンドリアDNAの起源だとしても、現代人の遺伝子には他にも多くのDNAが関わっている。 ヒト科の系統樹は、アフリカに深いルーツを持っている。これまでで最も古いヒト属(ホモ属)の化石(原人)は、エチオピアで見つかった280万年前のあごの骨だ。その後も、南アフリカでは26万年前のフロリスバッド人骨、エチオピアでは19万5000年前のオモ人骨、そしてモロッコでは31万5000年前のジェベル・イルード人骨が発見された。しかし、アフリカの暑い気候に長い間さらされてきた化石のDNAは、多くが劣化していた。私たちホモ・サピエンスが現れたのは比較的最近のことで、少なくとも26万年前には枝分かれしていたとする研究がある。しかし、それがアフリカのどこで起こったかは、議論の対象のままだった。ミトコンドリアDNAの研究は続いていて、注目されているのは、最も古いルーツの1つであるアフリカ南部に住むコイサン人だ。これまでにナミビアと南アフリカに住む人たち1217人のDNAを調査した結果、20万年前までさかのぼる系統樹が作成できた。現代のアフリカ南部に住む人々は、共通祖先に近いミトコンドリアDNAをもつが、細かい部分はまだはっきりしていないという。 西アフリカのカメルーンに住む現代人の一部に、かなり初期に枝分かれした遺伝子系統が見られるという。こうした例から、人類がひとつの地域から誕生して世界中に広がったという説を見直し始めている。むしろ、人類はアフリカの複数の地域で進化したと考えるようになった。要は単一起源でない可能性が高まっていると云う事だ。こうした研究結果を見ても、こうだと断定するにはデータが十分ではない。更なる研究を待たねばならないが、方向性が極端に違っているわけではない。我慢強い研究を期待したい。ここで、進化論で言うように、人類が猿から進化したとする説にはなにがしかの違和感があることも議論されている。宗教的な意味だけではなく、サルと人間の進化の途中経過を示すに十分な「ミッシング・リンク」が未だに見つかっていない故だ。最近と言っても2013年発掘だが、南アフリカ・ヨハネスブルク郊外のライジング・スター洞窟でヒト属(ホモ属)の新種が発見された。ホモ・ナレディ(Homo naledi)と名付けられたこの化石群は、。が小さく、部分ごとに原始的な特徴と現代的な特徴をあわせもつというものだ。 このホモ・ナレディは、頭骨、顎、肋骨、多数の歯やほぼ完全な状態の足の骨が少なくとも15体分、1550以上の骨が発見された。その特徴は、部分的には驚くほど現代的な特徴を備えている一方で、アウストラロピテクス属よりもさらに類人猿に近い、原始的な特徴も見られた。たとえば、手の骨のつながり方はとても現代的なのに、なぜか指だけは樹上で生活する動物のように曲がっていたり、肩の骨も猿人に近い。脚の骨では、大腿骨のつけ根はアウストラロピテクス属と似ているが、下に行くにつれて現代的になるというものだ。足の形態にいたっては、私たちの足とほとんど区別がつかない。腰に線を引いて上は原始的、下は現代的と分けられそうだとの古生物学者の見立てだ。足の骨だけ見つけたら、現代のアフリカの奥地にいる狩猟民族の骨だと思われてもおかしくないとのことだ。しかし、頭の骨は極めて原始的で、脳容量はわずか500立方cmほどしかなく、ホモ・サピエンスの半分にも満たない。脳から判断すると、とてもヒト属とは言いがたいものである。 しかしながら、脳はとても小さいのに、それを支えている体は決して小さくはないのだ。成人男性は身長約150cm、体重約45kgで、女性はそれより少し小柄だと推測された。こうした証拠から、アウストラロピテクス属からヒト属に進化する移行期に位置する種と考えられるとのことだ。このように、ホモ・ナレディには、原始的な特徴と現代的な特徴が奇妙に入り混じっている。脳は類人猿並みに小さいのに、体は小柄な現代人くらいあるのだ。肩や胴、木登りしやすいよう曲がった指は類人猿に似ている一方、足はきわめてヒトに近い。こうした複合的な特徴からすると、ホモ・ナレディは200万~250万年前に存在した、ヒト属の起源に近い種(アウストラロピテクス属)の特徴と現生人類の特徴を兼備していて、年代は23万6000年から33万5000年の間と推定する説もある。更なる研究成果に期待したい。
2020.03.02
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今日から最早3月だ。今日のウォーキングは第1614日目で、10329歩となった。連れ合いだけ、町の催しに参加するので、ふれあいセンターまで送っていった。「小さな町の豊かな暮らし」と題する小集会だとのことだ。買い物に出掛けたが、どこもトイレットペーパーのコーナーは空っぽだった。風評に弱い日本人だ。マスクとトイレットペーパーは原材料が違うというのに、愚かしい。オイルショック時代のトイレットペーパー買い占めを思い出した。***地球がどのように生まれてどのように変わってきたのか、そんなことが研究されている。地球は現在、北極をS極、南極をN極とする磁気を帯びた大きな磁石(地磁気)だ。そう習ったことや、コンパスが北を指すことを知っている。私も時々スマートフォンでアプリの磁石を使うことがある。最近の研究でこの地磁気が生じたのは地球ができて間もない40億年以上前だということが分かってきた。オーストラリア西部のジャックヒルズ荒野の砂岩には「ジルコン」と呼ばれる硬い鉱物の粒が多数含まれている。このジルコンは地球最古の鉱物として知られ、トリウムを多く含み半減期の長いことから、年代測定法などに使われる。このジルコンの中に、40億~42億年前に刻み込まれた地磁気が検出されたとのことだ。地球が約46億年前に誕生し、4億年後に地表に出たマグマが冷えてジルコンができた際に、当時の地磁気が記録されたとされる。これまで知られていた、最古の地磁気は南アフリカで発見された35億年前の岩石の中であった。地磁気の記録を7億年も更新した。ジャックヒルズの地磁気は現在の半分以上の強さであった。一方、生命の痕跡は40億年前の地層で見つかっていることから、生命は誕生時から地磁気に包まれていたようだ。地磁気は地球の大気が宇宙に流出し、海が蒸発するのを防いでいる。また、宇宙から降り注ぐ有害な放射線や太陽からの紫外線を遮るバリアーの役目も果たしている。生命にとって非常に重要だ。地磁気が弱まると、太陽からの有害な高エネルギー粒子(太陽風)が直接地球に降り注いで人工衛星などに障害を起こしたり、気候に影響を与えたりする可能性がある。地球の中心部には主に鉄からなる固体の内核と、それを取り巻く、鉄を主成分とする液体金属の外核がある。外核の液体金属は対流することで、電気を流し、外核全体がいわば巨大な電磁石のコイルの働きをしている。地磁気はこの外核コイルに電流が流れることで発生する。中学時代の電流と力の関係を思い出すまでもないが、対流が起こる仕組みについて、これまでと違った考えが提起されている。これまでは、内核と外核の境界で外核の液体金属中から主に鉄からなる金属結晶が析出して、残った液体金属は鉄より軽い成分の割合が増加する。析出の際に生じる熱で金属液体は暖められ上昇流が生じ、これが対流の原動力になっていると考えられていた。ところが最近、内核の誕生時期はおよそ10億年前より新しい時代である可能性が高まってきた。このことは、ここでは説明されていないが、内核は昔考えられていたよりも随分新しくなってから存在したと考えられる。では、地球の中心部で液体金属の対流がどのように生じていたについてだが、内核が形成前の事であり、内核と外核は渾然と一体であったわけだ。そこで、考えられるのは内核と外核とが一体になった中心部とそれを取り巻くマントルの境界において、外核内部の液体金属中の軽い成分からなる鉱物結晶が析出されると考えられた。このことは、地球内部と同じ状態を再現した実験装置で確認されたのだ。核とマントルの間の境界上には「逆磁束斑」と呼ばれる通常の向きとは逆の磁束斑がある事が分かっている。境界で、軽い物質が抽出された後は、液体金属は鉄などの重い成分の割合が増すことになる。この重い物質は中心に向かって下降し、やがて内核として集積されるのだが、内核として固形化するまでは、内核と外核が一体となった液体金属は下降流となって自身の対流の駆動力となっていたわけだ。(新しい対流形成の推測)このプロセスが40億年以上前から起きていたとすると、液体金属中の軽い成分は外側のマントル部に入り込んでしまって、外核と内核の境界で金属結晶が析出しても上昇流が起こらなくなり、従って対流は起きず、地磁気が生じないことになる。この矛盾の解決は、液体金属中の軽い成分として鉱物結晶のもとになる酸素とケイ素とは別に水素が大量に含まれているからだとする説だ。この説は原始地球で大量の水が地球内部に取り込まれたために起こる可能性が高いこと支持されている。原始地球では大量の水が分解されて水素が発生し、それが地球内に入り込み、中心核に溜まったと云う事だ。ともあれ地磁気の発生はこうした金属液体が対流することに起因している。この地磁気は、地球45億年の歴史の中で南北の方向は何千回(過去360万年間に少なくとも11回の反転があった)となく入れ替わってきた。その大きな例としてチバニアンと呼ばれる地磁気の反転示す地層が千葉県市原市で発見されたのだ。逆磁束斑の部分に直近の地磁気の反転が約77万年前に起きたことを示している。地磁気の逆転は特別な周期がなく起こっていて、このチバニアンが最も近年に地磁気が反転した時だとされる。こうした地磁気の反転は、東工大などでスパコン「地球シミュレータ」を使って計算されている。地球深部の核の液体金属の複雑な運動をシミュレーションするのだ。こうした地磁気の逆転現象が何故起きるかという引き金は分かっていない。起きる現象はまず、逆転時には地磁気が10分の1程度に弱くなる。その時、赤道付近に帯状の極が発生すると同時に赤道付近には特異な磁場が形成される。そして、その領域は時間をかけて南北の極に移動するのだ。この過程で、磁力線の流れる方向は逆転し、N極とS極が逆転することになる。
2020.03.01
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