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今日のウォーキングは第1959日目で8149歩だった。連れ合いは昨日延期したご近所ウォーキングに出かけた。晴れてきたので、し残した前庭の掃除をした。***米国は魔のトランプの4年間が過ぎ、やっと正常になるかと期待出来そうな雰囲気になってきた。正しいかどうかはこれからだろうが、少なくとも狂気の沙汰からは逃れられそうだ。そんなバイデン大統領が就任後100日経っての就任演説だ。演説は約20分間にわたって議事堂の前で行われた。全文が紹介されているので、読んでみた。民主主義は壊れやすい、今、民主主義が勝利したと、トランプの扇動によって議事堂が襲われた事への皮肉を込めていった。先ずウイルスに言及した。ウイルスは、第2次世界大戦を通じて失われたのと同じくらい多くの命を、たった1年で奪ってしまったのだ。感染者は3220万人を越え、死者も57万人(演説時は40万人)を越えるアメリカの現状を忸怩たる思いで語ったことだろう。正に、何百万もの仕事が失われ、何十万もの事業が閉じたのだ。400年ほど前から叫び続けている人種の平等についてこれ以上先送りしないと語った。ついこの間、黒人を殺した警察官に有罪判決が出たが、米国は変わるのだろうか。かつてリンカーンが奴隷解放宣言に署名したのは1863年だ。それから158年米国は本当に変わる気があるのかどうか、常に疑問だ。政治における過激主義、白人至上主義、国内テロリズム等に立ち向かいこれらを打倒すると述べている。そのためには言葉だけでは到底足りず団結(結束)が必要であるとし、それを訴えている。結束を呼びかける裏では、米国が分断の危機に面していると云う事だ。すべてのアメリカ人に怒り、不満、憎悪、過激主義、無法状態、暴力、病気、失業、そして希望の喪失と言う敵に立ち向かうため、協力を呼びかけている。この中には、ウイルスも、雇用も、中産階級の再生も、人種の平等、移民政策もが含まれている。過去の惨事に南北戦争や大恐慌、世界大戦、9/11を挙げ、それでもこの国は結束して前進してきた説いている。そして、この結束の必要性について多くの時間を割いている。逆に言えば、トランプによる分断化助長の結果が如何に甚大であったかを思い知る。しかも今尚トランプを支持する人たちが多いことをも念頭に入っているのだろう。そして、アメリカは、国民がまとまって行動したならば失敗したことなど、一度も、まったくないと自身に言い聞かせているようでもある。之を聞くと、米国の分断の大きさが今更のように人々をむしばんでいることを知る思いだ。女性の地位向上について、黒人のハリス副大統領の就任に言及している。黒人系のオバマが大統領になり、今、女性のハリスが副大統領になって、米国は少しずつ動いているようだが、やはりトランプの陰は消えないのか。この点では、日本の石頭連中よりは少なからず進んでいる気がするが。再びトランプ扇動の暴力が議会で行われたことを引用して、今後ともそのような暴挙が決して、また、絶対に起こらないと言い聞かすように宣言している。民主主義というもの、意見の不一致は常にあるが、それによって国が解体する事は無く、異なった意見も、平和的に抗議する権利が米国にはあるとし、そのことが米国の最大の力かも知れないとしている。異なった意見への融和を醸し出して、1体感を醸成している。ここ数週間や数カ月の間に権力と利益のためにつくうそがはびこっていたことを挙げている。これも又トランプが残した負の遺産だ。そして、今後はリーダーとして、真実を守り、うそを打倒すると宣言している。憲法を尊重しこの国を守る事に意を注ぐと。あまりに真っ当なことばかりで、それをわざわざ宣言しなければいけないくらいに米国は迷走していたのだと思う。これが米国の2大政党制故のことか、日本ではなかなか期待し得ないところだろう。日本での政権交代が、自民党の裏劇場で行われているままであれば、永久に期待は出来ないのだろう。嘘つき安倍晋三のもとで、女房役であった菅義偉が総理を引き継いだわけで、かくも格調高い演説が出来るはずも無いのだ。その点は、米国をうらやましく思う。バイデンは引き続き、一般国民が不安に思う生活面についても理解を示しているが、だからといって具体的な提案をしているわけでは無い。あくまで心構え的なものと、包括的にそれらは認識されているというメッセージだ。相手の立場にたってという辺りは、偽の情報源(フェイクニュース)を信じないようにとのメッセージのようでもある。自らの所属政党である民主党(青い州)と共和党(赤い州)の対立を煽るようなことは止めなければならないとしている。いたずらに、都会と農村部また、リベラルと保守派を対立させる事は止めさせなければならないとしているのだ。皆相手の立場に立って、寛容の精神で向かい合えば、大きな対立はなく前に進めると言うが、果たして、そう巧くいくのだろうか。互いに助け合うことを求めていてそれはウイルスを克服するためにも必要だとしている。分断の克服と言い、結束の勧めと言い、寛容の精神で協力すると云う事は、繰り返し述べられている。こうしてみると再度トランプに於けるエキセントリックな対立助長と分断化政策の根がいかに浸透しているかが覗われる。聖書を引用して、ウイルス禍は「夜通し涙を流すとしても、朝には喜びがやってくる」との言葉で克服可能としている。ここら辺りは、バイデンが就任してワクチン接種が進んだことによって、最悪の時期をやり過ごしたとの自負が内包されているようだ。トランプのように、コロナをインフルエンザに毛が生えたもののように揶揄し、気ままに自分だけがワクチン接種をして、大丈夫と威張って見せても、科学的な根拠は無く、唯々まん延を広げることにしかならなかったことを振り返るようだ。トランプは「メイク・アメリカ・グレート・アゲイン」と言って国民を煽ったが、中味は孤高の保護主義で、世界に冠たる立場を取ろうとはせず、独りよがりの空回りであった。この点を与し安しとされたのか、金正恩や、習近平などから返って侮られる結果を招聘したようだ。そこで方針を180度転換して、同盟国との強い絆を再度構築して、力尽くでの世界先導では無く、規範としての力を拠り所に先頭に立つつもりだと宣言している。最後に締めくくりとして、米国は、現在、民主主義と真実が攻撃されているので、これを克服するために力を注ぐとしている。先ず、激しく広がり続けるウイルス、拡大する不公平、制度的人種差別の痛み、危機的な気候どれを取っても焦眉の急な話ばかりだ。世界におけるアメリカの役割を克服して進めていくと宣言している。就任演説はモラルの伝導と、希望の表明である事はちりばめた言葉の数々が、平易な内容で語られていることから米国のあらゆる階層に浸透させようとの意図が良く窺える。
2021.04.30
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今日は天気予報布通り、朝から大雨だったので、ウォーキングは中止した。午後の連れ合いのご近所ウォーキングも中止したようだ。久しぶりに木曽路でテイクアウトし、孫達に届けた。***まさかと思う記事が新聞に出た。福井県知事が40年超の原発を再稼働する事に同意した。全国初だと言うが愚かしい。対象は運転開始から40年を超える福井県内の原子力発電所3基だ。(高浜原発の1号機と2号機、美浜原発3号機)知事は住民の声を代表しているのだろうか。東大出身総務省キャリアの正に役人気質だ。原発の運転期間は、最初、設けられていなかったようだが、その後、原則40年、最長20年まで延長可能となったようだ。決まりがないのは通常決められて然るべきであったために出来たもので、作ったからには原則は守るべきであろう。抜け道を最初から使うのは如何なものか。而して、このルールを適用する原則破りの最初の原発になる。もっと再生可能エネルギーに力点を移せよと思うが、なかなかそうならない。何かというと政府は、「諸外国とも調整して」と言った他国との比較で物事(外交政策など)を決めることが多いが、それなら既に原発全廃を決めたドイツなどの動向に従えば良いものをと思う。勝手なときだけ独自判断するようだ。尤も米国にはそうした前例があるようなので、独自というわけでもないかも知れない。福井県と言えば、高浜町の関電醜聞がすぐ思い出される。大金を受け取りながら被害者面して結局は不問に付されることになった関電幹部だが、どうしようもない連中だ。知事の判断に先駆けて、原発のある2町はすでに同意しているという。彼らに大局観を求めること自体が問題なのだ。彼らには、石原伸晃が言う如く「最後は金目」なのだ。少なくとも我が町の原発には事故は起こらないと踏んでいるのだろう。丁度、コロナでも俺は大丈夫だと路上飲みで騒ぐ連中と共通しているのかも知れない。地震、津波、活断層、テロ如何なる危険をも回避できるとは誰も言えない。然し、専門家が大丈夫と判断したから大丈夫というのか。では福島は何だったのか。1度原点に立ち返って考えてみて欲しい。勿論何事にも事故や不慮の出来事は起こりうるだろう。それは覚悟しなければならないが、その時、原発は、筆舌に尽くしがたいほど多大な影響を及ぼすものであることは既に実証済みなのだ。それでも敢えて、原発を使わざるを得ないとなれば、原則を守り、且つ十二分な検証が行われて然るべきだ。何度も思うが、事故は福島だけではなく、様々起こっており、その殆どが人災によるものだし。あまつさえ、点検や整備で偽りを報告したりする人間が起こすことは過去の事故が物語る。原発は1度事故を起こすと、広範囲に重大な被害をもたらすことは論を待たないし、それが、限られた期間で終息することも期待できないのだ。はっきり言って事故が起こったら高浜町や美浜町内では収まらず、更には福井県内に留まることは無いのは常識的な判断だ。然るに、なぜ、両町と、福井県知事のみの判断でゴーできるのかが不遜だ。増して、美浜原発は過去に死者5人を出す大事故を起こしているのだ。あまりに無頓着である事に逆に呆れてしまう。私の知り合いにも(高学歴である)「福島の原発事故を経験しての話だから今は充分に安全になっているはず」だから大丈夫といった意味のことを言う人が居たがとんでもない。今回の再稼働の対象炉ではないが、同じ関電の大飯原発で、2014年5月に関西電力大飯原発の運転差し止め判決を出した元裁判官の樋口英明さんが述懐するに、次のような不都合な真実が紹介された。「電力会社が最も国民に知られたくない事実」として、オンラインの講演会で語られたことだ。曰く、「東京電力福島第1原発の事故を見て、多くの人は原発があれだけの被害を及ぼしたのだから、(原子力規制委員会が新規制基準を設け、適合した原発は)それなりに安全に造ってあると思うでしょう」と問いかけ、改めて、事故の内容を述懐している。「福島の事故は地震で原子炉が壊れたのではありません。原発は地震が来て運転を止めた後も、ウラン燃料を冷やし続けなくてはならず、福島は停電したためにメルトダウンしてしまったのです」と語ったのだ。こうした事(停電や断水)に備えるために、新規制基準は地震の強さを加速度で示す単位「ガル」を基準に採用している。配電や配管の耐震性を確保するために以下の数字が決められているのだ。それ内容は衝撃的な数値だった。震度6はおよそ700ガル、震度7は1500ガル以上となるが、「大飯原発の耐震設計基準は当初405ガル、樋口さんが判決を出した時は700ガルで、今は856ガル」という。これを一般住宅と比べてると、何と、三井ホームの住宅の耐震設計は5115ガル、住友林業は3406ガルだという。これはテレビなどで状況を伝えるように、実際に鉄板の上で住宅を揺さぶる実験をして得た結果だというのだ。この数字に比べて、原発の基準が如何に甘い基準であるかに驚いたというのだ。何とも、正に耳を疑うような話ではないか。やはり、コロナ禍で路上飲みをしている若者の感覚と類似した内容であると言わなければならない。更に言えば、燃し事故が起こったとして、福島のように東電の誰1人責任を問われることはなく、不幸にも、前線で頑張った吉田所長が亡くなったという悲惨さだけが残ったのだ。勿論基準は満たしていることは分かるが、それがどうしたというのだ。よしんば合法的(法が甘くても)だとして、想定外のことが起こってトリチウムが拡散されたなら、昔の武士のように即座に腹を切る覚悟はあるのかと問いたい。事故が起こっても安全委員会の責に帰し、その安全委員会も、斑目元委員長のように「想定が甘かったですかね」と嘯いて何ら責任を取ろうとしないのでは、一体誰に怒りを向けて良いものやら全く腑に落ちないのだ。関電のスキャンダル然り、福島の原発の冷却水の海への投棄然り、安倍晋三が出任せで「コントロールされている」と言ったように、日本のトップを始め、誰も然るべき責任を取ること無く、挙げ句の果ては、冷却水の置き場がなくなったから海へ放出するしかないとまで、実に無策、なし崩しが通るのだ。こんな国は、ほぼ世界にも例がないだろう。それを皆が良しとした、と総てが決着してしまうのだ。少なくとも私は、こうした決定には断固反対である事だけは表明しておきたい。このご時世、経産省の梶山弘志は国として、40年超の1発電所あたり最大25億円の交付金を支給すると表明すると共に「将来にわたり原子力を持続的に活用する」と述べたのだ。馬鹿じゃないか・・・。
2021.04.29
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今日のウォーキングは第1958日目で8118歩だった。朝1番に連れ合い共々楠薫堂で受診した。私は定期検査で血液採取したが、連れ合いは薬を貰うだけだ。ワクチン接種に関しては血液をさらさらにする薬に注意が要りそうだが、オパルモンは対象外だとのことだ。予定されていた町長選の反省兼懇談会はコロナの緊急事態宣言中でもあり中止となった。現町長の圧勝で胸をなで下ろす。朝1番に紀州のドン・ファンと言われた和歌山の資産家野崎幸助(当時77)を殺害したとして、元妻の須藤早貴(25)が逮捕されたとあった。粘り強い捜査の結果のようで、まずは評価したい。然し年の差55歳は如何にも不自然だ。不自然はやはり余り良い結果を生まないと云う事か・・・。それにしても、安倍晋三の諸悪に対しても之くらいの執念で当たってほしいものだ。***借りた金を返さないのは良くないことだ。然し乍ら、今回は一寸痛快な気がしている。モンテネグロが中国からの借金を踏み倒すというわけではないが、EUに肩代わりを要求するような形になっている。そもそも、モンテネグロなどという国は、名前は知っていたのだが、詳しく見たことが無かった。西バルカンの諸国の成り立ちの詳細は殆ど知らなかった。そもそも私の持ってる地図ではユーゴスラビアの1部分でしかなかったのだから、ある意味仕方の無いことかも知れない。この際、少し調べると、第2次世界大戦でユーゴスラビアはイタリアとドイツによる侵攻を受け、分割され、モンテネグロはイタリアの占領下に置かれた。セルビアと共同歩調を取っていたがやがて独立したとある。人口がたった65万人だというから、独立国家と云うにはあまりに小さい。そんな小国が人口13億の中国を翻弄しているというからそれだけで凄い。バルカン半島のアドリア海に面したこれらの国は詳細を理解しようとすると時間が足りない。そもそも、モンテネグロはEUに加盟しようとしているが、なかなかEUの側から援助が得られないようだ。そこで、EUの反対を押し切って、言い寄る中国から借款してセルビアとの高速道路建設を行ってきた。セルビアとの交通を盛んにすることでモンテネグロとしては経済発展に繋げたいという思惑だ。一方の中国は一帯一路を掲げ、思うつぼとばかりに借款に応じ、セルビアとの国境近くに高速道路建設を始めたのだ。掲載された写真の橋脚は高さが相当高く、一見して難工事のように見える。この建設に関してEUとしてはさしたる経済効果が期待できないとして援助を断り続けたようだ。そこを巧みに突いてきたのが、習近平ということだ。援助を仄めかし、金を貸し付け、返せない(債務の罠)となると中国が押収するという何時ものパターンだ。こうして、中国はスリランカのハンバントタ港を乗っ取ったことは記憶に新しい。モンテネグロも当然中国への借款で、そうした二の舞になることも予想されたと思うが、背に腹は変えられないと言う事か、借りてしまったのだ。ところが、そこからが、モンテネグロのしたたかな戦略と言う事になる。EUは加盟国の拡張を目論んでいるために、モンテネグロを中国の自由にさせてはならないと考える。そこに乗じて、モンテネグロは、中国から借りた金を、EUから引き出そうとするわけだ。モンテネグロが借りた金は6億8700万ユーロ(約1000億円)で、これは同国のGDPの10%以上にも膨んだ。当然こうなることは自明だったはずで、ここで腰砕けになり中国に牛耳られるはずだった(と少なくとも習近平は考えただろう)小国であるモンテネグロにとってこの対外債務は重い。この資金の借り換えが迫るなかで、返済負担に耐えられなくなったモンテネグロがEUに対して支援を要請した。これがはじめからのストーリーだとしたら、モンテネグロの政治家は相当強かだ。中国に取られたくないEUはモンテネグロに対して、何らかの援助を行う可能性に言及するまでになった。中国にとしては、欧州への拡張を展開する上で、モンテネグロが含まれる西バルカン諸国(アルバニア、ボスニアヘルツェゴビナ、コソボ、北マケドニア、セルビア)を戦略的に重視してきた。またこうした西バルカン諸国はまだEUに加盟していない点も、EUにとっていわば制度的な空白地帯であり、中国が付け入る隙があったというものだった。ギリシャを始め、バルカン諸国は最も揺さぶりやすい国だと踏んでいたはずだから、こうした展開は、予想外であったはずだ。いや、「寝耳に水」であった可能性があるとされる。それだけ聞いたら、胸がスカッとする感じだが、果たしてこの先どう展開するのだろうか中国は中東欧16カ国にギリシャを入れた17カ国との間で、通称「17+1」と呼ばれる経済協力関係の構築を試みた。中国は中東欧諸国のインフラ開発に協力すると約束したが、結局は順調に進まず、EUの影響力が強いバルト三国を中心にこの枠組みから離反する国々も出てきた。「17+1」構想はもはや風前の灯となっているようだ。考えてみれば、総ての弱小国は、闇雲に中国から借款して、その先どうなるかを予想できないはずはないのだ。フィリピンのドテルテなどはその辺りを知ってか知らずか、中国を巧く利用しているふうにも見える。中国にとってこのモンテネグロへのインフラ開発支援は、いわば「17+1」のシンボル的な存在だったとされる。モンテネグロでの経験を他の中東欧諸国への伸長に活かすことが目指されたが、今回、モンテネグロがEUに対して支援を要請したことは、中国にとってはある意味青天の霹靂だったかも知れない。モンテネグロは、2021年の借款に備えて昨年末に7億5000万ユーロの起債を終えていた。また3月初めにモンテネグロは中国からシノファーム社製の新型コロナワクチンの援助を受けてそのことに感謝の意を表している。こうしたところを見ると、欧州の小国・モンテネグロは外交手腕が優れていると評価できるのではないか。逆に日本などは、1億2千万人を抱える国でありながら、対米追従に終始し、何ら自国の立場を高めることを怠ってきたのに比べると、その差は歴然だ。モンテネグロがEUに支援を要請する事で、中国は逃がしてはならずと、有利な条件を出してくるのではないかと踏んでいるようだ。また、返す刀で、EUに対しては、支援をしないのならば、中国側につくぞと言った脅しにもなると踏んでいるようだ。65万人の国が、大国や大きなグループに正面から挑んでいる感じがして、とても痛快だ。EUは最近、英国の離脱を許し、今又、西バルカン諸国をも離反させるようでは、求心力がますます低下することになりかねない。モンテネグロのEU加盟に疑義を呈したフランスのマクロンの態度や、新型コロナ支援に二の足を踏み続けたEUの姿勢は、ここに来て手痛いしっぺ返しを受けているようだ。この先最悪の場合、モンテネグロのインフラ(高速道路)が中国の手に落ちても中国のには差ほどのメリットをもたらさないだろう。こうした風潮が続けば中国に債務を持つ国々が之に倣い、逆に中国は債権国なのに回収が覚束ないといった債権国の罠にはまってしまうのではないかと懸念の声もある。先の展開が注目されるが、この記事は久しぶりに痛快であった。
2021.04.28
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今日のウォーキングは第1957日目で8776歩だった。姉の用事でロングライフの玄関まで迎えに行った。緊急事態宣言中は来訪をしないでくれとの通知が出ている。連れ合いは、ついでに、松坂屋で買い物を済ませた。***世界的な半導体不足が続いている。そのため、トヨタ自動車やホンダ、米フォード・モーターや独フォルクスワーゲン(VW)といった世界の自動車メーカーが次々に減産に追い込まれている。自動車メーカーは台湾の半導体受託製造メーカーのTSMC(台湾積体電路製造)をプッシュし、TSMCは迅速な製造を約束している。半導体不足の一因は、新型コロナウイルスの影響でいったん落ち込んだ自動車の生産が急回復し、車載半導体の供給が追いつかないためだ。昨年の3~4月ごろはコロナの影響で、自動車メーカーが生産ラインを止めた。そのため、車載半導体メーカーは大打撃を受けた。今回の半導体不足は、この逆の現象だ。自動車の生産回復を見込んだバイヤーが、二重、三重に発注していたことも不足に拍車を掛けた。しかもこうした二重、三重の発注は半導体の世界では常態化しているという。こうした事から半導体の不足や在庫過大の状態が繰り返されている。2017~18年のメモリーバブルの時もそうだった。2016年~18年にかけて需要が前年の1.5倍を超えるなど急速に伸び、半導体の不足が叫ばれたが、半導体好景気から一転、2019年はスマートフォンやパソコンの需要停滞により半導体不況に見舞われ在庫が増加した。さらに、2020年は新型コロナ感染拡大により世界的に需要回復にブレーキがかかり、さらに半導体減速が予想されていた。 このため、車載半導体メーカーは現在、二重、三重の発注をやめるようバイヤーに嘆願している状態だという。生産量も増やしているが、まだ需要に追いつかないのが現状だ。然し乍ら2020年秋ごろから状況は一変し、自動車販売が急回復したのに加え、5Gスマートフォンの販売好調、ゲーム機新製品投入や巣ごもり需要による大型テレビ販売拡大と真逆の状態が訪れたのだ。さらには、コロナ禍でITを駆使した在宅勤務の活用が一気に立ち上がったため、ノートパソコンやデータセンターの需要も堅調に推移することになったのだ。よく「風が吹けば桶屋が儲かる」といった因果関係がいわれるが、半導体にとっては、何が需要の拡大に繋がるのか似たような状況とも云える。急激な需要増があっても、半導体は設計完了から組み立てや検査を経て出荷するまでに最低でも4カ月程度かかる。どのような工程を経ているのか知らないが、かなり長時間を要するようだ。自動運転やEVへのシフトの流れの中で、車載半導体は今後で、ますます需要の増加が見込まれている。然し、車載用半導体を製造できる工場は自動車メーカーの認定を受けなければならないため需要の急激な増加にはすぐさま対応することが出来ないのだ。このように半導体のリードタイムが長いことで、今後はトヨタの「ジャストインタイム方式」のように必要時にタイミング良く対応することは困難になってきた。従って、今後は自動車メーカーも一定程度の在庫を確保しておくことが求められるようになってきた。どんな部品もそうだが、半導体がなければ自動車の生産はままならないと云う事だ。TSMCのほか、韓国サムスン電子などの半導体メーカーは現在、今後の需要増加に備えて米国などで工場拡張を進めているが、それでも急激な供給増には対応できない。自動車メーカーの生産モデルをどうするかに迄影響は及ぶ。自動車販売台数、スマホ出荷台数、ノートパソコン、テレビなどの需要増になったとはいえ、過去のピークを下回っている状況なのに、なぜ、半導体不足に陥ったのかは不思議なことだ。これには理由がある。 1つは米国による中国の中芯国際集成電路製造(SMIC)に対する制裁が本格化したため、2020年9月以降、SMICを使っていた多くの欧米半導体メーカーは委託先を台湾積体電路製造(TSMC)、聯華電子(UMC)の台湾2社と米グローバルファウンドリーズなどへ変更したのだ。2つめは、主要半導体メーカーが増産に向けた設備投資をしていなかったことによる。2019~20年は、半導体市況は停滞していたにもかかわらず、生産能力が増加していなかったために、稼働率は高止まり(即ち半導体不足)となっていたのだ。3つめは、半導体の新たな使用対象が出てきたと云う事だ。半導体需要構造が転換期を迎えていて、これまで半導体需要の主力であったスマートフォン、パソコン、テレビなどの電子機器は販売が頭打ちとなっているが、これに代わり、新たな成長分野として産業用、自動車、エネルギー開発、インフラ関連が台頭してきている。一方では、半導体メーカーは、自動車メーカーに値上げ交渉を行っており、受け入れられれば、他の製品を押しのけて自動車向けの優先順位を上げようとしている。しかし、従来の自動車用の半導体は28~65nm(ナノメートル)で之は成熟しているため、投資効率が悪いとされ新たな投資がなされてこなかった。2023年以降の自動車はマイコンを減らして先端SoC(システム・オン・チップ)を複数搭載する方向に転換する。独アウディや独BMWなどの高級車メーカーほどその傾向が強い。マイコンの数は半分くらいになり、需要は減ると考えられる。一方では世界的に脱炭素の動きが活発となり、大型投資が行われている。この新規成長分野の主要半導体は、これまでの先端デジタル半導体であるメモリー、マイクロプロセッサー(頭脳)、ロジック(理論回路) ではなく、パワー、センサー、アナログなどのレガシー半導体である。今不足している車載用半導体は、こちらのレガシーのほうだ。自動車はEVになると、半導体需要が大きく増える。EV、HVは従来の自動車と比べて数倍の半導体を搭載するため、半導体需要が急拡大しているのだ。コロナ禍はデジタル・トランスフォーメーション(DX=デジタル技術を活用した変革)を一気に推し進める起爆剤になった。在宅勤務、在宅医療、在宅教育、リモート製造、バーチャル(仮想現実)を活用したエンターテインメント、デジタル政府など半導体が必要になるものばかりが目白押しだ。2年目に入ったコロナ禍だが、ワクチン接種による世界景気回復・消費回復はほぼ確実だと見られている。日本ハイテク産業は過去20年間のは“連戦連敗”であった。しかし上記のような半導体需要は日本にとって有利に働きそうだ。例えば、半導体製造装置は世界シェア35%以上、材料は約60%のシェアを占めているといった具合だ。韓国と台湾は今や半導体の2大強国であり、両国で世界の半導体生産の42%を占めている。中国での両国企業の生産を含めれば、世界の半導体生産の半分を2カ国で支配しているのだ。その韓国・台湾、及び中国に、ハイテクサプライ(高機能な部材・装置)を一手に供給しているのが、日本なのだ。
2021.04.27
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緊急事態宣言が発令された初日だ。町では今日からワクチン接種の申込みが始まるとある。電話は混むので、ネットでの申込みをすることにしたが、電話は9時から、ネットは24時間OKとある。当然今日の午前0時から申込みを受け付けているものと思い、目覚ましを23:50に掛けて、起きてトライした。ところが、何度やっても準備中とのことだ。どうやら役場が開く今日の午前9時くらいからの受付のようだ。紛らわしい。そのまま就寝した。朝、今日のウォーキングは第1956日目で、8890歩だった。帰宅後9時を待ってワクチン接種の予約をQRコード読み込みで行った。5月16日に各時間帯6件くらいの残数があった。規定事項を記入し、送信するとエラーや、既に予約数オーバーと出てくる。残数があるのにおかしいと何度かトライしたら先ず私の方が受け付けられた。連れ合いの方は、何度か予約数オーバーとなっていたが、しつこくやると何とか送信できた。少々手こずったが接種申込みが完了し、一安心だ。配食サービスのボランティアもコロナで中止になっている。昼食をココイチからテイクアウトして、後はゆっくりした。***太古の地球にティラノサウルスはどれほどいたのか、という研究結果が掲載されていた。「総個体数を推定、数百万年の間に25億頭が出現した可能性」と副題にある。期間が200万~300万年である事から逆算すると、常に約2万頭が生息していたらしいことがわかった。結構多数の個体がいたようだ。その分布範囲はといえば、半径6km圏内に1頭の割合でいたと考えられる。今朝の散歩時に1頭と出くわすかどうかの数だ。勿論図体がでかいからきっと姿だけは見かけることになっただろう。更に比較として東京都の広さなら20頭がいたという計算になる。相手は肉食だ。出くわしたらティラノサウルスから走って逃げることは可能だろうか。そうした研究も又行われている。従来、ティラノサウルスの最高速度は、時速18kmから54kmと非常なばらつきをもって推定されていた。世界最速の人間の時速は約37kmなので、仮にこの人間とティラノサウルスが競走をすれば、ティラノサウルスが勝つ可能性はある。ウサイン・ボルトでも逃げおおせないと云う事だ。しかし、より幅広い情報を集めてコンピューター・モデルを使って計算し直したところ、ティラノサウルスの走る速さは最高でも27km/h前後という結果が出た。それ以上になると、足の骨が粉々に砕けてしまっただろうという。 その結果、広く一般に信じられているほど俊足ではなかった事が分かった。ティラノサウルスの体重は約7ton、さらに、化石から推定した骨組から新しいモデルを作成して、計算すると、速く走ることで足に異常な応力が掛かることが分かったのだ。従って、映画「ジュラシックパーク」に見られたジープが追いつかれそうになるシーンは誇張だと云う事だ。そんなティラノサウルスだが、半径6km圏内に1頭の割合でいたとする個体群密度から太古の世界でどれほどのティラノサウルスが生まれ、死んでいったかの総数が推測される。その推測によると、およそ2万頭が同時に存在し、約12万7000世代にわたって存続したという。これらの数字から、北は米国アラスカ州、南はメキシコまで広がる北米の生息地に、200万~300万年にわたり、合わせて25億頭のティラノサウルスが生息していたと結論づけた。6700万年前の米国モンタナ州にタイムトラベルしたら、こうした世界が広がっていたことになる。かつて、同じような数の推定がなされていた。1993年に発表された推定値と照合しても今回計算した約110平方km当たり1頭と言う結果とほぼ一致したのだ。動物によってライフスタイルや生息地が大きく異なるため一概には言えないが、体重が大きい生物ほど密度は小さくなるという平均パターンが存在し、ダムスの法則と呼ばれている。こうした法則をティラノサウルスに当てはめ多数のシミュレーション計算を行うことで、ティラノサウルスの総数は1億4000万頭から420億頭までの可能性があると分かった。とても広い推定範囲だが、その中央値は約25億頭であることを突き止めた。また、同時に存在したティラノサウルスは1300頭から32万8000頭までの可能性があり、中央値は2万頭だったと結論づけた。一方、ティラノサウルスの標本は知られているだけで100点ほどあるが、約5分の2が個人や営利団体の所有物で、確実な研究ができる状態ではない。そこで、公的機関に所蔵されているティラノサウルスの成体の化石32点を化石の総数の下限として設定した。もしティラノサウルスの総数の中央値である25億頭がこれまでに命を落とし、たった32の化石しか得られなかったとしたら、ティラノサウルスが死後に化石化した確率はわずか8000万分の1程度ということになる。これから逆算して、もしティラノサウルスの個体数が25億頭ではなく250万頭だったら、我々はその存在すら知らなかったかも知れないと言う事だ。このように、化石になる恐竜はきわめてレアである事を考えると、発見される化石が存在すると云う事は、かなりな数の個体が存在していたと云えることにもなる。ティラノサウルスの成体の化石が僅か32しかないという説明は俄に納得できない。之まで多くの発見事例が報告されているからだ。米国ユタ州で発見されたのはティラノサウルスの仲間と見られ「ライスロナクス」(流血王)と名づけられたように、細かく新種として区分されているものを含めば、更に多数の化石に行き当たるのではないか。又ティラノサウルスの歯は多くの場所で発見されており、日本でも長崎県で発見されたものもある。更には兵庫県の丹波市、石川県白山市、福島県広野町などでも発見の事例はある。いずれも体長3~5mの小型個体とみられ、年代も今回より古い。しかし、ティラノサウルスは1日に10kgと言う驚異的なスピードで成長していたとの解説もあり、多数の研究がなされていることから個体数が多かったことも頷ける。竜脚類はかつて、巨大な体を支えるために水の中で暮らしたと考えられていたが、多くの化石が発見される度に情報は書き換えられていった。今後も新たな情報が得られるかも知れない。
2021.04.26
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今日のウォーキングは第955日目で9856歩だった。今日から大阪も緊急事態宣言が発令された。とは言っても3回目となれば、新聞でも前日に掲載されていて、今日の朝刊には触れられていない。0:00から発動故に朝刊が配られる頃はもはや渦中となっているからだろう。期間は5月11日までとされ、ゴールデンウィークに動き回るなと云う事らしい。どうもオリンピック開催の方の顔を伺っているような気がしてならない。オリンピック開催は、掛けたお金を損したくないとのことかも知れないが、海外からの新たなコロナを引き入れることになり、後で吠え面をかくことになるような気がしてならない。毎日の感染者数の増加などが報告されているが、世界的に見て、増加の割合は変わらず増え続けているようだ。ワクチンも、国によっては名目上接種が終わっているところ(セーシェル、イスラエル、UAE)もあるようだが、世界全体には顕著な違いが表れていない。ほぼ毎日、新規感染者が70万人以上増え、死者は1万1000人を超えて増加している。果たしてこれで、ワクチンの効果が現れているのだろうか。英国や米国は100人中65人程度が接種済とされ、英国では感染増加は頭打ちになってきているようだが、米国では増加の割合が少し緩やかになった程度だ。之に比して、日本は100人中まだ2人程度にしかワクチン接種が行われていないので、今なお増加の割合が著しい。どうもこの辺りのワクチン接種のスピード感がないようで、とても気になるところだ。我が町の高齢者は丁度、明日から接種の予約を受け付けるという段取りだ。小さい町故か、早いほうではないだろうか。世界の状況を振り返ってみると、先ず感染者が最も多いのは米国で、2位のインドを倍引き離す3204万人超と驚くべき数字だ。2位のインドは約1696万人の感染者だが、1日の感染増が約35万人と驚くべき増加率だ。そして、3位のブラジルが1430万人を越える8桁の数字で、押しも押されぬトップ3だ。4位以降は7桁の感染者で、フランスはブラジルの約3分の1以下の約553万人という数字だ。3位と4位の間には格段の差がある。10位のメキシコは232万人強となっている。之に比べて、日本は6桁の約57万人と1桁少なくなっている。これを死者で見ると、やはり米国のトップは変わらず、57万人強を数える。これは、丁度日本の感染者数だけ死者がいると云う事だ。国土が広いことや、人口が日本の約2.6倍であることを考慮してもこの数は桁外れに多い。2位のブラジルは約39万人と之も群を抜いている。狂気のトランプとボルソラノに帰すべき点は大きいと思える。次ぎに死者が多いのがメキシコの約21万人強だ。メキシコの致死率が尋常でないほど高く(9.2%)、ほぼ感染者の10人に1人は亡くなっていると云う事だ。その次の3位がインドの約19万人強になる。私個人の感覚だが、インドは、どうも衛生観念が極端に低いのではないかと感じる。感染者にしろ、死者にしろ、人口が多い国ほど多くなると言う事が云えるわけで、絶対数の比較ではある意味不公平だろう。そこで、感染率を見ると、断トツの1位はチェコの15.1%だ。国民の15%がコロナの感染者だという結果だ。之は他の国を圧倒して高い。米国が9.7%、ブラジル6. 8%、インド1.2%等に比べて極端に大きいことが分かる。因みに日本の感染率は0.4%強と桁違いになっている。では、10万人に対する死者の割合をみると、チェコが又断トツで多く267人を数える。2位はベルギーの207人、3位はスロベニアの201人となっている。共にヨーロッパの国であり、近隣国と言えなくもないが因果の関係は分からない。最後に、感染した人が、どれくらいの割合で亡くなるかという致死率に関してみれば、先述のメキシコが断トツで大きい9.2%で他の諸国を圧倒している。これは、メキシコでは病院の劣悪な条件を恐れて出来るだけ入院を控えるようにしているためだと思われる。特に、米国と国境を接するバハカリフォルニア州では入院患者の半数が死亡するという状態だ。人々は病院を、病気が良くなるのではなく悪化する場所とみているのだというから恐ろしい。メキシコは検査率が低いので、実際の感染者数はそれを大きく上回る可能性が高いともいわれる。次いで致死率が高いのはエジプトで5.9%だ。3番目に致死率が高い国はボリビアの4.3%となっている。意外な国としてはオーストラリアの3.1%と言う値がある。絶対数だけでの比較や、報道などからは少し隠れたことも分解してみると案外と内容が見えてくることがあるものだ。上記とは逆に、コロナ禍にあって世界で最も安全な国は(ブルームバーグによるランキング)と言うと、昨年の暮れの11月時点では、トップはニュージーランドで、2位は日本、そして3位が台湾と言うときもあった。その後日本の失政というか体質から、安全度が段々と低下していることは衆目の一致するところだ。然し1ヶ月後の2020年12月では、日本は順位5つ下げ7位となった。このとき、ニュージーランドは1位維持し、台湾が2位に浮上したのだ。韓国やスウェーデンも順位を下げた。今年の2月のランキングでは、初回ランキングから10位以内を維持するニュージーランド、台湾、オーストラリアなどでは引き続き、上位にいる。これら上位諸国・地域はワクチン接種で米・英・欧州に後れを取っているにもかかわらず、世界の他の国・地域に大きな差をつけている。早急なワクチン接種の取り組みが日々のニュースの中心になっているが、米欧のランキング改善は主に、マスク着用や外出自粛などの封じ込め措置の結果だ。米国はバイデン率いる新政権の下で経済も予想以上のペースで回復していて、2月のランキングでは8位順位を上げ27位となった。上位10各国は次の通り。1位ニュージーランド、2位オーストラリア、3位シンガポール、4位フィンランド、5位ノルウェー、6位中国、7位台湾、8位韓国、9位日本。10位タイとなっている。日本が9位にいることには何やら心情的に抵抗感がないわけではないが、数字からすれば、こうした結果が出てくるのかも知れない。米国が順位を上げたのはマスクを付けるようになった事もあるが、何をおいてもワクチンの接種が進んだことに依ることが明らかだ。私たちも来月16日に1回目のワクチンを接種することになっている。早く国民全体に行き渡り、新型コロナを克服していきたいものだ。
2021.04.25
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今日のウォーキングは第1954日目で9289歩だった。午後太郎君に手伝って貰って2Fで遊んでいたベッドを1Fで組み立てた。少し広めのベッドで、安眠が期待できる。夕方連れ合いは自治会費の集金に出かけた。***黒海と地中海を結ぶ新運河の着工が6月と決まったようだ。現在、黒海と地中海はボスポラス海峡で結ばれる以外に航路はない。以前から新運河の構想はあったが、なかなか実現にはハードルがあったようだ。計画されている新運河はボスポラス海峡のヨーロッパ側十数kmに位置し、ボスポラス海峡を迂回する形の全長40km超の運河となる。この計画の懸念されるところは、現在、地中海と黒海を結ぶ同海峡は条約で黒海沿岸国以外の軍艦通航を大幅に制限しているが、運河ができれば条約が無効になりかねないことだ。今正にロシアが、ウクライナ東部を占拠しようとしている中、米国艦隊がボスポラス海峡を通過し、黒海に出ることをトルコ側に申請しているところだ。こうした米ロの微妙な軍事バランスに影響を与える可能性もある。総工費は当初の総工費は約8200億円とされていたが、それが9600億円になり、今は約1兆円6千億円とされている。エルドアンの支持基盤に大手建設会社があり、之までも、新空港など大型インフラ建設で経済成長を実現してきた。新型コロナウイルス禍で広義の失業率が3割近くに上る中、景気浮揚の起爆剤にする狙いがある。このイスタンブール運河構想は2011年に具体化が進展したようだ。エルドアンがまだ首相時代のことだ。それから10年を経過した今、ようやく実際に動き始めたのだ。完成目標をトルコ建国100周年にあたる2023年としている。地図を見ると、黒海側は私たちがイスタンブール観光時に利用した真新しい新空港とマルマラ海側は従来のアタチュルク空港を出口とするコースのようだ。このイスタンブール運河構想は古く16世紀のオスマン帝国時代に遡るが、20世紀にかけて6~7回、出ては消えることを繰り返した。近年、具体的な動きとなったのは、2009年にイスラム主義色が強い中道左派の公正発展党(AKP)政権が基礎的な調査に乗り出し、2011年の選挙戦において当時同党の党首で首相を務めていたエルドアンが取り組みを公表してからである。随分古くからの構想であったようだが、それが俄に現実味を帯びてきたというところだ。現在の延長約30kmのボスポラス海峡は、黒海とマルマラ海を結ぶ世界で最も混雑する航路の1つだ。年間通行量が約56,000隻(2017年現在)と、パナマ運河の12,000隻、スエズ運河の17,000隻に比べてはるかに多くの船舶が航行しており、混雑のため海峡の外で数日待機させられるという事態も生じている。そのうえ、約10,000隻が危険を伴う原油を運搬するタンカーで、1980年代以降、船舶の大型化と通行量が急増したことにより、危険物の流出を伴う海難事故が頻発して、貴重な文化遺産や市民生活を脅かしており、深刻な問題となっている。このような問題を解決するための手段として出てきたのが、ボスポラス海峡に並行して黒海とマルマラ海を人工の運河で結ぶという計画である。既存のボスポラス海峡とほぼ同規模の約50,000隻/年(160隻/日)の容量を加えることにより、混雑解消と管理の徹底による事故の減少を図るものである。人工運河の基本の水深は25m、幅は145mでとされるが、既存の湖などを利用するコースとなっており、水面の幅は250~1,000mと場所によって異なっている。自然を壊すという点から環境団体などの反対もあるようだ。また世界自然保護基金(WWF)も、「運河によって黒海とマルマラ海の微妙な環境バランスが壊される」と警告を出している。この工事で発生する約150億m3の掘削土は、現在工事中のイスタンブール新空港付近の炭鉱跡地や湿地の埋め立てや緑化、さらにはマルマラ海での3つの人工島造成に活用されることになっている。建設に必要となる用地の30%は民有地であるが、ルートの発表以来、新運河の沿線一帯には病院、公園、マリーナ、高級アパートなどの投資を目論むアラブやヨーロッパの投資家が入り込み、土地価格は急騰している。この点でも、運河の土地収用の先行きは予断を許さない面がある。このプロジェクトには「国内外の投資家が参加するだろう」と目論まれている。然し、コロナが治まらない中、6月の着工は可能なのかどうか、一寸首をかしげる。現在コロナ感染者数で、トルコは世界6位の位置にいる。毎日5万人近い感染者を出し、340人余の死者を出しているのだ。もう1つの問題として、既存のボスポラス、ダーダネルス両海峡の扱いを定めた1936年のモントルー条約との関係だ。黒海の非武装化を目指したこの条約は、両海峡へのトルコの主権を幅広に認めている。黒海沿岸国以外の軍艦往来をより厳しく制限し、通航の際はトルコへの事前通告などを義務付けている。米国が今月、ウクライナ支援のため、黒海に軍艦2隻を派遣しようとした際もトルコに通告していた。運河という「バイパス」ができればモントルー条約の前提条件が崩れかねないと危惧されているのだ。ロシアはモントルー条約がなければ米欧の艦船が玄関口の黒海に自由に進入してくる恐れがあるとトルコに警告し、一方の米国は、モントルー条約体制の見直しは北大西洋条約機構(NATO)にとって大きな好機だと歓迎する意向だ。トルコ自身は、交通の煩雑さによる事故の危険性を危惧しており、開通することで、安全性は高まり、海峡通過待ちの経済的損失もなくなるという主張だ。更には、年間10億㌦(約1100億円)の通航料収入が得られるとも試算されている。然し乍ら、「トルコストリーム」や「ノルドストリーム」などのパイプラインが完成したことでボスポラス海峡を通過するタンカーは減少していて、野党によると、過去15年で海峡を通る船舶は4分の3に減ったとのことだ。我々もイスタンブールを訪れ、スレイマニモスクから見下ろしたボスポラス海峡は、小型船が多く行き交い、大型船の通行は、やや少ないように感じた。それぞれの立場で、様々な主張がされるが、トルコ自身、ボスポラス海峡にまつわる大橋の建設や海底トンネルの掘削などインフラへの注力は半端でないものを感じる。兎も角、話題の多い、活動的なところだ。
2021.04.24
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今日は今年になって初めての正式北摂天神会のゴルフコンペだ。前回は、コロナの影響もあって、コンペ外の自由参加だった。残念ながら友人は体調を崩したために夫婦揃って欠場となった。然しコロナでないことだけは良かったのかも知れない。コロナの非常事態宣言は明後日から発令されるようで、今日の開催はまだ良かろうとの判断らしいが、現実的には余り変わりは無いのだが。私はマスクをし、カートを自分なりに消毒してのスタートだ。みなは「そこまでやるか?」というが、案外に楽観視しているのが怖い。前回はお休みだった会長も参加され、20人でスタートした。私は前回同行の幹事の男性(H氏)と、先輩のK氏の3人組だった。今日は少々遅く9:28アウトからのトップスタートだ。コースバイコースで記録する。前回は良かったが、今回はどっちらけのホールもあり芳しくなかった。No.1 TSは、まずまずでほぼFWCRだ。2打は少し気負ってチョロ気味になった。3打は大きめの7Iでニアオンとなり、そこから2パットでボギーだった。H氏は3パットで6打、K氏も同じ6打だった。No.2 前広のやや打ち降ろしのホール。TSは、ここもまずまずで、左のラフだ。2打は快音でGR右のカラーだ。そこから2パットのパーとなる。H氏はTS良く飛ばし、私よりも20YD先だ。そこからPWでGR奥にOB。結局7打となった。K氏は6打だった。No.3 チャンスH、TSの当たりは良い感じで、左のラフだ。2打(110YD)を7Iで届かない。何時もなぜだと思うが当たっていない。7Iでころがし3オンはピン近だったが、あろう事か2パットになって仕舞った。H氏は2打をバンカーに入れ5打だった。K氏は違うバンカーで2回叩いて6打だった。No.4 フラットなショート、右GRで96YDと短い。大きめの8Iで、又当たらず転がってバンカーだ。2打は出るだけで、そこから2パットのボギーだ。H氏はTSをダフってチョロ。その後滅茶苦茶になり、最後奇跡の1パットで5打だった。K氏私と同じバンカーに並んだが、2オンで惜しくもパーを逃す。No.5 このロングホールは、何時もは何となく相性が良い。TSは良い感じでFW左だ。しかし、2打はトップ気味に転げてFWCRだ。そして、大きめの6Uでと振ったら又ゴロで、あろう事か池に転げ落ちた。1打×の5打目を今度は巧くピンそばで、1パットでボギーを拾った。H氏とK氏は共に6打で上がっていた。この辺りからH氏の一人ゴルフが始まった。我々2人を後ろに置いて、前で先に打とうとする。1回目の注意を行った。全く1人の中に入ってしまうようだ。それでも、K氏がまだ打つ前に先に打ってしまうと言う始末、どうしようもない。之は奇しくも前回夫人を後ろに置いて先に打つのと同じだった。全く成長していない。No.6 何時も長く感じる、打ち上げ後フラットなミドルだ。今日は最悪のホールとなった。正直H氏のマナー違反に引きずられてしまった感じだ。TSは、当たらず、ゴロとなった。然し、2打は超快音になりGR手前50YDだ。そこからが目も当てられない。H氏が又前でチョロチョロする。つられて3打をチョロし、4打でトップのGR向こう。返す5打はGRを越えるなど行ったり来たりだ。やっと6オンで1パットのトリプルだ。やってられない。当のH氏は、TSは距離を出したものの、チョロやダフリが相次ぎ同じく7打だった。ここはK氏がダボで先行した。No.7 長いミドル。ドラコンホールだ。私は、TSの当たりは良い感じで左ラフ15cmとドラコン権利無し。2打も良い感じでFWCRだ。3打は軽くPWでと思ったら、GR左に少しそれた。4オンで、ここも惜しいパットを外してダボだ。H氏はTSを私より少し前のFWでドラコンだった。3オン、2パットのボギーだった。K氏はドラ短だったが塗り替えられたようだ。上がって7打だった。No.8 ショート。今日のピン位置はバンカーの向こうだ。6Uでトライ。然しここでも当たらずゴロで、バンカー手前で止まった。2オンはピン傍1.5mに付けたが、なんと迂闊に2パットした。ショットもパットも悪くボギーだ。H氏はここでももたついてダボを叩いていた。K氏はTSをOBし、打ち直しを見事オン、2パットでパーかと思ったら5打だった。No.9 TSは少し左に飛んで、コース外れのラフだった。然し、そこはフラット、2打を打ちやすく、まずまずの当たりで、今度は下段の右ラフだった。3打は、巧く飛んで、GR右のカラーだ。ほぼ3オンだ。そこから2パットでパーを拾った。H氏はボギーで、K氏は8打だった。前半の出だしは良かったが、5、6ホールの手痛い失敗などがあって、元の木阿弥になっていた。昼食時にはやはりコロナの話やウォーキングの話になった。それでも後半盛り返そうとスタートに向かった。No.10 TSは、まぁまぁの感じで、左のバンカー横FWだ。2打は右のカート道の方に当たり損ねた。3打でダフリ、4オンの2パットでダボスタートだ。一寸嫌な気がした。H氏は、付き合いよく6打だ。K氏は何とここで9打叩いた。No.11 110YDショートでピンは下段だ。7Iで軽くと思ったが、軽すぎて届かない。2打を7Iで転がして、1パットで入るところを2パットとした。H氏は1オンし、順当にパーだ。K氏は左のバンカーに入れ、2度で出して5打だった。No.12(クリーク)右GRだ。TSは高く上がりティーが折れた。大きすぎかと思ったがクリークが怖く7IでGRオーバーだ。3打の返しが中途半端になり乗らず、しかも4打で乗せたがイージーパットを外してダボだ。このときもH氏の前でのプレーにイラついた。心のゆとりが失せていた。H氏はTS右にOBし、打ち直しをクリーク際まで運んでいた。このとき後ろを見ず、焦ってプレーしたようだ。4打をクリークに入れ、結局6オン2パットの8打だった。K氏は私と同じく6打だった。No.13 やや打ち上げ、右ドッグ。TSはヒールに当たったか高く上がって左ラフだ。そしてあろう事か2打、3打をトップ気味のゴロだ。3打のゴロは何とかGR下段に乗っていた。そこから3パットのダボだ。H氏はここでも崩れたようで、H氏と共に7打だった。No.14(打ち降ろし)左GRで126YDだ。6Uでトライしたが、やはり池を意識してかトップのゴロで池にまっしぐらだ。プレ3オンしてここでも焦りの3パット。私の陥りやすいミスの連鎖だ。H氏はTSを右GRに乗せて、結果はダボ、K氏は池に入れての8打だった。No.15 苦手なホールだ。それでもTSはまぁまぁの左FW。2打もそこそこの当たりだが、全く届かない。残り90YDを9Iで左にそらせた。このときもH氏の前でのプレーに頭にきて、ついクレームを付けた。2回目だったか、もう完全にリズムを狂わされた。ダボになった。ここは3人ともダボだ。全く低レベルに嫌気が差す。No.16 打ち上げて、打ち降ろし、アップダウンのロングだ。今日のGRは奥の左だ。TSは少し高く上がってFW左だ。2打はダフリ気味でFWを少し進む。左足下がりの3打目は快音が出て、下段のフラット部に飛んだ。当然4オンかと思ったらチョロで5オンだ。2パットのダボになった。H氏はTSをOB。プレ4から良い感じで飛んで、斜面だ。結局6オンになり、8打だった。K氏は、同じく8打で上がったがここでも打つときにH氏が前で構えていた。No.17 右ドッグの2打から打ち上げだ。TSはしっくり来ない右ラフだ。2打は快音で、FWの右だ。3打はトップ気味になって仕舞いGRを越えた。4オンは上手く寄って1パットのボギーだ。H氏は、あわやの2オンを逃して、ボギーだった。K氏はダボになっていた。No.18 (最後池越え)。TSは空振りを放念して貰い、右土手からFWに出た。2打も良い感じでFWCRだ。ここで3オンをと4Wを握ったが、又もトップ気味のゴロで池に入った。1打×の5オンで、惜しいパットが外れてダボで終了だ。H氏は、TSを右土手に打ち、2打を巧くFWCRに出した。3打は良くなかったが4オンは土手から転げ落ちてピン近だ。1パットでパーを取った。K氏は池はかわしたものの8打になっていた。今日は前半の6ホール、後半のショットとパットの乱れ、そしてH氏へのいらつきで瓦解した。成績は多大なHDCPで4位になっていた優勝は、私よりHDCPが1多い後輩さんで、パーであった。今日は皆低調だったようだ。私との差は4打で、まともにいってたら勝てたのにはタラレバだ。せん無し。
2021.04.23
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今日のウォーキングは第1953日目で9083歩だった。連れ合いもご近所ウォーキングだった。2階のベッドを解体し、移動の準備をした。また不要になった布団類の整理をし、ゴミ出しの準備をした。***脳科学の解説があった。内田裕也と樹木希林の娘の内田也哉子と最近売り出し中の脳科学者中野信子の対談形式で、標題は「なぜ人は自分より優れた人が不幸になると喜びを感じるのか」ということだ。確かに人が成功した話を聞いたり身近に感じたりすると、嫉妬心がわき出てくることは否めない。人は人、我は我と割り切るには、間柄が近いとなかなか難しいものがある。然し之については今回は端折られていた。今回は、「生まれと育ちはどちらが重要なのか」と言うことに言及している。脳科学者が出した最終結論として、ラットを使った実験によれば、育ててもらった経験によって脳が変化するという。遺伝だけで総てが決まるわけではないとのことだ。ある意味救いだし、立派な親を持つ子供の場合もそのことだけに甘えていてはいけないと云う事を意味している。内田也哉子が言うには自分の親に対するいろんな反抗心も含めて、時に、血のつながりから解放されたいという思いもあるという。そう言えば、内田裕也も樹木希林も相当に癖のある性質のようだから、時には煩わしくなるだろうとは想像に難くない。子供を持って、そのことを強く感じるようになったと云う事だ。あまり「血縁」にこだわりたくないと思うらしい。しかし、社会の目はやはり「血縁」にこだわって物事を考える傾向にある。親子の場合、「血縁」と「育ち」がどのように脳に影響を与えるかと云う事を考えるという。之に対して、中野信子は、それは非常に重要で、学者の間でも大いに議論を呼ぶ内容だとの注釈の後に、こうした事に関する実験は沢山あるのだという。そして、ある程度まとまり掛けている結論はあるのだという。中野が言うには、育ててもらった経験によって、脳そのものが変化するとのことだ。例えば、ラットのストレス耐性の実験というのがある。高床式の通路を作製して、一部の床を下が見えるように透明にしておく。すると、ラットは透明な床を怖がってそこを渡って、先にある餌を取りに行かないというのだ。また、反対に、なかには透明な床をあまり怖がらず、ストレスに感じないラットもいる。このラットは、餌の魅力のほうが勝って、透明な床であろうがズンズン餌を取りに行くという。では、これらラットのストレス耐性の違いはどこから来るのかということだが、調べた実験がある。ラットは子どもを舐めて(グルーミング)育てるのだが、よくグルーミングをする母親に育てられたラットのほうが、あまりグルーミングしない親に育てられたラットよりストレス耐性が高く、透明な床の先にある餌をよく取りに行く。そこで、良くグルーミングする母親のストレス耐性が既に高く、遺伝したのか、グルーミングという育て方によるものかが議論になる。これを調べるために、巣を取り換えた実験がある。良くグルーミングする母親から生まれた子どもを、あまりグルーミングしない母親の巣に移し、逆に、あまりグルーミングしない母親から生まれた子どもよくグルーミングする母親の巣に移すのだ。その結果、良くグルーミングする母親に育てられた子どもの方が、ストレス耐性が高いと言うことが分かったのだ。即ち、育ての母親の影響の方が大きいと言う結果になったのだ。こうした結果を検証するためにラットの脳を解剖し、恐怖を感じるとされる海馬と扁桃体を調べると、母親がグルーミングすることで、それらに変化が生じていることが分かった。つまり、接している時間、育ててもらったという経験によって、脳そのものが変化したのだ。即ち、遺伝だけですべて決まるわけではなく、一緒に接している存在もとても大事だという実験なのだ。勿論余り接触のない父親と子供の場合も、遺伝子によるつながりは当然ある。父親から主に受け継ぐ部分と、母親から主に受け継ぐ部分というのは、遺伝的にある程度偏りがある。子供の性別に関わりなく、父親からは情動を、また母親からは知性を受け継ぐとされている。情動脳の部分はオス側の遺伝子が発現し、知性を司る大脳新皮質は主にメス側から受け継がれると考えられているのだ。しかし、DNAを介した遺伝は、ここ数十年の間に生まれたごく新しい考え方であり、何も科学が全てを支配しているわけではないと言う考え方も出来るので、科学的な面や非科学的な面を併せて考えておいた方が良いと云う事になる。なにやら示唆に富む対談であるが、血縁も勿論大切なことだろうが、日常の接し方で、人間の感性なり、情緒などが形成上の大きな要素である事が分かる。今、私は「ユングのタイプ論」という本を読んでいるが、心理学者の書く内容はとても理解出来るものでは無い。少しでも納得できるフレーズがないものかと、殆ど終了するまで読んでも殆どそんな箇所はなかった。人の心の動きなど、とても分かるものではないが、上記のように1つのテーマについて述べられてたり、実験された結果から、解説されると納得がいく。そんな難解な本の中に心理学でよく使う言葉が出てきたので、2,3書き留めておく。(ネットを参照した)ペルソナ(persona):カール・グスタフ・ユングの概念。ペルソナという言葉は、元来、古典劇において役者が用いた仮面のことであるが、ユングは人間の外的側面をペルソナと呼んだ。 ペルソナとは、自己の外的側面。例えば、周囲に適応するあまり硬い仮面を被ってしまう場合、あるいは逆に仮面を被らないことにより自身や周囲を苦しめる場合などがあるが、これがペルソナである。逆に内界に対する側面は男性の女性的側面をアニマ、女性の男性的側面をアニムスと名付けた。 男性の場合にはペルソナは男らしさで表現される。しかし内的心象はこれとは対照的に女性的である場合があり、これがアニマである。逆に女性の場合ペルソナは女性的な側面で表現される。しかし、その場合逆に内的心象は男性である場合があり、これがアニムスである。ペルソナは夢の中では人格化されず、一般に衣装などの自分の外的側面で表されることが多い。アニマ(anima):ラテン語で、生命や魂を指す語である。 古代ギリシア語の文献類(アリストテレスの書など)にある「プシュケー」というギリシア語を、中世ヨーロッパなどにおいてラテン語に翻訳する時には「anima」という語があてられた。当時ヨーロッパはキリスト教世界であったので、古代ギリシアの哲学の影響を受けつつも古代ギリシア文献の翻訳・研究などの文脈以外では、animaはキリスト教的な色彩を帯びた用法で使われていることも多い。 その後、近代になってユングが独特の用語として用いることになった。 アニムス(animus):女性の無意識人格の男性的な側面を意味する。 女性の有する未発達のロゴス(裁断の原理)でもあり、異性としての男性に投影される。 アニマと比べて集合的であり、男性が一つのアニマしか持たないのに対し、女性は複数のアニムスを持つとされた。 女性が精神の中に類似の、男性的な属性と潜在力であるアニムスを持つと信じた。
2021.04.22
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今日のウォーキングは第1952日目で9202歩だった。連れ合いは今日三人会の予定だったが、1人都合が悪くなったので、中止になったようだ。木曽路の弁当をテイクアウトすることになっていたので、テイクアウトし、京都の友人の家まで配達した。高槻ICから入って、京都方面の鴨川西ICで出ると川端通りを走って、早く行けた。***日経に3週に亘って特集記事があった。まずコロナがあぶり出した民主主義の脆弱さが挙げられる。ジョンズ・ホプキンス大は世界健康安全保障指数を発表しているが、上位を民主主義国家が独占している。それは豊富な知識とリソース(資源)があり、パンデミック対策は万全に行われると予想している故だ。然し蓋を開けた民主主義国家は米国を筆頭に欧州各国は、こうした予想とは裏腹に、これら民主主義国家は惨憺たる結果をもたらしている。パンデミック対策として迅速な対応と感染拡大防止策は大いに有効であろうとの予測だったが、実際には民主主義国家を標榜する国々は対コロナ対策で全滅に近い事が示された。米国は新型コロナが流行する前にロックダウンを行い、その間に対コロナ対策を万全に整えるとしたが、結果は何ら有効な手だてを実施するに至らなかった。パンデミック対策マニュアルを作ったものの、一切履行されなかったようだ。公共の場でマスクを着用するというごく簡単な対策すら採らないアメリカ人が多い。「マスクをするしないは個人の自由だ」と言うばかりで、これほど簡単な施策すら採られないのだ。日本も今日のテレビで、マスクをしないことで、JRの列車を30分間に亘って、停車させるという男も出現したが、こうした例はごく希だがいる。さらに、ブラジルのボルソナロや、メキシコのロペスオブプラドールのような狂気に近い大統領の考えで、国民の多数が犠牲を余儀なくさせられている。加えてインドやフィリピンもこうした無責任な大統領が国民を危機に陥れているのだ。これらの国は皆民主主義を掲げているが、単なる大衆迎合でしかなく、真摯な裏付けが背景にあるわけではない。欧州の先進国であるフランスやドイツに於いても、科学的な対パンデミック対策は採られず、政治的理由によるロックダウンの実施や解除を行うことで結果的には感染率も死亡率も高くなってしまった。これを補うべきワクチンの接種に関してもスピードは遅い。かといって、独裁国家が必ずしも対コロナ対策が成功しているとは云えない。ロシアやエジプト、ベネズエラなどは恐らく、真っ当な統計数字を語っているのでは無いと云った感じだ。独裁国家の中国はウイルスを発生させたものの、その後は完全に制御している(と思わせていると私は感じる)。これは、民主主義国家で、経済で世界を2分する米国の実情と照らすと、歴然とした差を感じる。こうした米中を比較すれば、民主主義国家が独裁国家に劣っていると感じるのは必然だろう。裏に何があるのかを別にすれば、独裁国家の優位性を世界に示している。コロナ発生前には、有事に際して、民主主義国家は団結して力を発揮できると信じられていたことが、全く空振りになって仕舞ったのだ。これが武力衝突なら又違った結果が得られると信じられているようだが、それに対しても大いに疑問になって仕舞った。こうした民主主義大国は、コロナ後真剣にパンデミックに立ち向かうシステムの構築をしなければならない。コロナ対策に成功した例にニュージーランドや日本の名前を挙げているが、額面上発症者数も死者数も世界の10位以内の国々に比すると段違いに少ないものの、そこには言いしれぬ欠陥もあると言うことだ。発展途上のアフリカ諸国が、アメリカと中国の現状を見せられたときに、果たして、民主主義が是である事を心から信奉することが出来るだろうか。民主主義国家は数に於いても退行している。そんな国の中には選挙を行っているものの実際は、不正や弾圧で、民主主義を粧っている国も含まれている。ロシアやトルコ、ハンガリーなどがその例だ。経済発展と民主化は相関するとされていたが、現在は経済成長率において、非民主化の方が勝っているケースも出てきた。又既成政党の衰退による、ポピュリスト政党の躍進などが挙げられる。既成政党の非効率な運営が、民主化へのブレーキになっている。民主主義が望ましいとする国は世界で7割以上とされるが、そうした国においても、富の二極化などから、現政治体制への不満を有する人たちが半数以上を占めているという事実がある。冷戦後は、欧米諸国が、自由主義と民主主義を拡散し定着させるコストを担ってきたが、現在は、そうした余裕がなくなって来つつあり、トランプのような個人主義を招聘させてしまった。バイデンがその傾向をどこまでより戻せるかが期待されるが、日本も、米国にただ甘えるだけでなく率先した民主主義の先導者たるべく行動しなければならない。民主主義の危機で最も典型的なことはやはりトランプの登場だっただろう。米国を分断し、ヘイトの心を醸成して、兎も角米国を騒憂の中にたたき込むと同時に民主主義各国との同盟までも脅かしてしまった希有の大統領だった。然し之はトランプの独自性だけで起こったのでは無いことは、トランプ再選を願う人たちが7400万人もいるという事実だ。米国は過去民主主義に旗頭として世界を先導してきたが、トランプはその一切を投げ捨て、MAGA(Make America Great Again)を掲げ、孤立主義を貫こうとした。こうした現状を考えると、既に民主主義は瓦解の方向に向かっていると感じられた。新しくバイデンが大統領に選出していなければ、この危機的な状況は続くと共に、中国やロシアなどの独裁国家の思うつぼとなっていたかも知れない。バイデンは再選を期するとしているが、それは訝しいことだ。そのために、トランプが破壊してきたことを矢継ぎ早に修復しようと試みている。そうした目で見ると4年の任期は短いようにも思える。米国では、陽の当たらない白人層が鬱積した気分と、それを打開してくれると期待してトランプを支持し、又、再度トランプの登場を期待する向きもある。そうした白人層を取り戻そうと、バイデンは強大なインフラ投資などを考えている。こうした施策が、彼らの心を呼び戻せるのか、実効的な施策が待たれる。余りかはかつての共和党対民主党と言った、理論上の対立では裁き切れない多くの課題を抱えている。こうした動きは、世界中にまん延していて、そうしたことが独裁国家を利していると考えざるを得ない。民主主義には多大なコストが掛かるという言葉を改めて思い出した。
2021.04.21
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今日のウォーキングは第1951日目で8919歩だった。コーナンで水とお茶を買って、マクドで朝食とした。***ミャンマーで邦人記者(北角裕樹さん)が拘束された。軍政を批判した(虚偽情報を流したとされる)ことによるものだ。自宅にいるところを拘束された、そのまま政治犯が多く収容されている刑務所(インセイン刑務所)へ連行されたようだ。2月26日にもデモ取材中に拘束されたが、その日のうちに解放されていた。記者も命がけである事はこうした海外のデモや騒乱時に良く聞く。北門さんが拘束された詳しい理由は明らかでないが、クーデターに抗議するデモの取材を続け、SNSで情報を発信し続けたことで、国軍の神経を逆なでしたという感じだ。このとき外国の記者も同様に拘束されている模様だ。日本政府としては解放するようにと働き掛けているようだが何とも生ぬるい。本来是正されるべきミャンマーの状態を傍観するだけで、何ら独自に手を打てないままだ。こうした日本人が絡んでいるときこそ本格的に対応しないで何のための国家だということだ。国軍は外国人記者に対して、免許の剥奪や、インターネットの利用も大幅に制限している。こうした状況から国軍の焦りを感じるが、拘束は長引く可能性があるようだ。北門さんはミャンマーに移り住んだフリー記者で、国軍は家宅捜索を行い、多くの段ボール箱を持ち去ったとのことだ。北角さんは元日本経済新聞記者。ミャンマーに、日本語情報誌の編集長を経て、フリーで活動していた。一度拘束され、解放された後もデモの取材を続け、SNSに記事や写真を投稿していた。ミャンマーの国民は、国軍の横暴を非難してデモを行っているので、日本人の拘束についても、多くの目撃情報が寄せられている。在ミャンマー日本大使館はこの事実を確認しているが、直ちに抗議することは出来ないのは不甲斐ない。ミャンマーのクーデターは既に発生から3ヶ月目を迎える。既に死者は700人を超えた。日々強まる国民のデモは治まる気配がない。ここで抵抗を止めたら昔の様な国軍独裁の状態に舞い戻ってしまうといった危機感があるようだ。アウン・サン・スーチーを支持する人たちは、国軍に奪還された政府に立ち向かうべく臨時政府を作って対決姿勢を見せている。こうなってくると、国家とは何か、又政府とは何かという感じだ。我々民主主義国家で生きてきた者にとっては、政府は国民の代表であり、国民の生命や財産を守るためのものではなかったかと自問する。議会や政府は国民の選挙によって選ばれたものでなければならないし、又断じて国民を殺戮するものであってはならない。そんな基本的なことが守られていない国軍は、もはや政府とは云えず、単なる武装集団でテロ組織なのだ。そんな不法な者に対して、何も言えない国も又情けない話だ。これは、ミャンマーの内政問題ではなく、ミャンマーという国を乗っ取ろうとするテロ集団なのだ。こうしたテロ集団に武器を送り続けるロシアも又、自国では、反対勢力のナワリヌイをじわじわと死に追い詰めているありさまだ。ミャンマーで、今行われているデモは、もはや日常的になっていて、それぞれの出来事を区別して語れない。1日に少なくとも80人が国軍の攻撃で死亡すると言う異様な事態になっている。国軍(もはや国軍とは言い難いが)の焦りも、ここに来て増幅されているようだ。こうしたデモを通じて、国軍側の兵士も殺害されているようだ。軍事法廷で、関係したとみられる19人に死刑判決を下している。国を挙げて、しかもミャンマー人同士が戦う様は、シリアでの内戦を彷彿させる。こうした海外での情報は、北角さんのようなジャーナリストによって知らされる以外は、木で鼻を括ったようなお定まりの事しか情報は得られない。国際的に遅れていると言われても致し方ない。そこで出しゃばってくるのがロシアだ。およそ地理的に関係が薄いロシアが、何故国軍を支援するのか、そこまで日本は考えているのだろうか。国軍がクーデターを起こしてからこちら、国軍の装甲戦車、戦闘機、戦闘ヘリ、地対空ミサイルなど全てロシア製だ。正にここでもロシアは、死の商人となっている。中国は国境周辺の少数民族に手を貸しているようだ。国内の混乱はそれでなくても揺らいでいるのだ。国軍司令官は、タイへも秋波を送っている。遠いロシアも良いが、隣のタイを味方に付けたいと考えているようだ。ここでタイがどう言った行動に出るかが問題になる。ミャンマー沖で天然ガスを掘るフランスのトタルは石油の産出を続け、そんな国軍に納税を続けている。民主主義国家であるフランスも、一企業にとって、自らの利益になることならなりふり構わないと言うことなのか。日本が、口を出さない(出せない)のは多くの企業がミャンマーで稼働しているから、とりあえずはこの状態をキープしたいと云う事なのだろうか。日本は中国に対して、言いたいことも言えずにいるように、ミャンマーに対して口をつぐみ続けるのは、やがて、どっちが勝利したとしても、日本の立場を担保したいと考えているからなのだろうか。全く以て情けないとしか云いようが無い。国民を保護しないばかりか殺戮することさえ躊躇しない国家が、国家と言えるのか。こうした国軍の支配するミャンマーで、国軍の最も重要視する国軍記念日に参加した国はロシア、中国の他、インド、パキスタン、バングラデシュ、ラオス、タイとベトナムの8カ国だ。それぞれの国に事情があるにせよ、民主主義を破壊するこうしたミャンマー国軍を支持することが如何に愚かしいことか考えなければならない。ミャンマーには、多くの少数民族が暮らしている。アウン・サン・スー・チー時代も余り言い扱いを受けてこなかったこれら少数民族でさえ、今は国軍を受け入れようとはしていない。ミャンマーが正常化するためには、ロシアや中国が、確固とした足場を築く前に、国軍への支援となる行為を早急に止めなければならない。
2021.04.20
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今日のウォーキングは第1950日目で9421歩だった。松坂屋に買物に出掛けた。私は外待ち、連れ合いのみが入っていった。昨日と今日とを掛けて古くなったソファーを解体した。安いこともあるが、作りはちゃっちいもので、ガッカリする。意外と解体2時間が掛かった。***東芝が英投資ファンド(CVC)から買収の提案があり、これを東芝側は拒否したという。東芝と言えば、日本の電機業界では老舗であり、よもやという感じがしたが、最近は何でも起こるものだ。2015年には、不適切会計や過度な営業目標を立て「チャレンジ」という名の下、部下に無理を強いていたなどの話があったが、そうしたことを克服したかに思っていたところだ。CVC側は、買収方針を変えず、最悪では敵対的な株式公開買い付け(TOB)に発展する可能性が出てきた。こうした買収提案の最中、車谷暢昭社長兼最高経営責任者(CEO)が任期途中で辞任しすることになった。色々取り沙汰されているがどうやら、経営方針や株主対応をめぐる社内の不信感から、社外取締役が中心になって「不信任」を突きつけたのが実態のようだ。そこで、新聞などでは、クーデターと言う文字が使われている。テレビで見るドラマのような展開になっているようだ。2015年に歴代3社長の田中久雄、佐々木則夫、西田厚聡が辞任して、少しは変わったかと思っていたが、未だに内部は燻っているようだ。その後も2016年には原発事業で巨額損失を出して、そのため利益の7割を稼いでいた半導体事業子会社・東芝メモリ(現・キオクシアホールディングス)を売却。さらに約6000億円の増資に踏み切ったのだ。もはや東芝が東芝でなくなったような感じだった。その後の再建のため2018年に元三井住友銀行副頭取で英ファンドCVCの日本法人会長を務めていた車谷が乗り込んできたのだ。こうした話も良く聞く話で、製造会社は傾くと決まって銀行からトップが送り込まれるのが常道だ。然し6000億円の増資時に筆頭株主となったシンガポールのファンド「エフィッシモ・キャピタル・マネージメント」が、自らが推す取締役の就任を提案してきた。之は否決されたようだが、この辺りから車谷の立場が揺らいできたようだ。そこにCVCからの買収提案が出たので、車谷は古巣の力を利用して、株主の声を封じ込めようとの魂胆かと解され、窮地に追い込まれて辞任に至った。経済も、増して会社の経営などとは何の関係も無く過ぎてきた身にとっては、こうした事は理解が及ばないが、何となく雰囲気は伝わってくる。正にテレビドラマのような変遷だ。車谷が降りた後には、前の社長の綱川が再登板となった。東芝は新体制になったとはいうものの、何やら新鮮味はない。いったいこの先、東芝はどこへ行くのだろうか。車谷が降りた経緯については、別途問題があるようだ。会社の買収ということは、一体何を意味しているのか、経営者は元よりオーナーではないから株主の意向によって会社を運営するように出来ているはずだ。その株主CVCが会社として東芝を買収すれば、東芝は東芝でなくなってしまうのだが、この先やっていくことは変わらないと云う事になる。ただ何事もCVCの顔色を覗いつつ進めなければならなくなるわけだ。そうなると東芝の面子というものが無くなってしまうことになるが、元々、東芝の3悪人が解体してしまった抜け殻の東芝だからもうどうなっても(経営の移管があっても)良いのではないかと思ってしまう。そこでどのようになって仕舞うのかを次の説明から理解しよう。仮に東芝が買収提案を受け入れたとする。CVCのような投資ファンドは「プライベート・エクイティー・ファンド」と呼ばれ、未公開株を取得後、3~5年程度かけて会社の収益力を高めて株主価値を引き上げ、売却することで利益を得るのが仕事だ。東芝のような上場会社では、株式を公開買い付け(TOB)していったん非公開化した後、再上場する手法を取ることが多い。なるほど東芝というブランドが大いに利用されることになるようだ。一旦非公開にしと言う点が今一つ理解出来ないが、もはや会社経営が、マネーゲームそのものになって仕舞うと云う事のようだ。プライベート・エクイティー・ファンドには数兆円の資金力を持つところもある。自己資金ではなく富裕な投資家の資金だ。投資家に対して目標とする利回りは、年間15%以上だという。どのようにして収益力を高めるのかというと、一般的には収益性の低い事業の切り離してしまうのだという。一般の会社でも景気が悪くなるとリストラするというが、本来は、収益構造を再構築して立て直すというのだが、実際には、従業員の解雇、即ち人件費をカットして、立て直すというのが一般的だ。利益構造を変えることが出来るのなら、とっくにやっていると言うところだろう、一番簡単な経費削減は人件費のカットになるのだ。既に東芝はかつての電機連合の組合組織からは離脱した行動を採っている。1953年に発足した電機連合の構成はパナソニック、日立製作所、東芝、富士通、三菱電機、NECだ。この6社労組がリーダーとなり、経営側も6社で構成する組織を設けて交渉を仕切ってきた。こうした構図が、既に瓦解してしまったようで、電機業界もご多分に漏れないというところだろうか。既に造船業界は、こうした組合の連合などは霧散霧消してしまって、か細いものになってしまっている。電機業界も順風と言わないまでもそこそこにやってきているのはパナソニック、日立、三菱電機の3社くらいのものだ。通常の経営者であっても、こうした時代の流れに適応できなければ、脱落することは必至であり、ましてや東芝のように、3代続けて愚かしい根性経営だけでは、今日の体たらくは予想されていたのだ。今改めて振り返るに、3代続いた極悪人たちは、その後どうなったのだろうか。東芝からも告発されているようだが、こうした顛末については、余り語られない。かつて東芝は石坂泰三、土光敏夫という2人の経団連会長を輩出している。振り返って比較して、今日の東芝は、一体どうなってしまったのかと云う事だ。バブル時や、業績が伸びているときに備えられなかった付けが、今表面化しているというところだ。経営者は常に先を見据え、会社を発展へと結びつけるように腐心しなければならない事がこの例でも明らかだ。東芝は、原発の製造に力を入れたが、現在の世界の脱原発の趨勢をみるに、誤った経営判断だったような気がしてならない。従業員12万人を越える巨大企業が、この先どうなっていくのか、注目していかなければならない。
2021.04.19
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今日のウォーキングは第1949日目で9954歩だった。昨日調子が悪かったエアコン1台の不具合を調整に同じ人たちがやってきた。それが終わるとすぐに、連れ合いと共に島本町の町長・町会議員の選挙に出かけた。投票所は何時もと同じ第1中学校の体育館だ。高槻阪急で買い物し、先輩の家にお礼を届けた。***新型コロナウイルスの起源についてWHOの報告書が出された。然し報告書では真の感染源が特定できていないようで、何とも心許ない。WHOに関しては事務総長のテドロスからして、中国に丸め込まれているありさまで、とても真相の解明を期待できるものではなかった。発生源とされる武漢の調査は中国の専門家17名と国際合同チームの17名で構成されている。元々非協力的な中国だし、国際専門家団もなかなか思うようには調査できなかったようだ。起源については以下の4つの仮説を立てて、検証することになった。1. 動物のウイルスが中間宿主を経由して人に感染する。2. 動物のウイルスが直接人に感染する。3. 動物のウイルスが直接人に感染4. 研究所からの流出この中で最も可能性が高いとされたのは、1.の動物のウイルスが人に感染して広がったとする説だ。「可能性が高いから、非常に可能性が高い」と評価されている。然し乍ら、決定的な証拠をつかむことはできなかった。それはそうだろう、見せる側の中国が非協力的であり、調査団が希望する場所を総てつぶさに開放したわけではないようだからだ。トランプではないが中国ウイルスと言われて、中国側は、この1年余を真の原因から遠ざけるように仕組んだとしても何ら不思議ではない。ある意味、北朝鮮や、イランに対して核施設の査察を行うことに似ている。そんなことから、この調査団が総てクリアにすると云う事への期待は元々無かったようだ。原因無しに対策を採れというのは甚だ難しいし、ある意味無理がある。原因を元から絶たなければ今後もこうした事態が再発することを止めることは出来ない。過去にも、新型コロナと同様の新興感染症が起こっているが、そうした感染源も中間宿主の存在があったとされる。例えば、重症急性呼吸器症候群(SARS)や中東呼吸器症候群(MERS)は、いずれもコウモリが媒介している。と言うより、SARSとMERSのウイルスはもともとコウモリのコロナウイルスだと言うのだ。SARSはハクビシンかその仲間、MERSはヒトコブラクダが中間宿主となり、人への感染が広がったとみられている。新型コロナに近いウイルスはアルマジロのようなセンザンコウという哺乳類からも発見されているが、これもウイルスの進化の面からみると差が大きく、センザンコウが中間宿主と限定するには無理がある。センザンコウ以外のネコやミンクなども中間宿主と考えられる事例が分かっている。報告書によると、湖北省で捕まえた1100匹以上のコウモリを検査しても新たに新型コロナに近いウイルスは発見できなかった。また、中国の31省から家畜や家禽の検体を約3万8千、野生動物の検体を約4万2千集めたが、新型コロナの感染や抗体は確認できなかったという。コロナが出始めた頃には発祥地は武漢にある華南海鮮卸売市場とされ、中国も厳重に海鮮市場をロックアウトしたことは記憶に新しい。然し調査報告書は、そのことに対して否定的な見解だ。どう考えても、この裏には何か大きな力が働いているとしか考えられない。その根拠は初期の症例のうち45%は華南市場や他の市場との接触が全くなかったということだ。既になんらかの隠蔽や改ざんの匂いがする。中国がわざわざ調査団を受け入れたと云う事は、こうした逆の結果に導こうとする遠大な計画があったと見る方が自然だろう。中国はこの調査団を受け入れることで、世界にフェアである事を示すと同時に核心から結論を遠ざける絶好の機会と踏んだのだ。何はともあれ、最初の集団感染が起きたのは海鮮市場であることは事実として動かしがたいのだから。ここから先は報告書をつぶさに読むことで全く逆の方向に導かれかねない。何しろウイルスは見えないのだし、指紋を辿ったり、DNAによる証拠が得られたりするわけでもない。人がどこで動物と接触し、感染したのかははっきりしないというから、そうした事実を隠蔽することぐらい何の造作も無いからだ。さらに、新型コロナは軽症や無症状の感染者も多く、感染経路をたどることが難しいのは日本でも同じ事を経験している。中国科学院武漢ウイルス研究所などから「流出した」との仮説4.は中国が最も恐れる結論故に言下に否定する報告となっている。それを裏付ける証拠がないとするが、こうした中国側の根拠は、容易に捏造できるものだからだ。その結果、中国が落としどころとして導きたかったのは、仮説3.の2020年の輸入冷凍食品とすることだ。こう結論されれば、中国も又甚大なる被害者である事になり、その後の対応の仕方を見ても、中国の防疫体制は盤石であるという結論になってしまうからだ。之こそが中国の思惑であり、国際調査団を受け入れた最大の目的になるのだ。国際調査団は、この罠にまんまと嵌められたようだ。流石に、新型コロナが流行する前の2019年に食品がウイルスで汚染されているのは「異常なこと」との一言は入れてはいるのだが。そもそも新興感染症の約4分の3は野生動物や家畜に由来する事は自明で、新型コロナの場合も当初から、動物が関わる2つの仮説(仮説1.&2.)の可能性が他の2つ(仮説3.&4.)より高いことは周知であったのだ。日米英韓など14カ国の政府は「調査は大幅に遅れ、完全な情報へのアクセスも欠いていた」などと懸念する共同声明を発表したが、総てはこの声明に凝縮されている。結論としては、こうした中国起源の災厄を真に突き止めることはほぼ不可能だと云う事だ。他の感染症の宿主としてあげられる動物に次のようなものがある。スペイン風邪は鳥類、香港風邪はブタ、エボラ出血熱はコウモリそして新型インフルエンザはブタと云う事だ。中国では今なお、食用として爬虫類や哺乳類を売っている。さらに、サンショウウオ、ミンク、ダチョウ、ハムスター、カミツキガメ、シャムワニを含む54種の野生動物も食用として合法的に取引されているのだ。中には、不法に捕獲されたシマアオジという絶滅危惧種さえも含まれている。中国人は机以外4つ足なら何でも食するとは聞いていたが、禁止された鳥さえもその範疇に入っているとは、驚きだ。一頃SARSの大流行で話題になった、ハクビシンのスープ、コブラの揚げ物、熊の手の煮込みなどは高級料理とされている。こうした野生動物を食する慣習は、教育によってのみ回避されるだろう。因みに北京の住人は田舎の住民に比べると野生動物を食する習慣は少ないようだ。
2021.04.18
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今日は朝1大はから1日中雨だった。ウォーキングは中止した。約束の時間にエアコン2台を取付に来た。雨の中の交換作業は大変だったが、1台は室外機が不調だった。明日新しいのと交換に来るという。初期不良はたまにあるようだが、面倒なことだ。夕方、連れ合いは自治会費の集金に出掛けていった。***最近の韓国の大統領支持率の調査では文在寅の支持率が30%と就任後最低を更新した。そろそろ引きずり下ろされる気配も感じる。文在寅は、兎も角、日本をやり玉に挙げることで国民の歓心を買ってきたのだが、ここに来て、韓国大統領のご多分に漏れないスキャンダルなどもあって、国民から見放された感じだ。この男の存在意義は何だったのだろうか。安倍晋三を思い起こす。正直、韓国の大統領の中でも、この男が一番日本人の気持ちを逆なでしてきたのではなかろうか。韓国人気質の中に嫌日本人があるからだろうが、困ったときには日本をやり玉に挙げておけば一定の支持率が確保出来るというけったいな体質の国だ。不支持の理由には「不動産政策」や「新型コロナ対策」更には「息子による新型コロナ支援金受給騒動」などへの不満が挙げられているようだ。更にはソウルと釜山の市長選で政権与党が惨敗したことも影響していると書かれているが、こちらの方は因果関係が逆な気がする。更に言及すれば、「検察改革」の大混乱も挙げられる。キーワードに文在寅と検索すると、私の資料だけでも嫌という程ヒットする。その全てを書くことはあたわないので、思いつくままにピックアップしてみた。古いものから拾い読みするのだが、就任当初80%を超える支持率であったことを考えると、「またか」という感じだ。元々こうした流れになるのは日本でも同じだが、それにしても落差が激しい。まず、思い出されるのが、むいてもむいても出てくる疑惑の「たまねぎ男」で有名になった曺国前法相の不正(娘の大学院不正入学疑惑)だ。文在寅に逆らって尹錫悦(ユンソクヨル)検察総長が告発すると、文在寅の息が掛かった法相後任の秋美愛(チュ・ミエ)が検察幹部を総入れ替えした。捜査を指揮してきた幹部は釜山や済州島などの地検に異動させ、代わりに文在寅大統領に近い人物らを配置するという、わかりやすい、まるで漫画のような人事を行った。之1つ採っても文在寅の傲慢さが見た取れるが、何やら安倍晋三を思わせる。その、尹錫悦が次期大統領候補として注目されている。俗に韓国の検察は、民主化とともに過去暗躍した機関への市民の監視の目が強まり次第に力を付けてきた。2000人の検察官と6000人の検察捜査官を擁し、検事総長は大統領と権力を共に維持する「パートナー」となってきた。しかし、検察にも、不明瞭な点がある。常に時の政権次第で捜査の判断を変える「ダブルスタンダード」の問題だ。その例として、李明博(イミョンバク)元大統領を巡る大規模な株価操作事件がある。李が現職の時は「嫌疑なし」としていたが、一旦下野し、文在寅政権になったとたんに一転有罪を宣告したのだ。こうしたダブルスタンダードにメスを入れようとしたのが文在寅だ。然し、その旗頭の秋美愛は混乱の責任と共に息子の兵役に絡んで不正行為があったとの疑惑が重なって辞意を表明した。正に不正大国だ。そればかりか、ソウル東部拘置所での新型コロナウイルス感染拡大を巡り、市民団体などから職務放棄の疑いで告発されているのだ。ここに来て、文在寅と尹錫悦の確執は、次期大統領選挙を見据えて、過激さを増している。文在寅としては、選挙に負けることは、自らの疑惑によって告発されることを意味しているのだ。韓国では、ほぼ例外なく、大統領を辞した後は獄に繋がれるのが常道になっている。中には盧武鉉(ノムヒョン)のように屈辱に耐えかねて自殺するケースもあるのだ。あまりに見え透いた、権力の乱用を、在任中はそれほど重大に感じていないのだろうか。あまりにも過去の事例を教訓にしていないというお粗末さだ。逆に言えば、やっと勝ち取った権力を汚職であろうが利用し尽くして、私的な財産形成を行うと云う事なのだろうか。文在寅の場合は検察改革の混乱だけでなく、不動産価格抑制策の失敗が大きな不満材料になっている。住宅の高騰に根を上げる市民を尻目に、政府高官がソウルのタワーマンションを複数軒所有して、マネーゲームを行っている事への反発は大きい。文在寅の息子も之に一枚噛んでいたのだからどうしようもない。この土地投機疑惑は、公社職員らが未公開の情報を入手して値上がり確実な土地を買いあさっていたというもので、3月初旬に市民団体の告発で発覚した。この疑惑では国会議員や大統領府職員、地方公務員にも広がり、現在韓国の警察当局が600人以上を対象に捜査を進めている。更に若者の関心が高い、「兵役」や「大学入試」、さらには「就職」等で、不祥事が相次いだ事は、支持率の低下に拍車を掛けた。このため発足当初、文在寅氏を強く支持した若い世代の多くが野党側に移ってしまったのだ。そこに加えてと言うか、その結果として、このほど行われたソウル、釜山の市長選で与党が2敗してしまったのだ。之により文在寅の先は、暗闇になって仕舞った。文政権が「公正な社会の実現」を目標に掲げながら、行動が伴っていないことへの有権者の怒りが選挙結果に表れたと言える。日本の場合の、口先男の安倍晋三は、成果が無く、嘘をつきまくっても尚、政治の裏で暗躍していることを考えると、ひょっとしたら韓国の方が、より厳しく政治を評価していることになるのかも知れない。日本の場合、これだけ、与党の政策が的を射ていないにもかかわらず日本では政権交代の兆しすら見えないのは、一体どういうわけなのだろうか。野党に政権を奪取する気概がないのか、コロナ禍にあって、誰もが克服できないなら、この時期は与党にやらせて、その批判ばかりをする方が、矢面に立って、事を解決するのは難しいと踏んでいるのだろうか。東日本大震災ではたまた与党であったばかりに世間の批判を浴びた事へのトラウマがあるのだろうか。話を韓国に戻すと、文在寅という男は口だけで、行動が伴わない人間なのである。徴用工と慰安の問題への対応を見ればはっきりと分かる。トランプは米国をずたずたにしたと同様、文在寅は韓国と日本の関係を完膚なきまでにぶちこわした。今更になって、徴用工問題については「日本企業の資産が現金化されるのは韓国と日本にとって好ましくいない」と語ったり、慰安婦問題では「日韓合意を公式的なものだったと認める」と述べたりしているが、正に節操が無いと言わざるを得ない。話しかけてもせいのない金正恩への絶えざる秋波や、米国ヘのおためごかしだけでは、韓国の正常化は望めない。次期大統領には北朝鮮と中国の問題にきちんと対応できる人物をと言うのが偽らざる気持ちだ。GSOMIA問題やまだまだ書いたら切りが無い。韓国国民は、余程の洞察力を持って政治家を選別する眼力がないといけないのではないか。
2021.04.17
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今日のウォーキングは第1948日目で8545歩だった。久しぶりに、くら寿司からテイクアウトした。***米国はついにアフガニスタンから駐留米軍の撤収をすることになった。撤収開始は9月11日からだ。之によりアフガンでの治安が悪化することが懸念されている。先に、トランプが撤収期限を5月としていたが、バイデンは、様子見で、9月11日迄延長する方針を明らかにした。こう決めたもののアフガニスタンが平常を取り戻したというわけではない。米国本国での厭戦気分と、いつまで経っても解決しないことに業を煮やした感じがある。更に言えば、対中国が最大の問題として存在するので、中東やアフガニスタンへの軍事関与を減らし、インド太平洋への軍事関与を深める事が背景にある。今でもタリバンは政府軍に砲撃を加えているし、国際テロ組織(イスラム国やアルカイダ)との関係も断絶していないのだ。然し、こうした小競り合いは続くであろうし、総てが解決することは望めないと判断したようだ。米軍の撤退で、テロ組織などによる争乱が懸念されることに対しては、米国はアフガンから撤収させた対テロ部隊を周辺国に再配置して、アフガンのテロ組織の監視を続けることにしたのだ。9月11日はアフガン戦争のきっかけとなった2001年の米同時テロから20年の節目にあたることもある。更に言えば、アフガン戦争の目的はアフガンを拠点とした米本土攻撃が再び起こらないようにすることであったし、その意味ではアルカイダのウサマ・ビンラディンを2011年に殺害したことで目的を達成したとしている。それならもっと早い時期に撤収すれば良かったものをと考えるが、1つの口実と云う事だろう。米国に追従するようにNATOもアフガンから撤収することを決めたようだ。共に、解決したからではなく、膠着状態で、どうにもならないというのが本音だ。テロは、アフガンだけに留まらず、シリアやイエメンなどでも行われていることもあり、アフガンだけが総てでは無いと云う事も言える。こうした決定にアフガニスタンのガニ大統領も賛同している。また、在任中に駐留を続けていたオバマも撤収の決断を支持している。一方でタリバンは撤収が5月から9月へずれ込むことへの不満を表明している。トランプとの約束を守れということだ。20年にも渡って、最盛時には米軍の数が10万人もいたことから考えれば、4ヶ月の延長は些事のようにも思えるが、約束は守れということだろう。過去、ソ連が侵入して、蹂躙され続けたアフガニスタンだが、米国がアフガニスタンの政府を支援してきたことが、今後活かされるかどうかはアフガニスタン自身に託された形だ。米国の撤収によって懸念されるのは国内の難民の増加だ。国内で捌ききれない難民が向かう先はヨーロッパと云う事になりそうで、EUとの関係が悪くなることも懸念されている。更に言えば、米国はアフガンから中国へと、警戒のターゲットを変更するためとしているが、空白になったアフガンに背後から中国が侵入してくることは充分に考えられる。習近平は、そうしたところは抜け目なく、一帯一路の名の下、アフガンへの経済協力乃至復興支援とか称して、アフガンを食い物にする事が考えられる。こうした事が総て巧くいけば今回の撤収判断が評価されるだろうが、もしも、タリバンが得たりとばかり再生することにでもなれば、バイデンの決定は大きなミスとして取り沙汰されるだろう。米国は、対中国警戒という大義の行動が、その中国を勢いづかせることにならないかが、懸念されているのだ。そういった懸念はバイデンと米国防総省の間での意見の相違にも見られる。国防総省幹部らは駐留継続を望む者が多かったようだ。その言い分は、アフガンがテロの温床となるのを防ぐためと言う点だ。そのためには数千人規模の駐留米軍を維持する必要があると主張した。この意見を押さえ込んだ形で、今回の撤収は行われることになる。是非とも大事が再発しないように願いたい。米軍撤収に伴い、アフガン統治の最大の課題は誰がどのように治安の維持を務めるかだ。この点は、何とか話し合いがついた模様だが、タリバンが政治の中枢に入り込むことになるのだろうか。アフガンにはタリバンに加え、アルカイダなど20を超えるテロ組織があるとみられている。20年の年月を掛けて、類が類を呼び込んだ形だ。タリバンと水面下で連携するグループも存在しているため、治安回復にはテロ組織同士の関係を断絶することも欠かせない。タリバンが和平合意でテロ組織との関係を断絶すると宣言しているが履行の確約はない。アフガンはかつてソ連が侵攻したことでも知れるように、ヨーロッパとアジアをつなぐ要衝地にあたり、現在も尚イラン、ロシア、中国などの周辺国がタリバンとかかわりを持っている。米軍撤収後は周辺国の資金や武器供与の動きも注視せざるをえない。安定した国家運営には経済再建も大きな課題だ。有力な産業というものがなく麻薬アヘンの原料となるケシの栽培でわずかに外貨を得ているようなありさまだ。国家財政は国際社会の援助に頼り切っているのが現状で、2018年の1人あたり国内総生産(GDP)はわずか544ドル。世界平均の約20分の1にとどまる。こうした環境を聞くと、先述した、中国が、米国撤収の後に抜け目なく入り込んでくることが想定される。地図を広げると、中国とアフガニスタンは、ワハーン回廊と言う細長い回廊で繋がっていることが分かる。こうした回廊は過去、何度か通行を試みられたが、現在は放置されているようだ。然し乍ら、事によってはこの回廊が脚光を浴びることになるかも知れないのだ。中国がひた隠す人権問題の新疆ウイグル自治区とアフガニスタンはこのワハーン回廊で繋がっているのだ。又、アフガンは石油、ガス、鉄鉱石、銅などの天然資源が眠っているとされる。中国の固執する意味も案外こうしたところにあるのかも知れない。パキスタンもまた油断がならない。パキスタンは2001年の米同時テロ前の旧タリバン政権を支援し、米国はいまもパキスタン軍がタリバンの一部を支援しているとみている。更にロシアやイランまた、中国などはタリバンと頻繁に接触しているとされる。今後の成り行きに注意しなければならないところだ。
2021.04.16
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今日のウォーキングは第1947日目で8591歩だった。このブログのフォロワーというのか閲覧者が100万人を突破していた。確か、2004年頃開設したと記憶しているので、17年間かかっての数字だ。感慨深い。今日は買物と銀行回りをしたが、年金が出る故か銀行にはいずれも長蛇の列が出来ていた。星乃珈琲でのモーニングは余り混んでいなくて良かった。午後は連れ合いのご近所ウォーキングだった。14日の大阪の新規コロナ感染者数が最大の1130人になったという報道だった。しかし、13日の累計感染者数6万1794人で、14日は6万3174人であり、実際計算してみると、増加数は1380人となる。あまりに多いので、意図的に減らしたのか、それとも単純な計算ミスなのか分からない。差は250人とは半端ではない。このままで良いのだろうか。***ウクライナとロシアの国境がきな臭くなっている。4万人のロシア軍が東部ドネツク州の国境付近に集結している。(クリミア半島を入れると8万人)再びと言うか3度目の本格的武力衝突が起こりそうな気配だ。之に対して、ウクライナを支持する米国は周辺地域の黒海に艦艇2隻を派遣しようとしている。再び米ロの戦闘が懸念されている。ウクライナ東部では、ウクライナの国軍と、親ロシア派の武装勢力が対峙していたが2019年に一旦は両軍の撤退が行われて、和平に向けた協議が開催されることになったものの、なかなか折り合いが付かず、今回のロシア軍の動きになってしまった。ウクライナ東部紛争の歴史を辿ると、2014年にウクライナでは親欧米派による政変が起き、親ロ政権が崩壊してしまったことをきっかけに東部の2州では親ロ武装勢力が蜂起して始まった。親ロ派はロシアの後押しを受けながら東部で一方的に独立を宣言した。こうしてウクライナ東部での紛争が始まったが、ロシアは旧ソ連邦の一員であったウクライナが親欧米派になったことを苦々しく思っていた。同時にロシアはクリミア半島を独立の形で勝手に承認し、ロシアへの帰属を決めてしまった。これらの行動は、国際的に認められず、欧州や米国からの制裁の対象になっている。今回の東部紛争は、こうした根の深い問題が表面的に治まっては又起きると言ったことを繰り返している。例え紛争が終結したとしてもウクライナ国内の親ロ派が、現政府に従順になると云うことは考えられないようだ。こうした問題をどの時点を起点にするかで考え方が違ってくる。元々、ソ連邦の一因だったウクライナだから、後継のロシアがこれを取り戻すのは自然だとする考えも成り立たないわけではない。然し乍ら、既にウクライナは国際的な承認を経て独立国家となっているのだから、そこに残留する親ロ派は国内の反政府勢力であり、完全にウクライナの国内問題に帰すべきであろう。ところがロシアはそう考えていない。親ロ派勢力に肩入れして、何とか領土の拡張を図っている。あたかも中国の尖閣列島に対する浸透の仕方と同様だ。と言うよりももっと実際的戦闘を交えて、大胆な行動に出ている。それが2014年のクリミア半島の力尽くでの編入だ。クリミアは黒海に突き出た形で、ロシアにとっては飛び地的になる。東部のドネツク州は黒海にも面したロシアとは陸続きになっている。こうしたロシアの国境付近にはロシア軍の車両などが大量に移動する様子がSNS等で放映されている。国境から約250km離れた南西部ボロネジ州に新たな軍の拠点が設けられたようだ。ウクライナの東部ドネツク州には、親ロシア派が勢力を有する地域となっていて、その武装勢力をサポートするためにロシアは積極的に動いている。すでに2020年12月からこの辺りでは銃撃や砲撃が急増していて、20人以上の死者が出ている。交わされた停戦合意は空文化している。米国軍が黒海に入ることは特別珍しいことではないが、地中海から黒海に入るにはトルコのボスポラス海峡を通過する必要があり、トルコの許可が要る。トルコへの許可申請は約1ヶ月の滞在となっているようだ。2年少し前に姫達と出かけたイスタンブールでボスポラス海峡をクルーズしたが、米艦船が正にそこを通過していったのかと考えると感慨深いものがある。勿論観光ではなく戦闘をも辞さない覚悟での通過はいかばかりだろうか。米国の他にもドイツはこのロシアの軍の集結に懸念を表明している。フランスもこの問題にはコミットしているが、ロシアは殆ど意に介していないかのようだ。ロシアはウクライナとの和平会議を有利に進めようとしており、更なるウクライナ国内への軍の侵攻も考えられているようだ。ウクライナのジェレンスキー大統領はNATOやトルコへの軍事協力を求めるべく協議を行っている。一方のロシア側はウクライナが、近くのナゴルノカラバフ紛争にかこつけて東部情勢を優位に展開しようととしているといったプロパガンダを行っている。ウクライナの親ロシア派はウクライナの国境沿いに大規模な軍事行動の準備をしているようだ。両軍とも実際には軍事行動はしたくないとの報道だが、明らかにプーチンの思惑を隠している。ここでプーチンだが、クリミア半島の併合により、ロシア国民の愛国心を鼓舞したことで、人気は上昇している。ロシア国民そのものが、プーチンを支持していることがこの問題を長びかせることになっているのだが、ここでプーチンによる反対派の抹殺が行われていた。今はナワリヌイ氏がターゲットになっているが、クリミア半島併合の時には野党指導者の元第1副首相のボリス・ネムツォフ氏が射殺されている。彼も又、プーチン政権批判の急先鋒だったのだが、こうした闇の暗殺行為や毒殺行為で、プーチンは政敵を何時も抹殺してきたのだ。まず以てロシア人の良心が、こうした事を批判する力が無いのか、やはり独裁政権下では何でもかんでもコントロール下に置かれて、自由に発言できない仕掛けになっているのだろうか。北朝鮮の金正恩や、中国の習近平も又、同類の項になる。既に力を有しているロシア故に国際社会(西欧各国)は平和裏にこうした紛争を抑え込むことが出来ないのだ。出来たとしても跳ね返りの武装勢力までもコントロールすることは出来ず、よしんば、こうした紛争がのきっかけが武装勢力によるものでも、ロシア(プーチン)の思惑と一致するのであれば、陰にこれを支持する形になるので、紛争が沈静化することは至難の業であろう。ロシアを正常化しようとの動きが芽生えても、力ずくで抹殺し、闇から闇に葬られていけば、正常化など出来ようはずも無い。領土拡張はロシアのためとの謳い文句であったとしても、それはこうした独裁者の自己満足以外の何物でも無いというわけだ。こうした暗殺行為は、その処理の仕方は何とでもなるようで、真相の解明などされたためしがない。派手な戦闘行為は忌み嫌われるものの、こうした密かな暗殺行為はそれを押しとどめることは、独裁者がいなくなるまで、出来無いであろう。ウクライナ情勢は又混沌としてきた。
2021.04.15
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今日のウォーキングは第1946日目で8928歩だった。霧雨のような感じだったが、敢えて傘無しで歩いた。大阪のコロナ感染者が酷くなってきた。予定されていた七草の会ゴルフは中止となった。ゴルフコンペを開催するか止めるかの判断は、幹事によって少々異なるが、今回は良いジャッジだったと思う。午前中にジャパネットからスチームアイロンが届いた。使ってみたが、なかなか優れもののようだ。***福島の原発の汚染水(処理水)を海洋に投棄するという。まるで泥縄でしかない。申し訳程度に100倍以上に希釈するとのことだが、如何に希釈したとは云え、放射性物質の絶対量が変わらないのだから問題である事に変わりは無い。現在汚染水を処理した処理水は960基余りのタンクで約115万トンとなっており、このまま増え続ければ2022年夏ごろに満杯になるという。また、今後は増設できる場所が限られ、約137万ton分までしかタンクのめどが立っていないという。安倍晋三が五輪を招致したいが為に大きなはったりをぬけぬけと云った事を今更乍ら恥ずかしく思い出す。五輪招致の最終プレゼンテーションで彼は「The situation is under control」(状況はコントロール下にある)とぬけぬけと言ってのけた。然しその時既に港湾外に汚染水が漏出していたのだから、何処まで行ってもこの男ははったりしか言わないようだ。いや、勿論嘘は堂々とつく。そうして虚飾の五輪も何やら開催が危うい。こんな嘘と虚飾にまみれた安倍が退陣して、その女房役(菅義偉)が、今度は堂々と汚染水を概要に放出するというのだ。「健康に対する問題はない。今までも、現在も、これからもない」とこれまたはったりの安倍は、今もそう思い続けているのだろうか。喉元過ぎればどうなろうと知ったことが無いと云う事なのか。菅義偉は放出は廃炉を進めるために避けて通れない課題だという。10年掛けた結論がこうした身も蓋もない言葉で無策の侭放出されるかと思うと、何か腹立たしい。扱いきれないおもちゃを持ってどうしようもなくなったでは済まないだろう。放出は2年後目処というが、お抱え科学者が、安全と言う中、本当に問題ないことを祈るばかりだ。勿論風評被害には充分配慮(保証)するとのことだが、これまたその場しのぎでないことを祈りたい。麻生太郎は「もっと早くやれれば」等と呑気なことを言うが、この男かつて、責任ある答弁をしたためしがない。自分に関わりが無いとなると、徹底的に無責任でいられるようだ。具体策はこれから東電が作るようだが、住民などを納得させうるのだろうか。風評被害が起きた場合は、東電が被害の実態に見合った賠償を迅速かつ適切に実施すると言うが、それは当然のことだろう。最後はやっぱり金目となるのか。放出で問題になるのは放射性物質の内、専用装置で除去できない放射性物質のトリチウム(三重水素)だ。安心材料としてかトリチウムを含む水の海洋放出は国内外の原発でも実施しているという。他の国がやっていれば我もやっても良いのだというのは如何にも後付けだ。放出前に処理水を海水で100倍以上に希釈し、国の基準値の40分の1程度、世界保健機関(WHO)の飲料水水質ガイドラインの7分の1程度にトリチウムの濃度を薄めるということだそうだ。勿論その計画通りには最低やって貰わなければならないが、果たしてそれで充分なのだろうか。今までも、安全安全と言いながらこの体たらくで、そして最後には「想定外の・・・」で終わってしまい、誰も責任を取らないのだ。そんな将来が透けて見える。ここで安倍が、被害が出たら、私の命は差し上げますとでも言うなら、面白いのだが・・・。いずれにせよ最後は専門家が大丈夫と言ったとか何とかで逃げの一手に終わることを考えると手放しで安全を信用するわけにはいかない。結局のところトリチウムの濃度測定をしっかりやると言うことらしいが、それで基準値を超えていた場合は、やはり「想定外」で済ますつもりだろうか。現在の知見では、原発内にたまる約860兆ベクレルというトリチウム量を仮に1年間で海に流しても、自然界から受ける放射線の1000分の1に過ぎないという。本当だろうか。また、フランスの再処理施設は第1原発の貯蔵量を超えるトリチウムを毎年放出しているともいう。海外の報道はやはり否定的な論調が多いようだ。勿論中国や韓国は全面的に異を唱えているようだ。この決定に対して自民党総合エネルギー戦略調査会・会長代理の山本拓は、処理水の海洋放出に反対している。その見解の内容は、処理水格納の敷地がなくなることは従前から分かっていることなので、更に土地を確保し、処理水は放出ではなくタンクを増設して長期保管をするべしとのことだ。こうした内容は政府の廃炉・汚染水対策関係閣僚等会議で議論され、そうした方向が決定されていたはずだとのことだ。同じ自民党内で、かくも見解が違うというのも珍しいが、ここまで来たら安易に放出すると云う事は避けて、長期保管に備えるべきであろう。加えて東電が言う、「廃炉事業に必要と考えられる施設が設置できない、もしくは遅れる」と主張する根拠は明確でない。兎も角一面的に見たら手狭で致し方ないということになるが、それは万策を使い果たしたという結果ではないようだ。東電の主張のみを見れば毎日140立方mもの汚染水が発生しているという。地下水が流入しているためだというが、一体何のために大枚(約345億円)はたいて、地下水の流入を防ぐための凍土壁を建造したのではないか。しかも、施行は日本の土木界の雄である鹿島建設であり、鹿島は、凍土壁は有効で、地下水の流入を防いでいるとホームページでPRしている。しかも凍土壁のメインテナンスに年間数億円をかけているというのだ。過去に東電は、冷却水の温度データを不正に操作するなど、虚偽のデータを国に報告していた。実際の温度より1度低くなるようにプログラム段階で操作していたというからたちが悪い。こうした誤魔化しを臆面も無くやってのける東電の言い分だけを重んじて放出を決めるというのは如何にも片手おちな感じだ。計算ミスによる原発配管の強度不足、駆動装置の弁の水漏れ、30か所の排水管誤接続(福島第2原発など)によって、トリチウムを含む水を放水等など公にされていることだけでも多くの危険な行為がなされてきた過去を考えると、東電が一概に安全だと言い切るには、あまりに危険が多すぎると思われる。彼らにとって、少々のミスや、汚染水の漏出などは恐らく想定内であり、人体に影響がないと信じているのだろう。そうで無ければ、こうした危険が伴う原発を動かし続けることは出来ないのかも知れない。そんな、危険と隣り合わせの我々国民は、東電が安全という内容について、俄に信じることが出来ないのは当然のことであろう。
2021.04.14
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今日のウォーキングは第1945日目で、小雨の降る中8057歩だった。ドリンク剤を買いにダイコクに出かけた。帰りにエディオンでエアコンを2台買った。今朝連れ合いがジャパネットで注文しようとしていたが、テレビで言っている内容と実際に電話で確認した内容に齟齬(取付費などに関して)があった。他ではどうかと立ち寄ってみたのだが、つい買ってしまった感がある。同時に手元灯と丸型蛍光灯も買って帰った。今日大阪では1日の新規コロナ感染者が1000人を越えた。ワクチンが待ち遠しいが、ワクチンを2回摂取した後でも感染者が出ているようで、何やら心細い感じだ。***宇宙に生物が存在すると言うことは、科学者の間では既に常識になっているのだろうか。多くのレポートが出ているようだが、まだ確としてデータは無いように思える。生命が存在する最低の条件に水の存在がある。逆に言えば水がないところは幾ら探索しても生物がいないことになる。そこで、科学者は、惑星や小惑星に水が存在しているかどうかを問題にしている。火星はそんな水の存在が取り沙汰される対象の1つだ。そんな中、火星の地表にはかつて水が流れていたが、数十億年前に消えてしまったという最新の研究論文が出たようだ。我々の住む地球には水が豊富にあり、多様な生物が住んでいるのに、その地球からたった7,834万kmしか離れていない火星に存在したはずの水は一体どうなってしまったのだろうか。現在の火星は極寒の砂漠だが、干上がった三角州や川岸などの地形を見れば、かつて水が地表を流れていたことは明らかだ。おそらく、火星の初期に存在した水はその後どうなったのだろうかというのは多くの人が疑問に感じることのようだ。その大量の水は宇宙空間に流出(発散)したようだが、それだけではなく火星の地殻内の鉱物に閉じ込められた可能性があるというのが論文の内容だ。これまでの研究では、火星の大気が太陽放射によってはぎ取られ、水のほとんどが宇宙空間に流出したと示唆されてきた。考えてみると、太陽と地球そして火星との位置関係を見ても地球の方が太陽に近く、火星は地球の外側を回っているのだ。火星の大気が太陽放射にはぎ取られるとするなら太陽に近い地球の大気が、現在のように大量に残っていることの方が不自然な気がする。こうした疑問から出た結論かどうかは分からないが大量にあった火星の水は宇宙空間へ逃げたとともに、地殻内にも閉じ込められたのだろうとの結論に至ったようだ。論文によると、もともと存在した水の量にもよるが、30~99%の水が地殻内の鉱物に取り込まれ、残りが宇宙空間に流れ出たと推定している。大気に放出された量は30%以下だとのことだ。地殻に取り込まれたとされる量には幅があるが、いずれにせよ大気中に総てが放出されたと云う事でないとの結論は、ある程度納得できる気がする。火星表面の状況(いくつもの干上がった川床、三角州、湖盆、内海)を見ても、そこに水があったことは疑う余地がない。こうした水によって、初期の火星にはこれまで考えられていた以上に微生物に適していたかもしれないと言うわけだ。まだ完全に合意されたわけではないようだが火星の北半球には1つ、あるいはいくつかの海が存在していた可能性さえある。然し、現在のところ表面の観察からは極冠の氷床か地表のすぐ下に埋まっている氷ぐらいしか水はない。こうした事実から昔大量に存在していた水は、各年代の隕石やNASAの火星探査車キュリオシティの採集した証拠から火星に存在していた水量を推定してきた。そしてもしすべての水が液体だったとしたら、火星の最初期に水深約45~245mの浅い海が惑星全体を覆っていたと予測されていた。ここからは飛躍するが、火星にはかつて相当な量の大気があり、その圧力によって地表に液体の水が存在できた。しかし、火星が形成されてわずか5億年後、ほとんどの大気が太陽風によってはぎ取られたとのことだ。こうした大気の消失によって地表水の約90%が蒸発し、水蒸気は紫外線によって分解され、その結果、火星は乾燥した荒れ地となったとされていた。火星を保護する磁場が早期に失われたことが重要な役割を果たしたとされている。地球には磁場が残り、火星で消失した理由は明らかではない。そこで、大量の水は地下に取り込まれていったと考えられ、地下には塩湖や帯水層の存在が、予測されているのだ。火星の岩石を調査した結果、この20年間に、粘土などの水分子を閉じ込めた(水和した)鉱物が大量に発見された。それらの極めて古い水和鉱物すべてが、太古の火星の土壌に大量の水が流れていたことを示している。こうした事を基本から考え直して、元々火星に存在した水の量と、水を含む小惑星や氷を含む彗星がどれくらいの水を運んだか、火山活動による地中の水がどれだけ表面出でてきたか、その間にどれだけの量が宇宙に流失したかなどの詳細なモデル計算を行うことで、火星の水の量を推定したところ、火星全体を深さ約100~1500mで覆うほどの水が地表に存在した可能性が高いと言う結論になった。こうなると、火星と地球は、ほぼ同じ状態の時もあったことが推測され、太古には地球と同じように生物が生息していたことは推定できる。その後、41億年前から37億年前にかけて、地表水の量は大幅に減少した。之は上述のように地殻の鉱物に取り込まれたものもあれば、宇宙空間に流出したものもある。こうした事を経て30億年前、大部分の水が火星の表面から消えてしまい、その後は生物が生き延びるの至難であっただろう。2005年4月にNASAのマーズ・グローバル・サーベイヤーが撮影した火星によると、南極にある氷冠が写し出されていて、その地下1.6kmの深さに、液体の水をたたえた湖があると考えられていた。こうした湖は1つが単独で存在しているのではなく、水系が存在し、幅は約20kmで、同じような湖が3つ存在していることが発見された。これらはすべて古代の海の名残であるとされ、生命がここにオアシスを見いだし、今もすみついている可能性があるというのだ。2012年~15年には、解析の結果、地下の湖は塩湖であり、その塩分は、我々が使う塩化ナトリウムではなく、火星の大地に由来する有毒な過塩素酸塩だとのことだ。しかも、環境は気温がマイナス100℃より高くなることがめったになく、単なる液体状ではなく、泥状のものである可能性が示唆された。しかし、泥沼であっても、生命を支えることは可能だとの判断だ。このように、火星に地球のような水があるかどうかについては、今1つ確定的なことは云えないようで、氷の状態なのか、毒性の強い泥水なのか、はたまたこうしたものが堆積して層状の岩石がレーダーで観測されたものか、決定的な証拠はまだ掴めていないようだ。然し、かつての火星は今よりもはるかに水が多かったことはわかっているし、気候は穏やかで、生命に適した環境だった可能性もあるということは変わらないようだ。
2021.04.13
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今日はテレビでライブ放映されるマスターズの最終日を観戦するためにウォーキングは中止した。前日トップに躍り出た松山が最後窮地を迎えたものの1打差で辛勝し、日本人初のゴルフメジャーのタイトルを取った。大したものだと感激した。何時も朝血圧を計るのだが、今日はなぜか168も出ていたのには驚いた。朝食後は五月人形の毛氈を買いに箕面方面の久月に出かけた。最近は3段の飾りは出ないとかだが、何とか在庫が1枚あった。帰路の途中、茨木のザ・ファーム・ユニバーサル大阪で、植木を買って帰り、帰着後庭に植えた。記憶のため名前を列記すると、ローズマリー・レックス、モストリング・アーモンドライト、ラグランジア、ユーカリだ。聞き慣れない名前が多い。***何年か前からスーパーなどで、プラスチックバッグが有料化になっている。こうしたプラスチックが不法に放棄され、紫外線に当たって砕片化を繰り返し、マイクロプラスチックになって、世界中の魚介類に呑み込まれるという話は以前から聞く。魚は食べても、そこに目に見えない微小プラスチックが含まれていることなど余り気にしたことはなかった。然し、イギリスのハル大学が調査発表したところに依ると、人間は食事を通じて1人当たり年間5万個を超える微小プラを摂取している恐れがあるとのことだ。日本人はシーフードを好んで食べるということから摂取量は最大13万個に及ぶと推定されるとのことだ。数字を聞くだけで吐き気を催す感じだが、本当にそんなに多数の微小プラを摂取しているのかと俄には信じがたい。専門家に指摘されるまでもなく健康面で問題は無いのだろうかと不安になる。含まれる微小プラの量が最も多かったシーフードは中国で売られていた二枚貝で、アジア諸国の貝類は多い傾向があった。またしても中国かという思いだが、中国の海洋が如何に汚染されているかが思いやられる。報告によると、微小プラは貝類の中が最も多く、濃度が最も高かった中国のサルボウガイでは1g当たり10.5個見つかった。甲殻類では最大8.6個、魚では同2.9個だった。中国以外でも、日本の東京湾で捕れたカタクチイワシからも1匹当たり2.3個見つかったとのことだ。国連食糧農業機関(FAO)による魚介類消費量のデータを基に、人間1人が摂取する量の世界平均は年間最大約5万4千個に上ると推定されている。国や地域別ではマカオや香港、韓国、中国本土のほか、ノルウェーやスペインの摂取が多いとしている。日本の摂取量はこれらの国と比べると少ないが、推定で最大13万個と世界平均を大きく上回った。魚のDHAは健康に良いと言いながら、一方では魚の摂取量を減じなければならないと言った矛盾を秘めている。それにしても13万個は如何にも多い。ノルウェーなどではそんな数を超えているというから驚きだ。中でも香港は29万9000個もの微小プラを摂取しているという。そんな中、ベルギーのアントワープに35億ドル(約3850億円)規模の巨大な化学工場を建設する計画が話題になっている。ベルギー政府は工場建設に前向きだが、環境保護団体はは建設に猛反対だ。この工場の建設により、ヨーロッパでの輸入エタン(プラスチックの原料となる)の消費量は2倍になるという。この計画が実現すれば、アントワープは世界2位の石油化学拠点としての地位を固めることになる。また、アントワープはすでにプラスチック生産の一大拠点となっており、スヘルデ川の川岸には「ナードル」と呼ばれるレンズ豆大のペレット状のプラスチック原料が散乱している。ナードルは、人魚の涙としても知られている、ペレットの形をしたプラスチックの原材料である。通常、ナードルは、大規模な化学薬品会社によって、石油系の再生不能な資源から製造される。そして、こうしたプラスチック製造用のナードルの一部は、輸送中に紛失したり、破損した容器から誤って散乱したりすることがある。散乱したナードルは、回収されない限り、雨や乾燥期の流出水とともに流域内を押し流され、一番近い湖、湾、海へ流出する。 ナードルに関する問題で一番深刻なのは、動物がナードルを餌と間違えて食べてしまうことだ。原因として、ナードルが魚卵におどろくほどよく似ていることである。疎水性汚染物質は、ナードルなどのプラスチックに蓄積されて、極端な場合には、食物連鎖を通じて生物に蓄積する可能性がある。 こうした事も、巡り巡って魚介類にマイクロプラが取り込まれる原因になるのだ。環境保護団体は反対しているが、ヨーロッパのいくつかの国では米国からのプラスチックの原料の輸入が増えている。この背景には世界的なプラスチック需要の高まりがある。又米国で産出するシェールガスはプラスチックの原料になることから、シェ-ルガスの輸入は即ちプラスチックの製造に寄与することになるのだ。このシェールガスの製造に関しては水圧破砕法(フラッキング)を用いるが、その際に、副産物として「エタン」が豊富に供給されるようになった。エタンはプラスチックの原料になる。またエタンは容易に手に入るのと同時にコストが低いので、米国の各州ではプラスチックの生産が急拡大する背景がある。こうした事からフラッキングを行う企業は安価なエタンの輸出に力を入れているのだ。その結果、ヨーロッパの各国は米国産のエタンが大量に入手可能になった。このエタンを工場で、800℃前後の熱と圧力をかけてることで、エチレンという気体に分解(クラック)される。その後、圧力および触媒の力を借りて、エチレンは一般的なプラスチックであるポリエチレン樹脂になる。また、このプロセスでは膨大なエネルギーを使用するため、CO2の排出も相当な量になる。即ちプラスチックの生産を拡大すれば、地球の温暖化にも悪影響を及ぼすことが考えられる。同時に、世界中の土地や河川、海洋などを荒らすプラスチックごみが増えるということになる。2019年に「国際環境法センター(CIEL)」が発表した報告書によると、エタンやその代替原料であるナフサの分解に伴うCO2排出量は、2015年には世界全体で石炭火力発電所52基分に相当した。このままプラスチック産業が拡大すれば、2030年には69基分相当を排出することになるという。このようにプラスチックの製造は、マイクロプラスチックとなって地球を汚染する一方で、温暖化を誘発するCO2排出量を増加せしめる2重の危機をはらんでいることになるのだ。ヨーロッパでは使い捨てプラスチックの削減に向けた大々的な取り組みが2021年7月から始められる予定だ。使い捨てのカトラリー(ナイフやフォーク等)、皿、コップ、マドラーなどは禁止され、ペットボトルのキャップは外れてごみにならないようボトル本体につながなければならなくなる。また2025年までにペットボトルのリサイクル材料使用率を25%に義務化するなど、取り組みが強化される予定だ。プラスチックの使用を制限することは、直接的に微小プラを減少することもあるが、地球温暖化にも有効であるとする論理の拡張は、必ずしも的を射ているものでは無い。プラスチックの生産量を減らせば石油の節約になるという考え方は論理的には当たっているものの、プラスチックの原料となる石油の量は全体の3%にすぎず、石油の8割は熱源や動力源として消費されている。プラスチック生産減の効果は、これら燃料の節約効果にくらべれば、大きくはないということだ。プラスチックバッグの抑制は、必ずしも地球温暖化には結びつくものでは無い事を理解しておかなければならない。
2021.04.12
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今日のウォーキングは第1943日目で、8978歩だった。イギリスのコロナ感染者(10日)が数え間違いだったのか、前日よりも4787人も減っている。こうした間違いはどこの国でもあるようだ。金木犀と最後の松の剪定を行った。素人ではこれが限界かというところで止めた。茶色くなった芽がなくなったので少しスッキリした。隣りに覆い被さっていた金木犀も少し伐り込んだ。昼過ぎ、町長選の事務所を表敬訪問した。***中国のネット通販アリババが習近平と対立している。独裁政権で、向かうところ敵無しの如き習近平に逆らうとはジャック・マーも剛胆なものだと感心する。習近平にとって、アリババが稼いでくれたら、好都合だと思うのだが、単純にそうはいかないらしい。あまり強くなって、統制が取れないほどになっては困ると云う事らしい。そこで、習近平はアリババに対して、独占禁止法違反で約3000億円という途方もない金額の罰金を科したのだ。それでもアリババにとって純利益の約12%だというから巨大さが分かる。これまでも、テンセントや百度(バイドゥ)などのネット大手に対しても独禁法を盾に罰金などを科してきたが今回の罰金は群を抜いて多額だ。習近平が如何にアリババの存在を危険だと考えているかが分かる。アリババは、米国のフェイスブックやグーグルなどと対抗(押しのける)できるため立ち上がりから政府の支援を受けてきたが、ここにきて国家利益と矛盾するようなことが起こったようだ。アリババは業容を拡大し、アントを通じて金融にも進出し、アリペイを通じて利用者を銀行に紹介し、銀行から手数料を受け取るといった事を始めた。このことで、既存の国有銀行を含む金融機関の競争力を低下させたのだ。中国政府は市場経済を唱いながらも銀行という金融機関を通じて国家を統制する手法を採ってきたのだが、そこをつつかれ、国家の威信が損なわれる危機を感じ取ったのだ。どうやらこうした背景には、アリババの背後には江沢民を中心とする上海閥がいるというわけだ。アントの株式を江沢民の孫が保有していると云った事も言われている。放置すれば江沢民の関係者らが力を付けてきて、自らの3選(憲法を改正して可能にした)に支障が起こりかねないと踏んだのだ。内部抗争の発露とも言うべき問題のためだ。アリババはネット通販を牛耳っていたが、2020年末に新興のピンドゥオドゥオにシェアを奪われ、首位の座を明け渡してしまった。他にも動画投稿サイトTiktokのバイトダンスにも追われて独占体制が危うくなっていたところだ。習近平がこうと睨んだら今の中国では立ちゆかなくなるであろう事は推察がつく。中国は国家(習近平)に反して事業を継続することは出来ないのでは無いか。市場主義(見せかけの自由主義)を採っているものの、中国では、事業を興すも殺すも習近平の意のままであろうからだ。こうした事から見て、アリババに独禁法違反の罪を着せるのは単なる口実で、出る釘が打たれようとしているのだ。アリババが力を付けたら、ジャック・マーが力を有することになり、世論への影響力が、アリババによって左右されかねないという恐れがあるからだ。元より、中国に於いては習近平が言論を統制する唯一の存在だからだ。国家の意思(習近平)にコメントするような機会を与えることは絶対に避けなければならないというのはが偽らざるところだろう。中国政府はアリババの何を問題視していて、何を変えさせようとしているのかだが、之には上記の問題が根底にある。中国に於けるメディア事業は中国の根本的な成り立ちをも左右する事業なのだ。アリババはEC(電子商取引)を祖業とする企業だが、現在ではその他あらゆるIT事業を網羅する存在になっている。今、米国ではGAFA(グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾン)が全世界を席巻し、国家を凌ぐほどの影響力を持ち始めているのを見ても分かるように、アリババをこのまま放置しておけばやがて政府の意向に反する事態が起こりえないとは云えないからだ。アリババは一時期他のIT企業の進出に守勢になった事があるが、主要なSNSサイト(ウェイボー)などをM&Aする事によって影響力を拡大してきた。ではなぜ、中国政府はアリババのメディア事業を問題視したのかだが、それは、2020年4月の不倫事件が引き金だという。アリババの蒋凡(ジャン・ファン)副総裁と有名女性インフルエンサーの不倫スキャンダルが発覚し、中国のネットでは爆発的な話題となった。ところが、アリババが出資するSNS「ウェイボー」は、この話題を揉み消す形で、隠蔽しようとしたのだ。自社の幹部をかばった形だが、このことが中国共産党の逆鱗に触れたというのだ。それも、共産党は結党以来、党自身がメディアを統制する唯一の存在だとしてきたからだ。例え不倫問題にしても党の関与無しにメディア(SNS) が勝手に判断して世論を誘導することはあってはならないことなのだ。もしこうした、民間の企業の独断で、判断が左右されるような状態を許すことは、今後の共産党の統制が効かなくなることを意味していると判断したのだ。これは、中国共産党の権力そのものが、ネットメディアに脅かされる事を意味しているのだ。こうした事からウェイボーに対応を命じ、こうした機能を1週間にわたり停止するよう命じたのだが、それでは飽き足らず、資本が介入して世論が醸成されることは共産党の危機であると断じたのだ。この辺りが中国(習近平)の面目躍如というところかも知れない。徹底的な言論統制こそが、共産主義が成立死、存続する絶対条件だというわけだ。こうした例は米国大統領選挙で、ロシアが、選挙に介入して問題があり、こうした事が中国でも起こりかねない問題だと捉えたわけだ。即ち「資本による世論操縦のリスクを断固抑止しなければならない」と言う問題に行きつくことになる。ここに来てようやくアリババに対する巨額の罰金の正体が見えた感じだ。正に独占禁止法に名を借りた、メディア事業への絶大な規制が組み込まれていたわけだ。そうで無くては、国家のGDP向上に資するアリババが標的になることは如何にも不自然だからだ。真の意味は。特定の企業が多くのマスメディアを支配し、世論を操作することがないようにするという、日本でも定められている原則をより強固に行おうとするものだ。それにしても、アリババのジャック・マーと習近平の対決は、今後どのようになっていくのだろうか。
2021.04.11
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今日のウォーキングは第1943日目で8978歩だった。今日は昼過ぎから松の剪定を行った、玄関先の柘植の木も切りそろえた。昨日のコロナ感染者数で、日経新聞では福島県は15人増、千葉県は102人増となっているが、前日(8日)と比較すると、福島県は53人増、千葉県は181人増となり、甚だしく増加量を過少に申告されているようだ。過去にも10人内外の違いはあったが、これほど派手に違うのも珍しい。***電力に関しては、様々な意見や解説が新聞紙上に投稿されている。常に注意深くチェックしているつもりだが、なかなか理解することは難しい。その昔は、原発が基礎的発電のベースとして考えられてきたが、今はどうやらそういった論調は少ない。然し乍ら、原発をゼロにするという思い切った提言なりは、余り多くないのではないか。いずれにせよ電力を安定的に供給することが、絶対条件であるから、安定性は常に考えなければならない。そうしたことを踏まえて今回菅内閣が発した脱炭素宣言は、日本だけでなく、世界的なトレンドであり、宣言が具体性を持っているか否かを問わず達成することは至上命令的だ。一寸見慣れない解説が東大松村教授から出されていた。電力供給の市場メカニズムについてだが、これがなかなか難しい。拾い読みして、理解出来そうな所をつなぎ合わせるのが精一杯だ。電力は需要が増し供給が追いつかない状況になると停電リスクが増す。之に対処するために予備電力を使うが、それも危ないとなると計画停電が行われる。2011年の東日本大震災時の停電はこうした計画的なものだった。こうしたある程度の計画に沿った停電を越える非常事態では、供給電力の価格は乱高下することになる。2020年末からの電力卸売価格が急騰したのはこうした背景がある。その原因は、発電用のLNGの在庫不足によるものだった。何やら中国が買いあさってるようだ。供給側の複数のトラブル、厳しい寒波による国際的需要増、国内の火力発電(脱炭素)の締め付けなどが原因している。それでもいざとなると火力を稼働して予備に備えたので、それほど深刻にはならなかったようだ。ここからは目新しい内容で、米国のテキサス州の電力事情との比較を行っている。寒波により、テキサス州では400万世帯に渡って大停電を引き起こし、トヨタの工場やその他の製造業に大ダメージを与えた。人災との声もある中、電力供給のシステムにも考える余地がありそうだ。日本とテキサスの電力システムには2つの点で違いがある。1つは、テキサスは基本的に独立系だが日本はエリア連携で対応している点だ。日本は全国的に電力を融通し合うシステムになっているとのことだ。むしろ当然と思われるが、関東と関西では電力の周波数が違うと云う事も聞いていたので、関電と東電が電力の融通を行えるとは、ちょっと意外な気がした。2つ目は、日本は4年後の電力供給を調達できる容量市場を導入したが、テキサスにはないという。この辺りが良く飲み込めないのだが、要は容量市場がなければ、電力の卸価格が乱高下してスパイク(瞬間的に高電圧の電流が流れること)が頻発する。こうした点でテキサスでは大停電が起こったとのことだが、日本でもこうした事が起こる可能性はある。2012年の日本の寒波では大分市の火力発電所の13基が緊急停止したが、何とか乗り切ったのは寒波の規模が小さかったからに過ぎない。電力安定供給にはデマンドレスポンス(Demand Response : DR)が有効だ。デマンドレスポンスとは「卸市場価格の高騰時または系統信頼性の低下時において、電気料金価格の設定またはインセンティブの支払に応じて、需要家側が電力の使用を抑制するよう電力の消費パターンを変化させる」との定義だ。日本では、こうしたシステムが十分ではないので、更に注力していかなければならない。また、特定電源に偏らない事が重要である。例えば太陽光に偏りすぎると、好天の昼間と夜との電源供給に差が出て、電力が不安定になると云ったことだ。また、信州大の古山教授に依れば、脱炭素に向けたエネルギー供給の選択肢は、原子力、CO2回収(CCUS)再生エネルギーの3つしかないという。ここでもやはり安定供給源として原子力が上げられているが、この点は少し安易すぎると云えないだろうか。確かに原子力が安定的稼働していれば、得られる電力は保証されるかも知れないが、その点は幾多の事故などがない理想的な稼働状況しか見ていないと言う欠点がある。それはさておき、原子力はやがて廃炉の憂き目になり、現在に於いても主力と考えるべきでは無いと思う。そうなると、火力発電を活かすべくCCUSが脚光を浴びてくるというのが主旨だ。又は、カーボンフリーの電力の輸入も考えられるが、之はエネルギーを外国に頼り過ぎていたという従来の反省に照らしても緊急時として考えるものであろう。現在も太陽光発電は多用されているが、脱炭素の将来は、更にその度合いが進むものと思われる。之に最近力を入れはじめた洋上風力を足し合わせると、2050年の導入見込み電力は2億4千万~3億4千万kWとなることが予想される。之に対して近年の夏期ピーク時間帯の最大需要は1億6500万kW程度であり、充分に賄えることになる。こうした再生エネルギーに頼ってばかりだと、気候の変動などで、供給が需要を大幅に下回るケースも想定される。こうした事に対処するために太陽光などで得られたエネルギーを蓄電することや、目新しい提案では火力や原子力などで得られる電力のような回転の運動エネルギーに変換することで対応するというのだ。この回転するエネルギーというのが、今一つ理解出来ないが、そうした慣性力を利用するという。ここでも又DRの有用性が述べられている、需要者の側が、計画的に電力を使うという観点だ。発電コストも最近では変化が見られ、太陽光などは1kW時当たり5.1円と、2015年に予測した2030年時のコスト(12.7~15.5円)を遙かに下回る値が出されている。これを見て、その気になって適切な投資なり環境を整えるなら、再生エネルギーは想像以上に貢献するものである事が明らかだ。
2021.04.10
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今日のウォーキングは第1942日目で8452歩だった。コーナンでハナミズキとベリーを買って、マクドナルドを食べた。コープでも買物をして、帰ってハナミズキとベリーを植え、松の剪定も少し行った。まん延防止何とか、ワクチンまでに効果が出てくれば良いのだが。***最近はまだ治まらないコロナ禍で、日々消沈しているが、世界ではどんなことが起こっているのだろうか。目に付くところを拾い読みした。ヨルダン有力王族のハムザ・ビン・フセイン前皇太子ら15人以上が軍や治安部隊に軟禁、拘束された。ヨルダンは親米路線を貫いていて、こうした反政府の動きは珍しい。副首相によると、政府の新型コロナウイルス対策や腐敗への国民の不満を扇動していたとのことだ。どうやら、ハムザは現アブドラ国王の異母弟のようだ。折り合いが悪く皇太子かを解任され、息子のフセインが皇太子に任命されていた。この軟禁を米国は支持し、中東諸国も現国王を支持するとしている。ベトナム序列No2のグエン・スアン・フックが新国家主席になった。No1のグエン・フー・チョンは書記長として留任している。共産党は常に党が国の上にいるので少し理解しづらい。同じ共産党の中国と仲が良いのかと思うものの、南沙諸島の西側のバンガード堆の領有権を巡って、諍いを起こしている。中国は又ワクチン外交でベトナムを取り込もうとしている。米国は貿易赤字の解消に向けベトナムに圧力を掛ける。ベトナムとしては対中国を考え米国の後ろ盾が欲しいし、貿易黒字を解消しなければならないしと、微妙な立場になっている。2020年のGDPは約3400億ドルで、過去30年で40倍になっている。マレーシアやシンガポールを抜いたとのことだ。之は米中貿易戦争の余波で、外資が中国からベトナムにシフトしたお陰だ。低賃金労働力が国の経済を支えているが、やがて、人件費が向上すれば瓦解の恐れがある。自国産業の立ち上げに注力して、赤字ながら自国ブランド自動車産業育成している。IoTでは5Gサービス開始をし、デジタル社会を構築するパイオニアなる意気込みだ。さらに、2030年までにIT企業を10万社育てるのも方針としている。モロッコ日本との国交樹立65周年で親日国だ。日本企業の進出は最近10年間で2倍以上の75社。モロッコはアフリカとヨーロッパを結ぶ拠点になる。コロナがなければ行きたいと思っていた国だが、結構日本企業が進出しているようだ。ブラジル昔、日本からの移民で有名だったが、今はボルソラノのコロナ軽視で有名だ。6閣僚を交代させるなど政権はガタガタのようだ。軍の幹部も離脱している。去年の同時期(コロナが騒がれ出した頃)の支持率はまずまずだったが、今は不支持率が高く、支持を逆転している。汚職で有罪判決を受けたルラが再度大統領になろうと立候補の構え。軍幹部の政権離脱は、ボルソラノがコロナにかこつけて軍を私物化しようとしたことに反抗してのことらしい。何とも騒がしい国だ。ブラジルのコロナは米国に次ぎ世界2位、4月8日時点で、感染者1319万人、何と1日に9万人が感染増加死者は34万人を越える。1日の増加は3829人だ。何とも恐ろしい国になって仕舞った。イギリスイギリスはブレグジット以来、やはりコロナで翻弄され続ける中、北部のスコットランドが独立する気運が高まっているという。この国は、世界各地に植民地を持っていたが、その殆どが、独立などで離れていき、香港も今や中国のものとなって、身動きが取れなくなっている。スコットランドは2014年にも独立の是非を問う住民投票が行われたが、45%対55%で独立派が敗れた。その後、ブレグジットに関する国民投票ではスコットランドの62%が残留を希望したにもかかわらず結果はEU離脱となった。これを機にスコットランドは、EU再加盟を目標として英国から独立を目論むようになった。之に対してジョンソンは火消しに躍起だ。もしスコットランドが独立すれば、イギリスの1割弱のGDPがなくなり、貴重な税収減である北海油田の権益も失うことになるからだ。世論調査の結果は、なかなか判断が難しいようで、賛否は拮抗しているとのことだ。この動向に影響しそうなのがコロナワクチンの接種状況だ。イギリスはコロナワクチン接種では早めに手が打てていて、成人の過半数が1回目のワクチン投与を済ませている。之は唯一朗報なのだ。逆にEUはワクチン投与が巧く運んでいないためにスコットランドがEU再加盟することに不安を覚えはじめているのだ。また、スコットランド民族党(SNP)内部の紛争も之に輪を掛けて懸念材料だ。燃しこれらを克服でき住民投票にこぎ着けたとしても、真の意味で独立するためには英国本国の同意が必要だとのことだ。之は国際法上決められたことなのだ。そうなると、ますます問題は複雑になってくる。当時の首相キャメロンとスコットランド行政府との間に約束事では、住民投票の結果を尊重するとの取り決めがある。更に加えて、西部のウェールズ州でも独立気運が高まっているとのとこだ。独立支持は今年になって25%迄アップしているという。また英民放テレビの調査では35%に達しているとのことだ。ここに来て、イギリス(大英帝国)と言った内容が、イングランド、ウェールズ、スコットランドそして北アイルランドと言った個別の国の寄り集まりであったことを改めて感じるようになってきた。何とも世界にたこ足を伸ばしていた国が、今や自分の身体をバラバラに切り離さなければならない状態になっているとは、皮肉なことだ。米国はトランプでかき回されたし、イギリスはこうした自壊の様相を呈しているし、中国が世界制覇に乗り出そうとしているし、地球は完全に次の世代に突入しようとしている。
2021.04.09
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今日のウォーキングは第1941日目で9648歩だった。孫2人が今日入学式だ。兄は高校へ、弟は中学校へと進学する。連れ合いと私は、見送ろうと、朝孫達のマンション前で出待ちした。兄は太郎君が随行し京都へ、弟は、お嫁さんが随行で、島本の中学校へと各々出かけた。式が終わる頃には、2人とも、新しい友達が出来たようで、それぞれ明るい顔で帰ってきたようだ。西武で買物をして、湘南の姫にタケノコを送った。昼過ぎ連れ合いは、ご近所ウォーキングに出かけた。今日は4人が参加したとのことだ。***日経はこのタイトルが好きだ。またシリーズで取り上げていた。第2に世界大戦から紐解いて、今日再び、平和(パクス)の女神からほほえみが消えてしまうのだろうかとの懸念をしている。第2次世界大戦が始まる2年前にドイツ滞在の米国人記者が、ナチスが欧州を支配しかねないとの警告を発したが、米国の実業家らに一笑に付されたという。ヒトラーが政権に就く前には、それらしい予兆があった。世界の79%の国の1人当たりのGDPが前年より減った。1929年の世界恐慌が遠因している。当時ドイツとフランスでは国民所得全体の4割を所得上位1割の人が占めるという、格差が生まれていた。こうした富の偏析は再配分の機能が弱まった社会の情勢のもと、人々の心から余裕を失わせ、異質なものを排斥する気運が高まった。隣国との摩擦も増していった。こうした状況は今日も同じだ。更にその度合いを増しているのかも知れない。米国では今アジア系住民に対して、いわれのない攻撃が加えられている。こうしたアジア系への憎悪行為は前年の2.4倍にもなっている。インド出身のグーグルのCEOは懸念を示しているというがITのトップがインド人というのもまた何かを示唆しているようでもある。このような行為は、一時治まったかに見えても何かのきっかけで、再発するという。今回の原因が何にあるのかは想像しかないが、コロナの発生源が中国である事からチャイナを憎む気持ちがエスカレートしてアジア系総てが憎しとなったのかも知れない。コロナの蔓延で、個人の豊かさは1930年代の大恐慌時よりも1人当たりのGDPの減少が広がって世界の85%の国で前年よりも減った。コロナが世界大戦に匹敵するというか、更に大きな影響力を持っていることが窺い知れる。この差は全員が一致しているわけではなく、空前の株高などが続き、持っている者と持たざる者の差がますます酷くなってきたのだ。米国では放置すれば、人口の1割超の人が食べ物にありつけないことになる恐れがあるという。そう言えば、日本でも急に解雇された若者らが、食べる者を求めて炊き出しに列をなすニュースもある。こうした危機的状況は経済だけでなく政治に於いても露呈しているようだ。自由民主主義指数というのがあるが、10が完璧として、8以上を完全な民主主義としている。日本や米国は8を下回り欠陥のある民主主義に区分されている。世界平均もやや退行し、ファシズムが始まったときと同じ様相を呈している。同じようなメカニズムで動いているというのだ。因みにコロナが最悪状態の米国の自由民主主義指数は7.96 であり、インドは6.90、ブラジルは6.86と言った状態だ。民主主義を標榜するこれらの国ではコロナ対策が巧く機能していないようだ。之に反して、コロナ発生源の中国は、(恐らく某かの手が加えられているのだろうが)一見コロナ対策が成功しているかに見える。民主主義よりも独裁型の方がコロナに強いのではないかとの疑いが頭をよぎるのだろう。こうした危機感が今世界で起こっているのだ。歴史は繰り返すというが、世界では、それを思わせる客観的な状況が広がっていると云う事だ。産業革命以来、大量生産を通じて物質的な豊かさをもたらした製造業に暗雲が垂れ込めている。1960~70年代に雇用全体の3割近くを占めた製造業だが、今は1割未満になった。象徴的なのが自動車の電動化だ。産業革命時も機械化により技能に頼っていた匠は機械にその居場所を取られ、個の沈没とは逆に工場経営者などに富が集中した。産業革命の恩恵を庶民が得るまでに70年を要したという。本当か嘘か、栄養不足のために1850年代の生まれの人の身長は1760年代の人よりも低いとなった。こうした事を受け、19世紀にはイギリスでは「ラッダイト」と呼ばれる機械破壊運動が起きたが、政府の圧力で鎮圧されてしまった。之に比したのが現代のロボットの登場だ。産業用ロボットの市場は2027年には1017億ドルと2020年の2.3倍に脹れると見通される。現在は、勤勉さよりも優れた頭脳とスキルの高さ評価を受ける。生み出された付加価値の多寡が賃金に反映される。IT関連の年収と製造業のそれを比較すると、その差は2倍を超えるという。ここで労働者を救おうとすれば、国の力がそがれることになって仕舞う。製造業側(VWが例に挙げられていた)に、デジタル関連のスキルを身につけさせる投資が始められている。こうした努力が富の平準化に寄与するかどうか、今試されている。インターネットの普及はめざましく、且つ短期間で世界を席巻した。米国で4人に1人が電話を使うために35年掛かり、テレビは26年、携帯電話は13年掛かったのに比してインターネットは僅かに7年だ。こうした反面、フェイクニュースの蔓延もまた高速になった。ワクチン接種は人体実験だとか、ユダヤ人は嘗て世界を支配しようとしていたとか、そうした根拠の無い噂が、世界に広がる。また、そうした虚偽のニュースほど広まる早さは早く、確実なニュースの6倍ものスピードだという。こうした技術で国民総てを監視し、コントロール下に置こうとしているのが中国だ。何やら背中が寒くなる。こうした事を見分けられるようにフィンランドでは、小学校から情報やデジタル技術を教え込む。女性や非正規労働者に深刻な変化が訪れている。自殺の増加や孤独の問題などがクローズアップされている。途中の説明で巧く飲み込めないところもあったが、兎も角コロナ禍で社会の断層が深まった。日本は経済が伸びず、生活保護受給者は過去最高を続けている。かつては個よりも組織を優先する風潮があり、重厚長大企業は、これをベースに発達してきた。然し現代は個を優先する時代となったが、それに備えるべき教育がなされてこなかった。政府はここに来て、120兆円規模の予算で科学技術の振興と若手研究者の育成を目論んでいる。何度も同様の旗を揚げるが、果たして巧く機能するかどうかはこれからだ。世界が変わる中、日本も之に見合って対処していかねば、将来は明るいものとはならない。
2021.04.08
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コロナもある中、ゴルフもしたい。そんな妥協が午後のスルーのゴルフになった。場所は亀岡GCだ。プレー費先払いで、レストランなど無し、終わり次第帰るので、気楽なものだ。バッグの積み込みもセルフになる。スタートは12:40。少し遅れて、インからとなる。ホールバイホールは次の通りだ。No.10はパー5。TSはまずまずで低めの球でFWCRだ。2打は早速のチョロだ。3打は良い当たりで残り50YD。4オン2パットは、少し残念だ。友人は1パットでパー。夫人と連れ合いは9打だった。今日の2打チョロはこれが皮切りだ。No.11は2打(通常)で右ドッグの打ち上げだ。Gティーからだとそうなる。TSは一寸引っ張りすぎてカート道にはね左のラフだ。2打は少し届かず、まぁまぁだ。3打はトップ気味になって仕舞いGRから向こうにこぼれた。返して1パットのボギーだった。友人も2打をGR外したが、1パットでパーだ。夫人はダボ、連れ合い打つ方向が悪く、8打だった。No.12はだらだらの打ち上げ。TSはまた左に引っ張って土手から下のカート道。2打はトップでチョロだ。3打は当たりはまずまずだが右バンカーだ。出してGR向こう、結局3パットも手伝って7打になった。友人は、2打でGRを外してボギー。夫人は8打だったが、連れ合いは結構巧く運んでダボで上がった。No.13は中間が凹んだやや打ち上げショート。ピンは手前だ。6Uで振るとやや右にそれ、バンカーだ。そこから1回で出ず、出たらGRオーバーを繰り返して7打になった。やってられない。友人はGRを外すもボギー、夫人も同じだ。連れ合いは2打をバンカーに放り込んで、自滅の8打。No.14は打ち下ろし、左に池有り。TSは右方向で、土手を降りず中腹だ。2打では前の木に当たってGR右のカラーだ。寄せの突っ込みが弱く2パットのボギーだ。友人は、ここは軽くパーだ。夫人は寄せをトップしてGRオーバーした。OBの8打だ。連れ合いはダボで上がった。No.15は広いフラットコースだ。TSは良い感じでFW右だ。連れ合い1人がCRだが、3人は同じ右方向だ。2打は快音になったが、少し左で隣のGにオンした。返しをうまく載せられず、4オンとなってダボだ。友人は、このホールは安定してパーだ。夫人も前のホールを取り戻すべくパーで上がった。連れ合いはGR周りでチョロチョロして8打だ。No.16は、パー5。TSは良い感じでFWCRだ。2打も良い感じでFWを捉える。3打が当たらなかった。チョロだ。4オンしてミラクルの1パットのパーはチョロの帳消しだ。友人は、何とここで4パットの7打だ。3オンで、バーディーを狙ったようだ。夫人も7打、連れ合いはピンクティーから打ったものの8打だった。No.17は広く長い打ち降ろし120YD(Gティーから)のショートだ。GRは左だ。6Uでトライしたら、良い当たりすぎて、GR向こうにこぼれてしまった。結局はボギーだ。友人はナイスオンしたが、3パットでボギーだ。夫人もここは1オンして、1人パーとした。連れ合いはダボだった。No.18は、TSは当たりが悪かったのでマリガンを認めて貰ったが余り変わらなかった。然し気負ってか2打、3打をチョロして4オン2パットのダボだ。友人はここでボギーだった。夫人1人2オンでパーを取っていた。連れ合いは8打だった。スルーなのでそのままアウトコースに進んだ。前半は前の4人組に待たされ、後ろの2人組に急かされと、良い感じでなかった。後半は前には人が居なくなりスムーズに進み、後ろからも急かされなかった。ラッキーだった。No.1は、TSは良い感じで、FWの右だ。然し距離的には近い2打をGR前に落としてしまった。3打でニアオン、2パットのボギーだ。友人は2打をバンカーに入れダボとした。夫人は3パットでダボ、連れ合いは2パットのダボだった。No.2のTSは良い感じで、FWCRだ。2打は辛くも届かなかった。3オンで、2パットのボギーだ。友人も同じ、夫人は7打、連れ合いは8打だった。No.3(超打ち下ろし)ショートで今日のピンは右GRの手前だ。TSはPWで少し引っ張ったかGR左の隣のGRとの間だ。7Iで転がしたが寄せきれず3パットのダボだ。友人はGR奥に載せたが下りのGRを3パットでボギーだ。夫人と連れ合いは、共にボギーだった。No.4は、打ち出しが池越えだが、Gティーは池の前だ。HDCPが1のホールだ。TSは,当たりはまずまずだが左のバンカーだ。2打は出るだけになった。3打ではチョロだ。4打でFWCRに戻して、5打は少し飛びすぎてGR向こう。6オンになった。そこからミラクルの1パットで、ダボに抑えた。友人はボギーで、夫人はダボ、連れ合いはピンクから9打だ。No.5ショートは、110YDほど。PWでトライした。GR左にこぼれた。2オン2パットのボギーだ。友人は1オンのパー、夫人はダボ、連れ合いは6打だった。No.6は、TSは、これぞティーショットという感じで良く飛んだ。然し2打でまたチョロ、3オン2パットのボギーは今日の象徴だ。友人はパーで上がり、夫人は7打になった。連れ合いはバンカーに入れるなどで、ギブアップした。No.7やや打ち降ろしだ。右は土手、左はOBだ。TSはまずまずの形でFW右だ。然し2打でまたチョロ、転がって少し進む、そこから3打がGR向こうとちぐはぐだ。4オンで3パットと7打になった。友人はここでもバンカー越えの2オン(ニアオン)でパーを取った。飛距離がうらやましい。夫人も連れ合いもダボだった。No.8、TSは良い感じでFWCRだ。2打は3Wでは大きいが、面倒なのでそのまま使ったら、右のバンカーに入った。巧く出たものの3パットで、ダボとした。然しこのホールは友人もおかしくなり、3人ともトリプルだったのには驚いた。No.9は、パー5。TSは少し低めでまぁまぁだったが、友人が少し不満でしょ、マリガンでどうぞという。打ち直すと結構良い感じで飛んで、我が最高のショットとなった。逆算するとほぼ170YDであり大したことは無いが、気持ちは良かった。その球で2打も良く3打でカラーにニアオンし、パーとなったのは気持ちが良かった。因みに打ち直す前の球は、3打で右バンカーに入った。何時も2球打てれば良いのにという感じだ。このホールは、友人はボギーで、夫人はダボだった。連れ合いはピンクティーからだが8打で上がっていた。何と8回ほどチョロしていた。これでは良いスコアにはならない。又、変な飛びの後はそれを引きずって尚悪くするところがある。まぁ練習なので良かったものの、ライの湿り気が、どうも気になると云えば言い訳になる。終わってもまだ明るく、高槻CCを経由しての帰りは、着いた頃にようやく暗くなってきた。
2021.04.07
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今日のウォーキングは第1940日目で8663歩だった。予約しておいたタケノコ買いに出て、コープで買物して帰った。茶色く出ている松の芽を脚立を使い、手元鋏で摘み取った。丁度雨が降ってきて、中途で、止めたが、まだ少し残ってしまった。***新型コロナが流行しはじめた当初、治療薬の話も出ていたが、その後、ワクチンに席巻されて治療薬の事は余り記事になっていなかった。今まだワクチンが行き渡らない中、コロナ治療薬の話ではないかもしれないが、ワクチンを打っても、感染がゼロになるわけでもなく、更にそのワクチンもなかなか予定通りに接種が出来る状況にないなか、治療薬も気になるところだ。的確な治療薬が出来れば、命だけは取り留められるような気がして、早急に開発される事を期待する気持ちは相変わらず強い。そんな中、治療薬が年内にも開発される見通しが強まったとのことなので、期待を持ってみてみた。日経に掲げられた記事を理解しやすいように並べ替えるなりしてまとめて見た。それでもなかなか理解が及ぶものでは無い。米ギリアドの「レムデシビル」は国内でコロナ薬の第1号として承認されている。感染者の動向や、死者数の発表などがあるが、このレムデシビルを使った結果などの発表はあまり見かけない。承認はされているが、まだ使われていないと云う事なのだろうか。治療薬の固有名詞が書かれていないので、混同しているかも知れないが、既に最終段階の薬が4つほどノミネートされている。米メルクやスイスのノバルティスが開発競争をリードし、ワクチンで先行した米ファイザーも経口投与型の新薬の臨床試験(治験)を始めた。日本勢もアンジェスや塩野義製薬の新薬候補が海外で第2段階の治験に進む。ワクチンに比べ難航してきたが、病態の解明が進み、新薬開発が加速してきた。ワクチンは恐らくここ2ヶ月くらいの間には摂取されると期待されているが、治療薬が年内に実用化されれば、何とかコロナから解放されることが期待できるようだ。この中でも、米メルクは、すでに2種類の治療薬候補の治験が終盤にさしかかっており、2021年末にも米国で使用が始まる可能性がある。重症患者の回復を助け、呼吸不全と死亡のリスクを50%減少させる可能性があるものと、陰性になるまでの期間を短縮できるとされる新薬候補の2種類だ。日本でも3月に治験を始めた。日本は、感染者の数は、世界の名だたる国に比べれば、少ない方かも知れないが、死者の数は多い気がする。(数字上はそれほどでもないが、毎日死者が途切れたことはない)ノバルティスはスイスのスタートアップ、モレキュラー・パートナーズと抗ウイルス薬の共同開発を進めている。今夏にも最終となる第3段階の国際共同治験を始め、年内の実用化を目指す。抗ウイルス薬の「レムデシビル」や、米イーライ・リリー、米リジェネロンが開発するコロナ特化型の新薬候補などとともに、米国政府が特に実用化を後押しする新薬候補のひとつに選ばれた。英オックスフォード大の研究者らが運営する「アワー・ワールド・イン・データ」によると、世界の新型コロナ感染者は1億2700万人(米ジョンホプキンス大の発表では1億3010万人)を超えた。ワクチン接種が始まった1月をピークに米国や英国では新規感染者はやや減少に転じたものの、3月に入りブラジルやインド、更にはフランスで再び増加し始めた。これを見てワクチンの効果があるのかと疑いたくなる感じだ。日本では確実に第4波が到来している。4月5日から宮城、大阪、兵庫の特定市について蔓延防止が1ヶ月間に亘って適用されることになった。ワクチンの接種がやや遅れているのが気になるところだ。日本でのワクチン接種は4月2日現在、累計で、105万人程度で、100人当たりでは0.8人にしか接種されていない。ファイザーの最高科学責任者(CSO)は世界的な大流行の封じ込めにはワクチンと治療薬の両方が必要だと述べている。ワクチンばかりを求める気でいたが、治療薬もなければ完璧に抑え込むことが出来ないようだ。米国の治験登録データベースによると、候補薬の治験は全世界で1500件を超えるという。素人が内容(種類)を理解しようとしてもとても無理な数だ)。ファイザーも治療薬の開発レースに参入し、英アストラゼネカやスイスのロシュなども参入して様々な治療薬の開発が進められている。さらには、日本企業の大阪大学発バイオ企業のアンジェスはカナダ企業と共同開発中の重症化予防の治療薬について、近く第2段階の治験を始める。また、塩野義は高齢者の重症化を防ぐ新薬候補について提携先の米バイオ企業が第2段階に進むと発表した。富士フイルムホールディングスも「アビガン」の臨床試験を進めている。これまで実際に治療薬として承認された医薬品は、抗ウイルス薬のレムデシビル(有効だとのことだ)、抗炎症剤デキサメタゾンなど一握りだ。ほとんどが既存薬からの転用で、当初は特効薬と期待された抗エイズウイルス(HIV)薬や関節リウマチ薬などは治験で有効性を証明できず、承認に至っていない。世界の英知が集められているが、まだ決め手となる治療薬は出現していない。実用化が進むワクチンと比べ治療薬の開発スピードは鈍かった。しかしこの1年で、新型コロナの遺伝子解析や病態解明が進み、ウイルスの増殖、炎症の抑制、血栓の形成阻害、免疫の暴走抑止など複数の効果を持つ薬剤を組み合わせることが有効だと分かってきた。治療薬開発が遅れてきたのは有効性の評価が難しいためだ。ワクチンの場合はワクチンを接種した人が感染した割合を統計学的に評価することができる。しかし治療薬は、発熱やせきなど症状の改善、入院期間の短縮、死亡率の変化など多岐にわたる項目で治療効果をみる。腫瘍の大きさで評価するような抗がん剤と違って感染症治療は体内のウイルス量の変化だけでは判断できないということらしい。新型コロナの特徴として、無症状や軽症な状態の時はウイルス量が急速に体内で増え、中等症の状態になると逆に体内のウイルス量が減り肺に炎症が起きる。重症化するとウイルスの活動は低下するかわりに、炎症が全身に広がり体内の免疫反応に異常をきたす。重症化すると、結構危険だと云う事らしい。最近は変異株が広がっているようだ。この変異株は従来のウイルスよりも、伝染性が高く(英国型は感染力が5割ほど高い)且つ、変異型の中でも子供にも感染しやすいという厄介なものらしい。変異株によっては状況が変わっている可能性がある。変異型が子供に感染しやすくなったという詳しいメカニズムはまだ分かっていないが、ウイルスが感染する際には、人の細胞にある「ACE2」という細胞表面のたんぱく質を足場として利用する。子供の呼吸器の細胞などには大人に比べて「ACE2」が少ないことが、感染者が少ない理由と指摘されてきた。しかし、英国型は遺伝子の変異でウイルスの性質が変わり、子供にも感染しやすくなった可能性があるとのことだ。しかし、子供は感染しても無病状か軽症にとどまり、重症化しにくいのは従来型と変わらないようだ。高齢者にとっては、やはり子供との接触で感染する率が高くなったと云えるのでは無いか。
2021.04.06
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今日のウォーキングは第1939日目で9793歩だった。連れ合いに誘われて、駅向こうにタケノコを買い出かけた。結構高いものだと知った。毎年先輩の山で取れるのを貰っていたので、ありがたみを忘れているようだ。帰りに「離」でコーヒーを飲んだ。雛人形を片付け、代わりに五月の人形を出したが、緑の毛氈が見つからず飾る事は出来なかった。***無接触充電とか、マイクロ波を飛ばして充電するとか、電池には様々な研究が進められている。充電式の電池が出来て便利にはなったもののそこには充電というステップが必要なのは、変わらず、やむを得ないことだとされる。そんな充電式の電池の主流はリチウムイオン電池(LiB)であり、携帯電話や、iPodなどで常日頃お世話になっている。また、今後量産化される電気自動車(EV)にも大量に使用されることになる。こうした電池に必要なのが、レアメタルで、その入手は産出地が制限されている。そんな材料の入手難対策として、電池から電池をつくる試みが始まっている。之まで使用されてきた電池を廃棄してしまうのではなく、新しく電池の材料として使う、リサイクルだ。DOWAエコシステムでは、こうしたEVや家庭用の蓄電池、スマートフォンなどに使ったリチウムイオン電池を回収して新しい電池に生まれ変わらせている。使用済みの電池からリチウムやコバルトを取り出すためには丸ごと700℃以上で焼くのだ。そうすることで、電解液が蒸発し、感電の危険がなくなるという。こうして取り出されたレアメタルを再度使用することで新しい電池が再生産できるのだ。通常鉱山から掘り出したレアメタルを使用するが、リチウムイオン電池はリチウムやコバルト、ニッケル、マンガンを含んでいる。リチウムの埋蔵量は世界で1400万ton。国別ではチリ(約60%)などに偏る。生産量(2018年)は世界で8.5万tonにとどまる。前に調べたときには、ボリビアのウユニ湖の埋蔵量が最大だと書かれていたが、どうやらボリビアでの産出はまだ行われていないようだ。その時には、まだ、使用済み製品からのリチウムのリサイクルについては、技術が確立されておらず、経済性が見込まれないため進んでいないということだった。埋蔵量は塩湖かん水として1866万t、鉱石として1050万tと見積もられている。これはEVなどに需要が急増したとしても可採年数400年以上と十分な量だとのことだ。因みに、リチウムは、医療用として炭酸リチウムが躁病および躁うつ病の薬として使われる。私も一時この薬の世話になったので、何かしら親しみを感じる。リチウムはレアメタルに分類されないという書き方もある。また、海水中には2300億tonのリチウムが溶けており、事実上無限の埋蔵量があるとのことだ。こうなると、海水リチウムを抽出するプラントが商業ベースで稼動されれば、リチウムの資源問題は解決するとされる。然し乍ら、現段階では、環境に優しいとされるEVへの大量の使用が目論まれているために資源不足を心配する声もある。EVが使うリチウムは2019年には1.7万tonだったとみられるが、世界でEVの新車販売が2000万台を超えるとされる2030年には、必要量が10倍以上に達すると分析されている。コバルトも2019年の1.9万tonから2030年には10倍近くに需要が増えるみこみだ。それでも、資源量としては「十分足りる」計算だが、すぐに採掘できるとは限らないので、当面、一時的とはいえ争奪戦が起きる事も考えられる。こうした背景からDOWAがリサイクルに目を付けたのだ。先述した700℃での丸焼きで、まず、電池の中で融点が最も低いアルミが溶け出す。焼け残りの物質には銅や鉄が含まれるが、これらは磁石によって引き寄せられ分類される。磁石にくっつかないのは銅など非磁性物質だ。後には細かい粉が残る。正極や負極に付くリチウムやコバルト、ニッケル、マンガンが酸素と複合体になっている。負極には炭素がある。そこからリチウムを抽出するのは至難の業だという。DOWAでは最初の熱処理で酸化リチウム(炭酸リチウム)に変え、水に溶かしてイオンにする。回収した炭酸リチウムは99%以上と純度が高い。回収率は7割をめざしている。リチウムが抜けた粉に磁石を近づけると、コバルトとニッケルがくっつく。双方を含む濃縮物の回収率は9割以上。必要であれば、薬品でコバルトとニッケルを分ける。磁石にくっつかない粉は炭素素材になる。こうして回収したニッケルも、もう一度電池として使えるようにするには困難が伴う。純度が高ければ、天然資源から得たものと変わらないから、どうして困難になるのかはよく分からないが、兎も角まだ不純物が悪さをするのだろうか。コスト的に見れば:再生して電池を再生産することは、メリットがあるとは思えないが、数年後に何十万台ものEVが廃棄される事を考えると、このリサイクルは意味を持つようになるというのがこうした廃棄物の利益が成立する所以だ。米テスラでも、パナソニックエナジーノースアメリカなどから電池の廃材の一部を引き取っている。こうした取り組みは、環境を保全する上にも充分にメリットがある。原発のように、燃料を燃やした後のことを考えずにただウランを燃やし続け、核のごみの始末に手を焼いていることと比較すると、遙かに優れた着想であると云える。こうしたリサイクルの技術はひいては原材料を生み出す工程に寄与すると云うことだ。さらに、現行のリチウムイオン電池を代替する様々な種類の次世代蓄電池の研究開発が進められており、一部はすでに製品化されている。このなかで、大きな期待を集めているのがリチウム硫黄電池(LiSB)だ。このLiSBはより低コストで現在のLiB以上の高エネルギー密度化が実現できるという。こうした取り組みで、EV他、ドローン、無人飛行機などが自在に動き回れることになる。然し乍らLiSBの最大の課題としてサイクル回数を多く出来ず、携帯電話やEVで採用は現状では難しいとされる。然し尚、実用化に向けて動きがあるのは電極に資源に余裕のある硫黄を使って低コストであることと高エネルギー密度が魅力だと云う事だ。LiBにしろLiSBにしろ、用途を的確に見定めれば充分に普及することが考えられ、また、LiSBの場合課題であるサイクル数を例えば携帯電話などの実用に十分な回数まで増す改良が行われれば、大いに期待が持てるようだ。電池の改良は、これからも期待し続けたいところだ。
2021.04.05
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今日のウォーキングは第1938日目で9149歩だった。雨の予報もあって、近場をと思って新しいルートを歩いたが、帰着時に雨が降り出したのでラッキーだった。厚労省の職員23人が送別会で、深夜まで飲んでいたと云う。加藤勝信官房長官が「正直言って、一体何をやってんだという思いを強く持った」と不快感をあらわにしたと言う記事も出た。主催の課長は事実上更迭された。之に対して、朝の番組の女性のコメンテーターは、それほど疲れて、大変なのだと云う事であり、罰を減じて、再発への取り組みをしっかりしなければ的なコメントをした。この女(ひと)何を言っているのかと思ったが、すぐさまやんわりと全否定した男性コメンテーターがいて安堵した。然し今までの経緯を踏まえ、当事者の要(かなめ)がこうした事を敢えて行うことにまだ同情的見方があるのかと唖然とした。この女(ひと)バランス感覚的に言ったのかも知れないが、送別会をした連中とほぼ同じくらいに間抜けな奴だと思った。***元自民党幹事長だった中川秀直が原発再稼働は亡国の政策だと述べている。政界を引退した今、やっと原発の不条理を悟ったようだ。表現も過激になり、「原発再稼働は犯罪的。亡国の政策だ」という。とても自民党の一角で原発を推進してきたとは思えない表現だ。反対の理由は、いままで言っていたことが全部嘘だと分かったからだという。今更何をと思う気もあるが、ここに来て過ちを新たむるに憚ること無かれと云う事か。逆に、政権の中枢にいるときは、人は皆盲いてしまうのかとも思う。元総理の小泉純一郎や細川護熙も原発反対の旗を振っている。今まで推進してきた連中が、ぼちぼち自らの不明を懺悔するように原発から離れていく。私は好ましいことだと思うし、この波が広く蔓延して欲しいと思う。現在の自民党内にも原発ゼロ派と推進派がいるようだ。突然原発をゼロにすることは確かに混乱を来すことは想像に難くない。然し我々は東日本大震災時に、得やむにやまれず原発の稼働を見直して、再稼働に備えた。その時原発稼働が全くなかったことも経験している。やれば出来たのになぜその輪を広げようとしないのか、それが大いなる疑問だ。原発を導入したときには、それなりの電力事情があったことは認めるが、その電力欲しさに、原発の正しいあり方を、充分に検討しないばかりか、そういった面には蓋をしたり、虚構の安全神話を作り上げたりしてきたのだ。やがて、数度の重大な原発事故を経験し、そうした安全対策は全く意味をなさないことが判明しても、推進派の者達は、闇雲に原発稼働を唱えつつづけている。発電コストについても、殆ど手前勝手な計算から安い原発をと言い続けるのだ。然し、原発はやがて廃炉しなければならない運命にあり、そうしたときに安全に放射性物質(燃料)を格納しておくことまで考えないといけないのが、その費用は発電コストに含まれていないという見せかけの安さで論じてきたのだ。さらに、老朽化した原子炉を何とか延命して、30年を40年に寿命を延ばすなど、殆ど原発ありきで周辺を手直しすることで騙し騙し原発を使い続けているのが現状だ。こんなご都合主義で、臭い物に蓋をして使い続けることで、破綻を来したのが、福島原発事故ではないか。更には、原発を稼働中に廃棄物が出てくるが、之は単なるゴミではなく放射性物質を含んだ、危険物なのだ。よく言われるが、こうして出てくる原発のごみを処理するところや格納するところがないのが現状なのだ。如何にもおかしな事が今なお是正されないままに原発が使い続けられているのだ。2011年には、世界で約100基の原発が営業運転を終え、約10基が廃炉を終えたとあった。廃炉というのは、運転を停止した原子力発電所を安全な状態にすることであり、それには密閉、遮蔽、解体の3方式があるとされる。密閉、遮蔽というのは単なる危険な廃墟を造り続けることになり、その期間は、何万年もの間というから、尋常ではない。解体し、廃炉するためには通常の1基500億円以上の費用と15年以上の時間がかかるとされる。実際に、中部電力は浜岡原発1、2号機の解体にそれぞれ379億円、462億円かかると試算している。試算故に実際にかかった費用は、更に増すであろう。しかし、之はまた控えめな算出だ。廃炉コストは1基で最低5000億円と言う記事もあり、福島原発事故での最低保障額などを考慮すると、10兆円(外国の試算では300兆と計算している)と言う数字まで見える。一体何が正しいのか、素人は分からないが、こうしてまやかし続けているのが原発と云う事になるのだ。 原発の不備について、数え上げれば切りが無いが、つい最近も、東海第2原発に関して、事故に備えた広域避難計画で、避難住民を受け入れる避難所が現時点で2万人分も不足していた事が明らかになった。なぜ2万人分も不足したのか、言い分は、避難所の収容人数を過大に算定していたのだ。こんなずさんな計画がまかり通るのが原発稼働の摩訶不思議なところだ。一体人の命を何と考えているのだろうか。安全に関してもそうだが、いざ緊急の場合の避難についてもこうしたいい加減な数字を挙げて兎も角原発を引き込もうとする自治体側の意図が丸見えだ。之は事前に発覚したからまだしも、実際に有事になってこれが発覚したらどうなっていたか、想像に難くない。すべからく今の原発行政はこうしたいい加減さが元になっているのだ。4月1日の記事に、大前研一の「これからの福島原発の話をしよう」と言うのがあった。事故から10年経った今、原子炉内の核燃料デブリは不安定なまま推移している。安倍晋三がこうした事故を踏まえて、総てコントロールされていると世界に発信したのが五輪招致のための嘘八百だったわけだ。今でも梶山弘志経産相は「燃料デブリの冷却は継続できている。外部への影響も生じていない」と述べているようだが、彼らには事態を冷静に見る力が無いのだろうか。冷却した汚染水を入れるために準備したタンク(その数1000基)が、もはや満杯になり、東京電力によれば2022年夏以降に保管容量は限界を迎えるという。やがては海洋に投棄する話が出ている。何が統制されているかだ。嘘をつき続けた安倍はいないし、その後継の担当大臣も嘘を重ねる。これで原子力行政が正しく行われているとは言い難い。使用済み核燃料は取り出しを終えたのは3号機と4号機の核燃料556体だけで、1、2号機には依然として計1007体の使用済み核燃料が残っている。10年経ってもこの有様なのだ。この搬出された高レベルの放射能廃棄物(核のゴミ)の保管場所として北海道の寿都町と神恵内村が国の選定プロセスである文献調査(地質図や学術論文に基づく調査)に応募した。文献調査に最大20億円、第2段階の概要調査には最大70億円の交付金が国から出るからだ。最後は金目でしょと石原伸晃が言った(他の件で)が、正にそれを求めてのことだろう。過疎や財政難に悩む自治体にとってこれほど安易に金が入ることはないからだ。しかし、調査の結果、最終処分場の誘致まで進むかどうかはわからないとなる。一体何をやっているのかだ。核のごみを格納する場所があるのは僅かにスウェーデンとフィンランドくらいのことだ。大前研一は、最終処分場は福島第一原発がある双葉町と大熊町にするしかないと、言っている。爆発事故を起こした原子炉の敷地内などは、ほぼ永久に居住不可能と考えられるからだ。チェルノブイリがそうした前例としてあるわけで、こうした諸々のことを考えると、なぜ原発を推進するのかさえ、その意図が知れないことになる。
2021.04.04
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今日のウォーキングは第1937日目で9840歩だった。昼食をココイチでテイクアウトした。帰り妙にR117が混んでいるので訝ったら、ココイチの出口当たりで、車が大破し、警官が通行制限をしていた。あんなに車が壊れるのはどういう状況だったのだろうか。帰って庭木を剪定した。高枝切り鋏なので、なかなか巧く刈れないが、少しずつでも手を入れておかないとうっそうとしてしまう。夕方太郎君夫婦と孫(兄)が五月人形の兜を持って来た。雛人形を片付け、五月人形を飾らなければならない。夜になって、連れ合いは自治会役員会に出席した。町内会の構成は27軒のようだ。***DXの導入が急速に進んでいる。DXとはなんぞやだが、デジタル改革と訳され、総務省によれば、「企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること」とある。何やらIT技術などを駆使して企業のあり方を根本的に見直しするといった感がある。また、5Gが普及していくに従ってさらに、この動きは加速していくと考えられている。更には、GAFA(Google、Apple、Facebook、Amazon)やBATH(Baidu、Alibaba、Tencent、Huawei)と呼ばれる巨大プラットフォーム企業が異業種への参入がすることで、産業構造が抜本的に変えられるのではないか、自分の企業が潰されるのではないかと言うこともDXに駆り立てられる原因だ。DXにとって大切なことは企業を成長させる事であり、換言すればもっと稼ぐことなのだ。デジタル化で顧客と自らの事業を結びつけ、事業を成長させることが肝要なのである。ITテクノロジーを活用して「社内の業務効率が上がった」というだけでは、単なるデジタル化に過ぎず、完全な意味でのDXとは言いがたい。従って、DXを成功させる為には、単にデジタルの知識だけがあれば良いというのでは不足で、本質的な事は、「問題と目的の正しい設定」を行うことだ。研究開発部門では、バーチャル空間でのアバターを使った互いの意見交換や交流、異業種間の交流、海外とのやり取り等に駆使され、実験装置を遠隔操作する事で研究機器を利用し合うなどのことがされている。遠隔地同士が1つのモニターを解して一堂に会するが如しだ。参加した研究機関が互いに能力を高め合うことが出来る。自動車開発では、各部品メーカーが参加して、バーチャル部品を組み合わせて仮想空間で走行テストをするなど自在に行え、設計の手戻りなどが、極小化するとのことだ。勿論自社のモデルを開示せずに参加できることでノウハウの漏洩はない。このためにはデータを暗号化した秘密計算で実行が出来るようになっており、研究がスムーズに行える。もうこうなると何を言っているのか分からないが、データを乱数による暗号を掛けたまま分散処理して解析し、その結果を復元することで、成果を得るというのだ。どれ1つ取っても、私の理解の外にあるようだ。文科省が、こうしたデジタル化推進を行っているというが、我々の目に触れる、政府の(大臣など)お粗末な答弁を見る限り、およそ異次元の世界のようで、本当にそこまでできているのかという感がある。新規材料の開発にAIを具備したロボットが担当するという例もある。試作した材料の評価データをもとに、次はどんな合成条件を試すべきかなどをロボットのAI機能が算出するというのだ。例えば、この方法で、電子部材に使われる二酸化チタン材料の電気抵抗が最小になる合成条件を算出できたとのことだ。人手による試行時間の約10分の1で解を得られたという。次世代の全固体電池の開発にも使いたいとのことだ。研究開発に於けるDXの本質は、情報技術による研究手法に改革にある。研究者の勘や経験に依存していた新材料や創薬候補探しをAIが行いより短時間で最適なものを抽出できるというわけだ。現にこうしたAIによる創薬の臨床試験が行われている。通常4年半程度掛かる探索研究がAIを使うことで、約1年に短縮できたという。ここで、ふと思うのは、現在開発中の新型コロナワクチン開発にもAIが使われているのだろうかとの思いだ。創薬に於いては、膨大な学術論文をAIが読み込んで、最適候補物質を探し出すとのことだ。並みの優秀な人間が関与するよりは遙かに効果的だと云う事だ。もはや何を言っているのかさえ分からなくなっているが、AIがエネルギー保存の法則を成り立つことを保証しつつ、各種の物理現象や予測シミュレーションを行う事が可能になったという。明確な物理現象を逸脱しないといった縛りの中でAIの力が存分に発揮されるというわけだ。こんな時思い出すのが、昔コンピューターが出始めの頃、兎も角出てきた結果がコンピューターによるものだから間違い無いと言った人が居たことだ。之など極端な比喩だ。入力データや周辺条件などが正しくないと結果は覚束ないが、プログラム(AI)がそうしたおくくり名物理現象を逸脱しないように設定されていれば、結果は信頼に足るだろう。こうしたDXによる開発へのAIの適用は、波の電波や結晶の成長、材料の亀裂の進展と行った様々な物理現象にも使われている。変わったところでは、農作物が生育する生態系のデジタル化にも成功したとのことだ。オミックス解析を用いて土壌の各要素や複雑な連携を解析することで、単なる勘や経験に基づいた農業を工業化できることになる。因みにオミックス解析とは、身体の中に存在している分子を網羅的にまとめた情報のことを「オミクス」といい、この情報を用いた解析のことをいう。いやはや、何でも出来た仕舞うような気がしてくる。それも之もコンピューターの性能が向上したからに他ならない。現在日本は世界最速コンピューター「富岳」を有しているが、産総研にはAI専用スパコン「ABCI」も増強されているという。日本が一頃、コンピューター関係で、世界に力負けしていた時があったが、今ではその状況は変わりつつあるとのことだ。蓮舫が「2番じゃ駄目ですか?」と言っていたが、やはり先端を走るに如く(しく)はないということだ。野党は、ワクチンの開発遅れでは、なぜトップを走らないかと言い、トップになったら、トップの必要が無いのかと言い、まるでだだっ子のようだ。然しコロナのワクチン開発に於いても、こうした財産を、真の意味で駆使して貰いたいものだ。
2021.04.03
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今日のウォーキングは第1936日目で8667歩だった。昨日迄で3万2000kmを歩いたことになる。結構長い間続き、体調は良い。最近では1日2食を守り、平均でほぼ4kgの減量に成功している。今日は月1の診察で、楠薫堂に行った。ワクチンの話をしたりしてなぜか興奮したのだろう、血圧が190を示し、2回目も178だった。家では136と122だったので如何にも変だ。楠薫堂の計器は何時も高めに出る。午前中に買い物に出掛けた。***カーボンゼロが叫ばれる中、水素が夢の燃料として期待されている。丁度、水素のイロハを教えてくれる記事があったので読んだ。水素は燃やしても二酸化炭素(CO2)が出ず「夢の燃料」と期待されている。また、燃焼した時のエネルギーが大きく、宇宙ロケットの燃料に使われるほか、発電所などでも活用の研究が進められている。丁度、福島県浪江町にある福島水素エネルギー研究フィールドの写真があったが、巨大なサイロのような塔が数本建っていた。水素と言えば酸素(O)と結合した水(H2O)の状態で地球上には数多存在する、全宇宙の元素の9割以上を占めるとのことだ。水の電気分解で得られることは中学生でも知っている。その水素は燃やすと巨大なエネルギーを発生して水になる。酸化現象だ。一方、自然界では炭素(C)と結びついた炭化水素としても存在している。燃料として広く使われるメタン(CH4)も炭化水素の一種だ。炭化水素は天然ガスや石油、石炭などに多く含まれている。メタンを燃やすときは、メタンのなかの炭素と水素が同時に燃えている。之までは燃料と言えば、石炭や石油、またLNGと言った化石燃料(炭素化合物)のことを意味していたが、その炭素が、地球の温暖化にとって大敵である事が言われ出したのだ。生物はタンパク質で出来ていて、その大部分は炭素だ。炭素を含む化合物のことを有機物といい、古代の恐竜や、シダ植物といった有機物が死んだり枯れたりして地中に埋め込まれて出来たのが、石油であり、石炭また天然ガスだ。こうした変化をしないで残ったものが化石となって発見され、それはそれでまた古代を知る上での貴重な資料になる。化石燃料というのはこうした事から名づけられた。化石燃料は木材よりエネルギー効率が良く、18世紀の産業革命を支えた。炭素は燃えると二酸化炭素(CO2)になる。ここからが温暖化に繋がるのだが、大気中のCO2は地球表面から発せられる熱を吸収し、地球を温めてしまうと書かれている。熱を吸収しているのではなく、発生した熱を閉じ込めてしまうからだと思っていたが、違うようだ。こうした地球温暖化によって環境が変わり、我々を含む生物の全体の生存を脅かす可能性が議論されている。暑くなれば、それに適したように進化していく種もあるだろうが、現状の人間にとっては、やはり生命にかかわる問題かも知れない。CO2の排出を抑える手法は主に2つある。1つは発生するCO2を大気中に逃がさないよう回収し、地中に埋めたり(CO2の地下貯留:CCS)、炭酸ガスなどとして再利用したりする。ネガティブエミッションと呼ばれるものだ。もう1つはそもそもCO2が出ない燃料に変える。水素の利用は2つ目に着目したものだ。水素は燃えても水しか排出しない。1kgあたりの発熱量は炭素が約8000kcalなのに対し、水素は約3万kcalと発熱効率もいい。水素が夢の燃料と呼ばれるゆえんだ。ふとここまで読んで、それほど熱効率の良い水素になぜはじめから着目しなかったのだろうと思った。 確かに、宇宙ロケットの燃料用として使われていることは聞いたことがあるが、水素を燃料とする燃料電池自動車(FCV)はあったものの、なぜか普及はしなかった。これにはいくつか理由がある。まず水素は常温ではかなり体積の大きいガスということだ。天然ガスの体積が標準状態で1kgあたり約1立方mなのに対し、水素は同11立方mを超える。何と10倍以上にかさばると云う事だ。また、ガスのままだと、エネルギー効率はあまりよくない。これに対する解決法が液体化だ。水素はマイナス253℃に冷やせば液体になり、体積は800分の1に圧縮される。ただ極低温を維持し続けなければ一気に膨張し、事故につながる可能性がある。つまり水素は取り扱いが難しい。なるほどという感じだ。巨大な圧力容器がいるとか、爆発の危険性があるとなれば、使い勝手が悪い。ここまでは何とか想像できた。もう1つの課題は、現在主流の水素生成方法(化石燃料由来)ではCO2が出てしまう点だ。之は思いつかなかった。水素を作るためにCO2を出していたのでは間尺に合わない。具体的な方法は、天然ガスなどの化石燃料が含む炭化水素に、水蒸気をぶつけてCO2と水素に分離する。こうして作られた水素は窒素(N)と反応させて肥料として使われるアンモニア(NH3)の原料になる。このとき、アンモニアが肥料として使われるだけで、エネルギー源としての水素という考えはなかった。さらにアンモニアを生成する過程で、多量のCO2が副産物として出てしまう。 最近になって、水素を液体化して貯蔵する技術が実用化の域に達しているので、燃料に水素を使う自動車(FCV)も実用化の域に達している。そのために、一部の水素ステーションでは、水素は液体の状態で備蓄されている。トヨタのFCV「ミライ」がそうした水素を燃料とする車だ。 CO2を回収してつくられた水素を「ブルー水素」と呼ぶ。国際エネルギー機関(IEA)によると、天然ガスから水素を生産する場合のコストは欧州で1kgあたり1.73ドルだが、炭素を再利用するCCUSを併用した場合は同2.32ドルだ。このコストをいかに抑えるかが今後の課題となる。 之に対して、風力や太陽光など再生可能エネルギー由来の電気を使ってつくられた水素は、生成過程も含めCO2を出さないため「グリーン水素」と呼ばれる。このグリーン水素が欧州では本流になっている。EU域内では2030年までにグリーン水素だけで年1000万tonの生産能力を導入する方針を打ち出している。 世界の水素需要は2018年時点で約7000万tonと40年前の3倍以上に増えた。日本では車をEVにすることやHVにする事が考えられているが、FCVはあまり主流ではないようだ。日本でも、こうした水素エネルギーの導入は必要になってくると思われる。因みに、エアバスでは2035年に水素旅客機(ゼロエミッション:ZE航空機)を飛ばすことが考えられている。陸も空も水素で動く時代がやってくるようだ。
2021.04.02
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今日のウォーキングは第1935日目で8667歩だった。連れ合いと姉の誕生会で木曽路に行った。予約して行ったので良かったが、昼には待ちが出来るほどの盛況だった。食後水無瀬川沿いの満開の花見をしながら、第2中学前の桜まで見て、今年の花を堪能した。花の色は心なしか薄い気がした。***最古の霊長類の化石を発見したとあった。新種と判明され、「プルガトリウス・マッキーベリと名付けられた。まず、霊長類とは、動物の首長たるものという意味もあり、大ざっぱにサル、類人猿、ヒトが含まれる。現存するものは約200種知られているとか。この新種を含むごく初期の霊長類は、木になっている果物を食べる点で、ほかの哺乳類とは一線を画した。化石から復元された想像図を見ると、どうも霊長類とは言い難いイタチの大型みたいな感じだ。そんな化石が大量絶滅から10万年後に地球上に姿を現したという。このことから新種の霊長類は恐竜と同時代を生きていたと言うことが云えそうだというのだ。この動物は、現在の霊長類の先駆者となる小型の哺乳類で、今から6590万年前に生息していた。通常霊長類と言われると少なくともサルを連想し、そんなサルはせいぜい950万年前のサンブルピテクスを思い浮かべるが、桁違いに早期に霊長類の祖先は生活していたのだ。というか、小惑星の衝突により、恐竜など地球上の生物の約4分の3が死滅した大量絶滅から、わずか10万年後にいたというから、脅威だ。こうした初期の霊長類の仲間が、ゴリラ、チンパンジーなどの大型類人猿や、最終的にはヒトへとつながる最初のサルの系譜を生み出した。この発見は、霊長類の祖先が恐竜と共存し、大量絶滅を生き延びたとする説を補強する。今回、既知の別種の霊長類「プルガトリウス・ジャニサエ」の歯も見つかっていて、同じく6590万年前に生息していたことがわかっている。この時代に2種の霊長類が存在していたとすれば、それらの祖先となる未知の動物がもっと前の時代に存在していたと考えられるのは自然だ。以前に、6500万年前に生息していたプレシアダピス類は3500万年前に絶滅していたと書かれていたから、別系統で生き残ったものと思われる。新種と気づいたのは2003年の観察だ。化石は今までに調べていたどの哺乳類のものでもなかった。一方、プレシアダピス目の最古の属プルガトリウスの化石は1965年に歯を含む5万点の化石が別途発掘されていた。それは6300万年前の歯の化石だったが、のちに発見された化石により、プルガトリウスの存在は6500万年前にまで遡れることがわかった。プルガトリウスの関節を調べた結果その可動性から木々の間を効率よく移動できた可能性があることが明らかになった。さらに。放射年代測定の結果、この標本は6600万年前に白亜紀が終わってから10万5000年~13万9000年以内のものである可能性が高いことがわかった。霊長類の化石としては知られている限り最古だ。米国モンタナ州北東部のヘルクリーク累層から出土したもので、この層の岩石には、大量絶滅の200万年前から約100万年後までの化石が多く埋まっている。このように大量絶滅の前後両方の化石が見つかる場所は、世界でも数少ない。ヘルクリーク累層は、非鳥類型恐竜が絶滅した原因や、その後の生物の進化を理解するための重要な手がかりを与えてくれる場所になっている。霊長類の起源については2つの考え方がある。1つは、霊長類の系譜は5600万年前頃に始まったとする考え方だ。現在の霊長類と同じ特徴をもつ動物が化石記録に現れるのがその頃だからだ。もう1つは、もっと古いプレシアダピス目まで遡れるとする考え方だ。プレシアダピス目は今回の想像図と同じであり、どうも霊長類とは見えない感じだ。この目は140種以上の古代種からなる哺乳類で、現在の霊長類と同様、果物をすりつぶすのに適した歯と、木の枝から枝へ移動するのに適した骨格をもつ。実際のところ、プレシアダピス目は、現在の霊長類のような前方を向いた目や大きな脳をもたないため、真の霊長類であるかどうかについては論争があるとのことで、素人にも納得できる疑義だ。プルガトリウスは、果物などの植物性の食べ物をすりつぶすのに適した、比較的短く、丸みを帯びた歯をもっていた。これは明らかに小型哺乳類の特徴である昆虫の外骨格を噛み砕くための長くとがった歯をもっていたのに対して明らかに違ったものだった。プルガトリウスが地上の捕食者を避けながら樹上の好物を食していた可能性があるというわけだ。その後、白亜紀末の大量絶滅の後、果実が大きくなったのと同時期にプルガトリウスの近縁種が爆発的に増加した。プレシアダピス目は、白亜紀の終わりから約32万8000年後~84万7000年後の間に、現在の北米にあたる地域に広がって多様化し、ヘルクリークの全動物相の約25%を占めていた。霊長類はこのプレシアダピスのように、先ず、果実を食しながら樹上生活をし、やがて、目が前方に移動して距離の測定が容易になり、さらに跳躍能力の向上で、枝から枝へと移動する現在のサルに近い性質をもつ霊長類へと進化したのではないかと考えられるというのだ。歯の形状と、間接の形状から、このような議論が出来るというのはなかなか大胆なことである。2009年にその後の霊長類との間のミッシングリンクと思われる化石が発見されている。この化石は「イダ(Ida)」と呼ばれるものだ。この化石は4700万年前のもので、サルや類人猿、ヒトなどの高等霊長類とキツネザルのような遠縁種の間にある進化上の空白を埋める化石(ミッシングリンク)だというわけだ。しかしながら、その後、こうした関連の化石は発見されていないようで、関係性を明らかに出来るほどでは無い。その後の霊長類のサンブルピテクス(950万年前)までは長い期間の空白がある。その間に、ケニアのトゥルカナ盆地で小柄な類人猿であるニャンザピテクス属の新種が発見された。約1300万年前の地層から発見されたのはレモン程度の大きさの頭骨化石で、上顎に乳歯の根元が残り、まだ生えていない永久歯が埋まっていた。生後1歳4カ月程度の幼児とみられる。先祖を意味する現地語から「アレシ」と名付けられた。それにしても、4700万年前と約1300万年前との間の解明は未だないようで、ますます興味が湧く。2019年にはフィリピンのルソン島のカラオ洞窟で人類の系統樹では新種となる「ルソン原人」の7本の歯と6本の小さな骨が発見されている。ますます興味深いことだ。
2021.04.01
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