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今日のウォーキングは雨の予報が出ていたので中止した。ぎりぎり歩けたかも知れないが、7時前には雨が降り出した。夕方は晴れたので、連れ合いと半分だけ歩くことになった。帰りに孫達の野球仲閒6人がふれあいセンターで、勉強していたのか、出てくるところに出会った。明日から分散登校だが、元気そうなので安心した。連れ合いは、途中の自動販売機で、皆にジュースをごちそうしていた。***中国は香港に「国家安全法」を導入する事を決定した。28日に閉幕した全人代でついに採択されたようだ。今年の9月までの制定を目論んでいる。これで、香港での言論の自由は中国本土並みに制限され、反逆の恐れ有りとすると、即座に逮捕拘禁、ひょっとしたら抹殺までされかねない状態になるわけだ。イギリスから返還を受けて、当座は香港に高度な自由を与える「一国二制度」を容認していたが、今後はそうはいかなくなったと云う事だ。習近平の言うがままにならなければ、厳重な取り調べを受けることになる。之に対して香港はもちろん、米国でも強烈な抗議デモが起こっている。いやはや、コロナ蔓延の時期に、習近平も火事場泥棒的に進めたようだ。全人代では反対1、棄権6あったというから、それも何やら腑に落ちない。「国家安全法」の内容は、「中国の分裂や共産党政権の転覆、組織的なテロ活動、外部勢力による内政干渉を禁止する」としており、香港は中央政府の管理のもとで、動かなければならないことになる。久しぶりに聞く李克強首相の名前だが、彼は記者会見で「決定は一国二制度を確保して香港の長期繁栄を守るものだ」と述べたという。大いなる誤魔化しだ。中国共産党の考える繁栄とは如何なるものか、我々は、その実態を報道で知っているが、そこに何1つ自由は存在しない。何処の国にも、権力迎合主義者はいるもので、之までも、香港政府自身が、国家分裂や政権転覆などを禁じる法律を立法化しようとした。しかし、大規模な反対活動にあい条例案の撤回に追い込まれた。また、2019年には、犯罪者が香港に逃げた時も容疑者を中国本土に引き渡せるようにする「逃亡犯条例」を制定しようとして、大規模なデモが起こり、その活動が長期間続いた挙げ句、撤回を余儀なくされた。(対象が政治犯だという点が問題なのだ)しかし、今回は、香港政府が自力で国家安全に関する立法措置を進めるのは難しいと判断し、習近平は有無を言わせぬ強引さで自ら制定に乗り出したのだ。之で、現在中国本土で施行されている法律を直接香港にも適用する事になる。即ち、今後は香港における抗議活動への締めつけがさらに厳しくなるのは必定だ。前回の「逃亡犯条例」の時は、中国の解放軍が深センで待機していたが、今度は本格的に乗り込んで来ると云う事だ。今回は明らかに米国もヨーロッパもコロナで疲弊しているから、習近平の狡猾さが諸に出てきたようだ。米国務長官ポンペオも、ここに至って、香港の高度な自治はもはや維持できないと確認したようであり、トランプも一国二制度は壊滅して一国一制度、即ち中国自身が香港を完全に取り込んだと捉えている。そこで米国は、之まで香港に与えてきた経済的な優遇措置を止めようとしている。更には香港の名の下に米国での優遇措置を受けている中国人に対する制裁をも行う姿勢だ。米国と香港は之まで特別な通商状態で、香港もだがアメリカも交易によって多大な利益を得ていたのだが、これも望み薄になって仕舞った。グローバル化が進んだ世界故に、米国の制裁はやがてアメリカ自身にも降りかかってくる。しかし、自由が浸食される事によるリスクの方が遙かに大きいと踏んでいる。トランプは又、WHOに関しても、中国寄りが甚だしいことに対して憤っており、WHOへの拠金はおろか、脱退も仄めかしていて、彼のことだから本当に脱退してしまうのではないだろうか。もはや世界のどの指導者も地球レベルの発想などはなく、あるとすれば、習近平の米国を出し抜いて世界を制覇するという野望しかないのではないか。元々、之に対抗できる勢力はアメリカしかないが、トランプの奇想天外な発想と自国中心(と言うか自分中心)の施策の展開から、事の是非は兎も角として、長期的な視野は遙かに習近平に後れを取っているとしか見えない。然し、元々一国二制度は、1997年7月に英国から返還された時の約束で、高度の自治を50年間維持すると約束して成り立ったものだ。約束の半分しか経過していないこの時期に性急に切り出したのは、元々そういった腹づもりであったのか、台湾を意識したものか、推測が尽きかねる。中でも香港の若者が民主主義に目覚めて、これ以上放置すると、収拾が付かなくなったとの思いなのかも知れない。習近平としては、遠大な戦略「一帯一路」があるわけだが、コロナ禍で、その尽くが、巧く回っていないという点もいらだちのあるところかも知れない。対トランプの場合、過激発言はあるものの、概して、御しやすいと踏んでいるのかも知れない。之までは、中国対自由主義世界といった構図だったが、敵失(トランプの攪乱やジョンソンのBrexit、更にNATOでの不協和音など)で、必ずしも西側が一枚岩になっていないと踏んでいるのかも知れない。この問題に対しては日本もしっかりしなければならない、兎も角トランプ追従ばかりでは足をすくわれるし、その証拠に、航行の自由権などと称しながら、尖閣列島への中国の進出を手をこまぬいて見守るだけだ。トランプが倒れれば、日本もなし崩しに中国の侵食を受けることになりかねない。こんな折に、習近平を国賓として日本に迎えようとの気運が再び起こっているとのことだが、如何なものだろうか。新聞には米中衝突と有り、かつては貿易戦争であったが、コロナを経て、これからは、現実に戦争も視野に入ってくるのではないかとのことだ。ハーバード大のアリソン教授は覇権国と新興国の対立は過去500年間で16例有ったとのことで、その内戦争を回避できたのは20世紀の米英など4例しかないとのことだ。混沌とした世の中になって、先が全く読めなくなってきたとき、気づいたら大変なことになっていたと云う事は、歴史が証明しているところだ。何とか賢明さを取り戻して貰いたいものだ。
2020.05.31
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今日のウォーキングは第1687日目で、8142歩だった。前半は連れ合いと同行だ。久しぶりに姉と連れ合いと3人で、美濃吉に出て昼食をとった。逼塞から何日目に電車に乗ったことだろうか。電車は空いていた。今日1日で、マスクをしていない人を3人見た。高島→にも立ち寄ったが、もちろんマスクの着用を要求する人が立っていた。姉の高槻転居についての意向をホームの人に伝えておいた。***銀河系の成り立ちについての小さな記事があった。宇宙が誕生したのは137億年前(昔は138億年前だった)とされている。誰も見ていた者は無いのに、そんなことがよく解るものだというのが何時も最初に考える事だ。「無」からたまたま生じて、インフレーションが起こり、それを契機にビッグバンが・・・、と言った書き出しで始まる説明だが、その後46億年前になって地球が生まれたとなる。銀河団としては70億年前に存在していたとされ(この時複数の銀河団が形成されたようだ)、今日の記事ではその後57億年前に銀河系(天の川銀河)に対して、近くを周回する小さな銀河が衝突を起こして、星々が生まれるのを促したというのだ。とはいえ、これも可能性があると欧州の研究チームが唱えているのだ。そうした根拠は宇宙望遠鏡「ガイア」から得たデータによる。137億年から70億年の間はどうだったのかなどと云う事はここではひとまず置くとして、57億年前に、いて座矮小銀河が、天の川銀河の周辺からまつわりつくように突入したのだ。この矮小銀河が天の川銀河に衝突しそこをすり抜ける際に局所的にガスや塵の密度が高まり、互いに引き合う重力で散らばった星屑がまとまって星々が形成されたというわけだ。もちろん、この時、矮小銀河側のガスやちりの一部が銀河系側に奪われる効果もあった。この時に太陽系が生み出される元になったという。それから11億年、太陽系と地球が形成され、それから数億年後に火星サイズの天体が衝突して月が生まれると云う事になる。兎も角、57億年前が、星々が形成される一大ピークであったのだ。そして、その後、第2のピークが19億年前に起こり、そして近くは10億年前に3つめのピークが起こるという3つの巨大な宇宙イベントがあった。ここでは断定的に書いているが、皆想像の産物でしかないわけで、責任のない(之を元に研究する人など居ないわけで)身としては大きく空想を膨らませることが出来るのだ。研究チームは太陽系から約6500光年以内の星々の明るさや色、距離をガイアの観測データから調べて形成された時期を推定している。私の持っている資料では、宇宙のインフレーションは、放射状に広がっていき、現在我々が見ることが(知る事がと言う方が正確か)出来る宇宙の半径はおよそ470億光年にもなっている(それより以遠はどうなっているか、勝手な推論は立つとしても、見ることは出来ないのだ)従って研究チームが観測した6500光年というのは如何にも狭い範囲を一寸調べただけであり、それが、宇宙の成り立ちを総て解明できているとは言い難いことは分かるだろう。然し乍らこうした3回に亘る、銀河衝突を経て今日の宇宙が形成されていると云う事だ。余談だが、天動説が華やかなりし頃にガリレオが「それでも地球は動いている」と言ったと伝えられているが、どう言った根拠がその時彼の頭にあったのか、とても興味深い。現在でもなお地球は球体ではなく平面であると主張する人はいるし、アポロの月面着陸はフィクションだという人もいるのだ。真面目な話をしてもどうしても荒唐無稽なことになるし、素人には、そうと信じるか、端からおとぎ話のように聞くかだけしか選択肢はないわけだ。そこが宇宙を研究する面白いところかも知れないが、地球が今でも平面だと云う事を信じている人たち(フラットアース論者)もいるのだ。そんな話を垣間見ると、この平面論者の中には、国際会議もあるようで、参加者も600人は居るという。さらに多くいるとのことだ。晴れた日であれば、地球の丸みは航空機の窓から確認できるというが、私も少ない経験でしかないが、飛行機から外を見て地球が丸いと確信した経験は無い。丸いと信じているからそう感じているだけだ。調査会社によると、米国の成人8000人以上を対象に実施した調査(2019年)によると、地球が丸いという確信を持てない米国人は6人に1人に上るといい、ブラジルの成人2000人超を対象に行った別の調査では、地球が丸いという考え方について7%が否定しているという。地球平面論は、宇宙空間が存在しないこと、世界が静止していること、月面着陸の場面がねつ造であると言ったことを信じてる。そして、地球が円盤状で、周りを取り囲む南極が氷の壁の役割を果たしているために、地球の端から転落することはないと信じている。この人達は、総てがクリアであると云っているわけでは無く、地球が何なのか100%は分からないと言っているだけで、それ故に定説を疑問視しているだけだと説明している。ここらで私も、昔読んだ、ロスチャイルド家の話や、秘密結社イルミナティの話などが思い浮かぶ。こうした人たちは常に権威(政府やNASA)に不信感を持っているのだ。又話は飛ぶが、安部が嘘をつきまくるが、それを糾弾する人はいなく、明らかに(と思わされているだけかも知れないが)、悪事を働いた者どもをそのまま放置している。我々は民主主義の法治国家にいるのだと思い込ませているのと変わらないのだ。安倍らは、果たして正義とは何なのかを、我々が知る目線とは違った捉え方をしているかも知れないと言う事だ。これほど恐ろしいことはない。正に「同床異夢」という奴だ。ここで現実に戻るとして、私はフラットアース論者でもないし、宇宙が137億年前に出来たことを特段に否定するわけでもない。只誰がどのようにその事実を証明するかについては、偉い学者は、特に素人には話しても分からないだろうと逃げてしまう。彼ら同士が納得する言語で話し、互いにある程度共鳴しているに過ぎないのだ。昨晩もブラックホールの話が出たが、学者と素人の話は、とても会話にはなっていなかった。それでも私にとって、宇宙の話は、とても興味深いものである事は今も変わらない。
2020.05.30
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今日のウォーキングは第1686日目で、8654歩だった。連れ合いは楠薫堂に薬を貰いに行き、その足で、ドンでテイクアウトして孫達の家に届けた。夕方気になっていたカーポートの屋根を水で洗い流した。さっぱりした。***「見えない地滑り」が海底で頻発しているとの記事があった。メキシコ湾での話だが、10年前に起きた原油流出事故にも関係しているようで一寸興味深かった。2010年に米国史上最悪レベルのメキシコ湾原油流出事故が起きたが、これは明らかに人為的ミスであった。然し中には自然災害がきっかけになったものもあるという。たとえば16年前から続くある原油流出は、メキシコ湾の石油掘削プラットフォームが海底地滑りによって破壊されたことに起因している。該当する事故を思い出せないが、こうした海底地滑りが、従来考えられていたよりも高い頻度で起きていることが、地震データを用いた新たな研究によって明らかになった。メキシコ湾では2008~2015年に、これまで知られていなかった海底地滑りが85回起きていたという。その数の多さに驚いた。1年に10回以上の地滑りがあったとは。その内75回は遠方の地震がきっかけになって起きたようなのだ。その殆どは、何100kmも離れた北米の西海岸沿いで発生した小中規模の地震が原因によるものなのだ。そして、特に驚くべきは、特定された海底地滑りの90%近くが、1000km以上離れた場所で地震が起きた後、数分以内に発生していたことだ。これらの地震のほとんどは、太平洋岸北西部とメキシコの間を走る太平洋プレートと北米プレートの境界で起きたものだった。多くがマグニチュード5程度で、カリフォルニア州では「ニュースにすらならない」ほど小さい地震だったのだ。遠く離れた地震がどのようなメカニズムで地滑りを引き起こすのかはまだ解明されていないが、さらに遠くで起きた大きな地震が海底地滑りを引き起こすことはなかった。メキシコ湾の海底地滑りを引き起こす最大の要因は地震の強さではないと考えられている。メキシコ湾には石油掘削プラットフォームが2000近くあり、石油ガスパイプラインが7万kmにわたって敷設されているとのことだ。こうした、施設が、地滑りによってつねに脅威にさらされていたことになる。メキシコ湾で昔から海底地滑りがあったことは、科学者の間では知られていたものの、その地震学者でさえも、海底地滑りが地震波の通過によってこれほどまでに影響を受けていたことを想像していなかったようだ。米国で記録されている最大の海底地滑りはテキサス州沖で起きたものだ。ミシシッピ川の河口付近には、大きな海底地滑りの傷痕が複数残されている。その訳は、毎年、川からメキシコ湾に大量に流れ込む堆積物によって、急勾配の不安定な地形がつくられるからだ。地震学者はその原因を調べるために、「USArray」のデータを活用した。USArrayは、米国本土に張り巡らされた400の地震計から成るネットワークである。これら張り巡らされた地震計によって地中を伝播する高速のP波とS波の計測はもちろん、地球表面を伝わる波もとらえている。これらのデータのなかには、地震がめったに起きないメキシコ湾における信号が多く記録されていた。そしてそれらの波の多くが海底地滑りの痕跡であると分析したのだ。このことから2004年にルイジアナ州の海岸近くで発生した米テイラー・エナジー社の原油流出事故はハリケーン(チャーリー)によって生じた海底地滑りが関係しているという。この事故が起きて以降、1日1万リットルを超えるペースでメキシコ湾に原油が流出し続けているのだ。あまり知られていないが、この事故は米国史上最悪の原油流出事故の1つと考えられている。これらのことから、メキシコ湾に散らばる数多くの石油、ガス掘削施設への不安が高まる。こうした石油、ガスのプラットフォームやパイプラインに不備があれば、常に地滑りをはじめとした地質学的な脅威に晒されていることになる。そして、実際に海底地滑りによるプラットフォームの破壊がすでに起きているとのことだ。そのことで、原油流出は進んでいると云えるのだ。2010年に起きた英BP社によるの事故は1つの油田の掘削ミスによって引き起こされたものだが、2004年のテイラー・エナジー社の事故では、プラットフォームそのものが泥によって転覆し、複数の油田が破壊された事によって生じたものだ。残骸は分厚い堆積物の下に埋まっているため、原油の流出箇所をふさぐ事はかなり困難だ。こうしたことから、化石燃料インフラのリスクは想像以上に大きな問題を含んでいると云える。今回検出された海底地滑りのほとんどは、メキシコ湾の西部で起きたものだった。オバマは一帯の大部分を石油ガス探査の禁止区域に指定したが、2018年、トランプがこれを解禁に踏み切った。再びこうした原油流出事故を起こしかねない状況になっているとのことだ。メキシコ湾の海底に地滑りの検出を目的とした地震計を配置(USArray)がされれば、プラットフォームの近くで信号が記録されたとき、警報が発せられ、企業は緊急停止のための貴重な数分を得ることができると主張されている。僅かな地震が、しかも遠方に於ける表面上は何ら問題とならないような地震が、こうした海底の地滑りの要因になっているとは、驚きであるし、且つ脅威でもある。さらに、メキシコ湾の深部には海底下に氷状のメタンハイドレートを閉じ込めている事が分かっている。こうしたメタンが、漏出することになれば、確実に地球温暖化は加速されるであろう。夢の燃える氷などと期待されているが、適切な対応を誤れば、悲惨な結果を招くことになりかねないと云う事だ。
2020.05.29
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今日のウォーキングは第1685日目で、8085歩だった。連れ合いの調子も良くフルに同行した。町役場で用を済ましたり買物をしたり、緊急事態の延長のような生活だ。我が家は、既にニューノーマルである。***タイタニック号に関してナショナルジオグラフィックに特集記事があった。タイタニックは20世紀初頭に建造された豪華客船(全長268m、全幅28m)で、処女航海中の1912年4月14日深夜、北大西洋上で氷山に接触、翌日未明にかけて沈没した極めて有名な船だ。1990年代、映画にも取り上げられ、様々な取り上げ方をされている伝説の船と言ってもいい。そんなイギリス(当時イギリスは造船技術では世界最高峰だった)の豪華客船が処女航海で、しかも4日間の航行しかしない間に、沈没するなどとは誰もが想像だにしなかっただろう。様々に考察されているが、北大西洋で氷山右舷側をべたに接触して沈没してしまった。それを映画化し、大ヒットで私も見た。ちょうど35年前(1985年)の9月1日、海洋考古学者のロバート・バラードが、水深約4000m海底に横たわるタイタニック号を発見するという世紀の偉業を成し遂げた。その後、タイタニックを引き上げるという映画もあったようだ。映画監督のジェームズ・キャメロンは2001年に潜水艇で潜って、海底に眠るタイタニックの船首を撮影している。調べていると、タイタニックの沈没した日は丁度、北朝鮮の創始者、金日成が誕生した日だという。別に因縁を感じることでもないが、そんな日だったようだ。今も海の底に眠っているタイタニックの写真(錆びついた船首部分など)が公開されていた。当時の豪華客船もコロナ禍に見舞われた日本製のダイアモンド・プリンセス(全長約290 m、全幅37.50 m)と比べると、総トン数で4割、全長は9割と少し小さめだ。然し当時としては世界最大の客船で、乗船するなどは垂涎のことであったろう。もちろん安全面でも最大の考慮が払われていたようで、不沈船と呼ばれていたようだ。安全対策の内容は、今では普通だが、船底は二重で、船体も喫水線上までの高さを有する防水隔壁で16の区画に区分されていた。下層の隔壁はブリッジからの遠隔操作対応できるようになっていた。その豪華客船が建造地である北アイルランドのベルファストから処女航海に出て4日後に氷山に衝突して沈没するなど誰が想像していただろうか。私も映画を観て、様々思いを巡らせたことを思い出す。「氷山に衝突した」というタイタニック号からカルパチア号に向けての悲痛な電信の後海の藻屑となったのだ。このほど、民間企業が搭載されていた無線機を引き上げる計画をしているようだ。タイタニックには1500人を超える人々が眠っている。之までは、船体に傷を付けて備品などを引き上げることは多くの反対もあり禁じられていた。あるがままの方が(沈没したまま)価値があるのだと言った考えだったようだ。すでにタイタニックの主要な残骸の周辺にある破片密集地から5500点もの遺物が回収され、世界中の博物館や展示場に展示されている。引き上げた会社は破産申請を行っており、タイタニック号の遺物が今後どうなってしまうのかということが問題になっている。そしてその遺物を祖国へ持ち帰ろうと、英国にある複数の博物館が協力してこの会社の買収を申請している。無線機を引き上げ、動作可能な状態に復元することで、タイタニックの声を、再びそして永遠に聞けるようにしようといった計画だ。他の状態は維持したままで、無線機を引き上げることに関しては裁判所も例外的に認めているようだ。タイタニックが沈む北大西洋の水深約4000mへは、遠隔操作探査機(ROV)を向かわせるという。これらの遺物を勝手に民間企業に引き上げを許可したら、それらは散逸して、2度と元には戻ってこないだろうと懸念されている。買収を希望しているのは英国の博物館だけではなく、香港の投資会社、米国の未公開株式投資会社等が手を上げているようだ。その他の団体は遺物をバラバラにして一部を競売にかける事も計画している。海の規則として長年適用されている海洋法では、一般的に、公海での沈没船の回収権は最初にその遺物を海上まで引き揚げた者に帰属するとされている。然しタイタニックの場合、最初に発見したチームは、犠牲者への配慮から遺物は何も引き揚げなかった。その後、紆余曲折はあったものの、2011年、米国の裁判所は1993~2004年の間に回収された遺物の所有権がRMSタイタニック社にあると認める判決を下したのだ。しかし、それにはそれまでに回収された遺物と同じように管理され、研究や一般展示のために利用可能な状態にしなければならないとの条件が付けられた。タイタニックの沈没の状態は、船首部分の底が海底に約27mも潜り込んでいるようだ。船体自体は非常に頑健であり、保存状態は良さそうだ。しかし、船首部分などの損傷は大半がその上に降り立った人間によるものだとのことだ。引き上げコストは数百万ドルもかからないとの見積もりがある。ふと、私が造船会社に入社したときの試験問題に、座礁した船舶を引き上げるためにどれ程の力が必要かという問題が出た事を思い出す。当時の技術の粋を集めた豪華客船も下層デッキへの浸水を許した設計ミスとか、沈没(想定していなかった)時に乗客を救助すべき救命ボートの数も半数しか装備していなかったとか、事故後に考えればこれほど愚かしいミスもなかった。(この事故以降救命艇の乗船人数は乗客の2倍設けることが要求された)人は、有頂天になると、大事なことを、見落としてしまうものなのだ。今では、事ある毎に「想定外」という言葉を安易に使うが、元々、人間などと言う者は大自然を相手に、全てを想定できるなどと云う事はあり得ない話なのだ。この事故で、船長スミスは船と運命を共にしたとのことだが(生きていたとの説もある)タイタニックのオーナー会社の社長イズメイはほかの乗客を差し置いて自らは生き延びたとある。どこかの沈没船の場合と似ている。ダイヤモンド・プリンスは、全く異質のことで災禍に見舞われたが、豪華客船には何かと問題があるのかも知れない。
2020.05.28
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今日は路面が湿っていたので、ウォーキングは中止し、休養とした。緊急事態も解除になった事だし、連れ合いが正五九詣りをしようと言い出し、城南宮へ出掛けた。道路はある程度交通量は戻っていたが、城南宮はガラガラだった。祝詞も我々2人だけのためにあげてくれて、いっそう霊験あらたかな気がした。ひたすらコロナの沈静化を願った。終わって久しぶりに庭園をぐるっと散歩したが矢張り貸し切り状態で、雨上がりのすがすがしさを感じた。段々と天候も良くなってきて、良いお宮参りになって良かった。***ラス・カサスのインディアスの破壊の報告を読んだ。本の内容も知らず、とにかく買っていたのは2005年くらいのことで、もう15年も前の事だ。コロナで時間をもてあますこともあり、朝のウォーキング時に読んでみた。スペインが中米を力尽くで押さえつけ、想像も絶する行いをしていたことが書かれている。スペイン人(キリスト教徒)が、未開の心根の優しい原住民を無慈悲に殺戮した状況が淡々と描かれている。普通、描かれているような残虐行為が一方的に行われるとは信じがたいことで、原住民の反発が大きかったのかと思いきや、殆ど無抵抗でされるがままだったことに更に、驚きの度合いが増す。カリブ海に面した諸国は、どうやら15世紀当時、金を算出したようで、その使役のために奴隷扱いして酷使したことは窺えるが、意味も無く、原住民を殺戮する様は、どう考えても理不尽の一言に尽きる。ここでのスペイン人の所業は、最初の数ページを読むだけで十分だ。日の沈まぬ国としてスペインが隆盛だった頃の植民地政策は、これが国の施策かというには余りに惨く、かといって、スペイン人の何人かの悪人が勝手にしでかしたこととしては、片付けられない気がする。作者のラス・カサスは16世紀のスペインのドミニコ会宣教師だ。コロンブスの航海にも参加している。アメリカ新大陸でのスペイン人によるインディオに対する不当な扱いを告発し、エンコミエンダ制の廃止をスペイン王カルロス1世に訴えた人物だ。エンコミエンダというのは、16世紀に始められたスペイン植民地における土地支配と先住民委託制度とのことだ。インディオの教化と保護などと言う名目(もちろん自由人としての対等な関係で)だが、詰まるところスペイン人によるインディオの奴隷化を意味するものになったようだ。国王から委託されたスペイン人領主の勝手気ままな振る舞いが、事細かく描かれている。信託を受けた個人をエンコメンデロと称したが、多くはコンキスタドール(征服功労者)であった。こうしたスペイン人による一方的な統治、又、スペイン人が持ち込んだ天然痘など未知の病気のためにラテンアメリカでの人口が悲惨なまでに減少したとのことだこうした行為にスペイン王国が手をこまぬいていたわけではないが、何しろ遠隔地故に、王国の指示が、こうした植民者には通じなかったということだ。こうしたコンキスタドールが支配を展開した場所はエスパニョーラ島(現在のハイチ)に始まり、現在のキューバ、ベネズエラやコロンビア、ニカラグア、グアテマラ、ペルー、メキシコ、フロリダなど広範囲に亘っている。この報告書では、虐殺、放火(生きたままの火あぶり)、手足の切断、犬に襲わせる、等など、言語に絶する扱いだ。そして、言い伝えによると、40年間に、男女、子ども合わせて1200万人がキリスト教徒の暴虐的かつ極悪無惨な所業の犠牲となって生命を奪われたとのことだ。こうした報告にカルロス1世もエンコミエンダの廃止を図るが、大いなる抵抗に遭い廃止することはなかなか出来なかった。ラス・カサスの報告を元に1543年には「インディアス新法」が制定され、インディオの奴隷化の禁止、エンコミエンダ制の廃止が実現したものの、当地ではもはやインディオの強制労働無しには現地の入植者の経済活動は現実的に成り立たなくなっていたのであった。スペイン人の中には、能力のない人間は他人の権利に従うべきであるとし、インディオの奴隷化を擁護した論調もあったという。ラス・カサスは之に反対したが、米国の黒人奴隷の件といい、現在でもミャンマーやバングラデシュにおけるロヒンギャ族のような、同じ人間でありながら住むところさえも追われて流浪する民もいるのだから、なまじ16世紀のインディアスのことを一方的に否定する事など出来ない。スペイン人の目的の1つに信仰心のない(と勝手にスペイン人が理解していた)インディオにキリスト教を普及させて、神の慈悲の恩恵を与えようとの思惑があったとされるが、インディオにもちゃんとした信仰の対象はあったわけで、この辺りのキリスト教徒の独善的な布教活動は、彼らが一貫して持ち信じている、いわば弊害だと云える。インディオ達は、やがてキリスト教徒を悪魔の手先(ヤレス)と呼ぶようになったとのことだ。16世紀と言えば日本にもキリスト教徒がやってきていたが、日本ではそれなりに武装して戦うことが出来たので、インディアスのような悲惨な状況にはならなくてすんだ。当時のインディオは、腰に布を巻く程度のことしかしていない原始時代の延長のような姿であったらしく、スペイン人の横暴に対しても、組織だった犯行を行うことが難しかったようだ。こうしたキリスト教徒の傲慢さが、1つには、イスラム教徒との諍いの根源にあるのではないかとも考えるのだ。現在のトランプの南米からの移民に対する処置も、こうした考えに裏打ちされているもので、こうした歴史は、相当の変革が起こらない限りは、是正されることはないだろう。今回のコロナも、米国やスペインが、特に際立って災禍に悩まされているが、コロナは少なくとも、人種や信条には無関係である事は明らかだ。如何にも忌まわしいことだが、描かれている部分を抽出してみると下記のような事柄が満載されているのだ。「キリスト教徒はインディオの身体を一刀両断にしたり、一太刀で首を斬りおとしたり、内臓を破裂させたりしてその腕を競いあい、それを賭け事にして楽しんだ。母親から乳飲み子を奪い取り、その子の足をつかんで岩に頭を叩きつけたキリスト教徒たちもいた。また、大笑いしながらふざけて、乳飲み子を仰向けに川へ投げおとし、乳飲み子が川に落ちると、『畜生、まだばたばたしてやがる』と叫んだ者たちもいれば、嬰児を母親もろとも剣で突き刺したキリスト教徒たちもいた。彼らは目の前にいたインディオ全員に、そのようなひどい仕打ちを加えたのである。さらに、足がようやく地面につくぐらいの高さの大きな絞首台を組み立て、こともあろうに、我らが救世主と12名の使徒を称え崇めるためだと言って、インディオを13人ずつ1組にして、絞首台に吊り下げ、足元に薪を置き、それに火をつけ、彼らを焼き殺したキリスト教徒たちもいた。そのほかにも、インディオの身体を乾いた藁で縛り、その藁に火をつけ、彼らを焼き殺したキリスト教徒たちもいれば、インディオを生け捕りにしようとした者たちもいた。彼らは生け捕りにしたインディオたちの両手を斬りつけ、両手が辛うじて皮一枚で腕につながっている状態にしておいて、『手紙をもっていけ』と命じた。つまり、山へ逃げ込んで身を隠したインディオのところへ見せしめとしてことの次第を知らせに行かせたのである。猟犬はまるで豚を食にするときよりもずっと嬉しそうに、インディオに襲いかかり、食い殺したのである。」ラス・カサスが自国であるスペインの蛮行を改善するための報告をしたために、この本は他のヨーロッパ諸国からスペインの蛮行を非難する格好の資料になったという。スペインでは自国の負の歴史を隠すために200年の間、この本を禁書にしたとのことだ。
2020.05.27
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今日は単独絵のウォーキングだった。第1684日目で8744歩だった。今日は九人会のゴルフコンペだ。奇しくも緊急事態宣言が全廃されたとのことで、良かった。ただし、私は、予め、まだ完全ではないだろうと断っていたので、私を除く有志が集っていることだろう。***緊急事態宣言が廃止された。第2波が襲ってくることが言われているだけに、又スペイン風邪の時には第2波の方が、犠牲者が多かったなどと聞くと、安閑として気になれない。然し、宣言解除の報に対する反応は迅速だ。押し込められていた感がそれだけ強かったと云う事か。仕事上やむにやまれぬとか、商売をこれ以上止められないとか、様々な事情があるのは理解できるが、何となく閉じ込められていたことに対する開放感を求めて町中に繰り出す人たちが多いのに驚いた。これが元で又ぶり返しが来ないことを只ひたすら望むだけだ。私に関して言えば、逼塞生活自体を重苦しく感じたことはない。経済活動を度外視してでも、もう少し警戒心を持ち続けることにより肩入れしたい。開放を心から受け入れるためには何といっても、ワクチンや治療薬の開発如何に掛かっている。更に言えば、変調を感じたら時を置かず救急車が迎えに来てくれて、たらい回しされることなく然るべき病院に運んで貰い、そして程度に応じて、治療薬を投与して貰えるなら、これほどまでに心細い思いをしながら生活することはないのだがと思う。新しい型のウイルスに対しては、専門家は異口同音に最低でも1年または2年は掛かるとのステレオタイプの言葉が返ってくる。正直そこまで待つことは経済面というより人間が生活する上で、長すぎるというのが正直なところだ。之までも新型コロナに特定したものでは無いが、流用が効きそうな薬やワクチンの名前が出ている。素人は、こうした話に一喜一憂してしまうのだ。昨日の日経には「和製コロナ治療薬なるか」と言った囲み記事があった。ここにその候補薬の薬を上げてみる。先ず、抗寄生虫薬イベルメクチン(発見者北里大大村智特別栄誉教授)が挙げられる。国内の臨床試験が近く始まるようだ。参加患者数は100人規模の見込みで、「治験開始から1年間ほどで結果を報告したい」とのことだ。イベルメクチンはアフリカなどで寄生虫による感染症の撲滅に効果を上げている。これまで数十億人規模で投与され、深刻な副作用の報告はない。米ユタ大学などの研究チームが4月、患者へ投与したところ死亡率が約6分の1に低下したとの報告があった。大村氏が言うように、低用量で効果が出ており、死亡率にはっきりと差が出ている点が重要だとのことだ。北里大はより信頼性の高い結果が得られる二重盲検と呼ばれる仕組みの治験を計画しているという。(二重盲検試験とは、試験デザインの一種で、治験実施に関わるすべての人間が、どんな薬を投与するのか一切知らずに行われる治験方法。)之だと予断が入りにくいと云う事だろうか。もちろん、効果が検証されれば、その効果の、メカニズムも同時に解明される予定だ。次ぎにリウマチ治療薬としてのアクテムラ(岸本忠三、平野俊夫、元、前大阪大学学長)がある。アクテムラも治療薬の候補としてあげられている。販売元の中外製薬は国内で治験を実施するとしている。既に、スイス・ロシュが約300人の患者を対象に米国などで治験を始めた。アクテムラは炎症に関わる「インターロイキン(IL)6」という物質が受容体に結合するのを妨げる働きがある。新型コロナでは重症化を防ぐ効果が期待出来るとの論文も発表されている。新型コロナが重症化するのは免疫機能が暴走する「サイトカインストーム」が起きることが考えられる。IL6が過剰にできると免疫が暴走し、急性呼吸器不全などを起こす恐れもあるという。感染後期に投与すれば免疫の暴走をとめる効果が期待でき、重症患者の治療法の大きな選択肢になりうるという。更にガン免疫薬としてのオプジーボ(本庶佑京都大学特別教授)が挙げられている。既に治療の検討が始まっているとのことだ。米国立衛生研究所(NIH)の情報サイトには中国やフランスでの臨床研究計画の登録がある。オプジーボは免疫細胞の表面にあって免疫の働きの調節に関わる分子「PD-1」に結合する抗体だ。がん細胞はこの分子を利用して免疫細胞からの攻撃をかわす。新型コロナの患者の場合には免疫細胞の減少を抑えるのに有効だとの期待がある。ただ国内で患者に投与された報告はなく安全性についても検証が必要だ。このように、新型コロナではエボラ出血熱やインフルエンザの治療薬で効果があったとの報告がなされている。何よりも、既に患者に投与した実績があり、副作用などについては一定の安全弁はある事になる。これらの薬が新型コロナに対して効果があるとなれば、そのメカニズムも解明されることに成り、有望だと云う事だ。之までにも名前が挙がっていた治療薬も引き続く検証されているようだ。アビガンは、抗インフルエンザ薬(富士フイルム)だが、「早期に投与すれば重症化を避けられる」といった期待がされるために、製造者の富士フイルムの株が一時高騰したが、何が原因なのか、特許の壁問題もあって、すんなりと進んではいないようだ。インフルエンザや新型コロナのウイルスは遺伝子にRNAを持っているため、細胞内に侵入したウイルスが、間違えてアビガンを取り込むと、RNAのコピーができなくなり増殖が止まる事が期待できるのだ。従って、アビガンは感染初期の患者には非常に有効だが、重症の場合は早期の患者ほど効果がないとのことだ。感染した著名人がアビガンの投与後に回復したころなどが公表され、安倍晋三も先走った期待を表明したが、現時点で薬として十分な科学的根拠が得られていない状況のようだ。そんなことで5月末に承認予定が先延ばしされた。レムデシビルは、エボラ出血熱の治療薬(ギリアド・サイエンシズ)として出された薬だが、「治験」を3月から始めることとしていた。然し承認までには1年は掛かりそうで、いかに緊急性を考えて特例扱いをしても最短でも年内に承認出来れば良い方だとされている。そして当初から、注目されていた抗エイズウイルス(HIV)薬として知られるカレトラだが、WHOも前向きの発表をしているように、アビガンと同様、カレトラも既に別用途で承認された薬なので効果が確認されれば患者への投与までさほど時間はかからないだろうとされていた。アビガン。レムデシビル、カレトラの3つの治療薬はいまだ検証中であり、効果が保証された薬はない。各国当局は「既存薬の転用」という奥の手を使って、治療法の確立を急いでいる状況だ。その他にも様々な薬がノミネートされている。SARSウイルスの感染を妨げたカモスタット、気管支ぜんそく治療薬のオルベスコ、急性膵炎の治療薬フサン(一般名ナファモスタットメシル酸塩)等多数だ。専門家の中には、命を救うため肺炎を確認したらすぐに薬剤投与を判断すべきだとする人や多くの患者で安全性や効果を確認し論文として発表されるまで、軽症者に未承認薬を投与するのは考えにくいとする慎重派まで様々だ。ともあれ早期に結論を出して貰いたい。ワクチンに関してもそれぞれ検討が成されているようだ。トランプが(無謀にも)率先して使った抗マラリア薬クロロキンとかヒドロキシクロロキンは何やら問題がありそうだが、使用に耐えうるのだろうか。
2020.05.26
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今日も連れ合いとウォーキングだ。第1683日目8381歩だった。姉のホーム移転に関して、移転先の候補地の部屋を見に行った。4階で見晴らしも良く、明るい感じだった。少し駅からは遠くなるが、許容限度だろうと思い、勧めた。帰りに、コーナンとコープで買物をして、帰り、洗剤に植木を2本植樹した。紅葉とサザンカだが、巧く育ってくれれば良いが・・。どうやら連れ合いには特別給付金が振り込まれていたようだ。***先月のことだが、今年はウナギが安いという新聞記事が出た。稚魚のシラスウナギの漁獲量が4倍も獲れたようで、値段は半値になるようだ。今年はシラスウナギが豊漁だ(ピークは1960年代だったという)。値段を示す棒グラフから読み取ると、今年の値段は2014年の時の値段まで落ちていて、キロ当たり100万円だという。この値段を評価する力は無いが、2018年の同値が、300万円だったことと、平均で200万円だというから半値になったわけだ。今年は、結構期待できるのではないかと思う。シラスウナギの乱獲が原因でニホンウナギは既に絶滅危惧種に指定されている。連れ合いはことのほかウナギが好きで、しかもスーパーの値頃品には目も呉れず、「ウナギはちゃんとした店で美味しいのを頂かなくては」と言った主義なのだ。食卓に上がるウナギの9割は養殖物だ。12月から翌春に賭けて海や川にいる天然の稚魚を捕獲して養殖場に入れて半年ほどで太らせて出荷するのだという。稚魚を養殖池に入れる量についてもルールがある。池入れ量というのだそうだ。資源保護のため、その上限を決めるのに、日本、韓国、台湾それに中国が東アジアウナギ資源協議会(EASEC)を立ち上げた。EASECでの協議内容と根拠はよく分からないが、池入れ量の上限は、中国が最高で36トンと最高で、日本は21.7トンと中国の6割にとどまっている。この上限量が妥当か会議で毎年検証しているが、中国は2015年から欠席しているため据え置かれている。どうもこう言った所でも中国のやり方の汚さを感じてしまう。何でも食う中国だから、ウナギのうまさを知ったら、手が付けられなくなるのだろう。去年と一昨年はこの天然シラスウナギが不漁で、多くを輸入に頼っていた。鹿児島辺りでは前年の5.4倍の約740キロが取れたので、2月には取引価格が35万円まで下がった。今年は日本だけでなく東アジア全域で豊漁だという。シラスウナギは日本から約2500km離れたマリアナ諸島付近の海域(海嶺)で生まれ、海流に乗って東アジアにやってくる。川と海を行き来する回遊を「通し回遊という」ようだ。卵から孵化した状態をプレレプトセファルスといい、やがてレプトセファルスに成長する。その状態で日本などの沿岸に辿り着き、淡水の環境でシラスウナギになる。中国では昨年の10倍近い約30トンを、台湾は約30倍近い7トンを池入れしたようだ。日本のウナギは半分近くが中国産で、今年は潤沢に輸入できそうだ。中国産は2~3割安の1000円未満の販売計画らしい。然し、国産にこだわりたいとの思いもあって、見ると、国産も前年より2割安の1800~1900円だという。今年なぜウナギの稚魚が大量なのかは明確には分からないという。ウナギの生態に関しては多くの研究が成されている。2012年の記事では、矢張り稚魚の数は少なく、しかも捕獲時期が初夏にずれ込んだとのことだ。従来の回遊パターンが大きく変化したとのことだった。回遊には海流の影響が大きく、エルニーニョの時には稚魚の数が少なくなるとのことだ。過去の記事を調べてみて驚いたのは、シラスウナギの漁獲量は、1957年頃は約200トンもあったとのことだ。それが20トン程度まで減るのが1985年頃で、以降は10トン程度隣ることもあるほど漁獲出来なくなっているとのことだ。ウナギは日本で冬の間を過ごし、その後下りウナギとなって海に出て、生まれ故郷のマリアナ諸島の方に向かうとみられているが、その辺りの経路は正確には掴めていない。ウナギの内耳には耳石と呼ばれる組織があり、それで天然か養殖かが見分けられる。ウナギの鼻の近くには磁化した鉱物を持ちセンサーとして働くとか、生まれ故郷の海域の匂いを頼りに移動するとかの説がある。下りウナギは、水深200~600mの範囲で変動しながら泳ぐという。回遊途中のフィリピンの河川で実施したシラスウナギの採取調査では5種類のシラスウナギが捕れたとのことだ。これらは別々の生態経過に生きているようで、種の判別もせずに一緒に養殖すると、病気を持ち込んだり、大量死を招く恐れもあるとのことだ。2010年には水産総合センターで、完全養殖に成功しているが、実用化に供するにはまだコスト面などの問題があるとのことだ。2013年にはウナギの品種開発に向けてニホンウナギのゲノム解読が試みられている。3年掛けて完全解読をして「成長が早く」「病気に強い」などの養殖に強い遺伝子を探るとなっていたが、その後、結果はまだ聞いていない。現段階ではまだウナギの生態が完全に把握されていないようだ。話はそれるが、サケも回遊魚として知られる。サケの方は、米国のアラスカ州に近いベーリング海と北海道沖とを回遊している。ベーリング海でたっぷりと餌を食べてニホンに戻ってくるのだ。サケの回遊する原因はサケ自身の背骨にあることが分かった。魚の骨も植物同様に年輪を刻むように出来ている。研究チームはサケの脊椎のコラーゲンの中の元素を分析して、食物としたプランクトンの違いなどから海域を割り出したのだ。マイワシの場合は、耳石から太平洋近海から先ず黒潮に乗り更に東に移動して、北上するというコースが判明した。こうした技術をニホンウナギにも適用しようとの動きだ。この方法を以てしても放流したウナギが産卵場所に戻る道程を特定しにくいとのことだ。ウナギを安価で食べるために、大変な苦労がされているようだ。
2020.05.25
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今日のウォーキングは第1682日目で8421歩だった。今日も連れ合いと同行した。***ナショナル・ジオグラフィックに神戸大学の中澤教授が「コロナ禍」はいつまで続く?と寄稿していた。日本では、緊急事態宣言も北海道、東京、神奈川、千葉、埼玉の5つの道府県を残して徐々に開放に向かっている感じだが、果たしてこのまますんなりと終息に向かうのだろうか。少しすんなり行きすぎるようにも感じる。速く、治療薬やワクチンなどが出回るようになって欲しいものだ。又、世界に目をやれば、感染者の増加率はやや低下したものの、米国の感染者は収まりを見せないまま、ロシアが2番手にのし上がってくるなど、核の拡散競争のような呈だ。ブラジルのボルソナロのような無手勝流の国は感染者第3位で、それ故に収束を見せていない。ペルーなども之に加わって南米での拡散は急速になっている。加えて、アフリカ諸国の数値は余り表に出てこないが、南アなどは16日時点で14355人もの感染者数を数えている。ジョンズ・ホプキンス大が新聞で発表している2万4000人以下だが之に近い国はやたら多いのだ。日本はやがて緊急事態宣言は廃止されるだろうが、すぐさま日常生活が戻って来るわけにはいかない。世間では「ニューノーマル」と言った言葉も聞かれる。どこかの国が使っていたような言葉だが、今後は発展ばかりを追い求めないじっくりと地に足が付いた生活様式になっていくだろうとのことだ。東京都の小池は知事選の時には2階建てのバスを走らせ渋滞緩和を行うなどといった、出来そうで出来ない話をぶち上げていたことを思い出すが、今回は、いやが上にも、生活形態を変えざるを得ないことになりそうだ。宣言の撤回後もコロナウイルスが死滅するわけでなく、いつまでコロナと付き合っていく必要があるかということだ。それは最低でも1年以上とのことだ。それも現在鋭意開発が続けられているワクチンがあまねく行き渡ってからのことだ。中にはワクチンが効かない病原体もあるようで、コロナがそれに該当していたら、1年でも無理だと云う事になる。ワクチンが行き渡って沈静化するにはそれでも1年や待たなければならないのか。許可を出すには、安全であるという確固たる事実を掴む必要があるのだ。之に対して、ハーバード大学のリプシッチ教授は、ワクチンや治療薬がなくても、最短で終息する場合の予測として、1年間で世界人口の40~70%が感染して、集団免疫がついて、R(実効再生産数)が1未満になれば終息すると言ったことを述べている。(橋下が当初言っていたことだ)これは、1年以内に全世界の半分ぐらいの人が感染する事を意味し、控えめに見ても900万人が死亡することだという。これはとんでもない数字であり、計算用とは云え、考えるだに恐ろしい。一方、世界をリードする機関であるイギリスのインペリアル・カレッジ・ロンドンのファーガソン教授らも、希望となるのはワクチンか治療薬だといい、それが使えるまでには最短でも1年か2年はかかるだろうと考えている。それまで何とか持たせるためには、ロックダウンかロックダウンに近いいくつかの行動抑制手段を組み合わせて、1~3 カ月の抑え込みを行えば、ある程度、新規感染者数を抑え込めるという。現在行っていることなのだが、それをやめてしばらくたつとまた感染者数が増え始めると見越している。これを繰り返すことで、医療崩壊を起こさずに1年か2年耐えるという事が必要だというのだ。ただ、対人接触を減らしたり、対人距離を開けるぐらいの緩和策だと、確実に感染爆発を起こすと見ている。こうした推論では、確実に経済が破綻してしまうと思われる。医学的な見地から、純粋に感染症の撲滅を図ることと、経済的に破綻しないでやっていくこととは背反の関係にあるが、そこらのバランスを何処に置くかが実際には重要になるのだ。中世のペストやスペイン風邪の当初は、こうした経過を辿らざるを得なかった故に、ヨーロッパの約半数が死亡すると云う事になったのだ。然し、我々は、医学の進歩した現代に生きている。このまま昔の論理を当てはめる以上のことを期待できるとは思っている。ファーガソン教授らのモデルでいえば、学校閉鎖の効果の見積もりも、閉鎖だけでは総感染者数は2%しか減らないと算出している。学校に行かなくても、外に出て感染してきた大人が子どもに感染させうるし、子どもがコミュニティのなかで感染するリスクも上がるので、学校閉鎖だけだと効果が薄い。従って、学校を閉鎖するなら大人も一緒にやる必要があるとのことだ。現状の医療体制(ケースA)と、救急用の病床数を倍にした場合(ケースB)の2つのケースを比較したハーバード大の研究では、冬の基本再生産数R0を2.2、夏のR0を1.3(4割減)とし、社会的距離(ソーシャルディスタンス)戦略は再生産数を6割下げると仮定している。その結果、ケースAについては、2022年でも累積有病割合は3割程度で、さらに社会的距離戦略が続くと予想している。ケースBの場合でも、同じく2022年上旬まで社会的距離戦略が続くと予想している。いずれにしても、2022年までは、周期的に緊急事態のような施策が必要である事のようだ。こういうシナリオを日本に適用した場合どうなるかについては、日本では当初クラスターの発生源を追跡して、この元を絶つような方法を採っていたが、もはやそれが叶わなくなったので接触自体を減らすことに集中したのだ。こうして落ち着いてくると、又クラスター対策が有効になってくると踏んでいるようだ。この社会距離確保の施策がある程度巧くいっているので、再び落ち着いたら丹念な接触者追跡と、クラスター発生の予防をセットで行っていくというのが今のところ考えられているようだ。然し実際に追跡システムを考えているのだろうか。そうすることで、Rを1以下にできるなら、2度目の緊急事態宣言を避けられると踏んでいるのだ。(欧米などでは、再生産数Rの分散の高さが考慮されていない とのことだが、考慮すると否とではどのような差があるのかは分からない)また、日本で言われている8割の接触減については、かなり緻密な仮定の下に計算されているようで、「クラスター感染しやすい人」と「そうでない人」では、感染のリスクが違い、つまり再生産数Rも違うから、別々のRを考えて式を立てて計算が成されているようだ。このように、属性ごとのRを別々に考えるやり方は、年齢層でRが違う場合などにもよく使われる手法だ。インフルエンザの数理モデルでは子どもの感染がキーになるので、年齢別に考えることが多い。また性感染症の場合は、性別を分けて考えないとモデルが成り立たないなどと云った問題がある。之を巧く生かすには、ビッグデータが必要となり、そういったデータが既にあるのではないかと推測される。詳細は分からないのだが、いずれにしても、日本(専門家会議)では「次の波」を想定した上で考えられていることは間違いない。治療法が確立されるか、ワクチンが出来るまではこうした状態は続くであろうとのことだ。
2020.05.24
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今日のウォーキングは第1680日目で9166歩だった。今日も前半は連れ合いも同行した。***まともな情報なのか、それとも話を面白おかしくしているだけなのか分からないが、アメリカはコロナウイルスの発生源は中国である事、そしてそれは武漢ウイルス研究所(WIV)で作られたものだといった話がある。時系列的には、どうなのか、余り真面目に聞いていなかったのではっきりしないが、英語圏の諜報ネットワーク「ファイブ・アイズ」がWIVの2人研究者、石正麗と周鵬がコロナウイルスを流出させたとみているようだ。「ファイブ・アイズ」と言う名さえ余り耳にしたことがないが、イギリス、アメリカおよびオーストラリア、カナダ、ニュージーランドの5カ国で構成する機密情報共有枠組みのことだ。石正麗は中国国内で「バットウーマン」との異名を持つコウモリコロナウイルス研究の第一人者だ。石正麗とその同僚である周鵬はかつて、オーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)でコウモリの研究を行っていた。研究テーマは、「SARS(重症急性呼吸器症候群)ウイルスとコウモリの関係」だった。アメリカ(トランプ)はWHOを、中国寄りで全く信用ならないとしている。WHOへの拠出金も出さないとまで言い、脱退することも視野にWHOの改革を迫っている。之に呼応するかのように、オーストラリアのスコット・モリソン首相は、WHOの加盟国に対して、別途国際独立調査を行うように支持を呼びかけている。コロナウイルスが発生したときに、習近平が隠蔽しようとして適切な行動を採らなかったことを問題視している。素人ながら、当時から私も、WHOテドロスの手放しでの習近平礼賛には呆れると同時に怒りさえ覚えていたくらいだ。黒を白と言いくるめるようなやり方は、安部が、自分にまつわることを総てそうしてきたことにつながり、テドロスは、習近平の忖度筆頭者だと感じていた。そうした内外の不埒な男どもの存在に、憤りの気持ちは段々と増長していく毎日だ。私の危惧は、世界レベルのものであったかと思ったくらいだ。アメリカは当初からこうした疑念を持っていたようだ。逆に、中国高官はコロナウイルスを「武漢に持ち込んだのは米軍かもしれない」と逆襲を試みていた。その真意は、コロナの発生源に関してアメリカ軍の情報機関が調査に乗り出していることを牽制する意味で、奇妙はバリアを張ったようだ。既に、2018年1月と3月に駐武漢米国総領事や北京の米大使館参事官がVIWを訪問していて、この研究所が行ってきた「キクガシラコウモリ」から人へコロナウイルスが感染する危険性があるという情報を得ていたのだ。これが、VIWがコロナウイルスを流出させた原因ではないのかとの考えに結びついたのだ。この時驚くことに、米政府は、VIWの研究に多額の研究費を支出し、援助していたというのだ。この辺りからは、映画のスパイもどきだ。米国軍の諜報員が、外交官に化けてVIWに同行して、こうした話を流出させたのではないかと中国側が宣伝しだしたのだ。世界中の中国非難を総てこうしたアメリカの操作に帰そうとの中国の思惑のようでもある。どちらも百戦錬磨の国故に、こうしたことは駆け引きとして十分に考えられる。この諜報員は、かの第2次世界大戦中に「細菌」を研究して、人体実験などを行った旧日本軍「731部隊」と深い関係がある機関NCMに所属している。中国はこうした関係を知っていて、この話を持ち出したのであろう。一方のアメリカのVIW訪問者達は2つの懸念をアメリカ国務省に送電している。その内容は、1.高度に密閉した研究所を安全に運用するのに必要な、適切な訓練を受けた技術者の不足が深刻だとのこと。2.重症急性呼吸器症候群(SARS)のようにコロナウイルスはコウモリから人への感染が可能であること。コロナウイルスの研究のリーダーは、石正麗である。武漢大学を卒業後、フランスのモンペリエ第2大学で博士号を取得したとのことだ。彼女は過去16年間にわたって、中国南部亜熱帯の洞窟に生息するコウモリを捕らえてウイルスを検出するなどで活躍、それ故「コウモリ女」だとあだ名されている。彼女は雲南省の省都・昆明郊外の洞窟で5年間にわたり、キクガシラコウモリから数百種類のコロナウイルスを検出した。大多数は無害だったが、数十種類はSARSと同じグループで、マウス実験でSARSのような症状を発症し、人にも感染することを確認した。2015年、洞窟の周辺住民200人以上の抗体検査を行ったところ、約3%の6人からSARSのような抗体を検出した。これらの人は野生動物を扱ったことがなく、SARSのような症状や肺炎にかかったこともなかった。また、別の鉱山では、労働者6人が肺炎のような症状にかかり、うち2人が死亡。坑道で捕まえた6種のコウモリから多様なコロナウイルスを検出したという。そして、昨年12月30日、石正麗はVIWにコロナウイルスの蔓延が始まっていたのだ。当初、は自分の研究所の事故で外部に漏れた可能性があるとみていたようだ。然しそれは、同じウイルスではなかったとのことだった。しかし、石正麗らは別の実験も試みていたようで、SARSのウイルスを土台に、キクガシラコウモリから見つかった「SHC014ウイルス」から別なウイルスを作製したという。SARSのようなパンデミック(世界的流行)を再度起こさないようにと、ウイルスの毒性を高めたり、伝染力を強めたりする「機能強化」の実験も行っていたようだ。之に対して米国の前政権のオバマは研究助成を打ち切っている。こうして経緯の中、ウイルスが武漢の海鮮市場ではなく、武漢の研究所から拡散した可能性があるとの疑問が生じているとのことだ。もちろん中国政府は資料の公開をしていない。そして5月に入ってこの「コウモリ女」が中国から1000件近い機密文書を持ち出して米国に亡命したとの情報が流れたのだ。当然中国当局は之を否定している。ここに出てきたのが、石正麗よりも若く美人の王延軼と言う所長だ。どうやら情実人事で成り上がったようだが、この女が、外部へ情報を漏出してはならないと釘を刺したようだ。この話何処までが本当なのか、さっぱり知りうるところではないが、トランプの強気発言と、中国の異常なまでのコロナ終息宣言とその数字(感染者や死者の数)がぴったりと止まっていることなど、何やら、闇の舞台で何かが起こっているようで、気になるところだ。
2020.05.23
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今日のウォーキングは第1680日目で8088歩だった。連れ合いは殆ど総てに同行した。今日も1日逼塞だが、夕方夕食の買い出しに松坂屋に行った。例によって私は車で待機していた。夕食を孫達の家に届けて、1日が終わった。***ウグルナールクと言う恐竜とエドモントサウルスとは実は同じであったという記事が出ていた。そもそもウグルナールクという名前は初めて聞く名前で、馴染みが無い。それが、複数の骨を調べた結果、北米に生息していたエドモントサウルス属と同一であると分かったという。北大の研究グループが突き止めた。北米から当時は陸続きだったベーリング海峡を通ってアジアに進出し、むかわ竜(北海道むかわ町で発見されカムイサウルスという)などに進化した可能性がありそうだ。むかわ竜というのは通称で、エドモントサウルス属だという。これら恐竜は白亜紀末(6900万年前)の植物食恐竜ハドロサウルスの仲間だとのことだ。ハドロサウルスの生息域は、北極圏の米アラスカ州北部、北緯53~40度とされてきた。ここで既に4種類の名前が出てきているので混乱してしまうが、実は同じであったかそれらは互いに生息域を広げつつ進化の過程で少しずつ変化したのだろう。恐竜の発見は、丸ごと骨格が発掘される場合もあるが、形はもちろんバラバラだ。時には部分的な骨しか見つからないから、その骨を起点に想像して生きていた姿を作り上げるのだ。今回も、日経新聞にはそうしてデータから想像図(復元図)が描かれている。こうした想像図を描く専門家もいるのだ。素人には、こうした復元図で見る方が夢があって遙かに面白い。従って概ね、同じ恐竜は同じような復元図になるのだが、モンタージュ写真のようなものだから、できあがりは多少異なってくるのだろう。そんな少しの違いから、それぞれ属という名前で判別されているのだ。ウグルナールク属は成体の骨がほとんど見つかっておらず、動物の骨は成長とともに大きく変化することから独立した「属」かどうかが疑問視されてきたというわけだ。白亜紀後期は地球全体が温暖だったが、北極圏は冬の日照時間が短く、餌となる植物の量が限られていたと考えられている。エドモントサウルス属の仲間は生息域が広いわりに骨の形に違いが少なく、環境への適応力が高かったとみられる。エドモントサウルスについてみてみると、中生代白亜紀マーストリヒト期(約7100万 ~ 約6500万年前)に北アメリカ大陸西部に生息していた。名前の由来は最初の発見地であるカナダ、アルバータ州のエドモントン累層にちなむ。後ろ足の方が太いようだが、2足か、4足か微妙な想像図となっている。ハドロサウルス科の中でも発見例が多くよく知られた属である。体長は成体で9 m程度なのだが、時に種によっては13 m、3.5tに達したものもいる。なんと、最大級のカモノハシ恐竜だとのことだ。然し復元想像図を見る限りは、現生のカモノハシとは違って、一般の植物食恐竜の形をしている。特徴的な長い口には筋肉質の頬袋と奥に最大60列におよぶ密接した多数の歯からなるデンタルバッテリー構造を持っている。デンタルバッテリーというのは、アゴの下に歯の予備を無数に持っていて、すり減ったり、抜けたりすると、直ぐに次の歯が生えてるといったものだ。化石化されたエドモントサウルスの体腔からは針葉樹の葉、種子、および小枝の化石が発見されており針葉樹食であったようだ。ハドロサウルスについて調べると、白亜紀後期の8000万年前~7400万年前に生息した大型植物食恐竜と書いてある。学名の由来は「頑丈なトカゲ」とのことで、1991年にニュージャージー州の公式恐竜とのことだ。全長7~12mほどで、頭頂部はとさかを持たず平らであるが、鼻づらには骨質のとさか状の突起がある。広がった角質のくちばしを持ち、数百の発達した頬歯を備えていた。こちらも、後肢は前肢よりも長く、2足歩行も出来たと考えられるが、大半の時間を4足歩行で過し、捕食者から逃げる時など緊急時のみ2足になったと理解されている。ミイラで発掘された姿から腰部から尾にかけての筋肉量が多く、そこから想像されたのは、走行速度は時速45kmとやや後の時代の肉食恐竜ティラノサウルスの時速30kmに比べて速かったと想像されている。復元想像図からは、巨体の割には目が優しく描かれている。カモノハシだとかトカゲだとか、現生の生物とはかなり違っていた。1838年に発見され、1858年に本格的な発掘が行われた。その結果、8つの歯や顎の断片、ほぼ完全な四肢が発掘され、北アメリカで発見された初の恐竜である。イグアノドンの近縁で、イグアノドンなどは4足歩行であったが、これは2足歩行であったとしている。彼らが進化したとみられるむかわ竜は、日本で発掘された植物食恐竜のカモノハシ竜の一種で、全長8m、体高約4mとされている。日本で全身の8割以上の化石が見つかっている。約7200万年前、中生代白亜紀の海の地層から発掘された。9歳以上の成体で体重は4~5.3トンと推定され、国内では最大だ。頭骨の形から鳥に似たトサカをもっていた可能性もあるが、想像図には描かれていないようだ。むかわ竜はハドロサウルス亜科のエドモントサウルス類に属している。どうやら新種と云う事らしい。明らかに大きなとさかを持つハドロサウルスの仲間にランベオサウルス亜科がある。やはり、米アラスカ州の北極圏に位置する中生代白亜紀後期の地層(7100万~6800万年前)で発掘されている。このように、北極圏では近縁種の化石が大量に見つかっているが、ランベオサウルス亜科の確認は初めてとされる。生息域を分け、競争を避けていた可能性がある。この辺りの恐竜は、どうやら発掘した場所毎に整理されているようだが、いずれにしても同時代の植物食恐竜として共通のものを持っている感じだ。恐竜の話をすると止めどない。
2020.05.22
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今日のウォーキングは第1679日目で、8126歩だった。昨夜の雨で路面が湿っていたので1人で出掛けた。昼は連れ合いと久しぶりにほか弁を買いに出掛けた。また、昨日コーナンで買っておいた材料で、固定式の網戸を作成した。まずまずの出来栄えだ。姫達が湘南からグループビデオを送ってきた、しばし話したが、元気そうで何よりだ。***「黒川検事長、辞職へ 賭けマージャン認める」なんじゃこれは・・・。で今日は始まった。検察庁の定年延期問題で、すったもんだしていた中、国民のあらゆるジャンルの反対コールを受けて、安部はやっと今国会での審議を諦めた。もはや廃案だろうと思っていたところ、秋にもう一度(ほとぼりが冷めてから)法案を提出するのだという。自己保身に汲々とする中、秋まで待ったらコロナも落ち着き、この法案も無理矢理ながらでも通せると踏んだのだろうか。検察OBや節度ある評論家、更には芸能人達辺りからは、黒川自身が定年延長を固持すべきであったという意見もある。何しろ、李下に冠を正さずと言う故事にある如く、今定年延長を受け入れたら、過去、森・加計、桜を見る会、に代表される安部の忖度役人達を不起訴放免したことが再び起こることは必至とみられるからだ。東京大学法学部出身、エリートの典型の道を歩み、法務事務次官を経て、東京高等検察庁検事長で、定年を迎える予定の所、安部の独断で、定年延長がなされ、今正に、検事総長への道が開かれようとしていた矢先だ。目的は言わずもがなの安部の周りのきな臭い事件を皆不問に付そうとの思惑だった。黒川の人物紹介では趣味は犬の散歩と麻雀とあった。その麻雀が今回の命取りになったようだ。人となりは余り良く知らないが、どうやら頼まれたらいやと云えない質なのかも知れない。裏を返せば、人(権力者)の言いなりになりやすいと云う事だったのだ。安部が独断で、黒川の定年延長を決め、安部に法務大臣に取り立てて貰った森雅子は、ムニャムニャと、筋の通らぬ追認の言い訳に走り、周りもそれに合わせたハーモニーを奏でるなど、之までの安部忖度ムードが充ち満ちていた。世の中は長寿社会、公務員も才能と経験を生かして、もっと有効に働くべきだと言うことに否やはない。ところがその表向きの論理の中に、自分を擁護するための恣意的検察官を混入させてしまった。と言うところが、狡猾さの最たるものだ。だが今回は、安倍擁護の姿勢がプンプンする黒川を内閣の介入で、定年延長させ、検事総長昇格させ、そのまま68歳までも務めさせようとする腹だ。こうして安部にまつわる全ての疑惑(もはや疑惑を通り越した罪悪)をチャラにしてしまおうとの思惑故に皆反対している。もっと大所高所から言えば、三権分立を民主主義の根幹としているのに、行政のトップが、恣意的に司法のトップをコントロールする事が出来る前例を作れば、もはや、独裁国家の出現を許すことに他ならない、まるでヒトラーがやってくるようだ。いや中にはスターリンの再来だと受けとめる筋もある。一方、黒川も人の子、無言を貫いていて、差し出された定年延長を唯々諾々と受け、行く行くは68歳まで検事総長として君臨する夢を見たのでは無いか。しかし、彼の趣味の麻雀が、命取りになろうとはつゆ考えたこともなかったようだ。文春がすっぱ抜いたが、恐らくたれ込みだったのだろう。趣味と言うだけあって、何時も賭け麻雀をしていたようだ。賭け麻雀は御法度だが、それはそれ、俺は別とでも思っていたのだろうか、とにかく権力者故に、不法だという認識すらない様子だ。と言うか、そんなものしらを切るなり、誤魔化すなり何とでも出来ると考えたのだろうか。三密を避けようとの呼びかけにもかかわらず、そこにパチンコ屋が開店しているから来るのだというパチキチ(ギャンブル依存症)と同じメンタリティーなのだろう。麻雀という典型的な三密に敢えて出掛けたのは、至極懇意の新聞記者達(産経新聞社の記者2人と朝日新聞社の元記者)故だったのだろうか。それにしても方や正義感あふれるメディアの新聞記者が、問われるままか、自らの側からの誘いなのか、事もあろうに違法を告発すべき検事長と共に違法の賭け麻雀をするのだから、もはや何をか況やだ。しかも、時は、国民(都民)皆にStay Home を叫び、三密を避けましょうと叫んでいる最中のことだ。どう考えても、悪夢のような映画のシーンのようである。この件で、朝日新聞の元記者は事実を認め謝罪、産経新聞社は取材源の秘匿は報道機関にとって重い責務で答えられないと逃げている。こうなったら世も末と云う事だ。「お前も悪よのう」という越後の代官のようだ。斯くして、急転直下黒川の辞職と相成ったわけだ。然し、之って、「あ、ごめん」では済まない。誤って(辞職して)済むくらいなら、警察は要らないと言うところだ。ここではたと困るのは、警察の側の違法者を取り締まる側のナンバー2が、相手なのだから、誰が、虎の首に鈴を付けるかになって仕舞いそうだ。常習賭博なら、懲役3年にも相当するという話だが、検事長が一夜明ければ、牢獄の新入りに早変わりとは、いかなフィクションでもそこまでは思いつかないストーリーではないか。こうなったら、もう稲田検事総長も引きずり下ろそうとの魂胆のようだ。何時もはどんな不祥事の大臣任命も任命責任など取ったことの無い安部が、執念を燃やすのは、稲田が、河井夫妻を追い詰めているからに相違ないのではないか。もう、こうなったら仁義も何もあったものでは無い、俺が気に入らん奴は皆ペケだということにしてしまい、俺様に擦り寄る者は、誰でも適材適所の名の下に擁護するというわかりやすい方程式が丸裸だ。菅は黒川の大親友らしい。今回のことが露呈して、法案を先延ばしにした真意は、その辺りにあるのではないかの探りに、どうやら認めたくない素振りだ。後は辞任ではなく罷免の問題だ。この辺りがどう転ぶかだが、安部も面子に賭けて、退職金はキープ、天下り、辞め検の道まで閉ざすことはしないのではないか。案の定、森は訓戒だという、何処まで舐めているのか。この事態になっても擁護の評論家なりがいる。なぜそこまで庇えるのか不思議だが、生物多様性を越えて、政治家多様性は極まれりということか。
2020.05.21
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今日のウォーキングは第1678日目で8677歩だった。前半は連れ合いと一緒だった。連れ合いは、お向かいの理髪店が長年の営業を終了することになったので、その最後のカットをしに出掛けた。友人の顔を見がてら、届け物をしに出掛けた。友人は体が不自由ながら家庭菜園をやっているが、今日見た園は、カラスやネコ防止のネットが綺麗に張られていた。ここでできた収穫を、時々頂いているので、感謝だ。買物で、イオンからコーナンに回ってコーナンでは網戸を作るべく、窓枠材購入してきた。DIYだ。***日経の十選シリーズで、西洋絵画の紹介だ。今回は経済を背景にした絵画の見方と言うことだ。公認会計士の選になっている。こういった紹介記事の折に触れ、絵画に接することは楽しいことだ。1. レオナルド・ダ・ヴィンチの「受胎告知」受胎告知は色々な画家が手がけているので、正直どの作品を誰が描いたか混乱してしまう。フィレンツェのウフィツィ美術館にあって、連れ合いと共に見た作品だ。この絵画は14世紀に描かれたと言うことで、ペストがヨーロッパを襲った頃だ。没落した旧勢力に代わってメディチ家などが台頭。それを支えたのが、簿記の技術だ。中世の帳簿には3月24日が決算日というのがあったらしい。受胎告知の日(3月25日)から会計年度が始まったという。当時はペストを抑えられなかった故、教会への不信感が高まったという。神がお怒りになっているなどと云う事は通じないのだ。それを払拭するかのようにこうした宗教画が多く描かれた。ダヴィンチら画家を後押ししたメディチ家だが、ルネサンスは、イタリアがペストの不幸から再生する時期でもあったという。新しい知見を得た。2. ピーテル・ブリューゲル(父)の「ベツレヘムの人口調査」 16世紀当時のネーデルランド農村(ブラバンド)を舞台にローマ皇帝カール5世の息子フェリペ2世が行った政治的出来事にまつわる事象を描いている。この絵画の注釈として、絵の中央下部にロバをひくヨセフが身重になっていた許嫁の妻マリヤ(お腹の子はイエス)と共に、左の人だかりの出張税徴収所(酒場)へ人頭税を納める為に訪れたところを描いている。当時この地は、スペイン、ハプスブルグ家の支配下で、かなりな圧政を敷いていた。厳冬による食糧不足による飢饉、更に重税、宗教弾圧が加わり、人々の怒りのマグマはブラバンドの雪を溶かすほど溜まっていた。これが、ネーデルランド(オランダ)の独立戦争へと繋がっていったのだ。3. レンブラントの「織物商組合の見本検査人たち」夜景で有名なレンブラントは大学を中退して画家になったという。オランダは独立戦争後、宗教に関係なく商売人を歓迎した。この作品の商人は、プロテスタントもカトリックも同時に描かれている。そんな背景の絵画だ。この地の商売人は、広くインド洋にまで交易を広め、東インド会社を設立した。オランダのチューリップも品質改良された縞模様チューリップがもてはやされ高騰したがやがてバブルははじけて暴落した、その経緯は、正にレンブラントの一生にも当てはまるという。そのような生涯であったという。縞模様チューリップはレンブラントチューリップと呼ばれている。4. ブーシェの「ポンパドール夫人」この当時のフランス人貴族達は、イタリアの絵画に憧れていた。彼らはこぞってイタリアの絵画を購入したので、金銀の流出が多くなり財政悪化を招いたという。そのため絵画や彫刻のアカデミーを新設し、そこで学んで校長にまで登り詰めたのがブーシェだ。絵のモデルは平民階級出身ながら、その美貌と幼少期から受けてきた教育・教養の高さから、当時のフランス国王ルイ15世の公妾(公式の愛妾)にまで登りつめたポンパドール夫人だ。夫人はブーシェに肖像画を数多く描かせた。人々の家には、ポンパドール夫人のこうした肖像画が飾られたとのことだ。美貌と教養を兼ね備えたそんな人がいたことは、目を見張る思いだ。5. カナレットの「ベネチア 大運河のレガッタ」産業革命で空前の発展を遂げたイギリスも、芸術の国イタリアへのあこがれは強かった。富豪の子息はイタリアへの修学旅行へ行くのが流行であった。グランドツアーと呼ばれるこの旅行は、フィレンツェからはじまり、ローマ経由でベネチアで終わるのが多かった。この絵のようかベネチアのカナレットの絵が人気だったとか。残念ながら今年のカーニバルはコロナのため中止だ。カナレットの絵には当時流行したペストから身を守ると信じられていた花束を手にする人が描かれているとか。(よく見えない)今年のコロナは、中世来の疫病の再来だ。誠に悲しいことである。6. ターナーの「雨・蒸気・スピード グレートウェスタン鉄道」グレート・ウェスタン鉄道の蒸気機関車が、雨の中で蒸気を上げ、テムズ川に架かるメイドンヘッド橋の上を渡る情景を描いた作品だ。木材不足のイギリスだが、幸いにも石炭を産出した。環境汚染を増長すると云う事で、今は敬遠されている石炭だが、当時はイギリスを世界に押し出した。当時は、赤ちゃんの夜泣きを止めて眠らせるのにアルコールを飲ませ死に至らしめたこともあったという。俄には信じられない。然しその代償として、工場排煙、汚水など環境汚染が深刻になったという。又、人々の健康も損なわれた。然し、イギリスはそんな犠牲をベースに蒸気機関車のように失踪することになる。7. ミレー「晩鐘」前にも十選で取り上げられたようだ。教科書によく引用される絵で、オルセー美術館にある。ジャガイモの収穫時に神に祈る夫婦の姿を描くが、ジャガイモは「貧者のパン」と呼ばれた。フレンチフライはフランス語圏のベルギーが発祥だが、それをアメリカ人が誤解したとのことだ。今はフライドポテトは世界を席巻している。当時は、産業革命でトップを走るイギリスをうらやましく思っていたが、今はフライドポテトの他、フレンチ料理は世界の最高の料理だとされている。ミレーは修業中のパリで田舎訛りを馬鹿にされたというが、能力の高さと独特の画風で農民画を極めている。8. モネの「ラ・グルヌイェール」パリ郊外のラ・グルヌイェールは蒸気機関車の登場で、市民の手軽な行楽地となった。この円形の島は水に浮かんでいるので、そこから生じる水面の揺らぎが大きい。その様子をモネは実に活き活きと描いている。この絵の後、フランスは普仏戦争に突入、戦争を避けてロンドンに渡ったモネだが、自身は逃げ延びたものの、友人を戦争で亡くした。失意の中にあったが、幸いロンドンでターナーを知り、画商デュラン・リュエルと知己を得た。プロイセンが勝ち、敗れたフランスは政治経済の混乱が続いた。そこでモネが移り住んだのがジベルニーだ。そこで一生睡蓮に身を捧げた感じなのだ。以前、連れ合いとジベルニーを訪れたが、つい先日テレビで放映していた風景に、改めて感動を共にした。9. ゴッホの「タンギー爺さん」ゴッホはパリのジャポニズムブームにいち早く反応し、自らの絵に浮世絵の豊かな色彩や輪郭線などを採り入れた。更に当時パリで活躍中の画家の筆致や点描手法なども積極的に採り入れたようだ。タンギー爺さんはパリの若い画家たちを熱心に支持し、金銭的に苦しい画家に対しては画材代金の代わりに作品を受け取る場合も多かったと伝えられている。ゴッホは、同じポーズのタンギー爺さんはもう1点描いているが、そちらよりも色彩が鮮やかな感じだ。木訥なおじいさんの人柄が見える。10.エドワード・ホッパーの「ナイトホークス」私はこの画家をつい最近知ったのだが、ホッパーはアメリカ人画家だから馴染みは無い。アメリカの工業化はTフォードから家電へと進んでいく。ナイトホークスは深夜の盛り場だ。ソーシャルディスタンスではないが、適当に間隔を開けている。ここで描かれている光りは工業化がもたらして人工的な電灯の光りだ。ルネサンス以来光と影の表現はヨーロッパの画家の最も苦労するところだった。ホッパーは、人工的な灯りを巧く使って、都会の寂寞感や孤独感などをさりげなく表現している。今回の十選はルネサンス、バロック、ロココ、ロマン、写実、印象、後期印象そして現代と多岐に亘る画家の作品だ。とても楽しく鑑賞できた。
2020.05.20
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今日は雨のためウォーキングは中止した。***南アジアからアフリカ東部に掛けてサバクトビバッタが大量発生して、危機的状況にあるとのことだ。この記事を最初に知ったのは2月の終わり頃だった。アラビア半島・アフリカ・西アジアで「サバクトビバッタの大発生」という新たな危機が生じている。おびただしいバッタが大地や空、田畑を埋め尽くし、農作物や牧草などすべてを食べ尽くす「蝗害(こうがい)」だ。巨大な群れ(スワーム)は、東京ドーム386個分に1120億匹。その密度は「4畳半に4万超」というすさまじさになる。コロナ禍で貧困化した地域の食糧を更に食い尽くする事が懸念され、世界飢餓を引き起こす恐れがある──。昨日の新聞には、国際農林水産業の前野研究員のレポートが載せられていた。バッタついて言及されていたので、まだまだ解決はしていないようだ。蝗害は之までもあったことだ。今回は気候変動が伴って、異常に繁殖して、それが広範囲になってきたようだ。国連食糧農業機関(FAO)によると、バッタの群が、農作物を食いつくし、エチオピアやケニアなどで、約2000万人が食糧危機の状態にあり、ソマリアでは非常事態の宣言が出されている。幸いというかアフリカではまだコロナ禍はそれほど報じられていなかったが、つい3日前の新聞では、コロナがアフリカ54カ国に蔓延したとあったので、更なる惨状が待ち受けていることになる。しかし、8月15日現在で、コロナ感染者はソマリアで1357人、ケニアで830人、エチオピアで306人を数え、死者もそれぞれ55人、50人、5人を数えているというから、これからが大変なようでもある。このサバクトビバッタは西アフリカのモーリタニアからインドまでの広範囲に亘って被害をもたらしている。之までで最大の蝗害と言うわけでもないとのことだが、規模の大きな事に間違いはないし、収束の目処は立っていない。これから作付けが始まり、雨期になるので、更に爆発的な増加が見込まれている。異常発生の原因は、過去2年間でサイクロンに複数回見舞われるなど、異常に雨の多い天気が続いた為だとされている。バッタの防除は、大発生の初期で、移動能力が低い幼虫の段階で、殺虫剤を散布するなどが望ましいが、現在のような状況になっては、最早手が付けられないといった感じだ。成虫になると1日に100kmも移動するとのことで、駆除は容易ではなくなる。前野はモーリタニアの事務所で研究を続けているが。こうした異常発生は、ケニアでは70年ぶりのことだという。以前の新聞写真ではモーリタニアでも手が付けられないくらいにバッタが飛んでいる写真が掲載されていた。コロナ同様、備えが不十分になっていた隙を突かれた状態で、増加を許してしまったようだ。幼虫の間に処理するのと違って、こうも増加してしまった段階では、防除費用は170倍にもなるという試算もある。ネットニュースでは、このサバクトビバッタが、中国に飛来するというニュースが流れていたというが、過去の気象条件からと、パキスタンの東にあるヒマラヤ山脈は越えられないと考えられ、大群が中国に侵入することはないであろうとのことだ。しかし、パキスタンまでは押し寄せていて多大な被害をもたらしているので、中国は一帯一路上の要衝であるパキスタンを守ろうとする名目で、これを機にパキスタンに恩を売るという意味もある。このため、中国はバッタを食べてくれる10万羽のアヒル軍を中国からパキスタンに派遣するとの話があったようだが、どうやらデマだったようだ。しかし、中国ではバッタが作物を食い荒らす蝗害は水害、干ばつと共に3大災害とされ、恐れられてきたのも事実だ。 これから先どのように展開していくのか、まだ之といった案はないようで、模索中だという。バッタは夕暮れになると背の高い植物に群がって夜を過ごす習性がある。1箇所に集まって移動しないときが防除のチャンスだ。更には、バッタを誘引することが出来れば、殺虫剤を使わなくても捉えられると説明している。コロナで、ワクチンを探すようなものかも知れない。バッタは普段、体の色は緑色だ。これを専門用語で「孤独相」と呼ぶ。豪雨があると、そのあと一面にバッタの繁殖にとって好適な草原ができる。するとバッタは繁殖を繰り返し、密度が増す。バッタ同士の体が互いに触れ合うほど高密度になり、幼虫のバッタ同士の脚や触角が触れ合うようになると、その刺激によって体色が黒色化するのだ。「群生相」と呼ばれるバッタの出現だ。バッタの場合も三密どころかそれ以上の密集が引き起こされる結果だ。こうして密集したバッタ集団(スワーム)は、いまいる場所には食べ物がないことを察知して、食糧不足を回避するために新天地を求めて移動する。これはバッタの体内に潜む仕組みとして進化してきたものだという。成虫は数こそ少ないが大きな卵を産み、バッタの体内ホルモンはやがて、背筋や脚に使う資源を、翅を伸長させることに使うようになる。そして、群生相は飛翔に適した体つきとなり、いまいる場所の草を食べ尽くすと、大群となって別の緑の場所を見つけて飛翔する。コロナウイルスも、感染した宿主の中で様々に変化するのも同じような関係かも知れない。バッタの防除は、主に化学農薬に頼っている。だが、群生相の成虫が大群となって飛来するようになれば防除できなくなる。バッタ駆除に効く農薬は、コロナに対するワクチンや治療薬のようなものだ。コロナのワクチンも今大急ぎで作り出そうとしていて、インフルエンザに用いたアビガンなどを流用しようとしている。こうした薬は、感染症の場合治まると、急にコスト的に逢わなくなり生産されなくなる。バッタに対する農薬も、バッタの発生が不規則である故に、大繁殖が過ぎると、予算が急に萎んでしまうと言うことを繰り返している。アフリカは兎も角二重苦に悩まされる。
2020.05.19
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今日のウォーキングは第1677日目で8202歩だった。前半は連れ合いと同行し、コースも上牧方面とした。***肉眼でも見えるというブラックホールが見つかったという。地球から一番近いブラックホールと言うことらしいが、もちろん素人が見ようと思っても見えない。それもそのはず、南半球で見える星座「ぼうえんきょう座」の中の青い光りの中にあるという。青い光は1つの明るい星のように見えるが、実際には2つの星と1つのブラックホールという3つの天体からなる三連星系であることがわかったとのことで、これが現時点で、地球から最も近いブラックホールだという。地球から1番近いと言っても、太陽系から約1011光年だから、いずれにしても天文学的な数字だ。改めて宇宙は広大だと思う。ブラックホールの質量は太陽の約4倍だ。今までの地球に一番近いブラックホールはさらに約2500光年も向こうにあるとのことだから半分以下の距離に縮まったと云う事か。この恒星系は1980年代から研究されていた明るい天体なのだが、今まで詳細は分かっていなかったと言うことだ。約1000光年が近いと言うことで、宇宙の記載は、常に壮大で、とても想像できるものではない。銀河系の直径が10万光年以上あることを考えると、なるほど近いのかと思う。1光年は光が1年間に進む距離で約9.46×10^15mだ。従って1000光年は約9.46×10^15kmだということになるが、そんな数字だけを示されても見当が付かない。記事では1000光年の説明をするのに、地球から太陽までの距離(1AUと言う)を髪の毛1本の直径と考えると、ブラックホールまでの距離は地球から約6.4kmだとのことだ。何やら分かったようで、ピンとこないがとにかく遠い。ブラックホールの数がどれくらいあるのか知らないが、之までも多くのブラックホール発見報告がある事からして恐らく数え切れないくらい存在することは想像できる。さてそのブラックホールだが、光さえも逃げ出すことのできない非常に強い重力場をもつ超高密度天体だ。研究者たちは以前から銀河系には何億個ものブラックホールがあると推測していたが、こうした暗黒の天体を見つけることは非常に難しい。銀河系にあるブラックホールの大部分は目では見えないため、発見するにはブラックホールの持つ重力が周囲の物体に及ぼす影響を観測するしかない。これまでに銀河系内で見つかった数十個のブラックホールもこうした周辺のガスの雲がのみ込まれる時に放出されるX線を観測することで存在を確認出来たのだ。今回発見されたブラックホールも、天文学者たちが最初からブラックホールを探していたわけではなく、お互いのまわりを公転している1対の奇妙な星を詳細に観測していて見つかったものだ。三連星系の外側の軌道を回る星はBe星(ビーイーせい)と呼ばれるタイプの恒星で、太陽の数倍の質量を持ち、より高温で、より青い色をしている。赤道での回転速度(自転速度)は秒速約500kmで、太陽の200倍以上の速さである。これも想像がつかない。2004年から観測が始められたこの恒星系は一般的な連星ではないことが明らかになった。内側の星は40.3日周期で第3の天体のまわりを回っていた。そして、大型のBe星の方の軌道ははるかに大きく、内側の星と第3の謎の天体の両方のまわりを回っていた。之を研究していた研究者が2014年に交通事故で死亡し、研究は中断してしまったが、その後、同僚が跡を継いで第3の謎の天体について研究を進めたところ、2019年11月、内側の星の軌道と明るさの計算に基づき、目に見えないこの天体が太陽の4.2倍以上の質量をもっていることを明らかにした。通常、それほど大きな質量を持つ恒星なら、今までに観測できていないのはおかしいと云う事になった。中性子星(超新星爆発の後に残される高密度の恒星の核)にしても重すぎるということから、この観測結果を説明できる天体はブラックホールの他に考えられないという結論になった。確認のための研究が更に進められているようだが、専門家でない身にとっては言葉自体も理解しがたいので、この辺りで止めておくが、兎も角地球に最も近いブラックホールの存在が明らかになったようだ。この種の天体写真は、素人が見ても皆同じように見えるが、過去の記事を見てみると、2004年には130億光年の彼方に、巨大なブラックホールが中心にあると推定される天体の姿がとらえていた。2006年には127億光年の彼方に巨大ブラックホールが発見されている。これは、非常に明るく輝く天体「クエーサー」が発見されたことから、その中心にあるブラックホールにガスが落ち込む際に強い光を放っていると考えられたとのことだ。このブラックホールはそれまでで、11番目に遠い位置にあり質量は太陽の約20億倍であるとされた。(今回のよりも桁違いに大きい)2007年には衛星「すざく」が新型ブラックホールを発見している。それは、8000万光年の距離にある銀河の中心核に存在していた。これも、とてつもなく遠い存在だ。2008年には太陽の180億倍の質量を持つという宇宙最大級のブラックホールが発見されている。このブラックホールは地球から約35億光年離れた場所にあり、約12年周期で急激に明るくなる奇妙な天体「OJ287」として知られていたものだ。巨大なブラックホールは小さなブラックホールを従えていて、その小さい方のブラックホールでも質量は太陽の約1億倍だとのことだ。2016年には2番目に大きいブラックホールが銀河系に存在する証拠が発見されている。地球から約2万7000光年離れた銀河系中心部で、太陽の質量の10万倍程度の中規模ブラックホールだとのことであった。そして2019年4月には世界で初めてブラックホールの撮影に成功している。これにより、約100年前にアインシュタインが立てた一般相対性理論の予測が正しかったことが証明された。地球から約5500万光年離れた楕円銀河「M87」の中心にあり、リングの直径は約1000億kmで、質量は太陽の約65億倍だとのことだった。 何やらブラックホールが、段々と近づいてきているようだ。物理的にもだが心理的にもそう考えられるようになった。面白い記事だと思った。
2020.05.18
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今日のウォーキングは第1676日目で、8194歩だった。前半は連れ合いと同行した。***又慰安婦の問題かとよく見ると。どうも風向きが違うようだ。韓国人は、文在寅を初め、口を開けば「イアンフ」「イアンフ」と叫び続けている。そう叫び続けることで、政権が維持できると言ったことまで感じさせるほどの政争の道具に使われている戦争の最中には、時として大きな過ちが行われる。どちらかの論点だけに立って理論を構築すると、二進も三進もいかなくなる。この問題について、2015 年に日韓合意がなされ、日本が 10億円を拠出することになった。お金で片が付くというものでも無いが、別途、日本政府として、「多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけ、数多の苦痛を与えたことに対して、関係するすべての方々に対し心からお詫びと反省」を公式に伝えて、謝罪している。それ以降も問題が治まらない理由が、今回の事件でようやく明らかになって様な気がする。元慰安婦の李容洙(イ・ヨンス)が元慰安婦の支援団体(略称正義連)に対して、絶縁状を突きつけたのだ。要は、日本からの賠償金が当の慰安婦に渡されていないということを告発したのだ。なるほどありうる話だというか、その辺りのことだろうと納得した。元々正義連は慰安婦の支援をしてきたのは事実だろうが、その後は(恐らく10億円というまとまったお金が手に入った頃からか)もはや本来の目的意識が完全に粉砕されたのだろう。前理事長の尹美香(ユン・ミヒャン)は 4月の国会議員選挙で与党側から立候補して当選している。之でますます、対日攻勢の「イアンフ」「イアンフ」が勢いづくかに思えた。然し、今回、李容洙は正義連の尹美香は10億円の拠出金が日本から拠出されることを自分たちに知らせなかったし、そのお金が何に使われたのかが明らかでないと告発したのだ。「お婆さんの意志に反して金を受け取って、その金を何処に使ったのかと云う事だ」。李容洙の主張は「騙されるだけ騙され、利用されるだけ利用された」と言うわけだ。要するに自分たちは、金集めの道具にされただけだと怒っているのだ。現理事長の李娜栄(イ・ナヨン)も火消しに大童だが、どうもはっきりした収支などは出されていないようだ。どうやら純粋に支援してきた学生達からの善意の寄付金も、一切使途が明らかにされていないようだ。そこまで聞くと、もはや全貌が理解できた気がする。正義連が声高に「イアンフ」「イアンフ」と叫べば叫ぶだけ、お金が入ってくるという構図を作っているのだ。下手に解決してしまうと、折角の金づるが消滅してしまうから言い続けるのだ。正義連は、毎週水曜日に日本の在韓大使館前で集会(水曜会)を開いている。李容洙は、集会を開くことで若者に「憎悪を教えている」として、28年間参加してきた集会への不参加と集会の廃止を言い出したのだ。一体誰のための(何のための)集会なのかと云う事だ。何やら何処にでもある話のような、きな臭さが漂い始めた。他の施設の元慰安婦も同様の主張をしているようだ。今まで長きに亘って、正義連はお婆さん達を食い物にして、懐を肥やしてきたようだ。一体誰のためのお金なのかと云う事だ。李容洙が米国下院での証言や文在寅の晩餐会でトランプとのハグしたことなど、総て、こうした金づるを絶やさないためのピエロ的な働きだったことを知ったようだ。一方、正義連側は寄付金の用途について正当に使い、結果は公示しているとしながら、どうやら、金額の数字もいい加減、使途も詳らかではないようだ。書かれていることをそのまま簡略に書くと、2017年~2019年までの3年間の寄付収入は総額22億 1900万ウォン(約 1.9 億円)であり、このうち41%に相当する9億 1100万ウォン(約 7900万円)が元慰安婦への支援事業費として使われたとのことだ。之を見る限り半分以上が使途不明のようだが更に、ホームページなどの記載は出鱈目のようだ。日本の桜を見る会とは少し趣が違うものの、記念行事の開催として計上した 3300万ウォン(約 290 万円)の飲食費のうち、実際の請求額は 972 万ウォン(約 84万円)だったことが報じられたようだ。何処でも同じようなことをする輩は居るものだ。支援団体が元慰安婦を食い物にしていたことは明らかだ。之に対して、正義連側は記載の一部に不備があったことは認めたものの、寄付金の使用内訳の公表については「世界のどのNGO が活動内容をいちいち公開し、詳細を明らかにするのか」と開き直ったというから盗っ人猛々しい。安倍が桜を見る会で行った誤魔化し答弁を、正義連もやっているわけだ。然し、正義連は李容洙達に「不要な心の傷を負わせた」として一応謝罪している。この辺りは一寸殊勝な感じ(金づるにはやさしい)であり、その後、「私たちの運動を振り返って足りない部分を反省する契機になった」と適当に反省したふりを見せたそうだ。然しだからといって、水曜集会の中止は考えていないようだ。美味しい金づるを離したくないのはどこも同じという所だ。「個人の資金横領や違法運用は全くない」と強調するものの、果たしてその明細を明らかに出来ないところが、安倍とやり方が似ている。この辺りから正義連は団体に批判的な報道をする保守系メディアに対しては、対決姿勢を鮮明にした。どうやら国内にも、批判勢力が育ちつつあると言うことだ。やたら、反日を煽ることで、成り立ってきた支援団体という隠れ蓑が剥がされる危機を感じているようだ。正義連の化けの皮が剥がれようとしている。後は、成り行きに任せて注視していくだけだが、尹美香前理事長などは「親日の謀略」と反発し、問題すり替えようと躍起だ。韓国民を、政府とともに反日で集結したい思いが見え見えだが、そろそろ、無駄なあがきを止めるときが来たのではないかと感じる。慰安婦問題が政治運動化される中で、元慰安婦ら個々の心情は置き去りにされ、不正が横行した可能性がクローズアップされてきた。李容洙はさらに「(日本に抗議するだけの)デモを終えて、(日韓が相互理解に取り組む)学びの場をつくる」と宣言し、「加害国の責任とは別に、韓日国民間の健全な交流が必要」と述べたという。良識ある発言だと思う。文在寅はこの言葉をどう理解するのだろうか。
2020.05.17
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今日は雨のためウォーキングは中止した。終日Stay Homeだ。***現在、プラスチックで適正に処理されない量(ごみ)が年間3000万トンあるという。この内15~40%が海に流出している。海洋起源(漁業ごみ)は2割程度で、他は、町中で不用意に捨てられたプラスチックごみだ。之が分解されてマイクロプラスチックになる。日本近海には世界の海の平均値の27倍もの浮遊プラスチックが集約的に存在し、海面1平方km当たり100万粒を遙かに超えている。また、南極の海にもマイクロプラスチックは浮遊が確認されている。浮遊プラスチックには海水に溶け込んでいる残留性有機汚染物質が吸着していき、それが魚などに食べられていくのだ。これが魚などにとって負担(粒子毒性)となる。これは実験室での結果で、実際はそこまで多くは無いだろうとのことだ。然し今のうちに対策しないと2060年代には実際にダメージが起こるとされる。廃棄されるプラスチックごみの半数以上は東南アジアからの投棄だ。別系の表によると、1位から10位までの国の内、アジアが、8ケ国あり、トップは群を抜いて中国だ。その量は年882万トンとなっている。(因みに1人当たりだとスリランカが最大だ)スリランカが最大なのは恐らく中国人の進出による故だろう。2019年の大阪でのG20ではプラスチックゼロ宣言をしたようだが、言うは易しだ。このためには発展途上国に於ける廃プラスチック削減がキーになる。日本では900万トンを廃棄するが未処理の量は14万トンだ。世界の廃プラスチックを日本程度に削減しても100万トン程度は残ってしまう勘定になる。町中を歩いていると、特に不要になった飲料用のペットボトル(PET)が安易に投棄されているのをよく見る(徹底は出来ない)からだ。サウジに滞在していたときに、現地の運転手が面白いところに連れて行こうと言い、行ったのは、ゴミ捨て場ではないプラスチックの山だったことには驚いた。日本人の不心得者の比では無かった。ある程度努力しても、全てを焼却やリサイクルに回せないことを考えると、プラスチックの総量を減らすことを考えなければならない。ここで問題なのは、途上国では清潔な食器代わりとしてプラスチックが使われているという事実だ。プラスチックを廃して、経済的な弱者の負担を増すとか、より不衛生になって仕舞うことは避けなければならない。私がフィリピンに滞在したときには、現地の職員は、昼食のご飯や特にスープなどをプラスチックバッグに入れて持って来ていたのを多く見た。こうしたことを考慮すると、プラスチックに替わる代替品を用いることだ。既に、紙製のものや、自然に優しい材料(バイオプラスチックなど)で、ストローを作ったりカップを作ったりといった動きがある。こうしたことを推進して、環境に優しく、弱者にも優しい環境改善を図りたいものだ。プラスチックの生産は1960年代に急増し、1970年代では東京のごみの約10%はプラスチックごみであった。処理方法は埋めるか燃やすかだが、当時は焼却炉のキャパシティーが小さい関係でダイオキシン問題などが声高に叫ばれた。又、埋め立てるにしても場所の問題などで、容易ではなかった。焼却炉の改善などで、燃やす量を増やす一方、リサイクルが唱われるようになった。きっかけは1995年の容器包装リサイクル法で分別収集と再商品化を求めるものだ。再商品化と行っても、再度消費者に同じものを提供するのではなく原材料に変えることを指している。ケミカルリサイクルと呼ばれ、製鉄工程やアンモニア製造の原料などに使われる。リサイクルでは先ずPETボトルが先行し、次いで他のプラスチックが加わったが、これらは同じ原料ではない。分別収集の難しさがある。PETボトルはポリエチレンテレフタノール樹脂で、繊維製品の原料や再度PETの原料に利用する。PETボトルは繊維材料としては輸出需要もあって1トン当たり2万~6万円程度で取引されている。それ以外は様々な樹脂が混在し、また汚れなどの問題もあって、リサイクルは容易には出来ず、開始当時から現在まで生産者側がリサイクル業者から有償で引き取って貰っている。たまに生協に行くと、そこではPETボトルとか透明のプラスチック容器、更にはトレイなどを別々に回収するボックスが置いてある。主婦の方や男性も慣れた手つきで仕分けしながらおのおののボックスへ投入する姿を見るが、そんな場所は生協や特定のスーパーぐらいしか知らない。最近はレジ袋の有料化が流行になってきているが、それとて、お金さえ払えばレジ袋はあるわけで、皆が皆自前の買い物袋を持参しているわけではなさそうだ。中には(コーナン)大型の製品などを買うと、潤沢にプラスチック袋を付けてくれるところもある。海洋汚染などを真剣に考えるなら、脱プラスチックをもっと抜本的に考えないといけない。所得水準が上がれば、生ゴミの比率が下がり紙製品の割合が増えるのだという。プラスチックは便利な割に生産コストも安いので発展途上国では多く使われる。然し、処理の設備などは、考慮されていないので、勢い投棄される量が増える。使い捨ては、衛生上の面からも発展してきたが、今後はバイオプラスチックも含めて代替材料の使用が急務だ。国際的にも日本発の3R(リデュース、リユース、リサイクル)が共通語になったが、日本は率先して廃棄物の収拾や処理システムで国際貢献を主導しなければならない。コロナなどの急性な問題は素早く徹底した対応が取られるが、脱プラスチック問題のような慢性的な事象については、つい後回しにされる。これからも徹底した行動を採らねばならない。
2020.05.16
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今日のウォーキングは第1675日目で8532歩だった。前半は連れ合いも同行した。大阪では、今日からまだ暫く緊急事態宣言が継続される。予定していた北摂天神会ゴルフもコロナで中止だ。2回連続中止になった。クラブの振り方も忘れてしまったかも知れない。お向かいの散髪屋さんは営業を終了するようだ。***新型コロナウイルス蔓延のお陰で、細菌とかウイルス、過去のヨーロッパで流行った疫病など、色々なことを学んだ。様々なところで、治療薬の開発が進められている。そんな中、新型コロナウイルス感染症の重症化に関するメカニズム解明の手がかりになりそうな成果が出ている。日経に掲載された記事をベースに理解を試みた。コロナでは、糖尿病や高血圧などの基礎疾患(持病)を持つ人や喫煙者などが特に重症化しやすいとされる。相撲取りの勝武士も糖尿病であったとかで、28歳という若さで死んでしまった。私も、それほど重篤ではないものの、血糖値も、血圧も基準値よりは高いと診断されている。血圧に関しては、毎日計測しているが、自宅の血圧計では最近は許容値内に収まっている。そうした、重症化しやすい人の共通要因にある特定のたんぱく質が存在しているという。細胞表面にあって、ウイルスが感染するときに使う受容体たんぱく質「ACE2(アンジオテンシン変換酵素2)」だ。さて、ACE2受容体たんぱく質は、心臓や腎臓などの細胞表面に多く存在するとされる。心臓の保護、血圧や血管の調整などの機能がある。また、SARSウイルスや新型コロナウイルスには突起状(ブロッコリーの頭の部分のような形)のスパイクたんぱく質が多数あり、これを「鍵」とすると、ACE2が「鍵穴」となって結びつくのだ。細胞への感染の仕方だが、この「スパイク」と呼ばれるタンパク質を使って細胞の「出入口」にあたるACE2受容体に結合し、細胞内に侵入し増殖を始めると感染となるのだ。米疾病対策センター(CDC)の報告書によると、持病を持った人(7100人超)の内心臓病などの心血管疾患を持っていた人の約6割、糖尿病の人の約5割は、入院したり、集中治療室(ICU)で治療したりしていた。持病を持たない人の8割強は入院しておらず、持病があると重症化しやすいことが改めて裏付けられた。ACE2は肺や心臓、腎臓、腸など人体に広く存在し、2003年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)の時もウイルスが細胞への侵入する際の足場として利用されていた。持病や喫煙の影響で、臓器などの細胞表面にあるACE2の数や働きが変化していることが分かってきた。糖尿病や高血圧の場合、治療に使うアンジオテンシン変換酵素(ACE)阻害薬やアンジオテンシン受容体拮抗薬治療薬が肺などのACE2を増加させていたと言う報告がある。(米ルイジアナ州立大学の動物実験)ただ、糖尿病や高血圧の患者が感染しやすいという訳ではなさそうで、こうした患者でも薬の使用は継続すべきだということだ。さらに糖尿病患者が重症化するのにも複数の要因が関係していそうで、糖尿病だと肺のACE2の発現量が増えるとか、糖尿病に伴う心臓や腎臓などの障害のため、基礎体力が落ちていることが影響して感染症に対して弱くなる可能性があると推測されている。このほか、腎臓の細胞にはACE2が多いことから感染者は急性腎不全を起こすケースも多く、重症化の一因になっている可能性もある。また、ACE2は血栓の発生にも関係しているようだ。欧州疾病予防管理センター(ECDC)は喫煙者の場合、ACE2が喫煙で活性化するため、喫煙者が重症化する恐れがあるという。中国・華中科技大学などの研究チームの調査では、喫煙者は非喫煙者に比べて肺炎が起こるリスクが14倍も高いという。たばこの煙中のニコチンが気道上皮細胞のACE2の数を増やすなどの報告もある。喫煙すると、気道上皮の粘膜などが傷つき、異物を体外に運ぶ線毛がなくなるなどウイルスへの防御機能が下がる。こうしたこともウイルスが感染しやすくまた、重症化の一因にもなると考えられる。私の場合は、喫煙の習慣はないので、この点は除外できそうだ。新型コロナウイルスはACE2と結合しやすく、その強さは、SARSウイルスの少なくとも10倍になるようだ。その結合を阻止する既存薬が、ACE2の働きを抑える可能性がある。国立感染症研究所などでは、抗エイズウイルス(HIV)薬ネルフィナビルと白血球減少症治療薬セファランチンの併用が効く可能性があることを明らかにした。産総研の広川貴次上級主任研究員は、「セフアランチンはウイルスのスパイクたんぱく質とACE2がくっつくのを妨げる構造をしていて、ウイルスの侵入を防ぐ」と考えている。東大による別なレポートでは、この阻止剤として「ナファモスタット」を見いだしている。既に日本で、急性膵炎などの治療薬剤として開発され、長年にわたって処方されてきた薬剤でだ。安全性については十分な臨床データが蓄積されており、速やかに臨床治験を行うことが可能だとしている。 持病を持つ感染者では、心血管疾患や糖尿病の場合、50~60%は入院が必要となり、その中でも3分の1程度は重症化してICUに入ることになるとのデータがあるようだ。之までも、新型コロナの有望薬として、「アビガン」「レムデシビル」があり、レムデシビルは最近認可された。いずれにしても、ウイルスによる感染を阻止するためには次の3つの内のいずれかを止めることだ。(1)「脱穀」と呼ばれる、人の粘膜に吸着して細胞内に侵入し、自身の膜を破って細胞中にウイルスの設計図であるRNA(リボ拡散)を放出する。(2)「複製」と呼ばれる、放出されたRNAが、細胞内でさらにウイルスを生む。(3)「遊離」と呼ばれる、ウイルスが酵素の力を借りて細胞の外に出る。上記を防ぐことだ。アビガンは、「複製」を阻止し、レムデシビルも「複製」以降で効果を発揮するものであろう。いずれにしてもコロナウイルスそのものに対して開発されたものでは無いので、慎重に対処しなければならないとされる。
2020.05.15
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今日のウォーキングは第1674日目で8823歩だった。前半の4500歩ほどは連れ合いも同行した。その後、除菌液を貰いに(2回目)連れ合いと箕面春水迄出掛けた。***いやはや何処まで自分勝手、自分本位なのだろうと呆れてしまう。検察官の定年延長改正の話だ。コロナ騒ぎで、この話は収まったのかと思いきや、何のその、この火急の時期にこれだけは通したいという安倍の執念だ。しかも今週内に決めてしまえ、パッパッとやれというわけだ。内閣(行政)が司法を意のままにすることが論じられているのだ。昔習った三権分立というのは、もう反故になったのか、日本は、中国やロシアのようになって仕舞ったのかなど、憤りを覚えると同時に薄ら寒くなってくる。安倍の主張は「知識、技術、経験などを持つ職員を最大限活用し、複雑・高度化する行政課題に的確に対応していくため、定年引き上げが必要だ」と主張する。これだけを読むといやー、確かにそうだなぁと思ってしまう。それは、高齢化する社会にあって、ある意味当然のことのように思えるところもあるが、コロナで大童の今国会で通す必要があるのだろうか。この問題は非常に根が深く、今年の初めに黒川弘務東京高検検事長の定年延長を閣議決定したことから表面化した。有能な人を長く働いてもらうと言うのは、何も国民の為にという訳ではない。官邸(即ち安倍)にとって有意義を越えて、必要だからだ。法律で定まっている一般公務員の定年の解釈を安部の斟酌で、検察トップにも採用しようと、閣議決定したのだ。それまで言い続けた法律の解釈を何の議論も経ずに、「変えたぞ!」というわけだ。この号令を受けて、人事院の松尾恵美子給与局長は、それまで国家公務員法の定年延長規定は検察官の定年には適用されないとしてきた法解釈をこの閣議前(1月中)に変更したと答弁を撤回、修正してまで追従した。 司法のトップ(法相)の森雅子も、当初は安部が、「検察官も一般職の国家公務員であるため、検察官の勤務延長は国家公務員法の規定が適用されると解釈できる」と言ったことを認識していなかったのか、「承知していない」と答えたものの、ハッと気づいて、「(法務省として)内閣法制局と1月17~21日、人事院と1月22~24日にしっかりと協議した上で24日に解釈変更になったと、これまた追従だ。なにしろ安倍が1月末にそう言ったのだから、その前に合議決定していたとしなければならなかったわけだ。(斟酌大臣は辛い)この決定(法解釈の変更)を示した期日を示す書類はなく「口頭」ですませたという。如何にも厚顔無恥な対応である。急に再燃したこの問題に対しては、野党ばかりではなく、日本弁護士連合会や、検察庁OBも法案反対を表明している。そればかりではなく、俳優、歌手、芸能人にまで、反対の声は高まっていて、500万~600万人を越える反対の声が寄せられているという。それに対しても、菅は「声がある事は承知している」としながらも、「あんなネット上の声は、作為的に1人が沢山の人を粧って出すことが出来るので、あまり信用がおけないのだ」と全く意に介さない厚顔さだ。一方ではIT社会を推進しなければならないと云いながら、SNSでの都合の悪い内容については無視して蓋をしてしまうと言う、何ともちぐはぐで、恥知らずなことである。こんなことがすんなり通るなら、日本は、もはや法治国家の体をなさないことになる。それでなくても忖度、忖度と言われている中、ここまで独裁者を諫める声がないものかと、呆れてしまうほどだ。黒川は過去に、小渕優子の金銭問題を不問に付し、甘利明の口利き疑惑をもみ消し、8億円値引きと、昭恵の関与の森友問題では、忖度し、文書を改ざんしてくれた佐川宣寿を逃すとともに出世させ、獣医学部新設に絡む加計問題でも安部のお友だちの加計孝太郎を見逃すなど、過分の貢献(安部保護)をし続けたのだ。森友、加計問題は未解決であるし、桜を見る会の参加者への前夜祭の税金を使っての「接待」での大盤振る舞いの件も再燃するのは必至だし、更に言えば、IR汚職で、収賄でどっぷりの秋元司もカジノ構想を破綻させないためにも守らなければならないし、菅原一秀の選挙区内の有権者に金品を配った件もあるし、更に更に、憲法9条を骨抜きにするため内閣法制局長官の首を挿げ替えたり、アベノミクスのため意のままに動く人物を日銀総裁に据えたり、NHK会長に安倍の傀儡をごり押しするなど、枚挙にいとまがない。まだある、安倍にべったりだった元TBSワシントン支局長・山口敬之の「伊藤詩織の事件」をストップさせた中村格刑事部長(当時)、福田淳一財務省事務次官の女性記者へのセクハラ、コロナに関係無しとは言えない、和泉洋人補佐官と大坪寛子厚労省大臣官房審議官とのコネクティングルーム問題、など、綻びばかりの安倍周辺だ。近くは、(間に合わないかも知れないが)河井夫妻への1億5000万円もの多額な選挙資金にまつわる選挙違反も揉み消さなければならないしと案件は山積みなのだ。野党は、こうした時期に何も急いで法案を通す必要は無いと、「不要不急」との正論で迫っているが、どっこい、安部にとっては、コロナどころではなく、「黒川」を検事総長に据えて、何もかも無かったことにして、しゃんしゃんと納めたいわけだ。土台意図するところが違うわけで、議論のかみ合おう筈もない。表面上のやり取りだけを追って、国民も「何を言う取るのか?」と極冷ややかに見ているが、安部にとっての緊急課題は、この一点にあると言うことなのだ。正当な人が検事総長の座に付けば、時の総理大臣までも逮捕できる(田中角栄のロッキード事件)ということを知っているだけに、ここは急がなければ自分が危ないと云う事を認識している証左なのだ。これは正に行政の司法介入の象徴だ。法改正案の最後にはわざわざ「幹部については内閣が『公務の運営に著しい支障が生じる』と認めれば、最長3年まで延長が可能」という文言を入れている。語るに落ちている。如何にしつこい国民も75日を過ぎて覚えていたとしても、3年あったら不問に伏せるだろうと云う事が見え見えなのだ。コロナ騒ぎが終わったら、こうした過去の問題が再燃すると踏んでいるのだ。そうした目で、この法案を通そうとする手口を見ていると、事の本質がより見えてくるのだ。現在、中国で発生した新型コロナウイルスは、政府のはなはだしい対応のまずさもあって、日本でも感染者は増え続けている。一体この国はどうなってしまうのだろう。国民誰しもが抱いている恐ろしい不安さなのだ。
2020.05.14
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今日のウォーキングは第1673日目で9013歩だった。最初の3200歩は連れ合いも同行した。今日も兼ねて予定の同期生の食事会をコロナで中止になった。(事前に)ランチをドンからテイクアウトして、孫の家に届けた。中学校は不規則だが今日から始まっているようだ。***繰り返し人類を襲って来た疫病について、そこから何を学べるのか、日経が識者に問うシリーズ記事が6回に亘ってあった。之を見ると、何と世界は疫病との戦いであったことが如実に分かるとともに、私はこの75年間疫病は殆ど自分に関係したことではないと言うくらいに、切実さを以て感じたことがなかった。鳥インフルエンザとか、豚コレラなども、余り切実感がなかった。エボラ出血熱も遠い地球の反対側のことくらいの認識だった。MERSやSARSも今回のコロナのような緊迫感は感じ無かったように思う。最初はドイツ文学者中野京子の描かれた恐怖だ。絵画は好きだが、印象派などと言った癒やされる絵画が主流だ。しかし、他にも「怖い絵」で知られる彼女の紹介する絵は、かなり強烈だ。紹介されているドローネーの「ローマのペスト」は中世初期のイタリアでのペスト蔓延の状況を象徴的に描いたものだ。白い羽の天使が悪魔に命じてローマのある家の戸を叩かせている。戸を叩いた数だけ中の住人が死んでいくという内容らしい。コロナも、こうした戸を叩き回る悪魔がいるのだろうか。紹介されているその他の絵に「死の舞踏」等として、忌まわしい骸骨が踊る絵などがある。また「メメント・モリ(Memento mori)」(死を想え)」という言葉を紹介していた。この言葉は、ラテン語で「自分が(いつか)必ず死ぬことを忘れるな」という意味の警句だ。古代ローマで凱旋する将軍はまさに絶頂期だが、後ろに立つ使用人はこの言葉をささやくことによって将軍に、「明日は今日のままであるかどうかわからない」ということを思い起こさせる役目を担っていたという。この言葉の趣旨は「カルペ・ディエム(carpe diem)」(今を楽しめ)という事に通じているのだとのことだ。連れ合いと中欧旅行に行ったときに、ふと街角の家のドアの上部にこの言葉が書かれていることに気がついて写真を撮ったことを覚えている。今にして思えば、中世ヨーロッパを席巻したペストを思い起こさせる(忘れないでおこうとする)そんな意味があったのだろうかなどと振り返っている。この言葉は、コロナのような感染病が起こる度に思い起こされたようだ。「キリスト教徒にとっては、死への思いは現世での楽しみ・贅沢・手柄が空虚でむなしいものであることを強調するものであり、来世に思いをはせる誘引となった」とのことらしい。産業革命以降世界の先端を走っていたイギリスでは、人口過密と環境の悪化からロンドンでは5人に1人が結核で死んだという。今回のコロナでは、大国米国がその代わりにトップを走っている。文明と恐怖が背中合わせである事を立証しているかのようだ。ノルウェーの画家ムンクが描いた「病める子」はもはや助かる余地のない結核に罹患した少女を描いている。既に結核は過去の病になっているが、コロナが過去の病になる日が来るのだろうか。次は、スラブ文学者沼野充義の文学の力だ。文学となるととんと弱くなる。余り文学作品など読んだことが無いからだ。カミュの書いた「ペスト」の紹介があった。アルジェリアの港町オランを襲った、ペストで、町はロックダウンされる。こういった状況の中、神父は教会を訪れる信者たち対して「このペストはオランの持つ罪に対する神からの罰である」と説いたが、やがて罪のない一市民の幼い息子が感染し、長期間の苦しみののち死亡したのにショックを受けて最初の説教を訂正した。何やら、文明の差こそあれ、現在でも何か通じるところがあるような気がする。今の日本の政府の対応は、何処かしら神父の神頼み的な意味合いが強そうだ。この神父もやがて感染して死ぬが、最後まで神に身を任せたようだ。社会学者の橋爪大三郎は緊急時の社会学で公益性を論じている。100年前のスペイン風邪によって壊滅的な被害を被った中米の島の話を紹介していた。「インディアスの破壊についての簡潔な報告」というその本はたまたま手元にあったので、読んでみると、15世紀スペインがカリブ海諸国で行った残虐さ空前絶後だ。そのしっぺ返しが、今日スペインを襲っているのだろうか。(スペインは感染者数世界2位だ)今回のコロナは自然現象であり、公益重視のために執られた措置に依って生じた損害に対しては、社会全体で負担すべきと述べている。つまり補償だ。これは公益のために払ったコストへの埋め戻しだというわけだ。この問題は何度も、誰もが主張しているのだが、政府は(自分の金でも無いのに)出すことを渋っている。一体何人の命と引き替えに、ほころびた体裁をとり繕うとしているのやら。更に記号学者の石田英敬の病の表象を見るだ。何やら分かり辛い言葉が続くが、今経験していることは文明のシステミックな危機だという。コロナウイルスの感染は人類の文明による環境破壊の結果だという。そして、生物学的な危機が経済危機を誘発していて世界史を逆回転させているという。今この状態はエポケー(ギリシャ語で、何一つ確実にして決定的な判断を下すことはできないという懐疑論の立場から、判断を下すことを控える態度をいう)だという。経済とテクノロジーを一旦停止して根源的に考え直すときだというのだ。学者というのは、こういった発想になるものかと感心する。歴史学者池上俊一は西洋史に学ぶで、ボッカチオの「デカメロン」でのペストの惨状を伝えている。ヨーロッパはこうした疫病が14世紀から18世紀の4世紀に亘って、10~12年毎にペストが再来したと書いている。コロナも、早期にワクチンなどが出来なければ、とんでもないことになりそうだ。こうした疫病には、麦角性壊疽だとか、ハンセン病、コレラ、梅毒、エイズと枚挙にいとまが無い。然し、今はその当時から比べると、医学も進歩している。克服できるはずだ。病気には本来道徳的な意味など無く、只その時の文化や社会が不可逆的に歩んでいく進行を早めただけだという。デカメロンの悲惨なペストの表現は最初だけであり、その後は明るいルネサンスを先取りしたものになっているとか。建築評論家の五十嵐太郎は変わる建築という標題で、監獄船の紹介をしてる。イギリスから囚人を乗せてアメリカに運んだり、オーストラリアへ運んだりしたようだが、監獄の収容人数が足らなくなって、河川や海岸に係留されたものも多かったという。衛生状態が悪く換気が十分でなく多数の死者を出したという。なんだか、豪華客船ダイアモンド・プリンスのことを思い出してしまう。監獄船は超高層のビルを横倒しにしたような巨大な構造物であり、十分な換気が成されないのが通常のようだ。換気が大切だ。超豪華、近代的なクルーズ船も、十分換気が成されているようで、案外閉塞的なのかも知れない、空母での感染がそれを裏付け補強している。最後は中国文学者の加藤徹で、中国の歴史を引き合いに出す。中国数千年の歴史は疫病に対する戦役の繰り返しだったという。京劇など中国の芝居が騒々しく、ドラやチャルメラ太鼓などを叩くのも、こうした疫病を駆逐する意味があったとのことだ。「疫は役なり」というのは戦役を意味し、「殳(たてぼこ)」を手に持ち遠征することで「疫」には遠くまで広がるイメージがあるという。「疫病」は正に広がる病で、不吉なのだ。中国と疫病はなんだか深い因縁があるようで、少々複雑な気持ちになる。
2020.05.13
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今日のウォーキングは連れ合いと同行で、第1672日目8127歩だった。連れ合いは6000歩ほどで先に帰宅した。薬を貰うために連れ合いの用を兼ねて楠薫堂へ代理で出掛けて貰った。整形外科で貰っていた薬も出して貰えた。コロナが治まるまでは出来るだけ通院はしたくない。***コロナの感染が新興国で急増している。ここで言う新興国にはロシア、ブラジル、イラン、インド、メキシコが挙がっている。新興国の新規の感染者数が5月に入って先進国のそれを上回った。医療体制が整っていないところに、経済再開に急ぐ余りに、感染爆発の恐れがあるとのことだ。5月11日のこれらの国の感染者数と死者の数を挙げてみると、それぞれ、ロシア(209,688/1915)、ブラジル(162,699/11,123)、イラン(107,603/6,640)、インド(67,259/6,640)、メキシコ(35,022/3,465)となる。ロシアは病院や群で集団感染が相次ぎ、9日まで7日連続で1万人を越えた。ブラジルは新規感染者が1万人を越えることもあり、1日当たりの死者は米国に次ぐ世界2位になった。サンパウロなど大都市の貧困街で外出命令を無視して営業を続けている店が少なくなくて、感染は拡大している。加えて、ボルソナロの自暴自棄(ただの風邪だ働け!)と言った対応が之を助長しているのだ。アフリカでも感染者の急増が懸念されている。WHOによる累積感染者数は4万人を越え、死者数は約1300人だが、このまま対策を取らねば、1年間で最大4400万人が感染し、死者は19万人になる可能性があるという。予測の計算式など明らかではないのだが、現状の数字が、かくも拡大するものかと只驚くばかりだ。因みにアフリカ疾病対策センター(CDC)の4日の集計だと、アフリカ全体の新型コロナの感染者数は約4万5000人で、死者は約1800人だとしているから、そこまで数字が爆発するものか心底驚きだ。中でも、南アやカメルーンの感染拡大が大きいようだ。12日の報道によると、ガーナの水産加工場では、1人から533人が感染するという異常事態が報告されていて、そんなことが各国で考えられれば、爆発もありうるのだろう。新興国では医療設備が脆弱故に一旦感染すれば、死亡する確率が高いとされる。新興国のGDPに対する公的医療関連支出は、先進国の平均8%に比べて最初に挙げた上記5カ国では6%を下回っている。ブラジルでは憲法で公的医療機関を無料で受けられると決めてあるが公立病院が少ない。更に、富裕層向け病院では集中治療室(ICU)に空きがある一方で、低所得者層が適切な治療を受けられずに死亡する事態が相次いでいる。イランはコロナ発生当初は極めて高い数字であったが、その後は、米国を下回っている。然し乍ら、米国の経済制裁の影響で、医療設備が整わず、人工呼吸器やマスク、ガウンなども不足している。インドでは、この所感染者数が拡大の途上にあるものの、経済活動再開の要求が強く、一部では経済活動再開を認める動きもあって油断を許さない。ロシアも、経済活動を徐々に緩和していくようで、モスクワでは建設業や製造業の動きを認める方向だ。ただでさえもコロナ禍でプーチンは苦況だ。彼が掲げた強いロシアは、原油価格の急落やコロナの影響もあってずたずたになっている。5選を目論んでいるがどうなることやら。ここに来て、感染者の急増にも手をこまぬくばかりだ。こうした新興国に共通の問題は、十分な補償が成されないために、国民の不満が政府に向かい事を恐れての緩和の動きであり、こうしたジレンマが根拠が薄弱なままに、規制の緩和に向かわざるを得ない動きになるようだ。闇雲にこうした動きを許してしまえば、世界的なコロナの爆発的な蔓延はブレーキが掛からなくなって、やがて、先進国への跳ね返りも大きくなってくるであろう。疫病に関しては、世界(地球)レベルで考えなければ、米国のような自国優先主義が通用しないのだ。過去に何度もこのような疫病によるパンデミックを経験しているが、世界は少しも学んでいないように思えてならない。新興国とまで届いていないのか、フィリピンのコロナ動静は余り報じられない。それなりに対応しているのかと思いきや、5月10日時点で、感染者は10,794人、死者も719人だという。それに対して、ドゥテルテ大統領と議員200名は給与1ヶ月全額寄付しているという。議員は寄付に合意したとあるが、ドゥテルテに脅されたわけでもないだろう。安倍も、率先して、もう少し身を切るような事を講じたらどうかと思う。何しろ総てが遅く、後手後手に回っている。このどさくさに紛れて、黒川を延命させることを敢えて宣言している。自分のことしか考えない国の宰相は他にもいるが、これほどわかりやすい人間もいない。もう、此所らで降板して欲しいところだが、10万円の給付金で少し人気が上がったようにも聞く。これとて、全く人のアイデアで勝負しているわけだが、此所らでドゥテルテを見習って、1月からの歳費など、全額寄付するくらいに発言すれば、人気はぶり返すかも知れない。まぁそんなことは天地がひっくり返ってもないことだろうが。ドゥテルテは国民が自宅待機を破った場合、警官らが射殺も辞さない事態が有り得ると過激な警告をする反面で、身を切る覚悟で痛みを分かち合おうという気概が見える。なかなか届かないマスク2枚でお茶を濁そうとするやり方とははっきり差が見える。安倍の内心はボルソナロ的発想であり、後世の人は、安倍をどのように評価するのか、考えたことはないだろう。又愚痴になって仕舞った・・・。
2020.05.12
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今日のウォーキングは連れ合いも同行して、第1671日目、8560歩だった。連れ合いは6000歩辺りで帰ったが、その後私は追加歩きをした。***個人データ把握は怖くないというマイナンバーを肯定する論評が日経にあった。日本のマイナンバーカードの普及率はまだ20%に届かないという。私もカード申請用の通知書は持っているが、カードそのものは持っていない。初期の手続きが、物々しかった記憶があり、なくても特段に不便ではないので、そのままにしている。新型コロナで、全国民に一律10万円の「特別定額給付金」が配られることになったが、マイナンバーカードがあれば、早く支給されることになると云う。なくても郵送で処理できるようだからまだカード作成への重い腰が上がらない気分だ。この機にカードを作ろうとする人たちで役所の窓口は混雑していて三密を作り出しているとも聞く。何やら本末転倒の気がするが、ルールなら致し方ない。マイナンバーカードと言えば、直ぐに、個人情報の一括化、そして情報漏れ、管理の強化といった悪のイメージがついて回る。勿論そのようなことはないのだろうが、兎も角、今の政府に、個人的な情報を皆握られてしまうと考えるとどうも気が進まない。落ち着いて考えると、政府そのものに信頼が置けないという点に尽きるのかも知れない。之について論評は政府が信用ならないのなら、我々に与えられた権利の参政権を行使すればいいという。確かに、中国と違って、我々はその権利を持っているが、あれ程嘘を続けた安倍を未だに政権の座に座らせておけとは、国民の大半は思っていないのだが変えられない現実がある。また、一方では、コロナのPCR検査についても、正確な陽性比率の集計を出そうにも、地方(各地)からの結果が、何と電子化されておらず、メールの使用は不可で、ファックスや電話で送信し、手書きで集計していると言うからあきれた。ITだ、IoTだ、AIだと狼煙はバンバン上がるものの、当の集約すべき役所が旧態依然としているわけで、全く話にならない。特に日本のIT担当相(竹本)自身が「はんこ議連会長」とのことで、如何にも出遅れ感が否めない。また、ついでではあるが、パソコンを使ったことがないというサイバーセキュリティ戦略本部副本部長(桜田)が究極管理する(辞めたが)となれば、データの漏洩など誰がチェックするのだろうかと訝る。これらの大臣を任命したのが安倍であり、それを「適材適所」と言ってのける辺りは、もはや何をか況やだ。さて日経で言うマイナンバーカード推進論調では、ロンドンでの体験を引用している。役だった例としては、駐車中の車が他の車に当てられたが、後で連絡をくれと名刺がワイパーに挟んであったと言うことだ。街中の防犯カメラで監視されているので、逃げおおせないと自己申告を促したと云う事だ。之って人によるのではないだろうか。苦々しい体験の方は、来客をホテルに送りに来て、指定の駐車場に止めていたところ、駐車違反の切符を切られたとのことだ。所定地域内のつもりが、前のタイヤが枠から数十cmはみ出していた証拠写真が添えられていたとのことだ。之がマイナンバーや監視システムの利点だというのは何かしら腑に落ちない。クレームがあればネットで申し出ろと言うが、所詮数十cmは動かないという。之ってマイナンバーに繋がる事象だとは思わない。スピード違反の摘発も何台ものカメラで言い逃れできないように均一化して取り締まれるし、社会の公正化が計れるとのことだが、これもマイナンバーとはかけ離れている。なるほど給付金手続きが早くなると云う事は、頷けるかも知れない。然し、これとて通知票で、ちゃんと番号が知らされていればそれだけで済むことだと思うのだが。世帯当たり30万円の時も、各人の雇用形態や所得を公権力がマイナンバーで把握し、番号からそれぞれの預金口座情報をたぐり寄せられれば、真に助けが必要な人はとっくの昔に現金を手にしていたとあるが、これは便利のようで、甚だ怖い内容を含んでいるとは思わないのだろうか。マスクが適正に配られない、(今も配られていない)事についても、他に理由が存在しているわけで、そもそも役所はアナログを脱し切れていないと云う事だろう。これもマイナンバーカードに直結するのは筋違いだ。最後の要諦としては、公権力による個人データの把握をどう考えるだが、人権のとらえ方にあらわれるとしている。ここからが主張のポイントだろう。「人権を自由権、社会権、参政権に分けると、自由権は『公権力からの自由』、社会権は『公権力による自由』に換言できる。カメラの例にあてはめれば、日々の行動を監視されるのはご免だというのが自由権、犯罪やテロを抑止するためにくまなく見張ってほしいというのが社会権である」なるほどそうだが、それを、ICチップを埋め込んだマイナンバーカードにして何の安心かと云う事だ。東日本大震災で、津波にのみ込まれた沿岸の病院から避難所にかつぎ込まれた高齢の患者が、常用する薬の名を思い出せない人が多数いて困ったとのことだ。カードだって流されたらお終いではないか。個人が特定できれば、一定のデータは、たどれるようにしておくのは意義があるかも知れないが、それが、個人の持っている全情報を記入したモノでなければならないと云う事には成らないはずだ。マイナンバー創設のきっかけになったのは、第1次安倍政権の2007年の「消えた年金記録問題」だった。年金の支給漏れを二度と起こさぬようにするために番号制度を再構築して保険料の納付記録を公権力がきちんと管理することだった。そうだとしても、この問題は一重に社会保険庁(これも厚労省)の怠慢でしかなかったわけだ。何もかも、役所側の不備をマイナンバーに繋げるのは極めて危険だ。韓国で、感染者の行動をトレースできるシステムで成功したという。特別なアプリを国民の同意の下に使うなら、それはそれで意味があるだろう、然し、中国のように、総て共産党によってがんじがらめに監視されて過ごすことを引きかえに便利さを選択することは考えられない。
2020.05.11
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今日のウォーキングは第1670日目で8726歩だった。夕方には、連れ合いと散歩を兼ねてマンボウから生協を回った。***免疫力で感染を防ぐという記事があった。新型コロナウイルスに効く免疫は出来るのだろうか。白血病を克服した友人がいる。免疫力を高めるためといって、京都の酵素浴とやらに繁く通って居た。そのお陰か、再発は免れたようで、何よりだ。免疫力というのは凄い力がありそうだが、コロナは、この免疫力をかいくぐって人体に侵入してきている。人間はこうした病原体から体を守るために、免疫という壁で守っているのだが、それには2段階の防御態勢がある。1つは、「自然免疫」というもので、病原体が入ってきたときに最初に働き始める。自然免疫は血液中に含まれるマクロファージや好中球、樹状細胞などが対応する。「食細胞」と呼ばれ、侵入したウイルスや細菌を食べてしまい、体外に排出する。新型コロナウイルスでは、この食細胞に当たるのが「BCGワクチン」では無いかと言われている。BCGを接種する国での発症数が少ない故だ。子供の頃にツベルクリンやBCGを打った経験がある気がするが、定かでない。BCGはウシ型結核菌を用い、毒性を弱めてつくった結核菌に対する免疫をつけるためで、免疫の効果は15年くらい有効だとのことだ。そうなると、受けていたとしても、もはや時効のようだ。ともあれ、BCG接種制度のあるのは日本、中国、韓国で、米国やイタリアにはない。また、フランスやスペインは導入したものの過去に中止している。そこで、これらの比較のために、現在の上記各国の発症率(全国民に対して)と死亡率(発症率に対して)を書き出してみると、日本(0.012%/ 4.0%)、中国(0.006%/5.5%)、韓国(0.021%/2.2%)に対して、米国(0.390%/6.0%)、イタリア(0.359%/13.9%) とそういった傾向が見られなくは無い。因みに途中で中止した国は、フランス(0.271%/14.9%)、スペイン(0.507%/11.1%)と、これも頷ける感じだ。(但し中国の値は一寸眉唾の感がある)然し乍ら、このことは公式的には認められていない。ではもう1つの免疫の働きは「獲得免疫」だ。血液に含まれる樹状細胞などが病原体を取り込んで、ペプチド(たんぱく質の断片)に分解。樹状細胞がこのペプチドの存在をヘルパーT細胞に示す。そして、ヘルパーT細胞は更にその特徴を「キラーT細胞」や「B細胞」と呼ばれる他の免疫細胞に伝える。この情報を受けて、キラーT細胞は標的の病原体に感染した細胞を攻撃し、B細胞は「免疫グロブリン」と呼ばれる抗体を作り出して病原体の働く気を押さえ込む。要は異物の存在を感知して警察に知らせ、警察が之を排除するといったイメージだ。免疫グロブリンには5種類ほどあるようだが、IgMは感染した初期段階で産生される抗体であり、IgGは血中にもっとも多量に存在している抗体だ。この間テレビで紹介していたのはIgMが検出されれば、今回感染したことになり、IgG検出されれば、以前から抗体を持っていたことになると云った見分けが出来るという。こうして、6~7割程度の住民が抗体を持つことになれば感染の拡大を防ぐ「集団免疫」を持つことになると云う。一旦感染して獲得免疫を得られれば、その後数年~数十年間体内に抗体が出来ワクチンも効果的に効くという。ともあれ、ワクチンが出来れば(コロナの場合、まだ正式にはない)之を投与することによって、抗体を作らせて、感染症に対抗すると云う事だ。「集団免疫」については、イギリスでは、当初、「十分な数の人が軽く発症し、免疫をつける」という方針で、多くの人が集まるイベントの禁止や移動制限などの厳しい措置を採用しないことを選択した。集団感染取得戦略を採ったわけだが、早々に諦めたようだ。それというのも、新型コロナウイルスのリスク(死亡率など)がそれほど高くなければ、ウイルスを野放しにして早々に集団免疫を達成出来ただろうが、実際にそうしたシナリオをとった場合、入院や集中治療を必要とする人が大量に発生し、医療崩壊を起こすことが分かったからだ。朝令暮改的に戦略を変更したイギリスだが、第2波、第3波の感染を考えると。こうした集団感染を考慮することも、意義のある事だという。集団免疫とは何かだが、ウイルスはひそかに感染する。変装して宿主の細胞に侵入し、免疫が反応するより早く活動を始める。細胞は、病原体がいることに気が付くと、免疫系に向けて警報を発する。しかし、ウイルスは一足先にスタートしているため、免疫系が追いつく前に増殖し、新しい宿主に感染することができる。細胞の中でウイルスへの免疫反応が開始されるには24時間程度かかり、本格的な免疫反応が起きるまでには、さらに3日ほどかかることがある。そうすると、わずか8時間程度で自己複製できるインフルエンザのような呼吸器ウイルスにはなかなか対抗できない。しかし、2度目になると、免疫系もそう簡単にだまされないで、一度侵入者を退治した経験を生かしてその病原体専用の武器を用意しておき、再び現れた際に直ちに対応できるようになる。しかし、集団免疫が獲得されるには、集団の中で感染症の免疫を持つ人の割合が必ず一定のレベルを超える必要がある。即ち、少しばかりの数では集団免疫が獲得されるということはないのだ。 再生産数(1人の感染者が新たに感染させる人の数)が平均1人未満になった時点で初めて、その集団は集団免疫を獲得したということになるが、感染が全くなくなるわけではない。拡大を防げられるということだ。いずれにしても、全人口を感染症にさらして、一定の死者を伴った後に、生存者に集団免疫を獲得させるというのは危険なやり方だ。一般的に集団免疫を目指す場合は、感染ではなくワクチンを使って行われるのが至当だ。そのワクチンが、まだ手探り状態だから、厄介なのだ。当面はレムデシビルやアビガンに期待を寄せることにしよう。
2020.05.10
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今日のウォーキングは第1669日目で8381歩だった。今日は連れ合いも同行してマンボウから、ふれあいセンターを越えて、百山の団地までを往復した。連れ合いは、6000歩くらいで先に帰っていった。明日は「母の日」姫や太郎君のお嫁さんから連れ合いに続々とプレゼントが届いた。また、夕方には、太郎君も孫と一緒に母の日の花を持ってやって来た。***「ところで、アベノマスクって来たかな?」「それって、なに??」「みんな忘れてしまったのかなぁ。結局200億円、どぶの中か!」「郵送料も含めて466億円とか言ってたよ」「いやいや、誰か関係者(残りの1社)は確実に儲けているから、どぶの中ではないよな」「確か2億枚生産は直ぐみたいにホラ吹いていたけど・・・」「だから、辻々に5倍くらいの値段で出回っているだろ」「言うは易し、行うは難しってところか。」「届いたところもあるようだが、虫とか入っていたり、カビが付いていたりだってさ」「形と枚数だけ整っていれば、少々構わんと言ってた様だがからな」「俺も見たことあるよ、バングラかどこかで、土間に並べながら作っていた動画を」「1世帯30万円はくれるのかな?」「何を言っているのだ、それは取り止めて、全国民一律に10万円配るんだよ」「それって来た?」「8月、もとい8日から開始で~す。」「これは来るんだろうな?」 「役場で申請するのに3蜜をくぐらないと駄目かもね」「最初、タマネギおじさんは、山口の提案した10万円案を『一律10万円はやり過ぎだ』といっていたが、安倍が同意したとたんに『国民に我慢を強いてきたことへの癒やしの為には良い決断だった』と豹変したらしいよ」「タマネギおじさんって、誰のことだ?」「知らないのか、日本一の政治評論家だよ」「あーぁ、あのスシローって奴のことか。安倍べったりだからな」「ところでコロナに掛かったら俺たち年寄りは死ぬだけか?」「いやいやおかしいと感じたら、保健所に電話したら見てくれるってよ」「確か、37.5度以上の発熱が4日以上続いたら電話する権利があるんだって」「それまで待ったら死んでしまうじゃないか?」「お前、トリアージて言葉知ってるか?若い奴は生かすが、年寄りや死にかけは死んで貰う方が良いらしいぞ、何せ医療崩壊って、病院が潰れてしまわないようにしているんだ」「馬鹿なことを、加藤は、37.5度出なくても電話しても、良いって言ってたよ」「そんなことない、確か、37.5度って縛りがあったよ」「加藤は、そんなこと言ってないってよ、誤解しているだけだって、言ってたよ」「そんなアホな、それまでに死んだ奴は、運が悪かったって事か、それとも、死んだのは誤解していた奴なのかなぁ、確か良純も怒っていたけどなぁ」「橋下なんか、『新型コロナでおかしいと思っても、軽症者は自宅で寝てろ』とバシッと言ってたじゃないか」「でも、本人は一寸発熱したからって、医者に行ったらしいよ」「そりゃそうさ、自分は別だろ!話は一般論だよ、だって、あいつには家族が多いしな」「なんで橋下は検査を増やすのが駄目や云うてるん?」「そりゃ、検査して、陽性やったらとにかく医者へ行きたがるからだって。人は皆そんな心理状態になると云うのが自論らしい。そしたら病院がパンクするからや」「結局、ホテルなんかに隔離するという発想がなかったんやろな。猪突猛進、アジ男やからな」「そやけど、安倍は検査増やす言うたんやろ。なんで増えへんねん。」「厚労省のトップの医者達が、一般に任せたらでけへんと言うとるらしい。何時も上から目線や」「上から目線の話やけど、吉村が『今後は発信に気をつけます。ご迷惑おかけしました』と西村に謝ったの知ってるか?」「緊急事態宣言の延長に関してやろ?あれは、府知事の権限を明確に認めさせる方便なんやろ?」「そんな見方もあるが、あの西村の怒りようは、尋常じゃなかったな。『俺の方が偉いんだ!』的な、ゴリラのマウンテンスタイルだな」「いやはや、この時期に、何を張り合ってるんやろか」「然し、吉村はちゃっかり、実を取っている感じもあるし、吉村の評価は上がったな。世間の声を察して、西村は直ぐ擦り寄ったしな」「それにしても、安倍は指導力が無いというか、最近は支離滅裂だな」「マスクもそうだし、PCR検査も増やすと良いながら追っつかない」「どうやら厚労省の技官達が云うことを聞かないという感じだな」「忖度され慣れてるから、自分からはどうしようもないのかなぁ」「記者会見だって、プロンプターを見たり手元の書類を見たりで、読んでるだけだし、それってみんな役人が書いたもんだしな」「然し、読むのも間違ったり、『~してまいります』も『まぁります』とか、言葉も正確に言えない感じだな」「昭恵が大分に三密旅行をしていたことも擁護せなあかんし、森友も、桜を見る会も、憲法改正も、皆ごちゃごちゃになってるから、それはそれで大変らしいで」 「あの丸山がコロナ困窮者の気持ちを逆なでしているな」「丸山ってあの、戦争して北方領土を取り返せといった奴のことか」「政治家は1年間に渡って給料を2割削減といっているが、月手取り80万円が63万円になったくらいだと言うとる。加えて、その他に領収書不要の月100万円の文通費、政党交付金は変わらないんだって」「二階なんか、何だかだと今回も8億3270万円貰って、収支報告書への記載も必要ないんだってさ」「何しろ上級国民だからな・・・」「たけしも、『半分金返せ』とか言うとるけどな。海外の政治家とはラベルが違うって事か」「兎も角、もう少し真面目にやって欲しいよな」
2020.05.09
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今日のウォーキングは第1668日目で8143歩だった。網戸をなおすために、連れ合いとトモに、コーナンに出掛けた。結構な人が出ていて驚いた。食料品をコープで仕入れて帰った。留守中に友人が、自宅で取れたエンドウとタマネギを玄関に置いてくれていた。ありがたいことだ。***一帯一路がコロナで停滞している。尤もなことだと思うが、それでも中国は虎視眈々と、世界戦略を図っていると云う事だ。インドネシアの高速鉄道建設工事が中断している。首都ジャカルタと主要都市バンドンを結ぶ高速鉄道(約140km)の工事だが、インドネシアが新型コロナの感染抑制のため、3月以降、外国人の入国を厳しく規制しているためだ。現地人を使用しない中国独自のやり方なので、中国人労働者が建設現場にたどり着けないのだ。インドネシアの担当調整相は工事再開の時期は感染状況が安定してから話し合うとしている。いわば当たり前の処置だが、中国は身から出た錆というところだろうか。トランプは武漢の研究所が発生源だと言うし、中国は米国の海軍が運んで来たものだ等と、互いに責任を押し付け合っているが、私は、武漢の海鮮市場発ではないかと思っている。ともあれ、工事が止まると、日本も含めての外資は投資計画を変更せざるを得なくなる。完成予定とされる2021年は延期せざるを得ない状況だ。インドネシアは人口が世界4位の2億7000万人で、東南アジアで最大の経済規模を持つだけに、中国が「一帯一路」の重要国と位置づけてきた。タイも、ラオス経由で中国に至る高速鉄道の工事契約を従来の5月から10月に延期した。対象になるのはタイの首都バンコクと東北部の主要都市ナコンラチャシマを結ぶ約250kmの主要区間だ。こちらの方は、中国側が優先順位を下げた様で、タイからのアプローチに対して中国側が連絡に応じてこないとのことだ。また、ミャンマーでは中国国有企業と香港企業による火力発電所の建設工事が遅れている。中国側の事情に加え、新型コロナの影響で資材調達が思うように進んでいないという。同様にカンボジアでも中国企業が建設する火力発電所が予定の5月には稼働できない見通しだ。中国のコロナ関連の人数は、恐らくなんらかの誤魔化しを内在しているという感じだが、とりあえず対外的に武漢のロックアウトを止めて、活動を再開したかの如く振る舞っている。米ホプキンス大の発表するコロナ感染者や死者数は感染者数こそ、少々の増加はあるものの死者はぴたりと止まるという一見奇っ怪な報告となっている。遅れた全人代を開催するに当たって、習近平の面子に掛けて、周りが忖度したのであろうか。中国共産党は一帯一路の推進を確認したものの、国内経済復活を優先しなければならず、当面は東南アジアのインフラ整備は遅らせざるを得なくなっているようだ。中国が一帯一路に沿った57カ国(対象国がもうそこまで拡大しているのかという感じだが)で請け負う工事の新規契約額は1~3月が計262億ドル(約2兆9千億円)となり、前年同期比14%減だった。中国人民大学の金燦栄教授が言うには、重要な順から言えば、「第1は国内経済の回復、第2に周辺国家との協力によるサプライチェーン(供給網)の回復だ」と指摘している。流石の中国もコロナ禍には勝てないというところだ。ここで、世界の動向を無視して工事を進めたとしても、経常収支の黒字は伸び悩み、トランプからは正に貿易戦争をも辞さないといったあおりを受けており、この際は、資金流出を抑えなければならないと踏んだようだ。そもそも一帯一路政策には輸出主導で膨らんだ黒字を対外投資という形で「還元」するという表向きの目的がある訳で、闇雲に工事を進めていく訳にもいかず東南アジア諸国の思惑を受けなければならないと決断したようだ。東南アジアに取ってもこれは致し方のない停滞であり、推移を見守るしかないようだ。東南アジアのコロナの感染者と死者を見る(どれも最新ではない)と、タイは、4月14日に発表した、感染者2613人、死者30人。ミャンマーも同日の感染者62人、死者3人、ラオスも感染者19人、死者0となっている。カンボジアは4月21日で、感染者122人、死者は0となっている。(米国などの数字を見慣れているから少ないとの印象だ)また、中国が一帯一路の名の下巨額の資金を投じてインフラ整備を進めている別のターゲット地方としてアフリカがあるが、ここでは、インドが人道支援の下、食い込もうとしている。アフリカはコロナ終息後を見据えた中印の競争の場となりつつある。洪水で甚大な被害が出たマダガスカルではインドが海軍の艦船を派遣して救援物資のコメを600トン運び込んだ。之までもインドはアフリカへの人道支援を行ってきている。地図を広げるまでもなく、インドはアフリカに近く、中国はそのインド越しと云う事になる。中国がアフリカと緊密になればインドにとって不都合である事は地政学的にも容易に理解できる。中国にとってアフリカは一帯一路の戦略上のキーになっている。既にケニアのナイロビ~モンバサ間鉄道やタンザニアで既に開通しているタンザニアとザンビア間の鉄道などで深く浸透している。一方では、過剰な融資を受け入れたが為に「債務のワナ」に陥っているケースもあり、そろそろアフリカでも中国の底意が理解されているところもある。WHOのテドロスのエチオピアでは早速、コロナ支援で、中国から医療物資が届けられている。3月22日、中国から届いた医療物資を腕に抱えたエチオピアの保健相らの笑顔は象徴的だ。しかし、アフリカの医師2人の証言に依れば、中国は表向き、医療器具を送って感染封じ込めに協力しているようだが、器具の精度(医療支援の質低い)などに疑問があるという。また、過去の巨額融資の返済猶予などについては中国からの具体的な言及はなく、中国への不信は民衆にも浸透しているようだ。カメルーンの医師は、中国から検査キットが届くものの、感知レベルがとても低く、得られた結果は事実とかけ離れている可能性があるとの問題を指摘し、「中国はアフリカを静かに買収してきたが、そのためにアフリカは不安定になった。私たちはいま、そのことに気付いた」と語っている。一帯一路を進める中国は2000年以降、少なくとも1430億ドル(約15兆3000億円)をアフリカ諸国に貸し付けたとされるが、ここに来て、「債務のワナ」が徐々に顕在化している。ナイジェリアでは、中国から医療器具のほかに15人の医師が派遣されているが、「サービスの質は低く、技術者は欧米に比べて優秀ではない」ということだ。また、「国民は中国を信頼していない。政府は国民が望まない条件で融資を受けた」と中国の政策を批判している。中国の対アフリカマスク攻勢(支援)もこうした一環であり、その品質などについては、甚だ疑問の残るところだ。日本でさえも、アベノマスクの品質について、安倍の取り巻き(今井―佐伯)辺りが、「数さえ揃えばそれで良い」といったようだが、それに輪を掛けるくらいのことは平気なのだろう。
2020.05.08
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今日のウォーキングは第1667日目で8026歩だった。連れ合いと2人で、食品の買い出しに松坂屋に行った。連れ合いは頼まれていた孫の本も買って届けた。今日は、太郎君夫婦は出勤のようだ。孫達に食事を届けた。我々も、一寸贅沢をと、石川からテイクアウトして帰った。***コロナ禍が原油市場に多大な影響を及ぼしている。日経のAnalysisに再び取り上げられていた。原油価格の変動は、中東の情勢に依るところが多く、紛争が起こる度に石油危機が叫ばれ、結果原油が高騰するというパターンだ。そして事態が沈滞化すると、価格は又元に戻ると言った事を繰り返してきた。日々の原油価格の決まり方は、むしろこうした要因よりも、投機筋の思惑によるところが大きいという。市場の原理から言えば、世界の需給が価格を決めるわけであり、それはとりもなおさず需要側としては世界経済の動きに起因する。従来は、欧米や日本の先進国経済が之を牽引していたが、今は中国を軸にした新興国の経済状態に依るところが大きい。一方の供給側は、サウジアラビを中心にしたOPEC加盟国の動向がカギを握っていた。こうした秩序が、徐々に崩れ始めている。世界最大の埋蔵量を持つベネズエラの混乱やカタールのOPEC脱退などでOPECの影響力は減退し、非OPECのロシアなどの勢力の台頭に加え、アメリカのシェールオイルの産出などが絡んできて三極化になってきた。このように、石油価格がOPECの動向に一元化されることがなくなってきて、中東依存は、日本や韓国、中国、インドなどのアジア諸国に限られてきた。又もう1つの要因は脱石油の動きだ。欧米を中心にガソリン車の規制が強化され、又地球環境を見据えた再生可能エネルギーへの流れ等が、石油産出国へのプレッシャーとなっている。サウジアラビアではサルマン皇太子による脱石油計画サウジ・ビジョン2030はこうした流れを端的に物語る。私はサウジのジェッダで生活をしたことがあるが、国民はすべからく石油の恩恵を受けていて、悠々の生活を送っているのを目の当たりにしてきた。汚れ仕事や、下層の仕事などは、外国人労働者に頼る事で成り立っていた。それもこれも石油を産出しての話であり、その石油が順当な(産出国にとって)価格でないと成り立たない。石油産出国(中東)の石油依存度は、UAEやサウジの60%前後は低い方で、他は70%を越え、イラクに至っては89%を石油収入に頼っている。石油価格の動向が即ち国家財政に直接的に影響を及ぼす構造になっていると云う事だ。何度も理解してきたことであり、当事者であるサウジが、国家プロジェクトに重きを置く所以でもある。前にも学んだが、石油生産コストが中東一極の時は比較的売手市場であったところ、三極構造になった今では、石油価格の損益分岐点(ブレークイーブン)となるべき価格(1バレル当たりの油価)の高低が、即国際競争力に反映されることになり、国家の財政そのものが、この損益分岐点を巡る争いになってくるのだ。こうしてみると、OPECプラスが減産を話し合う内容についても、見方が解ろうというものだ。中東もロシアも当面のターゲットをアメリカ(シェールオイル)においている訳だ。前にも書いたが、1バレル当たりの損益分岐点価格は、サウジアラビアは83.6ドル、UAEが70ドル、イラクは60.3ドルに対し、ロシアは42.4ドルであり、当面のアメリカは50ドル前後と云う事で、低価格に対する体制は今のところロシアが勝っている。消費国は油価が安いにこしたことがないが、産油国側としても、高ければ高いほど良いというわけでもない。消費国の脱石油や、産油国同士(特にシェールオイルを考慮した形での)シェア争いが、加味されるので、単純には行かないわけだ。産油国としては個々の国柄も加味して、石油収入が最大化できる油価を探すことが課題となる。サウジの目指す脱石油に関しても、それを成すためには石油が必要になるというジレンマがある。石油収入が増すと国民はぬるま湯に浸ってしまい、収入が減ずればたちまち政府(王族)への不満が高まり政情が不安定になると云ったことも考えられる。コロナ禍で、世界の需要が一層減少する中、産油国側の大混乱が想定されることもあり、事態は逼迫している。原油依存が続くロシアでも、現在はプーチンの威信も揺らぎかねない事態になっているようだ。特にコロナ禍で、原油需要が減少し、貯蔵タンクが満杯になってマイナス価格を付けたことは記憶に新しいが、そもそも今年の初め(1バレル60ドル)から価格は急激に低下し初め、3月末には15ドルにまで急落したのだ。2000年以降ここ20年の原油の価格が急落したエポックとしては、1つ、2001年の9.11米同時多発テロ事件、2つ、2008年のリーマン・ショック、3つ目としては2014年の中国の景気停滞とサウジの増産継続が挙げられる。今回のコロナショックは第4回目の危機という格好だ。9.11テロでは29.95ドルから17.50ドルまで急落、リーマン・ショックでは145.31ドルから30.28ドルへの大暴落であった。之に対して、2014年の場合は、アメリカがシェールオイルの生産を拡大させた事に対する対抗措置として、サウジ(OPEC)がシェアをキープするために増産を継続した事による急落であった。この時、中国の経済低迷と相まって105.23ドルから44.08ドルになった。コロナショックでの急落は今までの要因とは異なっていて、回復するには経済が元の活力を取り戻すか、アメリカのシェールオイル生産が立ちゆかなくなってしまう縮小均衡でしかない。前者は、まだコロナの収束が見えず、不安定であり、治療薬やワクチンが開発されなければ見通しすら立たない。最後に、このような原油需要の抑制が、地球環境(排出ガス減少)に繋がって、地球規模での経済と環境の均衡を考え直す機会になるのではと結んでいる。
2020.05.07
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今日のウォーキングは第1666日目で8830歩だった。雨も上がったので、夕方少し暗くなってから連れ合いと少しマンボウからJR脇道往復の散歩をした。***新型コロナが衰えを見せない中、過去最大の猛威を振るった100年前の「スペイン・インフルエンザ(風邪)」のことが書かれていた。私など名前くらいしか知らなかったが、それは、今回のコロナよりも更に影響の大きいものだったようだ。発覚は1918年3月、米国カンザス州の陸軍基地で始まった。インフルエンザの症状を訴える兵士が続出し、3月だけで233名が発症、うち48名が死亡したのだが、この時点では特段注目されることはなかったという。(初動の遅れだ)今回の習近平が隠蔽した様な段階だったのか。その後この新型インフルエンザは世界中に拡散していった。そして秋以降になって第2波が襲ってきて、最終的には世界人口の3分の1から半数近くが感染し、死者は最大で1億人という説もあるようだ。3月から第1波が、9月から第2波が猛威を振るい、一旦は12月に第2波が収束したが、その後、第3波が襲ってきて、世界中を舐め尽くしたとのことだ。各地の死者は欧州で230万人、インド1850万人、米国68万人、アフリカ238万人、中国400万~950万人、日本39万~45万人だったといわれている。新型コロナは今年の初めからだとしても半年が過ぎようとしているので、スペイン風邪では丁度第1波が収まりを見せた期間となるようだ。そうすれば、最終的には第2,第3波が訪れて、スペイン風邪の二の舞になるかも知れないと言う事だ。まさか、とは思うものの、対応次第では、それを絶対的に否定することは出来ないかも知れない。スペイン風邪の時は、高齢者よりも18歳から30歳代後半までの若年、壮年層の犠牲が多かったようだ。クリムトもこのスペイン風邪で、命を落としたのだとのことだ、巷間、脳梗塞と肺炎により死去したとあるので、そうとは知らなかった。望みは、当時は特効薬もワクチンもなく多くの人が一定程度の免疫を獲得したからと云う事だが、今回は、ずばりそのもののワクチンはなくても、「アビガン」や「レムデシビル」その他の候補の治療薬が挙げられていることだ。投薬するための許認可が暫時下りるようだが、一寸した可能性を即実行に移さないと云う事は、安全上は解るものの、世界の死者が25万人程度なら、まだ闇雲に投与しない方が安全だとの認識なのだろうか。この辺りの日本の厚労省の考え方の基本は何なのか知りたいところだ。日本でも、都市部を中心に発症が放射状に周囲の村落に侵襲していったとあるが、その度合いは、今日の移動量が当時の数倍である事を考えると、更に危険度が大きいことになる。車で他府県を訪れる都会の人はこのことを理解しているのだろうか。スペイン風邪では、日本での感染者(死者)は、第1波で約2117万人(25万7000人)、第2波で、約241万人(12万8000人)だったとかで、第1波で、多くの人が免疫を獲得していた故に感染者は9分の1程度になったものの、死者は半分程度にしかならず、第2波の死亡率は5.29%であったという。当時公式記録としては総感染者数約2380万人、死者約38万9000人、死亡率は1.63%とされている。歴史人口学者の故速水融は独自に死者を約45万3000人と試算している。(因みにまだ収まりを見せないが、現時点の日本の感染者は15,035人、死者は566人、死亡率は3.8%)感染者や死者の絶対数は少ないものの、死亡率が高いことが気になるところだ。こうした忌まわしい出来事が、今や殆ど忘れ去られているのは当時の致死率が低かったことに依るのだと云われている。更には致死率がSARSの約10%、MERSの約30%に比べても低いと云う事から少し安易に考えられている嫌いがあるのかも知れない。この経験をおろそかにしてはならず、パンデミックの第2波は想定しておくべきだし、ガタガタになっている(一部)医療体制などを、もう少し組織だって、再構成して、準備を万全にしておかなければならない。初期に於いて様々な私見が展開された。その中に、名前は忘れたが、うらなりのような顔をした医師が「マスクは意味が無い」的な話をしていたのを思い出す。マスク万能ではないが、明らかに不要という(本人はマスクをしたことがないと威張る)根拠は新型コロナウイルスの大きさが100ナノメートルと、マスクの繊維の空間などより遙かに小さいからだとのことだった。然し、くしゃみや咳の飛散状況を抑えることや、今では、日本人は殆どがマスクをしていることから考えると、この医師の主張は何だったのかと真意を疑う。今や殆どテレビに顔を出さないようだが・・・。もう1人は、橋下だ。PCR検査は不要だ、いたずらに検査で陽性と分かると病院に押しかけて、医療崩壊を起こすだけだと主張していた。本人も発熱して自宅で我慢していたようだが、今では手のひらを返すようにPCR検査の必要性をあたかもかねての自論の様にて展開して憚らない。当初、病院に大勢の陽性者が駆け込むとしていた危惧はある意味分かるとして、その後ホテルやその他の感染者隔離施設を作るとの発想が出てきたことから、検査必要論者に鞍替えして、しかも前に言っていたことの反省すらない。何事も、アジテートだけは大声で張り上げるものの、自論が誤った方向に導くことの危険さを全く顧みていない。もちろん正しいことを言っていることもあるので、テレビ局にはもてはやされているのかも知れないが、いたずらに国民を混乱に陥れるような言動は慎んで貰いたい。最後は、コロナ後の経済をどうするかについての配慮も必要だ、この辺りが巧くバランスしないで、一方的な主張ばかりでも国民は付いていけない。政府の姿を見ていると、経済一辺倒か、厚労省の医師団の安全に過度に配慮するかのどちらかに偏りすぎている。国民は馬鹿ばかりではない、正しい数字を提供し、正しく判断させなければ、国民の知能レベルのままに判断がばらつき、収拾が取れなくなってしまうだろう。
2020.05.06
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今日のウォーキングは第1665日目で8084歩だった。連れ合いと食糧の買い出しに行った。イオンは人出が多く、コープは少なかった。ソフトバンクは予約制になっていた。***日経の先月末からのシリーズ記事だ。新型コロナウイルスで露呈した現代の資本主義を振り返っている。短期的な成果を重視してきたつけが回ってきたとも言う。マスクや生活必需品不足はそういった「市場の限界」だという。米デルタ航空は毎日6000万ドル(65億円)もの現金が流出してしまうとのことで米政府に、54億ドルの支援を求めたという。アメリカン航空も、ユナイテッド航空もそれぞれ58億ドルと50億ドルの支援を求めていて、航空業界のために用意されていた250億ドルは瞬く間に消えようとしている。この先は経済用語が連続して分かり辛いが、米国が真っ先に苦境に陥ったのは、株主を絶対視する資本主義にとらわれたからだという。会社は誰のものだと言った話を思い出したが、株主重視が、こんな時に破綻したと云う事だ。経済音痴にとって意味があやふやなままに書くと、アメリカン航空は利益を資本で割った値、自己資本利益率(ROE)が約75%と馬鹿高い値になっているという。分子の利益が高いことを意味しているならいいが、分母の資本が低くてもROEは高くなる。アメリカン航空は、株主に目を向けて自社株を買うことで見かけ上のREOを増しているのだ。こうしたやり方は、デルタ航空も、ユナイテッド航空も同じで、又2回の事故を起こしたボーイングも然りだ。こうした負債を増してでも見かけの利益を高く見せるやり方をレバレッジというのだそうだが、世界の上場企業は概ね、こうした方法を採っていて、米国の主要500社の債務超過額は合計約700億ドルにも達しているという。自己資本が過小だと、財務の耐久力は衰えて長期の成長力も低下してしまう。1999年の自己資本比率(自己資本を総資産で割った値)を100として、その後20年間の利益の伸び率を見ると自己資本比率が60%以下の企業の利益の伸びは3.4倍なのに対して、60%以上80%までの企業の利益の伸び率は6.5倍と最も大きい。(なぜか80%以上だとそれほど伸びていないことになっているが、その意味は分からない)この好例として台湾の半導体世界最大手TSMCの場合は、2009年以降スマートフォンの需要を見越した創業者張忠謀の号令で設備投資を加速させ、一貫して自己資本比率を70%前後に保ち純利益を約14倍にしたと言うことだ。こうしたコロナウイルス禍が訪れると、レバレッジによる経営は破綻を来すと云う事らしい。企業は利益を稼ぎ、成長を牽引する使命を負うと書かれている。これは私が、企業時代に中小企業診断士試験のテキストに書かれていたことだ。英語で「Going Concern」(持続可能な経営)とか言っていたことを思い出す。そのためには回り道に見えても、人を育て、研究開発や設備投資を積み重ねて次のイノベーションの種を蒔き、備えておくことが大切だとある。正に教科書通りと云う事だ。MITのラゾック教授は企業の目的は「消費者が購入したいと思う高品質な製品を作ることだ」という。高品質を効率よく(低価格)で生産すれば、利益は後から付いてくると言う。更に言う。「企業が高品質な製品を生産するには、従業員に十分な報酬を支払い、雇用を守り、事業が成功すれば報酬や福利厚生を付与するなどして労働意欲を高めなければならない。この好循環を回していくことが資本主義だ」なんともはや、痛快で、明快な言葉だと思う。日本の超優良企業を概観すると、正にこの言葉通りの経営をしているような気がする。一方、米経済学者、ミルトン・フリードマンは「株主至上主義」を訴えたが、その結果は、「物言う株主が企業から金を吸い上げ、膨大な利益を手にする一方で、従業員は置き去りにされて不平等が生じた。株主至上主義は資本主義を腐らせた。現在の米国の状況は惨憺(さんたん)たるものだ」と言っている。そしてコロナ禍の様な場合には、「経済に国家がまったく介入すべきでないという考えはナンセンスだ。その一方で、国家による介入が過剰だと経済は機能しなくなる。旧ソ連がそれを示している。資本主義とは政府の指示を受けて働く人の集合体ではない。新しい商品やイノベーションを生み出そうと自発的に働く人たちのことだ」と明快に述べている。2回目の記事に。マスクのへ値段についての記述があった。「1点目まで298円、2点目以降は9999円になります」というドン・キホーテの値札だ。之でマスクを実際に利用したい人に行き渡らせたという。頭は使い様だ。市場経済の難しさの中にも頭を使う必要があると言った意味のことだと受けとめた。米の著名投資家バフェットは「独力で考えないと成功しない」と述べたとか。コロナ禍で乱れる市場についても冷静に調査して当たれば、市場の乱高下も収まると言ったことだろうか。米アウトドア用品大手のコロンビア・スポーツウエアのティム・ボイルCEOは今年の報酬は、1万ドル(99%減)で良いと宣言し、他の役員も報酬を15%自発的に減じ、北米店舗の従業員約3500人の賃金への原資としたとか。日本の国会議員の、寒々しい対応とは段違いだ。アビガンを研究し、諦めなかった富士フイルム(富山化学工業)は長い目で見ていたことが奏功しようとしている。コロナ危機では配当より雇用維持を重視し、ワクチンや治療薬の開発に向けては山中教授も言うように競争より協調をということだ。学習院大の宮川教授はこの機会に日本は、生産性を高めるきっかけとすべきだと述べている。危機で新たに生まれる需要に目を向けることも大事だ。中国のような強権的なやり方には疑問を呈する。その他は略する。独アディダスは政府からの支援金を株主に還元しようとして、叩かれた。行き過ぎた株主至上主義から消費者や従業員をも含めたステークホルダー資本主義に移行すべきだという流れだ。このコロナ禍に、プラダは防護服とマスクを、LVMHは消毒剤を、作るなど、公共の利益を自社の利益に優先する企業が評価されてきた。リーマン危機の時は、金融機関は政府に救済され、トップは多額の退職金を得たと言った時代は過去のものになった。企業は短期ではなく長期的視野に立ち、社会全体への責任を負うべきで、資本主義は変わるべきだと云う事だ。
2020.05.05
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今日はみどりの日、ウォーキングは第1664日目で8121歩だった。後半は小雨が降ってきて、少々濡れてしまった。夕方には食料品買い出しの連れ合いと散歩がてらに同行し、マンボウから島本駅を回ってコープで買物をした。連れ合いだけが店内に入って私は待機していたが、レジでは、間隔を取らない年配者もいるようで、なかなか徹底しないものだ。***日経のサイエンスのコラムを任意に読んでみた。・岡山大学などがチタンを表面加工して皮膚の真皮層や筋肉を包む筋膜などの生体の軟らかい組織と瞬時に接着させる技術を開発した。チタンの表面を酸処理すると、水と混ざりにくい性質(疎水性)が強まる。之を生体組織に近づけると、相互作用で、生体組織の疎水性も強化されて、強力な接着力が生じるとのことだ。生体組織同士を接合したり、変形した組織を矯正したりする外科手術や小型の医療用デバイスを体内に固定することが出来るという。・理化学研究所では有機太陽電池で、発電する時間を従来の15倍に伸ばしたという。ウエアラブル端末の電源としての利用が見込まれる。従来のものは、空気中でのエネルギー変換効率が約200時間経つと約5%劣化していたが之が3000時間に伸びたとのことだ。ウェアラブルセンサーやロボットの電源になり得る。・米テキサス大と国立衛生研究所は、新型コロナウイルスのゲノムデータからたんぱく質を合成したところ、人の細胞へのくっつきやすさ(結合力)が、SARSの10~20倍強いことが判明した。この分子の働きを妨げる化合物が薬の候補になる。頑張って貰いたい。・東北大では、薬剤などを皮膚に貼り付けて微弱電流を流すことで薬剤を吸収させる「スキンパッチ」を開発した。標準タイプの大きさは幅2cm、長さ5cm、厚さは2mmで、糖を分解する酵素を含んでおり、水で濡らしてから10~30秒ほどで分解反応に伴って80μAの微弱電流を流し始める。現在も、痛みの緩和や、眼精疲労の低減などに使われているが、電源が内蔵された形に改良されたので何処でも使用可だ。医療・美容機器や、ペットの治療薬、植物の成長促進薬などへ応用できるという。・大阪大と独のライプニッツ固体・材料研究所は、従来より感度が10倍高いシート状の磁気センサーを開発した。鉄筋構造に貼り付ければ、鉄筋の劣化具合を計測できる。マス目上に配した素子で、微弱な電流を増幅して高感度で検出できる。曲げられる上、肌にも貼り付けられるので、心臓の磁気分布も測れるようになり従来の心電図よりも高精度が期待できる。・筑波大は細菌などの単細胞生物を丸ごと補食する新種の細菌をパラオの海中で発見した。新種の細菌は、「カンディダタス・ウアブ・アモルハム」といい、大腸菌などの細胞を真ん中に取り込んでしまう。細胞内には網の目の繊維構造が発達していて、取り込んだ細胞を分解してしまう。生命進化の過程の検証になるとのことだ。・名古屋大と九州大では、1滴の水滴が表面を流れるだけで、5ボルト以上の電気を生み出す素子を開発した。グラフェンではこうした性質は知られていたが、電圧が数十~数百ミリボルトに留まっていた。新しい素材を利用すると、工場排水などの水質を監視するセンサーの電源として使える。・米スタンフォード大では、人間の老化は3つの年齢を境にして加速していくという新説を発表した。34歳、60歳そして78歳がその転換期の年齢だ。18~95歳までの協力者4263人から血漿を提供して貰って3000種のたんぱく質の割合を調べた結果だ。老化に伴って、1379種のたんぱく質の割合が上記の年齢の時に大きく変化しており、この新説となったとのことだ。私はあと3年で最後の転換期だ。・NTTバイオメディカル情報科学センタは、グラフェンを利用して、「パリレン」と組み合わせて特殊な薄膜を作った。この薄膜は片方の面に曲がりやすく、細胞を乗せて特殊な溶液を掛けると、一定時間で丸まった。形状を工夫すると筒状や長方形の中に細胞を閉じ込められ、そこに穴を開けておけば、神経細胞同士が情報をやり取りする「軸索」が繋がることも確認できた。使用用途はこれから考える。・東工大ではAIを使って医薬品開発の初期段階で候補物質を効率よく絞り込む手法を開発した。「VisINet」と名づけられた物質は、治療の標的となるたんぱく質と結合反応するかどうかを予測できる。ガンを引き起こすあるたんぱく質(AKT1)の場合、結合化合物を従来の5倍の効率で選び出せた。画期的な医薬品の開発には10年以上の歳月と1000億円を超える開発費が掛かるとされる。之を使うと初期段階での絞り込みが効率化できるという。・物質・材料研究機構ではハリセンボンの表皮から着想を得て、摩耗や変形に対して強く、水をはじく新材料を開発した。ハリセンボンは固いとげと柔軟性に富んだ皮膚を併せ持つ。之に似た構造を、酸化亜鉛の微小な結晶とシリコーン樹脂を混ぜ合わせて作った。開発した材料は金属や硝子、ゴムなどに塗れる。擦る、ひねる、ひっかくと言った外力が加わって表面に小さな凹凸が壊れても新たに凹凸を作り出して、水をはじく機能を維持する。船底の塗料に使用すれば水の抵抗を減らし燃費の向上に繋がる。ハスの葉のような構造に凹凸が壊れても再生できる機能を持たせたような材料だ。筑波大と日立製作所は心臓に流れる3次元分布画像(心磁図)とCTの画像を組み合わせて不整脈が起こる場所を高い精度で突き止めることに成功した。対象は心室で実際に画像から得られた結果と治療によって得られた部位を比較したところ94%の精度で一致した。この結果を、心室の不整脈よりも罹患率の高い「心房細動」の治療に応用できないかを探っている。ほんのさわりだけだが、様々な事を研究している人たちがいるものだ。
2020.05.04
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今日のウォーキングは第1663日目で8305歩だった。万歩計の電池を交換した。***最近はコロナのニュースばかりなので、今日は認知症について、振り返ってみた。私がスクラップしたデータの中で、認知症と治療薬というキーワードで探してみると、とりあえず21件ヒットした。最新の記事から読んでみると、2019年に「発症前から早期発見で治験へ誘導」というのがあった。所々を抜き出してみる。東大の研究だ。「認知症は症状や発症の仕組みが異なる多様な病気の総称だ。約7割を占めるのがアルツハイマー病で、たんぱく質が神経細胞の内外に蓄積し脳が萎縮する。親しい人を忘れる、自分のいる場所や時間が分からなくなるといった症状がおこる。血管のつまりなどで発症する脳血管性認知症、幻視や運動障害などがおきるレビー小体型などもある。」レビー小体型というのは聞き慣れないが、当面は置いておく。国内の認知症の人は2012年で462万人、2025年には730万人に達するといわれている。コロナほどではないが、世界で20年ごとに倍増するという推計もあるようだ。全世界でみれば、2015年の認知症患者は4700万人(日本はほぼ10分の1と云う事か)で、2050年までにその数は約3倍に増えると予想されている。現時点では、認知症を治癒に導くことができる治療法はないとのことだが、ライフスタイルを改善すれば、リスクを低減することは可能であることが、近年分かっている。発症の何年も前からアミロイドベータというたんぱく質が脳で作られて凝集し、老人斑というシミを作る。タウというたんぱく質も遅れて蓄積する。これらの凝集体が神経細胞を傷つけ、発症につながるという仮説が立てられている。こうしたたんぱく質の産生や凝集を抑える薬を試したが治験は失敗が続いた。発症してからではうまくいかないため、東大は、発症前の早い時期から適した人だけで治験を進めて成功させようと試みたのだ。ということは、私などはもう手遅れなのかも知れないが、まだ自分では発症したとは思っていない。調べる為にPET装置だと、検査は1回10万円前後する。MRI装置だと少し安いらしい。兎も角どう言ったタイミングで調べるべきなのか、分からない。60~77歳の約1300人が参加したフィンランドの研究では、生活習慣が関係していることも分かっている。食生活や運動習慣を2年間改善した人は、何もしないよりも認知機能が低下しにくかったという。この点私は、2013年夏から、高血糖値と高血圧を改善する目的ではあったが朝のウォーキングを行ってきているので、少しはましかと思っている。英国の研究チームは、認知症に対する9つのリスク要因を挙げ、それを改善すれば、認知症の35%は予防できる可能性があるという。その9つのリスク因子とは1.「11~12歳までに教育が終了」、2.「高血圧」、3.「肥満」、4.「聴力低下」、5.「喫煙」、6.「抑うつ」、7.「運動不足」、8.「社会的孤立」、9.「糖尿病」だという。この中で、更に年齢による相対リスクが述べられているので、高齢期(65歳以上)のものを書き出してみると、5.6.7.8.9.が該当するという。他がなぜ挙げられていないのかについては若干腑に落ちないところがあるのだがこの際はこの5項目に着目だ。自分に当てはめてみると、「喫煙」はしないし、十分かどうかは自信が無いが「運動不足」については、ウォーキングと、今までゴルフをやってきたことでまぁ、合格点ではないかと考えている。更に「社会的孤立」に関しては、これも、自分自身のチャンネルはそれほどでもないが、連れ合いを通じての世間との関わり合いもあるので、まずまずだと思っている。少々気になるのは、「抑うつ」だ。最近は特にコロナ騒ぎもあるし、昔はうつの経験もしているので、若干気になるところだ。しかし、連れ合いと暮らすようになって、心が落ち着いたこともあり、今はコロナだけが心配なだけだ。最後の「糖尿病」に関しては、正に7年前の人間ドックで、このままでは問題ありと宣告されて以来歩いているのだが、通院による薬の服用と、ウォーキングのお陰(だと思っている)で時々は上限値内に収まることもあるようになった。糖化ヘモグロビン(HbA1c)の値も基準値は超えているが、当面の目標値である7以下には納まっている。大手を振って大丈夫とはいえないまでも、ぎりぎりセーフだと認識している。然し乍ら、高血圧や、高血糖の既往症がある者は、コロナに掛かると、危ないと言われているので、特に注意を払っていることは云うまでも無い。以上のデータから、素人判断で、認知症になる度合いは一般の人と変わらない程度ではあるだろう。慶応大の研究では、脳の神経細胞が減少するのは特定のたんぱく質が関係していて、このたんぱく質の減少を抑えれば、認知症などの原因とされる脳の萎縮を抑制できると発表された。「p38」というたんぱく質が前駆細胞を増やす役割を果たしているというのだ。「p38」というのは細胞の分化やアポトーシス等に関係しているとのことで、何やら紫外線に当たることは良いような感じである。加齢によって神経細胞は減少するが、これまではこの「神経幹細胞」を増やすことが出来なかった。そこで、研究チームは神経幹細胞から神経細胞になる途中段階の「神経前駆細胞」に注目したとのことだ。これまで脳梗塞などで傷ついた脳を再生するために今までは神経幹細胞に着目していたが、その前段階の「神経前駆細胞」に注目したことで、「p38」の減少を止められると云う事だ。然し、まだマウス実験の段階のようだ。
2020.05.03
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今日のウォーキングは第1662日目で8930歩だった。太郎君が車を借りに来て会社の様子を見に出掛けた。手早く済ませて早めに返ってきたようだ。夕方、連れ合いとマンボウから島本駅を回る、短い距離を散歩した。***片付けをしていると、恐竜のスクラップブックが出てきた。幕張メッセで良く恐竜博展が行われたが、連れ合いと出かけたことも何度かある。最近でこそ行かなくなったが、少し前までは孫2人と連れ合いとの4人で、福井の恐竜博物館に通ったものだ。ランダムに切り抜き記事を読んでみた。2004年の記事に、チュアンジエサウルスの話があった。アジア最大級の恐竜で、雲南省の昆明から約100kmの農村にこうした恐竜が眠る地層がある。元々大きな湖があったとされる場所だが、そこに約1億6000万年前のチュアンジエサウルスの化石が眠っていた。全長最大の27mと推定される巨体が200mほどの間に7体も折り重なるようにして見つかった。中国では恐竜は竜が地に落ちて死んで埋まったものだと考えられていたそうな。ここでは又ルーフェンゴサウルスの歯(上あごには30個以上、下あごは2つに割れた形)が発掘されたところでもある。草食恐竜で、マメンキサウルスなどと並ぶ中国の代表的な恐竜の一つだ。ジュラ紀前期に生息していた古竜脚類の恐竜で全長は4.5~6mとやや小型だ。ヨーロッパで発見されたプラテオサウルスとよく似ており、特に近縁だと考えられている。プラテオサウルスは植物食で三畳紀後期(約2億1400万年前~2億400万年前)にヨーロッパで広範囲に生息していた。中型の草食恐竜で頭部はかなり小さかったが、全長は約9mあったとされる。2足歩行であった可能性が非常に高い。9mもの長身が2足歩行とは驚きだ。草食恐竜には歯を持つものと歯を持たないものがいるがプラテオサウルスは歯を持っている草食恐竜で、口の中には葉っぱのような形をした小さな歯が沢山並んでおり、歯の周辺部分は鋸の歯のようにギザギザになっていた。尾が体長の半分近くを占めることも大きな特徴だ。プラテオサウルスは群れを作って暮らしていた可能性が高い。四川省や遠く新疆ウイグル自治区ではマメンキ(マメンチ)サウルスが発掘された。全長35mというから中国は元よりアジアで最大の恐竜だ。約1600万年前のジュラ紀に生息していたとみられる草食性恐竜だ。首の長さだけで約15mとほぼ体の半分の長さだ。尾が長かったり、首が長かったりと、どちらも象徴的だ。一方、寧夏回族自治区では、草食恐竜ディプロドクスの亜種と見られる化石が、アジア地域で初めて発掘された。ディプロドクスは、全長20~35m、体重25~30トン前後と推測されている。 体長に比べて体重が軽いのは、細い身体と尻尾がムチのように長いためだ。特に尻尾の長さは特徴的で、強い筋肉によって振られた尻尾の先は、音速を超えただろうといわれている。強力な武器になったようだ。トゥオジャンゴサウルスは之までの植物食の恐竜と容姿が異なっている。背中には17対の三角形の骨板(鋭いトゲ)が並んでいて肩からは鋭い骨質のトゲが伸びてる。前脚が短く、他の剣竜に比べても頭が低い位置にあったので、地面付近に生えている背丈の低い草を食べていたと推定されている。内モンゴル自治区ではオビラプトルが発掘された。約7000万年前の小型恐竜で、尾羽根あった可能性がある。体長約2mの小型恐竜で「尾端骨」と呼ばれる特徴的な骨があることから、鳥類に似た非鳥類型恐竜の1つであった。「卵泥棒」の意味の名前が付けられているが、実際は、自身の卵を抱卵していたことが分かってきた。似た翼竜にカウディプテリクスがいる。2足歩行の獣脚類であり飛べないながら羽毛で体が覆われていたことや、羽ばたく為の筋肉をつなぎとめる叉骨と呼ばれている骨が発達しているなどの発見から鳥類は羽毛を持った獣脚類が進化したものであるという説が強まった。肉食恐竜で、軽い骨格と強力な後ろ足からかなり早く走る事ができたようだ。また、この手の種類の恐竜としては大きい部類に属する頭部を持っており、口の部分はクチバシ状になっていた。口の中には歯を備えていた事から、1m程度の小さい体からは想像できない程、攻撃的な恐竜であった可能性がある。更に、プロターケオプテリクスといった恐竜もいる。中生代白亜紀前期(約1億4400万年前~約9900万年前)に中国に生息した羽毛恐竜だ。体長は約1mで骨骼の特徴が始祖鳥によく似ているため、原始祖鳥と名づけられた。尾の先端にはっきりとした本物の羽根を持っていて、羽毛は左右対称であり、飛翔できたとは考えられない。歯は肉食恐竜特有のノコギリ状で、長い尾には10cmもの羽が生えていた。 本日最後はプロトケラトプスだ。一寸恐竜らしい。角を持たない原始的な角竜で、全長約2.5m、モンゴル(ゴビ砂漠)で発見された。白亜紀のものだ。化石は群がった状態で発見されており、集団で生活していたと考えられている。鼻の上の突起と首飾りが角竜の特徴を示している。多くの角竜とは異なり、オウムのようなくちばしの前方には歯を持つ。縦に平たい尾は、コミュニケーションに用いたという説と、泳ぐ際に使われたという説がある。また、頭の後ろのえり飾りは異性を惹きつけたり群れの順位を決定する際に目印にされたのだろう。雄と思われる型の方が大きく広がっている。厳つい感じだが、草食恐竜で4足走行していた。恐竜を読み出すと切りが無いくらいだ。時々振り返ってみたい。
2020.05.02
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今日は、昔ならメーデー、そんな言葉も聞かなくなった。今日のウォーキングは、第1661日目で8248歩だった。月が変わった。コロナの緊急事態宣言が更に1ヶ月程度続きそうだ。連れ合いが注文していた安眠枕が届いた。夕刻には連れ合いと生協に買い物がてら散歩した。***昨日からの続きだ。・平野信行(三菱UFJフィナンシャル・グループ会長)リーマンショックとの比較で、経済への影響を語る。銀行や投資信託などはリーマンショックの教訓を生かして、自己資本比率を積み上げてきた。ただ、資産運用会社やノンバンクは借り入れを増やしてまで、運用資金を膨らませてきたので、顧客の現金化要請に応えきれない例があると聞く。世界経済回復への道は未知数だ。リーマンショック時は中国の4兆元対策が効を奏したが、今回は中国も共倒れだ。世界にリーダーがいなく、コロナ発生の初動で国際協力体制になかった。金融発の危機ではないので、金融政策には限界がある。米国も日本も中央銀行がドルや円を供給したので、今のところ持っているが、経済の回復がV字になるのかU字か、又L字のままか正直分からない。リーマンの時はブラックスワン(事前に予測できない極端な事象)が起こったのでそういったことがコロナの場合どうなるのかが見えない。・山中伸弥(京都大iPS細胞研究所長)当初油断があった。ニューヨーク市民も、日本人もまさかここまで感染が拡大するとは思っていなかった。公衆衛生の危機に於いては、一時自由の束縛にも堪えなければならない。そうすることで社会を守る必要がある。乱用はもちろん許されないが、非常時に限定してITを使って人々の動きを追うことも有りとしなければならない。武漢は封鎖を解除したが、ウイルスの性質を考えると、途中で止めればピークは再び訪れる。ともあれ、ワクチンや治療薬が出来るまでは対策の続行は必要だ。既存のワクチンも慎重に使って、コロナ用の新しいワクチンを早期に作らねばならない。iPS細胞で、肺胞や心臓の細胞を大量に作成してウイルスに感染させる実験を始めている。生命科学の分野は非常に競争が激しく、各社や各国がデータを隠すこともあるが、それでは駄目で、利益の追求を横に置いて、国際間の協力を進めなければならない。・永守重信(日本電産会長兼CEO)コロナはリーマンショックとは違った人命に直接関わることで、異質だ。サプライチェーンを自国に集約するのはより危険で、40カ国以上に分散してきたが、部品のサプライチェーンまでは気が回らなかった。国際間の協力は不可欠で、各国首脳も少し反省している感がある。リーマンの時は中国が回復を牽引したが、今回はリードする国がない状況だ。テレワークが進み、郊外に広い家を建てるケースも出てくるだろうし、企業は通勤手当ての代わりに給与を上げるほか、サテライトオフィスを作るようになるだろう。この機に仕事のやり方を利益一辺倒ではない方向に変更していく決意が出来た。・進藤奈邦子(WHOシニアアドバイザー)コロナ対策の病院と一般の病院を分けることや、応援態勢の見直しも必要だ。このピークは一旦治まるときが来るが、第2波を考えないといけない、抗体検査が始まっているが、どれだけ効果があるのか、信頼性はまだ確認されていない。抗体検査の結果で外出許可を判断するのは時期尚早だ。感染者の接触歴を徹底的に調べることが大事だ。(日本では経路不明者が増えてしまったが)日本人は衛生観念がしっかりしているので、必ず乗り越えられる(随分観念的だ)トランプのWHO潰しは、単なるスケープゴートなのか分からないがWHOを潰しても問題は解決しない。新型コロナの克服は科学の力を信じ、それに基づく準備が肝要だ、政治家も強いリーダーシップが要る。究極は1人1人の行動に掛かっている。・菅義偉(内閣官房長官)先ずこの感染危機は予想外だった。海外との人の出入りは隔絶されたが日本が経済発展するには海外の成長力を取り込むことが必要だ。マスクの生産1つ取っても、製造先が集中しすぎていたので、こうした対応を考え直す、いい体験だった。こうした感染症は、今後も日本に持ち込まれる可能性が高いので、現在のような縦割り行政で対応していては駄目だ。再考の余地がある。(陣頭指揮の先頭に立たなければならない人としては、客観的で、結構呑気なことを言っているしかも良い勉強になったとは、少し残念だ)・ローレンス・サマーズ(元米財務長官)感染スピードが速く、ダメージの広がりと範囲が広い。大きな希望を持っているが、米国を見ると不安もある。米国は検査キットが足らない。必要なものを増産したいが巧くいっていない。連邦政府が重要な医療機器の調達に積極的な役割を果たしていたら拡大を食い止められただろう。トランプ大統領は、人の行動制限を解除したりする前に、より多くの検査を実施し、濃厚接触者の追跡、患者の隔離に注力すべきだ。現体制では、貧困層の負担が大きく公的な社会保障を推進すべきだ。今のままなら富裕層に富が集中し、格差が深刻になるだけだ。現在の米国の経済政策は大企業に厚く、労働者やその家族は置き去りにされている。金融大手のゴールドマン・サックスのCEOの報酬基準を2割上げたが、今の時期には適切でない。・柳井正(ファーストリテイリング会長兼社長)今日本がやることは経済を殺さず抜本的な対策を講じることだ。全国民を検査し、告知するとともに出入国の徹底検査だ。困窮者に現金を支給する。然し、恒常化することは駄目だ。休業要請は分かるが一律にでは無く慎重な体制の元経済を停滞させてはならない。感染が沈静後の経済回復は中国でも60~70%に留まっているので、日本はそれ以下だろう。世界と連携してどうコロナを根治するかが重要だ。スペイン風邪の後世界恐慌や戦争の勃発があった。こうしたことも念頭に置いておかねばならない。・大村智(北里大学特別栄誉教授)新型コロナは季節性がなく、アフリカでも感染が広がっているので長期戦を覚悟せねばならない。中国の初期の隠蔽が大きな原因だ。米国やイタリアで死者の割合が高いのは貧しい層の犠牲が多いのではないか。常時健康状態は悪く、知識も薄弱、コロナに掛かっても医師にかかれないなど日本とは環境が異なる。抵抗力がある者が生き延び、弱い人が淘汰されるという感染症の特徴をそのまま地で行っている。現在、ノーベル賞の対象にもなったイベルメクチンがウイルス感染に治療効果があることが分かってきた。分野横断的なチームを作り化学構造の似た化学物質を片っ端から調べて最適なものを探している。治療薬はやがて出来るが、それで感染症から逃れられることはない。新たな感染症が出てくる。現在は、感染症を避けようと除菌剤や抗菌処理した物を使っているが、そうしたことが万全ではない。予防医学的な発想、煎じ詰めれば生活習慣を正しくし、栄養を取り体力を付けること、そして体調が悪いときには仕事に出掛けないと言った基本に立ち返るべきだ。
2020.05.01
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