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昨夜は珍しくボルドー。シャトー・ブラネール・デュクリュ 2003。エッジがオレンジがかっていることを除けば若々しいルビー。果実味はジューシーで甘く未だにフレッシュさを保ち、コーヒーのようにほろ苦くまだ溶け込んでいないタンニンが肉の脂を洗い流してくれる。余韻は長い。昔好きだった懐かしい味わい…。今冬はたまにはボルドーも飲んでみようかな。シャトー・ブラネール・デュクリュ[2008]若いヴィンテージはまだそこそこの価格で買えますね。
2014.10.26
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クリスマス・イヴは皆さんいかがお過ごしでしたか? 僕はツレの誕生日なので料理当番でした(^^ゞ 午前中からトリッパの仕込み。 1×5cm程度の長方形に切って・・・ 玉ねぎ、ニンジン、ニンニク、生姜、ポルチーニ茸、ベーコン、ローリエ、白ワイン、チキンブイヨンと共に煮込みます。 次はリゾットの仕込みでマルサラ酒のソースと香ばしく炒めたパン粉です。 ワインも数時間前に抜栓! では、誕生日のメニューです。1 ジビエのテリーヌ 2 生ハムと柿 全部作るつもりでしたが、これもツレが作ってくれました(^_^;)3 黒こしょうと香ばしいパン粉のリゾット・パルミジャーノ マルサラ酒ソース これを作るのは2回目ですね。 数年前、エル・ア・ターブルを見て作ったものです。 今回はパルミジャーノの量を少なめに調整しましたがリッチでありながらマルサラの酸味でさっぱりとしたリゾットです。手間はかかりますが簡単ですよ!4 トリッパの煮込み ピエモンテ風だそうです。 レシピどおりだと少し塩辛いようです(>_
2012.12.25
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連休最後の食事は、前日ふるさと市場で購入した熊本県産牛フィレがメインです。 飲んだワインはボルドーはポイヤック格付第5級、シャトー・バタイエ[2007] です。(リンク先は06) 色はやや紫が入った濃いルビーです。 購入してすぐは若いながらもジューシーですぐ飲んで美味しい若いボルドーでしたが、よく熟したカシスや杉などの王道のカベルネ路線に加え、既に腐葉土などのやや熟成したニュアンスが加わっています。 飲んでみるとタンニンも溶け込んでいて非常にスムーズに喉を滑り落ちていきます。 ブルゴーニュと比べると濃いのですがミディアム・ボディといってもいいぐらいに滑らかです。 実はこのワイン、我が家ではセラーに入りきれないワインを発泡スチロールの箱に入れて毎日保冷材を好感して保管しているのですが、それにも入りきれなくなり、玄関脇のクローゼットにエアキャップでくるんで室温で放置していたものです。 熊本の暑い夏を一夏越したせいでしょうか、香りも良く飲んで美味しいということで言うことのない美味しさでした。 ライ麦パン 焼き立てパンうめぇ。 いつもより少し焦げ目がつきましたが、見かけはともかく味は焦げたところが香ばしくてとても美味しいです♪ 後でゴルゴンゾーラとオリーブオイルで食べました。 カポナータ これも我が家の常備菜です。 いつ食べても優しい味で美味しい。 熊本県産牛ヒレのステーキ 牛ステーキということでボルドーを飲みましたが、さすがによく合いますね。 御馳走様でした。 連休も終わりですね。 明日は休肝日です。
2011.10.10
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5月5日。 ブランチは、ご飯のおかずに作り置きしてあった自家製オイルサーデンを食べましたが、ご飯のおかずというよりやはりワインのアテにしたくなるようなお味でした(笑) 塩分控えめなのでちょこっとお醤油をたらして一味唐辛子をかけるとご飯に合わなくもないですね。 夜は洋食。 まずはサラダ。 久しぶりにポルチーニ茸のスパゲティ。 ポルチーニ+ぶなしめじです。キノコの風味がたまりません。 セコンドは、チキン・ソテー。 ソテーとグリルの違いが分かっていないので間違ってるかもしれませんが御愛嬌ということで。 重しをして焼いたので皮目が均一に香ばしくパリッと焼けて非常に美味しかったです。 モトさんを見習って焼いた野菜を敷きました。 赤と黄のパプリカとズッキーニがイタリアンな色彩で綺麗ですね。 合わせたワインはもちろんイタリアワインといいたいところですが、なんとなく濃い赤ワインが飲みたくなり、サンテミリオンの98年を開けました。シャトー・フォリー・ド・スシャール[1998]です。 これが状態がいまいちだったのですよ。 まず香りが開かない。埃っぽい乾燥した土のニュアンスです。 タンニンはこなれていますが、果実味も後退しているのか不足してるし、酸味もあまり感じられないので全体にぼんやりした印象です。 リンク先では、「10~15年は熟成させる事ができる」、「柔らかくまろやかでスパイスやチェリーを思わせる香りがあり,エレガントでスタイリッシュな印象」とありますのでたまたまはずれのボトルだったのか、あるいは今が丁度閉じている時期だったのかもしれません。 いずれにしても久しぶりに飲んだサンテミリオンとしては残念でした。 連れの料理が美味しかったのでまあよしとしましょう!にほんブログ村
2011.05.06
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2、3日前に飲んだワインです。 クロ・フロリデーヌ・ブラン 2008 薄いストロー・イエロー。 パイナップル、若草の茎、いぐさ、灯油、グレープフルーツ、トーストの香り。 ふくよかな果実味に甘酸っぱい酸、透明感のあるミネラル、樽の香ばしくほろ苦い余韻。 しばらくすると蜜感も出てきて美味しい。 ペーシェ・クルーダの柑橘とこのワインの持つほろ苦い余韻がよいマリアージュでした。にほんブログ村
2011.04.20
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3月中旬のある日の夕食。 鴨 美味でした。メインの鴨に合わせてサンテミリオンのシャトー・フォンブロージュ[1998]を合わせた。(リンク先は[2008]) 色は、多少熟成感のあるオレンジのニュアンスが出てきている程度で、カレラ・ミルズと同じぐらいの濃さだからサンテミリオンとしては薄い。 ちょっと埃っぽい土煙のような香りに、インク、薄墨、鉛筆の芯などの香り。閉じているのか?香り、味ともに開かない。 タニックでほどほどの酸があるが、果実の甘みが感じられず愛想のない味。 バランス的に果実味が後退しているのか、はたまた閉じているだけなのか?ストイックで飲んでいてストレスを感じる。 熟成感もさほど感じられない。 甘くないところがいいという方もいるだろうか? 好みからいえばもうちょっと果実味が欲しい。 2杯飲んだところでギブ。 最近気に入っているシャトー・カマンサック[1999]の圧勝。
2011.04.07
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先月飲んだワインです。 気がつくと随分と更新が滞ってしまいましたが、今も大変な苦労をなさっている方が大勢いらっしゃるのですからワインや飲食のことを書く気になれなくても当然ですよね・・・。 ここ数日多くの日記を書きましたが、そうしている今も本当は迷いがあります。 ただ、こんなブログでも癒されるといってくださる方がいらっしゃるのでがんばって更新しようと思っています。クロワ・ド・ボーカイユ[2007]CROIX DE BEAUCAILLOU グラスの向うが透けない程濃いルビー。 土や煙のようなスモーキーな香りに杉、インク、軽い乳酸系のミルキーな香りなど。 タニックかなと思ったら、黒系果実のこなれた丸い味わい。タンニンが甘く香ばしい。 濃すぎないところがいいです。 余韻も綺麗。 07なのでまだ熟成感こそありませんが、秀逸なセカンドですね。 今飲んでも十分美味しいです。にほんブログ村
2011.04.04
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日曜、久しぶりにボルドーが飲みたいなあと思い、オージー・ビーフの腿の塊を買ってきてロースト・ビーフにしました。 和牛と違って全くサシが入っていない綺麗な赤身肉で噛みごたえがあります。 子どもに食べさせると顎が丈夫になりそうですね。 飲んだのは価格の割に満足度が高いシャトー・カマンサック[1999]です。 いつ飲んでも状態がよくて近頃気に入っています。 色は、エッジに茶が混じった濃いルビー。 香水のようなアロマティックな香りや乳酸系の香り、カカオ、枯れ葉、土、トリュフなどのなかなか複雑なブーケ。 味わいはたっぷりの果実味と香ばしいタンニンがいかにもボルドーらしく、意外に綺麗な酸でくどくならないところがよい点かと。 連れも好みの味わいで満足げでした。 購入したばかりのポムロルやサンテミリオンはどうでしょう。 前菜は、マコさんにいただいたケーク・サレ 好物のミネストローネ 米粉パン 焼き立てのパンはそれだけでワインのつまみになりますね! 御馳走様でした。にほんブログ村
2011.03.07
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水曜日の夕食です。シャトー・カップ・ド・フォジェール【2002】 人気シャトーのバックヴィンテージが安く手に入ったのでこのところ数本飲んでいます。 同じワインでも1本1本印象が違って面白いです。 自分自身の体調によっても感じ方が違うのかもしれません。 この日の瓶は、タンニンは円やかですが、まだまだ凝縮感がありました。 色も見てのとおり、カシスのように濃い赤紫です。 2002年なので、もう少し枯れた繊細さがあると嬉しいのですが、最近ブルゴーニュをよく飲んでいる影響もあるのかもしれません。 でもしっかりしたボルドーがお好きな方には安心して勧められますよ!カラスミのスパゲティ生ハム、アボカド、トマトのサラダ サラダはいつも微妙に具材が違いますが、これは緑の材料が多かったようです。 おろしたパルミジャーノをたっぷりかけてあります。チキンのトマト煮 ボルドー・ワインに合わせるにはさっぱりとしていますが、好きなんです。 オリーブを入れると味にコクと深みが出ますね。 御馳走様でした。にほんブログ村
2011.01.23
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どうも風邪具合が良くない。 日曜の朝は非常に調子が良くもう治るような予感がしたのだが、その後がいけない。 治るというより病状が進行したようで鼻水と咳に悩まされている。 酒を飲むので治りが遅いのだろうか? それにしても風邪をひいてから今日でちょうど1週間。 こんなに長引くのは初めてだ。 にも関わらず、ワインは飲んでる。 幸か不幸か鼻が詰まっていないので香りが分かるのだから飲みたくなる。 食欲も落ちてないので、もりもり食べてパワーをつけなくてはと思っている。 昨夜は、シェネ爺の愛称?あるいはラネッサンの別蔵として有名なシャトー ラシェネ 2001を飲んだ。 このところクリスマス~正月モードで比較的良いワインを続けて飲んでいたので久しぶりのデイリー・クラスだ。 まあ、体調万全じゃないのであまり良い物を飲むのも勿体ないしね。 同じ01でも本当はペゴーのヌフ・デュ・パプを飲みたいのだがなあ・・・。 はよ風邪治さなん(熊本弁) さて、ラシェネは、'96、'97と飲んでる。 01は過去最良の品質ではないかという触れこみもあり、この01はどうだろうという興味と、円高の恩恵か価格もこなれていたので試しに購入してみた次第。 96は強さはないものの良好な熟成を遂げた古酒らしさがあり、97は既にピークアウト、力のないワインだった。まあ、いつも良いワインと対峙するのも疲れるので、たまには終わっちゃってる感のあるボルドーも癒されてよいものだ。アルコール度数低めですいすい飲める。紅茶、土、キノコなどの古酒的な香りが楽しめれば十分だ。 少し前置きが長くなってしまった(汗) まだ色合いがしっかりしている。(ラシェネにしては・・・) 香りもカシスがフワっと香って、その後インク、墨、鉛筆のような黒っぽいニュアンスも。 味わいは、チョイ熟というよりまだ若く堅い印象で、閉じているのか果実味が出てこない。 確かにこれまでで一番パワーが残っているが、もう少しとっつきやすい果実味があった方が近づきやすいのではないか。 ラシェネとしては大健闘だと思うが、濃い目のしっかりしたオー・メドックなら2千円程度でオー・メドック・ド・ジスクールなどの人気銘柄が手に入るし、味わいの複雑さには大きな開きがある。 ラシェネの中では、僕は96が一番味わいのバランスが良く好みだった。 同価格帯で濃い目のチョイ熟を求めるなら僕は迷わずカップ・ド・フォジェールを選びますが皆さんはいかがでしょう? 夕食は、生ハム・アボカド・トマト・自家製ルッコラのサラダ スープ(画像省略)に マグレ鴨でした。 風邪のせいか結構酔いが回って1本開けるのに苦労しました。(あ、2人でですよ!)にほんブログ村
2011.01.10
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昨日のお昼。連れは友人と南阿蘇にドライブ。 トラットリア・ケイタでランチを食べたそうだが、すっかり忘れていたとのことで写真はなし。 ペスト・ジェノベーゼのスパゲティが美味しかったのだそうだ。 さて、夜は前日のチヌを昆布締めにして押し寿司にし、吸い物とともに。 飲み残しのシャブリを飲んだが物足りなかったので、生ハムとゴルゴンゾーラをつまみにシャトー・カマンサック[1999]を開けてみた。 オー・メドックの格付第5級。 縁が茶色がかった深みのあるガーネット。 甘いココナッツやバニラ、香水の香り。後から腐葉土やキノコやなめし皮のニュアンス。 強いアルコールを感じさせる鼻にツンと来る刺激もあるが後では感じなくなる。 奥の方にちょっとインク、スミレの香り。 ミディアムからフルボディ。 溶け込んでいるがまだしっかりしたタンニンと上質の酸が甘い果実味とよくバランスがとれていて旨い。 グラスに残る香りの余韻が素晴らしくいつまでも嗅いでいたくなる。 これはお買い得。 お薦めです!にほんブログ村
2010.11.03
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セニョール・デギュイユ[2006]Seigneur D'aiguilhe [2006] 午後6時過ぎ、僕がまだ仕事していると連れからメールが。 「コピ飲みたいけど飲めないし、助けてチュセヨ。」 あー、酔っぱらってるね、これ。 連れは、今日は、友人とランチの約束。 ランチと言っても、友人が我が家に来て、昼間からワイン飲みながら極楽に過ごすというのがいつものパターンだ。 前日飲んでいいワインを出しといてと言われたので、スペインのノティシアスと足りなかったときにとセニョール・デギュイユを立てておいたのだが・・・。 家に帰ってみると案の定、いい調子の酔っぱらいが2人。 キッチンには空き瓶が2本(汗) コーヒーは予想どおりコーヒー・ミルの豆を入れる場所を間違えていて挽けるわけがない。 その後、連れは僕がいれたコーヒーとウコンドリンクを飲んで寝てしまったので残り物で一人寂しい夕食。 何を飲もうかなと思ったが、一人美味しいのを飲むのも虚しいので連れと同じセニョールをボトル半分小瓶に移し1/2本を飲んだ。 うーん、なかなかいいね。 2006年ヴィンテージだからまだ若いのだが、既に腐葉土のような熟成した香りがある。果実味も豊か、チャーミングな酸もありタンニンはこなれていてバランスも良い。 2006年ということを考えると許容範囲というよりむしろこなれ過ぎな感じもする。 これで1,500円未満なのだから重宝なワインだねー。 お金に余裕があれば1ケース買うな。 つまみはズッキーニのキッシュとローストビーフ。 足りなかったので、ブラック・オリーブとグリーン・オリーブ、ゴルゴンゾーラ・チーズ。 ローストビーフはグレービーソースとホースラディッシュでいただいたが美味だった。 美味しゅうございました。<a href="http://sake.blogmura.com/wine/"><img src="http://sake.blogmura.com/wine/img/wine88_31.gif" width="88" height="31" border="0" alt="にほんブログ村 酒ブログ ワインへ" /></a><br /><a href="http://sake.blogmura.com/wine/">にほんブログ村</a>
2010.10.28
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熊本市の繁華街、銀杏中通りにあるワインバー ソムリエ築田さんが1周年感謝企画で、10月4日(月)から9日(土)までの6日間、日替わりで日頃グラスで提供できないワインをグラスワインで提供するという粋な企画をなさっていたので土曜日伺った。 ラインナップをご紹介すると、 10/4、5 月、火 菊鹿セレクション上永野’09(熊本ワイン) 1,300 6 水 サッシカイア’06 3,000 7 木 オルネライア’05 3,000 8 金 ヘス・コレクション“ザ・ライオン”’04 3,200 9 土 シャトー・デュクリュ・ボーカイユー[2000]’00 3,200 1日限定7グラスなので、早く行かないとありつけない可能性大ということで、5時半の開店にあわせて伺ったのだが既に1組先客が!! 僕らもon timeに着いたのに5時にはもういらしていたとのこと。 もちろんお目当てはボーカイユ。 危ない、危ない。ワイン・ラヴァー恐るべしだ。 飲みそびれることはないとわかり、ほっと一安心。 まずは的矢の生牡蠣と白ワインをオーダー。 的矢の生牡蠣は、まだ入荷が始まったばかり。 僕らはもちろん初物だ。 まだ身入りにばらつきがあるそうで、実際やや身が薄いが、美しい。 すっきりとして綺麗な味わいが白ワインに実によく合う。 白は熊本の誇るプレミアム・シャルドネ 菊鹿セレクション上永野 [2009]とプイイ・フュイッセ’08ドメーヌ・コンビエをチョイス。 上永野は、若いのに果実がよく熟して甘みが乗っている印象で、樽が効いている。 これだけ樽を効かせているのは、それだけこの畑で採れたブドウが糖度が高く樽香に負けない強いブドウだったということらしい。 当然寝かせてもよいと思うが、今飲んでも十分に美味しい。 ジャパニーズ樽ドネだ! 僕はなんでこれが銅賞なのだろうというぐらい旨いと思うんだけどなあ。 他の方の意見も聞いてみたいものだ。 プイイ・フュイッセの方は、上永野に比べると味わいが薄く感じるが、程よい果実味と綺麗な酸、透明なミネラルのバランスが良く、すっきり系ながら適度に果実感もあり、これはこれで美味しい。 出始めのさっぱりした生牡蠣にはこちらの方がよく合っていた。 さて、いよいよお次は、お目当てのボーカイユだ。 まずは香り。ブラックカラント、杉や熟成した腐葉土、スーボワなどの素晴らしい香りに酔いしれ、しばし恍惚となった。 いつまでもグラスを嗅いでいたくなる。 香りで酔えるワインだ。 味わいは、香りに比してまだ若々しくジューシーな赤系果実。タンニンが落ち着いて綺麗な高めの酸が表に顔を出し、エレガントな余韻を演出する。 初めは、香りに味わいが追いついていないような印象を受けたが、ゆっくり時間をかけて飲んでいると、後半は再び確かなタンニンの存在を感じるようになり、ぐっと濃厚さが増したようだった。 古酒感はまだないけど、もう十分に飲み頃の初期に達している、そんな印象だった。 ボーカイユの豊かな味わいに陶酔した夜。 築田さん、ありがとうございました。にほんブログ村
2010.10.10
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土曜日飲んだワインはポイヤック5級格付けのシャトー・バタイエ[2007]です。 色は濃い目だが透明感のある輝くルビー。 バニラ、ココナッツオイル、おがくず、土、マッシュルームなどの香り。 味わいは、カシスなどのフレッシュで瑞々しくジューシーな果実、綺麗な酸味、スモーキーな余韻。 熟成感がないのは仕方ありませんが、今飲んでも十分に美味しいですね。 米粉パンとマグレ鴨と共にいただきました。 いつものマグレ鴨ですが、今回は焼き加減が絶妙でした で、つまみが美味しかったせいか、ワイン自体が美味しかったためか、飲み足らずに2本目に突入 ボルドーを飲んだ後だったので何を飲むか少々迷いましたが、全く個性の違うものの方が舌が変わっていいだろうということでブルゴーニュ・ルージュ [1999] クルティエ・セレクション にしました。 癒し系薄旨ワインなので、ボルドーの濃さに負けてしまわないか少し不安でしたが、家飲みなのでまあ気にしない気にしない・・・。 エッジは透明からオレンジがかっていました。 ベリー系の果実、紅茶、鉄サビなど。 11年経過にしてはジューシーな果実味が残っていて美味しい。 熟成ミモレットといい相性でした。にほんブログ村
2010.10.07
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飲んだワインCh.Lagrange シャトー・ラグランジュ 2000 2000年はラグランジュとしては最高のヴィンテージの一つ。 何本か購入したうちの最後の1本だが、我が家の貧弱なセラーでこれ以上寝かせるのは不安だしちょうど10年たったのでもう飲んでもいいだろうと思って開けてみた。 コルクの上部までワインが染みた跡があり一抹の不安を覚えたが、コルクについた香りは非常に健全なよい香りで少しホッとした。 ボトルの肩から腰にかけてびっしりと澱があり、健全な熟成を遂げたことを示していて期待が高まる。 色は、濃いルビーからガーネット、縁にはややオレンジがかった茶のニュアンスが感じられるがまだまだ若さを感じる色合い。 香りは、カシス、杉、湿った土、焦げた木やカカオなど。うーん、実にいい香り。 味わいは、チャーミングで十分な果実味、丸くこなれたタンニン、控えめながらそれらを支える綺麗な酸味、鼻腔をくすぐる香ばしい香りの余韻も心地よく、味わい深く美味しいワインに成長している。 これならあと5年はいけそうだ。 昨年飲んだ1本は、結構熟成が進んでいて少し白カビのような香りもあったのだが、今考えると少しヒネていたのだろう。 ワインは飲んでみるまで分からないことを再確認した。 ま、そこが面白いところだが。 我が家のセラーで最も長く寝かせておいたワインなので非常に感慨深い。 最後の1本がコンディションの良い瓶で良かった。 ご馳走様でした。にほんブログ村
2010.09.27
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土曜、急に姪が遊びに来て賑やかな夕食。 食事は、天然真鯛のカルパッチョ、魚の出汁のスープ、カポナータ、鴨、フロマージュ、コーヒー。 本日のスぺシャリテは、3種類の魚と海老の殻を使ったスープに海老と鯛の身を浮かべたスープ。 魚と海老の殻の出汁が旨~。 手前味噌だけど絶品。 お酒は、飲み残しのミクルスキ ブルゴーニュ・アリゴテとシャサーニュ・モンラッシェ アリゴテは、前より酸味が表に出て酸っぱいかと思ったが、ちょっとした蜜感もあり、美味しい。 シャサーニュは、前回は少し薄くミネラリーだったが、今日はいきなり全開。 白い花、樽由来のナッツ、スモーク、火打石等の香りがバンバンくる。 味も乗って旨~。 さっき飲んだアリゴテの美味しさが吹っ飛んでしまった。 鴨に合わせてカップ・ド・フォジェール[2002] 縁はやや透明感が出て茶がかっているが、まだまだグラスの向うが透けない程濃い赤紫。 香りは、カシス、スミレ、インク、鉛筆の芯、墨など。 果実味はまだ十分に若々しくジューシー、タンニンはこなれてきており、酸味はほとんど感じられない。 んー・・・、旨いね、やっぱり好みの味。 1999ほどの熟成感はないものの、まだ果実感も十分残っていて親しみやすくナイスバランス。 十分飲み頃と言っていいだろう。 今日はいっぱい飲んだ。 帰国後いまひとつ調子が出なかった連れもやっと完全復活かな(笑) 明日も楽しみ♪にほんブログ村
2010.09.18
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6日、たまには濃い目のボルドーを飲みたいと思い、サルジェ・ド・グリュオー・ラローズ [2007]を開けました。 サンジュリアンの第2級 シャトー・グリュオー・ラローズのセカンドです。 初めて飲みました。実はまだファーストも飲んだことがありません(笑) 色はまだ若く、濃い赤紫色。中心は見えません。外縁部は紫がかっています。 ボルドーの2007年というとまだタンニンが堅そうですが、典型的なカシスの香り、濃縮感のあるフレッシュでジューシーな果実味にまろやかなタンニン、綺麗な酸を併せ持った大変バランスの良い好ましいワインでした。 セカンドワインの中では最もコスパの高い1本ですね。 お薦めです。【楽天最安値に挑戦!】【新着ボルドー】[2007] サルジェ・ド・グリュオー・ラローズ 750ml(サンジュリアン)赤【コク辛口】【楽ギフ_のし宛書】 【sybp】【w2】 ヴェリタスで購入しました。 自社輸入で、時々凄くお買い得なものがありますね。 豚の肩ロースのソテーと合わせました。 付け合わせはマッシュポテトと焼いたミニトマト。
2010.07.16
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昨年11月に購入したもの。 結構話題になったワインだが、なんとなく他のワインを優先しているうちに飲みそこなっていた。 コルクを抜くとき、亀裂が入ったので少しひやっとしたが無事抜栓。 色は、熟成した茶。 香りは、少しヒネの出た白カビ、埃っぽい土、腐葉土などのブーケが中心。 味わいは、既に枯れてきているもののこのクラスにしてまだ十分な果実味が残っており、綺麗な酸味、こなれたタンニンと相まって、綺麗に熟成していることを感じさせる。 家庭料理に合わせて飲む熟成ボルドーとしては十分楽しめる。 気軽に古酒を楽しみたい方にはお薦め。
2010.06.19
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日曜のワインは久しぶりのコート・ド・カスティヨン産。シャトー・カップ・ド・フォジェール[1999] 僕の中では、かつてボルドー系旨安ワインの王様だった定番中の定番。 2000年を5~6本購入したが、4~5年のうちに飲むのが正解という触れこみだったのでもうとっくに全部飲んでしまった。 さて、1999年はメルローのビッグ・ヴィンテージだそうだが、このワイン自体の評価はぼちぼちと言ったところ。 色は縁は濃いアンティーク家具のような茶、中心は濃いルビー。 パーカー飲みごろ予想の終盤の方だが、全くヒネは感じられず綺麗に熟成している。 かつての凝縮感は完全に影をひそめているが、甘く程よい果実味、こなれたタンニン、酸味も綺麗で、調和のとれた美味しさ。 偉大ではないが、とても好ましい。 半年前のワイン会で絶好調だったが、今回も二重丸◎。 次は垂直で味わうつもりだった2002年を飲んでみよう。 鴨との相性もいい。 おまけ このあと飲み残しのサント・コロンブ2002を1杯だけ飲んだ。 先日より香りは開いている。 一瞬ファースト・インプレッションでカシスや杉の香りを感じたが、すぐにスミレ、インク系の苦手な香りが強くなった。 味わいはタンニンが気になり、熟成した良さは感じられない。 こちらはどうも相性がよくないようだ。
2010.06.07
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楽天市場最安値に挑戦!シャトー・サント・コロンブ[2002](赤) 某店で¥1,100で購入。 チョイ熟を期待して開けたのだが・・・、色はまだ若々しい濃いルビー。 カシス、青臭い草の茎、ピーマン。 味わいも渋く固い・・・。 あれ、なんかイメージと違うな。 もう少しまろやかな果実味があると思っていたのだが。 果実味が後退しているのかな?? シャルムの後に開けたのでさすがに分が悪すぎるか・・・。 あと半分どうしたものか。 サングリアにでもしようかな。
2010.05.24
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先日残念ながら酸っぱかったコノスル ピノ・ノワール・リゼルヴァ [2008] 赤 750mlとやはり酸味を強く感じたセニョール・デギュイユ[2006]に再びトライした。 コノスルは、やはりピノにしては濃い目のルビー。 香りも濃厚なカシスやフランボワーズ。 先日と同様、1杯目は酸味が強く感じられたが、昨夜食べたカプレーゼやパエリアとは相性がよく、2杯目以降はカシスやフランボワーズのチャーミングな果実味が表に出てきて酸味は気にならなくなり、まずまず。 リゼルヴァは、より良い条件の畑を選び、果実の凝縮感と複雑さを求めたシリーズだそうで、複雑で深みのある優雅な味わいに仕上がっているのだそうだ。 確かに凝縮感を高めることには成功しているが、深みというより、えぐみが喉を刺激して少し飲みにくい・・・。 しかし冷静に考えてみると1,000円のピノでこれだけの凝縮感のある強い果実味って好き嫌いは別として凄いことなのかもしれない。 セニョールは、少し熟成が進んだ色合いに変化、若干酸味を強く感じるもののそれも一瞬で、メルロー由来の柔らかい旨みでするすると飲めた。 抜栓後数日が経過しており、メルローが落ちてきたときの決して良いとは言えない香りが若干顔をのぞかせており、コンディション的には落ちる一歩手前だったと思うがそれでも十分美味しく楽しめた。 最初少し強く感じる酸味は、若干低めの温度で飲み始めるとおそらく解消するのではないか? 1.3kという価格も含め、リピートするだけの魅力は十分にある。 MY旨安ワインに認定してもいいだろう。
2010.03.28
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14日の夜は、少し軽めの食事に合わせてコート・ド・カスティヨンの1996年を飲んだ。【36%OFF!】シャトー・レ・ドモワゼル[1996] 色は透明感のあるレンガ色。 14年経過しているがこのクラスにしてまだチャーミングな果実味が残っており、穏やかなタンニン、しなやかな酸とのバランスもいい。 カスティヨンだけど土臭さは感じない。 結構いいんじゃないかな、これ。 複雑さは望むべくもないが、1,000円代半ばの価格を思えば、普段の家飲みとしては秀逸。 手軽に熟成ワインが楽しめるところがいい。 「安くて旨い赤ワインが飲みたいんだけど、今日は元気系じゃないなあ、癒し系のワインがいい。」というときにお薦め。 過度の期待は禁物だが、十分に旨安の部類に入ると思う。
2010.03.15
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猪を食べながら前日の飲み残しのコンダド・デ・アサを飲んでいたのだが、すぐなくなってしまったので、何を飲もうかなと少し考えたが、先日OWL1925さんがクロ・デュ・マルキの2006を飲んでいらっしゃったので、そういえばうちにもモンローズのセカンドがあったなあと思いだし、今飲んでどんなものか興味が湧いたので開けてみた。 猪の濃い味わいに負けないしっかりしたもので、しかもコンダド・デ・アサの後を受けても見劣りのしないものと考え、濃くて若いボルドーがいいのではないかと思ったのだ。ラ・ダーム・ド・モンローズ[2006]年・AOCサンテステフ・メドック・グラン・クリュ・クラッセ・公式格付第2級セカンドLa Dame De Montrose [2006] AOC Saint-Estephe 飲んでみると、さすがにまだ若く初めは香りも閉じていて味わいも固かったが、そこはやはり好みの味。ポテンシャルを感じさせる重量感はコンダド・デ・アサをはるかに凌駕するものだ。 これを固くて渋いと思うか、あるいはまだ早いが将来性が期待できると評価するかは好みの問題か。 先日コンダド・デ・アサの味わいをボルドーにも似たと書いたが、こうやって実際に飲み比べてみると、スペインやイタリアのワインには濃厚な中にも陽気な親しみやすさが感じられるのに対し、ボルドーは飲むものを選ぶかのような強靭な意志が感じられる(様な気がする)。 また、同じボルドーとの比較でも、クリュ・ブルジョア級のトゥール・サンボネ、ル・オーメドック・ド・ジスクール、ラネッサンなどと比べると凝縮感の違いは明らかで、若いヴィンテージを今飲むならむしろそれらの方が楽しめるものになっている。 セカンドといえどもやはりあと何年か寝かせるべきだろう。 そういう意味ではちょっともったいなかったかな。 安く購入するとあまり大事にしないですぐ開けてしまうのは困りものだ。 しかしいい勉強になったと思えばそれもまたいいだろう。 ワインなんて飲んで楽しければそれでいいのだ。
2010.01.17
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