全28件 (28件中 1-28件目)
1
今日のウォーキングは第1910日目で、9242歩だった。大阪を含めて、中部と、近畿3府県、福岡は今日までで緊急事態宣言は終わる。まだ完全に沈静化していないのに、あと7日が待てなかったのだろうかと思う。波の再来の可能性を考えると、これで良いのだろうか。せめて愛知、大阪、福岡は解除を待った方が良いと思うのだが。川重が年功序列を全廃し、完全成果主義を採用する。対象が全従業員17000人というから本格的だ。営業職と技術職の間の平準化などで、職務の分析が必要になるだろうが、これが案外巧くいかない。営業や技術の中だけでの相対評価は出来るだろうが、営業のどのレベルが技術のどのレベルになるのかなどは難しい。正確な評価がされることを望みたい。達成度が設定されるのは良いことで、この基準をベースに上司と面談し、資格の昇進には試験を受けるとあるのは、民主的だ。上司の好みだけで、何の断りもなく人事が決められたのではやっていられない、そんな昔を思い出した。***地球環境、カーボンゼロの問題で、石炭を燃やす火力発電所が問題視されている。日本では世界でも10指内に入る石炭使用国だ。何といってもインド、中国が断トツだが最近中国も脱石炭志向になっている。日本では、三井物産がインドネシアの火力発電所の権益を売却するようだ。三菱商事はベトナムでの計画から撤退する方針のようだ。日本は、どうして先頭を切れないのかだが、原子力に関してもまだまだスパッと切るといった宣言は見られない。石炭使用に関しても国際社会からの批判をかわすためとしか捉えていないようだ。三菱商事が計画するビンタン3石炭発電所はベトナム南部に建設予定だが、総事業費は20億ドルで発電容量は約200万kW、最新鋭の超々臨界方式で2024年の稼働を予定していた。現在新設を計画し、進めている同じベトナムでの「ブンアン2」石炭発電所は、そのまま建設を進めるようだ。三井物産の方は、インドネシアで稼働している「パイトン発電所」の株式を売却する。此方も国際社会の投資家による脱炭素化要求に追従した形だ。ベトナムも、インドネシアも共に脱炭素化に動いていて、太陽光や風力などの再生可能エネルギー、液化天然ガス(LNG)火力発電の推進など推進して脱石炭火力を志向しているのでたいした混乱は起こらないようだ。他の商社、丸紅、住友商事、伊藤忠商事も2018~20年にかけて、石炭火力の新規事業に原則取り組まない方針を掲げている。脱炭素の流れから海外の石炭火力の大型プロジェクトは近年、相次ぎ中止や撤退に追い込まれている。米GEは2020年9月に石炭火力事業の撤退を発表、独シーメンスも今月、石炭火力発電の新設から撤退を決めた。背景には投資家が石炭火力を「座礁資産」と位置づけて圧力を強め、金融機関が融資から手を引くケースが増えているためだ。撤退するビンタン3も英スタンダードチャータードや英HSBCが「脱炭素に逆行する」と融資から撤退したことによる。そもそも、日本は途上国支援の名の下に官民でこうした石炭火力発電所建設を支援してきた。先頃小泉環境大臣の「セクシー」発言で煙に巻いたが、対環境に関する取り組みは、明らかに後進国の域を出ていない。世界的に金融機関がこうした石炭火力発電所に対して融資を絞るか、撤退する行動に出ている。ベルギーなども、電力会社で、石炭由来の数値が25%を越える電力会社への投資から撤退している。日本の金融機関(みずほFG、東邦銀行)もこうした国際社会に同調する動きを表明している。一方、EUでは既に、2017年には風力、太陽光、バイオマスによる発電量が初めて石炭火力を上回っている。EU域内では地球温暖化の原因となる温室効果ガスを多く排出する石炭火力の段階的廃止を打ち出す国が広がっていて、再生可能エネルギーへのシフトが着実に進んでいる。 EUの2017年に於ける発電構成量比は次のようになる。(2050年にはEU全体で総発電量に占める割合が50%に達することも可能):2018年の資料・風力・・・・・・11.2%(顕著な伸びを示した)・太陽光・・・・・3.7%・バイオマス・・・6.0%・水力・・・・・・9.1%・・・以上再生エネルギーで30.0%・石炭・・・・・・20.6%・原子力は・・・・25.6%このようにEU各国でも、世界的な兆候に合わせて脱石炭火力は進んでいる。その傾向は東欧以外で鮮明だ。オランダ、イタリア、ポルトガルが2030年より前に石炭火力を廃止する政策目標を発表。英国やフランスも2025年より前に脱石炭を掲げている。フィンランドも1年前倒しし、2029年にすべての石炭火力発電所を廃止する。例外的なのはドイツで、東電福島第1原発事故を受けて原発離れを余儀なくされた影響で電力消費の約4割を石炭火力に頼ってしまった。しかし、2025年を目標には脱石炭を宣言し、原発不採用との両立で臨み、2038年には脱石炭を目指す。 一方、電力の8割を石炭でまかなうポーランドを中心に東欧は石炭への依存度が引き続き高く、再エネの普及も遅れている。然し最近では新規の火力発電所にストップをかける動きも出ており、新しく洋上風力を主力電源にとの考えもあり、動きはやはり脱石炭だ。しかしアジア圏においては2018年の石炭火力の発電は38%だが、2024年には35%に下がる程度だ。それでも、石炭火力はアジアでの最も主要な発電源であることに変わりはない。インドでは、石炭の需要が他のあらゆる国を凌ぐレベルになるだろうと予測されている。これからの5年で、2024年まで毎年4.6%ずつ増えていくと言われている。東南アジアでも石炭需要が2024年まで毎年5%以上高くなると予測されている。パキスタンは最近、4GW以上を供給できる石炭火力発電所を発注した。中国でも2024年までは石炭火力発電による電力消費は増えていくだろう。日本にとっても対岸の火事ではない。策定したエネルギーミックスでは2030年にも電力総需要の26%を石炭、27%を液化天然ガスでまかなう予定にしている。再生可能エネルギーの比率は22~24%にとどまる見通し。ドイツの目標(65%)に比べると大幅に低い。このままでは世界の潮流に置いて行かれ、また島国ガラパゴスと非難の対象になりかねない。少々遅い設定だが2050年日本がカーボンニュートラルとする宣言は、是非とも具体化していかなければならない。
2021.02.28
コメント(0)
今日のウォーキングは第1909日目で8929歩だった。姉が発熱して具合が悪いとか聞いたので、時期も時期だし心配で、若山神社でお願いをした。夕方の電話では平熱に戻り落ち着いたようだ。***最近のナショナルグラフィックス誌に100万年前のマンモスのDNAを解読したことが発表されていた。史上最古であり、定説が白紙になったとあった。何が定説というのかはっきりしない。マンモスのゲノムは2008年には70%が解読されていた。このときは発掘された複数のマンモスの毛から細胞核のDNAを採取。ゲノムを約47億塩基対と推定し、このうち約33億塩基対を解読したとのことだ。長く凍土に埋もれていたため、DNAは細かく断片化していたり、現代の微生物のDNAが混じったりしていたが、ジグソーパズルのように組み合わせて正しい結果を得た。今回は、それが更に進められたと言うことだ。翻訳されたレポートは、表現が回りくどくて、内容が良く理解出来ない。言わんとするところは、あまり多くないのだが、修飾語が多すぎるのだ。こうしたマンモスに関する報告書や研究結果は時々見かける。私は行けなかったが、愛知万博ではマンモスの展示も行われていたようだ。マンモスは、巨大な哺乳類であるが、生息していた時代が古いので、なんだか恐竜的なイメージだ。愛知万博で展示されていたのは、ロシア・サハ共和国のユカギルで冷凍保存の状態で発見されてたマンモスだ。「ユカギルマンモス」として有名になった。これは、長鼻類、ゾウ科でケナガマンモスと呼ぶのが正式名称のようだ。体長は4.5mというから、現代のゾウと、それほど大きな差は無いようだ。ゾウと言えば、アフリカゾウとアジアゾウが現存しているが、マンモスは既に絶滅している。これら3種類はゾウ亜科に属している。マンモスは当初アフリカゾウ属に近いとされていたが、最近の全ミトコンドリアDNAの解析により、マンモス属はアジアゾウ属と近縁であることが分かった。キバが異常に長いことから、アフリカゾウに近いとされたのだろうか。同じゾウ科のロクソドンタ属はアフリカゾウに、エレファス属はアジアゾウとなり生き残ったがマンモス(マムートス属)だけは絶滅してしまった。これは何故なのか、興味深いところだ。最古のマンモスは約400万~300万年前にアフリカに生息していたようだ。南アやケニアなどから化石が出土している。之に次いで古いのが、メリジオナリスゾウと呼ばれる南方マンモス(または古マンモス)で約300万年前に現れ、ヨーロッパ、ユーラシア大陸、北米大陸と分布域を広げた。これがアフリカ大陸外に進出した最初のマンモスだ。その後、ステップマンモスと呼ばれるケナガマンモスの直系の祖先が30~60万年前頃ヨーロッパで生息していた。ムカシマンモス(トロゴンテリーゾウ)と呼ばれるケナガマンモスの古い祖先は150万年前までに、ヨーロッパとアジアに生息していたが、ベーリング海峡(当時陸続き)を渡って北米にやってきた。彼らがコロンビアマンモスの祖先にあたる。約120万~70万年前にかけて日本各地にも生息していた。我々がマンモスとして一般的に思い浮かべるのはケナガマンモスだ。体中が長い毛でおおわれ、ステップマンモスよりやや小型だ。更新世の後期に北半球の冷温帯草原からツンドラ地帯にかけて生息していた。このマンモスがシベリアの永久凍土層から氷漬けになった個体として見つかり、それが愛知万博で展示されたのだ。このマンモスは北海道でも見つかっている。このほかにも体高約1mのコビトマンモスも北極海にあるウランゲリ島などで見つかっている。連れ合いは学生の頃、ナウマンゾウの発掘に携わったようだが、これはマンモスとは異なる属に分類される。さて、100万年前、シベリアのトロゴンテリーゾウは、後のケナガマンモスの繁栄に寄与した低温環境に適応する遺伝子の多くをすでに持っていた。ケナガマンモスのこうした遺伝子の85%以上が、このトロゴンテリーゾウにすでに存在していたことがわかった。ケナガマンモスが毛に覆われているのも、寒冷地に適応した故だ。今回のDNA解読は、1970年代初頭にシベリアで発見した3本のマンモスの大臼歯から採取されたものだ。3本のうち最も新しい歯の年代は約50万年~80万年前で、古い方の2本は約100万年~120万年前と推定されている。今回調査が行われたゲノムのうちの2つは、後にケナガマンモスが生まれた系統に属している。しかし、発見場所近くの川の名から「クレストフカ」と呼ばれる最も古い歯のDNAは、これまで知られていなかった遺伝的系統に属しているとみられる。この系統は、約150万年前に他の2本の歯を含む系統から分岐していた。 この古代のマンモスのDNAが、40万年~50万年前に交雑により誕生した北米のコロンビアマンモスに受け継がれていったのだ。古い方のDNAそのものは、この交雑が起きるかなり前から存在していたというのだ。約10万年~20万年前までには、北米には少なくとも2種類のマンモスが生息していた。北のケナガマンモスと、メキシコにまで到達した南のコロンビアマンモスだ。 約20万年前に北米で起こった二度目の交配の後、コロンビアマンモスはさらに11~13%のゲノムをケナガマンモスから得た。コロンビアマンモスが絶滅した約1万2000年前には、ゲノムの約5分の3がケナガマンモスに、残りの5分の2が、たった一つの歯からしか情報を得られていない、謎に包まれたクレストフカマンモスに由来するものとなっていた。 解析に使われた歯は微生物だらけの永久凍土に100万年以上もの間、埋もれており、発掘から50年近くの間に数え切れないほどの科学者に取り扱われてきた。そうした過程で、様々なDNAが入り込むことが考えられるので、分析は格別慎重に行われたことは言うまでもない。その後もマンモスの追跡は続いている。最近になって、シベリアの北東にある北極海に浮かぶウランゲリ島で見つかったケナガマンモスは、骨の放射性炭素年代測定で、4000年前まで生存し、そしてかなり突然に絶滅したことがわかった。発見されたマンモスはYUKAと名づけられた。このウランゲリ島のマンモスYUKAは、突然絶滅するまでに、北アメリカとヨーロッパのものよりも約7000年長く生き延びたことになる。遺伝分析により、これらのマンモスは、孤立した島で、近親交配によって絶滅した可能性が高いことが明らかになった。 遺伝的多様性が低下し、気候変動などに適応できなくなったからだ。従って、研究者たちは、ウランゲリ島が最後のマンモスの生息地だったと考えている。最近では、YUKAの脚から採集した筋肉組織や骨髄組織から採った細胞核を、あらかじめ核を除いたマウスの卵(全部で149個)に、注入する方法でマンモスのクローンを作成する研究も行われている。1度は失敗に終わったが、マンモス細胞核の一部が最終的にマウス卵の細胞核の中に取り込まれる現象を確認することができた。生物科学の進歩は目を見張るものがある。生きたマンモスが動物園で見られる日が来るかも知れない。
2021.02.27
コメント(0)
今日のウォーキングは第1908日目で、8413歩だった。歩行中暑くもなく寒くも無くと言った良い感じだった。帰宅後雨が降り出した。定例診察で、検査日になっていたので、楠薫堂に出かけた。関西と中部、福岡では3月から緊急事態解除になる。岐阜は良いが、愛知、大阪、福岡は大丈夫だろうか、まだ少し心配だ。スズキの社長が退任する。何と、40年もの間経営のトップにいたこの人はやはり巨人だ。普通の会社員なら、40年勤めるだけでも大変なのに・・・。インドでの自動車の展開、トヨタとの提携、多くの足跡を残しての勇退だ。91歳。然しまだ仕事は続けるのだろうか。タイガー・ウッズが自動車事故で重傷だ。脚を複雑に骨折している。この男、苦況から何度も立ちあがっているので、今度も立ち直って欲しい。***新型ウイルスの関係で、ウイルスや細菌について目にすることが多くなった。今朝も連れ合いがテレビ番組からそうしたニュースを見て細菌の有用性を受け売りしていた。以前のナショナル・ジオグラフィックの記事に、「体内細菌は細胞数の10倍」(日経サイエンスに出ていた)と言う言説はウソだったと言う記事があった。10倍説が定説になっていたようだが、間違いである可能性が書かれていた。人体は微生物のるつぼで、何兆もの細菌が住み、健康維持に貢献している。細菌が、人の健康に寄与しているというのは何か奇異な気がするが、ヨーグルトなどに含まれているビフィズス菌などは、こうした良い例だ。先ず、人体の細胞数だが、2012年の日経サイエンスには、人体には、自身の細胞数(約60兆個)の約10倍にあたる数の細菌がすみついているとある。一体誰が勘定したのかと何時も思うが、これが定説と言われれば、そうかと思うしかない。人体の細胞数は60兆個で、そこに済む細菌数は600兆個だと云う事だ。この細菌が人体で作ることができない有益な物質を生み出したり、過剰な免疫反応を抑えたりして、人体をコントロールしているというのだ。日経サイエンスの記事を書くと、次のようだ。ヒトの体内にすむ細菌でよく知られているのは、「ビフィズス菌」などの名前で知られる腸内細菌。これに限らず常在菌と呼ばれる人体の細菌のすみかは、口、鼻、胃、小腸、大腸、皮膚、膣(ちつ)などほぼ全身に及んでいる。常在菌の種類は1000前後とみられているが、その種類や組成、密集の度合いは場所によって異なり、固有の集団である細菌叢(そう)を形成している。ヒトはほぼ無菌状態で生まれた後、母親や周囲の環境から細菌をもらい、これが体内で増えていく。興味深いことに、一卵性双生児の場合も、全く同じ細菌叢のパターンを持つ人はいない。人体のマイクロバイオーム(生きた微生物の集合)は、遺伝子解析技術の発達に伴い、細菌全体のゲノムをひとまとめにして調べるメタゲノム解析と呼ばれる方法で詳しく調べられ、新たな発見が続いている。胃腸にすむ細菌が、健康状態だけでなく、思考や気分に影響を及ぼす可能性もあると言うことで、細菌が大きく健康に関与しているというのだ。このことは論を待たないのだが、イスラエルの科学者チームは、平均的な男性の体は30兆の細胞でできており、約40兆の細菌が含まれることを発見したというのだ。そして、細菌の大半は、消化管内に生息しているとのことだ。いずれにしても数えることが出来ない数なので、我々にとっては、唯々そうなのかと思うしかない。では細菌の数がヒトの細胞の10倍だと言い出したのは一体誰かだが、2010年に解明したのは、微生物学者ドウェイン・サベージが1977年に出したレビューが元だとのことだ。この人が、まぁいい加減な推定で挙げたのが10倍という数字のようだ。いわば、有能な科学者のでっち上げと云う事らしい。いずれにしても、だからといって現象に変化が起こるわけでも無く、関係ないと言えば言えるのだが、新しい見解では、細胞数は30兆で細菌は40兆とする推定値が出されているのだ。新たに発表された推定値では、体内の細胞と細菌は近い数だ。それは、つまり、細胞数はちょっとしたことで細菌数を超える可能性があるということだ。たとえば排便によって数兆の細菌を排出した直後は、実際に細胞のほうが多いこともあるということだ。ヒトの細胞数は私たちの細胞の多くが赤血球であるという事実を利用して計算されている。それが30兆個と云う事らしい。(従来考えられていた半分と云う事だ)細菌数の確認は、男性の便と赤血球から推定している。平均的な男性の結腸の大きさ(409mm)と、便1グラム当たりの細菌数に注目していると言うことはやはり数えたと云う事らしい。その結果は、これまでに報告されている最良の推定値とほぼ一致している。 今回の研究はまだ他の科学者によるレビューを受けていないが、この結果によって細菌と細胞の比率に関する議論が終わるとは思えない。ヒトの細胞数を推定するのは、実に難しいことで有名なのだ。しかも今回見積もった比率は平均的な細菌数に基づくものであり、実際の細菌数は個人差が大きい。そのため、数の比較ではない別の指標を使うべきではないかという議論も出ている。正確な数がどうであれ、細菌が私たちの健康に欠かせないことに変わりはない。数が10倍でないからと言って、細菌の重要性が10分の1になるわけではないのだ。別な記事に、成人の大脳は140億個の細胞によって成り立っているという。このときはまだ人間の体の全細胞数は60兆個としている。どちらにせよ細胞数ではたった1%にも満たない脳が、肺から摂取する全酸素量の20%も消費しているとのことだ。また、ヒトの腸内の細菌は3つのタイプに分類される「エンテロタイプ」説がある。日欧の研究チームは、腸内にすむ細菌のパターンをタイプ1~3に分類した。順番に「ルミノコッカス属」「バクテロイデス属」「プレボテラ属」の細菌が多く含まれる。日本人やスウェーデン人は8割以上がタイプ1、米国人や中国人は多くがタイプ2、中南米の人はタイプ3に属する人が多いなどの傾向がわかったという。コロナに於けるファクターXに関係するのかとも思ったが、日本とスウェーデンでは、やはり大きな差があるようで、この点ではあまり関連は無さそうだ。
2021.02.26
コメント(0)
今日のウォーキングは第1907日目で8086歩だった。連れ合いの用事で、町役場へ行き、後、仏花、食品など買物をして帰った。総務省の役人が処分を受けていた。少し以前の農水省問題も同様に処分されていた。こうした官僚の不祥事は、昔から合ったが、何とも倫理観の欠如した連中である事か。きっと何とも思っていないというか運が悪かった程度の感想だろう。その昔は越後屋が悪代官に山吹色を忍ばせた菓子折を渡して「越後屋、お前も悪よのう」と言うのが時代劇の定番だった。水戸のご老公は現代には居ないのか。***日経のOpinion記事だ。現在はカーボンゼロへ向けて世界は動いている。かつては、エネルギー源が石炭から石油にチェンジし、世界が石油資源獲得に血眼になった。この状況を最近死去したサウジのヤマニ元石油相はどう見ていたのだろうか。ガソリンの普及で、フォードは市中から馬車を追いだしたように、今度は、脱石油(カーボンゼロ)でガソリン自動車が、電気自動車(EV)に駆逐される方向だ。日本は、比較的緩やかと言うか、反応が遅いかも知れない。日本の稼ぎ頭であるトヨタは、全面的にEVに踏み切らず、HV車を残す構えだ。之に対して、ヨーロッパではカーボンゼロの動きは熾烈で、デンマークの政府系企業オーステッドは石油・天然ガスから完全に風力発電へと軸足を切り替えた。米テスラも、EVで自動車業界に入り込み、今やトヨタやGM更にはVW等従来の自動車企業を併せたよりも時価総額は大きくなっている。最近では米アップルもEVに参入、韓国の起亜動車に自律走行型のEV生産を委託する方向だ。テスラは、前から様々な動きをしていたが、パソコンのアップルまでが車に進出かと、素人にも時代の動きを感じさせないではおかない。中国のネット検索最大手のバイドゥや、米グーグルなどもEVへの参入を目論んでいるというから車業界は完全に変わってきた。テスラやアップルがEVでフォードを市中から追い出しかねない勢いだ。テスラのCEOイーロンマスクは宇宙へも進出を考えている。そんなマスクは、CO2回収技術を競う競技会に1億ドルを賞金として提供するという。彼が考えている思考回路が、段々と現実化していくようで、唯々凄い慧眼だと思える。菅首相も2050年カーボンゼロを宣言したが、果たして、口先が先行して、心中はいかばかりかと思ってしまう。どうも安倍の口だけ政治の女房役であったことが頭から抜けないので、致し方ない。他ではとやかく言われているけれどもスマートフォンの値下げや、カーボンゼロの宣言などについては、今のところある程度の期待感を持ってみている。長男問題もあるけれど。こうした流れの中、日本の経産省は2050年の再生エネルギー使用の割合をガイドライン的に50~60%と出している。こうした事でも日本のよく言えば慎重さだし、正直押っ取り刀的なニュアンスを感じる。菅首相の言うカーボンゼロと再生エネルギー50~60%との整合性を採るには、残りを原子力で賄うか、水素やアンモニアなどCO2を出さない脱炭素燃料を使うか、もしくは排出したCO2を集めて処理するCCUS(Carbon dioxide Capture, Utilization and Storage:分離・貯留したCO2を利用)などを駆使することになる。また単にCCS(Carbon dioxide Capture and Storage:CO2回収・貯留)で、地中深く貯留する方法などを採らなければならない。そうした適地が見つかれば良いが、それを含めて今検討し、一部実験を試みている段階であり、とても、2020年頃としていた、技術の実用化は未だ達成されていない。何もかもが、今一つ詰めが足りないようであり、ヨーロッパなどに比べると周回遅れも良いところだ。国際エネルギー機関(IEA)もCCSで2060年までにCO2削減量の合計のうち14%を担う事を期待している。では、日本ではその差分26%はどうするのだろうか。恐らく原子力で補填しようと考えているのかも知れない。こうした数字上の詰めでも、明確に回答がなされていないわけで、半ば、行き当たりばったりの様相を感じる。製鉄には鉄鉱石を使うために石炭(コークス)の使用は不可欠になっている。新規の鋼材製造には、鉄鉱石からでないと駄目であり、スクラップからの電炉使用では賄えない。石炭の代替には水素を使うことが目論まれている。日本の鉄鋼生産量8000万トンなら水素は700万トン(約800億立方m)必要だ。経済ベースに乗せるには水素製造を1立方m当たり8円以下に抑えなければならないが、現状は100円掛かっているので桁違いだ。当面は20円を目指すがそれでも採算ベースには乗らない。そこで水素の製造だが、2つの方法がある。1つは水の電気分解だ。もう1つは石炭や石油から水素を取り出し出てきたCO2をCCSかCCUSで貯留乃至は再利用という手段だ。現在日本でも福島県浪江町で東京ドーム5個分の敷地に電気分解装置を設置して、水素を産出しているが、高々、年間約900トンしかなく、とても及ぶものでは無い。また地下に貯留する適切な場所も限られている。燃料電池車も水素を必要とするが、こうした事から、日本では、水素の製造もまた、十分な量を得ることが出来ないという。この点、オーストラリアや中東など、広大な土地を有し、潤沢な太陽光を得られる国は、太陽光発電にも向いているし、出てきたCO2の貯留も可能だ。現在は石油や天然ガスの資源国である中東は水素製造やCO2貯留の点でも有利であり、資源国たり得るのだ。太陽光発電では、中国もまた広大な土地を之に充てて、大規模な太陽光発電を行っているようだ。日本にもメタンハイドレードという資源があるとのことだったが、その後一向に話題に上らない。これとてCO2の排出は免れないので、全くカーボンゼロとは行かないようだ。こうした事から、この先、日本は水素を輸入に頼らなければならない事になる。先頃の新聞では、EUは水素開発に60兆円の資金を投入するとのことだ。オランダ北部の洋上で欧州最大級の水素事業「NortH2(ノースH2)」が進行している。2030年までに最大400万kWの洋上風力発電所を整備し、その電力で海水を電気分解して水素を生み出すと言う目論見だ。日本も相応の計画は立てているとは言うものの、完全カーボンゼロに対する認識が、今一つ希薄ではないかと感じるのだが、如何なものだろうか。
2021.02.25
コメント(0)
今日のウォーキングは第1906日目で、8744歩だった。午後は連れ合いが恒例のご近所ウォークだ。サウジのヤマニ元石油相が死去した。私個人も、この人に大いなる影響力を受けた。この人主導のOPECが起こした第1次石油危機により、私の仕事は商船から石油掘削リグに変更させられて、その後再び石油が得られるようになったときには、私の戻る場所がなくなっていたのだ。この人の名前は忘れられない。サウジに駐在したときに、顔でも見たいと思ったけれど、勿論叶うはずもなかった。石油の時代の巨人と言われたが、今は脱炭素の時代で石油はどうなっていくのだろうか。ヤマニの言葉に、「石器時代は石がなくなったから終わったのではない。石器に代わる新しい技術が生まれたから終わった。石油も同じだ」というのがある。ヤマニはこの時代を予期していたのだろうか。***旅客機の部品が住宅地に落下したニュースが流れた。場所は米国の話なのだが、似たような話は日本でも多数起こっている。今回の場合は、負傷者がなかったようで、なによりだが、庭に大きな輪のようなものが映っている記事を見て、我が家の近くだったらと思うとやはり、恐ろしい。この航空機は、ボーイング777-200型だとのことだ。またしてもボーイングかと思ったのは、私だけでないかも知れない。さらに、事故時に乗客が機内の様子を撮影していたフィルムが公開されたが、気が気では無かっただろう。と言うか、死を覚悟した人もいたようだ。事故は、離陸直後に右側のエンジンに異常が見つかったとの事だが、乗客が撮影した動画では、エンジン部分のカバーが飛ばされ、火を噴きながら旅客機が飛行を続ける様子だ。今までの事故は、墜落したとか何人死亡したとかの結果の記事だから、悲惨であっても何となく数字に置き換わっていて、切実感が薄かった。今回は、手近にスマートフォンなどのツールもあり、SNSなどで発信できることもあって、伝えられることが生々しい。事故の状況はまた、地上からも目撃されている。近隣住民の一人が爆発を起こし、飛行している航空機から破片が落ちるのを見ていたとのことだ。乗客の親族だという女性はツイッターに、エンジンが炎に包まれた状態を映した動画を投稿した。ユナイテッド航空のこの旅客機はこうしたエンジントラブルで、機材の一部をデンバー近郊の住宅地に落下させたものの、空港へ引き返し緊急着陸して大事には至っていない。この事故の報告を受け、国交省は、安全確保のため同系列のエンジンを搭載する日本航空の13機と全日本空輸の19機を運航停止するよう指示した。両社とも、指示以前に同種機の運航は止めていた。同様の事故は2017年9月に日本でも起こっている。機種は同じくボーイング777-200だ。関空からアムステルダムに向けて離陸したKLMオランダ航空868便の部品の一部が大阪市の中心部に落下し、走行中の乗用車に当たった事故だ。このときも幸いけが人はなかった。この事故は右主翼付け根上方の胴体パネル(縦横約107cm、重さ約4.3kg)の落下で、直接エンジンには関係なかったようだが、飛行中に異常を示す表示が出なかった為か、そのまま飛行を続け、11時間感知されないままオランダまで飛んだという。これなど知らぬが仏という感じで、気がついたらパニックが起こっていたかも知れない。パネルが落下したのは大阪市の中心部で、JR大阪駅の南東約1.2kmと言うから市内の真っ只中だ。落下時点の航空機の高度は2000m以上とのことだから、風に吹かれて、何処に落ちてもおかしくはないが、よりによって大阪市内の混み合う場所に落ちて、車の損傷程度で済んだのは奇跡だろう。こうした航空機からの部品の落下事故は年間50件以上もあるとのことで、1週間に1回起こっている計算になり、ゆったりと空を見上げていることも出来ない感じだ。恐らく人が気づく場所に落ちるのは、そうそう無いだろうが、出発前の点検では見過ごされるのか、発見されるのは到着後が多いという。後日の原因発表によると、パネルを機体に固定する取り付け金具「ブラケット」の強度が不十分だったため負荷がかかり金属疲労を起こして破損し、パネルが脱落したとのことだ。尤もらしいことを書いてあるが、要は、部品を締めるボルトが十分に締められていなかったのだろう。また、ボルト30本のうち、5本で誤ったタイプが使用されていたとのことだった。パネルと機体の間から激しい勢いで空気が入り込んで徐々に剥がれて、ばたばたと振動しながらやがて裏側からパネルを吹き上げたのだと思われる。その隙間からパネルの内側に流入した空気の圧力で負荷がかかり、金属疲労でブラケットが破損。さらに大きな隙間が生じ、流れ込んだ空気の圧力と振動でパネルの脱落につながった可能性が高いという。また、2018年の落下事故は、日本航空632便(ボーイング767-300型)が、熊本空港を離陸した直後高度約1800mの上空で左エンジンに異常な振動が発生し、左エンジンのタービンブレード(羽根)などが損傷して、落下部品が医院などを直撃したものだ。このときも落下物によるけが人は無かったようだ。この、日航機部品の落下物は 同空港から南西約7kmの範囲に散乱していて、住民から10件の通報があったとのことだ。後の報告書では落下した金属片は23地点で98個である事が分かり、被害は5件だったようだ。ボーイングで最大の問題はやはり、2018年10月のインドネシア機墜落事故だろう。機体(B737MAX8型)の空中姿勢を測るセンサーの異常が墜落につながったとのことだ。ジャカルタ郊外の空港を離陸した直後に急降下し、ジャカルタ北部の海に墜落、乗員乗客189人全員が死亡した大惨事だった。こちらの方は、より根本的な問題だ。この同種機は更に2019年3月、エチオピア旅客機(B737MAX8型)でも墜落事故を起こし、乗客・乗員157人の全員が死亡した。アディスアベバの国際空港から隣国ケニアの首都ナイロビに向かう途中のことだ。これだけの事故を立て続けに起こして、ボーイングはもはや立ち直れないかに見えたのだが、9兆円の失注はしたものの、B737MAX8型機の生産を中止することで、現在に至っているのだ。航空機事故は車の事故よりも確率は低いと言われているが、事故の結果は甚大なものになり自動車事故の比では無い。今回の落下物事故はあってはならないもので、航空会社の整備員や、経営者はより安全に留意して貰いたいものだ。ボーイング機の部品の製作では日本のメーカーも多数参画している。B787やB777については、日本の航空会社も主力的に使っていることもあり、これら一連の事故は、他山の石というわけにも行かない。言葉は陳腐だが、ますますの安全対策を充実させて貰いたい。
2021.02.24
コメント(0)
今日のウオーキングは第1905日目で8383歩だった。日用品の買い出しで、コーナンに行き、ブロッコリーの苗を買って帰った。庭掃除と苗植とを行った。昨日時点での大阪のコロナ感染者数は4万6679人だった。21日の感染者数が4万6581人となっていたので、増加数は98人なのに新聞では62人となっていた。36人少なめの報告になっている。大阪では珍しいことだが、ぬか喜び的にさせる感じだ。***私は電池に興味を持ってきた。単純なきっかけだが、最近は毎日のように感じている。スマートフォンの充電が、殆ど毎日充電しなければ使えないことから、長寿命の電池が出来無いものかと思っている。従来からある乾電池が出現したことで、世の中は大きく変わったであろう事は分かるが、それが、充電型になって、更に便利になった。然し、もうすこし1回の充電で使用できる時間が延びれば良いのにとは、私ならずとも感じているところだろう。現在も、長寿命化の電池の研究はされているようだが、実用化出来て、電子機器などに搭載されたと云う事はなかなか聞かない。恐らく、私が生きている間に画期的な長寿命電池が出てくることは無いかも知れない。そんな折り、寿命100年の「ダイヤモンド電池」と言う記事が日経に出ていた。対象は、宇宙や地下の電源にとのことだが、ダイヤモンド電池という名は初めて聞くので、興味を持った。構造や原理などについては、分かるわけではないが、寿命が100年と云う事が、特に目を引いた。書かれている内容を掻い摘まんでみた。ダイヤモンドを素材にした新型電池とのことで、原理は太陽電池と似ている。しかし、太陽光の代わりに放射性物質から出る電子を受けて電力を生み出すというのだ。ここで引っ掛かるのは、放射性物質を使うと云う事で、何やら危険な匂いを感じた。案の定実用化には放射線の遮蔽が必要とのことで、宇宙探査機や地下資源の採掘装置など人の手の届かない場所の電源として応用が期待されているとのことだ。そうなると、私が期待しているスマートフォンへの使用は、全く埒外と云う事になる。ダイヤモンドがこうした電池にも使えるのかと改めて思うものの、こうした研究がなされていることは素晴らしい。紹介されている電池は「ベータボルタ電池」といわれ、放射性物質を利用する「原子力電池」の一種だ。関連の記事を探していると、こうした研究はロシアでも行われているようだ。電池の寿命は50年とこちらは半分の表示だが、それでも50年も持てば、実際的には十分だ。(あくまでスマートフォンが頭にある)やはり、放射線を使うので漏洩問題がネックとなり、発展はしなかったというが、ロシアでは研究が進み、実用化されているようだ。エネルギー源である放射性同位体ニッケル-63(Ni-63)を使用して、ガス遠心分離機で濃度を69%以上に濃縮することに成功したのだ。現在、機器製造や無線電子機器に実際に使われているという。この利用対象例としては、ペースメーカーが挙げられている。小さなエネルギー源を長期間メンテナンスフリーにする必要があるペースメーカーには最適というわけだ。私の先輩もペースメーカーを使用しているが、過去2回電池交換をしたようだ。共に成功したので良かったが、ベータボルタ電池なら、取替は不要となり、危険度も減る。問題は放射性物質の遮蔽だが、Ni-63の場合は、シンプルなプラスチック包装でシャットアウトできるという事らしい。過去に米国で使用した例があるが、その折りは遮蔽に問題があったとのことだが、ガス遠心分離機による濃縮で、そうした心配が無くなったとのことだ。それでも体内に原子力を埋め込むのはちょっと怖い気がするので、やはり採用するには逡巡してしまうだろう。こうした、ダイヤモンド電池の研究は海外でも盛んに行われている。イギリスでは2020年、原発で使った黒鉛の表面に多く存在する炭素14を使ったダイヤモンド電池を発表した。この電池は何と、数千年の寿命をもつという。素材には原子炉の解体で生じる廃棄物の黒鉛が使えるとのことで、注目されている。イギリスでもダイヤモンド電池の商用化に向けた研究が進められている。まだ試作段階だが、既存の原子力電池と比べて効率がよく、電力密度も高いとのことだ。人工ダイヤモンドから放出される高速の電子を電力に変換するので、電池の寿命は数千年で、充電も交換も必要ない。電池の設計が決まり次第、量産に向けた生産設備を建設する予定だといい、2024年には市場に投入することが考えられている。ここで、ぐっと興味が湧いたが、次の説明で、やや現実に引き戻された。それは、ノートPCのような身の回りにある電化製品に搭載されることはないだろうというのだ。スマートフォンのリチウムイオン電池やリモコンに入っているアルカリ乾電池はガルバニ電池と呼ばれ、短時間に大量の電力を供給する用途に向いている。リチウムイオン電池は1回の充電で数時間しか放電できないし、数年経てば劣化が進んで充電容量は減少する。これに対して原子力電池の一種であるベータボルタ電池は、微量の電力を長時間にわたって発電できる。しかし、スマートフォンを動かすために十分な電力を供給するのは無理とのことだ。ここまで読み進んで、スマートフォンへの適用は電力が小さすぎて、使用に耐えないと云う事らしい。勿論これから主流になる電気自動車(EV)への採用も電力の関係で不可能のようだ。大量のエネルギーを消費するものを動かしたいと思ったら、バッテリーの質量は車両よりはるかに大きくなってしまうということだ。こうした事からダイヤモンド電池が使えるのは通常の電池を利用できないような状況で、例えば遠隔地や危険な場所であるため定期的なバッテリー交換が難しい場合などが考えられる。具体的には、人工衛星や放射性廃棄物の貯蔵施設などだ。また、一方で、心臓のペースメーカーやウェアラブルデヴァイスなど、もう少し身近な用途も想定されている。放射性物質の心配については、赤い色はトリチウムという放射性同位体が使われている非常口のサインと同じ程度の微弱な放射線しか出ていないので、実際上の心配は無いとのことだ。こうした事が可能になれば、電池より先にデバイスを交換するようになるかもしれないという逆転現象が起こるのだという。それほど電池の寿命が延びると云う事なのだ。放射線の問題は心理的な抵抗を生じるが、考えられている用途は宇宙探査機、飛行機、電気自動車(EV)、電車、スマートフォン(スマホ)、ウエアラブル機器、ペースメーカー、IoTセンサーなど、電力を消費するすべてが想定にはいっているとのことだ。スマートフォンで9年、EVで90年の使用が可能としている。最終的には寿命2万8000年を目指していて、機器本体より長寿命な電池が出現することで、蓄電池を交換するよりも、先に機器本体を交換することもあり得ると言う話になるのだ。
2021.02.23
コメント(0)
今日のウォーキングは第1904日目で、9432歩だった。姉の用事と松坂屋で注文していた手帳のクリアホルダーを受け取りに出かけた。松坂屋は人出も多くなっている。すしの遊洛も満員だし、スターバックスも多くの人が出ていた。終息に支障が無ければ良いがと思う。久しぶりに北海道に死者が出ていないのは良かった。ワクチン接種が日本でも始まったが、先行するイスラエルではたしかな効果が見られているようで、なにがしか期待が持てそうな気がする。***企業は常に動いている。そんな動的な時を切り取って企業を評価するのは難しい話だ。注目の企業の動向は日経には常に取り上げられているが、あまり深く読んだことが無い。そんな中、富士通のことがNext ストーリーという名の下に掲載されていた。この記事の発端は、富士通が構築した東証のシステムがダウンしたことによる。それはこうだ。2020年10月1日東証のシステムに障害があり、終日売買が停止した事件だ。大々的に報道されたが、デイトレーダーでない私などは他山の動きでしかなかった。東証の売買停止は、これで3度目だという。最初は2005年11月に起こっている。このときも全銘柄の取引が停止した。2回目は2012年の2月に起こっている。いずれも富士通が関係したシステムであり、人為的なものもあるが、システムそのものの障害もある、こうした背景の中、富士通は今大きく変わろうとしている。私などは、殆ど遊びでパソコンを操作しているが、一寸したトラブルで、巧く動かなくなることがある。そんな時は、電子機器に対する不安定感をぬぐえないのだが、これを生業としている人たちは、大変な苦労があるのだろう。今は事故や、その影響を問題にしているわけではなく、こうした事故を起こした会社が、どう変わろうとしているかに興味が湧く。富士通の社員は3万人を越える。更に関連グループを入れると国内外に13万人を擁する大企業だ。その内管理職は1万5000人となっている。その管理職全員にジョブ型を導入した。ジョブ型雇用とは各企業が会社における各職務の内容(ジョブ)を職務記述書に明記し、その内容に基づいて必要な人材を採用・契約する制度だ。仕事に適合した人材を割り当てると云う事であり、従来の日本が採用しているのはメンバーシップ型と呼ばれるもので内容が大きく違う。メンバーシップ型では、人事考課などは、ジョブ型に比べて厳しさに欠けるという感じがする。ジョブ型は、仕事の内容に応じて自らが志願して、業務を遂行し、最初に設定した達成目標を確認してその達成度合いに対する結果で評価されるというものだ。ジョブ型雇用は欧米では一般的な雇用制度だが、日本での採用はまだ数が少ない。年功序列で評価する事になれてきた古い人間は、なかなか馴染めないが、こうした年功序列評価の場合も、最近では成果主義を採り入れられてきた。然し、現在ジョブ型と呼ばれるような、いわば極端な職務対応の形は、まだまだ馴染みが薄い。富士通は、これまでの重大事故に鑑み、またかつてハード志向(ハードディスク装置、パソコン、携帯端末、半導体事業)だった方針を、システム構築やサービスへと業務内容を変換してきた中で、こうしたシステム障害は致命的でもある。気の緩みが起こしたという反省のようだが、ジョブ型導入が性急すぎたという見方もある。日立製作所は、ジョブ型導入を10年掛けて行ったと云う事だが富士通はそれを、1年足らずで行ったのだ。これに先だって、米国流の成果主義を採用したが、現場がついて来られなくて、混乱した。これを当時の社長は、現場が働かないからと、責任転嫁をしたようだ。しかし、その後、成果に向かうプロセスも評価対象に加えるなど、修正がなされた。それでも成果は上がらず、結局米国式成果主義は身につかなかった。そこで興味深かったのは、私が経験した会社でも基本は年功序列なのに形だけ成果主義を唱えて遂行しようとしていたのと似ていることだ。要するに成果を上げたものには、例えば金銭面でも相応の対価を払うことをせず、全体の予算が限られていて、その中でやりくり(優が出れば劣を作る)するだけのエセ成果主義であったからだ。富士通の場合、管理職であれば、9割近くは自動的に上から2段階の評価を受けられるという歪んだ成果主義であった。こうした事が分かれば、若い有能な者は働く気が失せるのは当然のことだ。日本でのメンバーシップ型が、背伸びしてジョブ型に近づこうとした典型的な轍を踏んだのだ。こうした事を嫌気して、会社を去る者が出たというが、当然のことかも知れない。その経験を活かして、社内の新しい業務(社内だけの5Gネットワーク構築)に対して、完全ジョブ型を採用して、社内に公募を掛けたのだ。我こそはと思う者は手を挙げ、リーダーに26人の応募者から1人を選び、部下も公募で160人中15人を採用したのだ。こうした経緯を見ると、富士通は完全に変わったという感じを受ける。この場合、社内でも花形業務であれば、やる気を助長するが、逆に陽の当たらぬ業務には、精彩を欠くのではないかとの懸念もあったようだ。そちらの結果はどうなっているのかは分からない。そんな中でも大所帯の本体(会社全体)には従来型の人事制度も残っているわけで、それを解消するために、100%子会社を設立自由に厳しくジョブ型を遂行する形も取っている。更には、人材を広く社外に求めることも行っている。外部の血を入れて、活性化を計ろうというものだが、こうした試みが日の目を見るのかどうかはこれからに掛かっている。会社という概念が変わりつつあると言う事かも知れない。現在の富士通の時価総額は、IBMの3分の1であり、更には米アクセンチュアの5分の1でしかない。こうした試みが富士通を蘇らせるかどうか、正念場というところだ。私など古いタイプの人間には、こうした極端なジョブ型は、ついていけない気がする。日本も、良きにつけ悪しきにつけ欧米化が進んでいるようだ。
2021.02.22
コメント(0)
今日のウォーキングは第1903日目で、9464歩だった。スクラッチだけを買いにイオン迄出かけた。春を超え、初夏のような天候だ。***日経Analysisの3週に亘る中国の産業政策に関する特集だが、はっきり言って、経済音痴の身には、殆ど理解が出来ない。先ず、中国の社会主義市場経済についてだが、これに中国政府の補助金がどのように関連しているかが興味深い。産業政策の定義は政府が特定の産業を対象に支援や制限をして産業構造の転換を促す政策ということだ。内容の深追いは出来ないが、第2次世界大戦後の復興に際して米国や欧州の復興政策に加えて、日本や韓国の鉄鋼、台湾の半導体、チリのワインなどが典型であり、日本の造船に於ける計画造船などもこの産業政策に入る。こうして見ると今なお産業政策が効果を発揮しているのは、韓国、台湾、チリであり、日本は何故か、対象企業は不振になっている。補助金に関しては、レッド補助金、イエロー補助金そしてグリーン補助金があり、輸出入で、補助金が他の国に著しい害を与えている場合は、要求があれば、ガットまたは関係国と協議しなければならないとされている。WTO加盟国(中国も2001年に加盟対象国となる)は総てこのルールに従わなければならない。例えば、造船などへの中国政府の介入などはどう考えても日本に著しい害を与えているにもかかわらず、放置されていたまま見過ごしているのは、日本政府の怠慢とも云える。中国は海外資本が参入する際には国内企業との合弁を義務づけてきた、これによって、技術のノウハウを吸収し、日本の進出企業は、抜け殻にされてしまったと言っても良い。そうした経緯から、今や「中国製造2025」を公然と主張し、トランプの中途半端な政策で、現在では、「中国標準2035」と言う世界規格に挑もうとする情勢だ。一帯一路を掲げ、これに関わる国々に対して、中国スタンダード(中国標準)を技術の世界に浸透させて、世界制覇の一翼を担わせる目論見だ。中国の政策については、今までは1990年代後半に自動車産業の外資導入と合弁、2000年代になって造船業がターゲットとなり、2010年以降はスマートフォン・半導体産業に侵食していった。造船などは、2000年代には世界シェアの10%に満たない存在だったが、現在は世界シェアの40%を占めるまでになっている。この背景には中国の補助金が存在しているわけで、補助金がバラ積み貨物船で、8~16%、タンカーで、6~10%もの低価格を可能にしたのだ。こうなってはいかな日本も太刀打ちできる道理がない。日本の業種の中にあった造船の名が忽然と消えてしまったのはこうした背景による。政府は、この間手をこまぬいてきたわけで、かつて、国の礎を築いた基幹産業に対する仕打ちとしては酷すぎる扱いである。今や、これ以上とやかく言ったところで、詮ないことになって仕舞った。造船業界も、これを受け入れてしまった訳で、今更取り返しが付かない。中国が今日あるのは、4分の1は新規産業の開拓だが、4分の3は日本や韓国から市場を奪った結果なのだ。造船に於ける中国の採算はと言えば、結果として、与えた補助金に対する得られた純利益はマイナスでしかなく、結果的には日本を食いつぶすだけの効果しか無かったという事だ。半導体に関しては、新規の技術革新も起きていて、何とか経済厚生は増している。(私は経済厚生と言う言葉を初めて知ったが、経済的観点からみた厚生を意味し、1.国民所得が大きいほど、3.貧者の受けとる国民所得の分が大きいほど、3.国民所得の変動が少ないほど、経済厚生は大きいということだ)総合的に見て、中国が行っている補助金政策はWTOに規定している競争原理を逸脱したものであり、違法だと思えるものの、世界(日本も)は遠吠えする以外に何も手を打てていない。既得現状を野放しにしていることで、中国の勢いを止められないでいるのが真実ということだ。ITに関する論評では中国政府は市場を独占するアリババやテンセントとの間は一時険悪なムードのように報じられていたが、結局のところは党支配への脅威と認識が深まった形で収まったようだ。習近平が、こうしたIT巨大企業を野放しにしないであろう事は、自らの立場を侵すことにも成りかねないので、十分配慮していくことであろう。中国も、地球温暖化に対して、他人事では済まされないことは当然だ。パリ協定参加国の中でも断トツにCO2排出量が多いからだ。2030年にはCO2の排出量をピークアウトさせ、2060年には炭素ゼロに持ち込むことを宣言している。日本も世界の趨勢に押されて、2050年にカーボンゼロを宣言させられている。本当に緻密なロードマップが描けているのかと言えば、どうも定かではない。中国もまた然りでは無いかと思うが、一応の目標は掲げている。エネルギー関連目標として、1.エネルギー消費総量、2.石炭消費総量、3.非化石エネルギー割合と言った3項目の数値目標を掲げている。中国は原発の基数も多いが、再生可能エネルギーへの注力も凄まじいものをもっている。2050年までに非化石電力割合を90.4%迄高めるとしている。風力発電で、年間8200万kW、太陽光で7000万kWという、過去実績の3倍ものペースで削減を図るという計画だ。10日の毎日新聞に、中国は再生可能エネルギーを急拡大させ、1年の発電力が原発120基分を果たすと豪語しているようだ。これに比して、エネルギー基本計画の改定を控えた日本はどうするのかが問われている。
2021.02.21
コメント(0)
今日のウォーキングは第1902日目で9693歩だった。2日前の日経だったか、上場企業の主要業種別連結業績動向という記事があるが、その中には業種名に「造船」の名前が無くなっている。去年辺りから消えていたようだが、以前は、確かに1業種としてあげられていたのだ。造船に携わってきた者にとって、消滅という事態はもの悲しい。私の生涯は何だったのだろうかと言う気分だ。そこに、コロナ禍にあって、製造業は一転6%増益とある、ますます皮肉なことだ。一方では日本人大坂がテニスの全豪で優勝した。日本も徐々に変わってきている。***ミャンマー国軍は1日にクーデターを起こしたが、その後20日経過してもクーデターに反対する全国規模のデモは全く収まりを見せない。ついに国軍は発砲し、死者を出すまでになった。国軍は力で威圧して、連日続くデモを抑え込んでいる。国軍の総司令官ミン・アウン・フラインは選挙に不正があったとの理由で始まったこのクーデターだが、国民は全く納得していない。スー・チー率いる国民民主連盟(NLD)が選挙で8割の議席を確保したことで、国軍の既得権が失われることを危惧して起こしたクーデターとされるが、もはやなりふり構わない。スー・チーを言いがかり的に拘束している。国軍は今や、法律は無視して、裁判所の許可無く逮捕できるとしている。全くの無法(いや独裁)状態だ。国軍の目的はこうした独裁回帰とするスー・チー側に対して、フラインは、正当化に必死だ。然しとても無理がある。フライン総司令官は定年を間もなく迎えることになり、このままだと、軍人枠の副大統領が精一杯という。スー・チーを越えることは出来ない。これを覆そうとの魂胆だという。過去にもこうした経緯があり、スー・チー軟禁状態でもNLDが圧勝したが、国軍が納得せず、10年余、国軍が政治介入した。今回もそれと同じ様相だ。今回はフライン個人の独裁欲がささやかれているから、もはや、正当な説得では収拾が付かないようだ。このままでは、この戒厳令状態は、2年半は続く可能性がある。国連などが自制を促しても全く効き目がない。日本などは、コロナ禍を隠蓑に、こうした事に言及すらしない。ミャンマーへの経済支援は、軍事政権時代も続けていた。アジアでの立場は異なるとの行為だが、どうにも腑に落ちない。ミャンマーが誰に支配されようと(例え独裁政権でも)援助しようというのか、優柔な感じだ。ついに米バイデンは、ミャンマーへの制裁(国軍に限り)を発動した。この辺りが、苦しいところのようで、単純に国軍を追い詰めれば、背後の中国が前面に出てくる可能性が強い。フラインの強気度は一重にバックの中国だ。EUも圧力を強めているものの、もう一つ精彩がない。スー・チーが、ロヒンギャ問題で、進んで保護することをしなかったためだ。中国の在ミャンマー大使は、このクーデターを望ましくないと表明しているようだが、これは単なる方便だ。中国の公式表明で、すんなりと正当なことを言ったためしがない。中国は、例えばウイグル族問題でも対外的には国内問題として介入を拒むが、ミャンマーについては、内部事情はどうでも良いのだ。要は、中国からミャンマーを通って、インド洋のベンガル湾に出るルートさえ確保出来れば、相手がスー・チーだろうがフラインだろうがどっちでも良い感じなのだ。ただ、フラインの方が、スー・チーよりも西側との関わりがなくコントロールしやすいと踏んでいるのかもしれない。とにかく、何とか納めろというスタンスのようだ。それは、他のアジア諸国でも同じで、特にタイのプラユットの場合は、自分が軍事クーデターから政権を奪取した手前、フラインにも勝手に巧くやれと言った感じのようだ。ミャンマーには新興の工業地帯が多くあり、日本を初め諸外国から、ミャンマーへの投資は相当に進んでいる。特にティラワ経済特区は、飛行場かと思わせるような広い道路も完備していて、日本を含み20カ国から100社以上が進出している。こうした現地企業の従業員は、このクーデターに反対してデモに参加し、各企業の生産力は低下している。ロヒンギャ問題を別にすれば、ミャンマーでのスー・チーの人気は神がかり的でもあり、このままでは、諸外国の企業も、今のところどうしようも無く、静観すると云った感じだ。ニュージーランドは、政治的、軍事的交流を停止した。国軍のクーデターに正当性がないとの姿勢を明確にした。はっきりとこうありたいものだ。ミャンマーのもう1つの特殊事情に、国民の3割を占める少数民族の存在がある。中央政府は7割を占めるビルマ族が占めているが、少数民族は、武装勢力を結成して、事あるごとに、中央政府に反抗してきた。国軍は、こうした少数民族を取り込もうとしている。反逆罪で、投獄されている囚人2万3000人を釈放するという挙に出て、これら少数民族の歓心を買おうとしている。然し乍ら、大局的にはこうした行動も、軍の思惑通りにいっていない。少数民族の意向はどちらかというと、スー・チー側によっているとも言えそうだ。ミャンマーは国民の9割が仏教徒で、僧侶が信頼を集める敬虔な仏教国だが、こうした僧侶までもが、クーデター反対のデモに参加している。更には、俳優や映画監督らも反対に加わり、混沌としている。そんな中、マレーシアは、自国に逃れてきた難民1200人をミャンマーに送還しようと計画している。一方で政府は、クーデターを非難しているのだが、こうした排反的な行動は理解しがたい。それに比べると日本は平和そのものだ。
2021.02.20
コメント(0)
今日のウォーキングは中止した。***コロナワクチンの国内接種が開始された。最初の頃に話題になっていた治療薬レムデシビルやアビガンなどはその後どうなっているのだろうか。ともあれ、予防としてのワクチンが、俄然脚光を浴びるなか、日本でもようやく接種が始まったようだ。当初は、副作用が恐ろしいので、接種を希望する人は半数程度しか居なかったようだが、世界的に接種が始まり、その副作用も極めて確率的に低い事が報告されて、接種を希望する人たちが増えてきたようだ。私も懐疑派であったが、連れ合いなど、真っ先に受けると待ち構えている。ワクチンの数は限られていて、どうやら先進国が囲い込んでいるとか、新興国には回ってこないとかという、ワクチンデバイド的な話もある。当初話題になっていた阪大や塩野義が研究しているワクチンの状況はどうなっているのかも気になるところだ。総てが、海外頼みになっている日本だが、こうした事で、科学立国と云えるのだろうかと感じることもある。和泉補佐官や、彼とコネクティングルーム問題で取り沙汰された大坪寛子など、こうした動きに水を差しているのではないかと腹立たしい限りだ。ワクチン接種に関しても、本来は、厚労省がしっかりしていないと行けないところ、何かにつけて、特別担当相を作って対応する様は、こうした、旧態然とした無能な厚労省官僚が跋扈しているからではなかろうか。ともあれ、医療関係者や高齢者を先行して接種させるプログラムのようだが、接種を初める段になって、医療関係者が、予定していた約370万人よりも100万人も多くなるという大幅変更が明らかになったという。ワクチン接種までにはかなりな時間があったことを考えると、これなど、厚労省の怠慢以外に何があるだろうか。さて、我々65歳以上の高齢者(約3600万人)は4月1日以降に接種開始を目指すとされているが、これが遅れそうな気配だ。あの加藤勝信などは一体何をしてきたのだろうか。私の知る限り「誤解発言」以外記憶にない。この男の発言で何人が死んだだろうか。今回の100万人の急増も、高齢者の何人が影響して死亡するか知れない。さて、今回の接種は17日に始まり、医師ら医療従事者4万人に先行して行われるという。対象ワクチンは米製薬大手ファイザー製のワクチンだ。この約4万人の内、2万人について副作用の有無など接種後の健康状況を観察して定期的に公表するとしている。一番頑張って貰わなければならない人たちが、日本ではモルモットの役も担うことになる。しかし、世界では少なくとも70カ国が日本に先行して接種を始めており、欧米に比べて2カ月遅れのスタートになった。そういう意味では、安心料があるとも云えそうだ。然し問題は滞りなく接種を進めるための供給確保だ。注射器の問題もあった。海外では、1瓶で6回の接種が可能な特殊なタイプの注射器が使われたが、従来、日本が使っている注射器では5回しか打てなかったとのことだ。この問題は急遽6回打てる注射器を準備することが出来たようで、無駄を回避できたようだ。これも厚労省の怠慢に数えられる。それでも、3月末までに、やっと対象者800人が2回接種を終えられるという。心配される、主な副作用として接種部位の痛みや体のだるさ、頭痛、筋肉痛などが報告されている。米疾病対策センター(CDC)の報告によると、ファイザー製ワクチンではアレルギー症状であるアナフィラキシーは20万回に1回の割合で起こっている。接種対象は16歳以上とし、病気のまん延を防ぐため緊急の必要性があるとして、予防接種法に基づく臨時接種と位置づけ、妊婦を除いて努力義務を課すという。努力義務だから、拒否も可能だが、今回は、受けようと決めている。費用は国が全額負担すると言うのも当然と云えば当然だろう。ワクチン嫌いの友人も、今回は、接種を決めているようで、その根拠の1つにワクチンがmRNA由来のものであるという点だ。従来型の病原菌を薄めたワクチンなら、一寸逡巡していたに違いない。毎日死亡している人たちの数が挙げられているが、その内訳は、詳しくは分からない。入院者は漸減し、18,899人とのことだが、内重症者はまだ547人いる。この人たちにワクチンは関係ないので、何人が回復するかは祈るしかない。高齢者や持病があれば、重症化率が高いので、優先順位が高くしてあるが、実際に感染拡大をさせるのは、蟄居老人ではなく、若者だろう。早くこうした経済立て直しを担う人たちにも接種が行き渡るような状態になって貰いたい。日本はファイザー製ワクチンについて年内に1億4400万回分(7200万人分)の供給を受ける契約を結んでいる。海外ではワクチン獲得競争が激しくなっており、高齢者約3600万人への優先接種が始まる4月までに必要量が確保できるかも焦点になる。国を挙げての、ワクチン獲得への努力に待つしか無い。ファイザーのワクチンをめぐっては、海外で約4万4000人が参加した臨床試験(治験)で95%の有効性があったと報告されている。日本では160人を対象にした治験で感染防御に働く「中和抗体」の値が上昇したことなども踏まえ、厚生労働省が14日、特例承認した。こうした書き方を見ても尊大な官僚の上から目線を感じるが、確かに過去にワクチン接種で問題になったことは1度や2度では無い。慎重になることは当然だが、情報の公開が、なされない場合には、こうした事も大きな問題となるだろう。人はそれぞれ多様だから、20万回に1回の割合で起こるアナフィラキシーを恐れて、接種を逡巡することは無いであろうと思う。テレビであれこれ取り沙汰されることも結構だが、ちゃんとした見解を政府が正しく、何度も公開して、率先して、主導することが、今必要とされている。ワクチン接種では、2つのパターンが述べられている。1つは、高級国民が率先して受けると云う事への問題視、もう1つは逆にその逆で、先ず一般人で知見を重ねて高級国民はその安全を確認後、受けるというケースだ。習近平は、自国のワクチンは打たないとの噂もあり、プーチンは、先ず一般で試してからの事としている一方、中国の報道に依れば、これまでにインドネシアやトルコ、マレーシア、シンガポール、フィリピンなど多数の国が科興中維との間でワクチン提供契約を締結しているとのことだ。また、多くの国の指導者が率先して科興中維が開発したワクチンを接種したと述べている。トルコのエルドアンやインドネシアのジョコ・ウィドドなども接種したという。然し私は、あの中国が開発したワクチンなら、死んでも受けたくないという心境だ。
2021.02.19
コメント(0)
今日のウォーキングは第1901日目で8257歩だった。姉の用事に付き合った。昼食は木曽路でご馳走になった。最後は星乃珈琲でしばし話した。***地球の活動は18億~8億年前の期間は停滞し、造山活動などはなかったという。そんな研究が発表されていた。その間、生命進化の停滞も起こしていたし、海の貧栄養化も進んだとのことだ。とても昔の話なので、ただ、記述に頷きながら読むしか無いのだが、この約10億年間にわたって地球は成長を止めていた。樹木や昆虫をはじめ、空を見上げても鳥もいない。生きものは、どろりとした原始の海のスープに浮かぶ単純な微生物だけだった。地球が活動していたら、プレート運動によって造山運動などが起こるが、プレートに関係の無い米国南東部のアパラチア山脈は、風化によって侵食されて、少しずつ低くなっている。この間の地球にはエベレストなどのように高くそびえる山が存在していなかった。こうした高い山は地球のプレート運動が作り出したもので、プレートの動きがないとこうした造山活動は起こらないということだ。プレートが動き、大陸どうしが衝突することで、地殻は厚くなり、ヒマラヤのような山脈が隆起するのだ。この研究はサイエンスに発表されたが、それは地下深くで、形成された鉱物の一種ジルコンに刻まれた手がかりによって解明されたという。造山活動は勿論、アパラチア山脈のように既存の大地は、風化し、大陸の地殻はどんどん薄くなっていったと見られている。こうした、山々の成長が止まり、動きの少ない地球は、岩石の侵食ペースがゆっくりになり、海の生きものたちへの栄養素の供給が減ったと考えられている。そうした根拠は何処にあるのか、論文を読んでいないので分からないが、何がそんな停滞を招いたのだろうか。その後プレートの動きが始まると、大陸が再び厚くなりはじめる。その動きで、風化や土砂の崩壊などを起こし、再び、大量の栄養素が海に流れ込むようになり、より大きく、より複雑な生物への進化を促したとみている。その根拠となる、ジルコンだが、チベット南部のヒマラヤ山脈の花崗岩に含まれるジルコンはその結晶を取り囲む岩石が形成された時代の大陸地殻の厚みに応じて変化している事を発見したのだ。ジルコンは地球の内部でマグマが冷えるときに形成される鉱物で、古代の地球の化学的状態を記録する小さなタイムカプセルになっている。この鉱物はほとんど壊れることがなく、地球が誕生して間もない時期に形成された44億年前のものまで見つかっている。従来、地殻の厚みは岩石に含まれるランタンとイッテルビウムという希土類元素(レアアース)の相対的な量を見て決定されていた。しかし、地球が誕生した頃の岩石は今ではほとんど残っていないため、岩石を使って地球の古い過去を調べることは難しくなっている。退屈な10億年間には、こうした動きが見えないと云う事だ。ジルコンに含まれるユウロピウムという希土類元素の量が、従来の岩石化学的手法で測定された大陸地殻の厚みと連動していることを発見したことで、大陸地殻の厚みを推定する事を可能にしたのだ。こうした研究結果から「退屈な10億年」の間に地殻がどんどん薄くなっていくパターンを見いだしたのだ。その結果は、侵食と関連するストロンチウムの組成は大きく変化し、海の岩石からはモリブデンとウランがほとんど姿を消しているうえ、リンを豊富に含む岩石もほとんどなくなっていた。この原因の1つとして、プレート運動が減速したことが考えられている。プレート運動が減速したのは、ほとんどの大陸が集まって1つの超大陸を形成していた時と同じなのだ。今から約21億年前(通説では19億年前となっている)に、超大陸ヌーナの形成が始まった。ヌーナ大陸は地球上に出現した最初の超大陸であったと考えられている。現在のグリーンランドを含む北アメリカ大陸の主要部分と、スカンジナビア半島を中心とするヨーロッパ大陸の一部に相当する巨大大陸だ。その後の小さな再編成を経て、12億年前に超大陸ロディニアが形成され、5億年近く存続した。この超大陸は長期にわたって地球を1枚の毛布のように広く覆い、地中の熱をその下に閉じ込めた。パンゲア大陸とか、ゴンドワナ大陸というのはその後出来たもので、通常ムーナ大陸の話題などこれまであまり出てこなかった。こうした巨大大陸は地下に熱をため込み、その一方で、海洋地殻の下の温度は下がり、海洋プレートの速度が下がったのではないかと考えている。然し、反論もある。こうした中でも造山活動をした証拠は残されているのだ。南カリフォルニアとカナダ北東部のラブラドル半島の間に線を引くと、そこから南東にある陸地はすべて18億年前から10億年前にかけて形成されたもので、プレート運動がまったくなかったら、そんな変化が起こるはずがないというわけだ。もう1つの可能性として、超大陸が毛布の働きをして、その下に過剰な熱を蓄積することで、その上にある岩石も高温になって高い山々を支えられなくなり、地表は平らになっていったとするものだ。とろけやすいケーキのように、こうした軟化した地殻が、造山能力を持てなかったという理論だ。因みにこうした研究をし、議論をしている人たちは、正解を見られない中、幾通りもの仮説を立てて、自分の発見なり、研究を正当化しようとしている。論文の中に、はるかな昔の地球の姿については、わからないことがまだまだたくさんあると言う言葉があるが、むしろ分かることが少ないと言った方が適切だろう。誰も見たことが無い地殻についても、今はプレートテクトニクスが、常識的なこととして理解され、日本で起こる地震についても、こうしたプレートの動きに帰することで、巧く説明が付くからに他ならない。人間の力では如何ともし難い地球の構造だが、プレートの動きを緩やかにする方法などが考えられるとしたら、地震の発現も減少するのではないかと考えるのだが、とても無理な相談だ。「退屈な10億年」とされている間も、それほど退屈な時代ではなかったのかもしれないと言う研究もあるようで、それが何であり、その結果が、現在の我々の問題(地震)を解決するための一助になってくれれば良いのにと考える。クラトンという大陸地殻のうち、カンブリア紀以前に安定化した安定陸塊があるという。代表例としては、カナダ楯状地を包含する北アメリカ・クラトン、インド楯状地、東ヨーロッパ・クラトン、東南極クラトンなどだ。 これらは、最低でも5億年、大陸と超大陸の合体と分離の影響をほとんど受けずにきた大陸地殻の古い安定な部分ということだ。こうした安定地殻を形成することが出来れば、地球は、今よりもおとなしくなるのではなかろうか。
2021.02.18
コメント(0)
今日のウォーキングは切りの良い1900日目で8701歩だった。今日は風が強く、その分少し寒かった。昼食などをテイクアウトでココイチ迄出かけた。連れ合いは恒例の午後ウォーキングで、このときは太陽が燦々と降り注ぐ良い天気だった。帰りが早かったので、どうかしたかと思ったら、「離」が何故か締まっていたとのことだ。***オリンピック組織委員会の会長選びそのものが重要議題になっている。何か本末転倒のような気もするが、まぁ成り行きを見るしかない。女性差別発言で、辞任に追い込まれた、森喜朗だが、またしても、内々に息の掛かった、川淵を後任にして、院政状態を作ろうとしたら、これまたけっちんを喰らう。本質が分かっていない男はどこまでいっても浮いている。更に、森は、会長職を無報酬で行っていると誇りげに言っていたが、(勿論私は信じていなかった)何と年6000万円の献金を受けていたというのだ。年6000万円のボランティアなら、誰もがやりたくなるだろう。お粗末な男だ。***香港のデモは、周庭さんほか指導的な立場の人たちが拘束されて、抑え込まれてしまった。やはり巨大な権力の前には為す術がないのかと、云った感じだ。チベット然り、新疆ウイグル地区然りで、中国は本来掲げてきた中華思想を軸に、国内を漢民族で席巻し、他の異分子を力尽くで抑え込もうという動きが、止まらない。一帯一路戦略で、新興国をお金で縛り付けて、やがて身動きできなくして呑み込むというそんな強引な方法で、世界制覇を目指している。習近平の心の中を見ることが出来たら、さぞかし、我々では想像も付かないような内容が含まれているのではないか。かつて香港マカオ旅行で香港を訪れたことがあるが、あの時感じた自由な気分は、今は感じられないことだろう。と言うか、香港自体が、もはや旅行して楽しいだろうという対象では無くなってしまった感がある。香港島の夜景が無性に懐かしい。やがては、チベットや新疆ウイグル地区と同じように、香港も中国の1都市と化してしまい、もはやどす黒い街になって仕舞うのだろうか。そんな気分になった今、中国の研究者たちが、「香港デモはなぜ失敗したか」と言った解析を行っていた。そして、その本質は「太平天国の乱」で示されていると言うのだ。名前は聞いたことがあるが、あまり歴史に詳しくないので、太平天国の乱を調べてみると、それは次のような反乱であった。清朝時代の1851年に起こった大規模な反乱で、洪秀全を天王とし、キリスト教の信仰で結びついた太平天国と言う組織が起こした近代中国の大農民反乱だ。南京を都に太平天国という独立国家を樹立したが、漢人勢力や外国軍の介入によって滅ぼされたという。南京を制圧した洪秀全はそこを首都と定め、自ら天王という最高位に就いたのだ。「太平天国」は、「滅満興漢」を掲げる反清朝の民族主義の運動であると共に、物価騰貴などに苦しむ農民・貧民の解放といった意味合いを持っていた。満州国を滅ぼし、漢民族の国を興そうというのが大義名分だ。当時は漢民族が満州族によって支配されていたのだ。このように中国は現在のような漢民族が全盛を奮う前は、満州人が国土を支配し清国を形成していたのだ。何やらローマ帝国に対するガリア(異民族)といったせめぎ合いがあった。太平天国の争乱に対し、清国自身は単独で平定することがあたわなかった。諸外国もキリスト教絡みで最初は太平天国に好意的だったが、実際には中立を保っていた。しかし、やがて、清朝を利用して中国での利権拡大を目指し、民族主義的な太平天国を危険視しするようになり、その弾圧に協力するようになった。太平天国は、内部の紛争も手伝って、やがて平定されてしまう。ここでは諸外国の動きが大きかったようだ。この反乱は、南の漢民族と北の満州族との戦いといった構図になり、現代中国の革命的民族独立運動の皮切り的な評価がある。これが、その後の中国共産党政権のプロトタイプだったというわけだ。中国の権力がどうしても陥りがちな個人独裁や個人崇拝の宿痾から抜け出そうとあがくものの、結局は抜け出せなかった点でも、太平天国と中国共産党の共通点はすくなくないと解説されている。そもそも漢民族のDNAなのだろうか。こうした点で、2019年に発生した香港デモと太平天国の乱に共通点が見いだせるというのだ。太平天国の方針は「農民起義」と言う点で、現在の中国共産党のイデオロギーに合致するとのことで評価は高かった。中国共産党にとっては、太平天国軍は正義の革命の軍隊だと言う事になるのだ。華南という地域は広東語圏であり、太平天国や孫文等が率いる革命派等といった、すべからく、北京の体制に造反する人たちを立て続けに排出する独特の地域であるのだ。孫文なども、洪秀全と共通したアイデンティティーを持っていた。辛亥革命当時には、革命派の面々は、「反乱の先輩」としての太平天国を意識していたようだ。2019年6月から本格化した香港デモも、南方の人たちが北京の異民族や異分子の統治に不満を持って立ちあがったという構図において、洪秀全・孫文以来の反乱の系譜に連なっていると云う事らしい。香港デモの合言葉「光復香港」は、孫文の「恢復中華」とそっくりなのだ。デモ現場でよく落書きされていた「駆逐共党」(共産党を駆逐せよ)も、太平天国軍の「滅満興漢」や、孫文の「駆除韃虜」(韃虜を駆除せよ)と非常に近いニュアンスだというわけだ。こうした事から、デモを「香港の独立」という香港が単独で、北京に反抗するのではなく、広く広東語圏の全体を視野に入れて「両広(広東・広西)の独立」くらいを主張していれば、事態の推移も違ったものになったかもしれないというのだ。香港人を含めた南方の華人たちが持つ伝統的な北京嫌いの心理や、過去の太平天国や辛亥革命の例から考えると、広東語圏全体を味方につける戦略を採っていれば、面白い展開があったかもしれないという解釈なのだ。然し、如何せんデモを主唱したのは香港返還後に生まれ育った若い人が多かったために、直裁的に香港特別行政区と中国本土との行政的な境界線を基準にして「敵」と自分たちを区切ってしまったのだ。もう1つは中国が観念として描く近代とは「暗い近代史」であり、それは、欧米や日本といった列強諸国に侵略され、太平天国や義和団のような社会混乱が頻発した、暗く忌まわしき時代なのだ。特に、香港はアヘン戦争の結果としてイギリスの植民地に組み込まれたわけで、中国に取っては忌まわしい近代を象徴する街なのだ。中国はこれらを払拭するために、香港に譲歩することは考えられないのだ。香港は、中国大陸よりもずっと軽やかに欧米を受け入れているイメージがあって「敵の回し者」のように見えてしまうのかも知れない。香港デモの発生後、中国大陸の人たちから拒絶反応に近い反応が湧き上がったのはこうした背景が存在するからだ。我々外国人の目から見た中国は覇権主義国家としてのイメージが非常に強いが、中国自身はそう考えている訳でなく、あくまでも、「暗い近代史」のなかで失ったものを「取り戻す」行為をしているだけだと考えているのだという。習近平政権の「中華民族の偉大なる復興」というスローガンも、実は根底にあるのは被害者意識、いじめられっ子意識だというわけだ。そうした考え方もあるかも知れないが、私には、習近平の心根の中にはそうした感覚は既に消えてしまった居るのではないかと感じる。世界の人々は既に香港を取り戻そうという気は無いようだし、香港のキーマンたちは既に海外への移住を始めている。かつて自由都市であった一国二制度は、もはや望めぬ夢の彼方になって仕舞ったようだ。
2021.02.17
コメント(0)
今日のウォーキングは第1899日目で8981歩だった。この2日間は気温が高く、歩くと少し汗ばむ感じだったが、今日は3日前の状態に戻っていた。堤防の上は、少し風がきつかった。日用品を買いに買物にでかけ、イオン、コーナン、最後にコープを回った。イオンのレジ辺りでは、間隔を開けていない人も居たようだ。人はだんだんと慣れてくる。それが恐ろしい気がする。東京都が感染者数を大幅に数え間違っていたようだ。私は新聞で毎日増加数などチェックしていたが、今日は東京が激しく違っていたので驚いた。838人も届け出間違いであったという。こうした違いは、過去、山梨や佐賀などしょっちゅうのことで、どうして前日数字との簡単な差が違うのかなどと思っていたものだ。誤っていたのは東京の各保健所1箇所ではない、18の保健所が関係していたというから、相当に疲弊しているのだろうと、気の毒に思える。世界各国の報告なども似たようなものであろう。それにしても、世界で1億人を遙かに超えた感染者と、毎日1万人強の死者が出ていることは、間違いの無い事実だろう。ワクチンの副反応も気になるところだが、やっと日本でも接種が始まるようで、私は初めは逡巡していたが、ここに至っては、私も、順番が来れば接種も受けようかなと言う気分になってきた。勿論アナフィラキシーは怖いが、坐して、感染の危険に怯えるよりは、勝負が早いのではないかと思うようになってきた。接種時にアナフィラキシー対策が考えられているところなら、命に関わるようなことはないだろうとの報告を信じたい気になってきた。***コロナワクチンに若干の不安があるとすれば安全性だ。過去にもC型肝炎などで、強制的接種が災いしたことがあるので、慎重になるのもむべなる哉だが、医者が勧めること、乃至は、国がオーソライズしたことが総て、正しいと云った事は無いと言う現実もまたある。端的な例としては、小林化工による、睡眠剤混入の皮膚治療薬が挙げられる。服用で、7人が意識障害や事故を起こすまでに至った。更に死に至った人も居る。また、健康被害は27都道府県 239人に広がりをみせている。事の真相が明らかになるにつれて、強い憤りを覚えるまでになった。問題の薬は経口抗真菌剤イトラコナゾール錠50「MEEK」だ。何と抗真菌剤の中に睡眠導入剤「リルマザホン」が誤投入されていたのだ。全く考えられないことだ。ある女性は服用して30分後意識を失って病院に運び込まれるまで記憶が無かったという。これが運転中だったら大事故は免れ得なかっただろう。こうした例が続出した。小林化工に立ち入り調査をした結果、そこには驚くべき実態があったのだ。製薬会社を名乗りながら国が承認していない工程で製造され、管理基準にも適合していなかった製品が複数存在しているのだ。まして社内で規定したことも守られておらず、一体この会社はどう言った存在なのか根本的に問題である。そしてこうした製造状況を、経営者も黙認していたというから、もはや、製薬会社とは言い難い上に、一般の企業としても許されるべきではない。科せられた、処分はたったの116日間の業務停止命令だ。如何にも軽い。経営陣も、現場での作業者などもそれだけの期間で、全く正常に戻って作業するなどと云う事は甘い考えだろう。小林社長の弁明はなんと、「医薬品の安定供給を口実に、問題の是正を後回しにしてきた結果だ」と説明したそうだ。一体何を安定供給しているのか、何を言っているのかさえ分かっていない。さらに、同社では少なくとも2005年から国が承認していない手順書に従い医薬品を製造してきた。小林社長もこれを把握していたのだ。注意は口頭のみで行い、立ち入り調査に備えて虚偽の製造記録を作成していたと言うから確信犯なのだ。何と、1970年代の終わりごろから出荷前の品質試験を一部行わず、結果を捏造していたと言うから、未必の殺人行為にもなる。小林化工社長は口では、経営者として強くこだわり続けてきたのは「品質」だといいながら、実際には十数年前から不正把握していて、品質より金儲けが表に出ていた。口だけで良いのなら安倍晋三と全く同じだ。こうした会社は速やかに退場して貰いたい。もはや会社存続もあり得ない。行政処分の最高である「製造販売業許可取り消し」処分が妥当だと思うのだが、被害者への補償を進めていることを理由に、罰1等を減じたという。本当に立ち直れるのであろうかその点のフォローは誰が行うのか、極めて心許ない。この会社は所謂ジェネリック医薬品(後発薬)メーカーである。私の友人などは予てジェネリックには問題があるので拒否していると言っていた。私の何時もの掛かりつけの医者は、ジェネリックをとにかく勧める。この辺りの医師会の会長をしているとかで、兎角お上(厚労省)に忠実な感じだ。私が友人に習って、ジェネリックは嫌だというと、兎も角説得に掛かる。医療費が安くなり、国も助かるという論調だ。加えて、原料や製法は元の薬と全く同じなので、問題は無いというのだ。更に、以前はジェネリックだけだったが、今はそれにオーソライズドという名が冠してあり、オリジナルと全く同等だというのだ。オーソライズ(公認)は誰が行ったのだろうか。更に言えば、以前にも勧めていた単なるジェネリックは問題があった故にこうした名前を架しているのだろうかなどと疑問は尽きない。そして、小林化工で問題になった薬は、ジェネリックだったというから、何をか況やだ。このように、国は高齢化に伴って増え続ける医療費の抑制のため、ジェネリックの使用を推進している。何やら、医療機関や調剤薬局に支払う診療報酬を加算していると言うことらしい。ここまで聞くと近所の医者がジェネリックを勧める真の意味がよく分かった気がする。ジェネリック薬品の使用割合は平成17年時点で、32.5%だったものが、去年の速報値では78.3%とこの15年でおよそ2.4倍に伸びているとのことだ。そして、全国およそ190の製薬会社がジェネリックの製造を行っているということなのだ。なんだか心許ない気が増してきた。
2021.02.16
コメント(0)
今日のウォーキングは雨のため中止した。ブランチで、高槻松坂屋に行きソバを食べた。手帳(バインデックス)のレフィルを買い、そのまま阪急高槻に移動した。連れ合いが買物をする間、私は銀行を回った。孫の高校合格祝いを届けて、今日の予定は終了した。***一昨日の真夜中、福島・宮城で震度6強の地震が起きた。MG7.3と言うから結構激しい。そして、この地震は2011年3月の東日本大震災の余震だとのことだ。初報で伝えられた写真では塀が倒れたものや、戸棚が傾いて中味が転げ落ちたもので地震の痕跡は何時も同じだ。その内、常磐自動車道の土砂崩れが報じられ、東北新幹線の架線の電柱が線路側に倒れ込んでいる写真などが放映された。東日本大震災から10年を経過した記念日を過ぎてまだ、4日しか経っていないこのときに再び地震に見舞われたことになる福島地方の人は如何にもお気の毒だ。せめて、津波の心配がないとのことで、少し胸をなで下ろした。東日本全体が揺れたようで、東京辺りでは何故か一部停電したとのことだ。姫のところにメールしたがほぼ大丈夫との返事で良かった。然し、震源地から遠い街で停電するとは何故だろうか。加藤官房長官の話では、すぐに福島第2原発や女川原発には異常なしと発表している。それで当然だが、毎回地震の多い日本で必ず原発の安全確認をしなければならないのは、当然とは云え、何故そんな危険なものをまだまだ使い続けるのかが理解出来ない。自然災害に抗してまで原発を維持している必要性があるのだろうか、何時も思うことだ。今回の地震は「逆断層型」(地殻を東西に圧縮する力が働き、断層が上下方向にずれ動いた)で、約2~20秒周期で揺れる長周期地震だとのことだ。その階級は最大の指標4だという。また、気象庁は「今後1週間程度は、最大震度6強程度の地震に注意を」と呼びかけているようだがこれも又抽象的すぎて、何をどのように注意すべきなのか、具体性がない。既に今回の地震で、東日本大震災の余震は今回で12回目だ。更にこうした余震は、あと10年は続くとのありがたくない予報まで出ている。こうした地震が想定されていた中、2月1日には特集記事が組まれていて、巨大地震の兆候を掴めと題していた。それは東日本大震災時直前でも起こっていたというスロー地震を感じ取れと云う事らしい。(我々が感じられるわけではない。)その中に「深部低周波微動」というのが、南海トラフ地震の想定震源域のすぐ近くで、頻繁に起こっているというのだ。その近くでスロー地震が起こりやすく、スロー地震が震源方向に伝わって力が集中した結果、断層が揺れ動くのを促したと云う事だ。兎も角、南海トラフ地震の震源域と考えられる地域では、こうした深部低周波移動や浅部超低周波地震と言った変化が起きていることが明らかになったのだ。こうした、深部超低周波地震は地震の規模がM3程度と比較的大きいにもかかわらず、地上に居る人は誰も気づかないというのだ。南海トラフ地震の西端に当たる宮崎の日向灘での観測結果から1~2年に1度のペースで、活動が活発になっていることが観測されている。そして、こうした動きは移動していくが、想定震源地域の手前でぴたりと止むとのことだ。スロー地震を観測するために日本では北海道から九州までの間に約20km間隔で、約800箇所に、好感度地震観測網を設置している。この地震計は、人が感じられない微弱な揺れも記録できるように、深さ100~3500mの井戸の底に取り付けられている。(Hi-net)海底にもこうした観測網を設置していて、熊野灘から紀伊水道沖にはDONETと呼ばれる観測機が計51箇所設けられている。更に、北海道沖から千葉県の房総半島沖迄はS-netが150箇所設置されている。観測網の空白域になっていた高知沖から日向灘に掛けてもN-netを設置している。これほどの備えをしても、予測されていた東海地震が予想通りには起きないなど、地震予測の難しさが露呈された。テレビで見かける地震学者などは端から予知など出来ないと、言っていたが、図らずも実際には予知が難しいものであることが判明したのだ。高い計器を張り巡らせて、計測はされているものの、なかなか正確な予知など出来ていないのが現状だ。本当の地震が(被害をもたらす)やってきたときには、こうした計測データと見比べることによって、地震が起きた経過などの解析に使われているが、大きな被害が出てからでは、どんな精緻な分析が行われても無意味だ。防災という言葉はもはや死語になり、今や減災という風に、よしんば地震が起こってもその被害を少なくすることに力点を置いた対策になっている。良く天気予報で、「傘を持っていた方が安心です」などと言うが、雨だと不意に降ったとしてもせいぜい濡れるくらいが落ちだが、地震の場合にはそういうわけにはいかない。耐震補強なども、焼け石に水なのかも知れない。そもそも地震は、世の中の自然の驚異の中では最高に恐ろしいものとしたランキングされている。地震予知が期待出来ない今、テレビのアナウンサーが、「地震に十分注意してください」などと言うことで、一体何をどう注意すれば良いのか、雨に対する安心料としての傘に相当するものは、地震に対して何があるのか、そうした具体的なことを案内して貰いたいものだ。まぁ、それが言えれば、こうした突然に襲ってくる、地震で被害を被ることが少なく出来るのだが、無理なのだろう。サウジアラビアに滞在していたときに、現地の学生が、「何故日本のような頻繁に地震が起きる国に住んでいるのか?」と素朴な疑問を発せられたが、正に、避けきれない運命なのかも知れない。そう言えば、サウジアラビアは国全体が1枚のプレートの上にすっぽり乗っているために、プレートが他のプレート内に引き込まれるようなことはなく、一般的な地震もスロースリップも、共に海溝型の地震などは起きないようだ。日本では地震予知のためこのほかにも海底地質の調査を行っている。地殻の変動で海底の地面が突然崩れると、砂や泥が舞い挙げられ、海溝の凹みに一気に降り積もる。これをタービダイトと呼ぶ。こうして積もった地層を解明することで、過去に起こった地震の周期を掴もうというものだ。こうして出された、今後30年以内で地震が起こる確率は、全国のいずれの場所でも70%を越えている。関西に住む我々は南海トラフで起きる地震が影響するが、地震の規模を示すマグニチュードは8~9と半端でない。的確な防衛手段もなく、その時が何時なのかも分からない。何をどう注意し、何をどう準備すれば良いのか、皆目見当が付かない。近代的な地震観測が始まって以来マグニチュード9級の地震は、東日本大震災を含めて5回しか起きていないという。意外と考えていたよりは少ないが、1回来れば壊滅的になる。何とか事前に強度を減少させるなどと云った事が出来無いものだろうか。
2021.02.15
コメント(0)
今日になってすぐ(0時を越えてすぐ)孫(兄)から高校受験合格の知らせがLINEで来た。2日分両方とも合格していたようだ。最近はメールで知らせるようだ。時代は変わった。それは良い知らせだが、テレビでは宮城県南部沖で起きた地震の報が流れた。東日本の広範囲に影響が出ているようだ。今日のウォーキングは第1898日目で9369歩だった。孫(弟)の少年野球卒団野球大会(2日目)の2試合があった。連れ合いとほぼ1日中、途中間を開けて2試合、ほぼ1日観戦となった。3チームが2週に亘って2回ずつ試合をするのだが、孫のチーム(ブレーブス)は4戦全勝の優勝で卒団を飾った。卒団するのは20人で、8人までが孫達のチームから排出する。何とも、大勢抜けてしまったら来年はきっと弱くなってしまうことだろう。各チームともBチームというのがあって、そこには、まだ子供子供したちびちゃんたちが大勢応援していた。ざっと数えたらブレーブスにも18人は居たし、女の子も3人ほど混ざっていた。今日は逐一、書くのではなく、孫に関連した、ハイライトを書き留めておく。1試合目、予定より10分早く始まった。相手はジャイアンツ、後で分かったのだが、このチームには、6年生はいない。なのに先週良い試合をしていたので、来年はきっと強くなっていることだろう。ブレーブスが先攻だ。1イニングは先頭が四球で出塁3塁まで進んだが、4番打者の孫はショートゴロに倒れて4人でチェンジ。これは少し残念だった。守りでは孫は3塁手で、守備位置に付く前にグランドに対して、帽子を取って頭を下げていた。これは毎回彼がやっているもので、教えて貰ったのだろうが、そんな礼儀正しさを嬉しく思った。守備では2番打者の3塁ゴロを軽快なグラブさばきで、1塁アウトだ。軽く3者凡退で乗り切った。2イニングの攻めで、2番打者が、2盗を成功させたが3塁で刺され、結局3者凡退。守りでは、3塁方向へのゴロをヒット(1塁側に座っていたので、遠くて詳しく見えなかった)にされた。然し、その後は締まって4人で終了していた。3イニングの攻めは4人で終了、守りは3人で終了だ。4イニング、2番目の孫は、これも3塁ゴロに倒れた。3者凡退だ。守りも3者凡退で、結構緊迫したゲームになった。5イニングでは、攻めはまた3者凡退、守りでは、相手の3塁強襲をファンブルしたか1塁は際どかったが、最低はセーフだった。連れ合いは、横で密かに抗議していた。しかし、その走者が、3盗を仕掛けたのを3塁手の孫は小気味よくタッチアウトにして、敵討ちをしていた。相手も3人でチェンジだ。6イニングは、先頭打者が四球で出て、2盗、2番打者のバントで3塁に進んだ。良い感じになってきたところ3番打者が、ショートゴロの間に生還し1得点となった。このショートゴロの選手はその後2盗は成功したが、牽制球で2塁タッチアウトになった。相手投手の逆モーションに引っ掛かってしまった。4番打者はレフトフライに倒れた。然しこの回何とか1点が入った。守りは3者凡退で退けた。最終7イニングでは、先頭の孫は、2塁へのフライでやむなく倒れた。2番手打者の四球が4番打者の2塁打(と言うかエラー気味)の間に生還して、また1点を得た。最後の守りでは孫はショートにコンバートしていた。相手の3番の打者が出塁し、2盗を試みたところ、素早く2塁に入った孫がタッチアウトしたのは、如何にも華麗な守備だった。1試合目は打撃では見るべき者は無かった。斯くして1回戦は、2-0でジャイアンツに勝った。連れ合いと昼を外食しようと楠公通りを歩いたが、目当ての飲食店は2軒とも閉まっていた。仕方なく、コンビニで買い物して、グランドに持ち込んで、隅っこで食べた。目の前で、孫達が、練習をしていた。シートノックで、頭上越えを追いかけ捕球する練習や、3本間の挟殺を、守備と走者とを交代しながら、何度も繰り返して練習していた。やがて2試合目が始まった。相手はヤンキースだ。このチームには、女の子が1人、更に、足の悪い子(3年生)が1人入っている。その他の子も、まだ野球途上といった感がある。ブレーブスは今度も先攻だ1イニングの攻めでは、四球や3塁ゴロなどの後で、孫の打席が回ってきたが当たりは良いものの、ショートの右にライナーで飛び、好捕されてしまった。もう少し上か、右に飛んでいたらヒットは間違い無かったが、相手の好捕を褒めたい。守りでは、孫は今度もまたサードだ。相手は途中内野安打があったが、4人でチェンジだ。2イニングの攻めは、相手のピッチャーが乱れてしまった。味方の先頭打者がショート強襲でセーフとなった後、途中三振はあったが、四球や死球が重なって、押し出し点など2点を得た後、孫の打順となった。打者が1巡したことになる。おあつらえ向きの走者は2,3塁だ。孫の1振りは3遊間を抜く綺麗なヒットだ。1打点を叩きだした。その後も収拾が付かないほどに、四球が続き、最後の打者が三振に倒れるまで、何と打者は14人を数え、得点は8点となった。守りは3者凡退で退けた。3イニングの攻めでは、先頭から3番までこれまた死球と四球で、満塁になった。そこで打順が回ってきた4番の孫は、1-3から好球をセンター前にクリーンヒットして、2打点を叩きだした。この1撃破、素晴らしかった。彼の心に残るだろう。後は、相手は、為す術がなかったが、しかし、最後は併殺打に打ち取られて、チェンジになった。守りは、既に時間が来ているのでこの回で最後だ。孫はまたショートにコンバートしていた。ピッチャーは、大量得点を背景に余裕の快投になった。1番を3塁ゴロ、2番を投ゴロ、3番を三振と三者凡退で退け結局13-0で圧勝となった。その後のセレモニーまで見ていたが、優勝旗や、メダル、その他今年からスポンサーになった気楽のメダルなどの授与があって、孫の卒団試合は、チームの4勝0敗の優勝と共に、終了した。相手のヤンキースは0勝4敗で終了したが、足の不自由な6年生も記念のメダルを掛けて貰い、きっと有意義な少年野球生活を送ったことだろう。彼の頑張りに少し胸が熱くなったが、野球を通じて孫もきっと、素晴らしい体験をしたことだろう。帰り際に、グランドを振り返ると3年生全員が防止を高く振り上げて、笑顔満面だったのが印象的だ。卒業して、中学生になっても野球をするようだ。また、楽しい応援をさせて貰えそうだ。
2021.02.14
コメント(0)
今日のウォーキングは第1897日目で9529歩だった。連れ合いは町内の自治会に出掛けた。今年は役員を引き受ける年になっていて、副会長を受けて帰ってきた。***絵画を通してオランダの日常を垣間見ようとのことだ。日経の「十選」だ。絵画の紹介があると見るようにしている。やはり絵画は心を和ませる。1. ルーベンス「クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像」ペーテル・パウル・ルーベンスが家族を描いたのは珍しい。自分の娘で、5歳の時の肖像だ。何と愛くるしいことだろうか、然し不幸にも、僅か12歳でペストに罹って世を去ったとか。妻も3年後に死亡したとあるから、何と不幸な人であろうか。時がコロナの真っ只中なので、なんだか悲しさが増す感じだ。2. ヤン・ブリューゲル(父)「花瓶に入った花束」「バベルの塔」を描いたピーテル・ブリューゲルの子供だというが(父)というから、この子供もまたブリューゲルなのだろう。花瓶には溢れんばかりの花が入っているが、現実には同時に咲かない花もあり、想像で描かれている。然し1つ1つの花は精緻に描かれている。パトロンであるミラノの枢機卿フェデリコ・ボッロメーオに贈った作品で、対価として、相当額を貰ったようだ。3. ヨルダーンス「豆の王様の祝宴」ヨルダーンスの名前は初めて目にした。結構作品が多い。フランドル地方の農民の祝宴を描いている。豆を1粒入れたケーキを切り分けて、豆が当たった人が王様役になりそのほかは、王妃や侍従、侍女役を演じるというもの。今正に王様役がグラスを飲み干そうとしている。このとき皆は「王が飲む!」と唱和するのが習わしだとか。画面上部にはラテン語で、「酔っ払いは狂気と紙一重」と書かれているという。4. ウテヴァール「台所の女中」この絵はネット上で探し出せなかった。ウテヴァールも初めて聞く名だ。鳥を2羽串に刺し、料理の準備中だ。宗教画を背景に日常を描く、そうした時代の流れを感じさせる絵画だという。描かれている食材の質感や描写は目を見張る程精緻だ。5. サーンレダム「ハールレムの聖バフォ教会堂の内部」この画家もまた初めて見る。正確に建築物を描くことで有名なようだ。この作品の主題は、教会ではなくオルガンだ。プロテスタントに信仰が変わって、このオルガンは使われなくなった。再度使用するようにと陳情する一部の演奏家や愛好家によってオルガンは再び使われ出したというが、その陳情の際に使われた絵だという。背景も、信仰のこともよく分からない、私にはこの絵の意味が分からない。6. ボッテル「雄牛」この画家も初めてだ。絵は何となく見た気もしている。オランダではごく普通の雄牛の姿を隅々まで精緻に描いている。牛の周囲を飛び回るハエや足元のカエルも一切手抜きがない。1頭の雄牛をモデルにして精緻に描いたものでは無く、多くの牛の部分を集めて描いたという。神話の美女を、現代の美しい女を集めて、その良いところを描いたのに似ているが、対象が、身近になっていることが時代を象徴しているという。7. ライスダール「日光の照射」やっと知っている画家が出てきた。この絵は「太陽の出現」とも言われているようだ。嵐が過ぎ、雲が去って行く後に日が差し込んでいる。ライスダールはこの絵を想像で描いている。あちこちの部分を寄せ集めて絵にしている。こうした事はオランダでは(当時は)普通のことだったようだ。この絵は、後のターナーに強い印象を与えたという。また彼の他の絵はドラクロアにも感銘を与えたとのことだ。私は、一見写実的なこうした風景画は好きで、構図も飽きない。8. テル・ボルフ「艶めいた会話」この絵も、画家も初めてだ。この絵画は、ネット上に見つけられなかった。この選者は何かしら一般の感性から少しズレているのだろうか。白いサテンのドレスを着た女性の後ろ姿が極めて美しい。当時からこの女性像は人気が高かったようだ。何と、後に分かったのは、ここは娼館で、ドレスの女性は娼婦、男性は客だ。真ん中の女性は娼館の女将だ。この絵を見たゲーテは、父親が娘に説教をしている場面だとみたようだ。そう言えばそうも見えるのだろうか。9. ファン・ホーフストラーテン「状差し」この絵も初めてだし、あまり気を引かないので省略する。だまし絵の才があり、神聖ローマ皇帝から、金の鎖が付いてメダルを授与されたとか。10.フェルメール「窓辺で手紙を読む女」いよいよ真打ちの登場といった感じだ(私にとって)。オランダと言えばフェルメールだがと思っていたら最後に出てきた。風俗画の真骨頂的な画家だ。この絵は彼が風景画から風俗画に変わった転機の作だという。何と壁にはキューピッドの絵が掛けられていたというが、何者かが塗りつぶしたのだという。何の意図で塗りつぶしたのだろうか、それが気になるが、修復作業が行われていて今年開催される展覧会でお目見えするという。コロナが治まっていれば、是非見てみたいものだ。
2021.02.13
コメント(0)
今日のウォーキングは第1896日目で8859歩だった。孫は高校受験2日目に出かけていった。1日で良いのに、2回チャンスがあると言っての挑戦だ。結果はどうやら1回目の方が良かったのかも知れないとのことだ。連れ合いとブランチで「離」に行った。食後、姉からの頼まれ物を届けるために、昼食時を避けるために時間潰しで、枚方方面にドライブした。何時も見ている対岸を走ってみた。姉は元気そうな顔を見せてくれた。***発掘した「ヒタチナカリュウ」(翼竜)のものとみられた化石が、実は巨大なスッポンの骨だったと言う話が出ていた。学芸員が、スッポンをさばいていた時に気づいたというから何とも滑稽な話だ。で、気になるのはヒタチナカリュウという恐竜が存在しているのかどうかだ。何か類似の翼竜が存在しているはずだが、詳細は分からない。+++接触確認アプリ、「COCOA」は有効な感染防止アプリだとのことで、私もスマートフォンに入れているが、どうやらアンドロイド(グーグルのOS)の利用者には有効で無かったようだ。これもまた、IT強国(??)日本の実力と云う事だろうか。幸か不幸か、私のスマートフォンはiPhone(アップル)なので、正常に作動しているとは思うが、何となく信頼性が薄くなった気がする。どうやら4カ月接触の有無情報が通知されなかったようだ。今正に拡散期に入ろうとするときに、スマートフォンを見て、今日も安心だとしていた人は、どんな気持ちだろうか。これも又変な話だ。そもそも、このアプリ「COCOA」のダウンロード数は、2月2日時点で2460万件であり、うちアンドロイドユーザーは約770万件だとのことだ。全部でも、日本の総人口の約2割しかないようで、ますますその効果に疑問が呈せられたのだ。この話は、マイナンバーカードが普及しないこととも関連している気がする。マイナンバーカードそのものの効果は、十分に期待できると理解していても日本の役人が、どう言った運用をするかで、この有意義さが失せて仕舞うばかりでなく、プライバシーの大いなる侵害に繋がる可能性があるからだ。私が気にしているのは、総ての預貯金を集約して、税金の取りはぐれがないようにしようとの魂胆が、見え見えだったからだ。技術が稚拙で、運用が作為的となれば、誰も付いてはいかないだろう。+++1日1万歩歩くと、実は寿命を縮める可能性もあるというショッキングな記事が出た。然しその後に、1日1万歩が悪いとか、間違っているというわけではなく、これまで地道にウォーキングを続けてきた方はそのまま続けて大丈夫だとのことだ。目を引くためのオーバーな表現だ。何とも紛らわしい、如何にも食いつきを狙った記事だった。しかし、ただ歩数を歩いたという事実だけでは駄目で、正しく歩けとの意味らしい。若いときには軽く1日1万歩をこなせてきた人でも、加齢とともに関節が受け付けなくなると言うものだ。年をとっても筋肉や体力をつけることは可能だが、関節はそうはいかないという。40歳を超えたらジョギングをしていた人はウォーキングへ移行し、1日1万歩いていた人は歩数を減らす事が必要というわけだ。私がインテンショナルにウォーキングを始めたのは8年ほど前なので、まだ60代だったが、その頃は、歩けば歩くほど良いのかと1回に32000歩歩いたこともあった。やがて、友人に歩きすぎだと言われ、自らも脊椎間狭窄で歩行が困難な時期があり、手術をしろとの声もある中、何とか血液をさらさらにするとかの薬を貰って、歩き続けている。とある記事に、うつ病回避に4000歩、Maxの8000歩で糖尿病、脂質異常症などが予防でき、それ以上の歩数表示がなかったのを機に目標を8000歩とし歩いている。意図しない歩行では毎日せいぜい約2000歩が平均なので、1日の合計歩数は約1万歩となっている。大股で歩けとなっているが、時として、徘徊老人のようになって仕舞うことがあり、気をつけている。+++森喜朗の女性蔑視発言の顛末は、如何にも彼らしいと云う事か。この人の過去を見ると、国会議員になったのもそうだが、総理大臣になった事自体が、不思議なくらいだ。元々あまり配慮不足の云い方故にマスコミからも徹底的に追及されているが、それにしても今回の女性蔑視の発言は彼自身の本音であることは疑う余地がない。口に出かかった言葉を1度呑み込んで、選択して話せば良いものを、感じたそのままを述べている。そうして癖は一朝一夕に治るものでは無い。このように失言大魔王と呼ばれるまでになっていたが、都度生きながらえてきた。今回の、女性がたくさん入っている理事会の会議は時間がかかるとか、女性っていうのは競争意識が強く。誰か1人が手をあげていうと、自分も言わなきゃいけないと思うから皆が発言するなどは、心底思っていることだろう。昔、「子どもを一人もつくらない女性を年取ってから税金で面倒をみるのはおかしい」と言っていたことからして、この男は根っからの女性蔑視者だといえる。浅田真央がソチ五輪で転んだときに「あの子、大事なときには必ず転ぶんですよね」発言は、その極みだろう。いたわりの欠片もない発言は、彼の本質をさらけ出している。辞任会見ではとり繕っているが、辞任会見の時のような配慮があれば、まだ救えたのかも知れないが、老齢硬直化して、やることなすこと大目に見られてきた総決算が、今回の辞任に至ったものだ。発言時同席したJOCの山下泰裕も森を咎めず、笑っていたことで、やり玉に挙がり、後に強硬な発言に変わっているが、これとて無理からぬ事かも知れない。その程度の当事者意識しかないというのが現実なのだろう。小池百合子との確執は彼女が防衛相時代、防衛事務次官だった守屋武昌の汚職事件で、がいたわりなくばっさりと守屋を切った事に対し、武士のたしなみがないとの批判したことの意趣返しを受けた形だ。更に、落語家(南光か)だったか、テレビで、森の発言「大阪人は金儲けばかりに走り、公共心も選挙への関心もなくした。言葉は悪いが、たんつぼだ」に怒り狂ったと云う事など、ともかくも、救いの無い男だった。森によれば、マスコミは片言隻句だけをとらえて報道すると批判しているが、今回の謝罪会見の後半の応答を見れば、彼の本質は詳らかだろう。そして怨嗟の声で渋々辞任したが、返す刀で、川淵三郎を内々に後継者にしようとして、これも横やりが入った。辞めさせられる者が後任を指名するなどあり得ない。それすら分からない世界に育ったと云う事だ。これなど、自らが首相になる際に5人が密室で決めたことに習った形で、今回は、成功しなかったと云う事になる。
2021.02.12
コメント(0)
今日のウォーキングは第1895日目で8085歩だった。孫は、昨日の受験で、出来たとの感触を得ているようだし、内申でも大丈夫だとのことらしいが、念のため2回目の試験(そんな制度があるようだ)を明日も受けることになっている。買物ついでにピザをテイクアウトし届けた。その時、お母さんからチョコレートを頂いた。***コロナの緊急事態宣言が現在の10都府県全てで延長されることになった。このまま推移すれば、3月7日までと言う事になる。年長者である身にとっては、今までの努力があと少し続くにしてもありがたいことではないかと感じる。勿論コロナの実勢が、下火になれば、解除を早めることは良いかとも思うものの、現状がそういった状況では無い感じを受けるからだ。考えてみれば、8月の終わり頃だっただろうか、第2波がやや下火になった頃に気の緩みも出てきたようだ。第1波が終わった5月末に第1回目の緊急事態制限が解かれ、このまま沈静化に向かう気がしたが、それが甘かったのだ。第2波が終わり、これほどまでに第3波が拡大するものと思っていなかったのだろう。感染症に不慣れな人達(勿論予期していた人も居ただろうが)がああでもないこうでもないと言っている内に今日の状態を招いてしまった。然し、人間は恐ろしいもので、慣れという意識が芽生え判断はその慣れたベースでされるようだ。第2回の宣言解除の可能性を言い出した今日の時点を振り返ると、この感染者増の数字は第2波のピーク時そのものの値に匹敵しているのだ。どう考えてもここで解除すると云う事は、第4波を招請することに繋がるような気がする。当初日本は感染者が少ないとされていたが、それは、検査をしていないからであって、検査をすれば感染者数も増えるのも道理だとなっていた。その後、無症状者も居る事が分かって、知らず知らずのうちに感染を広げていると云う事も明らかになった。この時点では、検査さえしていれば、こうした感染していながら無症状と言う人たちを野に放つこともなかったのにと思うのだ。然し、日本は、コロナ感染は即入院との常識的な決めがあるため、検査を増やせば、病院はパンクするという方向に行ってしまった。後にホテルなどへの隔離、そして、やがて自宅待機で隔離状態と段々に崩れていき、その結果、自宅待機者の中から死者を出すまでに至った。また、この所の印象では日本の死者の増加数が、多くなってきたという点だ。ジョンズ・ホプキンス大の資料での判断だが、1日の増加数は先頃131人を数えた。昨日(10日)は121人で、過去2番目に多い。重症者が、それだけ亡くなっていると云う事だろう。驚くことにこの死者の増加数は、世界の感染者数10桀に入っているインドやトルコ、イランよりも多いのだ。勿論絶対数(合計)は桁違いに少ないのだが、この辺りはどうしてなのかよく分からない。重症者数も736人と、漸減傾向にあると言えども、当初驚愕を持って迎えた数値(100人越え辺りで多いと言っていた)に比べて格段に増加している。重症者数が減り、感染者の増加数も減らないと、宣言を解除するのは時期尚早で、今回の判断は正しいと思う。また、感染者数の増加を示すグラフは首の長い草食恐竜トゥリアサウルスが高い樹木のてっぺんの葉を食べているような形状をしている。今はやや首を下に向けた感があるとは言え、この首が地上の草を食べるくらいに下を向かないと駄目だろう、という感じだ。そんな中、「緩い日本のコロナ対策はむしろ多くの命を救った」という現役医師のレポートがあった。それには、日本のやってきた方法こそが最適解だというのだ。並みの論調とは違うので、その真意を読んだ。海外での厳しい規制ではなく、緩やかな規制と人々の協力で被害は小さく出来たというのだ。(2021/02/06時点のレポートだ)この結果こそ、日本の謙譲の美徳故だとの見解なのだ。そして、新型コロナはもはや季節性の風邪のようになっているとまで言うのだ。このレポートを読めば、如何に日本のやり方が優れていたのかを強調し、しかも被害が少ないとまで言っている。然し、ユルユルで放置したら、もっと悲惨なことになっているというのは仮定の話であり、論拠は無いと言われればそれまでだが、他の諸外国(例えば、中国、ドイツ、フランス、オランダ、イギリス、オーストラリア、インド)と対比して日本の良さを強調している。確かにロックダウンという強硬な対応法に比べて、何となくお願いベースで、済ませているのは、法律上やむを得なく歯がゆい感じもするが、現実にいざ発症しても、駆け込む病院すら無い状態を、肯定することは出来ない。中国のやり方など肌で知る事は出来ないが、あの数字と死者の数が一向に増えていないのには俄に理解出来ない。偏見を恐れずに言えば、某かの数字の細工があるのだろう。そして力尽くで抑え込むことで、新型コロナに勝ったなどと云うのは、本末転倒だろう。敢えて言えば、日本でのこの自粛が確かに日本人特有の環境と気質に負うところが大である事は認めたい。然し、現状を見るに付け、これで良い、このままでウイズコロナでやっていけるなどと誤解するほどに甘くはない。欧州や、オーストラリアの完璧な迄のロックダウンでも、感染者は減らないと云う事と比較して、日本が成功したとまで言い切るのはやはり無理がある。この医師は、日本が勝った原因を3つ挙げている。1つ目は、日本の保険医療システムの充実だ。国民の教育度も高いことも含んでいる。2つ目は、清潔観念が徹底している点だ。3つ目は、季節性コロナウイルスにさらされてきたことと公的補助による小児ワクチンと高齢者の肺炎球菌ワクチンの徹底などによる獲得免疫の恩恵が大きい点を挙げている。ある点で、共感できても、これで、是とするにはほど遠い感じだ。もうすこし、やるべき事があったはずだと思う。中国の緊急病院を大量に建てて隔離する方法も、日本の泥縄式対応よりも良かったのでは無いかとも感じる。自由を阻害しない程度に台湾のような、封じ込め方ができなかったのだろうかという点だ。また、ベトナム、ラオス等極端に発症者の少なかった国に学ぶことは無いのだろうかなどと思う。日本の感染症対策は、やはり泥縄式であり、日本人の気質や上記の3つの勝因がなかったら、正に悲惨になっていたことは認められるが、現状を見るに、当初の対応を的確にしていればもう少し被害を少なくすることが出来たのでは無いかと思えるのは、今もやはり変わらない。諸外国の例に比して、日本のやり方が良かったとのことで満足するのでは駄目だと思う。
2021.02.11
コメント(0)
今日のウォーキングは第1894日目で8291歩だった。孫が高校の入試に出かけた。朝早くに電車に乗ったようだが、一寸のことで見送ることは出来なかった。帰った後で聞くと手応えはあったようだ。連れ合いは午後恒例のウォーキングに出掛けた。***北朝鮮がサイバー攻撃で仮想通貨、推計3億1640万ドル(約331億円)を盗んだと国連安全保障理事会北朝鮮制裁委員会が報告書を出した。この額には2億8100万ドルと言う数字もあって、どうなっているのかよく分からないが、これでは如何に制裁をしても、金正恩は丸々と太っていられるようだ。これは、北朝鮮が2019年~20年にかけ、仮想通貨(暗号資産)の交換業者などへのサイバー攻撃をしかけた結果だという。このほかにも、イスラエルなど、海外の防衛企業も狙われたようだ。安全対策の方もうかうかしていられない。サイバー攻撃そのものに具体的なイメージを持てないのだが、預金の銀行口座を口座番号と暗証番号を盗んでアクセスし、引き出したといったイメージなのだろう。方やブロックチェーンなどというセキュリティーシステムで、互いを監視するなどと云う事も聞いたが、案外ザルのようだ。盗んだ資金で安保理決議に違反して核・弾道ミサイル計画を維持し、発展させているというのだ。これでは制裁で人や物資を如何に制限していても、全く意味をなさないようだ。生活物資などの枯渇は懸念されても金正恩は何も困らないと云う事だ。コロナ禍で、非常事態がどうこうとか、森の女性蔑視発言だとか、こうした話の合間を縫って、仮想通貨は盗まれ続けているのだろう。仮想通貨の盗難はここ数年の何度も報告されているようだが、一向に取り締まれない。簡便な送金、決済方法だとの謳い文句だが、セキュリティがこのようだと、信頼が置けないばかりか、身の危険すら感じる。国連の報告書ではまた、北朝鮮はイランが長距離ミサイルの開発計画で、2020年に重要部品を輸出するなど、相互に協力していると指摘している。こうした事に米国は対応し切れていないのだろうか。日本など、警戒すらしていないような感じで、心許ない。被害を受けた取引所はセイシェルに拠点を置くデジタル通貨取引所「クーコイン(KuCoin)」の可能性が高いとのことだ。セイシェルはインド洋上の小さな島国だ。こんな島にと言っては失礼だが、こうした巨額の資金が流れているのかと思うと、脅威だ。国連の機密報告書はまた、昨年ブロックチェーン取引で、2300万ドル相当の資産が盗まれたのに続いて2度目のハッキングだという。分析によって、このハッキングは北朝鮮の行為であることはほぼ確実とのことだ。どうして、このようなことが起こるのだろうか。こうした暗号通貨の動きを監視する団体があるようだが、北朝鮮の行為である事を示唆している。クーコインは昨年9月にもビットコインなど2億8100万ドル相当の資産が盗まれたと報告している。これほど脆弱な取引所を放置しているのは問題だと思うが、監視機関は何も出来ないのだろうか。今回、クーコインは状況を発表していないが、9月に盗まれたデジタル通貨は、他の取引所がシステム上で資金を凍結するなどしたため、80%以上を回収できたと説明していた。本当なのだろうか。盗んだ仮想通貨もまたそのまま使うとトレースされるようで、巧妙に資金洗浄を行っている。中国の店頭取引所で、別の通貨に変換しているのだ。ここでもまた中国の名前が出てくる。何ともきな臭い立ち位置の中国だ。金正恩は、この資金を元に、ミサイル開発計画を継続し、軽水炉建設、ウラン鉱山の施設の近代化などに使っている。正面からの制裁で、表向きは困窮しているとはしながら、米国と対抗するには、こうした行為はもはや北朝鮮のお家芸になって仕舞った。そして、それを陰でサポートしているのが中国だろう。北朝鮮は、サイバー攻撃以外にも、輸出入に関しては410万トン超の石炭を中国に輸出し、年間供給上限の50万バレルの数倍にあたる量の石油精製品を輸入している。他にも、養豚や砂の採掘などで、中国の起業と合弁事業を実施しているというから何をか況やだ。こうした事から見て、中国の役回りは大きく、国連自体で制裁を科したとしても裏では北朝鮮をサポートする実態が明らかだ。表向きは、制裁に加わった形を見せ、中朝友誼橋の通行を閉鎖するものの、海上での瀬取りなどで、隠密裡に貿易を行っているのだ。制裁は、一定の効果を持っているが、別ルートでこうした不正な蓄財をすることで、北朝鮮のミサイル開発は止まらない。年に7kgのプルトニウムが生産可能であり、既に60kgの保有量があるという。北朝鮮は、先頃大洪水に見舞われ、更には今期のコロナ禍と相まって、制裁を受けることで、大きなダメージを受けているとは云え、国民をないがしろにし、共産党と金正恩だけが生き延びれば良いとするような国だから、暴発も考えられる。北朝鮮のサイバー部隊は、不法滞在を含め、各国に大量に存在している。こうしたサイバー部隊は、北朝鮮の優秀な頭脳を持った学生にIT教育を徹底して教え込んで、これを悪事(国家)のために使わせている。北朝鮮では破格のエリートに属していて、恐らく超裕福な生活を送っているのであろう。荒唐無稽とも思われる、こうした話はどうやら現実のようだ。彼らエリートを教えて後、脱北した裏切り者として命の危険にさらされながら日本にいる大學教授によると、金正恩は、先代からの引き継ぎに加えて、サイバー部隊「180部隊」を創設、外貨獲得のためには何でもするという所業に出ている。その1つにこうしたサイバー強盗があるが、真っ当にソフト開発も行っていて、日本にも浸透してているという。公に制裁を加えながら、裏で、それと知らずに多額のお金を北朝鮮に送る形となっているようだ。最悪のパターンだ。何処がそうしたことを行っているかは不明だが、日本語を勉強した連中が、日本にフロント企業を立ち上げて、ソフト製作を受注しているというわけだ。勿論、作られたソフトは、依頼主の要求を満たすものではあるものの、北朝鮮がそこから某かの情報を得るとか、ソフトにダメージを与えて、一瞬にして日本の国内を大混乱に陥れることも可能だとのことだ。
2021.02.10
コメント(0)
今日のウォーキングは第1893日目で8135歩だった。孫の高校受験合格を祈念して北野天満宮迄出かけた。合格祈願のお守りは桐の箱に入る仰々しさだ。弟にも、勧学のお守りを買った。人ではまばら、駐車場は無料開放となっていた。梅林も公開されているが、垣根越しに見ただけだが、まだつぼみのものも多かった。早くコロナが去って、昔の日常が戻ってくることも願った。***カルロス・ゴーンが、やりたい放題の後、映画もどきの脱出で、ベイルートに逃げてしまったが、その後どうしているのだろうか。小魚を捕らえることが出来ても、こうした巨悪には立ち向かえない、日本の検察に何とも歯がゆい思いだ。ここで、ゴーン事件の梗概があったので、再掲する。▼ゴーンを巡る事件 ゴーンは日産の有価証券報告書で自身の役員報酬を約91億円過少に記載したとする金融商品取引法違反(虚偽記載)事件のほか、3つの会社法違反(特別背任)事件で起訴された。特別背任事件では1.金融取引での私的損失を日産に付け替え、2.サウジアラビアの実業家に日産子会社から1470万ドルを送金、3.日産子会社からオマーンの販売代理店に1千万ドルを送金させ、うち500万ドルをゴーンが保有する会社に還流させた。然しそれにつけても、旧日産の幹部は一体何をしていたのだろうかと、他人事ながら腹立たしい。そんな日産幹部らがゴーンに従属していた事への悔恨を述べているというから読んでみた。理解しやすい程度に独断で、断定的に書き直している。ゴーンは約91億円の報酬を隠したとされ、旧幹部は、それを今頃になってとやかく言っているようだ。その背景には当時浮上した仏自動車大手ルノーとの統合構想があったという。法廷では、報酬隠しに関わり、司法取引したハリ・ナダ(専務執行役員)は元代表取締役グレッグ・ケリーから「2012年ごろ、『統合』に際して『ヘアカット』を支払いたい、と打ち明けられた」という。「ヘアカット」はゴーンに開示なしで退任後に支払う「未払い報酬」を指す隠語。「統合」は日産とルノーを束ねる統合会社をオランダにつくり、ゴーンがトップに就く極秘の計画。統合会社は「Top company(トップ・カンパニー)」と呼ばれた。何やら空前の博打のような話だ。両社の経営統合に関わる動きが表面化したのは2015年ごろだからその約3年前には既に統合構想が存在していたのだ。「報酬隠し」と「統合構想」は同時並行で進んでいた。統合会社へはルノーと日産が互いに43.4%、15%をそれぞれ出資するとし、仏政府もルノーを通じて日産への干渉を強めつつあった。しかし、日産が不当な干渉を避けるためにルノーへの出資比率を25%以上まで引き上げる権利を担保した。こうすれば、ルノーが持つ日産株の議決権が消滅する。これを実施させたのがゴーンだ。ここまでは良い。こうした中、ゴーンは毎年の役員報酬の一部を隠し、退任後などにまとめて受け取る手法を部下らと画策していた。こうした生々しいやり取りがゴーンと日産の幹部5人(西川広人前社長、志賀俊之・元最高執行責任者、グレッグ・ケリー、ハリ・ナダ、大沼敏明・元秘書室長)の間でかわされていた。報酬1億円以上の役員についての開示制度が厳しくなる中、ゴーンは「支払われた報酬と未払い報酬」を使い分けるように指示した。勿論、仏国民、ルノー株主からの圧力(高額故の辞任圧力)が高まることを予期し危惧していた。正に確信犯である。何やらマクロン(現大統領)も日産への関与を強めるべく動いていた。こうした報酬の隠蔽は2011年~2018年の、日産が拡大路線を掲げた時期で新興国などへの生産拠点の新増設、販売台数もの増加、更には2016年の三菱自動車の筆頭株主といった行け行け路線であった。こうして自動車業界の「世界トップ3」(トヨタ、VW、日産・ルノー)の一角となるべく進めていた。こうした、好業績に多くの幹部が従ったのだ。報酬の受け取りを先送りする件については、志賀に具体的に迫った。志賀は、「反対できなかったことを深く反省している。人生の痛恨の汚点だ」と法廷で述べている。何を今更だ。仏政府はゴーンに圧力を掛け、会長続投の見返りとしてルノーによる日産の子会社化などを求める事になった。ゴーンの家族の不透明な渡航費負担等の調査が始まり、監査役員らが動いた。そしてナダと大沼らに対する司法取引で、11月にゴーンらの逮捕に至った。追及されたナダは「ゴーンが日産の会長退任後に未払い報酬が支払われ、会社が統合されると思った」と説明した。この時点で、報酬隠蔽の不正行為を止めなければいけないと思ったとしている。(ゴーンのレバノン逃亡後の反論等は聞きたくも無い)ゴーンは初公判前の2019年12月にレバノンへ逃亡した。協力した米陸軍特殊部隊の元隊員ら親子2人は米司法当局が2020年5月に身柄を拘束し、日本への身柄引き渡しは認められた。しかしながら、弁護側が不服を申し立てて移送は差し止めになり、一旦は申し立てが退けられたものの、弁護側の上訴で引き渡しのメドは立っていない。なんとも、こうした弁護人がいることに義憤を感じる。民主主義の世の中、勝手気ままに断罪することは出来ないのは分かるが、真実を明らかにしようとする動きをも個人の自由とか尊厳とかを持ちだして、隠そうとするのはどう見ても行き過ぎだ。これに関連して面白い記事を見つけた「日産の組織に巣食う“トップ腐敗”のDNA」というものだが、自動車労連の会長を勤め日産圏の23万人の組合員の頂点に立ち、生産現場を牛耳って、「塩路天皇」と呼ばれた塩路一郎の話だ。日産の労組にあって、経営までも左右する怪物で、会社の経営方針をも労組の了解無しには進められないと言った、異常な体制上に君臨した男だ。私には、組合経験は当時ユニオン・ショップ制という、職場において労働者が必ず労働組合に加入しなければならないという制度労働組合と関係していたくらいだが、その昔、ストライキに悩まされた、経営者は、意のままになる形ばかりの第2組合を結成させて、これに対抗させたものだ。現に私の時代でも何代目かのご用組合委員長はやがて取締役まで昇進していた。こうした会社は自滅する第一歩を踏み出している。正に、私が関係していた会社も伸び悩みの侭、低迷している。塩路一郎は組合を背景に日産を腐らせてしまったが、こうした流れに辣腕を振るったのが1977年に社長に就任した石原俊だ。塩路を温和しくさせたのはやはり金と女の不始末だった。こうしてみるとゴーンも同じような道を歩んでいる。日産にも人物はいたようだが、その配材が、巧く回っていなかったようだ。私も、直属の上司に異を唱えたために、見事左遷され、放逐されてしまったが、会社に本当に必要な人材を如何に見分け育てるかは誰の責任なのだろうか。部下は選べても上司は選べないと言ったことがよく言われるが、政治の世界も、企業に於いても、こうした点については余り変わりがない。それもこれも運命と云う事になるのだろうか。色々考えさせられるが、ゴーンは何とか縛に付けたいものだ。
2021.02.09
コメント(0)
今日のウォーキングは第1892日目で8700歩だった。今日は曇で、時々頬に冷たいものを感じた。夕方には連れ合いと、島本駅西側の開発区画を見て回った。1部まだ栽培区画が残っているが、やがてそれも無くなることだろう。***ナショナル ジオグラフィックによると、スピノサウルスの狩りは鳥のサギのようだったという新説が発表されたようだ。スピノサウルスと言えば、水中をゆったりと泳ぐ巨大な恐竜との印象だが、一寸異論が出てきたようだ。新たな化石を再評価した結果の論文発表だ。この論文によれば、スピノサウルスはサギのように水辺を歩く捕食者だったという。ネットに掲載された写真も、今までになくひ弱そうな姿で、なにやら水面でくちばしを水中に突っ込む姿が載せられていた。9500万年以上前にアフリカ北部の河川に生息していたとされるスピノサウルスは、大型の肉食恐竜とされていたが、科学界では長年にわたり議論が続いているとのことだ。知りうる想像図ではもうすこし背中のひれが大きく、どう猛な感じを受けていたが、見方によっては一寸太めの鳥と言われても納得するくらいだ。別途出土された骨格を見ても、どう猛さの方が勝っている。体長約15~17mはある「川のモンスター」だとの解釈を私も信じていた。うろこに覆われた獣脚類で、背中に高さ2m弱の帆のような突起を持つ。しかし、今回の論文では、スピノサウルスは現代のコウノトリやサギのように、水辺で獲物を待ち、水に頭を突っ込んで捕食していたという異なる見解を示している。いずれにしても、スピノサウルスは水陸両方とのつながりがあったことは共通している。歯の化石の化学的特徴から顎の構造まで、スピノサウルスは魚をはじめとする水辺の生き物をよく食べていたという証拠が残されている。同時に、スピノサウルス科は陸生の恐竜、さらには翼竜まで食べていたと示唆する化石記録もある。さらに、生まれる前の恐竜は卵が水没すると溺れてしまうため、少なくとも、産卵は陸上で行っていたことになる。こうした知見が出されていたので、素人は素直に今までのスピノサウルスを支持してきたのだ。同時に掲載されているのはタンザニアで撮影したクラハシコウで、実はスピノサウルスもこうした鳥類に似ていたというのだ。そう言われても俄に納得するわけにはいかない。新しい見方が出来ると言うだけで、専門家の意見はまだ分かれているのだから。スピノサウルスは魚を食べる種も含めた仲間の中で最も水に近い恐竜であるには違いないが、半水生の生物と水生生物には明確な境界線がないので、どちらとも断定できないという。泳ぎは巧かったが、ホッキョクグマより勝っていても、アシカほどではないという。ナショナル ジオグラフィックに同時に載せられた想像図のスピノサウルスの遊泳動画は、結構自在に泳いでいる。確かに図体が大きいからアシカほどではないにしろ水鳥ではないだろうと更に読み進む。一方では、スピノサウルスが泳ぎながら狩りをするのに魚のような敏しょう性は必ずしも必要では無かったという。周りを泳ぎ回る魚が沢山いれば、そのことは納得できる。例えに巨大なシーラカンスを引用して、差ほど敏捷でなくても良かったと説明している。要するに捕食にたる程度の敏捷さで十分だというのだ。何故このような新説が出るのか、また、実際科学者の意見が異なるのかは、僅かに発見された化石から解釈するしかないからだ。これは宇宙の話などでも同じだが、友人が口癖のように誰もそのものを見たわけでは無いのだからと言うわけだ。スピノサウルスが最初に定義されたのは1900年代初頭に発見されたエジプトの化石によるが、その化石は、第2次世界大戦中、ドイツ、ミュンヘンの爆撃で破壊されてしまったということだ。我々が紹介されている化石や想像図は、一体何なのかと疑ってしまう。とにかく、スピノサウルスは恐竜の基準からすると奇妙な存在だとのことだ。それでも2014年まではスピノサウルス科は主に魚を食べる恐竜で、おそらく海岸や川岸に暮らし、浅瀬で捕食していたという考えは古生物学者たちにおおむね受け入れられていた。現物が泳いでいる姿を誰も見たことが無いので、当然のことながら異論も出てくるのだ。科学とは実に厄介なもので、様々な角度から検討すると、如何にも違った結論も得られると言うことを暗示している。同時にスピノサウルスの尾椎から突き出た長いとげ状の骨の写真が掲載されていた。説明によると、生前は、この突起が尾の表面積を大きくし、オールのような形にしていたとのことだ。この説明に違和感はない。何しろ論拠となるのは化石のみである。現在ある化石は、2014年に北アフリカのモロッコ東部で発見されたものだ。ワニのような頭蓋骨、異常に短い後肢、ペンギンに似た密度の高い骨などの情報は既に知られているものと同じだ。これから、スピノサウルスは主に水中で暮らす半水生恐竜だとされていた。後に、2020年4月になって、これら化石の中に奇妙な形をした極めて柔軟な尾があることが追加で発表された。これは、水中で前進するためのパドルだったというのだ。別の実験ではスピノサウルスの尾の輪郭は、現代のワニほどではないものの、近縁種の尾に比べると水中で効率的に推力を生み出すことが分かった。さらに2020年9月には、別の論文で、モロッコの古代の河川堆積物から不釣り合いなほど多数のスピノサウルスの歯が見つかった。ここら辺りから、議論は分かれてきた。スピノサウルスは、水中を泳いでいたのか、歩いていたのかだ。化石の各々の部位を精査して、その特性を考察しようとしている。先ず首だが、S字を描く長い首は、水面を泳いでいるか、サギのように浅瀬に立っているとき、獲物を上から待ち伏せるのに適している。もし首がアシカのように太ければ、水中で積極的に獲物を追い掛ける捕食者に近いと云える。また、スピノサウルスの目と鼻孔は頭蓋骨の頂点にないため、呼吸したり見たりするには、頭の大部分を水から出しておく必要があったと見られる。ここで、鼻孔が鼻のはるか後方にあるため、鼻先を水に入れたまま楽に呼吸できたとみる。(現在の想像図ではこうした傾向は見られないのだが)この特徴は浅瀬で獲物を待ち伏せるのに最適である。さらに、尾についての考察では、泳ぐのに役立っていたかもしれないが、水中で魚に突進できるほど筋肉質でも効率的でもなかったのではないかと見ている。確かに、尾が泳ぎの助けになっていた可能性があるといえるのだが、尾がそれほど獲物を追い回すにしては効率的では無いとも云える。奇襲を特徴とするワニのレベルにすら達していないと見られるのだ。尾は別の目的ではなかったか、現代のトカゲの仲間であるグリーンバシリスクをはじめ、パドルのような高さのある尾が社会的、性的な機能を担う例もある。スピノサウルスの化石(歯)は日本でも、2019年に和歌山県湯浅町の海岸で見つかっている。化石は長さ約14mm、最大幅約7mmで、根元から先端にかけて徐々に細くなっている。歯は欠けており、当初は長さ3cm程度だった可能性があるという。しかし、体長は3~5mと小型で、推定年代は約1億3000万年前の白亜紀前期だ。また、福井県の勝山でも歯の化石が18点発見されている。魚などを食べていた恐竜スピノサウルス科のものだったと発表されている。恐竜は日本でもそれほど遠い存在ではない。
2021.02.08
コメント(0)
今日のウォーキングは第1891日目で9228歩だった。プロのランナーで、連れ合いの教え子が朝練習で近くを走っているというので、立ち寄って貰って一緒に写真を撮った。流石に、プロの走者だけあって、軽快な走りをして現れた。昼前から孫(弟)の地域チームの卒団野球大会があり観戦した。10:30から間を少し開けて2試合連続だ。それでも小学生たちにとっては疲れることもないことだろう。島本町には3つの野球少年クラブがある。ブレーブスとジャイアンツ、そしてヤンキースだ。関係する監督やコーチも沢山いるようで、このコロナ禍でも万全の注意を払って練習しているようだ。孫が所属するのはブレーブスだ。兄(孫)も同じチームだったが、既に卒業して中学校も終えようとしている。両者とも近くで試合をする時には連れ合いと一緒に応援に出かけて来た。コロナ禍にあって、そうした機会も少なくなってしまった。今日は弟(孫)の方の卒団記念大会1回目で、次週の試合でブレーブスを卒業する。場所は兄が通う第1中学校のグランドだ。去年の11月には万博球場での試合を応援に行って以来のことになる。ようやく限定的に応援入場が許される運びとなって、手を消毒し、許可証を首から提げての応援となった。観戦用の折りたたみ椅子を持参して、3塁側の応援席に陣取った。第1試合の相手はヤンキースだ。ブレーブスは先攻になった。初回、先頭打者は四球から3盗迄進み、2番手も四球と、はっきり言って、野球にならない感がある。然し、逆に言えば、孫達のチームが去年の万博球場の時よりも遙かに上達していることを意味している。3番はキャプテンの好打者だ。体格も随分しっかりしていて中学生の風情だ。然し気負って、三振に終わった。孫は何と4番打者だ。左にファールを引っ張った後、レフトに打球を飛ばしたが、捕球されてしまった。然しこの間に1得点を挙げた。犠打のようなものだ。続く5番手も四球だ。こうして四球とエラーが重なって初回は3点を取った。守りに変わった。孫は投手でマウンドに立つ、かつて、ショートストップの姿を見ていたが、投手を任されるとはと期待する。先頭打者を投飛に打ち取り、2番手をサードゴロに仕留めた。球質が重いのか、抑え込んでいる。然し、3番打者には詰まった形で、レフト前に運ばれた。レフトが間に合わず、ヒットになった。レフトは球を股間に当て、少し動揺したが、大事には至らない。孫は落ち着いて続く4番打者をサードゴロに打ち取って、難なくチェンジだ。初回を見て、この相手(ヤンキース)は敵では無いと思った。野球になっていないという感じだ。2イニングの先頭打者はレフト前ヒットから2盗、3盗と走り放題。2番打者は粘って四球を得、2盗する。3番打者はセンター前にクリーンヒットし、2得点を叩く、そして2盗へ、4番目の打者は先ほど股間にボールを当てた選手だが、これも四球を得、5人目はセンター前に2塁打と続いた。こうなっては収拾が付かない。6番手はサードゴロだが、相手のミスで出塁、と相手はガタガタだ。そして7番手に登場したのが孫だ。何と、落ち着いて、レフトオーバーの2塁打を放ち、2得点を叩きだしたのだ。ここで相手はやむなく投手の交代を告げる。投手の変わり際を狙って孫は3盗を果たした。一寸頭脳的な、スマートなランであった。8番手は投手ゴロでやっと1アウトだ。9番手はセカンドに転がしたが、野手はバックホームしたが、ホームは刺せなかった。得点は何点目か分からない。10番手がやっとショートゴロで、2アウトだ。11番手はまた四球を得たが、2盗は成功したものの、3盗をサードに刺され、やっと3アウトのチェンジだ。長いイニングになった、結局この回の得点は8点となり、試合は決まってしまった。あまりにもレベルが違いすぎる。相手のヤンキースは、上級生が少なかったのかも知れない。2回目の守りについたブレーブスは、もはや活き活きとしていた。レベルの違いすら感じた。孫の2イングス目は、1番打者をファーストゴロに打ち取った。孫の球は低めに集まり重そうな感じだ。ナイスピッチングだ。続く2番手をもセカンドゴロに仕留めた。然し3番手には一寸低すぎのボールで四球を与えた。そこで相手は走者を変えた。孫は巧みな牽制球を送っていたが、2盗を許した。然し、4番手の打者に対しては3塁線ぎりぎりの緩いゴロになったところ、孫が飛び出して、軽く裁き1塁アウトに仕留めるファインプレーだった。その機敏さは軽快そのものだ。かくして、4人でチェンジとなった。昔と違って、安心して見ていられる感じだ。3イニングスに入った。攻撃で1番手は四球で、この選手は2盗から最後は本塁まで陥れる結果となった。2番手も四球で、2盗から3盗へはキャッチャーのパスボールが手伝った。3番手は3塁線のゴロだが、イレギュラーしたのかヒットになった。4番手はサードゴロで2アウトだ。1アウト目はよく分からなかった。5番手は投手フライで、3アウトになった。この間2得点が加わった。攻守を替え、ブレーブスは守りに入ったが、孫は、投手を譲り1塁にコンバートだ。孫は2イニングスを投げ、打者8人に対したものの、完封しての降板は、余裕のリレーであった。2番手の投手は以前も見たことがあるが、身長はあまり伸びていなかった。先頭打者をセカンドゴロに仕留め、2番手には四球を与えた。ボークで2塁に進ませ、3塁をも許してしまった。3番手もストライクが入らず、四球で、これも軽く2塁を許す事になる。これは窮地かと思ったが、然し、その後4番手には2-3のフルカウントから3振を奪い2アウト。何やら薄氷だ。5番打者にはまたもや四球でフルベースとなった。以前なら、ここで崩れるところだが、今日は11点のアヘッドで余裕がある。6番打者を3振に打ち取ったのだ。何ともひやひやしながら完封だ。あまりにブレーブスの攻撃時間が長かったので、試合の制限時間が来ていて、恐らくコールドゲームとなったようだ。3回で試合は13-0で終了した。どうやら余裕の勝利で、問題は2試合目のジャイアンツのようだ。我々は、朝昼兼用食事をしてきたので、次の試合開始12:10迄25分をそのまま待つことにした。2試合目が始まった。ブレーブスは守備から始まった。孫のポジションは、今度はキャッチャーだ。ほぼオールラウンドプレーヤーになっている。紙面の関係で、2試合目は割愛して、ハイライトだけを記録する。1イニングの守備は3者凡退。ジャイアンツには女子もいる。攻撃では先頭打者を3塁に進めて孫の打席だ。良い感じに右に上がったが、やや高すぎて、ライトフライに終わった。2イニングスは共に3者凡退で、結構息詰まる。3イニングスの守備も3者凡退に抑え込んだ。ブレーブスのピッチャーがキャプテン、背が高い。捕手の孫も安定して、キャッチミットで捉える音は快音だ。リードもなかなかのものだ。この2人は、以前にもバッテリを組んだ経験もあり、投手も孫相手には投げやすそうで、低めに巧くコントロールされていた。時に間近でバウンドする球もあったが、孫は、これを綺麗にすくい取っていた。攻撃では味方打線は良く粘り、盗塁も2盗、3盗を決めて、2点に結びつけた。2アウト後、孫の打順だったが、鋭い3ゴロを好捕され、チェンジとなった。3イニングは1人に四球を許したが、あと3人を三振に取る好投で、4人でチェンジ。四球の走者が2盗に対して、孫は好送球を送ったが、判定は際どくセーフになっていた。4イニングも淡々と過ぎたが、5イニング目に敵のエラーなどで、1点を加えた後、キャプテンの快打は3塁打となったが、既にノーランナーであったので、追加点はならなかった。その後孫は6イニング目で、あわやレフト越えかと思わせる快打を好捕され、今日の野球は、終わった。試合は3-1と辛勝という感じだったが、来週も再びリーグ戦が続く(2試合ずつこなす)ので期待したい。
2021.02.07
コメント(0)
今日のウォーキングは第1890日目で9837歩だった。暦では立春は過ぎたものの、例年ならまだ寒さがつのるはずのところ、今日は歩いていても少し汗ばんだ。こんな時にはやはり温暖化か、と思う。久しぶりに阪急高槻に買物に出かけた。快晴の空、コロナの鬱陶しさは、幾分軽減される。奈良で学会があった姫が、学会の終了が予定より遅くなったようだ。日帰りするというので、私と連れ合いが京都駅まで車で出かけた。京都駅で軽く夕食を済ませた姫と落ち合って、車の中で、新幹線の出発時間までしばし話した。婿殿の転勤話など、本来ならゆっくり話したいところだが、非常事態宣言中となっているので、立ち話程度で終わってしまったが、それでも元気な顔を見られて連れ合いは元気を貰ったようだ。***河井案里が諦めた。やっと1つ切りが付いた気分だ。根本的には是正されることがない金券政治だが、彼女は何を変えたかったのだろうか。それにしても、IRの買収事件の秋元司の話は何処に行ってしまったのだろうか。こうした悪行を重ねても、兎も角、本人たちが否定するのは、本当に悪いと思っていないのか、悪いと思っていて尚しらばくれるのかどちらなのだろうかとつい思ってしまう。と言うのが、最近起こる悪事は、どう考えても私が経験してきた考えの中では納まらない正に多様故だ。今回問題になっている松本純や大塚高司、田野瀬太道らの不埒な行動もだが、兎も角ばれないなら嘘を突き通そうとの姿勢が、政治家の中には常識となっているようなので、それが空恐ろしい。政治家と言うより政治屋といった方が良い。それもこれも安倍が残したレジェンドが浸透しているからだろう。安倍の悪しき遺産を引き継いで菅が新総理になった。やる気が無いとか、伝わらないとか言う野党側の中にはこき下ろすことだけを最終目標にするのもいるようだ。何か、どこか違っていませんかという思いがある。嘘を許し続けた与党と、こき下ろすだけの脳しか無い野党。そんな国会議員を選び続ける国民といった、日本沈没を感じさせるこの頃だ。***米国も言いたい放題、やりたい放題のトランプが退いて、バイデンが新大統領になった。バイデンが初の外交演説をした。先の就任演説に続くものだ。日本も米国も演説のライターはいるのだろうが、どうもしゃべり方の迫力の違いは、民族的なものなのだろうか。日本では、官僚が書いた作文をただ淡々と読み上げるだけで、そこに演説者の気持ちが入っていないと感じることが殆どだ。米国などではそうしたところが少々日本とは違っているようだ。何となく、米国の方は、私が引っ張っていくといった意気込みが感じられるが、日本の場合は、「・・・こんな風に官僚がやると言っています」的に聞こえるのは単なる僻みであろうか。バイデンの初の外交演説ではトランプが攪乱して荒らした同盟国との関係を再構築して友好関係を密にすることを確認した。当面の競合相手は中国でありロシアだ。ためらうことなく、中国を最大の脅威として身構えることを表現している。自国に対抗するだけの武力があるから言えることなのだろうか。日本などは、こうした事をなるべく言わないで、穏便に表現してしまう。米国の援助のもとで、対中国の姿勢を明らかに言えば良いものをと思うが、言えないのだろうか。中国に進出している日本企業が多い故にそうしたことをあからさまに表現できないのだろうか。その割には、中国が尖閣列島を我が物顔に横行するとか、南シナ海や、東シナ海にどんどん出てくることを抑えようとの意気込みも感じられない。その内誰かが何とかしてくれるだろうといった感じなのかも知れない。米国も中国を「最も手ごわい競争相手」として位置づけ、これに毅然と立ち向かうことを表明している。背景には、中国の実質的な成長を脅威としてはっきりと捉えている点だ。このまま放置しておいては、必ず、それが表面に出てくる日が来ると感じているのだろう。ロシアに関しては、トランプ時代のように、ゆるゆるな関係のままは行かないと表現している。中ロという、独裁的権威主義の歴然とした行動を看過しないという立場を鮮明にしている。トランプがアメリカ第一(ややもするとトランプ第一)であったことへの大幅修正を掛けたいような内容だ。日本などは、こうした演説に割と控えめな反応しかしない。どうしても卑屈な表現になって仕舞うようだ。かくいう米国も中国やロシアを完全に敵に回してはやりにくいと言うことだろう。対中国には「米国の国益に沿うのであれば、一緒に取り組む用意がある」と言っている。これは、主に環境問題を念頭に置いているのだろう。地球規模で取り組まなければならない問題ではやはり、無視できないわけだ。対ロシアでは、新STARTを取りあえず延長の合意に持ち込みバイデンの治政中には、この点の懸念を先送りした形だ。然し、新STARTもまた、中国の積極的なコミットが無い限りは、完全とは言えない。日本の様に何も言わないでただ見守るだけでは、軽く見られても仕方が無い。フィリピンのドテルテのように、ある程度は自国のために強烈なメッセージを発することも必要ではないかと感じる。米国は中ロの人権軽視にも釘を刺す。対中はウイグル人の人権を無視した虐殺行為に対して、対ロシアにはナワリヌイの即時解放だ。今まではトランプが米国も同様に難民に対して、非人道的に過ぎたことを修正して、各国からの難民の受け入れの上限を、前政権の約10倍近くの年間12万5000人に引き上げることを目指すと表明している。自らもこうした難民への配慮をしているとのアピールだ。ミャンマーでのクーデターについては、国軍に対して、直ちにスー・チーら拘束した高官たちを開放する様に求めている。こうした事を、時をおかずに発声できる十分な体制を米国は持っていると言うことだ。ミャンマーに関しては、日本は、とてもそういった機敏な対応が出来ていない。コロナ禍でも、毅然とした対応が取れないのは、法的な根拠が無いと云う事もあるだろうが、根本的には、真の危機に対する対応力が欠如していると云う事に他ならない。足下の危機に、相手(与党)に対案の提案も出来ず、ただ揚げ足を取るだけの質問しかなしえない野党では、とても信頼に足るとは言えない。与党の緩みや、不甲斐なさを、正攻法で糺せない野党は、やはり与党の緩みを放置するだけの掩護射撃をしていることに気づかねばならないだろう。人の振り見て我が振りを直せという言葉があるが、日本は米国ほどの国力は無いにしても日本としての矜持を示して貰いたいと思う。バイデンはトランプの非は非として復元することを誓っているし、行動を起こそうとしている。菅は安倍の後継者、いや、番頭であった故に、やりにくさもあるだろうが、頂点に立った今、前任の安倍を糾弾できる立場にあるわけで、あまり「是」はなかったが、非は非として、是正することに努めなければならない。前非を悔い、正を行うことに国民はそれほど昔をあげつらうことはないだろう。米国も国内的に是正すべき事は山のようにあるだろう。最初の一歩がなによりも大切だ。安倍は1つついた嘘のお陰で、雪だるま式に嘘が膨らみ、最後は大嘘がばれ、二進も三進もいかなくなった。そして伝家の宝刀である体調不調を前面に出し、主役を交代した。然し、実のところ、陰で糸を引くような行動を慎もうとはしない。菅は、経緯はどうあれ、トランプを退けたバイデンのように、安倍の残した負の遺産を精算することで、真に「国民のための政治」をなして貰いたい。米国は世界の警察でないと言ったが、ここに来て、再び世界の指針になるべく動くことを誓っている。世界は見ているし、日本も正直な国民はちゃんと見ている。次元は違っても、正を行うことへのためらいがあってはならない。
2021.02.06
コメント(0)
今日のウォーキングは第1889日目で8288歩だった。森喜朗のオリンピックにまつわる発言で大揺れになっている。この男、首相時代から物議を醸すので有名だったが、人はそんなに簡単に変わることは出来ないと云う事を証明して見せた。「何があっても五輪は行う」とか、「女性が加わると会議が長くなる」など、どう見ても物議を醸すことになることは分かるのに何故言ってしまうのだろうか。それは彼自身が芯からそう思っているからに他ならない。それを、謝罪会見をして謝るというが、元々言っていることが自分の信念なのだから、形ばかりの謝罪を言うだけに終わってしまうのは目に見えていた。棒読みの謝罪は、形式的、その後の質疑が本音だろう、誰もあれを見て謝罪しているとは感じない。ただそれだけのことだ。本人も言っているように、「老害が粗大ごみになった」ようだから、早々に組織委員会会長を辞したら良い。誰が引導を渡すのかだけだ。***英国がEUを正式離脱して1年が経った。そのことが英国やEUにどういったことをもたらしたかだが、日経新聞には離脱を希望した英国側が、どのような利益や自由が得られたのかという見方で、述べられていた。ヨーロッパにあって、英国は先導的な役割を果たしてきた。一方、ヨーロッパは相次ぐ戦火に嫌気し戦争を忌避し、大同団結を目論んで、欧州共同体からEUへと発展的に進化してきたが、今や、EUを牛耳るのは大陸側の独仏となり、英国の影が薄まってきたのだ。こうした、疎外感と、決定権を持つEU中枢から距離を置くことで、英国は昔の栄光を求めて、EU離脱を目論んできたのだ。2016年に端を発し、丸5年間ぎくしゃくしてきた。グローバル化が叫ばれる中にあっては離脱は、反動である。然し、英国は最終的に離脱を選んだのだ。難しいことはよく分からないが、「名を取って実を失った」という感じがしないわけでもない。元々英国は、EU圏にあると言っても「ユーロ」を使わず、「シェンゲン協定」にも参加していなかった。この2つのことから、完全にEUとは同歩調ではなかったのだが、今後は、EUが出来る以前の状態に戻り、しかも植民地を失った英国になって仕舞うと云う事のようだ。貿易では、関税が復活し、物流がスムーズでなくなる。輸送トラックが渋滞している写真が載せられていたが、国境ではこうした風景が定常的に起こると云う事だ。金融の中心であったロンドンが、相対的に地位低下を来たし、フランクフルトやパリにその実務面が流れていった。2020年までに金融に関わる人材も2500人はロンドンを去ったとのことだ。英国は、EUが決めた移民の受け入れを良しとしない。この点では国内の低所得者層の突き上げがあって、離脱で、移民制限が出来ることはある意味では、成功したのかも知れない。低賃金の単純労働者はお断りと云う事になったが、高度な知識を有する人材もこの制限に影響されることは必至だ。例えば、英国内で弁護士資格を取れば、EU内でも弁護活動は出来たが、今後は、それはできなくなるといったことだ。英国人がバカンスで、スペインやイタリア、南仏などで過ごすこともままならなくなった。離脱前は旅行期間が180日間ビザ無しで滞在可能だったのが、最大で90日間に減少してしまったとなる。日本人の感覚では、それだけあれば十分と思うが、彼らには大きな縛りになるのだろう。1年経った今でも、完全に解決しているとは云えなくて、「公正な競争環境の確保」「紛争解決」「漁業権」は最後まで揉めた。「公正な競争環境の確保」では双方が政府補助金を独自に決めうるとなり、「紛争解決」では、EUの最高裁である欧州司法裁判所の縛りから英国は離れることが出来た。これらはEUが譲歩した形だ。反対に英国側が譲歩したのは「漁業権」で、英国はEUに漁獲量の割り当ての80%を手放すことを要求したが、結果は25%減で折り合った。これは形の上では英国の譲歩だが、漁獲の輸出物は7割がEU向けであるから、あまりごり押ししてEUの機嫌を損ねることは出来ない妥協の産物である。数字だけの問題では無く、漁業資源を輸出する形になるため、流通と関税の関門が新たに出来たことになり、実際の漁業現場では大きな混乱が起き、政府はやむなく2300万ポンド(約32億円)の補償金を出す羽目になっている。北アイルランドの問題は、恒常的な状態として、残存することになった。英領の北アイルランドは、EU残留のアイルランドへは、過去の紛争が再発することを危惧して物理的国境を無しとして自由に行き来できることになるが、逆に自国のスコットランドへはEUを離脱しているため通行が、難しくなる(こちらの方で関税などの処理をするため)という皮肉な結果になる。しかもスコットランドは、元々EU残留派が62%を占めていたために一層、複雑だ。こうした事から、英国内のスコットランドとイングランドの間でも何やらぎくしゃくして状態が起こり得ることが考えられる。外交安全保障に関しても、防衛ではNATOを重視し、外交・安保では英仏独3国の協調枠組み「E3(欧州3カ国)」を優先しようとしている。これって、早い話が、EU残留と同じ事を意味しているのではないかと怪訝な気分だ。かつての大英帝国は内実がぼろぼろになっていくようで、果たして、EU離脱で、何を益したのかを考えると、私などにはその意味合いがクリアには分からない。名誉が大切なことは分かるが、何か別な手段はなかったものかと、つい考えてしまう。
2021.02.05
コメント(0)
今日のウォーキングは第1888日目で8887歩だった。昼食は連れ合いと、「離」で採った。その後連れ合いは教え子のマラソンランナーと父親とで話が弾んだようだ。***日経新聞連載の私の履歴書で、辻惟雄氏が掲載されていた。私には全く縁が無い美術史家だ。とはいえ、西洋画を鑑賞するのは好きなのだが、日本画の方は全く以て、興味が希薄だ。連れ合いは、何やら感心して連載を読んでいたので、私は終了して纏めて読んだ。案の定、中味そのものはあまり感動的なことはない。ただ、氏が医者になるところを何処でどうなったのか、美術に転向したという点が興味深い。正に人それぞれだし、その道で極めれば、立派な生涯だ。大学院で、修士、博士と5年も、美術を探究するなど、考えても、とてもその心情は理解出来ない。人生で、成功するか否かは「運」だとのことだが、ある種共感するものがある。然し、運を捉えるための努力もあってのことだろう。手近に去年日経に取り上げられていた破格の絵師雪村(周継)を思い出して読んでみた。此方は16世紀の水墨画だ。水墨画と言えば雪舟を思い出すが、その陰に隠れていたとはいえ、なかなかの画人のようだ。最初に紹介されているのは「呂洞賓図」だ。呂洞賓と見られる男が頭を後ろに反らせるだけ反らせて天空の龍を見ている図で、足元にはこれも又大きな龍の頭を踏みつけているというものだ。天空の龍は呂洞賓が左手に持つ瓶から解き放たれたもののようだ。何をどう解釈して良いものやら皆目見当が付かない。呂洞賓とは道教で名高い仙人を指し、中国の代表的な仙人である八仙の一人とされる。この絵を呂洞賓の作とは違うという専門家もいる。違うとする美術家の根拠は、支那の故事で葛洪の著書「抱朴子」に、「西域方士」があり、彼が特殊な歩き方をして気を吹けば長さが十余丈の龍が顕われ、更に之を吹けば、縮まって数寸になり、壺に入ると言う話があることから、描かれているのは「西域方士」だとする解釈だ。こうした事を研究するのが美術家の仕事のようだ。何とも気の長いというか、考えてみれば、どちらに転んでも私には大差の無いことであるのだが。こんな画が他にも2点存在するというのだ。また、呂洞賓の絵には、三幅の「琴高・群仙図」があり,此方は大勢の仙人たちが見守る中、オートバイでも運転するように魚の背に跨がった仙人の姿を描いたものだ。ここで説明書きにはオートバイとなっているが、私が見た感じではロディオのようだ。水面から半身を出した巨魚(鯉のようだ)の背中に、仙人が左手にその鯉のひげを持って乗りこなしている図だ。それを左右の幅の、共に4人の仙人たちが1人の童子と一緒に見つめている図だ。これは中国漢時代の仙人の伝記集「「列仙伝」登場する琴高のエピソードで、新聞の解説では、龍の子を取ってくると言って川に入った仙人は約束の日に川の畔で待つ弟子達の前に、大きな鯉に乗って姿を現したという。こうした逸話は、何種類もあるようだし、鯉に跨がる図は、多数有るようだ。鯉はやがて龍と成り、それに跨がって天に昇る故に登龍門などといった言葉が出来たとも言うようで、このようなことを追及していると、時間を忘れてしまいそうだ。雪村は、常陸国を統一した佐竹氏の出身のようだ。然し、これにも異論がある。雪村は奥州岩城(福島県)の人で、時折常陸に出かけたとある。こうした事を研究している人も居るようで、なかなか大変だ。然し、どうやら常陸国出身で決まりのようだ。生年に関しても議論がある。辛うじて云えるのは1500年前後に生まれ、80歳を超えるほどの長寿だったという。彼の「人間50年化天のうちを比らぶれば、夢幻の如くなり」の信長よりも先に生まれている。しかも長寿だったようだ。「猿猴図」(左右2幅)では、右の子供を背負ったテナガザルが、川の中に手を入れて魚を捕っている風だ。一方の左幅では机上で木の実を取ろうとする猿と、それを下から眺めておこぼれに預かろうとしている猿が描かれている。「夏冬山水図」(2幅)は右に楼閣と滝が描かれている。橋の上には楼閣に向かう高士の姿がある。墨画だが、楼閣辺りはエッチング仕上げのように見える。鋭く細かい描写だ。左幅には冬景色で、右下に大河が広がりその辺には2件の家が建つ。何人かの人が描かれているが、此方には高士の姿は認められない。「自画像」も掲載されている。最晩年の作品で、座椅子に座り、背景には雪山と4分の1が雲に隠れた月が描かれている。私は、淀川縁で、月を見ながら歩くことが多い(今日は片割れ月)が周りは近代的なマンション群が目に入り、高圧線も張り巡らされているので、雪村の味わったような風景はもはやない。今日、話をしたマラソン選手の親御さんは鹿児島の生まれだとかで、鹿児島の道は夜は真っ暗で、点滅の信号で書物が読めるほど明るく感じると表現していたのを思い出した。なかなか面白い。最後に「欠伸布袋・紅梅図」(3幅)が挙げられていた。中腹の布袋は欠伸をしながら左の白梅、右の紅梅を愛でている図だ。何とものんびりした布袋さんに安らぎを感じる。そこで引用されているのが尾形光琳の「紅梅白梅図屏風」だ。金地に、左右の白梅、紅梅は同じだが、真ん中の布袋が川に置き変わっている。光輪が、雪村を模して描いたとされるのが納得いく。他にも画の紹介などが書かれていたが、写真がないので、言及していない。こうした日本画は、多くが海外に流出していると聞く、そう聞くととても惜しい気がするが、鑑賞する人が少ないと言うことだろうか。
2021.02.04
コメント(0)
今日のウォーキングは第1887日目で8548歩だった。午後は連れ合いが、ご近所さんとウォーキングに出かけた。庭の清掃をした。施肥と防虫剤を撒くことにしたが、それだけには留まらず、水鉢の撤去なども行った。***CO2を大気から直接回収するDAC(direct air capture)と言う方法が紹介されていた。いっぱんにDACと言えば、オーディオ関係かODA関係を指すことが多いようだが、ここでは、直接空気回収とのことで、吸着剤等を用いて大気中のCO2を直接吸収することにより、大気中のCO2を減少させる技術をさす。ネットによると、人工樹木に吸着剤を塗布して、樹木以上にCO2を吸収させる方法などが提言されている。回収したCO2はコンクリート養生に用いたり、炭酸塩鉱物化させて再利用したりするなどの研究が行われている。DACの設備製造、導入、運用時に必要なCO2を大幅に上回るCO2の吸収が必要とされる。まだまだコストが高く実用化には問題があり、BECCS(回収・貯留:CCS付きバイオマス発電)に対する期待が高い。大気中のCO2を除去・減少させる技術をネガティブエミッション(負の排出)或いはCDRと呼び、研究が進んでいるが、その一つである。カーボンゼロが叫ばれ出したので、こうした環境用語は、これから頻繁に登場してくることだろう。日本も、遅ればせながら、2050年に脱炭素を宣言しているので、こうした技術は期待されるところだ。実際の数値で言えば、CO2を2018年の10・6億トンから実質ゼロにするという野心的な目標なのだ。日本は、脱炭素宣言はしたものの、産業構造のパラダイムシフトを伴うような大胆な施策を導入した経験はなく、カーボンゼロは非常に困難な取り組みといえる。こうした中、DACは期待に応えそうだと云う事だ。石炭火力発電所からCO2を回収するCCSに比べて回収コストや効率は劣るが、経済活動に制約を与えない利点があり、脱炭素の救世主になるかもと期待されている。大気中のCO2の平均濃度は約410PPMとなっていて産業革命前に比べると5割増加している。新しくCO2を排出することを止めたとしても現在大気中にあるCO2を回収しなければ温暖化は止まらない。神戸学院大学は、このDACに、CO2を効率よく回収するためにアミンを使った材料を利用する。アミンはアンモニアの仲間で、もともとCO2を吸収する能力があるが同時に水分も取り込むので、この点を改良している。企業と5年後にプラントを作り実用化を目指している。別に、CO2だけを通す膜で回収する取り組みもある。九州大学で開発した高分子の薄い膜は、大気の8割を占める窒素に比べてCO2を10倍以上よく通す。この膜を通して回収する技術の実用化を遅くとも2029年までに行おうというものだ。更に、金沢大学と地球環境産業技術研究機構(RITE)も多数の微小な穴が開いたシリカなどにアミンを加えた材料で実現を狙っている。 既に海外ではカナダやスイス、米国でスタートアップが実用化を進め、商用機も稼働している。カナダのカーボン・エンジニアリングは強いアルカリ性の水酸化カリウムの吸収液などでCO2を取り込み、900℃に熱して回収する方法を採る。同社はビル・ゲイツ氏の支援も受けている。スイスのクライムワークスは固体の吸収剤でCO2を集めた後に加熱して取り出す。いずれも取り出しの際に高温が必要で、地熱発電所やゴミ焼却施設など大量の熱を利用できる場所でないと設置が難しい。 之に対して、日本勢が進める技術は低温でCO2を回収・分離し施設も小さくてすむ。設置場所を選ばず、装置を増やせば大量のCO2を得られる。問題になるのはコストで、欧米各社は1トン当たりの回収費を600ドル(約6万2千円)と見積もっている。実用化のめどは、コストを100ドル(約1万400円)以下に抑えることだ。神戸学院大などはより安い価格を目指している。1トンのCO2を吸収するのに、DACによれば、2030年に150ユーロ(約1万9千円)、2040年には100ユーロ(約1万3千円)を下回るという試算もある。こうした目標で装置を作ることが考えられている。仮にDACのコストが1トン当たり100ドル程度になれば、日本が毎年排出するCO2の1割にあたる1億トンを1兆円で減らせる。太陽光発電などの再生可能エネルギーの買い取りにかかる賦課金が3兆円規模だと考えると、DACは十分に採用できることになると見られている。こうした脱酸素の手法は再生可能エネルギーに偏るだけではなく、あらゆる工夫を通じて達成するようになる。カーボンプライシングなどといった、CO2に価格をつけ、排出量取引や炭素税などの手法を通じて排出削減を誘導する方法なども行われようとしている。また、願望に留まらせること無く、達成するために、法律で明記することも考えられている。ややもすると環境という問題は、出来ればと言ったニュアンスが多いが、法律で規定してしまえば、否応なく、利害を超えたものになるという。いずれにせよ、地球の温暖化を止めなければ、人類が破滅することになるわけで、もはや躊躇する時間は無いと言う事だ。
2021.02.03
コメント(0)
今日のウォーキング予め天気予報で雨だったので中止と決めていた。昼近くには晴れてきたので、絶好の判断であった。今日は節分なので、連れ合いは恵方巻きを手配してくれた。南南東の方角を向いて、黙々と食べた。祈ることはコロナが去ってくれることだ。コーナンで買物庭木の肥料や虫除け剤、更には寒冷のためにヒビ割れた放水蛇口を購入した。孫達にはマクドナルドを差し入れた。夕方は夜中トイレによく起きるのを気遣って、手配してくれていた頻尿に効く薬が届いた。***ミャンマーでクーデターが起こった。アウン・サン・スー・チーが拘束された。予てからミャンマーは、物議の多い国だが、国軍が、現政権の最高指導者を拘束したというから、ついに思い切ったという形だ。既に、民政移管がなされ、ティラワ・ダウェー・チャオピューという3大特区が始動し、これからという状態だと認識していたが、そう簡単にはいかないようだ。ミャンマーで問題になっているのはロヒンギャ難民のことしか無いと思っていただけに一寸した驚きである。とはいえ、ロヒンギャ問題は相変わらず、解決したわけではなく、その意味でもまだミャンマーは落ち着いていなかった。国軍司令官ミン・アウン・フラインがクーデターの挙に出たのだが、その裏には何があったのだろうか。ミャンマーはコロナ発症に関しても東南アジアでは多い方になる。これでコロナ対策も動かなくなるのではないかとも懸念される。米国もつい最近までは、トランプによる攪乱で、国が揺れていたが、流石に、クーデターとまでは行かない。むしろ、ナワリヌイの問題で、ロシアが、そういった状況になるのでは無いかと思われていた。然しこちらの方は抑え込まれることになりそうだ。国軍はなぜ今、積み重ねてきた民主化プロセスを逆戻りさせる挙に出たのだろうか。国軍がロヒンギャ武装組織への掃討作戦を起こし、市民を巻き込んだことで国際社会から「民族浄化」と非難された。国際刑事裁判所が国軍を国際法違反とし、幹部の逮捕も考えられたことが挙げられる。ミャンマーでは2015年に政権を奪取したスー・チー率いる与党NLDが2020年11月の総選挙で再び圧勝し、民主派政権の継続が決まっていた。だが野党側の軍は選挙に不正があったと抗議し、調査を要求していた。選挙自体を疑って掛かるのはトランプの場合と同じだ。根拠は示されているのだろうか。票の数え直しなどを求めたという。ともかくも、国軍はスー・チーや大統領のウィン・ミンを拘束した。そして、「非常事態宣言」発令し、立法・行政・司法の全権はミン・アウン・フラインが掌握したのだ。ミャンマーに独裁者が登場したのだ。一時、テレビ・ラジオの放送が止まり、携帯電話回線が利用できなくなった。首都ヤンゴンは完全に国軍のコントロール下に置かれた。ヤンゴン国際空港への道路は警察によって遮断された。民主的な手段である選挙そのものに疑義があるとすれば問題だが、根拠は示されていない。ロシアの選挙などは完全に不正であるとの報道がなされても、是正されることがない。米国の場合は、何とか治まったが、ミャンマーの場合はどうなるのだろうか。国軍は「自由で公正な選挙の民主的規範を守るために、可能なことをすべて実行する」といい、2020年11月の総選挙結果に不正があったとしている。スー・チーは勿論、国軍のこうした行動は、ミャンマーを再度独裁政権下に引き戻すものだと抗議の声明を発している。そこで、何がミャンマー国軍をクーデターに駆り立てたのかだが、このままでは選挙を通じて政権奪取がますます困難になるという焦りがあったという。それでなくても国軍は、ロヒンギャ問題で、国際社会から暴挙を指弾されているからだ。このままでは国軍(野党)はじり貧となるとの焦りが墓穴を掘る行動に出たとも云える。軍政時代の2008年に制定された現行憲法は、上下両院の25%を軍人に割り当てると規定するなど、国軍の政治関与を保障していた。国軍が主導で作った憲法だからだ。然し、今回の選挙ではNLDの圧勝で、こうした軍人優遇の憲法が改正される下地が出来上がったと踏んだようだ。即ち「軍人枠」の縮小だ。昨年のNLDの圧勝は、軍をして、そうした悲観的な見方を増殖させたのだ。また、軍が資金源とする企業(宝石の取引やビール製造など)は欧米の制裁で活動が制限されたことも、焦りを増したようだ。2020年の総選挙ではNLDは大した政治性かも出せなかったので、議席を減らすという見方が多かったが、それにも増して国軍の選挙介入に危機感を覚えた国民の浮動票がNLDに流れ、圧勝につながったとの見方がされている。野党(軍)の思惑が大きく外れたようだ。之に対して、ミャンマー駐在の欧米外交団(米国、EU、英国、オーストラリア、カナダなど)は直ちに「国軍は民主主義の規範を順守するよう」求める共同声明を発した。ところがASEANもだが、日本ではこうした動きに乗りきれず、無反応に過ぎたようだ。日本の無関心さが暴露された形だ。ここで、中国の反応はと言うと、対立の解消を呼びかけるにとどめるだけになっている。米国の「民主主義や自由、平和を求めるミャンマー国民に味方する」との表明とは大きな差だ。米国はトランプからバイデンに変わって民主主義や法の支配、人権などの価値観を重視する方針を強く打ち出し、対中国にはウイグル族のジェノサイドを問題にしているところだ。このまま国軍がスー・チーらを開放しなければ、米国はミャンマーへの制裁を科し、ミャンマーへの海外投資が細ると見られる。当然日本企業にも影響が及ぶのは必死だろう。
2021.02.02
コメント(0)
今日のウォーキングは第8865日目で8723歩だった。連れ合いの確定申告の問い合わせで役場に行った。帰りに島本駅西側開発の向こうに出来ている「離」で軽く昼食を採り、珈琲を頂いた。マイスターの称号を持つという店主だけに、珈琲は美味しかったし、食事も良かった。帰宅後早速eTAXで連れ合いの確定申告を行った。去年も自分のを申告したのでこれで3回目。慣れた。***コロナ禍で旅行もままならない、と言うか、外出さえ憚られる。日経新聞に通算3ヶ月に亘って日本の国立公園を紹介する記事があった。日曜の14週に亘って14の国立公園を紹介するものだ。地図を傍らに置いて、旅行気分で読んでみた。1. は知床国立公園だ。 森繁久弥か加藤登紀子の唄でしか知らないところであり、この先も行くことは無いだろう。ここは、北方4島が目と鼻の先だ。オホーツク海に突き出た半島で、長さは70kmもあるという。真ん中辺りには羅臼岳があり、唄の通りだ。写真には雪を頂いた連峰の前に流氷の海、威厳を感じる。ヒグマやエゾシカが生息するというから、やはり本土とは違う。流氷で有名だが、その流氷にプランクトンが付いて来るのだ。それゆえにサケや魚が群れてくるのだという。温暖化で、流氷の面積はこの40年で3割減少したという。2. は釧路湿原国立公園だ。 ここは日本最大の湿原だという。写真(夏)の湿原には人は入れないのだろう。カヌーツアーが出来るようだ。ヨシやスゲ、ハンノキを初め700種類の植物が生育する。日本では初めてラムサール条約に登録された。釧路川が紹介されているが、兎も角この辺りは川が多く蛇行している。太古の海だった場所に残る海路湖が特徴的だという。農地に水を引きやすくするため湿原は2割減少したが、現在は蛇行を取り戻す試みが始まっているとか。3. は十和田八幡平国立公園だ。この一角には訪れた記憶がある。東北3県にまたがっている。火山活動が生み出した多数の湯治場がある。酸ヶ湯、玉川、乳頭などの温泉が散在する。十和田湖は約20万年前に始まった火山噴火で陥没した地形に水が流れ込んで出来た。道路スレスレに流れる奥入瀬渓谷の情景は、記憶に残っている。4. は磐梯朝日国立公園だ。ここにも訪れたことがある。就職して間もない頃だ。50年以上前になる。山形、福島、新潟の3県にまたがる。ここも火山活動による吾妻山などが有名だ。印象に残っている五色沼も火山の噴火で川の水がせき止められて出来たのだという。水が様々な色に見えるので、一寸感激する。月山、湯殿山、羽黒山を出羽三山と称するが、約1400年の歴史を持つ。緑の時期に撮った写真は、如何にもすがすがしい。5. は日光国立公園だ。写真は男体山を背景にした中禅寺湖が奥日光のシンボルとして掲げられている。中禅寺湖は自然に出来た湖としては標高が最も高いとのことだ。ここには日光東照宮があるが、私は訪れたことがない。毎年紅葉のシーズンになると、いろは坂は渋滞が激しい。そこまでして訪れたいかと、やや冷めた目で見る。都心から2時間で行ける距離で、結構人気が高いのは手軽だからだろうか。6. は富士箱根伊豆国立公園だ。最もポピュラーだと云えそうだ。河口湖から見た冠雪の富士は、日本一の風景だ。富士山は葛飾北斎の富嶽三十六景にも描かれ、威厳は昔から衰えない。箱根にも泊まったことがあるし、伊豆も然りだ。この辺りも、火山が作り上げたものだ。富士山は登ったことはないが、近くで見るよりやはり遠景が一番良いと思う。7. は伊勢志摩国立公園だ。ここは何度か訪れている。近くにゴルフ場があり、連れ合いとゴルフを楽しんだところだ。リアス式海岸で、展望台からはそれが一望できるが、此所らは96%以上が民有地だとのことだ。真珠の養殖でも有名で、アワビや伊勢エビなども獲れる。伊勢神宮にも何度かお詣りしたが、伊勢市内からは1山越えることになる。2016年にはG7も行われたが、ご多分に漏れず、温暖化で、海藻が育たなくなる「磯焼け」現象が起きているようだ。ただでさえも自然環境の維持は難しくなっているようだ。8. 山陰海岸国立公園だ。何といっても砂丘が有名だ。この辺りは多様な景観を有し「海岸地形博物館」とも称されている。私はサウジアラビアに居たことがあるので、それまで凄いと思っていた鳥取砂丘も一挙に矮小化されてしまった。然しここの砂の質は、サウジよりも上質な感じがする。ここは人の手で管理され、雑草や異物などが取り除かれているのだという。9. は瀬戸内海国立公園だ。ここは私にとっては、第2の故郷のような場所だ。日本で初めて国立公園に指定された内の1つだ。700以上の小さな島々があるとのことだ。生まれ故郷の近くの宮島には連れ合いとも言ったことがあるし、東の鳴門も然りだ。あまりにも広範囲なので、自分が国立公園の中にいることさえ忘れてしまうほどだ。公園の真ん中辺りで、船を建造していたのだが、今や昔話になって仕舞った。10.は阿蘇くじゅう国立公園だ。 大学の卒業前に訪れたことがあるし、その他にも行った経験がある。生まれて初めて登山(と言うかワンダーフォーゲル程度だが)で久住山に登ったことがあるが、頂上付近のミヤマキリシマが美しかったことは忘れられない。中心の阿蘇山があまりにも有名だが、火口を覗くのは勇気が要る。草千里ののどかな風景も忘れがたい。この辺りも人の手で景観を維持しているようで、公園は楽しむだけでなく育てていかねばならない場所なのだ。11.は自然遺産の屋久島だ。ここは訪れたことがない。年間降水量は日本の年平均の5倍だという。なんだか雨ばかりのところのようだ。それ故に樹齢2000年以上もの屋久杉が成長できるのだろう。沿岸部にはガジュマルなどの亜熱帯の植物が繁茂している。最近はヤクシカが増え、食性を荒らす事態になっているという。奈良同様、ここも鹿に悩まされているようだ。12.は慶良間諸島国立公園だ。初めて聞く名だ。それもそのはず、那覇市から西に40km離れた島なのだ。無人島など大小30の島々から形成されている。ダイビングのスポットのようだ。サンゴや熱帯魚が、見られると言うから南国だ。海外からの観光客も多いというが、コロナ禍ではどうなっているのだろうか。13.はやんばる国立公園だ。沖縄北部だと言うが、どの辺りなのだろうか。北部の森林地帯で、亜熱帯の照葉樹が茂っている。勿論近づいたことはない。日本で生息する鳥類の約半分、在来種のカエルの約4分の1がこの地に生息しているとのことだ。ヤンバルクイナなどの固有種も沢山生息している。14.は中部山岳国立公園だ。正直、これ以上南は無いだろうと思っていたら、また本土に舞い戻った。新潟、富山、長野、岐阜に渡る北アルプスの一帯だ。日本の屋根とも言われる高い山が連なる。勿論遠目で見るだけで、近寄ったことはない。登山や冬山などには縁の無い生活をしてきただけに、馴染みが無い。写真で紹介されている、穂高連峰を背景にした河童橋はよく見かける。所謂上高地と呼ばれる場所だ。この辺りまでなら訪れてみたい気がする。いずれにせよ、公園紹介の最後には、自然破壊に対する必要な配慮が述べられている。自然は自然に放置したままでは残り得ないのだ。それは観光客が訪れることが最も大きな原因のようだ。自然を大切にしたいものだと思った。
2021.02.01
コメント(0)
全28件 (28件中 1-28件目)
1

