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今日のウォーキングは第1759日目で8244歩だった。買物で松坂屋に出掛けた。地下の売り場は相当変わった。成城石井が入店するようだ。***コロナは抑制傾向にあると日経にあった。毎日発表される米ジョンズホプキンス大の報告を見てもむしろ増加していると感じられ、どう言った根拠で抑制出来ているというのだろうか。数字の羅列と、前日との比較だけを見ていると、とても抑制傾向とは云えなさそうなのだが。世界188カ国・地域の内で、107カ国で、人口10万人当たりの感染者数が減少しているという。米国やブラジルなどの過半でこうした傾向にあるという。然し、ヨーロッパやインドではそうした傾向が見られないとのことで、むしろ増加していて、81カ国はなお増大中だという。それで抑制と云えるのだろうか。どうやらマスクの着用や3蜜の回避などの基本的な対策が効を奏しているということだ。日本人からすると、とても信じられないことだが、それらの国では、マスクをするなどと言う常識的で基本的だと思えるようなことでさえ守られていなかったということだ。そう言えば、パリではこのほどやっと、屋外でのマスク装着が義務づけられたり、又、ドイツ辺りではマスクを強制することに反対するデモが起こるぐらいだから一寸想像が付かない。まして、ブラジルでは、ボルソラノが、「コロナは風邪と同じ、問題ないから働け」と言ったり、自身もマスクを付けないで話したりと、日本の常識から考えれば、奇異なことも行われているのだから、生物多様性と言わないまでも、考え方には様々あるようだ。米国辺りは、野放図であるかの感じだが、それなりに対策は採っているようで、カリフォルニア州や、テキサス州などでは新規感染が落ち着き始めたようだ。これら両州はピーク時の約半分くらいに新規感染者が減少しているとのことだ。米国とブラジル2カ国で世界の感染者数の約半数を占めていたのが、28日時点で、3割にまで減少したとのことだ。世界平均で見た10万人当たりの新規感染者数は3.2人だという。この数は8月中旬の3.4人よりも減少しているとのことだ。(数字は追い切れないが、新聞のまま書く)こうした傾向がこのまま続くとなると、前途に希望が持てるが、どうなのだろうか。そして、こうした減少の原因として考えられるのは国や自治体が、感染のリスクが高い地域に対して重点的な対策を立ててきたことや、マスクの着用を挙げている。また風邪のウイルスに対する免疫が新型コロナにも聞くという「交差免疫」の可能性もあるとも言う。抜本的なワクチンや治療薬ではなく、こうした習慣の徹底なり、過去の風邪を引いたことで、減少するというのは、すこし虫が良すぎるとも思えるのだ。之に対して問題のインドでは、10万人当たりの感染者数は28日時点で、5.0人と7月下旬の約2倍に達していて、累計の感染者数も340万人とブラジルの380万人に迫る勢いだ。暦ではもう秋になっているが、まだまだ猛暑が続く。この暑さはコロナにとっても抑制されるとのことだが、これから北半球では本格的に秋から冬になると、ウイルスが広がりやすい環境になると云う。ワクチンや治療薬については、各国とも開発に全力を挙げているようだが、まだ、安心して使えるようなものは存在していないようだ。政敵を毒殺しようというロシアでは、安全性が確認されていない状態のワクチンを使い始めたという。この国(プーチン)は恐ろしい。中国も、自らの国が発症源で、初期対応を怠ったが為に、世界中に迷惑を掛けている(中国はそうは思っていないようだが)事を意識してか、これが世界制覇への糸口になるとでも考えているのか、ワクチンの製造をことのほか急いでいるようだ。我々は、もっと確実な根拠でコロナ対策を採り、出来うる事は素直に取り入れて、慌てることなく、国産の安心できるワクチンなり治療薬の開発を待ちたいものだ。そこで、現在までに分かってきたことをレポートしてあった。重傷者の数は5月初旬には患者全体に占める比率が5%台(第1波)に達したが。一方、第2波の7月以降の1カ月間の重症患者比率は1%台にとどまっている。これは、重症化しにくい若者の感染者が増えたことが大きな理由のようだ。然し乍ら8月に入ってから重症患者の数がじわりと増え始めている。全国ベースでは80人から200人近くまで約2倍に増えたとのことだ。そして危惧されているように最近の1週間は死者が2桁のペースで発生している。事ある毎に言われるように我々高齢者は戦々恐々といった気分だ。重症化せず、持病もなく、且つ発症したとしても適切に病院で見て貰えて、回復するというのであれば、それほど怖いとも思わないが。どうやら医療機関は逼迫しており、特に沖縄や大都市では、その傾向が強いので油断は出来ない。検査も十分ではないし、このことは検査の増加を積極的に反対している人たち(どうやらこうした人たちの方が国のリード権を持っているようだ)がいて、諸外国のように、簡単に検査すら受けさせて貰えない。PCR検査は不正確だとか、昨日陰性でも今日掛かるかも知れないとか、ほじくり出したら何とでも云えることを金科玉条に、検査の増加を阻んでいるようだ(正式には検査数を増加するなどとは言っているが、実態との乖離は今のところ否めない)因みに日本の検査体制は世界の主要国と比べて俄然見劣りする。人口千人当たり1日の検査数では米国が2件を超えるのに対し、日本は0.2件(10分の1だ)にとどまる。米国ではそれほどの検査をしていながらここまで感染者が拡大するのは、納得がいかないが、よもや検査数の増大が返って患者数を増やしているとは言わないだろう。若い人や、サラリーマンの現役の人たちは、このような状況下でも通勤をしなければならない人が大勢いる。一部整った会社ではリモートワークも出来ているようだが、大半は通勤者だろう。時差通勤や、間引き通勤などといった知恵は、それぞれの会社が独自で決めて実行しているようだ。落ち着いて3密を避け、マスクをして列車内では換気に努め、行動していれば、現在の所、交通機関から大量の感染者が出たといった話は聞かない。感染が増加しているのは、レストランやバー、職場、コンサートや合唱など音楽関連イベント、スポーツジムが多いとのことだ。いずれも3密(密接・密集・密閉)の環境での感染増加だ。朝の散歩時とか、買物先では、殆ど例外なくマスクを着用している人たちばかりだ。むしろ朝の散歩で、十分に間隔を取っている人も半ばクセのようにマスクをしている人が多い。日本人独特の感覚なのだろう。こうした事に対して、熱中症になるから、出来るだけマスクを外して(3密を避けて)行動するようにと逆の指示も出るくらいだ。年寄りは、素直に指示に従っている人が多いようだ。自らの命が掛かっていると考えれば当然のことだし、若い人のように外に出歩く必然性も少ないからだろう。問題に感じるのは、無症状の人でもウイルスを持っている可能性があると言う事だ。症状が出なくて、そのまま治ってしまうのはその人には良いことだが、それを知らずに歩き回って、ウイルスをまき散らす可能性があると聞けば、もはや周りの人たちは皆敵に見えてしまう。早く心の安まる日が来ることを願っている。
2020.08.31
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今日のウォーキングは第1758日目で8933歩だった。今日は終日家にいた。***生物の痕跡を求めて、火星へ探査機が打ち上げられた。地球温暖化と異常気象で、ただでさえも住みにくくなった地球だが、広く宇宙に目を向けて、人類が移住することが出来る星がどこかにないものだろうかという期待は、誰しもが抱くところでは無かろうか。人が住めるという前に、生命が存在するかどうかが当面の調査対象になっている。以前から宇宙に於いて生命がすめる条件と言う事が考えられてきた。太陽系の中では、木星の衛星エウロパ、土星の衛星エンケラドゥスなどには水(海)の存在なども確認されている。こうした惑星の海には、地球と同じように、熱水が噴き出す孔が存在する深海がある。そこから噴き出す熱水を利用してエネルギーを作り出す微生物が生息していることは知られている。こうした熱水吹き出し孔がエウロパやエンケラドゥスにもありそうだと考えられているのだ。太陽系の外の惑星(系外惑星)にはこうした水を有する惑星が存在しないのだろうか。2017年に太陽系の外にある恒星、トラピスト-1の周りに、地球とほぼ同じサイズの惑星が7つ発見されたと報告された。トラピスト-1は地球からおよそ39光年離れていて、それらの内3つの惑星は「ハビタブル・ゾーン」の中にあるとされた。ハビタブル・ゾーンとは、宇宙の中で生命が誕生するのに適した環境となる天文学上の領域のことだ。もちろん我が地球は太陽系の中ではハビタブル・ゾーンの中に入っている。トラピスト-1で見つかった全ての惑星はトラピスト-1の温度がおよそ2300℃と、太陽の温度、約5500℃と比べてかなり低い故に、太陽系の水星よりも内側に存在している。こうしたハビタブル・ゾーンの中にある系外惑星は50個を数えるという。トラピスト-1の7つの惑星は地球に対して月がそうであるように、同じ面を中心の恒星に向けていると見られる。昼の半球は灼熱、夜の半球は酷寒の環境となるが、昼と夜の境界付近はちょうどよい温度に保たれる可能性がある。また、トラピスト-1のような赤くて暗い恒星の場合、中心の恒星のフレアが長期間活発であったとみられ、、そのせいで周囲の惑星の水はどんどん放出され、これら惑星は干からびている可能性がある。之は生命の存在上は不利なのだが、トラピスト-1の場合は、赤くて暗く、温度の低いことから、太陽に比べて恒星の寿命が長いことになる。このため、生命が進化する上では適していると云える。太陽と地球ができたのは今からおよそ46億年前で、その後、細菌のようなシンプルな生命体はおよそ38億年前には誕生したと考えられている。しかし、複雑なからだのしくみを持つ多細胞生物が生まれたのは、ほんの6億年前と、地球の誕生から実に40億年もかかっている。このことから、トラピスト-1は多細胞生物にとっては進化しやすい環境にあると云える。また、生命が生存可能な星はある程度大きいこと、又磁場を有していることなどが必要になる。軽い惑星だと、重力が十分でなく、大気を引き止めておくことができないし、磁場がなければ、中心の恒星が起こす風に抗しきれず表面の大気が剥がれることになるからだ。 このように、惑星が軽くて小さいと冷えやすく、惑星内部の対流が止まることで、磁場がなくなって、大気がたくさんはぎ取られてしまうということになるのだ。現に、地球のおよそ半分の大きさの火星は、地球と比べると0.6%の大気しかない事が分かっていておよそ40億年前に磁場がなくなったことが原因と考えられている。地球温暖化が問題となっている温室効果ガス(二酸化炭素など)だが、これが全くなくなってしまうと、地球の温度は保温されることがなくむき出しになるので、地球の平均気温は、単純計算ではマイナス18℃になっていたと推測されるのだ。何でもそうだが、頃合いというのが大切なことで、ありすぎてもなくても、生命にとっては好ましくないと云う事になる。トラピスト-1の周りの惑星については、一番近いbとcの大気が、木星のような水素ガス主体の大気ではない、ということが分かっているだけで、詳しいことはまだよくわかっていない。宇宙で次々と見つかっている太陽系以外の惑星にもそのような温室効果ガスが存在するかどうかが分かれば良いのだが、現状では、大気の成分が調べられている系外惑星は限られている。その他にも、生命誕生や維持のための要素は数多く存在しているので、一般的にハビタブル・ゾーンにある惑星と言っても一概に生物がいるかいないかは簡単には云えないと云う事だ。今後の観測がそういった詳細を解明してくれれば、生命の生存に適した惑星か否かが判然とするのだ。系外惑星が最初に発見されて22年、観測の技術が発達していくのにともなって、太陽系にはないさまざまな姿の惑星が発見されてきた。恒星のすぐ近くを周る木星サイズの惑星「ホット・ジュピター」、地球よりも重い岩石惑星「スーパー・アース」、楕円の軌道で恒星に極端に近づいたり遠ざかったりを繰り返す「エキセントリック・プラネット」などなど、たくさんあるとのことだ。太陽よりも小さな主星(赤色矮星)の周りを回る、地球の8倍程度の大きさと見られる系外惑星(K2-18b)の大気に水蒸気が含まれている事が発見されている。この星もまたハビタブル・ゾーン内を周回していることが分かっている。K2-18bは太陽系から111光年ほど先にある系外惑星であり、海王星のような氷の巨大惑星か、水素を豊富に含む厚い大気に覆われた岩石惑星であろうと考えられていて、地球とそれほど似ていない。大気中に水を確認できた系外惑星は、現時点(2019年)ではK2-18bだけだ。又、この星では雨が降る可能性も指摘されている。このようなことから、この惑星には生命がいる可能性が高いと見られているのだ。初めて系外惑星が発見された1992年以来、最も有力な生命が存在しうる惑星ということになる。このように、太陽系以外で地球と似た惑星が続々と見つかり、生命が存在するのではないかと期待が高まっている。然し乍ら、ハビタブル・ゾーンに入っている惑星でも、生命の存在には向かない場合があるとのことだ。特に注目されるのは恒星から惑星に届く放射線や紫外線の影響だ。太陽をはじめ恒星は強い放射線や紫外線などを出している。中でも大規模な爆発である「フレア」を起こすと強力な放射線などを発生する。太陽に最も近い恒星「プロキシマ・ケンタウリ」のハビタブル・ゾーンで見つかっている惑星では、大気が地球の10分の1で地磁気もないと仮定すると、約10シーベルトと人間が一度に浴びれば死ぬ危険がある放射線が降り注いでいる。「トラピスト-1」のハビタブル・ゾーンにある3つの惑星についても、高い放射線が予想されるものの、地球と同じように厚い大気や強い地磁気があれば、惑星表面に届く放射線は大幅に減少するので生命の維持には問題ないと云える。ハビタブル・ゾーンに入る地球に似た太陽系外惑星は現在100個程度ある。米航空宇宙局(NASA)が2018年にケプラーに続く観測衛星「TESS」を打ちあげるなど探索は盛んで、数は増えそうだとの見通しだ。
2020.08.30
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今日のウォーキングは第1757日目で9441歩だった。買物で近場を回った。ソフトバンクの光回線撤去工事の予定と聞いていたが、勝手にやってくれたのだろうか。***昨日安倍首相が退陣を表明した。見たところ、全く生気がないようにも見えたこの頃だったが、政治家連中の煙幕も、今日で終わって、退陣が決まれば、次期総裁、総理はどうなるのかで話は持ちきりになる。安倍は、第1次の時も病気で退陣を余儀なくされた。「美しい日本」はどこかへ行ってしまい、第2次では見事に復活、アベノミクスがどうのこうのと言う中、殆ど成果無しに超ロングラン(過去の政権で最長)となってしまった。掲げた憲法改正も盛り上がりに欠け、経済政策は、自らはアベノミクスの成功などと言うものの、客観的には、殆ど誰も評価しないままに終わった。何かを成したかとういえば、私などには何も思い浮かばない。私の代で是非解決をと意気込んだ北朝鮮の拉致問題も、何1つ進展無しに唯々青いバッジを付け、経済制裁をしただけで終わってしまった。こうしたことから、この首相は、口が先行し、実が伴わない人だという印象を持ったが、果たしてその印象のまま退陣することになった。2007年9月の第1次政権も今回も持病が災いしてとのことで、そのこと自体は気の毒でもあり、そうした中よく頑張ってきたものだとの思いはある。然し乍ら、森友問題で、「もし私や妻が売買や認可に関係していたとしたら、首相も議員も辞める」と言った辺りから、風向きがおかしくなったようだ。その時点では本当に詳細を知らなかったとして、事実が判明したときから真っ赤な嘘で誤魔化し続け、疑惑に対しても丁寧に、真摯に説明するとしながら、はぐらかしの一手で逃げまくったことは、記憶に鮮明に残っている。第1に掲げたアベノミクスの「3本の矢」 だが、第1の機動的な財政政策、第2の大胆な金融政策に対しては、それなりの評価があったのかも知れないが、肝である第3の民間投資を喚起する成長戦略と言う段になって、何1つ軌道に乗せるというよりもスタートすらできない有様だった。こうした未来への期待を削ぐかの如く不祥事は相次いだ。もう既に忘れ去られているものから、今なおふつふつと煮えたぎり、次期首相への申し送り的になったものまで数多ある。(肩書きは辞任時)それとも何もかも辞任で水に流すのか・・・。2014年、小渕優子経産相、松島みどり法相、2015年西川公也農相、2016年甘利明経済再生相、2017年今村雅弘復興相、稲田明美防衛相、2018年江崎哲麿沖縄相、2019年桜田義孝五輪相、菅原一秀経産相、そして、2020年には、河井克行法相、河井案里、秋元司と言った具合に、自身の長期政権とは真逆に年毎に多数の閣僚が辞任している。(議員は辞めていない者も含む)その度事に任命責任を痛感し、とこれまた飾り言葉だけを残して自身はのうのうと生き残った。百歩譲って、それらの人材は、派閥均衡というお飾りであったり、女性登用との飾りであったりと、本人の自覚素養に依るところもあったのだが、森加計問題に入るや、知り合いやお友だち優遇が目に余り、税金を8億円も無駄遣いして、土地を売却して仕舞うなど、国民に実害を及ぼし始めた。中でも、安倍ほど人事を駆使して周りを従わしめた人もいないのではないか。能力主義や適材適所は空文で、全くのIT音痴をIT担当大臣に据えるなどとの笑えぬ人事(之故でも無いだろうが日本はIT後進国を露呈した)もある中、自分の親しい政治家だけを重用する「お友達人事」を徹底したことで、自分に批判的な政治家を排除していった。安倍の一番の「お気に入り」とされる稲田朋美などは、防衛大臣時代に虚偽答弁やあれほどの不祥事があったにも関わらず、いまや幹事長代行に抜擢されて復権している。何をか況やだ。安倍の盟友の甘利明も辞任に追い込まれながら、自民党内で影の財務大臣と呼ばれる重要ポストの党税制調査会長に起用されているのを見ても、そのやり方の恣意的私的行為はこの男の人格を良く表している。一旦嘘をつけば、その後は雪だるま式に嘘が重なっていく。ことわざに言うようにもはや始末が付かないまでになっていた。普通の首相なら、事ここまで至ってはきっぱりと辞めるだろうと思われたが、しぶとく嘘をつき続け、地位に恋々とした。また、之に忖度した官僚達が、文書の改ざんは愚か必要文書まで廃却するなど、およそ民主主義国家では考えられない行動を採るに至った。しかもそうした、官僚達は、なぜか次の人事で出世するという不可思議な結果を残したのだ。追及に対してものらりくらりとご飯論争に徹し、時間稼ぎと、不敵な笑いで誤魔化し続けたのだ。それを止める野党の力も全くなく、ましてや、自民党内で内部浄化が行われることなど期待すべくもなかった。こうした苦況(の筈)を乗り越えて、すこしは反省するのかと思いきや、我が世の春とばかり、桜を見る会の開催では、公私混同も甚だしく、公費(税金)で、自らの支援者を招いて、本来の国への貢献者を祝す会から逸脱して予算も何も自在に増長せしめてきた。今辞めるに当たって、彼の心の中にこれらの問題が問題意識として残っているやら、甚だ疑問に思える。ただ、コロナもあって、習近平を国賓で招かなかった(招けなかった)事と、一帯一路に染まらなかったことだけはラッキーだった。ついこの間、大伯父の佐藤栄作の首相在任記録を更新し、日本で最も長く首相を務めた男として歴史に名を残す事になったが、彼が在任中に成し遂げると大見得を切った、拉致問題を始め、日ロ平和条約(北方領土返還)、憲法改正などは、総てお蔵入りとなって仕舞った。ただただ誇れるのは歴代最長政権と言う空虚なものでしか無い。地球を俯瞰する外交の名の下、確かに訪れた国の数は多いが、果たして、見るべき外交成果を残したかと改めて見返せば、特筆するようなものは何もなく、ただただ昭恵と海外旅行をした記録だけが残ることになって仕舞ったのだ。外交の成果の1つとしてあげているトランプと仲良くやって日米同盟を強化して、・・・等とあるが、あれだけトランプの言いなりに高い戦闘機を買わされ、卑屈にも大相撲では観客そこのけでトランプを優遇するなど、そこまで這いつくばらなければいけないものかと嫌気が差したほどだ。プーチンとも何度か会っては居るものの、さしものごますり外交は彼には通じなかったのか、北方4島の返還は、又大きく遠のき、その内有耶無耶になって仕舞うのかとさえ危惧を抱くほどだ。これら外交問題は相手があること故に簡単に進みうるものではないことを理解しているが、ただ安倍の場合は、何事に付けても私が必ずやるのだと、大見得を切ることだ、之を自身への鼓舞とするだけなら良いが、あたかも国民に夢を抱かせながら、全く進展が亡いどころか、動きすらもやる気があるのかどうか疑わしいことだ控えめに内部で闘志を燃やしていてなどと、言う態度は微塵もなく、なにがしかの期待を国民に残したままの退陣になって仕舞ったのは、残念極わまりがない。最後には反省した言葉を述べているが、最後のような謙虚な気持ちを持ちながら鬼気ある対応を期待したかった。働き方改革と称するものは、評価する者もあれば、現場の状況を知らない独りよがりだとの批判もある。女性登用については、なかなか人材不足もあってか空振りの状況であり、日本の女性の意識の低さ故か、選ぶ側の意識の遅れか、諸外国の足元にも及ばない有様だ。このことは、ひとり安倍のせいと攻めるのはすこし酷かも知れないが、今回のコロナ対応に於いては、マスクを始め、之という結果が出せないまま、案外と首相の意向も旧態依然たる官僚(厚労省医系技官達)には通じないものなのだとの印象を深くした。このまま続けても体が持たないかも知れないことは別としても、何ら有効な手を打ち得ないことは明白だ。コロナが明らかにした政権の問題に、安倍自身は、殆ど何もしておらず、側近の官僚達が、いいようにかき回していて、それをコントロールすることさえ出来なかったというのが真実のようだ。遅ればせながら今回辞任したことが唯一の善行か。
2020.08.29
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今日のウォーキングは第1756日目で8650歩だった。薄暗い雲に覆われていたが、途中から小雨が降り出した。差ほど濡れることもなく帰宅して、予て取り外していた木の塀を、丁度今日ゴミで出した。木に残っていた釘を取り去るのに結構時間が掛かった。連れ合いはメンテナンスの為に歯医者に出掛けた。夕方孫達にテイクアウトのマクドを届けた。***中国軍が中距離弾を4発、南シナ海に打ち込んだ。貿易の関税強化から始まって、ファーウェイの排除、TikTokの排除と、米国は立て続けに中国を絞り込む。トランプは選挙を有利に進める1つの手段としても中国強攻策を採っているようだ。ともあれ、伝えられる情報からは、中国の冷徹なまでの覇権行為が読み取れるが、この先どうなっていくのだろうか。日本は、つい先頃終戦記念日で、悲惨な戦争を2度と起こさないようにと反復したばかりだった。第2次世界大戦後は、何度か危機的な状態はあったものの、米国とソ連との均衡は保たれ、ソ連がロシアに変わってからは、各地で紛争が起きたりテロの脅威は増したりしたものの世界を2分するような戦争は避けられてきた。その間に中国は着々と勢力を増し経済的にも米国に次ぐ強大国家となってしまった。その中国は、一方では一帯一路を掲げ、又一方では太平洋へと何とかその勢力範囲を拡大しようとしている。やがて世界制覇を夢見ているのだろうが、当面は、米国と世界を2分して支配しようとの思惑のようだ。通常海に於ける国の支配は200海里とされているが、そんな約束はどこ吹く風で、中国の解釈は、独善的だ。彼らが主張する管轄海域を見ると、実に大胆な線引きを行っていることが一目瞭然だ。普通の感覚では、何処にそんな根拠があるのかと誰しも思うところだが、中国は一切気にしていないのが凄い。尖閣も自国の領土だとじわじわ進出しているけれど、彼らがいう第2列島線を見てみると、昔から一貫して、その野望が如実だ。ここで、南シナ海は、第1列島線内だから彼らの主張はまぁ一貫していると云う事だ。徐々に肉薄しているのを日本では内輪でぶつぶつ言っているだけだからつけ込まれるのは彼らの予定通りのことだ。南シナ海に関係する国は中国の他に台湾(尤も習近平にとっては台湾も自国なのだから始末に悪いが)、フィリピン、ベトナム、マレーシアそれにブルネイだ。地図を広げると、この第1列島線が如何に歪であるかが一目で分かる。台湾を取り込んでいる(この是非はこの際置くとして)のは置くとして、フィリピン、ブルネイベトナムには、各国の沿岸にほんのかするほどに近接しているのだ。ベトナムのトンキン湾は、流石にすこし遠慮気味には見えるが、その他は、該当国の管轄海域を全く認めていないと云う事が歴然だ。このように、習近平は、日本を含む、これらの国と中国の属国程度にしか見ていないと云う事だ。之に対して米国が自国のグアムにも届くミサイル故に緊張感をみなぎらせている。日本はどう出るのだろうか。せいぜい、菅が、「大変遺憾に思っている」と述べてお終いだろうか。安倍なら、各国と協調してと言う言葉でも入れて、トランプに泣きつくくらいが関の山か。どうやら辞任を固めたようだから、もはや関係ないと自らの誤魔化しと同様にシャッターを下ろしてしまうのだろうか。発射されたミサイルは中国最新の中距離弾道ミサイルで、内陸部の青海省から最大射程5000kmの「DF26)」と、浙江省から最大射程2150kmの「DF21D」だ。この発射時の写真も公開されている。習近平は、中国の威をこの際世界(米国)に見せつけるのが目的なのだろう。北朝鮮が、ミサイルを撃ちまくるのは、どうか此方を向いてくれと言う意思表示のようだが、中国もまたそういったつもりなのだろうか。よもや南シナ海にミサイルを撃ち込んでも自国の領域内なので、何か問題があるかと言うつもりなのだろう。着弾予想海域を見ると列島1次線の遙かに中国寄りで、まぁ「何か問題でも??」という具合なのかも知れない。米国がハワイ沖で、米海軍主催の環太平洋合同演習「リムパック」を行っているのだから中国としては、自国の領海内で実射試験をして何が悪いとでも言うかのようだ。然し打ち上げたDF21Dは空母キラーと呼ばれているようで、暗に、こちらは何時でも空母を鎮められるんだぞと、いうメッセージを米国に送っているのだ。この辺りのことが駆け引きとしてなら良いのだが、何か1つ手違いでもあったときには、一気に重大局面に至らないとも限らないのだ。米国は、当面この辺りを巡回している空母への攻撃を危惧している。問題は、このミサイル発射着弾を機に、米国軍との偶発事故の発生だ。之までも南シナ海では、米国は、中国の進出を完全に違法としながらも、直接関係諸国との話し合いによる平和解決を求めてきたが、最近では、直接的に中国の行動を非難の目で見ている。米国の認識は、過去の中国のままではないとしているようだ。誰が放置し、このようなことになってしまったのか、という感じだが、振り返ってみれば、中国の戦略は一貫しており、それが国際社会に受け入れられようが、そうで無かろうがまるで意に介していないと見える。フィリピンのドゥテルテなどは、中国に反感を持っているとは言え、経済面の支援をあてに、南シナ海での中国の動きを見て見ぬ振りをしてきた。日本などは、自国の領土尖閣列島に何度も何度も中国海軍が侵入しても「遺憾」の2文字でお終いなのだから、甘く見られても当然だ。流石の米国も、中国の無神経なばかりの威嚇進出に、世界に対中包囲網の形成を呼びかけている。こうした中国の軍隊の話になると、なぜか私は007の「ドクター・ノオ」のことを思い出してしまう。映画のように上手く治まってくれれば良いが、現実はどう転ぶか分からない。中国の言い分は、米国のU2偵察機が飛行禁止区域への進入したことに対する対抗措置だとの理由を述べているようだが、こうした理由はあってなきがごとしだ。どちらがどの程度相手の意向を察知するか否かで、こうした威嚇行動は変わってくる。クリントン政権時にも台湾海峡で互いの示威行動があったが、その時は米国が空母2隻を派遣することで、中国の行動は抑制された。その時点ではまだ中国の軍事力が熟していなかったとも云える。相手がトランプに変わり、ほぼほぼ手の内を読み取ったであろうが、トランプ故に我が選挙のためならば、捨て鉢になることも十分に考慮されるだろう。その点冷酷無比ではあるが習近平は、やっていること自体は法外で、国際社会から認められるものでは無いものの、その無茶な主義主張は予てから一貫したものだ。先ず手始めにトランプやその取り巻きを威嚇することで、相手の出方を見ているのだろう。これが、日本の安倍ならば、何かにつけて米国の意向を斟酌してとなるから簡単だが、トランプ本人がどの程度であるかは、究極計り知れないわけだ。相手の動きに合わせて相応のジャブを飛ばすことはしても、米中共にここで本格的な1戦を交えることの不条理はわきまえているだろう。こうした、南シナ海での米中両国のけん制行動はこれからも続くだろう。問題はその気が無くとも、偶発的に何かが起こることが恐ろしいのだ。
2020.08.28
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今日のウォーキングは第1755日目で8701歩だった。松坂屋に買物に出掛けた。私は外で待っていたが、連れ合いの言うには、売り場が狭くなりレジも縮小されたので、長蛇の列が出来ていたとか。密を避けるのに気を遣うほどだったとのことだ。昼過ぎになって姫達夫婦が来訪した。双方とも気を遣って、顔を見て話すだけになったが、元気そうでなによりだ。***この所日経平均株価は高みに入っている。コロナ禍で皆ゼイゼイ言っているはずなのに、一体之はどういうことなのだろうか。元より経済などは全く門外漢なので知る由もないが、日経新聞の決算ランキングを見てみた。どうやらコロナとは関係なく、ITや半導体等のテクノロジー関係が売上高を増加させている。売上高上位20社には、残念ながら日本の企業は入っていない。1位アマゾン、2位センティーン(医療)、3位ドイツテレコム、4位Tモバイル、5位エーオン(独電力)だ。こうして眺めると、13企業が米国、3企業が中国、その他4カ国となっている。意外とドイツが頑張っている印象を受ける。日本のトップは任天堂の22位で、ゲーム会社がトップだとは、一寸複雑な気分だ。逆に、最終損益がマイナスになったのは、石油や、航空などだ。マイナスが多い順に1位ロイヤル・ダッチ・シェル、2位BP、3位サウジアラムコ、4位シェブロン、5位トタルだ。売り上げ高の減少も、ほぼほぼ、損益減少に倣っている。売上高減少で目に付くのは自動車産業で、VW、トヨタ、フォード、GMが揃って名前が挙がっている。売上増トップのアマゾンを例に取ると、前年同月比で、2兆5908億円増の9兆5603億円だとのことだ。従業員には総額500億円ものボーナスが支払われたとか。正にうらやましい限りだ。売上減少のトップ(即ち売上が最も落ち込んだ)のはロイヤル・ダッチ・シェルで、減少額6兆5023億円で、売上高は3兆3439億円だ。売上増の企業と減の企業の差は9兆円にも上るのだから、コロナの功罪は極端だ。自動車の売上げ減もVWは3兆1872億円になる。純有利子負債が増加したトップは、多額の設備投資や研究開発費を要する自動車や固定費が大きい航空などが目立った。トップのトヨタは純有利子負債の増加額は2兆3554億円で、総額は17兆2109億円だ。自動車は電動化や自動運転に向けて、重大な変革期に当たり研究費を減ずるわけにはいかない。1兆円超と過去水準を維持している。純有利子負債の増加は、自動車ではその他、ホンダ、日産、三菱自工があり、航空会社はJALもANAも増加している。ドコモやソフトバンクが積み増しているのは一寸奇異な感じがしないでもない。損益が改善する企業と逆に悪化する企業では、改善したとしても前年に特損などを出しているので、最終収益はコロナ前から増加したわけではない。上位には、石油や、鉄鋼が名を連ねる。石油会社は、コロナで人々や荷の移動が少なかったことなど改善は大きくても利益水準は低いままだ。日本電産や東京エレクトロンなどパソコンや半導体がらみは、最終損益は改善するようだ。損益悪化は、やはり自動車で、トップはトヨタだ。商事会社が軒並み悪化するのは石油などの資源がらみだろう。連続最高益年数の比較があった。最高益を更新する企業はコロナ禍にあっても132社ある。しかし、この数は、前期の378社の約3分の1でしかない。トップは27年連続最高益更新の食品スーパー、ヤオコーだ。コロナの巣ごもりが影響している。2位は100円ショップのセリア、医療情報サービスのエス・エム・エスも3位に入る。介護や看護師紹介などが貢献している。在宅が増え、DIYや庭に力を掛ける人が増えたのか、ワークマンも上にいる。私もワークマンは初めて店に入って作業着などを購入した。オンラインの学習支援などの企業も名を連ねている。配当を増額した企業もある。コロナ禍で、皆があえいでいる中、配当を増やした企業がある事自体一寸違和感がある。トップがNTTドコモだ、見ればKDDIもソフトバンクも入っている。かねがね私は通信会社は儲けすぎと思っているが、菅の要求にもなかなか応じず、恐らく裏でカルテルを結んで、通信業界は団結して不当な利益をもたらしている感じがしてならない。増額の幅を見れば、NTTドコモが25倍、KDDIが24倍、そしてソフトバンクは他のファンドの失敗などを込み込みで、何と86倍の増加となっているのだから、如何に利用者に負担を掛けているかがよく分かる。株主に高配当するのは、自由主義経済の株主預託に答えるという意味では当然のことかも知れないが、通信には、国のインフラであると言った使命感的なものが全く感じられないところが残念だ。この際、儲けすぎた金は、配当増加というよりも、コロナであえぐ医療機関などへの支援に回すべきだというのが私の気持ちだ。こうした中、東京エレクトロンや村田製作所など半導体装置関連や通信の先取りの5G関連の企業が増額しているのは、更なる投資を呼び込む上でも好ましいと感じる。コロナ禍で、減配に追い込まれた企業はやはり自動車関連だ。配当減の企業の中でその額が最も大きいのはホンダだ。他の自動車メーカーも軒並み減配か減配にらみのようだ。任天堂は期初に配当総額を297億円減らす方針を打ち出していたが、コロナで巣ごもりが進み、4~6月の連結純利益が前縁同期の6.4倍の1064億円になったことから、営業利益は会社予想の15%減だが、株主還元の期待が持てるとされる。巣ごもりで、通信教育などが増えていくことには抵抗感はないが、高々ゲームが増加すると云う事を考えると、日本の将来を考えたとき、娯楽ばかりではどうにかなって仕舞うのではないかと、少々不安に思える。コロナ禍で、誰もが痛い目に遭っているのかというとそうでもない企業(業種)もあるのだと逆に感心し、こうして逆境の中でも儲ける人たちがいるのかと思って意外だ。そうしたことから株価が高値を付けているという単純なものではないだろうが、逆境でも何とかなる企業もあるし、逆境をバネにして、頭を使って、生き延びることだけではなく飛躍をする企業もあるのだと知って、なんだかすこし安堵する気にもなる。「Go toキャンペーン」等は、観光業界を支援する意味でそれはそれなりに意義ある事かも知れないが、キャンペーンの開始時期や、裏で政治家が、関連企業を無理矢理立ちあがらせるために仕掛けたような裏事情を見てしまうと、素直には、賛同できない点もある。新宿の夜の街を十把一絡げで悪とすることもあまりに短絡的すぎるが、意味もない安全ステッカーを貼り付けて、それで事足りるとする短絡的思考では、なかなかこのコロナ禍を乗り切ることは出来ないだろう。特措法を文字通り時限的に強化して、鞭(規制)を振るい、それにはアメ(補償)を迅速且つ的確に行使するなどのもっと抜本的な方策が出来なければ、今後のこうした感染症への対応は何時も後手後手に回ることになるだろう。コロナで日本は、終息に向かっているとの観測もあり、又重病者が減じているとの話も聞くが、この所毎日、2桁ずつ死者が増えているのは何とかならないものだろうか。
2020.08.27
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今日のウォーキングは第1754日目で8109歩だった。eo光りに変更したことで、NTTから機器の返却キットが送られてきた。電源アダプターと共に返却した。コーナンにも立ち寄った。***日経Deep Insightの編集委員松尾博文の寄稿だ。新型コロナでステイ・ホームが言われていたが、今は慎重を期して「Go to トラベル」だという。コロナを舐めきっているわけではないだろうが、経済を動かすという名目で、旅行に行けと勧めている。紹介された寄稿の冒頭には、130年前の1890年、シリア第2の都市アレッポがコレラの流行とバッタの大発生に襲われたと言うところから始まる。そんな時、オスマン帝国末期に内相を務めたジャーナリスト、アリ・ケマルがアレッポにいて、コレラとバッタを避けて、異常なまでの防御で室内にこもったという話だ。アレッポでは18世紀以降、少なくともペスト25回、コレラ4回、天然痘2回の流行があり、4回のバッタの大発生にみまわれたとある。ペストではヨーロッパの3分に1が死亡したと言われているので、現在のコロナの比では無かっただろう。現在のアレッポは2011年から続く、アサド政権軍と反体制派が戦う戦場と化している。アサド政権にはロシアやイランが、反体制派には米国、トルコなどが肩入れして、激しい攻防が繰り広げられ、街は尽く破壊されてしまったという。こうした内戦が既に10年も続いているのだ。こうした荒廃の中、さぞコロナ禍は相当だろうと思うが、現在感染者は2217人、死者は89人に留まっているという。どうも近隣諸国に比べて異常なまでに少ないのは何か裏があるのだろうか。正直、シリアという国がコロナに対して万全の備えをしているなどとは到底考えられないのだ。こうした荒廃しきったアレッポの街では反体制派への支援物資をどの程度の期間、どこからどう運び込むかで、米ロは対立し、国連安保理までが手の出しようがない状態だ。国連はコロナ危機の下で世界中の紛争当事者に停戦を呼びかける決議が採択されるまでに安保理は3カ月を要したという。最近の国連は、どうも機能していないのではないかと思う。WHOの役割を巡っては、アメリカと中国が対立していることが響いている。コロナ禍でも、国同士の確執は、納まる気配もない。世界レベルでの感染者急増と死者の増加を以てしても、紛争の一旦休止というのはなかなか難しいようだ。この混乱期でも、あわよくば覇権をと思っているからすごい。コロナ発生時から世界の動きは方向を定め切れていない。第2次世界大戦後は米国がWHOの設立・運営で主導的役割を果たしてきたが、現在はその米国がWHOを脱退し、中国が之に取って代わろうとしているのだ。でも、中国ではなぁ。中国はテドロスを取り込んで、発生原因の国の負い目を何とか誤魔化そうとヨーロッパ辺りにマスクや医療機器を送って取り込もうとしている。攻守が逆転したかに見えるが、どうも中国の動きは、相手国を慮ってのことではないようだ。かつての米国の役割を中国が担おうとしているようだが、とても、公平な目で見ることが出来ない状況だ。素人目にもこうした混沌の世界では、コロナ禍から脱出できるかどうかさえ疑問に思う。こんな中、更に追い打ちを掛けるように今年はバッタが大量に発生したのだ。もともと2018年にアラビア半島南部で発生したサバクトビバッタが海を渡り、ソマリアやエチオピアで猛威を振るっている。バッタは、世代交代を繰り返しながら20カ国以上に広がり続けている。1平方kmの群れは1日で3万5000人分の食糧を食べ尽くす。農作物を食い荒らしながら、1日で100km以上、移動する。アフリカでも次第に範囲を広げ、ケニアは過去70年で最悪の事態になった。東はパキスタンを襲い、更にはインドのニューデリーへも迫っているという。之ばかりではない、違う種が、中央アジアや南米でも猛威を振るっているという。この間テレビで、日本は大丈夫かという話があったが、遠いとは言え、何が起こるか分からないのが現在だ。国連食糧農業機関(FAO)は東アフリカだけで2000万人が食糧危機にさらされると警告している。そんななかでも、シリアやイエメンなどでは未だに戦闘が続いている。加えて、イスラム過激派が国境を越えて連携して、この騒ぎを助長している。なんだか、イスラム過激派はバッタかという感じだ。一方、アフリカ南東部のモザンビークでは三井物産や日本の政府系機関が参加する液化天然ガス(LNG)プロジェクトに対し、国際協力銀行が総額144億ドル(1兆5300億円)の巨額融資を決めた。こうした動きを阻害するように、開発現場近くでは過激派組織「イスラム国」(IS)系の集団が活動を活発化して、8月には拠点の港湾都市を制圧した。多数の住民が家を追われ、当然のことながら開発現場ではコロナの感染も起きている。因みにモザンビークは現在感染者3395人、死者は20人と、比較的少ない。泣きっ面に蜂ならぬバッタだが、感染症に加えて、自然の異変更には紛争と、休む暇なく襲いかかる。それに乗じてテロ集団が横行するのだから溜まったものでは無い。こうしたことから難民の大量発生や困窮と、負のサイクルは加速するのだ。こうした時こそ世界が1つにまとまって対応しなければならないのだが、安保理も、WHOも機能せず、米国は自国のコロナと2ヶ月後の選挙に向けてそれどころではないといったありさまだ。対する中国も自国の有利だけを求めて暗躍し、ロシアは世界第4位のコロナ禍で喘ぐ中、野党のリーダーを毒殺しようとする。一寸戻って、アリ・ケマルの話で、面白いことを知った。ケマルは第1次世界大戦後、オスマン帝国から新生トルコ共和国への移行の混乱のなかで群衆によって殺された。殺されるように仕組まれ私刑にされたのだ。ケマルが私刑になった背景は詳しく書かれていないが、なんと、彼の息子は現イギリス首相のボリス・ジョンソンだという。日本人の感覚なら、こうした事は考えられないかも知れないが、ともかくも破天荒な出現で、イギリスをEUから脱退せしめたのだから、凄い男だ。そのジョンソンは、皮肉にも、コロナウイルスに自らが感染して、集中治療室に入るまでになったが、運良く、生還した。彼は、当初集団免疫の獲得を目的とした独自の対応策を採用していたが、最終的に数十万人が死亡する予測だったことから批判を浴び、方針転換を余儀なくされたというのだ。そのジョンソンが、国民に向けたメッセージで、「コロナ危機で明らかになったことを1つ挙げるなら、社会なるものが確かに存在しているということだと思う」と語ったという。社会とは人と人との結びつきを指し、その集合体が国家と国際社会だとすれば、コロナ危機が問うているのは、社会が持つ共助の力を再認識し、取り戻すことではないか。それがアフターコロナの国際秩序の出発点になる。と言う風に、この寄稿を締めくくっている。
2020.08.26
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今日のウォーキングは第1753日目で8274歩だった。コーナンにテイクアウトで出掛けてついでにスコップや箒などを買って帰った。ステイホームで、家事をする機会が多くなった。***ナショナル ジオグラフィックにスミロドンの話があった。氷河時代のネコ科の動物で、約1万2000年前まで続いた最終氷期辺りまで北米にも生息していた。絶滅したサーベルタイガーの仲間だが、現代のトラより大きかった。驚くほど力強いその四肢で獲物を押さえ付け、20cm近くある歯を腹部や喉元に突き刺し、ラクダやウマのような大きな獲物を仕留めていいたようだ。ところがこうした「剣歯」をもつ最古の動物は草食だったという。どういうことか。スミロドンの意味は「ナイフの歯」で、サーベルのような歯を獲物に突き刺して失血死させていたようだ。サーベルのような歯をもつ獣はスミロドンだけではなかった。例えば、外見はスミロドンと似ているティラコスミルスという有袋類も、長い牙をもっていた。しかし、ティラコスミルスは捕食者ではなく、カンガルーやウォンバットのような有袋類で、捕食者というよりスカベンジャー(腐肉食者)に近く、ハイエナのように誰かが襲った動物の食べ残しなどを後で、食べていたようだ。長い剣歯で死骸を切り裂き、残りものにありついていたようだという。柔らかい臓器のみを好んで食べる肉食であった。このような長く鋭い犬歯は肉食動物だけでなく、草食動物ですら持っていたというのだ。剣歯と言うのは、切れ味を鋭くするため、のこぎりの歯のようにギザギザしている場合もあるが、必ずしもそうとは限らず、長くて平らな犬歯と言うのもある。人間にも名残はあるが、キツネザルからヒヒ、チンパンジーなど、多くの霊長類が長い犬歯をもっている。これらの犬歯は、実際は円すい状で、スミロドンのように細長く平らではない。これらの霊長類の頭蓋骨を見るとサーベル状の歯と呼びたくなるかもしれない。しかし、霊長類が大きく口を開けたときに見える歯がいくら印象的であっても、本物の剣歯とは言えない。世界最古の犬歯を持つ動物はブラジルで化石が発見された約2億6000年前のティアラユーデンス・エクセントリクスという。哺乳類の祖先にあたる単弓類に属していて、大きさは中型犬くらい、外見はブタとカメを掛け合わせたような姿だったという。何とも奇妙な動物だ。上顎に生えた長く平らな2本の歯は、史上初の剣歯だった。剣歯以外の歯は植物を食べるためのものだ。では、なぜ草食動物に剣歯があったかといえば、同種のライバル同士の威嚇や攻撃に使ったとみられる。スミロドンは間違いなく肉食動物だで、しかも現在の虎やヒョウに似て猛獣のようだ。スミロドンをはじめとするサーベルタイガーは、喉元などの柔らかい部位にかみつき、獲物に致命傷を負わせていたと云う事が分かったのだ。こうしたスミロドンの頭蓋骨には、長い歯が突き刺さったような傷痕が残る化石がある。これは頂点捕食者同士が剣歯を武器に戦ったことを示唆している。こうした説明から、猛獣が剣歯を持つことは納得出来るが、草食動物にもあったというのがなかなか腑に落ちない。2億7000万年から2億5200万年前に生息していたゴルゴノプスはサーベル状の犬歯をもっていた。イヌのような概観だが、一部の種は、体重がおとなのホッキョクグマほどになった。これも、肉食動物で、犬歯は獲物の毛皮を突き破ることができた。こうした剣歯を持つ動物はペルム紀以降、化石記録に繰り返し登場している。こうした剣歯とまではいえないが、長い犬歯をもつ動物は多くいたようで、ティアラユーデンスや現代のジャコウジカのような草食動物のも、こうした犬歯は見られ、求愛行動や仲間同士の決闘などに長い犬歯を使用してきたようだ。霊長類は捕食者からの護身やオス同士の威嚇、決闘に長い犬歯を使うこともあるし、人によっては吸血鬼のように獲物の血をすすっていたという。しかし、剣歯をもつ恐竜は存在しなかった。ティラノサウルスの幼体は牙のような歯をもつことがあったが、スミロドンなどの剣歯とは全く異なるものだ。5600万年前の草食動物ウインタテリウムはサイに似た哺乳類で、頭部に3対の短い角が生えている。彼らには剣歯があり、求愛や闘争に使っていたと考えられている。現在のサイもカバも同じような牙を持ってはいるが、いずれも草食動物であった。6600万年前に非鳥類型恐竜が絶滅するまで、哺乳類が剣歯を獲得した例は確認されていない。ゴルゴノプスの時代以降、剣歯を有しても、どれも草食であった。このまま、剣歯を持つ動物は絶滅するかと思われたが、やがて2億年経過して、再び剣歯を持つ肉食動物が表れたのだ。約4000万年前、ネコ科の仲間であるニムラブス科が登場し、約1600万年前、剣歯をもつネコ科動物が現れた。その後、わずか1万年前にスミロドンが絶滅するまで、剣歯をもつ捕食者は繁栄し続けた。その後、剣歯をもつ肉食動物は消え去った。(と記事には書いてある。然しライオンや虎などは剣歯を持つ肉食獣ではないのだろうか。)現在、最も立派な犬歯をもつのは草食動物と雑食動物だ、と言いきっている。しかし、長い犬歯の長い歴史は、鋭い牙をもつ生き物が再び現れることを暗示している。これら最後の説明文は、理解しがたいところがあるが、剣歯というのは犬歯ではなく、大型の、サーベルタイガーなどが持つ歯のことだろう。イボイノシシや、バビルサなどは牙を持っているが草食であり、なかなか複雑だ。サーベルタイガーの一種スミロドン・ファタリス(Smilodon fatalis)は、1万年ほど前に絶滅したが、その化石化したスミロドンがこれまでに3000体以上採集されている。大量の歯の分析から、このスミロドンは体重270kg、犬歯の長さ18cmにもなり、広い草原でバイソンやウマを追いかけていたと考えていた。ところが、この猛獣は森で暮らし、バクやシカのような草食動物を餌としていたという事が明らかになったのだ。小型の捕食者は今日まで生き残っているが、サーベルタイガーやダイアウルフ(大型のイヌ科動物)、アメリカライオン(ホラアナライオンの仲間)などの大型の捕食者たちが1万~1万2000年前に、絶滅してしまった。なぜ絶滅してしまったのか、それはこうした大型捕食者に見合った大型の獲物がいなくなったことによる。環境に体を適用させることが出来なかった故だ。一方、コヨーテは大型草食動物の絶滅後、体が20%小型化し、歯の形も現実の変化に合わせるなど、「ライフスタイル」を大きく変えたことがわかっている。 こうして対象の獲物も、根本から変え、腐肉や植物をあさることで、絶滅を免れたのだ。生き延びるためには体を環境に合わせて変化させていくことも又必要であるというわけだ。更新世(260万~1万年前)まで生息していた大型の肉食動物、ネコ科のサーベルタイガーとイヌ科のダイアウルフなどは、丁度環境に適合していたのであろう。
2020.08.25
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今日のウォーキングは第1752日目で8613歩だった。お昼前には配食のボランティアで、弁当を配った。午後は、連れ合いの友人(三人会の1人)の家に、受け取るものがあるといって一緒に車で出掛けた。京都はにわか雨が結構強く降ったが、ほんのお湿り程度になって仕舞った。帰りに高島屋によって、久しぶりに地下街を歩いた。皆、マスクはしているが、それほどピリピリはしていないようだ。***2020年7月30日、NASAが火星探査車「パーセベランス(Perseverance)」を搭載したロケットの打ち上げに成功した。ミッションは生命の痕跡探しで、飛行予定は7カ月間と比較的短期間だ。逆に言えば、火星がそれほど身近になったと云う事か。火星に降りて、パーセベランスを走らせ、火星にあるジェゼロ・クレーターをめざす。パーセベランスは、6つの車輪を持つ全長3m、幅2.7m、高さ2.2m、重量1025kgの探査車だ。24億ドル(約2500億円)をかけたこの最新の原子力探査車は、長さ5km以上のケーブルと7種類の科学機器、43本のサンプル収集用容器、火星に初めて送られるマイクロフォン、23台のカメラを搭載している。探査車が目指すのは、数十億年前に湖があったとみられるイシディス平原の西端に位置する直径45kmのジェゼロ・クレーターで、惑星が衝突して出来た広大な衝突盆地と考えられている。ジェゼロ・クレーターには今から35億年以上前に外部から水が流入したことで湖ができていたと考えられており、クレーターの西側にある地形は水が運んだ堆積物によって形成された三角州とみられている。NASAの火星探査機「マーズ・リコネッサンス・オービター(MRO)」による軌道上からの観測により、ジェゼロ・クレーターにはかつて水があったことを示唆する粘土鉱物が存在することが確認されている。ジェゼロ・クレーターに水が存在していた頃には生命が生存できる環境があったと考えられていて、その生命がなんらかの形でその痕跡を残しているはずだとの見込みである。宇宙での生物(または痕跡)探査は、人類の当面の目標でもある。もしそうなれば、パーセベランスがジェゼロ・クレーターで採取したサンプルは、人類が初めて入手する火星地表のサンプルになる可能性がある。NASAはESAと共同してこのミッションを遂行しようとしている。どうやら火星の生物痕跡を含む堆積物は、先ずNASAのパーセベランスが取り込み、それを持参の容器に入れて保管しておく。そして、数年後に到着したESAの探査車によって回収され、NASAが担当する着陸機によって小さなロケットに積み込まれて火星の表面から打ち上げるという計画だ。パーセベランスによるサンプル採取、探査車と着陸機によるサンプル回収と打ち上げ、探査機による地球へのサンプル輸送という一連の複雑な連携ミッションとなるが、予定通りならパーセベランスの火星着陸から10年後の2031年に、人類はジェゼロ・クレーターのサンプルを手にすることになる。最初の飛行予定は7ヶ月と短いが、全体的には十分に長いようだ。私の命のあるうちに、火星にも生物がいた(火星人?)という見出しが新聞に躍るかも知れないのだ。パーセベランスの他にも7月19日にはアラブ首長国連邦の「ホープ」、7月23日には中国の「天問1号」が打ち上げられている。これだけの打ち上げラッシュになったのは、惑星の並びの関係で、26カ月に一度だけ地球から火星まで最小限の燃料で行けるタイミングだからだ。火星に生命がいたのかなどといった目標は今回が初めて掲げられたという。こうした目標は地球が発現する以前には火星と同じような挙動をしていただろうとの考えがあるからだ。火星への到達はなかなか容易ではない。まず、火星の薄い大気圏への突入する事から始まる火星の軌道を回るところから火星への降下は地上とは関連無しに独自で行うプログラムだ。5km/秒以上の猛スピードで大気圏に突入したパーセベランスは、先ず、パラシュートを展開し、熱シールドを吹き飛ばした後、自身のカメラで火星を見る。地表に向かって旋回しながら、着陸地点付近の岩石や斜面など、ミッションの妨げになりうる危険を自律的に回避することになる。自分のカメラで、こうしたことを見て判断することは初めてのことで、かなり高度な技術が必要だ。自立した形で、観察、判断を行って、システムが自律的に、直径10kmの着陸目標範囲の中の安全な場所に誘導するのだ。無事に着陸できたら、クレーター内の岩石や堆積物の中から、古代の生命の痕跡を探すと言う次のステップに移る。ジェゼロ・クレーターは昔、水が存在していたときには温暖であったとみられるが、現在の環境は非常に寒くて過酷だ。パーセベランスには、岩石を調べるための高度な分析機器が搭載されているほか、10年ほど後に火星にやってくる別の探査機が回収して地球に持ち帰るためのサンプルを収集・保管するための道具も積み込まれている。今回の火星探査は手始めで、将来的には木星や土星の凍った惑星も生物探査の目的に加えることも視野に入っている。人類が果てしなく夢見てきた地球外生物が、存在するかも分からないのだ。個人的には、火星でその兆候が見られるのが最短で、それ以降はもはやこちらの生命が閉じているだろう。宇宙科学者と呼ばれる人たちは、まぁ楽観的なのだろうか、今回の火星探査で生物の痕跡は見つかるに違いないと読んでいるようだ。然し、もし生物の痕跡を得られないとしても、それに関わる何かを発見できる可能性が高いと考えている。更には、たとえ生命の痕跡が見つからなかったとしても、ほかの惑星に生命が存在するための条件について、興味深い事実が明らかになるだろうというのだ。長い時間を掛けて、僅かな証拠を集めることが出来るという、科学者冥利に尽きることなのだ。まず、現状では、直径45kmのジェゼロ・クレーター内には、古代、クレーター湖に水が流れ込み形成された、広大な三角州の跡が残っている。ここが、第一の着眼点なのだ。火星が出来たのは恐らく地球誕生とほぼ同じ頃だと考えられ、46億年前の事だ。太古の火星は、現在とはまったく異なる惑星だった。誕生してから最初の10億年間は厚い大気に包まれていて、少なくとも周期的に温暖で湿度の高い時期があったようだ。38億年前にはジェゼロ・クレーターが出現し、そこには水がたまっていて、その水深は約250mもあった。クレーターの縁の岩石は約40億年前のものだが、クレーター内の岩石はこれより5億年ほど新しいとされる。そして、約35億年前までは、このほかにも火星の表面には多くの湖や川があった。今でも、川が刻んだ谷や、川の流れで角がとれた石、水中で形成された鉱物など、水の作用を物語る証拠を目にすることができる。ジェゼロ・クレーターにおける水によって堆積された粘土層には、地球上の微生物と泥で出来たストロマトライトが存在し、そこに生命の痕跡が残されているとみられる。パーセベランスにはこうした、火星の泥と岩石の成分を分析する装置2台が取り付けられていて、岩石中の元素、鉱物、有機化合物の分布を詳細に明らかにすることができるのだ。現地での分析と同様、パーセベランスはサンプルを採取をし、それを運んでいった約40本の格納容器に詰め込む。後に回収に向かうESAの探査機が持ちかえるという計画だ。こうして地球に持ち帰った岩石サンプルはより明確に火星での生命の存在を確認させるだろう。すこし飛躍するが、人が火星で生活できるかについては、酸素が必須だが、パーセベランスには二酸化炭素を酸素に変換する「MOXIE」と呼ばれる装置を積み込んでいて、その性能の検証も行われる。さらに、探査車の腹の下には、火星の薄い大気中でも飛行できるように設計された重量1.8kgの小型ヘリコプター「インジェニュイティー(Ingenuity)」が付けられていて、之を飛ばして低空からの火星探査も行われる。これだけのミッションが、計画通りに進めば、火星での生命の存在と共に、火星に人類が移住可能かどうかと言ったことも明らかにする事が出来るだろう。
2020.08.24
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今日のウォーキングは第1751日目で9194歩だった。今日は終日家に居た。***日本の鉄鉱石運搬船WAKASHIOがモーリシャス沖で座礁し大量の重油が流失してサンゴ礁や湿地に甚大な被害を与えた事は前に書いた。1180トンの重油が流失したとされる。その後、WAKASHIOがどのようにして座礁に至ったかを追跡する記事があったので、更に追及してみた。WAKASHIOは全長約300m、幅50mで、事故当時、積み荷はなく、中国からシンガポール経由でインド洋を航行し、南アフリカ・喜望峰を回ってブラジル方面に向かう予定だった。WAKASHIOはマラッカ海峡を抜けて7月16日にインド洋に入った。モーリシャス沖を通るコースは喜望峰に向かうルートとしては一般的で、近年は中国での資源需要の高まりなどによって通行量が増えている。通常ほとんどの船はモーリシャスの領海(岸から22km以内)に入らないよう距離を保つのに対し、WAKASHIOはインド洋の途中からややコースを変え、立ち寄る予定のない島に向かおうとしていた。事故の前にはこの辺りは水深が浅く、モーリシャスの湾岸警備隊がWAKASHIOにその旨の警告を発していたという。そして案の定座礁した。事故後、危険な航海をした疑いでインド人の船長の男とスリランカ人の航海士の男の計2人が逮捕されたが、速報では、Wi-Fiに繋ぐためだったという。之には眼を疑った。新幹線の運転士が、走行中スマートフォンで風景を撮影していたといったこともあったが、定常的な安全は、こうした一寸した気の緩みで起こることが、又再現されたのだ。船の座礁は全くの独り相撲であり、船同士の海上衝突事故とは自ずと異なる。大型船舶は、事前に航路が決められていて、航路上を淡々と進めば良い。港に近づいたら、その港に精通したパイロットが乗り込んで、操船してくれるわけで、問題は無いはずだ。WAKASHIOは大型で空荷状態であったために吃水が浅かった。即ち船側面が広いので、風を受ける度合いも広いと云う事だ。つい先日、1974年にLPGタンカー「第十雄洋丸」とリベリア船籍の貨物船「パシフィック・アレス号」が東京湾木更津沖で衝突し、炎上した(第十雄洋丸事件)事を記録したテレビ放映があった。この事件はLPGタンカー第十雄洋丸に、鋼材を積んだリベリア船籍の貨物船「パシフィック・アレス」が正面から突っ込む形での衝突事故を起こしたのだが、このときは航路優先権を勘違いした思い込みが原因だった。衝突後爆発を起こし炎上した雄洋丸が横須賀に近づいて街を壊滅させかねないことから、自衛隊の出動で、護衛艦による砲撃等と潜水艦の雷撃で撃沈処分した事件だ。この時も積荷のナフサが炎上して手が付けられず、風に流され、横須賀市の防波堤から1.8 kmの位置に迄接近するという危険な状態になったのだ。こうした海運事故は船長たる者なら尽く把握しているはずだが、それを以てしても船長の航路変更(モーリシャスに近づく)の判断が如何に愚かであったかを示しているようだ。雄洋丸の時は横須賀市内が炎上の恐れありとなっていたが、今回のモーリシャスのケースは重油の流出で、環境保護の対象となっている2つの海洋生態系と、国際的に貴重なラムサール条約登録の湿地帯である自然保護区ブルー・ベイ・マリーン・パークが汚されることが、大きな懸念材料となっているのだ。ラムサール条約に登録された湿地やマングローブ林では、マングローブの根が海水中で複雑に絡み合っていることから、ここに流れてきた油は手作業で除去するしかなく、非常に時間がかかるという。さらに、直接的にはモーリシャスのサンゴ礁には地球上のイシサンゴ類の40%が生息するとされる。こうした、貴重なサンゴに重油が付着すると呼吸ができなくなって死滅することになる。そしてこれが回復に数十年かかる場合もあるという。こうした状況は、東京湾の場合とは違った、美しい自然環境を観光資源としてきたモーリシャスにとって、経済への多大な影響が懸念されるのだ。原油流出事故と言えば、米南部ルイジアナ州沖のメキシコ湾で起きた原油掘削施設(水深1500mの深海で)爆発による海洋汚染が忘れられない。この流出は過去最悪の海洋汚染事故とされる1989年のアラスカ沖タンカー座礁を上回る深刻な事態となった。タンカーの場合、積荷の総量が最大流出量(このケースでは4万2000kLだった)となるが、原油施設の流出量は計り知れないからだ。メキシコ湾の場合、正確な原油流出量は不明ながら、約66万トン(約78万kL)超が流出したと見られている。今回、WAKASHIOから流れ出た重油は船舶の燃料用で、これまでに約1180トンとみられ、メキシコ湾の事故と比べると流出の規模は小さい。この修復のためBPの負担は6800億円、之に加え罰金3600億円支払ったとされる。また、1989年の原油タンカー、エクソンバルディーズ号がアラスカ州プリンスウィリアム湾で座礁し、原油が流出したケースでは約3万5000トン(4万1000kL)であった。エクソンバルディーズ号の場合、船長と、操船を託された三等航海士の責任が大きいとされている。いずれも船舶の事故の場合は究極、人的な要素が大きいようだ。同じ仕事をしていると、慣れが発生し、一寸した気の緩みが重大事故に繋がると行ったことは忘れがちだ。湾内の航行となると、座礁に対してはより一層の緊張感(コースキープの大原則)が求められるがこれを怠ったものだ。今回のWAKASHIOの場合は、広大なインド洋であるから、ほんの少しの航路変更が、かくも重大事故に繋がるとは思いもしなかったに違いない。いずれにしろ後から振り返ると、よもやこれほどまでにと言うのが、正直なところだろう。さて、油まみれの海岸線を清掃する段階だが、過去に、微生物による原油の分解を試したり、化学的分散剤をヘリコプターで散布したりと様々試みられたが散布剤の方が返って生物に悪影響を与えるとのことが分かり、有効ではなかった。究極のところ人力に頼るのが最良のようだ。その後、専門家は、原油が徐々に分解するのを待つのが、案外最良だとの見解も出ている。プリンスウィリアム湾にしろ、モーリシャスにしろ、生物への影響は不可避だ。プリンスウィリアム湾の場合、事故後まもなく死亡した野生動物は各種の海鳥が25万~50万羽、ラッコ2800~5000頭、カワウソ約12頭、ゴマフアザラシ300頭、ハゲワシ250羽、シャチ22頭、その他サケやニシンの卵の被害は甚大であったと報告されている。しかし、その後の徹底的な原油除去作業によって一年後には現地を訪れる人間の目に触れるような被害の痕跡はほとんど見られない程になったという。然し、もちろん隠れた形での影響は残っている。過去の事故に比べると、今回の事故は規模的には小さいかも知れないが、自然に与える影響は、これからどんどんと明らかにされていくことは必定で、規模の大小には依らない問題が秘められている。2010年4月、オーストラリアのクインズランド州沖のグレートバリアリーフで中国の石炭運搬船が座礁し、重油流出事故を起こしている。この場合は流出した重油の量は約2トン程度と少なかったにもかかわらず、サンゴ礁への影響が多大で、交渉はもつれ、2016年になって、やっと賠償金として3930万豪ドル(約30億円)を支払うことで豪政府と合意に達した。事が世界遺産に関わる問題だけに、事故後の処理が、かなり大問題となったようだ。この和解合意に対しても、環境保護団体のグリーンピースは著しく不十分だと批判し完全な汚染除去に必要として政府が挙げていた額は、1億4000万豪ドル(約108億円)以上だとしていたのだ。環境への影響は流出した油の量だけでは測れない部分がある。現在、流出した油は船主である長鋪汽船やモーリシャス政府が手配した専門業者や多くの地元住民のボランティアが、ポンプや吸着シートで回収にあたっている。油を吸着するシートが不足していて、人の髪の毛もオイルフェンスの中に詰められ、原油の吸収に一役買っているとのことだ。
2020.08.23
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今日のウォーキングは第1750日目で9270歩だった。久しぶりに8級上の先輩から電話があった。足腰が弱られているようだ。今日は昼食と夕食を兼ねてくら寿司からテイクアウトした。***8月5日、中東レバノンのベイルートで巨大な爆発が発生した。時代が進んでいるので、爆発の様子を如実に写したビデオ(SNS)が放映された。死者は158人に達し、21人が行方不明、6000人超が負傷したと明らかにした。約30万人が自宅を失ったとみられている。大惨事だ。イスラエルとの紛争中であり、陸路が使えず、食料輸入の90%はベイルートの港から入ってきていたので、これが使えなくなって、今や食料不足の危険も高まっている。中東故に「すわ!テロか」と思わせたが、詳細は不明ながら、どうもそうでは無さそうだ。倉庫に保管されていた化学物質「硝酸アンモニウム」が爆発の原因とみられている。ベイルートの市長も、生涯でこのような規模の破壊を見たことが無いと述懐している。戦時ではなく、平時の事故だから尤もなことだ。レバノン政府によると、爆発現場近くには2750トンの硝酸アンモニウムが6年間に亘り保管されていたという。主に、農業用の窒素資料として使われ、時にトンネル工事などの発破にも使用される。何やら保管状況が悪かったとは言えなにゆえにこのような大爆発を起こしたのだろうか。硝酸アンモニウムは少量では溜まったエネルギーは直ぐに発散して爆発は起こらない。然し密閉された場所に大量に保管していると爆発の恐れがあるという。なんらかの引火物によって170℃を超えると、溶け始め、210℃で分解されガスになる。一部で反応が進んでも、他の硝酸アンモニウムに阻まれて全部は気化せず、液体のまま反応が進んでいく。液体が気化すると、体積は1000倍以上に膨らむ。こうして倉庫内に溜まった大量のガスに引火し、大爆発となったようだ。爆風がとどく、際に空気中の水蒸気が結露してドーム状の霧が発生した模様だ。こうした爆発事故は過去に何度も起きている。古くは1921年ドイツ南西部のオッパウ(現ルートビスハーフェン)のBASF工場で硝酸アンモニウムを含む肥料4500トンが爆発し、2500人以上が死傷した。更に2001年フランス南部トゥールーズで、倉庫に貯蔵していた硝酸アンモニウム300トンが爆発し、4000人が死傷した。最近では、2013年4月のテキサス州肥料工場爆発事故(300人以上が死傷)や2015年天津港の倉庫爆発事故(1000人以上が死傷)などはまだ記憶に残っている。テキサス州の事故の写真と比べても、今回の事故は桁違いに大きな被害をもたらしたようだ。英シェフィールド大の解析では今回の爆発は指標となるトリニトロトルエン(TNT)火薬換算で、1000~1500トンだったと見られ、広島に投下された原爆の約10分の1に匹敵するほどであったようだ。爆発には、化学的な爆発と物理的な爆発がある。化学的爆発は可燃性ガスや物質が、燃焼した遺跡が膨らんで引き起こされる。物理的な爆発は容器や建物の中で高まった圧力が隔壁を破壊することで起きる。今回の爆発はどうやら化学的な爆発と云う事のようだ。それにしても、過去に同様な爆発が6回も起こっていて、なぜ又このような大量の硝酸アンモニウムが不完全な管理の下に貯蔵されていたのか(それが許されていたのか)理解しがたい。レバノンは人口240万人の大都市で、かつて中東の金融・ビジネスの拠点で、首都ベイルートは「中東のパリ」とも呼ばれ、2005年にはハリリ前首相(当時)が暗殺される爆発テロが起きている。また、レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは隣国イスラエルと敵対関係にあり、最近では2006年にイスラエル軍がレバノンへ侵攻した。こうしたことからテロが懸念されたが、イスラエルは、早々に無関係である事を表明している。ベイルートと言えば、かのカルロス・ゴーンが逃げ帰っているが、彼の自宅は爆発現場から約5km離れているという。それでも、家が壊れるという被害を受けたもようだ。昨日今日の突発的な交通事故ではないのだから、詳細な原因究明が待たれるところだ。レバノンは又、独特の山岳地形に異質な社会集団(キリスト教徒、ムスリムスンニ派、ムスリムシーア派など)が点在して暮らすツギハギ国家だ。内戦後、政治家や関係国は、独立前の人口勢力をもとに権力を分け合うしくみを採用した。大統領をキリスト教徒、首相をスンニ派、国会議長をシーア派が務めることにしたのだ。このため権力の固定化が起こり、既得権を握る勝ち組のエリートと、そこから排除された負け組の格差がひろがった。こうしたことから、レバノンでは汚職が蔓延し、政治家は「不正な蓄財」に走った。1975年に始まったレバノン内戦で、国内はガタガタになり、多くの有能なレバノン人が国外へ流出した。また、追い打ちをかけたのが、1982年に起きたイスラエルのレバノン侵攻だ。レバノン人が移民する流れをいっそう加速させた。こうして、レバノン人の8割は外国で暮らしているという。英エコノミスト誌によれば、レバノン国外で暮らすレバノン人は1500万〜2000万人。レバノン国内のレバノン人は約400万人だから、レバノン人は国外在住者のほうが4~5倍多いということだ。レバノン商人は、華僑、ユダヤ人と並び称せられるほどの商才に長けている。こうして、レバノン人は商才を発揮、世界で活躍することになったとも云える。カルロス・ゴーンも又その内の1人なのだ。ゴーンは、まさしくレバノンの血を引いていると云えよう。今回の事故がきっかけになったとはいえ、常日頃の鬱憤が、レバノン人に火を付けたようだ。ベイルートではこの機に政治改革や格差是正を求める大規模デモが発生している。レバノンでは、デモは「革命」を意味する。デモ参加者は「裁きの日だ」などとして、政府の責任を追及し、一部は外務省、エネルギー省などの建物に押し入った。レバノンのアウン大統領は「ロケット弾や爆弾など外部からの干渉があった可能性もある」と事件性をほのめかしたが、どうやら国内事情を海外に向けさせる為の言い訳のようだ。SNSで拡散された動画の中には、一部、加工されて、ミサイル攻撃などに見せかけた「フェイク(偽)動画」も出回っているようだ。なんと、トランプも当初「何らかの爆弾のようだ」と攻撃説を唱えたことも陰謀論の拡大につながったと見られ、この厄介者の大統領は、世界中を混乱に陥れるのが余程好きなようだ。ディアブ首相は早期選挙に言及し、内閣総辞職を発表した。最後に、ネット上で拾った言葉に、レバノン人は「今、人々は窓もなく、多くが家を持っていない。パンがなければ、人々は暴力を強いられるだろう。電気もなく、家もなく、パンもない? 革命だ」
2020.08.22
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今日のウォーキングは第1749日目で8199歩だった。朝1番で、楠薫堂に検査結果を聞きに行った。血圧結果に関しては大いに疑問を持っている。6年くらい前から高血圧を気にして毎朝自宅で計測している。当初は、150近くになることもあったが、ここ何日間は、逆に最高値が98と100を切っていた。にもかかわらず楠薫堂で計ると今日も148と出た、どうも楠薫堂の計器は少し高めに出ているのではないかと疑っている。でなければ私の計器が低く出すぎているのかだ。孫孝行で、今日はフライドチキンと飲み物をテイクアウトして届けた。暑い中、真っ赤な顔をして学校から帰宅した孫は大喜びであった。夕方から、向かいの家のブロック塀を高速洗浄し、喜ばれた。我がキッチンから見える塀が綺麗になって此方も気持ちが良い。***電源構成の最適化について、日経Analysisに3日に亘って、特集寄稿があった。新聞を流し読みしかしていないので、梶山経産相が7月3日に非効率石炭火力発電休止方針を発したことは見過ごしたが、兎も角世界的に(欧州が先行して)石炭火力発電の休止方向の動きが始まっている。こうしたことを踏まえて、識者4人が見解を述べている。柏木東工大特命教授、佐々木東北大助教、荻野東大客員研究員、高村東大教授だ。概ね流れは理解しているものの、初めて目にすることもあり、興味深いので、気になるところを抜き出した。私のコメントも併記した。先ず、エネルギーは安定に供給されなければならない。3E+Sが基本だとある。S(安全)をベースに、安定供給(自給率)と、経済性、環境によらなければならない。世界のコロナ禍で一時落ち込みはしているが、電力消費は増大している。アジアの伸びは大きく、そのメインは石炭火力だ。欧州では、殆どの国が脱石炭に動き、2030年には石炭ゼロを目指している。アジアの方が、環境に関しては意識が薄いというか、安価に出来るのは石炭と云う事のようだ。電力は、需要に見合った供給が求められる。発電量が多すぎると、送電がパンクして、停電を起こす。過去に北海道で大停電が起きた事も之に関連していた。再生可能エネルギー(再エネ)で、太陽光や風力は天候気候に大きく左右され、一定の発電力を常にキープすることは難しい。このため再エネが主力電力になることが難しく、石炭と原子力が主電源に選ばれている。石炭は排ガス(CO2)で地球温暖化に悪影響を及ぼし、原子力は福島原発の例もあり危険を伴う。ここで愚考、太陽光や、風力による発電がオーバーしたら、蓄電することを考えて、足らないときのそこから融通すると云う事は出来ないのだろうか。やれば出来るはずだが、そうした事への取り組みはやや緩やかな気がする。私には姑息に思えるのだが、日本は高性能な石炭火力(新型で効率的)を自国で使い、アジアにも輸出しようとしている。こういう所が、なぜなのかがよく分からない。欧州で出来る(目標としている)事がなぜ日本では出来ない(廃止出来ない)のだろうか。不思議だ。こう言う方向をリアリティーがあるとして認めているのだ。国毎に事情が異なるので、安定供給確保にでしかたないということか。太陽光や、風力は、限界費用がゼロだから、もっと推進すれば良いというが問題点も多い。この時点で諦め感があるようだ。何とか知恵が出ないのか。これが引っ掛かるから、環境に優しく、安定的なのは原子力だと云う事になる。なんだか短絡的であり、福島の事故はもう絶対に起こらないという前提に立っている。かつて原子力発電は安全神話があったではないか。5重の安全装置に守られて、これ以上の安全はないとの喧伝が、あの津波で、冷却ポンプが使えなかったことで脆くも崩れ去り、今でもその災禍に喘いでいる人がいるのだ。安倍などは、事故を起こして日も経たない内に全世界に向かって「福島原発(放射能)は完全にコントロールされている」とぬけぬけと発信したのだ。こうしていい加減な言うだけの男が未だにこうしたエネルギー政策の頂点にいること自体が問題なのだ。一寸反れたが、中国や米国、英国なども未だに小型原発を推進しているのは気になるところだ。日本は、原子爆弾といい、福島原発といい(他にも敦賀原発などで様々な事故を経験している)放射線には苦汁をなめさせられているのに、何とも鷹揚なことだ。発電コストが安いと言う事も最近では作られた話のように思えるし、なによりも現存の原子力村社会は干上がることの方が気になっているのではないかとさえ思う。日本は2020年に革新的環境イノベーション戦略を発表して、世界でCO2ゼロを目指すとしているようだが、こうした事への整合性はあるのだろうか。これも又、言うだけの画餅なのだろうか、訝しい。日本は将来、水素、蓄電池、CCUS(二酸化炭素回収・貯留技術)で世界を主導出来るとしているが、脱CO2と言いながら高精度石炭発電に力を入れているその矛盾が、解しがたい。それとも小型高性能石炭火力はCO2を出さないのだろうか?2030年に再エネが主力電源になる可能性はないのか。現在の再エネも2030年に於ける目標は22~24%だと言う。化石燃料をようやく減らせたとしても50%を越えるとしている。一体やる気があるのだろうか、これが限界なのか。1つに、限界費用の低い電源(再エネ)から優先して送電線を使えるようにするインセンティブルールを作ることが重要だ。今は化石燃料が優先、再エネが突出すると発電抑制が掛かる仕組みだ。何かがおかしい。2つに、広域送電網が必要だ。県を、または地域を跨いでの送電が容量的にも仕組みとしても十分ではないのだ。九州から北海道への送電など今は考えられない。これを融通しあうシステムが出来れば、再エネの台頭は疑いなく強まる。3つめは、全国的な電力取引を可能にする電力卸売市場をもっと効率よく使うことが重要だ。今はコストよりも安定供給の要求が強すぎて、いびつな形になっている。市場を通じてもっと自由な競争をすれば、火力発電は淘汰され、コストの安い再エネが使われるようになる。問題なのは再エネが天候に左右され、安定性に弱点がある事だ。之にはバックアップ電力が必要になり、火力の温存の根拠となりやすい。太陽光の補完に、昼間の余った電力を使う揚水発電も有効だ。之は優れた蓄電機能になる。最後に、国は再エネの活用に対して積極的な目標を示せと云う事だ。7月に経済同友会が2030年の電源構成に占める再エネの割合を40%に引き上げるべきだと提言した。之は、気づかなかったが、こうした高い目標設定こそが、再エネの活用と脱石炭の大きな誘因になるのではないかと同感だ。やはり送電の規制と、之を使うルールにどうやらネックがありそうだ。縦割り、セクショナリズムが、こうした規制を作るんだろう。国が大きく旗を振らなければこうした全国レベルの改革は出来ないだろう。大手電力会社(地域別になっている)の確執が垣間見えるようだ。現在RE100(自社の使用電力を100%再エネにする)という企業が世界的に増えていて、日本も37社が加入している。やがて取引先にもRE100加盟を求める事になるだろう。多くのサプライチェーンを有する企業が再エネを調達出来ないことから事業機会を失うリスクは、日本は米国に次いで2番目だとか。化石燃料の支払で富を海外に流出する代わりに国内に新たな投資を喚起する方向で、抜本的な改革をしなければならないだろう。
2020.08.21
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今日のウォーキングは第1748日目で8514歩だった。今日の昼食は孫の好みもあってマクドナルドのテイクアウトで、孫の所にも持って行った。***コロナ時代の感染学感染症学は数理モデルを作成して、感染の広がりなどを推定、感染拡大を防止する方法などを見つけ出すのだが、現時点の感染症学が、必ずしも万全でないという。1人の感染者が生み出す感染者数を「実効再生産者数」というが、これに基づく指針が8割おじさんで有名になった「人との接触を8割減らす」ことだった。これから導き出された最悪のケースとして、何も対策を採らないで放置すれば「重篤患者が約85万人に上り、半数が亡くなる」というものだった。之は如何にも現実離れしていると批判されたが、約100年前のスペイン風邪では国内の死亡者が39万人に上ったことから、あながち過大ではないとの意見もある。逆に言えば、それなりに対策をしているのかも知れないと云えるのだろうか。こうした理論の元になっているのがSIRモデルだ。健康な人(S)が感染者(I)と接触すると感染し、免疫を持つ人(R)は2度と感染しないという関係を数学的に解いたものだ。これを解析した結果、時間軸で、Iが増えていくにしたがったSが減少し、その過程でRが増加するというグラフが得られ、どれくらいの期間感染が続くのかといったことが推定可能になる。こうした計算を正確にするには、データが十分でないといけない。精緻で分類されたデータはなかなか得がたい。エイズやBSE、新型インフルエンザには実用的に十分な結果を得られたが、新型コロナウイルスのような新型感染症では、データベースも少なく現代社会に合わせるべく高度化されていない。データが多いと広がりなどを正確に推定出来るが、新興感染症では実態を正しく示し得ない。スウェーデン大などでは、若者と高齢者とは行動範囲も違うので、これらを考慮して計算し治すと、集団免疫の効果などの結果が異なってきて実態に近くなることもあるという。現状では、数理モデルを正しく立てることが、難しく、使う側の扱い方で結果は異なってくる。こうした問題を持つ中、成功したのは台湾の例だ。台湾では、「行政の担当者が、数理モデルの有用性と限界を理解して使いこなしている」結果だという。オードリー・タンなる人材を起用したことが成功していると見える。なぜ日本は、こうした巧く制御している国の状況などを学ばないのだろうかと不思議だ。と言うか、変なプライドが邪魔をして、そのような謙虚な気持ちになれないのかも知れない。こうして環境を理解せずに、闇雲に専門家の意見だけに盲従することは、危険だと云う事になる。政治が、専門家に丸投げするのではなく、成功した国などとの比較、又事によれば、聞き取りなども重要ではないかと思う。台湾の他にも、感染者が多いが死者の少ないシンガポールやカタールと言った国と、ブラジルなどの失敗例の数理的な比較などもやるべきだろう。そうすれば、弱点も見え、解決にも近づけるかも知れない。また、今度の新型コロナウイルスは、1度感染したら抗体が出来2度と感染しないとする現状の数理モデル(SIRモデル)そのものを揺るがす事態が起きている。橋下やボルソラノが言うように、みんな掛かってしまえば、集団免疫が出来て治まるなどと言った無責任な状態はまやかしなのだ。こうしたことを知ってか知らずか、石田純一は、感染して多くの人に迷惑を掛けながら、平癒後は2度と掛からないと信じて公言している(と週刊誌にある)等と言ったことも起こり得るのだ。さらには、抗体が出来ても、持続期間が短いといった例や、感染していても、個々人によって症状の出方が異なり、時には無症状の場合もあると言う具合に、現れる症状が異なると言うのも又新しい知見だ。世界中で、場所によっては、爆発的に感染したり、どれ程の手当てをしているのかは分からないが、殆ど掛からない国もあるようだ。山中教授がファクターXなるものを予言しているが、未だにそれが何によるのかは分からないようだ。医系技官達が頑としてPCR検査の拡大を拒んだという話を聞くが、之は一重に検査を増やした結果、感染が分かると、皆こぞって病院に集中するから医療崩壊に繋がるという理屈のようだ。しかし、どうやらそうした足止めが、今日になって、無症状者による不用意な感染拡大を助長していることも考えられる。木村もりよ辺りは、その先鋒で、「PCR検査を増やしてどうするのですか?昨日検査して陰性でも今日掛かっているかも知れないのに・・・」と至って挑戦的だ。この人もどうやら医系技官上がりのようだ。ここに来て今度のコロナは、机上で数理モデルをいじるだけでは結果が出ない複雑な様相を呈していることが露見してきた。之に対しては、集められた症例やデータを総て集積して大規模解析を行う必要があるし、又世界はそのように動いているという。WHOはテドロスのように、中国一辺倒の擁護をするのでは無く、世界の情勢を客観的に集積し、このような大規模解析の先頭を切るくらいの力が無ければ意味がない。医療現場と、研究者の垣根を取り外し、又コントロールに当たっては、権威主義的な発想を改め、巷の(医療機関)声を素直に吸い上げるなどの謙虚さが必要だ。公明党が言う「小さな声を聞く力」だ。正しい推定の下、正しく期限を切って(それが可能なら)規制を強く行う(法改正も視野に)事も考えないと、有耶無耶のままに推移し、何となく乗り切ったというのでは、後々の又新たな感染症の出現に於いても、あたふたと狼狽しなければならなくなるだろう。感染症の出方は、ファクターXのせいかどうかは分からないが、国によっても異なるようだ。こうした発現状況や治癒の経過などを尽く計算に入れて、対策を講じること、それとワクチンの開発、治療薬の開発などに、それらの知見を生かして貰いたいものだ。今回のコロナでは従来のように抗体が出現しても消えたり、免疫がワクチンの1回乃至2回の投与では済まなかったりというケースも考えられる。之までに報告されている従来の感染症との違いが示されていたので下記する。・回復患者の一部で抗体が検出されない。・症状のない人でも、新型コロナウイルスを認識する免疫細胞が存在するケースを確認した。・新型コロナ流行前の血液サンプルから採った免疫細胞でも今回のウイルウを認識するケースがある。・抗体の量が増え始めるタイミングが通常の感染症と異なってばらつく。等が挙げられている。日本は諸外国に比べて感染者数も死者も比較的少ない方だが、特段の優秀さがあるわけではない。麻生の言うように、国民性の所以でのみで優位を示しているとすれば、ラッキーだが、逆に更なる感染症が来た時の対応が不安になる。
2020.08.20
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今日のウォーキングは第1747日目で8524歩だった。今日は予定では、午後からeo光の工事が入っていた。然し昼前から来られるとなって、2人の作業員が来て、予定より早く工事は終了した。パソコンの設定は、連携していなく、14:30にやってきて、30分もかからないうちに簡単に終了した。之で我が家の通信環境は若干改善されることになる(と言う)***「シーノミクス」と言う言葉を初めて聞いた。、××ミクスとはその政権の経済政策を指す用語として用いられる。レーガノミクスからアベノミクス、そして今度はシーノミクス(習近平による経済政策)と、何でもミクスを付けて話したがる。ともあれシーノミクスは中国(習近平)が目指す中国経済のことだが、それが、封じられないと云う事は、中国は完全に今後も発展を続けるだろうとの見通しなのだ。といったジ・エコノミストの中国経済解説が日経に掲載された。トランプの対中経済締め上げはどんどんエスカレートしてくる。ファーウェイの締め出し、中国の動画投稿アプリ「TikTok(ティックトック)」と対話アプリ「微信(ウィーチャット)」の使用禁止を前面に押し出した。一頃問題となっていた、対中国貿易問題はその後も続いているのだろうが、今は矛先が国家安全、機密漏洩防止で気を吐いている。こうした中国排他政策は、ますます危険な状態になっている。このようなトランプの中国排斥問題は、巧くいくのだろうか。トランプがこの政策を採る最大の理由は、自身の大統領選挙だろう。韓国の文在寅が、何かというと日本を責め立てるが、ある種そうして意味合いが強い。アメリカには、中国アレルギーの政治家達が大勢いる。彼らは、中国の成長は、案外脆弱な基盤に立ってのことだと考えているようだ。締め上げればグウの音が出てくると考えているのだ。然し事はそれほど単純では無さそうだ。それがエコノミストの解説内容だ。今や国家資本主義なる言葉が使われ始めている。その昔は、社会主義という名の下、統制経済で国家が完全に恣意的に経済を動かすシステムだったのが、いつの間にか、市場経済を採り、イデオロギーとは別個に経済体制は、資本主義を模倣することになった。それを国家が後ろから操ろうとする形態だ。通常、資本主義は私的な自由競争というのが発想だが、中国では国家資本(国有)によって担われている資本主義ということだ。私的資本主義とは違って、ある程度国家が、之を操れるという点が、異なっている。その国家資本主義を、結構柔軟に扱っているのが、中国と云う事だ。米国は、こうした中国の国家資本主義は見た目ほどは強固なものでは無く、国家規模の粉飾や隠れ負債などと言った、負の兆候を隠しているとでも思っているのだろう。こうした中、見せかけの繁栄だとみているので、圧力を掛けることで、その内、根を上げて瓦解すると感じているのだろう。以前は、中国に資本主義的発想を植え付ければ、自然と政治体制も改まるだろうと考えていたが、どうやらそう簡単にはいかないようだ。更に言えば、年を追う毎に経済も、政治も強くなっていき、その内本当に世界を当面アメリカと2分して支配するという目的に着々進んでいるようにも思える。米中対立の貿易戦争と言われたものも、なにがしかの影響はあったにせよ、致命的な打撃になったわけでも無く、世界から非難される武漢発祥の新型コロナウイルスも、8月に入って世界のトップ30(感染者数)から姿を消すと言ったことをやってのけている。加えて、WHOのテドロスをも抱き込む辺りは政治的な狡猾さも、同時に併せ持っているようだ。コロナ対策では、米国は殆ど無能無策に近く、感染拡大や死者数でも17万人強と群を抜いていて、まるで野放しとさえ云える。国際通貨基金(IMF)は、2020年の中国の経済成長率が米国のマイナス8%に対してプラス1%と予測している。中国は繁栄の基盤をかつての重厚長大から離れて、着々と構造改革を進めているのだ。こうなると、自由主義で、完全私的資本主義よりも、ある種の統制を掛けた国家資本主義の方が、経済の発展には有利な気がしてくる。尤も、何処に軋轢があり、何処が押さえ込まれているのか、中国経済の実態はようとして知れないが、少なくとも現在の表面的な結果からはそう読み取られもするのだ。かつて世界は、中国経済は、模倣で成り立っていて、知的所有権を完全にコントロールすれば、躍進は出来ず、GDPの公表も捏造していて、やがて虚構が場連れて瓦解するくらいに思っていたが、今のところはそうした懸念はない。外国企業(日本を含む)は中国進出時に起業ノウハウを尽く吸い上げられてしまったのだろうか。今や、中国の特許数は世界1になり、いささかの綻びも見せていないようなのだ。之は習近平の経済政策が、固定したものでは無く、実態に即して、時代の変遷に適合を繰り返してきたためだとの観測もある。かつて、日清戦争以前は、超大国清は眠れる獅子と呼ばれていたことがあるが、現在でも、中国に対して世界の眼は、その時のイメージを引きずっているのではないだろうか。2008年以降、GDPの3倍近く急増した政府と民間の債務の処理に、習近平が採ったのは、共産党の支配をより強固にし、内外の不満分子を粉砕することで着々と力を発揮してきた。ビジネス界は旧態依然とした国有企業と民間部門に二分されているものの、民間は革新的ではあるが、政府により、上前をはねられることを前提としている。総ての企業活動は釈迦の手のひらの上で躍動する孫悟空的な存在なのだ。中国の経済対策はGDP比でアメリカの約半分にも満たない5%だ。規制の強化が、コロナ禍には有効に働いていると云う事なのか。中国は国家の行政を効率化させている。一方では、香港で国家安全維持法を施行したが、之は香港を我が物にするという強い意思表示であり、中国本土ではビジネスに機敏に対応できる商事法制度を整備している。中国は又、国有企業と民間企業の境界を曖昧にし、国有企業は財務収益を増やして民間投資家を集め、一方では民間企業は社内にある党の細胞である組織を通じて国家が戦略的に統制している。見事なまでの統率だ。中国は、海外からのサプライチェーンを見直して、キー部品の調達は国産化を進め、逆に外国に対して影響力を及ぼせるところに鋭く焦点を絞る戦略にシフトしつつある。これは、半導体や電池を含む重要な技術の自給率を高めることを意味している。シーノミクスは短期的には成果を上げてきた。新型コロナ禍が発生する前に債務の拡大は減速していたし、貿易戦争とパンデミックの二重のショックを経ても金融危機には至らなかった。国有企業の生産性は徐々に上昇しており、海外の投資家は新世代の中国テック企業に資金をつぎ込んでいる。之は習近平の意図通りなのだろうか。この答えが出るのはもっと先のことになるだろう。習近平は、テクノロジーを中心とする新しい形の中央計画経済を推進することで、技術革新を長期的に持続させられると考えているようだ。この思惑通り行くのだろうか。過去の歴史から見れば、自国優遇主義や保護主義ではこうした長期的な発展は見られないと言う事が明らかだし。こうした発展に寄与するためには意思決定の分散、開かれた国境、言論の自由であったことは明らかなのだ。ただ、現在米国が採っている強硬姿勢では中国を屈服させられない事は明らかだ。圧力で、中国を封じ込むことは出来ないし、かつてのソ連が崩壊したようなことを期待出来ない。中国の有する、14兆ドル(約1490兆円)規模の国家資本主義経済が持つ力強さは、願っても消えるものではない。そうした幻想は捨て去るべき時だとエコノミストは結論づける。中国とどのように付き合っていくかは唯々結論めいたことは云えていない。
2020.08.19
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今日のウォーキングは第1746日目で8780歩だった。先輩が今日ペースメーカー入れ換えの手術だという。無事に終わってくれたことを願う。2階のベランダの手すりと裏の門扉のペンキ塗りをした。ベランダで、予想以上にペンキを使ったので、表の道路側の塀の分は残らず、明日買い足してやらなければならなくなった。***従来の原子力発電は、核分裂のエネルギーを使っていた。これは原子爆弾と同じ原理であり、放射線による被曝など危険がある上に、東日本大震災では、福島原発の原子炉がメルトダウンし、多大な被害をもたらしたので原発廃止を推進すべしと考えている。一方、核融合というやり方でエネルギーを得る方法がある事も知った。太陽がエネルギーを発散しているのは正にこの核融合によるものだ。核融合というのは簡単には起こせない故に、実用化が難しい。また、停止することは簡単に出来、安全性が高いといえる。福島原発で起こった「水素爆発」は、核融合の反応のことではなく、水素のガス爆発であって全く関係がない事だが、時に誤解する人も居る。時に、「高速増殖炉」と「核融合炉」を混同する向きもあるようだが全く無関係だ。太陽はもちろん、宇宙に輝くすべての天体は、水素、ヘリウムなどの核融合エネルギーで輝いている核融合なのだ。核融合炉は、現在の原子炉のような高レベル核廃棄物を出さない、人類究極のエネルギー源といえる。そんな、ITER(国際熱核融合実験炉)と言う計画が1985年、米ソ首脳会談で提唱され、1992年に工学設計に着手した。既に35年も前の事だ。水素の仲間である重水素と三重水素が核融合反応を起こして生じる膨大な熱を取り出し、発電に利用しようとの国際的な試みだ。現在、日本、EU、米国、ロシア、中国、韓国、インドの7カ国が参加している。核融合炉の当初の計画では高さ約25m、直径約30mの大型炉を約10年かけて建設し、20年間実験するというものだ。総事業費は1兆3000億円で、日本の負担は6000億円とのことだった。理論的には重水素など燃料1gから石油8tonに相当するエネルギーが得られ、通常の原子力発電所よりもはるかに少ない燃料で大量のエネルギーを生み出せるとのことだった。核融合炉の燃料は、ウランでもプルトニウムでもなく、水素であり、反応そのものは太陽の中で熱を出している現象と同じなのだ。当初は日本の六ケ所村に実験炉を誘致する計画だったが、EUは南仏カダラッシュでの建設を主張し、結局カラダッシュに建設することが決まった。 そんな中、設計変更などで、予算額の増額があったり、東日本大震災の影響などで建設が大幅に遅れ(1年間)たりした。2014年には、製造方法が複雑過ぎることや各国が機器を分担して製造するため、機器の管理が難航するなど更なる遅れが表面化した。この遅れは想像に難くない、EUや日本に加えて、韓国や中国が製造に絡んでいてお互いの機器の取り合い部については連携が取れないといった問題もあるようだ。旧約聖書にバベルの塔の話があるが、共通語をしゃべっていた世界の人が、バラバラになったということの逆を行っているのかも知れない。その後、2016年には、高温高圧下でのみ(1億5000万℃以上のプラズマ状態の反応場が必要)核融合が可能とされていたところ、「常温核融合(コールドフュージョン)」と呼ばれる凝縮集系核反応で、わずか数百℃で核反応が進むことが可能になった。この、常温核融合はかつてアメリカのユタ大学で構想が発表されたが、追試が難しく、捨て去られた格好になっていた。然し、日本を含め、可能性を信じる一部の研究者たちが地道に研究を続け、徐々にこの現象の再現性が高まってきた。そして、実験開始から1年足らずで、安定的な熱の発生を見ることになった。定性的には100%の再現性を確立し、以降は「発生する熱をいかに増やすか」、「コストの安い材料による反応系でいかに熱を発生させるか」と言ったことが課題になった。米国でもこうした凝縮集系核反応に関する特許が成立するなど、実用化に向けて動きが強まっている。凝縮集系核反応研究では現在、日本とイタリアが主導しているとのことだ。つい2日ほど前に、世界一の規模を誇る核融合実験炉「ITER」の建設がついに始まったとの記事があった。石油にも核分裂にも頼らない新しい未来のエネルギーの獲得が軌道に乗り始めたと云う事だ。現在、世界中で稼働している原子炉は450基で、そのすべてが核分裂反応からエネルギーを取り出している。ITERは、前述のように核融合によってエネルギーを獲得する方法だ。その成立の過程を見ても、又現状核分裂しか行われていないことから見ても、核融合技術が如何に難しいかを物語っている。地球上で、太陽が発生させているエネルギーと同等のエネルギーを発生させようとしているわけだ。ITERは、この試みを初めて具現化、大型化したものだ。予て核分裂による原発は原子爆弾と同じ原理で、ウランやプルトニウムなどの放射性元素に中性子をぶつけて核分裂の連鎖を引き起こし、莫大なエネルギーを放出させている。このため、原子炉はメルトダウンの危険性が伴うほか、大量の放射性廃棄物(俗に言う「核のごみ」)を出してしまう問題を抱えている。安全な原子炉開発をしていると言いながら、原理は全く変わっていないのだ。また、核分裂反応に使われるウランの採掘が環境に悪影響を及ぼすケースも問題となっている。そして最終的に発生した核のごみは行き場はやはり無くてさまよっているのだ。やんぬるかな原発大国の日本は、こうした核のゴミ処理施設すら持っていないのだから、何をか況やだ。どの国も同じだが、こうした安易な原発の維持で、多量の放射線物質をまき散らすリスクに加え、風力や太陽光発電などの再生可能エネルギー技術に費やす時間と資金とを奪っていると言う見方もあるのだ。一方の核融合反応は、軽い原子核同士が融合してより重たい原子核に変わる反応であり、融合した時に大きなエネルギーを生み出すシステムだ。超高温環境(1億5000万℃)が必要となると、プラズマ化した物質が飛び回り、非常に危険な感じがするが、このプラズマは超伝導磁石によってドーナツ型の装置に閉じ込められるので、外に漏れ出す心配はないとのことだ。(今1つ原理は理解出来ないが)すなわち、核融合反応は原子炉がメルトダウンする危険性がなく、ウランを必要とせず(必要なのは水とリチウムのみ)、地球温暖化ガスも直接は排出しないという優れものなのだ。温暖化ガスを排出しないという観点から見ると再生エネルギーと同じメリットがあると同時に、同じエネルギー量を作り出すために必要な面積はずっと小さくてすむのだ。加えてこれまでの原子炉のように半減期が長い放射性廃棄物や、原発事故が発生する心配も無いのだ。良いことずくめの核融合だが、核分裂反応とは違うものの、核融合反応もやはり核反応に違いは無く、少量ではあっても核のごみが生じることは避けられないと警鐘を鳴らす専門家もいる。そのためには、核融合炉を作る前にまず核のごみをどう対処するかを公平に決めなくてはならないとしている。核のごみ問題が少数民族や低所得層コミュニティーに重すぎる負担を強いてきたことを今後は起こさないと云う事が必要になる。核融合が絶対的な切り札というわけではなく、之を扱い、地球の温暖化についても、消費を減らして、エネルギーを無駄使いしないといった新しい生活様式などを根本的に変えるなどの基本的な問題に立ち返らないといけないとしている。
2020.08.18
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今日のウォーキングは第1745日目で8068歩だった。連れ合いがテレビで見て行きたいと言っていた岸和田の桃園に、思い立って朝から出掛けた。高速を使って、1時間で目的地には着いたものの、時期が遅いからか、桃園はあるようだが、もはや閑散としていた。何かないかと探したら、近くに道の駅愛彩ランドがあったので、そこで桃やイチジク、その他の野菜などを買って帰ってきた。人出は多かったが、皆マスクをしていた。すこし気分転換が出来た。***ベラルーシの大統領選挙で、現職のルカシェンコが6選を果たした。然しこの選挙では大いなる不正が行われたようだ。どうやらルカシェンコはとんでもない男のようだ。独裁者で、このまま任期を勤めると政権君臨31年になると云う。之までベラルーシがどの辺りにあって、どんな国なのかについてあまり興味も無く知らなかったがすこし調べてみた。。コロナで世界中の感染者数が出てくるので、その時にこの国がどの辺りにあるかを知った。ロシアとポーランドに挟まれて、北西にはバルト3国がある。よく調べてみるとウクライナのチェルノブイリは国境を挟んで、目と鼻の先にあるのだ。原色を使って奇抜な絵を描くシャガールはベラルーシの生まれだと云う事は、知っていた。まぁその程度の知識しか無い。建国はロシア革命後だが、長くソビエト連邦に加盟していた。第二次世界大戦が終わり、ベラルーシ全域がソ連領ベラルーシ共和国となり、この地域に住むポーランド系住民は西方へ追放された。こうして、ベラルーシはルーシ人とその後ロシアから移入したロシア人などで成り立つ事になる。忘れてならないのは1986年4月26日のチェルノブイリ原子力発電所事故だ。おりからの南風に乗って放射性物質が国境を越え、この国は相当な被害を受けた。その後、ソ連崩壊で独立、国名が白ロシアから正式にベラルーシ共和国となった。 建国時の国家元首はシュシケビッチだったが、経済の混乱でハイパーインフレなどもあり、1994年に実施された最初の大統領選挙でルカシェンコに敗れたのだ。以来ルカシェンコはずっと政権に留まってきた。即ちベラルーシの初代大統領なのだ。ロシア側の併合要求に抵抗しつつ、国内を反対派の除去で独裁を強めて今日に至っている。世界には様々な形で独裁者が存在するが、彼は欧州最後の独裁者と称されている。このまま行くと31年間政権の座に留まることになる。プーチンにしろ、ロシア系の人は皆生涯独裁者になりたがるようだ。独裁が昂じて、野党弾圧をあからさまに行うことで、西側のアメリカやEUから圧力を受けて孤立していった。何やら香港もそうだが、政権に対する不満から、政権反対のデモが行われているが、こんな時独裁者によって徹底的に弾圧されているようだ。こうした中、この国でもルカシェンコに対抗出来る人材(野党)が育たず、独裁を許してきたのは、経済不況ながらもソ連時代から続く富の分配政策や物価の低価格設定などにより、国民の生活は一応の安定を保っていることと、実質的にはルカシェンコ派以外が政権を担う力は皆無であったためのようだ。日本の安倍独走も、本質的な問題は異なると雖も、野党不在という点では、やや似たところがある。然しここに来て、ベラルーシにも気骨の据わった女性が出てきた。チハノフスカヤという37歳の主婦が大統領選に対抗馬として立候補したのだ。尤もこの立候補は政権反対派の夫が当局に拘束された故のことだ。香港の女性闘士周庭も若い女性だが、ジャンヌダルク以来国家の危急時には女性が出現するようだ。然し、ベラルーシの今回の選挙では、権力に物を言わせて、ルカシェンコが自らの得票数を大きく水増するという不正を行って当選を決めたようだ。各地で抗議のデモが行われたが、何とたちまち3000人を拘束してしまったのだ。気にくわなければ逮捕拘留し、事によったら終身刑とするやり方は、何やら習近平のやり方と似ている。これがロシア(プーチン)なら毒殺対象になっているのかも知れない。この混乱に乗じてプーチンもベラルーシの囲い込みを画策しているようだ。然し、実質的にはルカシェンコを続投させる方が、ロシアに有利だと踏んでいるようで、かなり複雑だ。こうした独裁者は、反対者を許すわけは無く、選挙結果を認めようとはしないチハノフスカヤは隣国のリトアニアに脱出せざるを得なくなったようだ。国内反対派は大統領選挙で有力候補ながら出馬を拒否されたツェブロカ(元駐米大使)が「ベラルーシ共和国救国戦線」を立ち上げて、不正選挙のやり直しを要求している。こうした事態にEUも又、ベラルーシの選挙に不正があったことを認めていて、ルカシェンコに圧力を加えている。ルカシェンコは、ロシアと同盟関係にあるものの、ロシアに取り込まれたくないこともあり、プーチンの出方が注目されるところだ。お隣のウクライナが独立時に反ロシア政権が誕生するなど、面倒な状態になった事を考慮している。ベラルーシでは14日も国民の抗議行動はなお続いているようで、首都ミンスクの政府庁舎近くに約2万人が集まるなど、気勢を上げている。之に対して、治安部隊はこれまでに6700人以上を拘束したとのことで、無抵抗の市民を複数の警官が殴打する映像がSNSで拡散している。警官は何時もなぜこうなのだろうかと思う。組織であり命令系統がそうなっていることは理解出来るが、国民を排除する際に、なぜ自国の同胞とも云える人たちに必要以上の暴力を振るうかが分からない。もちろんデモ隊が、武器を有して、向かってくるならばやむを得ないかも知れないが、この警官達の中にはルカシェンコの独裁に皆満足しているのだろうか。ベラルーシの選挙がやり直されるのか、このままルカシェンコが居座って更に5年間、都合31年間大統領に居座り続けるのか、注視していかなければならない。ベラルーシの国民は、切迫しているのだろう。香港もまた然り、こうしてチャンスを逃してしまうと、ルカシェンコの思うつぼになるだろう。こうなったら、EUがどの程度本気になって対応するのか、又プーチンがどのような形でルカシェンコを取り込むのか、よそ事ながら興味深いことだ。香港は、之に比べると、何やら習近平の圧力が強大な感じがする。然し、日本では、安倍が、失政だけで無く、自らの私欲のためにだらだらと、やるべき事もしないまま、政権にしがみついてなお動かない。こうした状況を、日本の国民は困ったことだとは言いながら、積極的に打倒しようとは動かない。それだけ日本は平和なのか、かつての学生運動は過激に過ぎたが、今の若者は、新宿の街に夜な夜な出掛けることで憂さを晴らしているだけでいいのだろうか。日本が腐っていくような気がしてならない。
2020.08.17
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クリーニングを回収し、イオンで精米、コープで買物と手際よくこなした。***一寸目を疑うような合意だ。どのような背景があるのか読んでみた。トランプが噛んでいるようだ。仲介役を果たしたトランプは声明で、関係国が合意を「歴史的」と呼び、和平に向けた画期的な前進だと評価していると述べた。何やら急にきな臭い感じがする。この男、自分の選挙のためには何だってするからだ。バイデン-ハリスの民主党大統領候補と副代表候補が、ぐんぐんと力を見せつけるので、此所らで何か逆転ホームランをと考えたに違いない。新聞を読んでいると、そうした感覚が直ぐに出てくるのは、基本的にこの男が嫌いだからだろうか。加えて、ネタニヤフには汚職疑惑の裁判を抱えている。トランプとネタニヤフにとって、この花火は、双方に有利に働くと見たのであろう。イスラエルの建国の初めを見るとなにがしか同情をしてしまうのだが、ネタニヤフになって、イスラエルという国も信頼出来なくなったというのが正直なところだ。一方のUAEは半年余ドバイで暮らしていたこともあってか、なにがしか親近感を覚える。ゴテゴテのアラブというよりは、ドバイに見られる先進性が印象深い。とはいえ、アブダビが首長国のトップであり、ドバイとは又違ったニュアンスがあるのだろうとも思う。トランプはヨルダン川西岸のイスラエル入植地でのイスラエルの主権を認める声明を出している。パレスチナはこれを国際法違反として強く反発している。ここで、ヨルダン川西岸の一部の併合計画を凍結するとする件では、トランプのニュアンスは併合をしないという感じだが、ネタニヤフはまだまだ俎上(延期すると表現)にあるとのことで、早くも齟齬が見られるようだ。UAEの立場は「併合は中止であり停止ではない」と表明している。ともかくも、この1点だけを見ても、完全に同じ思惑ではない事に気づくだろう。トランプとしては、国交正常化の表面的な成果を前面に打ち出し、歴史的な大統領になりたいと云う事だろう。イスラエルがエジプトとヨルダン以外で、湾岸地域のアラブ諸国と外交関係を持つのは初めてとなる。この合意を得るために、トランプは予ての主張を翻意した。即ち、イスラエルの入植地は「違法ではない」としたのだ。トランプは之より以前にパレスチナ人の心を逆なでするようにエルサレムに大使館を移動すると云う事も敢えて強行している。イスラエルとUAEは、共通の敵イランをめぐって、イランの核武装に対して懸念を共有し、非公式に接触していた。そこにトランプが割り込んできたようだ。パレスチナのアッバスに取っては寝耳に水と言ったところで、この合意はUAEの「裏切り」だと憤っている。国交回復の内容は、投資、観光、航空直行便、安全保障、通信、テクノロジー、エネルギー、医療、文化、環境、大使館の設置などと広範囲である。更に、このコロナ禍の中で、UAEは新型コロナウイルスのワクチン開発やエネルギー、水、環境保護など多くの分野でイスラエルの協力を必要としている。もちろんこうした国交の樹立は、望むべきものではあるが、唐突感と根回しが掛けていると云う事だろうか。パレスチナにとっては、国が承認されたとはいえ、イスラエルに常に脅かされる状態であり、仲間と思っていたUAEが事前の話も無くイスラエルと国交回復はやはり裏切り行為になるのだろう。得体の知れないネタニヤフと、何でも自分流儀に解釈するトランプが、良いとこ取り(双方にとって聞きたい部分だけを聞き、聞きたくないことに耳を塞いだ)をする話し合いがあったのだろう。アメリカも、イスラエルもUAEにも共通する敵はイランであり、イランに対する包囲網を広げたいとの思いで、アメリカとUAEはアラブとイスラム教世界の他の国々との協力拡大に努めるとしている。之に対して他国の反応はというと、イギリスのジョンソンは、ヨルダン川西岸での併合停止(中止とは言っていない)を歓迎している。之は表層的には当然のことだろう。エジプトのシーシも合意を歓迎しているし、ヨルダンのサファディ外相も同様の意向だ。之に対してイランはもちろんガザ地区の軍事組織ハマスも非難をしている。問題は、BBCが言うように、合意は重要な前進だが、約束されたことが実現するのか、他の湾岸諸国が後に続くのかが問題だと指摘しているとおりだ。どうもこの前触れ無しの合意は、不安定さを拭いきれない。第1に、当事者である、パレスチナが蚊帳の外に置かれている(置いている)のは、ネタニヤフの深い思慮からでは無いかと思われる。彼は、一向に西岸地区の併合を諦めたわけでないのであり、トランプは選挙が済むまで持たせば良いとでも思っているのだろう。パレスチナに不満が渦巻くのは至極当然のことだ。トランプの側近のクシュナーがユダヤ人である事や彼の支持者へのアピールとしてイスラエル優遇はもこの際大いに関係しているだろう。イランは、この合意を違法で危険だと述べているが、あながち的を射ているのかも知れない。問題は西岸の併合の停止であり中止ではないという点だろう。もちろんイランにとっては、もっと大きな包括的な問題ではあるのだが。ネタニヤフが、UAEとの交流で、西岸を放棄して良いと考えるだけのメリットは無いと思われるからだ。こうした大きな意味でのパレスチナ人に対する裏切りと捉えれば、シオニスト政権に対する地域の結束を強めることになるとするイランのコメントもあながち無視出来ない。トランプの儀式はまだ続く。イスラエル、UAE首脳による合意の調印式を「3週間」以内にホワイトハウスで行うとの表明だ。あのオスロ合意を成立させた、クリントンを模してのことだ。ともあれこうした儀式をホワイトハウスで行うことは自分の選挙には、大いにプラスになるだろうと読んでいる。恐らくもし再選されれば、その後はどうなっても構わないくらいにも思っているのだろう。民主党のバイデンも、親イスラエル政策では異論が無いので、この合意にはさらりとかわしている感じだ。蚊帳の外に置かれたパレスチナは、お前ら勝手に俺たちのことを決めるな的な反感を持っている。と言うかネタニヤフに対して、遺恨こそあれ歩み寄りなど考えられないと言うことだろう。一方日本の外務省は「緊張緩和と安定化に向けた第1歩として歓迎」としている。表向きはそうだろう、何処まで内部を理解しているかが問題だ。どうやら、中東(アラブ)の世界は、本当に変わっていくのかもしれない。ここで気になるのは中国の動向だ。イランに中国軍最大5000人が駐留するなど本格的に中国の同盟に組み込まれる可能性もあり、こうした関係とのバランスがどうなるのか、新たな問題が起ころうとしている。
2020.08.16
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今日のウォーキングは第1743日目で9149歩だった。ブロック塀と門扉を高圧ホースで清掃した。黒くなっていたシミは、少々薄くなり、まぁまぁの仕上がりだ。***7月2日未明に観測された火球は爆発しながら関東上空を流れたという。火球は絶対等級が金星並みの明るさ(マイナス4等級)よりも明るい流星と定義されている。このうち満月を超えるようなまばゆいものを大火球と呼んでいるが、今回の隕石は大火球に相当する。このように、関東上空で目撃された火球はことのほか明るかったようだ。爆発音(室内でもごう音)が聞こえたとのことだが、建物への火災などの被害報告はなかったとか。その火球が残したとみられる隕石の破片2個が習志野で発見された。平塚市北方を西南西から東北東に流れ習志野に墜ちたというので、地図を見ると、東京湾の上空を通った感じだ。隕石の写真からは、80cmくらいの大きさで結構大きい。被害が出てもおかしくないが、そんな、火球は小惑星のかけらが正体で、国内で平均すると1カ月に数個程度目撃されているのだそうだ。今回のように音が聞こえるのはまれとのこと。今回の隕石では親天体の小惑星候補も挙がっているという。最初に発見されたのはマンションの2階で、住民が衝撃音を聞いて、朝になって玄関のドアを開けると目の前の廊下に破片1個が落ちていたという。廊下の手すりに隕石が当たったとみられる傷があり、さらに割れたもう一方の破片は庭で見つかった。2個目は雨に当たって金属がさびて茶色くなっていた。国立科学博物館の分析によると宇宙線が衝突してできたアルミニウムやナトリウム、マンガンなどの同位体を検出したとのことだ。これらの金属は半減期が数日のため、最近落下した隕石であることが確認できたとのことだ。更に暫くしてこの火球の隕石は、船橋市のアパートの屋根で跳ねて落ちているのが発見されたとのことだ。合計8個、重さにして183グラムと言うから結構大きい。この分だと他にも散らばって落ちているかも知れないとのことだった。最近では、大きな隕石(小牧隕石)の落下は2018年、愛知県小牧市の民家に落ちた例がある。宇宙空間には様々な大きさの塵や岩石が漂ってていて、地球に接近して大気圏に高速で突入すると、高温になって上空100km前後で発光する。これが流星で、地上からは光跡となったものを観測できる。こうした観測はマニア達の間でサークルが出来ているようだ。今回の観測も、撮られた写真から天空上の位置を示す座標を割り出し、関東上空の飛行経路から燃え残った隕石の落下予想区域を想定して、ネット上で捜索を呼びかけていたとのことだ。日本で確認された隕石は今回で53番目(小牧市のが52番目)になるが、火球の観測から発見に至ったのは初めてだ。隕石の元になった親惑星が分かれば、地球の生成時の状態なども分かるのではないかとのことだが、地球にいながら、こうした隕石の回収が出来るというのは、極めて珍しいことだ。小惑星の研究では日本の探査機「はやぶさ」や「はやぶさ2」が試料を直接採取して地球に持ち帰る「サンプルリターン」を進めている。こうした積極的な回収に対して今回のような隕石の回収は受け型サンプルリターンと呼びたいとのことだ。最後に隕石似ついて説明があった。宇宙から地球に飛んできた小惑星のかけらが燃え残こって、地上に落下した岩石。様々な種類があるが、ほとんどが「球粒隕石(コンドライト)」と呼ばれる微細な粒が集まったタイプで、習志野隕石(仮称)もその一つと鑑定された。球粒隕石は鉄や金属の含有量によってさらに細かく分類され、中には炭素などを多く含む種類もある。日本は南極観測で多数の隕石を発見してきた歴史もある。白い氷の上で黒っぽい隕石は見つけやすい。各国と共同で隕石の大規模な調査活動も実施している。火球と間違われたものに、2009年の人工衛星衝突事故がある。2009年2月10日に北シベリアのタイミル半島上空約789kmの宇宙空間で、1997年に打ち上げられ運用中であったアメリカのイリジウム社の通信衛星イリジウム33号と、1993年に打ち上げられ既に使われていなかったロシアの軍事用通信衛星コスモス2251号が衝突した事故だ。 偶然衝突した2つの人工衛星からは500個以上の宇宙デブリが発生した。これ以外にもこうした宇宙での衝突は良く起こっているようで、本来の惑星由来の隕石と相まって、宇宙は結構危険が満ちていると云う事になる。イリジウム33号とコスモス2251号の衝突は高度が約789kmと高く、国際宇宙ステーション (ISS) の軌道である高度430kmよりも高い軌道であるためその後のスペースシャトルに与える危険は低いとされ、放置されたようだ。これまでもいくつかの小規模な衝突は起きており、その中には意図的な衛星破壊などもある。有人の宇宙ステーションを巻き込んだ衝突が3回も起きているなど、これまで8回(2009年時点)もの高速度の衝突が起きているとのことだ。流れ星さえあまり見たことがない身にとって、ある程度頻繁に地球に落下物が到達していることを知ると、すこし不安になってくる。少し前の2013年、ロシア南部の6都市に隕石が落下し、250人を超える負傷者が出たという事件があった。明るく発光しながら落下していく様子は多くの人が見ていて、ユーチューブにも投稿されたようだ。こうした映像の多くは車のフロントガラスの手前に取り付けられた車載カメラ「ドライブレコーダー」で偶然撮影されたものだった。ロシアでは、スピード違反や飲酒運転が後を絶たず、冬は深い雪に包まれ、交通事故が多発するのでドライブレコーダーの装着率は高い。日本でも、あおり運転以来、私を含めて、ドライブレコーダーを装着する人が多くなったので、こうした火球を偶然に撮影することがあるかも知れない。ロシアで落ちた隕石は、相当に大型で、チェリャビンスク州チェバルクリの湖の氷に開いた穴は直径約6mと巨大で、人間を遙かに凌ぐものだったようだ。地球には1年間に数千から1万個ほどの隕石が落下していると言われている。しかし、海に落下したり、人が住んでいない地域に落下したりして見つからないことも多い。これまで世界では4万~5万個の隕石が確認されている。最古の記録は861年に福岡県に落ちた直方隕石がある。今回の隕石は国内では53個目だから。日本に落ちる可能性は0.1%に過ぎないが、だからといって、明日は我が身に降りかからないとは云えないのだ。宇宙には多数のスペースデブリも浮遊していることから、もはや何が起こってもおかしくはないということだ。ロマンチックに空を眺めているときふとそのようなことが頭に浮かぶと、星座も違って見えてくるかも知れない。
2020.08.15
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今日のウォーキングは第1742日目で8253歩だった。買物で、高槻阪急からコーナン、コープへと回った。どうしようもないくらい暑い。高圧ホースで、ブロック塀を清掃したが、思うようには綺麗にならなかった。又、思いの外時間が掛かる。夕食は久しぶりに太郎君一家が来訪して共にした。孫が高校受験と中学進学で大変だ。野球の出来る学校に進みたいようだ。***戦艦大和の事が書かれていた。今更という感もあるが、終戦記念日が近いとのことで、特集されるのであろう。戦争の惨禍を語り継がねばならない一方、戦争に向けて当時の日本の政府がどのように考えていたのかを知る事にも繋がるとの思いで読んでみた。私の父親も、戦艦大和の一部(多分速射砲)の設計に携わっていたこともあり、すこし思い入れが強いものがある。今回は、「戦艦大和の建造は、時代遅れの間違いだった」という人が間違えていることと言う標題で、大艦巨砲主義がナンセンスと言われ続けたことに対する擁護論のようだ。大和ミュージアムの戸高館長と現代史家大木との対談形式で書かれている。戦艦大和の主要目は全長263m、幅38.9m、吃水10.4mで基準排水量は64,000トンだ。呉の海軍工廠で、1941年12月16日に就役した。この大和が無用の長物だったと云う事がよく言われるが、その批判は当たらないとするものだ。大和ミュージアムにはスケール10分の1の模型がある。義兄も自衛隊員であったので、家には100分の1の模型があったことを思い出す。対談のままに、語られる内容を記述していくと、昭和初期、飛行機がだんだん重要性を増してきたものの、日本にはパイロットの絶対数が不足していた。そこで、「予科練」の制度を創設した。予科練には、適性のある若者を募って、将来は士官的な扱いをするとの思惑だった。最初は高等小学校卒程度、現代の中学生ぐらいの練習生を募ったが、人材が集まらなく、一般教養を省いて、すぐにパイロット教育をしたいという理由から、年齢を引き上げ、現代でいうと高卒レベルの人材を募集した。その練習生に付けられた名前が、中学校卒の練習生には「甲」、高等小学校卒には「乙」、水兵出身者には「丙」、という、成績順のような名前だったのだ。こうした区別は、階級社会では不可避のことのようで、その名前(優劣をそのまま付した名前)による軋轢は多数発生した。兵士としてははるかに先輩の乙飛(乙種飛行予科練習生)は、若い甲飛(甲種飛行予科練習生)の常に下に書かれるなどの問題だ。この問題はたかが名前では済まされない重大事であった。この制度が、学問の中にも影響して、海軍の中に変なわだかまりを醸成したようだ。こうした呼び名のせいで、全員がもっと力を発揮できたことを阻害していたというのだ。更に、募集の仕方が、将校育成とあったので、甲飛は海軍兵学校に相当すると思われ、生徒も自分は将校生徒だと思っていたのだ。ところが、いざ学校に行ってみると、士官になれるわけではないため、「騙された」と感じたとのことだ。「これが本当の海軍ダマシ(「海軍魂」と掛けた言葉)だ」と言われたとのことだ。こんな話は初めて聞く。なんだか、之では敗戦止む無しという気になってくる。海軍は特に時間に厳しいと言う事も書かれていた。その点では異論は無く、何処でもそうだろうと思うものの、海外に出れば、日本人は規律が正しいという言われる根がこうしたところにあるのかも知れないと感じた。予科練は、パイロット育成という名目だが、なかなか飛行機には乗せて貰えない。飛行機が不足していることと、飛行機1機は確かに戦艦1隻よりも安価だが、飛行機を飛ばすには飛行場が必要だし、パイロットの養成にも莫大なお金がかかる。全体で見ると、戦艦どころではないということだ。然し世界の動向は飛行機に向かい、よってお金のかかるほうにだんだんシフトしていったといえる。それが日本の財政、国防を危うくした原因の1つだとも言われる。飛行機が全盛に向かう中、戦艦「大和」「武蔵」をつくったのは間違いだったとよく話題になるが、「大和」を起工した昭和19年はまだ、飛行機と戦艦のいずれが主であるかは判然としていなかった。また、米国は戦中に8隻も戦艦を建造したし、イギリスは戦後も戦艦を建造していることなどから、建造の方向は間違ってはいなかったようだ。しかし、飛行機のほうが重要であることが明白になる中、巨艦をどう使いこなすかという点で、どうやら良い案が無かったようだ。航空機の時代に適応した使い方が出来なかったと云う事だ。日本は、「武蔵」を建造した時点から航空機に切り替えたので、むしろシフトが早かったとのことだ。こうした話も、あまり聞いたことがなかった。世界有数の能力を持った大和を使いこなす能力が日本にはなかったとのことだ。何と、こうした評価は屈辱的ですらある。超高級車を運転するドライバーが素人だったと比喩している。日本は何しろ、こんな立派なものを持っていると言ったところで満足していたようだ。そこで、予科練教育だが、日本の対戦争思想では、短期決戦で、初期に全勢力を投入し、そのまま終戦までと言う考えがあって、教育というものに重きを置かず、優秀な教官も総て即前線投入としていたのだ。それまでの戦争はそれで良かったのだが、第一次大戦後は、まさに国家総力戦となり、生産しつつ且つ、教育しつつ戦うスタイルになってきたのだ。之に日本はなかなか馴染まなかったとのことだ。そんな例の1つに、真珠湾攻撃から帰ったベテランパイロットは、そのまま前線で消耗するに任せ、後方の人材教育はおざなりとなって仕舞ったというのだ。之では優秀なパイロット(士官)が育つ道理がない。アメリカ空母部隊撃滅を目的としたミッドウェイ海戦では、やっと、かなりのベテランパイロットを教官に回したのだが、そのことで、「前線航空隊の術力を低下させるとはなんたることか」というクレームがあったとのことだ。確かにちぐはぐなのかも知れない。対談では、それをしないと後続のパイロットが教育できなかったとしている。こうなってくると、もはや戦争の帰結は明白であったろう。こうした、教育軽視、何でも実践主義のやり方が、日本を破滅させたのだと云えそうだ。そして、あろう事か特攻隊の編制に至るのだ。愚かしいし、時の参謀、日本の為政者の愚行を思わざるを得ない。こうして、戦後になって民間航空で教官になった人もいるようだ。今はフライトシミュレーターという武器があるので、パイロット育成もすこしはやりやすいのかも知れない。戦争終盤に、最後まで現場で飛ばされた人もいたらしい。真珠湾にも行き、戦争が終わる頃も第一線で使われていたとのことだ。もしかすると上官受けが悪かったのかもしれないとのことだが、もはや何をか況やの気分だ。大和の撃沈される様子を撮った写真はよく見たが、海上で、自由に行動が出来ない巨艦が、ヤブ蚊のような米軍機に集中攻撃を受けて轟沈してしまった。見え透いたような戦争の経過と帰結を誰も止めることが出来なかったのかと思う。
2020.08.14
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今日のウォーキングは第1741日目で、8790歩だった。夕方から裏の小屋を片付けた。高圧ホースが使えるかトライしたが、使い方がよく分からないのと、ホースが水圧に耐えきれず直ぐ外れるので、時間が掛かった割には成果が無かった。フェンスのペンキ塗りは、持ち越しになった。***日経10選に標記があった。京都市芸術大客員研究員加須屋誠の選だ。地獄についての様々な絵図であり、日頃あまり考えないことなので、すこし興味がある。嘘をついたら地獄に落ちると言うらしいが、人は皆大なり小なり嘘をつく。従って皆地獄行きを覚悟せねばならないという。そこで地獄絵図を見てみようというわけだ。然し安倍が大嘘をついたのと、私が、やむなく小さな嘘をついたのとではやはり区別をしてほしいものだと思う。1. 聖衆来迎寺「六道絵」阿鼻地獄幅六道とは、天道、人間道、修羅道、畜生道、餓鬼道、地獄道の事だ。平安時代中期に比叡山の僧源信による「往生要集」では地獄は8つの階層に別れているという。侵した罪の重さによる軽重だ。殺生・窃盗、邪淫・妄語などは最下層の阿鼻地獄に堕ちる。地下深くにあるこの地獄に至るには2000年の長きに亘って落下しなければならない。僅か100年の内の所業に対して2000年とはあまりに長い感じだ。火車に乗せられてきた罪人も居る。平清盛は源平の争いの中、奈良の大仏を焼き払った罪で、この阿鼻叫喚に落ちるのだと、地獄の鬼は語ったとか。手前が俗世門でその奥が地獄と云う事か。2. 東京国立博物館「地獄草紙」雲火霧雲火霧(うんかむ)は僧侶に酒を与えて酔わしめた者が堕ちるところだ。(正法念処経)ここでは巨大な火が燃えさかる。地獄の鬼達は罪人を追いかけてこの火の中へと連れて行く。罪人は焼き尽くされるが、暫くすると生き返り、その繰り返しとか。手に棍棒を持ち追いかける鬼は男性、逃げるは一糸纏わぬか弱き女性だ。鬼と罪人の関係を男女の性的関係と置き換えられている。暴力とエロス、人間の業をこの絵は如実に表現している。3. 奈良国立博物館「地獄草紙」屎糞所人間であったときに心愚かにして、汚い物をきれいと思い、きれいな物を汚いと感じ、清らかな仏教の教えを信じなかった者がここに墜ちる。(起世経)黄色い池のようなものは糞尿溜まりだ。ここに落ちた者は頸まで糞尿に浸かりその汚さや臭さにもだえ苦しむ。糞尿の中には「針口」と呼ばれる虫が住んでいて、この虫たちが罪人を噛み食らう。その痛みと恐ろしさは耐えがたいものだ。又、糞尿は別の意味での関心物だと言う。どうもその辺りは、感覚的に相容れない。マゾ的表現のように感じる。描かれた罪人は愚かしく、虫はどことなく愛嬌があるように描かれている。4. MIHO MUSEUM 「沙門地獄草紙」解身地獄仏教では殺生は重罪だ。刺身やステーキを食べた者は因果応報で、この解身地獄に堕ち、逆に鬼達に料理されて食べられてしまう。正面中央の赤鬼は包丁で罪人を料理している。左の青鬼は、皿に入った肉片を食べようとし、手前の黄鬼は箸で鍋をつついている。鬼達に料理され食べられている罪人は、前世の日々食べていた魚や牛、鳥の痛みや無念さに気づくことになる。血が滴り、こうも生々しいとやはり気分が悪くなる。5. 白毫寺「閻魔王座像」日本で最初の地獄の統括者として閻魔王が描かれたのは13世紀以降だとか。閻魔王が通常中国的な服を纏っているのは、画像が中国から伝わったためだ。菩薩の柔和でやさしい顔と異なり、威厳たっぷりの昔の親父のような顔だという。現代の親父のなよなよした姿は、子供達にとって良いことなのかどうか、もう一度初心に立ち返れと言っているかの如しだ。6. 総持寺「十王図」閻魔王図(部分)閻魔大王のいわばお白洲の画面だ。閻魔大王の部下達が、死者の生前の行いをくまなく調査し書類を作成して裁判の場に提出する。その書類と共に重要な役割を果たすのが浄頗梨鏡(じょうはりきょう)だ。この鏡は死者の生前の行いを如実に映し出す。(いわばビデオテープだ)黒鬼に首かせを掛けられて連れてこられた男の生前の様子が鏡に映されている。それを緑の書記が書類に起こしているのだ。居並ぶ男達は陪審員か。鏡の前に集まった動物は男に殺され食べられた動物たちだ。ここには閻魔大王の姿はないが、この男の有罪は確定的だ。7. 奈良国立博物館「矢田地蔵縁起」(部分)往生要集によると、姫が座っている木は刀葉樹、羽は総てカミソリで出来ている。地獄に堕ちた男がふと見上げると美しい女性が木の上にいて罪人に向かってほほえみかける。罪人はこの女性に逢いたいの一心で、木を登るが、カミソリで体はずたずた。着いたときにはそこに居たはずの女性はいず、女性は木の下に座っている。慌てた罪人は今度は傷つきながら木を降りる。然し又地上に降りたときは、女性は再び木の上だ。同じ事を繰り返してしまう男の性。近くから之を見ていた鬼は、「お前は他人のせいで苦しみを受けているのではない。お前のしていることが自業自得なのだ」と。何やら身に詰まされる感ありだ。8. 歌川国明「子がへしする人の始末」子がへしとはこの世に生まれた子供をあの世に帰すことだ。つまり子殺し、最近ネグレクトなどで良くある話になったのは悲しい。江戸時代は飢饉で、口減らしのために子供を殺した。この場合親は良心の呵責にさいなまれ、地獄に堕ちることを想像した。こうした絵を描くことで、子殺しを思いとどまらせようとしたようだ。絵の下では母親が、正に子供の口を塞いで殺している様を、左上には、地獄で、浄頗梨鏡が生前の行いを如実に映し出す。母親の顔は夜叉になっている。閻魔大王の前では、子供が母親に復讐していて、その様を閻魔大王と鬼が見つめているのだ。あな恐ろしやだ。9.矢田寺「矢田地蔵縁起絵巻」(部分)大和国に住む康成という武士は父親を早くに亡くし、母親は再婚する。康成は継父とそりが合わず、恨むに至り、継父を殺そうと計画するが、誤って実母を殺してしまう。康成は矢田寺の地蔵菩薩に懺悔し、行いを悔いた。康成は死後地獄に落ちたが前世の悔いが認められやさしい矢田地蔵に救い出されるという話が描かれている。人間とは思わず罪を犯してしまうものだ。改心して仏道に精進すれば救済に預かれると云う事を示している。10.金戒光明寺「地獄極楽図屏風」この屏風には仏教界の宇宙が描かれている。画面右下は現世だ。人は善行も積めば悪業も犯す。罪が重なれば地獄に堕ちる。左下は地獄の光景で、釜ゆでにされる罪人達が描かれるが、閻魔王の裁判に地蔵菩薩が表れ、罪人達を責め苦から救い、無罪判決が言い渡される。上部には極楽浄土が描かれていて、そこまではとても遠い感じだが、ちゃんと渡しの船が用意されていて、救済されるのだ。人は時に罪を犯すが、然し最後には救済が待っているという、希望が描かれている。
2020.08.13
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今日のウォーキングは第1740日目で8521歩だった。朝早く、台所の敷物を交換し、すがすがしくなった。昼食は久しぶりに桃谷楼で採った。連れ合いはその後高槻阪急で買物をした。総てがコロナを意識して、おっかなびっくりの生活だ。***「新型電池、EV1000キロに道」という記事があった。そろそろEVも現実味を帯びるのかなぁと思う。新型電池の蓄電性能はリチウムイオンの7倍だとか、京大とトヨタが原型を試作したとある。この世の中、何でも電気がないと動かないが、最近は特にスマートフォンなど、持ち歩ける電子機器も充電式の電池で賄っているが、この電池切れが結構面倒だ。電池を制する者が世の中を制するくらいの感覚である。いみじくも技術研究組合リチウムイオン電池材料評価研究センターの石黒恭生常務理事も同じ事を言っているようだ。EVも既に市販はされてはいるが、恐らく1回充電での最長距離は500kmが最大だったように思う。それが倍増するのだから何となく嬉しい気がする。大阪に住んでいると、東京まで約500km、姫が住む辻堂までは約500km弱と、従来市販のEVでも何とか届きそうだが、一寸トラブルを考えると不安な距離だった。それが一挙に1000km走れるとなると、安心して利用できそうだ。新型蓄電池の有力候補に「フルオライドイオン電池(FIB)」というのがある。リチウムイオン電池を更に一層電池の容量を上げたもので、フルオライドイオン(F‐)を電荷移動体とした電池だ。非常に安定なものだという。理論は難しそうなので飛ばすとして、フッ素と銅やコバルトを含む正極とランタンの負極のペアで成り立つ電池で、電気をためる容量ではリチウムイオン電池を上回る性能を持つ。現行のEVでも、1回の充電で走れる距離はリチウムイオン電池の更新や減速時の力を電気に変える工夫などで延びている。条件によっては約600km(私は500km程度と記憶していたが、実勢では更に伸びているようだ)の走行が可能な車種が米テスラや日産自動車にはある。リチウムイオン電池の思想を元にすれば、これ以上の蓄電性能を示す「エネルギー密度」を向上させることには無理があるようだ。そこで、京大などはリチウムイオン電池の限界を超えるエネルギー密度が可能とみられるフッ化物イオン電池に着目した。以下の説明はわかりやすいのでそのまま記すると、「フッ素と金属がくっついたフッ化物はフッ化物イオンを幾つも携え、効率よく電気を生む。あたかも1本の木にリンゴがたわわに実り、収穫のたびに大量のリンゴを手にできるかのようだ。」エネルギー密度が大きいと、軽くて小さい電池ができるし、同じ大きさなら、電気を長く使えることになる。京大などはリチウムイオン電池の7倍のエネルギー密度を持つ電池を目指す。FIBではイオンが移動する電解質にリチウムイオン電池で使う液体ではなく、固体の電解質に取り換えた。このタイプの「全固体電池」は燃えにくく、熱を逃がす工夫が省ける。「全固体」と「フッ化物イオン電池」が相乗効果を発揮すれば、1000kmの走行に手が届く見込みだ。之に異を唱える人も居る。従来の研究では、高温でしか動かず、電極が膨らむ問題もあったためだ。研究チームは、コバルトにニッケルと銅を加えた合金を電極に使って体積の変化を抑えることと、負極の材料などを電池の容量を下げずに繰り返し充放電できるように工夫した。この考え(フッ化物イオン電池を室温で動かす)は、ホンダや米航空宇宙局(NASA)なども2018年に試みて可能性を確認している。他にもマグネシウムやアルミニウムなどに可能性をかける研究がある。現行のリチウムイオン電池だけでも、車載用の世界市場は3年後に6兆円を超えるとの見方がある。(2019年の見通しでは2022年のリチウムイオン電池の世界市場は2017年比2.3倍の7兆3900億円にも達するとしたり、また、2026年にはおよそ1,100億ドル(約11兆8,200億円)になる可能性があるという)蓄電池の進化は「動力」として快適な走りや環境対応を後押しするだけではない。街の至る所にあるEVが太陽光発電などの電気を蓄える「蓄電池」となり、再生可能エネルギーを社会全体で使いこなす巨大な蓄電池網を築くことになる。之は非常時の電源確保という意味からも、災害の多い日本では有効だとされる。従って、既存のリチウムイオン電池の改良でも各社はしのぎを削っている。リチウムイオン電池材料評価研究センターは、トヨタやパナソニック、旭化成などが参画し、2023年4月までに全固体の技術を確立すると目論んでいる。ここですこしトーンダウンなのは話題のフッ化物イオン電池だ。この新型電池に期待は高まるが、実用化は当分先だ。今の技術開発のペースだと、2030年以降になるというのが大方の見方だ。リチウムイオン電池は原型が1985年に完成し、実用化したのは1991年だった。次世代電池は開発に時間がかかるようだ。難しいのが元素の組み合わせだ。イオンに何を選び、正極と負極、電解質の素材をどうするかが性能を分ける。日本は、技術水準が高いとされ、大学や自動車会社、又素材関連の企業が技術を蓄積しているとのことだ。これらの業界の風通しがどんなものなのか知らないが、巨大なパイを前にして、各社が鎬を削る状況は容易に想像が付く。元素の相性を人工知能(AI)を使って予測する「マテリアルズ・インフォマティクス(材料情報科学)」などを使う技術も注目されている。電池は化学屋などと言った古い視点で語るには、最近の科学分野は相当裾野が広い。新たな発想の取り組みが鍵を握ることになる。この点では、逆にAIや次世代計算機の技術で先行する米国や中国が、次世代電池の開発でも優位に立つ可能性がある。正に、戦国時代と言わねばならない。量産や市場開拓を見すえた戦略も欠かせない。日本企業は苦い経験がある。2000年ごろはリチウムイオン電池のシェアで上位だったが、後に中国や韓国の企業が低価格を武器に圧倒した。何でも安価な労働力、なりふり構わぬ国力投入と、中国の攻勢には、毎回脅かされる。リチウムイオン電池の次にくる蓄電池は何か。各国企業は「次の一手」を虎視眈々と狙っているとされるが、くれぐれも造船で起きたような、低価格を目指すあまり、労働単価の安い中国現地工場での製造を目論んで、貴重な技術の中枢までも吸い取られないように心がけなければならないだろう。次世代電池にはこのほか、全樹脂電池や全固体電池更に、クレイ型リチウムイオン電池などがある。全樹脂電池は三洋化成工業が川崎重工の無人潜水機に搭載することが決まっている。全固体電池は可燃性の危険を固体に置き換えたものとして村田製作所やTDKなどが挑んでいて、クレイ型電池は電極に電解質を塗り込んだ新技術で、量産体制に入ろうとしている。
2020.08.12
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今日のウォーキングは第1739日目で、8499歩だった。今日も墓参に出掛けた。今日は連れ合いの父親が眠る比叡山に先に詣り、帰りに知恩院を回った。比叡山へ向かう湖西道路は比較的空いていたが、向かいの京都へ向かう帰路の車線が混んでいたようなので、帰りは途中を通る山道を帰った。此方の方が風情があるし、道も広く快適だ。然し、京都の街はコロナがもたらす静けさを感じた。帰りにココイチでテイクアウトして帰った。***2020年7月25日、モーリシャスの東南ポワントデスニーで日本の大型鉄鉱石運搬船が座礁し、8月6日には大量の重油が流出した。こうした船の事故を聞く度になぜか心が痛む。新聞記事によると、ばら積み貨物船となっているが、どうやら鉱石運搬船のようだ。ともあれ、オイルタンカーでなかったことが不幸中の幸いであるかも知れない。座礁船は「WAKASHIO」で、2007年5月にユニバーサル造船で竣工した。船主は長鋪汽船株式会社(岡山県笠岡市)で、商船三井が運航している。積載重量は20万3130トン(船主責任制限条約に規定された総トン数は10万トン)で船長299.95 m と大型船である。8月11日現在、事故原因は不明であり、なぜモーリシャス島に接近したのかについても商船三井による説明は行われていないとのことだ。本来の航路が何処だったのかは分からないが、記述を見ると、モーリシャスへの回航は予定外のようだ。わざわざ立ち寄って座礁したとは、常識では考えられない。7月25日に座礁し、現在では船腹の裂け目は上甲板にまで達しているとのことだ。船が割れて沈没したり、一部が漂流して別の場所に被害をもたらしたりする恐れがある。現在、漂流を防ぐためタグボートに係留している状態という。新聞記事には最近の船舶事故で重油が流出した類似の事件を挙げていたが、私は、咄嗟に、1969年に野島崎沖で沈没したぼりばあ丸事件を思い起こした。同じ鉱石運搬船であった。新聞記述では、燃料の重油が大量に流出しているが積み荷は無く乗組員は無事だったとある。バラスト状態での事故のようだ。ぼりばあ丸の時は満載状態だったので満載槽と空槽が交互に配置されていて、極限の応力状態になっていたが、本船の場合、バラスト状態(中国江蘇省で積み荷を降ろした後、空の状態でブラジルに向かう途中)ならすこしは楽のはずなのに、そんな感じだ。座礁当時は船底の5つのタンクに約4000トンの燃料を積んでいた。その内の少なくとも1つから燃料が流出しているとみられ、そのタンクから仮に全て流出すれば1180トンの重油が海洋に流れることになる。11日現在で、約半分の460トンを回収している。しかし、なお流出した燃料油は海上などに残っており、ボランティアなどによる回収作業が続く。商船三井は「WAKASHIO」周囲に自社のオイルフェンスを設置しようとしたものの、荒波の影響でうまくいかなかったようだ。モーリシャス政府は同時に、船に残る約2800トンの抜き取りを進めている。11日までにこの内約1020トンを回収したことも明らかにした。これで船内に残る燃料油は1780トンになった。座礁した現場周辺にはサンゴ礁や観光スポットもあり、沿岸には国際的に重要な湿地を保全する、ラムサール条約に指定された区域もあるとのことだ。面積は東京都とほぼ同じで、海や山など美しい自然が豊富で「インド洋の貴婦人」と称される世界有数のリゾート地なのだ。こうした南国の楽園が瞬時にして黒い重油で覆われた。問題は、なぜこのような事故が起こったかだが、今のところ原因は分かっていない。モーリシャスの湾岸警備隊が「WAKASHIO」に対して、座礁した海域は水深が浅いことを既に警告を発していたという。応急の処置として、モーリシャス側は、海岸に広範囲に漂着している重油を住民やボランティアによって、除去を始めたところだ。ボランティアはまた、大量に原油が付着した亀や鳥類などを安全な場所に移動させている。政府は「環境緊急事態」を宣言してフランスや国連に支援を求めている。マクロン仏大統領はSNS(交流サイト)で「生物多様性は危機的状態で行動が急務だ」と支援を表明した。環境保護団体グリーンピース・アフリカは希少生物を汚染していると指摘している。原油の早期回収が焦眉だが、重油を処理する薬剤の使用はサンゴ礁などへの影響が大きいことから、モーリシャス当局の許可があるまで使用できない。観光業が主な財源の当国は今危機に瀕している。原状への回復は何十年も掛かるかも知れない。海難事故の責任を規定するのは「船主責任制限条約」と「バンカー条約」だ。これらによると海洋での油濁事故の場合、一般的には用船の商船三井ではなく船の所有者が賠償の義務を負う。また、船主責任制限条約は、海難事故によって生じた損害の船主の賠償責任を船舶の総トン数に応じ上限額を決めている。「WAKASHIO」は約10万トン故に条約をそのまま適用すれば、上限は20億~70億円に制限される可能性がある。モーリシャスが賠償上限に不服な場合、条約の破棄が必要になる。通常、船主が加入する保険は支払える最大額として10億ドルの上限が設定されている。この事故の場合、杓子定規の上限額の適用で済むのかどうか、疑問が残る。積み荷や燃料の重油が流出する事故は、たびたび起きている。1997年1月に日本海で沈没したロシア船籍のタンカー「ナホトカ号」の事故では約6200トンの重油が流出して、日本側への補償額は約261億円にのぼった。条約上は責任外となる商船三井だが、すんなり免責というわけにはいかないだろう。更に危険なことに、このままの状態が続くと、「WAKASHIO」の船体に入った亀裂は荒波を受け増長し、船が「真っ二つ」に破損することも考えられるとのことで、予断は許さない。最近の日本船舶は、乗組員の約90%が外国人の船員である。「WAKASHIO」の乗組員はインド人、スリランカ人、フィリピン人の計20名が乗船していた模様だ。日本人は乗っていない。こうした、混乗船は、得てしてその組み合わせで、問題となるケースがある。1つの考察として、船長がインド人で、船員がフィリッピン人の場合は、最も典型的な組み合わせだそうで、インド人の厳格さをフィリッピン人がよく理解し、 船内のモラルも高いとされる。然し乍ら、今回のように、航路を逸脱して座礁するなどと云う事は、余程のことであり、船体自身に何か問題があったのか、人為的な何かが存在したのか、当面の海上汚染と共に、この原因究明が待たれるところだ。事故がなくても、コロナで観光客は激減している。因みにモーリシャスのコロナ感染者は344人で、死者は10人出ている。
2020.08.11
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今日は山の日、今日のウォーキングは第1738日目で8581歩だった。コーナンで、ラチスに吊す植物を購入した。その後15:00から孫の試合を富田まで応援に行った。3塁打を含む2安打と、ショートストップでは深いところからの1塁アウト、投手としては3者凡退と活躍してくれた。熱中症では無いかと思うくらい顔を真っ赤にしての活躍だった。***不思議な岩石惑星が見つかった。地球から約730光年、銀河系のスケールで言えばさして遠くないところで、太陽に似た恒星の周りを回る不思議な惑星が見つかった。主星からの距離が非常に近く、大きくて、密度が高い。他にこのような惑星は、太陽系内はもちろん、はるか彼方の宇宙でも見つかっていない。この星、太陽系外惑星「TOI-849b」は、海王星とほぼ同じ直径をもつ大きな惑星だ。主星のすぐ近くの軌道を回る。岩石からなりたっていて、質量は地球の40倍と大きく、信じられないほど密度が高い。またこれだけ質量が大きければ、木星のような巨大ガス惑星になるはずなのに、なぜか周辺にはほとんど大気がない。現在の惑星形成理論では、この天体の形成過程を説明することはできない。通常このような巨大な惑星はガス惑星である事が多く、高密度の岩石惑星というのは珍しいことだ。なぜこのような現象が起こったのか。周辺のガスがなにゆえ消えてしまったのか不明で、従来の常識を覆す、極めて珍しいことだという。銀河系の星々の中からは、過去10年間で数千個の惑星が見つかっている。そのほとんどが主星のすぐ近くを公転する木星型の巨大ガス惑星「ホット・ジュピター」か、地球よりも大きく海王星よりは小さい岩石惑星「スーパーアース」だった。しかしTOI-849bは、どちらにも当てはまらない。この発見も、米航空宇宙局(NASA)の宇宙望遠鏡「トランジット系外惑星探索衛星(TESS)」によって発見された。発見の経緯は、トランジット法と呼ばれる観測法で、太陽系の近くにある明るい恒星(20万個)の観測中に、こうした惑星が横切ることで、恒星からの光が一時的にわずかに暗くなることからこうした惑星の存在を知ったのだ。観測の結果、この惑星の直径は地球の約3.4倍、海王星の0.85倍に相当することがわかった。TOI-849bは主星の周りを18時間で一周していることもわかった。主星からの距離が非常に近いので、惑星の表面温度は約1500度にもなる。水素とヘリウムからなる薄い大気の層があるかもしれないが、はるかに少ない。太陽系の巨大ガス惑星は、岩石や珍しい物質からなる高密度のコアがあるとされるが。どのコアの質量も地球の質量の約25倍あると推定されるTOI-849bには遠く及ばない。こうしたことからこの天体は木星よりも巨大に成長するはずだったガス惑星のコアであると見られている。現在の惑星形成理論では、惑星は、生まれたての恒星の周囲に渦巻くガスと塵の円盤の中で、岩石や氷の小さな塊を核にして成長すると説明されている。地球のように、少量の物質を集めてできた小さな惑星もあれば、木星や土星のように、大量のガスを集めて厚い大気をまとった巨大惑星もある。惑星が成長して地球の10倍程度の質量になると、「暴走的ガス捕獲」と呼ばれるプロセスが始まり、惑星の重力によって周囲の水素やヘリウムを急速に捕獲するようになるのが普通だが、TOI-849bはそうした傾向も見られない。なぜこのようになったのかについては、3つの可能性が考えられている。1つは、TOI-849bが恒星の周りにあるガスを捕獲し尽くし、これ以上集められなかったこと、2つめはTOI-849bはかつて巨大惑星の核だったが、主星からの距離が近すぎるなどの理由で大気を失ってしまったということ、そして3つめはこの惑星が形成された当初に、同じくらいの大きさの天体に衝突されるなどの激変が起きて、岩石からなるコアが大きくなると同時に、大気がはぎ取られたというものだ。こうした可能性があるとされるが、事実はどれなのか判然とはしていない。大きさだけなら「ホット・ネプチューン」と呼べるが、上記の理由からそうではなさそうだ。こうした地球と似た岩石構造の巨大惑星「メガアース」は7年前にも発見されている。地球から約700光年離れた太陽系外の惑星「ケプラー78b」で、地球と同じような大きさで、直径は地球より約20%、質量は約80%それぞれ大きかった。さらに、比重が地球とほぼ同じことから、鉄の中心核や岩石でできた構造を持つ惑星だとされた。この、ケプラー78bは、中心の恒星との距離が短すぎて表面温度が3千度近くに達する灼熱の世界とみられ、生命が存在する見込みはなさそうだとされた。さらに、6年前には地球から560光年離れたところに、巨大な地球型惑星が発見されている。「ケプラー10b」と一緒に発見された巨大惑星「ケプラー10C」だ。直径は地球の2・3倍だが、質量は17倍で硬い岩石でできていると見られている。地球の数倍の質量を持つ「スーパーアース」よりさらに巨大なため、「メガアース」と呼ばれる。従来はこれほど質量が大きいと木星や海王星のようなガス状惑星になると考えられており、惑星の形成理論に新しい考えが生まれそうだ。ケプラー10cは海王星とほぼ同じ質量を持つ。しかし海王星の半径が地球の約3.9倍なのに対し、ケプラー10cの半径は2.3倍でしかない。これだけ小型で重い惑星は主に岩石でできているに違いないとされる理由だ。どんな生命も進化するには固体表面の近くに存在する必要があるだろうとの推測から、岩石惑星であることは居住可能性に必要不可欠な要素だと考えられている。ケプラー10cのような巨大な岩石惑星が発見されたことによって、「潜在的に生命が居住可能な惑星の数が増加した」と説明されている。惑星は、形成途中の恒星を取り囲むガスやちりの円盤から生まれる。円盤には水素やヘリウムが含まれているので、それらを少しも取り込まずに巨大な固体惑星を形成するのは非常に難しいとされている。ケプラー10cほどの質量を持つ天体は重力が非常に大きいため、周囲の水素やヘリウムを大量に集め、木星のような巨大なガス惑星になると考えられている。
2020.08.10
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今日のウォーキングは第1737日目で9307歩だった。連れ合いと2人だけで、墓参に出掛けた。先ず、千里寺に詣り、次ぎに大谷本廟へと向かった。両方とも高速を使ったので早く行くことが出来た。正式のお盆前故か、道路は空いていた。大谷本廟では、駐車場は期間限定のクローズ、近所の駐車場へは右折禁止と言われたが、何とか強引に曲がった。***日経の3日に亘る特集(Analysis)だ。この先どうなるかさえ分からない新型コロナウイルスだが、どのように対応し、コロナ後はどうなるのだろうか。最初は猪木武徳阪大名誉教授。そこで掲げられた表を見てびっくりした。その表は主要国の新型コロナウイルスと2017年の季節性インフルエンザの死者数の比較表だ。15カ国が抽出されている。新型コロナの死者に関しては1週間ほど前のデータなので、更に増えているのだが、一様にコロナの方が、死者が多いと思っていた私は愕然とした。コロナの死者÷インフルエンザの死者は当然1以上だと思っていたが、それが成り立つのは米国やブラジルなど半数の7カ国で、概ね3.2~5.4倍だが、他の日本を含む8カ国はドイツの0.5が最大で、他は皆、0.1かそれ以下と逆転しているのだ。インフルエンザにはワクチンがあり、治療も可能とのことだと認識しているので、その方が死者が多いとは俄には信じられなかった。例えば日本は、コロナの死者は1006人に対しインフルエンザのそれは38951人と3%でしかないとの結果だ。一瞬目を疑った。今回の新型コロナウイルスの死者が1万人以下の、インド、ドイツ、パキスタン、インドネシア、中国、バングラデシュ、日本、韓国は、インフルエンザよりも、新型コロナウイルスの死者が少ないのだ。注釈にインフルエンザの死者数は過大評価されているかも知れないとのことだが、明らかに優位の差があるようだ。真の脅威と心理的な脅威とは明らかに差がある事を身を以て知った。コロナ後の有り様は既に議論されている。在宅勤務、働き方、家庭の形等の変化と薬等の輸出からの保護(自国優先)など挙げられている。感染への恐怖から人と人との接触の減少が挙げられる。デモクラシーは本質的に人々をバラバラにするという。「特殊な知識」が物事の的確な判断には不可欠である事。この意味はもう1つ理解し難いが、マニュアル化しうる「一般的知識」に加えて、非定型、非日常の事態に対応する難しさが浮き彫りになった。自然科学は「月と雲の時代」と言う例えがあるという。月には解析性があるが雲はすこしの時間経過後についても予測が不能といった意味らしい。この2つの要素が鼎立して推移するのが人間の社会だと云う事だ。AIやビッグデータはすこしは雲の動きを示しうるかも知れないが、全く雲が無くなる(総て解析可能)とはならないと言う事らしい。様々な意味で、コロナ後をどう過ごすべきかを感じ取らねばならない。次は、寺西重郎一橋大名誉教授。米中、「文明の衝突」避けよという。米中の相違や、統治法などについて述べているが、極めて難解だ。コロナ禍が「文明の衝突」を露呈させたという。中国の自由や人権軽視(否定)は単なる共産党の独裁維持行動では無く、中国国民の基層的な社会観に依るという。西洋は、市場の秩序を精度によって守り、維持することで高度な文明社会を構築してきたが、中国は公共の観念に基づく集団的意図性は人々の内面的な社会観では成立しなかった。言っている意味が正確には分からないが、そういった違いだという。中国は昔から「士庶論」に依拠し、エリート(士)と非エリート(庶)は本来別個だと云う事らしい。更に「理気論」で成り立つのが中国だという。本然の性たる天の理を会得した人は聖人になり、その他の多くの人は気質のままに留まって未完成のままだという人間観だ。これ以上読み進んでも言っている本質が理解できない。兎も角、米中は、依って来たるべき理念の相違があり、衝突を避けるには双方ともがお互いに対するリスペクトを必要としているのだ。難しい理論はどうあれ、コロナで、米中は、歩み寄れるのかどうか、何とも、楽観的なことは望めない感じもする。最後は、星岳雄東大教授だ。日本は「大きな変化に直面」して、「質の高い経済経済車化の実現を目指す」と言っているが、過去30年間そうしたことは成されていない。幾多の苦難に直面してなしたことは、産業の再編とか労働の移動といったものでは無く現状を如何に守るか、取り戻すか(現状の復帰)の政策でしか無かった。雇用助成金を例にとって、之を変化に対応するための雇用調整に使わず、ただ、苦境を乗り切る休業補償でしかなかった。古い企業形態を死守し、新しい企業形態を生み出すことは無かった。古い企業を新しい企業に生まれ変わらせるとはどう言った方法があるのか、良くは分からないが、旧守だけでは駄目だと云う事だ。その1つは、本来は新しい企業に取って代わるべきを押しとどめ、ゾンビ企業のように生きのびさせることの弊害だ。こうしたゾンビ企業の問題は西洋でも顕著になってきて、生産性の低下と、低インフレ、デフレ化の原因となっている。もう1つはこうして守られるのは終身雇用化の正規社員に限られ、非正規や女性などは放置されるという点だ。更には、正規社員を守るために新規の採用の手控えなどで、より一層の高齢化と、新鋭の芽を摘む結果になったのだ。2020年の骨太方針に「新しい日常」と謳われていて、「誰一人取り残されること無く、生き甲斐を感じることの出来る包摂的な社会を実現する」とある。現存企業の保護による雇用の維持を図るのでは無く、労働者自身の保護と支援を充実させる方向に進まなければならないとしている。言わんとすることは分かる気がするが、果たして、コロナが襲ってきたからと言って、新形態の企業の形がどのようなものであるのかについては提言がないので、何やら絵そら言のようになってしまいそうだ。コロナを機に新しい形態に進む事へのトリガーにはなり得るが、果たして、どう言ったモデルケースがあるのか、そうして指針が生まれるためには、このコロナ禍はあまりに切実すぎて余裕を失っているようにも思える。
2020.08.09
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今日のウォーキングは第1736日目で8373歩だった。買物でニトリから松坂屋へ回った。松坂屋へは連れ合い1人が入ったが、店舗は相当縮小されているとか。帰って、先日外した旧い木塀を整理した。また、小屋にペンキを塗って錆を隠した。最後に門の脇の柘植を剪定して今日は終わりだ。***テスラについて分析されていた。世界最大のEVメーカーとして、2020年には生産台数が100万台を突破し、株価は過去1年で6倍になり、時価総額でトヨタを抜いた。グラフを見ても、今年のテスラの時価はうなぎ登りというか垂直に上昇している。一重にイーロン・マスクCEOの手腕に依るところが多いという。7月1日北米で発売の約400万円程度の小型車「モデル3」に、オートパイロットの機能を付けて、オプション代を強気で約85万円を上乗せした。現在は高速道路でのみ使えるが、将来的にはソフトの改良で、市街地でも使えるようにするというのが強気の理由だ。2019年以降に発売の全車種に無人の完全運転に必要な演算能力を持つ「FSD」と呼ぶ車載コンピューターを標準装備している。既販売の100万台の車から必要データを収集するのだ。完全自動運転機能は、今流行のサブスク型課金サービスで対応しようとの目論見だ。テスラはこうしたFSDソフト使用に月額料金を取るシステム導入で、従来の車販売とは異なった、利益体系を構築しようとしている。従来の自動車メーカーは、売上の約6割をサプライヤーに、約2割を自社の生産活動に充て、1割が販管費、残りの1割が営業利益という構造であった。テスラはここで、異次元の利益体系を作ろうとしているのだ。テスラは、広告は一切打たず、ウエブサイトで直接消費者と交渉し、一定期間と条件が合えば、返品は可能とするなど新機軸を打ち出す。然しテスラの自動車製造はEVだけで、総合的な車販売ではトヨタやVWの30分の1にしか過ぎない。株価収益率は高く、過大評価の声がある。イーロン・マスクへの過度な依存度に負うところが大きく、社内では懸念の声もある。テスラのEVは50万台を発売するのに約15年を掛けたが、100万台までのその後の50万台はたった1年3ヶ月だった。2019年末には米国に次ぐ2番目の工場を通常の2倍のスピードで、中国・上海に建設(ギガ上海)した。今もドイツや米国で工場の新設は続いている。(私はふと中国の工場は今後の米中関係を思うと、大丈夫なのかと訝る気持ちになった)この点については、李克強との太いパイプがあるとのことだ。グリーンカード(永住権)を出しても良いと言っているとか。更には中国政府からの建設補助もあったとか。何処まで信用して良いものやら・・・。ガソリン車に比べて部品数が少なく、組み立てラインを簡素化できたこともあって超スピードで工場建設が出来た。ギガ上海への投資額は約2120億円だ。フリーモントの米工場の3分の1程度で済んだとのことだ。フリーモント工場では生産ラインの完全自動化を目論んだが、複雑な冷却配管などで手間取り、一時赤字を出したものの、一部に人力を介入させることで、円滑化が進み、赤字は解消黒字化にこぎ着けた。EV市場のシェア獲得がキーで、欧州や中国でのシェアの拡大が不可欠だ。そうした目論見の下年間生産100万台を目指している。部品メーカーのパナソニックは米ネバダ州でテスラと共同運営する巨大電池工場への更なる多大な投資を求められたが、之には慎重に対応している。また、中国での現地生産工場建設を打診されたが、中国との価格競争を避けるために、現地生産は断っている。テスラは又、太陽光パネル大手の米ソーラーシティを合併して、太陽光発電にも進出している。サンフランシスコの競合他社と比べて、約3分の1の値段で、電力を提供しようとしている。現在はまだ太陽光パネルは全売上高の6%に過ぎないが、マスクの言では、やがて総ての電力は炭素を燃やして得る電力発電から太陽光などに移行されると見ており、EVはその先駆けにしか過ぎないと読んでいる。そして、先行きは、売上はEV並みになると見ているようだ。マスクの考えている人類の正体に影響を与える3つの分野は「インターネット」、「持続可能なエネルギー」、「惑星間移住」だと考えている。こうした観点から、2002年に創業したスペースは民間企業初の有人宇宙飛行を実現させ、最終目標を人類の火星への移住だとしている。他にも脳波でパソコンなどを操作する技術を開発するニューラリンクなど複数の有力スタートアップを率いている。パナソニックの津賀社長によると、マスクは「過度なほどの楽観主義者で、自分に都合の悪いことは(頭から)消せる。大きなビジョンを持ち真っ直ぐに進んでいける」と評している。こうした反面、米国に新工場を建設するに当たって、誘致を希望する自治体を最後まで競わせて、有利な条件を引き出すなど強かさを見せている。マスクの過去は凄まじい。いじめに遭った少年時代にパソコンにのめり込み、コンピューターと出会って、自らゲームを製作するなどした。高エネルギー物理学を学ぼうと進学したスタンフォード大の博士課程を僅か数日で退学、弟らとオンライン出版ソフト「Zip2」を創業するも、4年後に現HPに売却して数千万ドルの利益を得る。この資金を元手に、ネット決済会社「Xドットコム」を設立して、後にライバルと合併、その後米商取引大手イーベイに売却して数億ドルを手にする。こうした資金の投資先の1つがテスラだ。こうした独特の個性をひっさげて、月100時間を越す長時間労働を是として、部下にもハードワークを課してきた。そのため幹部の離職率は高いが、それでも有名大学からの入社希望は後を絶たないとか。何やらアメリカの凄さを感じるが、こうした経営者ばかりではないだろう。映画「アイアンマン」とモデルにもなったりと、ツイッターのフォロワー数は3700万人と、壮絶だ。空売り攻勢で乱高下した株価を見て、急遽株式公開をストップ、証券詐欺の疑いで、米証券取引委員会(SEC)に訴えられることも。兎も角、こうした奇行にも似た行動に、テスラは左右されることになり、もしも、不慮の事故でマスクに異常が起きたら、テスラには彼を継ぐ人材がいないと言われている。今後テスラは等の関係会社はどうなっていくのか、何やら劇場型のマスクが、どうなるかもあるが、こうした夢物語が1夜にして崩壊するときが来るのでは無いかと云った懸念を感じさせるものがある。このような奇才を持ち、奔放さを隠さないマスクという人物を、アメリカンドリームの象徴と言うべきなのだろうか。
2020.08.08
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今日は北摂天神会ゴルフコンペだった。コロナが怖いのと、 熱中症の危険もありそうで、参加者は極小の15人だった。連れ合いは三人会だった。私も乗り気ではなかったが、先輩幹事の手前、少々無理をして参加した。豪雨被害で不通になっていた府道6号線が開通したので、回り道をせず行けたのはなによりだ。然し道の脇にせり出している草を何とか刈ってほしいものだ。人数が減ったせいもあって、私の組は2人になり、先輩の組と一緒で4人になった。キャディー付だ。会長の先生(S氏)、先輩(T先輩)、1つ若い人(H氏)との4人組だ、H氏はディフェンディングチャンピオンだ。8:32インからのスタートだが、今日は珍しく先に2組コンペが入っていた。コースバイコースで記録する。No.10 TSは、軽く良く飛んだ。4人の内で一番先頭だ。しかし、9Iの2打はトップ気味にGRオーバー。返す3打は又GRを反対側に。そこから2つパットで、ボギーだ。難しい下りを入れたと褒められた。なぜか全員3オンのボギーだった。T先輩はTSをバンカーに入れて腐っていた。No.11 110YDショートでピンは上段だ。7Iで乗ったが遠い。然し1パット目が寄ってパーだ。ここは、他の3人はボギーで内2人は3パットだ。No.12(クリーク)右GRだ。TSは超楽に振れて、先端のラフまで届く。(前回もだが、これは気分が良かった)目の前の20YDほどのGR、2打をヘッドアップして、何と無残にクリークへ。4オンで、1パット(これもパターは良い)ボギーだ。あわやバーディー逃し、残念だ。ここは、H氏、TSをミスしてゴロしたが、何と2打をGR左カラー。そこから2つで入れてパーだ。T先輩3パットのボギー、S氏はダボだ。No.13 やや打ち上げ、右ドッグ。TSは軽く良い感じで飛んだ。FWCR。然しS氏に越された。2打は当たりまずまずだが乗らず。3打でトップのGRオーバー。4打でカラーとし2パットのダボだ。(ボギーで留めたかった)H氏は2オンでパー。他の2人はボギーだった。No.14(打ち降ろし)左GRで126YDだ。TSで6Iだが、少々当たりが悪かったのか、GRまで届かず池だ。3オン2パットのダボにした。(之は悔しい)T先輩はパーで、S氏は池に入れたが1パットのボギー、H氏もボギーだった。No.15 苦手なホールだ。しかし今回のTSは、今までにない会心の当たりだ。4人の先頭だ。然し、2打をチョロした。(届きそうなので又頭が上がったようだ)3オンになり、しかも今日唯一の3パットでダボだ。ここでもH氏はパー。何と10番以外皆4打で上がっている。T先輩は1パットボギーで、S氏は3パットのボギーだった。No.16 打ち上げて、打ち降ろし、アップダウンのロングだ。今日のGRは左(奥)だ。TSは、何となくしっくりしないがFW右だ。2打は良い感じで挽回した。然し右ラフだった。しかし、3打をチョロし、4打は5Iで池横までだ。5オンで2パットのダボだった。S氏は、3オンして、何と1パットのバーディーだ。圧巻だ。T先輩はパーで、H氏はここで崩れてダボだった。No.17 右ドッグの2打から打ち上げだ。TSは少々低めでまぁまぁだ。2打は右ラフでこれもまずまず。3打オンして、長めのパターが寄って2パットのボギーだ。ここでもH氏は挽回してパーだ。他の2人はダボにしていた。No.18 (最後池越え)。TSはやってしまった。チョロだ。2打では挽回したが、右のラフ、先頭のTS球に少し届いていない。3打では超良い感じで右FWだ。然し4打をチョロし、5打でカラー部だ。そこから2つパットのダボだ。1ホール2つのミスはどうしようも無い。T先輩S氏ともパーで、H氏は私と同じダボだった。前半は、本当にちぐはぐだった。4~5打はミスで失った。Tショットとパターは良い感じだったのが救いだ。昼食時、コロナの話では、案外と皆それほど心配はしていない感じだ。No.1 TSは、良い感じでFW左だ。2打も良く当たったが、少し足りない。3オンはピン近に付けOK でパーだ。H氏もパーで、他はボギーだった。No.2 TSは、少し引っ張って左ラフだ。2打を又チョロ。3打でGR少し手前。7Iで寄せて良い感じに1パットで決めボギーだ。H氏のみ1パットで又パー。他の2人は私と同じだった。No.3 チャンスH。TSは、良い感じで満足のFWCRだ。然しS氏には届かない。2打で何とかオンした。2パットのパーだ。このホールは皆パーだが3人は1パットであった。No.4 フラットなショートで96YDと短い。9Iで、ショート、カラー部だ。そこから7Iで寄せ1パットでパーだ。S氏は1オンでパー、他の2人はボギーだった。No.5 このロングホールは、何時もは何となく相性が良い。TSは少し右目だがOKだ。2打はラフからだが、まずまずのFW右だ。3打を6Uで狙ったが、やや当たり悪く届かない。4つは乗ったが、下段に遠くに離れた。そこからの1パットが見事に寄って2パットボギーとした。(我がパットに皆驚いていた)T先輩はパーで、S氏はボギー、H氏はダボだった。No.6 何時も長く感じる、打ち上げ後フラットなミドルだ。TSは、まぁまぁの当たりで右ラフだ。どうもTSで、朝の軽さがなくなった。2打を左ラフで、3打は少し届かなかった。4オン2パットのダボだ。S氏はパーを取り、H氏はボギー、T先輩は途中テンプラなど珍しく変で、ダボだった。No.7 長いミドル。ドラコンホールだ。全員がFWを外した後、TSはFW左に落ちたが転げて右ラフに5cm入っていた。旗は後続へ・・・。2打は良い当たりで、FWCR。3オンして、2パットのボギーだ。何とこのHは全員ボギーだった。No.8 ショート。今日のピン位置は左で少々楽だ。全員が1オンして、パーとなった。レベルが高い感じだが、さっきのドラコンはなぜ皆外れたのかと自嘲気味だ。No.9 TSは一寸右に出て、危うくOBだが、セーフだ。然し、2打を引っ張りすぎて、左のバンカーに入れてしまった。何とか出たが、土手部に当たってゲインはない。しかも、4打で変にシャンク気味となり、焦って5打ではチョロ、6オン2パットのトリプルは頂けない。T先輩はボギーで納め、他の2人はダボだった。2~3打は損している。T先輩は不調だった。S氏は80を越えているのに、私よりも良く飛ぶ。結果準優勝、脱帽だ。H氏は18H中4打が10Hも有り、パーは8個と、並々ならぬ腕を上げている。4位だった。私は、絶対に90は切れて、しかも80台中は可能だ。次回に希望が湧いた。5位では物足りない。来月はサントリー杯になっている。しかし、T先輩は手術前で参加は出来ないとか。
2020.08.07
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今日のウォーキングは第1735日目で8801歩だった。今日は朝から玄関の扉の新装工事だった。装着してみると、周りの冊子と同じ色で、とてもしっくり感じた。網戸も付いて、大成功だった。***海洋研究開発機構と高知大学、米ロードアイランド大学などの研究チームが約1億年前の海底下の地層から採取した微生物を分析の結果、生きていることを確認した。気の遠くなるような話で、化石とか、生きていた痕跡とかなら分かるが、1億年前に動いていた微生物が今日まだ生きていることは驚きだ。エサとなる物質を与えると増殖できる状態だったとのことだが、いったいどんなものを食べ、どのようにして生きていたのだろうか。写真が掲載されてはいるが、素人が写真を見てもそれが1億年前のものかは解らないし、生きているかどうかも分からない。採取した微生物の層はニュージーランドと南アメリカ大陸の間に位置する南太平洋の7カ所の海底で水深3740~5695mにあった。この海域は陸地から遠く離れているため、地球上で最も海水中の有機物生産量が低く、海水の透明度が最も高いことで知られている。陸上では1億年前に堆積した地層は硬い岩石となってしまうが、南太平洋の海底では1億年前の地層が柔らかい泥として堆積していたのだ。厚さは最大75mで、細かい粒子の堆積層が存在した。海底の表層辺りは430万年前の地層で更に深く岩板の直上は恐竜のいた1億150万年前にできた地層だ。こうした層は海流によって運ばれてきたさまざまなチリや粒子が堆積するほか、プランクトンの排出物や死骸などの有機物もマリンスノー(海中を沈降する有機物の塊)として降り積もる。堆積層を形成する間に閉じ込められた微生物は細かい粒子で構成される堆積層の内部を自由に動き回ることはできず、そのまま閉じ込められてしまったのだ。この全層から微生物の存在を確認したのだ。発見当初は死骸なのか生きているのかは不明だったが、研究室に持ち帰って糖などをエサとして与えると、暫くして、微生物の表面を破壊して細胞を取り出した。この細胞を分析すると、投与したエサが含まれていた。細胞内に当該微生物が摂取したことが確認されたのだ。細かく緊密な層の中で、しかも、栄養が十分でない環境下で生命が存在できるのか、と言う大きな疑問があったが。分析した結果、約1億年前の地層から取り出した微生物の約99%が生きていた。こうした微生物は、栄養の少ない中、殆ど活動を抑えて、生命を維持していたと思われる。この微生物に関しては、海底のしかも緊密な層に包まれていた関係で、地上の生物とは異なる早さで進化した可能性があると見られている。どのように進化していったのか、1億年という長さが、この微生物にとってどのような時間出会ったのか、更に研究は進められる。3ヶ月ほど前の新聞に、地球最深部のマリアナ海溝で微生物の群集らしきものが発見されたと言う記事があった。それは海底部の画像と水や堆積物のサンプルに基づくものであり、本物の繊維状物質を直接採取したわけではない。画像によると、この集合体は「微生物マット」(緑色の繊維状構造物)つまり細菌が何層にも重なった複雑な構造体ではないかと推測されている。マリアナ海溝で3番目に深い、チャレンジャー海淵の隣にある、水深約1万677mで水深1万677mのシレナ海淵に投下した無人潜水艇によって発見されたのだ。シレナ海淵の堆積物から突き出した露頭(岩石が露出した場所)で発見されたとのことだ。マリアナ海溝の泥の中からは、これまでにも微生物や、エビに似た端脚類(たんきゃくるい)などが見つかっていた。マリアナ海溝は、西太平洋のグアム島に近い巨大な太平洋プレートが小さなマリアナプレートの下に沈み込むところにある、湾曲した深い溝だ。エベレストを沈めても余りあるほど深い。シレナ海淵をターゲットに選んだのは、火山活動があると考えられるなど「マリアナ海溝内のどこよりも豊かに生物が存在している可能性があるとの見通しだ。こうした生物はマリンスノーを栄養源としているのに対して、このとき発見された微生物は、地球の海の最も深く、永遠の暗闇と0℃近い水温、それに1000気圧を超える高圧力の領域で、ただ、海底の岩石が水と反応してできる化学物質の合成したものを栄養源として生きていると考えられるのだ。ここに生きる微生物は非常に小さいため、これだけの高圧も全く平気なのだという。太陽光を利用できない深海の微生物が、栄養分を得る方法は2つある。1つは、太陽光のあたる海面付近から落ちてくるなどした有機物を食べること。もう1つは、岩石や、水中に溶け込んでいる物質を食べることだ。マリアナ海溝では、前者のタイプの微生物は何十年も前に発見されている。しかし後者のタイプの生物は岩石との化学反応を利用して生きるのだ。鉄やマグネシウムを豊富に含む岩石が海水と出会う場所では、「蛇紋岩(じゃもんがん)化作用」という化学反応が、微生物のエネルギー源を作り出すことがわかっている。この反応はわずかな熱を発生させ、メタンや水素などを生成して、これが微生物のエサになるのだ。 これらが本当に微生物マットであるなら、上から降ってくる物質には依存しないで、蛇紋岩化作用の化学的副産物だけをエサにしていると推測しされる。 海底の地質過程によって生成したエネルギーと化学物質だけに頼っているとするなら、これらの微生物は、地球上に最初に現れた生命体や、木星の衛星エウロパにある氷で覆われた海にすむ微生物に似ている可能性がある。他の生物には依存しないで生きる生物、それは地球外の生物となにがしか通じるものがあるのではないかと想像される。あたかも、木星の衛星エウロパや土星の衛星エンケラドスなどの海底にもこれらと共通する生命の存在を予言せしめる。そしてその微生物は、地球に生命が誕生した40億年前の姿も推定させうるのではないか。エウロパの海の水深は約160kmと非常に深いが、重力が小さいため、水圧は地球の海底とほぼ同じであるという。シレナ海淵での発見は、地球以外の天体の海底でも見つかる可能性があるということだ。こうしたマリアナ海溝で見つかった微生物らしきものは、海の中の最も深く、最も暗い場所で食物連鎖の基盤になっている可能性さえあると言うのだ。
2020.08.06
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今日のウォーキングは第1734日目で8200歩だった。今日は買い物に出て沢山のものを仕入れた。薬(庭仕事で虫に刺された後のムヒ)から始まって食糧やDIYの為のペンキや壁紙など種々買い込んだ。***韓国の文在寅は何かにつけて日本と対立することを目指しているようだ。これが韓国人の性というか、最近では、安倍晋三が慰安婦の像に土下座する像の設置まで容認しているようだ。あまり親しくならずに適当に挨拶程度をするくらいで良いのだと、竹田恒泰は言うが、場所が隣国だけに厄介だ。その文在寅に国民も不信感を持ち、支持率が急落しているとのことだ。韓国ではそのような話は何度も聞くが、実際には今も生きながらえているわけで、安倍晋三が、何もしないで逃げ回っているのに地位に恋々としているのと何か共通するところがある。駄目な為政者は概してそういうものか。今回文政権が不信感を持たれたというのは、不動産政策のことだ。韓国では首都ソウルを中心に不動産価格の高騰が止まらない。その事が原因のようだ。庶民はマイホームを持てなくなっているにもかかわらず、政府高官らは複数の住宅を所有しているとのことらしい。いずれの国も自分さえ良ければという事を地で行っている。盧英敏(ノ・ヨンミン)大統領府秘書室長が旗振りで、2つ以上の家を持っている政府高官達は率先して1つにするようにと通知を出しながら、自分は資産価値の高いソウル市の江南(カンナム)地区にあるマンションを温存したままだった事が判明し顰蹙を買ったのだ。文政権はこれまで、20回以上にわたり、不動産投資を抑制する政策を実施してきた。住宅ローンでは販売価格の40%を超える融資が受けられなくし、販売価格が9億ウォン(約7900万円)を超える物件については金融機関から借りられる限度額(融資額)を価格の最大20%までに引き下げたのだ。この新基準のために、これからローンを組んでマイホームを手に入れようとしていた人たちの購入意欲までもそいでしまった。税制でも、複数の物件を所有する人には固定資産税を最大6%課し、購入して1年以内に売った場合(投機目的)は売却益の70%の税を課そうとしている。然し地価の高騰はなお止まらない。之で文政権の支持率はがた落ちだ。コロナ対応で評価されたときには支持率は71%迄上がったが、今回の政策で一気に46%迄落ちた。ソウル近縁では土地の需要が過剰なのだ。誰もが長時間の通勤や、ラッシュの混雑を避けたいので集中してしまう。一方、供給量を増やそうと、グリーンベルト(開発制限区域)の解除を求める声もあし、容積率を上げることも検討されている。東京の場合は、都心に住みたいという人がこれほどいるようには思わないが、韓国では江南地区の高級住宅地が羨望の的らしい。然し、この人気地区の価格は16億ウォンとソウル市全体の平均値価格を91.6%(約2倍)上回ってしまったとのことだ。もはや富裕層でなければ手が届かないことになった。このように、文在寅政権の発足から3年でマンション価格は5割上昇し、不動産を持つ人と持たない人の資産格差が急拡大したのだ。文在寅の元大統領府政策室長で、現在は中国大使を務める張夏成(チャン・ハソン)は、自らは江南に住んでいながら、江南に誰もが住む必要はないと発言し、批判されたことがある。やはりこれらも完全に庶民感覚とはズレ、如何にもエリート意識がむき出しだ。また、政府高官で複数の住宅を持つ例は珍しくなく、江南は特に人気なのだ。どうやら政治家などは江南に投資目的で住宅を購入しているのではないかと勘ぐられる。こうしたところが、より一層政権不信を招いているようだ。今やテレワークの時代だとは云え、一気に地方分散型にするには難しいようだ。半月前にも文在寅の支持率低下が話題になっていた。このときは、「南北融和の象徴」である南北共同連絡事務所を北朝鮮により爆破されたことによる緊張の高まりと韓国経済が冷え込みにより、企業と家計の債務が増加したのだ。そこで、韓国大統領が万能薬のように使う「反日政策」となるのだ。1つには差し押さえている元徴用工に係る資産の現金化、またWTOへ要人を送り込んで、対日貿易上の優位を図ろうとのことだ。いずれにしても何ともわかりやすいアプローチである。WTOに自国に有利なトップを据えることで、物事を有利に進めると共にWTOで日本を批判する地盤固めをする事で、自らの支持率維持を目論んでいるのだ。いつも、困ったときの切り札としての反日の打ち出しだ。しかも何であれ、国民も反日となると同調するのだ。北朝鮮への制裁解除も達成できず、金正恩からも見放されてしまった現在では、反日が唯一の道というわけだ。国内経済は回復せず、失業率は悪化し、不動産は高騰を続けるだけでも大変なのに、一方では政府高官はぼろ儲けをしているという、まぁ考えられない事態になっているのだ。韓国はいびつな学歴社会であり、エリートになるためには、猛烈な犠牲を払っていると云う事の反動であろうか、政府の要職に就けば、必ずもっと(いやそれ以上)の見返りを得ることを志向し始めるのだ。と言うか、韓国では、最終目標は案外そう言ったところにあるのかも知れない。このように失業率悪化、不動産高騰、一方で政府高官はぼろ儲け、之で支持率が上がるわけはないのだ。そして行きつくところは、反日となる。そのカードが、2018年10月に韓国の最高裁にあたる大法院が日本製鉄に元徴用工への賠償を命じ、同社の資産を差し押さえ、これを強制的に売却しようとの動きだ。この問題は何度も何度も蒸し返している。韓国は、之しか無いのかと言うくらいに、何とも陳腐な要求なのだ。すでに、1965年の日韓請求権協定で解決済みの話なのだが、之を事ある毎に蒸し返して、あたかも協定が無かったことのように振る舞うのだ。まるでモグラ叩きの如しだ。全く児戯に等しい行為なのだが、政権も、その息の掛かった大法院も、そして国民でさえも之に付和雷同するのだ。こうしたことを振り返ると、どうも韓国には、筋の通った政策などは思いつかないのであろう。要するの知恵を出し得ないというのが本当のところだろう。日本さえ叩いておけば、それなりに支持率は保てると思って安易に逃げているとも云える。文在寅は、こうして、日本はもちろん韓国の良識ある人たちまでも不幸に陥れようとして、それに気づきさえしないのだ。外務省きっての韓国通として知られる武藤正敏は、文政権の特徴として①現実無視②二枚舌③無謬性と言い訳④国益無視⑤無為無策の5つをあげている。そして、「見たいことしか見ず、見たくないことは無視してしまう」そして「時と場合において言うことが違う」などと厳しく批判している。韓国の大統領は兎も角、前政権否定から始まり、最後の手段は反日だ。国家間の協定もそれは前政権のしたことと、無視して憚らない。竹島についても、いつの間にか領土の話から歴史問題へとすり替えてしまう、そうしたことが平気で行える精神構造のようだ。そんな文在寅だから、金正恩も愛想を尽かしたと云う事だろう。同じ民族からも信頼出来ない文在寅は、その政権をいつまで維持できるのだろうか。
2020.08.05
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今日のウォーキングは第1733日目で8353歩だった。暑いので終日ステイホームだ。***コロナは世界中に蔓延している。ジョンズ・ホプキンス大学が感染者と死者を纏めているが、NNNは之を元に、独自に世界と日本国内の発生状況をまとめてネットで配信している。時折そのグラフを見て、地球上には名前を聞いたことが無いような国が沢山あることを知る。何しろ196カ国はあるのだから、殆ど何処にあるのかさえ知らない国も多い。日経新聞では時折外国の紹介があるが、耳慣れた国が多い。先日、ベナン共和国の紹介があった。殆ど聴いたことがない。こうしたあまり目にしたり耳にしたりすることの無い国について、いくつか調べてみた。先ずベナン共和国。第7回アフリカ開発会議(TICAD)に参加している。場所はアフリカの西部で、奴隷海岸に面した小さな国が並んでいる内の1つだ。面積は日本の3分の1、人口は約1100万人だ。旧宗主国はフランスのようで、公用語はフランス語だという。宗教はイスラム教徒が27.7%、カトリックが25.5%、プロテスタントが13.5%で独特のブードゥー教が11.6%を占めているという。農業国で、綿花、パイナップル、カシューナッツ等が採れる。1960年にダボメ共和国として独立1975年にベナン共和国と名前を変えた。1990年まで社会主義だったが、今は民主化が進んでいる。首都は海岸線沿いのボルトノボだが、コトヌーの方が大きいようだ。結構近代的なビルが建ち並んでいる。但し、地方に行くと、アフリカ独特の土で出来た家のようで・・・。然しここでもデジタル化には注力しているとか。因みに7月31日現在のコロナ感染者は1805人、死者は36人とのことだ。アンドラ公国という国がある事を初めて知った。地図を見ると、あたかも1都市のような国だ。面積は468km2で人口は79,000人ほどだから国と云えるようなものではなさそうだ。フランスとスペインに挟まれたミニ国家であり、フランス大統領とスペインのウルヘル司教の2名による共同公を元首とするとのことだ。コロナでもなかったら、とても知る事などなかったような国だ。アンドラの7月31日の患者数と死者は、922人と52人だ。アルメニアの名前は聞いたことがあるが、殆ど何処にあるのか知らなかった。面積は29,800km2で、人口は290万人と言うこれも小さな国だ。旧ソ連から1991年に独立したまだ新しい国だ。アルメニア人虐殺という悲惨な事件があったことは何となく知っていたが、詳細はよく知らなかった。どうやらそれ自体を否定する説もあるようだが、一般には1915年、オスマン帝国軍によってアルメニア人がシリアの強制収容所に移送されるときの死の行進政策により、60万人から80万人という犠牲者が出たという事を指すようだ。戦争という非常時には、考えられないことが起きるもので、日本人はあまりこの事件のことを知らないのではないか。アルメニアの7月31日のコロナ感染者と死者は38196人と、728人だ。モルドバ共和国の名前もあまり聞いたことがない。この国も1991年にソ連から独立した。面積33,846km2、人口約403万人とのことだ。黒海に面しルーマニアとウクライナに挟まれた国だ。ソ連の統治下で、大規模な飢饉に見舞われ、キシニョフ(現首都)では毎日のように死者が8〜12人出ていたという。飢餓や関連疾患で死亡した農民は最低でも115,000人に達したとされている。(30万人との説もある)現在のコロナの方がまだましだという暗い悲惨な経験をしている。モルドバの7月31日のコロナ感染者と死者は24343人と、771人だ。スリナムは南米の国だ。ブラジルの北部に位置するが、この名前もあまり聞かない。面積は163,270km2、人口は53万人だ。旧宗主国はオランダで1975年に独立したというから相当に新しい国だ。面積、人口共に南アメリカで最小の独立国とのことだ。イギリスやフランス等と領有を巡って紆余曲折があったが、オランダの領有権が確定したとある。スリナムの7月31日のコロナ感染者と死者は1607人と、26人だ。サンマリノもどこかと聞かれて即答できない国だ。イタリアの一部かと見まがう。面積61.2km2、人口33,285人程で我が町程度の国だ。世界で5番目に小さなミニ国家だとのことだ。なぜこんなミニ国家が存在するのかと何時も不思議に思うが、宗教的意義から特権的な地位が認められて国家となったとの説明だ。サンマリノのGDPの50%以上は観光客(281万人、2004年)によるものであり、1997年の段階では330万人以上が訪問している。現在はコロナでどうなってはいるやら。サンマリノの7月31日のコロナ感染者と死者は699人と、42人だ。エスワティニと言う国も聞き慣れない。それもそのはず、1968年イギリスから独立したときはスワジランドと呼んでいた。之なら南アフリカに囲まれた小国だと少しは覚えている。面積17,363km2、人口107万人と言う小さな国だ。こんな所に日本人ではないが、在留日本人は14名(2017年10月現在)だとか。日本との貿易もあるが、輸入超であり、輸出品で最も大きなものはグレープフルーツとのことだ。エスワティニの7月31日のコロナ感染者と死者は2577人と、40人だ。まだまだ世界中に走らない国が沢山ある。コロナはどれ程小さい国でも容赦なく感染を広めている。コロナでは、世界中何処にも逃げ場はないのだ。
2020.08.04
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今日のウォーキングは第1732日目で8259歩だった。ピザのテイクアウトと買物で出掛けた。***日経に毎日曜連載されるシリーズから。1. カワセミ光沢のある青色とオレンジの羽毛。体長はスズメよりやや大きめの17cm。魚を捕るため、空からダイブして水中に入る。飛ぶ宝石と呼ばれる。天敵のヘビやイタチから身を守るために、川辺の土手に穴を掘って巣作りする。1960年代の高度成長期にはコンクリートで護岸されることが多いので一時姿を消した。今は自然に配慮した街づくりで戻ってきたようだ。コンクリート護岸の場合は排水口に巣作りすることもある。子育ては1ヶ月ほどだという。近くで見たことは無い。2. サンショウウオ日本には少なく余も20種類のサンショウウオがいる。東京都内にも生息するという。黒褐色で、体長は10cmほど。1931年にあきる野市で見つかった事から東京サンショウウオと呼ばれる。清流ではなく、池や水田、湿地など水の溜まっているところにいる。産卵期の2~4月以外は水たまりの近くの落ち葉の下に潜むミミズやダンゴムシ、クモなどを丸呑みする。産卵期には水辺に出てきて数十個の卵が入った「卵のう」をうむ。20年近く生息するものもいる。個体数は激減しているとのことだ。これも見たことは無い人形峠でオオサンショウウオを見たことがある。3. イソヒヨドリ海辺の岩場に暮らす。頭から背に掛けての青色と腹部の赤褐色が特徴だ。体長は25cmほど。「ツツピーコー」と高い声で鳴く。色鮮やかな方はオスで、メスは茶色のうろこ状の模様で地味だ。アフリカからユーラシアまで広く生息し、日本にもいる。1980年代後半から東京や大阪のオフィス街でも見かける。住宅やビル、工場の外壁を岩場に見たてているようだ。雑食性で、昆虫、トカゲなどの他、ポップコーンなども食べる。スズメやカラス同様都市の鳥として定着しつつある。時にツバメの巣を横取ることもあるという。この鳥も見たことは無い。4. 奈良のシカ奈良公園には1400頭ものシカがいる。芝や木の実などを主食とする野生で、自然のまま放置されているので交通事故の危険性が多い。1年で約66件の事故に遭い内15頭が死んだという。観光客の「鹿せんべい」はいいが、海外から来る観光客の捨てるごみ(ビニール)が問題で、1年間で死んだシカ25頭の内16頭がビニールを食べていた。最近は鹿の害が聞かれるが・・・。高槻CCでも時折見かける。5. コアジサシカモメの仲間で、黒と白の羽毛に黄色のくちばしだ。体長は28cmほど。結構デカイ。「キュイ、キュイ」と鳴く。オーストラリアで越冬する渡り鳥だ。この鳥も空中から狙いを定めて海中に飛び込んで小魚を捕る。砂浜や砂利といった草のないところでは凹みを作って2~3個卵を産む。カラスに狙われやすく、1000羽といった集団で、対応する。東京などでは下水道施設に砂浜を作って、そこでヒナがかえるケースも出てきた。英語名は「リトルターン」という。見たことが無い。6. オオヒキガエル南米が原産だ。体長20cmほどにもなる大型カエルだ。害虫駆除の目的で導入されたが、都市部の街灯に引き寄せられた昆虫なども大量に食われてしまう。特に人口灯が光る新月の夜などは虫が良く集まるので、満月の夜よりも食事量は数十倍にも増えるとのことだ。従ってオオヒキガエルの駆除は新月の夜の人工灯の下にワナを掛けるのが効果的だ。近くの池では多分ウシガエルが「グヲー、グヲー」とないているのだろう。7. オオタカ森の生態系の頂点だ。両翼を広げると、1mを越える。上空からカモやウサギを見つけて時速100kmで急降下して襲う。都市開発で森が破壊され、1980年代には500羽以下に激減した。保護の結果、2008年には5000羽以上に回復した。数が増えると、獲物の獲得競争となり、都会に出て、ドバトやムクドリなどを襲う。時にカラスと格闘することもあるとか。カラスの巣をぶんどることもあり、森から都市へと生活場所を拡張している。トンビは見かけるがオオタカは無理だろう。8. サボテンサボテンを育てる人が増えているという。友人宅もサボテン屋敷となっている。サボテンは北米を中心に2000種以上あるという。ウチワサボテンなどが人気だとか。2015年頃から輸入量が増えた。コロナ禍で育てる人が増加したと言い、通販でも買える。私は友人から貰って伸びるに任せていたら、伸びすぎて、あまりにトップヘビーで途中から折れてしまった。もちろん折れたものも植え直した。9. アユ多摩川でも姿を見ることが出来るという。6月にアユ釣りが解禁されるが、江戸の昔から人気の魚だ。澄んだ水でないと生きられないので、一時期高度成長下の多摩川から姿を消した。生活排水で汚れてしまったからだ。2020年には多摩川を37万尾が遡上したとされるが、それでも2019年比の9割減だった。台風10号で、産卵場所が破壊されたことも大きかった。ずっと以前、高知でいろりに囲まれてアユを食したことを思い出した。10.シュロヤシ科に属する。平安時代中国の亜熱帯地方から輸入された。昔は九州でしか生息できなかったが、地球温暖化で、東京でも見かけるようになった。1965年には数本しかなかったシュロが、2010年には2285本まで増えた。国内外来種に指定され伐採対象になることも。確かに、思わぬところで見かけることがある。11.メダカかつては日本各地で見られたが、これも高度成長期に激減した。1999年には絶滅危惧種に指定されるほどだ。体長は3~4cmほど。外見は同じでも地域によって遺伝的な特徴は変わる。神奈川県藤沢市の境川では絶滅したと思われていた藤沢メダカの固体が見つかったという。藤沢市役所では人工池を作り200匹を放流したという。やがて自然に帰さないと、人工のものは弱くなるのだとのことだ。本当にメダカだけは昔と比べてみることがなくなった。残念な気がする。12.ホタル江戸時代まではあちこちで鑑賞できたが、明治時代から都市化が進み、数が減った。今では自然の固体は多摩地方でないと見られない。1980年代に200匹いた蛍が今年は50匹だったとか。蛍には光り方が4秒間隔と2秒間隔の2タイプあり、東日本では通常4秒タイプで、西日本では2秒タイプが多いという。そのDNAの違いは現在分析中だとか。近くの学校の傍の川で見ることはある。多分西日本型だろう。
2020.08.03
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今日のウォーキングは第1731日目で8730歩だった。何時もは撮り鉄で賑わう山崎駅近辺だが、コロナのせいか今日は1人しか来ていなかった。***三井E&Sとツネイシが造船事業で資本提携する事になった。之まで業務提携で、製造は別個に行ってきたが、ここに来て、資本でも提携することになった。まだ協議中だというが、OBとはいえ、造船に関係した者にとって、しかも、籍を置いていただけに、心中穏やかならざるものを覚える。提携することで、日本第3位の建造量となるようだが、少しも嬉しいことではない。日本のトップである、今治造船でさえ世界第4位で、その建造量は世界トップの韓国現代重工の半分で、2位中国中国船舶集団(CSSC)約7割程度だ。かつての隆盛はない。この話は、何度も何度も書いているので、空しい限りだが、今回のように、かつて主導的な立場にあった身としては、例えようがなく苦々しい。造船業が労働集約的な産業である以上は、工賃(人件費)の安い韓国や、その後の中国の台頭に叶うべくもなかった。加えて日本は、建造量を奪い合う過当競争が続いていた。建造設備を増強して、お互いに張り合い、足を引っ張り合う結果となって仕舞った。中韓の台頭で、之では不味いと気がついたときには、もう既に時は遅かったのだ。私は1967年に造船業に携わってほぼ4半世紀を従事したが、晩年の1985年頃からかげり行く造船を感じて新聞のスクラップを取り始めた。「不振に喘ぐ造船」とか「人員削減」とかの記事ばかりが目に付いた。1987年には、「造船、5グループに集約」の記事が出た。当時5000トン以上の船舶建造能力を持つ会社は44社あったと書かれているが、それを運輸省(現国土交通省)の指導で、5つのグループに編成しようとの話だ。その記事を読むと、「建造能力が大きい企業は三菱重工、川崎重工と各大手グループの中核企業である三井造船、日本鋼管、石川島播重工(IHI)、住友重工、日立造船など7社」とある。このときは、まだ中韓の名前はそれほど前面には出ておらず、集約は、受注減に対する施策という意味であった。この記事からも分かるように現日本のトップ今治造船や、今回名前の出た常石造船などは、その他大勢の中だったのだ。思えば、隔世の感ありと云うところだ。1994年には、OECD各国が造船助成金を撤廃することで、国際協定が締結された。このときは欧州から日本が叩かれる立場にあったのだが、韓国や中国はまだ土俵にはいなかった。そして私も造船からは足を洗わされていたのだ。以降は造船からはアウトサイダーと云う事になったが、やはり母体意識は変わらなかった。その後、2000年5月に「石播・川重・三井造船、造船事業統合へ」という新聞記事が踊った。この話は、煮詰まること無く破談になったが、こうした統合の動きは脈々と受け継がれていたのだ。そして、2008年にはJFEとIHIが造船を統合し、国内首位でシェア2割を達成した。この頃から、中韓に脅かされることが目につき始めた。思えば、私に、中韓を相手にして戦ったという意識のないのは、無理からぬ事である。こうして私が造船から疎遠になった頃から、急激に中韓の話が表に出始めたのだ。中韓が急に躍進したのは、何といっても国の絶大なる支援があってのことだ。中韓は造船を国の基幹産業と力をいれてきているのだ。昔ならOECDが何かコメントしそうだが、現WTOは何とも脆弱だ。こういった経緯で、今となってはやんぬる哉だが、いまや、三井造船は三井E&Sホールディングスと名前を変え、中核だった造船は、その下部組織の中に埋もれてしまった。造船だけを採ってみれば、三井E&Sホールディングスは国内造船8位、当時は、技術供与をして、牽引していたはずの常石造船は現在ツネイシホールディングスと名前を変え、その傘下として造船部門が位置しているが、何と国内4位の位置を占めている。全くの逆転劇だ。事造船に関しては、立場が逆転しているのだ。生き残るためとは言いながら、三井造船は完全に、抹殺されたようなものだ。世の流れと言えばそれまでだが、三井造船は、長く造船に固執しすぎる割には、成果を上げられなかったのだ。多角化を目指していると言いながら、新規事業は特に興らず、結局は造船のみに拘泥しすぎたのだ。新しい形態は、三井E&Sの完全子会社の三井E&S造船にツネイシが出資すると言う形だが、どう見ても過去の経緯から見れば不自然な形と言わざるを得ない。三井E&Sにとって造船は祖業にあたる。1917年、岡山県玉野市(現在名)に旧三井物産造船部として創業したのだ。私が入った時は、創業後50年経過して、日本の造船はまだ世界の主役を務めていたのだ。それから更に50年余、かくも無残な形になろうとは、露程も想像できなかった。三井E&S(その造船部門)は千葉工場での商船の建造から撤退を決めていて、創業地の玉野工場の艦船部門は、三菱重工に身売りすることになってる。では三井E&Sには何が残るというのだろうか。日本の造船界は大揺れに揺れている。既に見てきたように、既に30余年前には統廃合の話が始まっていたのであり、今後、造船業が立ちゆくか否か、特に三井E&S(その造船部門)が存続できるかどうかは非常に怪しくなってきたと言わざるを得ない。かつて、三井造船は、大阪の藤永田造船を吸収合併して潰してしまった。今回は、その逆になろうとは、やはり残念としか云いようが無い。昔は基幹産業ともてはやされたが、今や「成長戦略」の中に「造船」という名は全く出てこない。 もはや過去の物になったことは一目瞭然なのだ。世界に造船の特需があったとしてもそれは日本には回ってこないだろう。現に、カタールが発注した2兆円分のLNG船は尽く韓国の造船3社が受注してしまった。良く造船のシェアの話が出るが、国別の建造量では2000年に38%だった日本のシェアは2019年に24%まで低下した。韓国は39%から32%となり、その分中国は5%から35%まで急拡大している。日本丸は、全く以て、操船が不能な漂流船になって仕舞ったのだ。荒波に漂う同僚船を辛うじて互いに綱で結び合って、挙げ句は大海に呑み込まれてしまうのではないだろうか。造船を見捨てたとしても、他の産業が輝かしく伸びているのならまだしもだが、他も鳴かず飛ばず、既成の産業をも助けない、一体何処に目を付けて政治は動いているのだろうか。今治造船の檜垣幸人社長も「このままでは日本の造船業は立ちゆかない」と語っている。そして、新聞にはこうも書かれている。「戦後の高度成長を支え、世界一を謳歌した日本の造船業は中韓の「巨人」に土俵際まで追い込まれた」と。
2020.08.02
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今日のウォーキングは第1730日目で8492歩だった。Eo光の契約で、電話番号が変わるとの通知を受け、あまりに気に入らない番号だったので、変わらないのなら契約破棄だと申し出ていたら、今朝方、新電話番号の打診があった。言えば通るものなのだ。安堵した。夕方から九人会の鱧の会が行われると以前に通知があったので、私はコロナが気になり辞退を申し出ていた。今日は予定通り開催したのだろうか。庭の掃除と洗面所の壁紙張り替え、床の補修など行った。***テレビで、京大火山学の権威、鎌田浩毅教授が出演し、富士山に大異変が起こるとの警鐘を鳴らしていた。コロナ禍の真っ只中、日本は、こうした天変地異に悩まされ続ける。富士山が噴火すると、関東一円は降灰のため、インフラなど全滅し、首都機能はおろか、一極集中の弊害で日本そのものが沈没するというのだ。富士山や阿蘇山など全国50の火山は「常時観測火山」に指定され、監視カメラや地震計などを使った24時間の監視体制がとられているようだ。もはや休火山というカテゴリーはなく総て活火山なのだという。火山活動は人間の生活サイクルからは間隔は広いが、地球の動きからすれば、常時活動しているのだという。今年4月に政府の中央防災会議が富士山噴火のシミュレーション結果を発表したが、噴火前にみられる数々の兆候が見られるとのことだ。富士山は江戸時代の1707年に「宝永噴火」を起こした。こうした同じ規模の噴火が近い将来に起きた場合、首都圏が大混乱に陥る。2~10cmの火山灰が関東一円に降り積もると予想されている。加えて雨が降ると、送電線に付着した火山灰によりショートして、東京・神奈川・千葉・埼玉で大規模な停電が発生する。同時に携帯電話の基地局の電源も切れ、スマートフォンやネットが使用不能になり、3時間ほどで都市機能が麻痺すると見られる。さらに火山灰はガラス質の細かい破片なので、舞い上がると目やのどを激しく痛めることになる。新聞紙上に描かれていることを大方反復すると、こうした警鐘だ。富士山の地下約20kmにはマグマで満された「マグマだまり」があり、そこには1000℃に熱せられた液体マグマが大量に存在している。それが地表まで上がると噴火となる。この現象を留めることは出来ないが、地震などと違って、火山の噴火の前には前兆現象が観測されるという。まず、マグマだまり上部で「低周波地震」と呼ばれるユラユラ揺れる地震が起きるのだ。これは人体に感じられない小さな地震で、しばらく休んでいたマグマの活動が始まったときに起きる現象だ。さらにマグマが上昇すると、通路(火道)の途中でガタガタ揺れるタイプの地震が起きる。人が感じられるような「有感地震」である。地震の起きる深さは、マグマの上昇にともない次第に浅くなっていくので、マグマがどこまで上がってきたかがわかる。その後、噴火が近づくと「火山性微動」という細かい揺れが発生する。マグマが地表に噴出する直前に起きるため、「噴火スタンバイ」状態になったことを示す。こうした3段階の前兆があり、噴火のおよそ数週間から1カ月ほど前にこうした現象が起き始めるので、事前に噴火を把握することができる。現在でも、富士山の地下ではときどき低周波地震が起きているが、マグマが無理やり地面を割って上昇してくる様子はまだないということだ。1707年の宝永噴火では大量の火山灰が富士山の東方面に飛来し、横浜で10cm、江戸で5cmも積もった。火山灰は2週間以上も降りつづき、昼間でもうす暗くなったという。しかし、現在では、富士山が大噴火したら江戸時代とは比べものにならない被害が予想される。火山灰が降り積もる風下に当たる東京湾周辺には、多くの火力発電所がある。ここで使用されているガスタービン中に火山灰が入り込むと、発電設備を損傷する恐れがある。また、雨に濡れた火山灰が電線に付着すると、碍子から漏電し停電に至ることがある。すなわち、火山灰は首都圏の電力供給に大きな障害をもたらす可能性があると言える。同様に、細かい火山灰は浄水場に設置された濾過装置にダメージを与え、水の供給が停止する恐れもある。このように大都市のライフラインに火山灰が及ぼす影響は甚大なのだ。さらに室内に入り込むごく細粒の火山灰は、花粉症以上に鼻やのどを痛める可能性がある。目の角膜を痛めたり気管支炎を起こしたりする人も続出する。富士山が噴火すれば、南に隣接して走る東海道新幹線・東名高速道路・新東名高速道路の上に溶岩流や土石流が流れ出し、これら3本の主要幹線が寸断される。首都圏を結ぶ大動脈が何日も止まれば、経済的にも甚大な影響が出るに違いない。その他あらゆるものが灰まみれになると云うのだ。そして、何日も舞い上がった火山灰は通信や陸上運輸に留まらず、上空を飛ぶ航空機にも影響が出るのだ。もちろん羽田空港はもとより、成田空港までもが使用不能となる。火山灰は、偏西風に乗ってはるか東へ飛来し、首都圏に住む約3500万人がたちまち立ち往生となる。1991年のフィリピン・ピナトゥボ火山の大噴火では、風下にあった米軍のクラーク空軍基地が火山灰の被害で使えなくなった。それを契機に米軍はフィリピン全土から撤退したが、富士山の噴火によって、厚木基地をはじめとする在日米軍の戦略が大きく変わる可能性も考えられる。こうした噴火で損じる額は、最大で総額2兆5000億円と見積もられている。しかし、この見積もりは2004年に内閣府が行った試算であり、実際にはもっと巨額になるだろうとのことだ。火山噴火と地震は連動の可能性が高い。宝永噴火の前約2ヶ月時点で、宝永地震が起こっている。その又4年前の1703年には元禄関東地震(M8.2)が起こり、富士山が鳴動を始めている。こうした、巨大地震と富士山噴火は連動する事も考えられ、2030年代に発生が予測されている南海トラフ巨大地震が、富士山噴火を誘発することが懸念されている。では富士山はいつ噴火するかだが、上記のように、前もって云えるのは1ヶ月程度前の兆候だけだという。こうしたことはコロナとも類似しているようだ。噴火したらどうするのかといった手順は予め考えられていないといけない。こうして突き詰めると、首都圏の1極集中は、どれ程危険な状態であるのか、察しが付こうというものだ。
2020.08.01
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