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私は、昭和57年入社です。専門店販売部から、百貨店販売3部に、属していました。5年半、お世話になりました。厳しい会社でした。寮は、高円寺寮でした。寮費は、食事代込で、28,000円ぐらいだったと記憶しております。お風呂が、大きくてとても、充実した寮生活でした。休みは、ほとんどなかった。月に3回休めるか?どうかの状態でした。営業マン同士商品の取り合いでした。売れ筋商品は、時には、殴り合いのケンカになったぐらいです。でも、でも、東京スタイルにいたからこそ、今の私があります。仕事中に、2回上司に、ビンタされました。痛かった、痛かった。でも、私が、悪い。東京スタイルの当時の役員さまには、感謝の気持ちでいっぱいです。商売のイロハを教えて頂きました。給料を頂きながら、商売を教えて頂きました。「いいか、とし坊。 オマエは、キンだ。 お前には、金と菌の両方を持っている。 金になれよ。 磨け、磨け、磨け。」と当時の磯貝常務に 言われました。OBとして、恥ずかしくない経営をしていきます。
2018.02.28
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近頃、来客が多いです。アパレル関係者さんですか?いいえ、異業種の方が、多いです。保険代理店の方や、元証券マンさんとか、すぐ、取引とかそうではなく、情報を持ってきてくれます。商品や、取引を全面に出すのではなく、私に役立つ情報をくださります。「はとみさん、私ね、実は、元証券マンだったのです。証券業界の裏話しが、あるんですよ。今だから、言えることかもしれませんね。でも、この経験が、役だっているのです。新聞をはとみさんも、読みますよね。実はね、証券マンは、その新聞記事の裏を読むのですよ。どうして、この情報が、第一面に載ったのか?どうして、このような記事の書き方になったのか?そして、その記事とまったく関係の無い記事の共通点を探すのですよ。たとえば、OOとかけて、OO解く。その心は、OOです。これは、共通項があるでしょ。これ、コレなんですよ。証券マンは、変わり者が多いですよ」と教えてくれました。また、ある面接者さんが、きました。「ロコレディに入社したい。今まで、約90分かけて東京まで、通っていた。仕事場から、自宅まで、行って、帰ってくると、約12時間から、13時間ぐらいかかる。もう、クタクタ。給与が、下がっても、車で、30分以内の仕事場を探しています。両親の介護と、子どもたちの塾の送り迎え。7時間勤務で、20日間働きたいです。」と言われました。諸条件が、会わずに、人材登録制度に、登録しましたが、やはり、これからの人生有意義に時間を費やしたい。・・・・・と言われました。仕事が出来る人は、くだらない情報かもしれませんが、いろいろなことに、アンテナを張っている。・・・・・・と言われております。「はとみさんに、こんな情報が参考になるかなぁ???」と言ってくれます。まとめ相手を想う心が、大切ですね。相思相愛を基本とする弊社オリジナルオーダー・メイド型雇用人事制度は、日々進化しております。基本は、相思相愛。夫婦の関係なような関係です。お互い様。お互い様。お互い様。この関係が、大切ではないでしょうか?数々の失敗や、過ちを繰り返してきました。アパレル業界の「女の世界」と言われています。その中で、どう生きてきたか?私も、今年59才。この失敗を活かしながら、働き方改革という行政や、政治の言葉ではなく「心ある働き方の改革」を探る時代になったと思います。地域密着型CSV手法経営の根底にあるのが、実は、オーダー・メイド型雇用人事制度なのです。アンテナを高くしていると、情報を頂けます。
2018.02.28
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近頃、時代の流れが、速い。1年前とは、全然速さが、違う。時代の変化の速さに、びっくりしている。3か月前とも、全然違う。では、どう違うか?情報の変化もそうだが、世間の空気間が、違う。早い、いいえこの速いである。「速い」これだけ、寒いのに春物の動くが、活発化してきている。アパレル業界だからではない。世の中の速さを感じる。朝令暮改という感じかもしれない。過去からの振り返りで判断するのが、危険と感じる。
2018.02.25
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会社経営には、いろいろな部分にフォーカスするやり方があると言う。ある金融機関の担当者様が言います。「はとみさん、社長様が、30人いれば、30通の経営の仕方があるんですよ。 大枠は、この3つかなぁ~。 人を大事にする会社経営 モノの開発に力を入れている会社経営 新たな分野に、力を入れる会社経営それぞれ、メリットとデメリットがあります。」と教えてくださります。また、ある車関係の営業マンさんが、教えてくれます。「はとみ社長 私は、整備担当者として、この会社に入社しました。 約10年整備担当でした。 裏方担当でした。 今から、7年前に営業担当に変わった。 今はやりの二刀流です。 営業マンは、現場第一主義と一点張りの時代で、 私は、育ちました。 営業マンをフォローする仕事が、長かった。 陸上競技で言う バトン。 リレーと同じ。 どのタイミングで どの時点で、バトンを渡すか? それを重要視する時代になりましたね。」と教えてくださります。私は、営業マンになりたくて、アパレルメーカーの営業マンになりました。「現場第一、現場第一と前の会社で 厳しく育ちました。でも、でも、東京スタイルの当時の社長故高野 義雄社長から、こんなことを言われたのを今でも、覚えております。それは、それは、営業マンが一番だと思う。営業マンがすべてだ。それは、間違いではない。でもなぁ、デザイナーは、無いもモノを作り出す。気が付かないのを生み出す力が必要だ。だから、昇格は、デザイナーの方が、先だ。」と言われたのを今でも、覚えております。アパレルメーカーの東京スタイルさんで、アパレルのことを教えて頂きました。その教えを守破離の法則で、小売業として、1つ1つかみ砕いて故 羽富 正三に教えて頂き、30年かけて、「今の弊社のスタイル」に、変態しました。「ボクはね、ロコレディさんのことを 羽富 正三さんの時代から知っている。 よく、勉強されている創業者さまだった。 そこに、婿養子の方が、後を継がれた。 ココまで、よく変態したね。」と先日言われました。まだまだ、改革の途中です。お客様への感謝の気持ちは、忘れない。会社経営の手法には、その時代、その時代のやり方があるが、あくまでも、あくまでも、バランスよくバランスよく。どうしても、過去のやり方や、自分自身が、体験したことで、対応を考えてしまう。1つ、1つの体験事項を再度、見直す。二刀流の時代。二刀流の時代。バランスよく、バランスよく。
2018.02.25
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あの人と付き合うと、損するよ。とか、あの人と付き合うと得するするよ。とか、よく耳にします。「はとみさん、地位密着型CSV手法経営を私は、実践していますが、全然売上げが伸びません。時間と、手間だけが、かかります。もう止めます。」というメールが来ました。なるほど、なるほど。私も、止めようかなぁ???????と思ったことがあります。ゆるく、ゆるく、あせらず、あせらず。あくまでも、あくまでも、負担にならない範囲内で。行政とのコラボも、あくまでも、あくまでも、自分自身の範囲内でおこなっております。無理しない、無理しない。少しづつ少しだつ、少しだつ。一歩づつ、一歩づつ、一歩づつ。私が考えておりプラットフォーム事業に、入りたいという人がいます。ぶら下がらない。損とか得とか言う問題ではない。私の知り合いの電気工事店さんや、不動産屋さんの経営者さんが、います。「はとみさんの人柄が、好きだから。」と。「私も、好きですよ」と言うと、相思相愛相思相愛が基本。お互い様、お互い様、お互い様。あの人と付き合うと、売上げをくれる。とか、あの人に、近づくと、商品を買ってくれる。とか、あの人に、接近すると、仕事をくれる。とか、そんな下心があるのは、論外の時代になった。カテゴリーに縛られる時代は、終焉を迎えた。家族のフォーカス。地域にフォーカス。あくまでも、あくまでも、バランスよく。
2018.02.24
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冬季オリンピックが、行われております。パシュートの競技を観て、「やはり、チームワーク」の力は、凄いと感じた人は、多いと思います。中小零細会社にとって、とても勇気づけられるシーンを観させていただきました。感動です。夏のオリンピックでも、陸上リレー競技でも、このようなシーンが、あったかと思います。お互いに、お互いに。よく質問を受けます。「商店街は、生き残れるか? 協同組合組織は、生き残れるか?」と質問を受けます。私は、コンサルタントでは、ありませんので、わからない。でも、中小企業診断士の先生に相談したり、時代の流れを把握しているコンサルタントの先生に伺うと、・・・・・・・。結論的には、困難だと私も、思います。「集めている組織の崩壊」「集めている集客イベントの終焉」「集まってくる」「集まってくる」これを茨城県振興公社よろづ相談拠点の先生から、ご指導を頂いております。弊社が、ごじゃっぺ短期大学校を立ち上げた時、「やめておけ」「ムダだよ」「本業をしっかりやれ」といろいろ非難されたお言葉頂戴しましたが、逆に励ましのお言葉と受け止めて日々、実践しております。試行錯誤は、しております。毎回、毎回どこに問題が、あったのか?探っております。地域密着型CSV手法経営は、行政を巻き込んだオリジナルな手法です。ポーター博士の理論を軸にして、いろいろな手法をミックスしております。オーダー・メイド型雇用人事制度も、日々進化しております。ここでは、公開できませんが、働きやすい環境を整える。活動しやすい環境を準備する。でも、甘えや、妥協は、許さない。仕事を愉しむ。仕事を通じて、新しい世界観を見つける。今回のオリンピックからも、チームワークの中に、もちろん、人間関係がある。300日も、一緒に行動して、練習をする。性格も異なる。性格が異なるから、うまく補完し合う。弊社のプラットフォーム事業は、小さなおみえ、小さな会社の集まりに、行政と一緒に、社会環境を考えながらも、収益を出す仕組むです。ぶら下がる意識の高い社長様は、場外となります。商売は、メイク・マネーではない。商売は、「人間形成」だと思っております。ビジネスという言葉より、「商い」という言葉を出来るだけ、意識して使っております。まとめチームワークの基に、「人間関係」あり。
2018.02.23
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新潟県長岡市に、出向いてきました。雪国です。寒かった。豪雪地帯でした。寒いという基準は、地域によって異なる。名古屋の夏は、暑い。湿気もある。「今日は、吹雪いて、寒いですね」と言うと、「今日は、温かですよ。」と長岡市で、言われた。茨城県に居ると、良いところが、当たり前のように感じてしまう。雪かきが、大変だと教えてくれました。茨城県常総市も、今年の1月末に、20センチ雪が、降りました。雪かきもしました。長岡市の方々に、「雪かき、毎日、毎日やっていますが、この3,4日は、やっていません」と教えてくれました。あたり前に、あたり前に思う。それが、危険ですね。会社経営も、同じです。お客様が、お金を払って買い物をしてくださる。現場のスタッフそして、それをフォローする事務スタッフ。地域のことを考えて街おこしをする。行政に、一方的に言うだけではなく、自分が、街に対して、何が、できるか???それを考える時代になりました。
2018.02.21
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先日、偶然にも、2人のお客様(別々の弊社の店にて)弊社のお店での出来事です。「私ね、デパートで、ロコレディさんと同じ商品を見つけたのよ。 でもね、少しちがうんですよ。雰囲気が違うんですよ。 コーディネートの仕方が、違うので、同じメーカー、同じブランド、同じ色であっても、雰囲気や、おもてなしが違うんですよ。」と言われました。弊社のお店での出来事ですが、別々のお店で、お客様から言われました。もう少し詳しく聞かせてくださいませ。・・・・・と私が、言うと。「あのね、社長さん。 たとえば、同じキャベツでも、 生で、食べるのと、煮て食べるのでは、味も違うでしょう。同じ生でも、器が違うだけ、味が違って感じることあるでしょ。ロコレディさんの商品は、デパートの商品とは、同じ商品でも違うのよ。商品が、踊って見えるのよ。」と言われました。弊社は、お店によって、商品構成を変えています。スタッフによっても、コーディネートの仕方が、違います。提案の仕方が、違い増す。美容室さんと同じかもしれません。髪の切り方が、違いでしょうか?????????2年、3年前のロコレディとは、雰囲気が違います。定年退職をされた70才の方が、お客様として今でも、ご利用頂いております。その女性が言います。「社長、社長、社長 ロコレディさんで、働けて良かった。 商品構成や、雰囲気が変わった。 常に、新鮮さを出すために、 お店の雰囲気を変えいますね。 私が、働いていた時は、 羽富 正三さんの雰囲気が、あった。それは、それで、当時は、良かった。私の息子は、美容師、孫も、美容師を目指しているの。社長~、これからも、息子や、孫のこと宜しくね~。」と言われました。また、ある人に、こんなことを言われた。「社長、ゴメンネ。 ごめんなさいね。社長のこと、誤解していました。 私ね、ある事務所会社に勤めていたの。その時に、当時の専務(羽富 都史彰)さんのこと嫌いだったの。だって、しつこいし、方言が、名古屋弁で商売丸出しだから。」と笑いながら、教えてくれました。「商売を笑倍。 それが、商倍になる。 この考えは、素晴らしい。 実は、息子夫婦が、エステと、整体院をやるの。 息子夫婦にも、羽富社長のことを言ったら、 あの宇宙人社長さまね。・・・と笑っていたよ。」と話してくれました。時代、時代によって、会社経営の仕方が、変わります。創業者 故羽富 正三からは、「いいか、としあき。 お客様への感謝は、忘れるね。 現場も大事。 計画することも大事。 分析することも、大事。 バランスだぞ。バランスだぞ。」とよく言われました。亡くなった父親からは、高校生時代に「いいか、、いいか。 間を大切にしろ。 そして、宮本武蔵の兵法を学べ。 二刀流だぞ。 スポーツ馬鹿になるな。 平衡感覚を身に付けよ。」と教えてくれました。すべて、失敗から学んできました。まとめ同じ商品でも、見方によって、全然異なる。同じことを言っても、受け止め方によって、全然異なる。参考になりますか???
2018.02.19
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平成元年5月に、私は、妻と結婚しました。結婚した後に、創業者 故羽富 正三と養子縁組をしてから、婚姻届を出しました。最初は、「羽富 (はとみ)」の姓に、なれませんでした。6か月が過ぎると、慣れてきました。最初、商店街の商人たちに嫌味を言われました。ココでは、公開できませんが、今で言う「イジメ」にあいました。悔しかった、悔しかった、どうしてこの街は、ムコだと言うだけで、バカにするんだろうか?悩みました。悩みました。水海道には、ムコ養子さんが、たくさんいます。でも、ほとんどの人たちが、ムコであることを隠します。「私は、ムコであることに誇りをもっています。」「イジメ」や、「嫌味」を言われて悔しい気持ちはありました。この件で、夫婦ケンカをしたこともあります。「どうして、どうしてこの街の人たちは、他から来た人を避けようとするんだろうか?」と思いました。あれから、30年。あれから、30年。「よっ~、ムコ殿」と近頃は、気軽に声をかけて下さる。人は、人。何と言われても、気にしない。商売を通じて、街に貢献する。街に貢献するから、ここまで会社を継続することが、できた。昭和26年7月創業。創業70年まで、あと少し。子どもたちも成長した。3代目はどうするのですか?・・・・・・とよく聞かれるようになりました。私は、いつも言います。「一番、ロコレディを愛している人に、任せたい。 他人でも、OK. だって、私も、まったくの赤の他人。 親戚も知人もいない常総市に来ました。」と答えます。自然体、自然体。すべてこの36年間のアパレル業界に居て、すべて自然体で、働いてきました。面接希望者にも、言います。「長く勤めるには、相思相愛が基本。 結婚生活と同じですね。」と言います。まったく、まったく縁が無い街に来ても、時間という「間」が、関係性を良くしてくれる。亡くなった父親は、剣道家。「間」「間」武道は、「間」が、勝負。時間が、解決してくれる。ありがとうございます。ありがとうございます、故羽富 正三。生まれ変わっても、あなたの養子として縁を持ちたい。養子であることに、誇りを持つ。
2018.02.18
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アパレル業界は人の入れ替わりが激しいと言われる。特にレディースアパレル販売は、スタッフの多くが女性。結婚や出産、育児、介護など、ライフステージによって働き方に制限がかかる人が多く、会社の勤務形態に合わせることができず、辞めてしまう人もいる。北関東を中心にローカルチェーン店で婦人服を販売するロコレディ(茨城県常総市)は、こうした女性たちが働き続けられるように工夫した、独自の人事制度で注目を集めている。■スタッフ自ら考える若手だけでなく、30~70歳代の社員もバリバリと元気よく働く。皆生き生きと輝いている 「いらっしゃいませ」。明るい声と共に来店客を笑顔で迎えるのは、店長を中心としたロコレディの販売員たちだ。婦人服の販売員というと、若い女性が多いイメージがあるが、同社の場合、30歳代はもちろんのこと、40~60歳半ば世代、さらに70歳代までと幅広い年齢層のスタッフが働いている。「最年長は75歳。勤続30年、40年の大ベテランも多い」とロコレディの羽富都史彰社長は笑顔を見せる。 同社は北関東を中心に8店舗の婦人服専門店を展開している。婦人服販売という性質上、スタッフのほとんどが女性だ。店は立地によって客層が変わる。そのため、若者向けの服が多い店から、年配の人が好む品揃えの店まで幅広い。「店によっては、母娘で来てもらえるように年配向けの服だけでなく、若い女の子が好む雑貨を扱うところもある」(羽富氏)。 こうした店の品揃えについて、羽富氏は「その7割から9割を各店の店長に権限を持たせている」と語る。店長の仕入れ権限は、その店の売り上げに応じて決まる。売り上げが高い店はそのほとんどが店長に委ねられるが、低ければ割合が下がる。 仕入れから任せることで、単に言われたことをこなすのではなく、店をどう盛り立てていくかをスタッフが自ら考えるように工夫しているのだ。「仕事にやりがいを持ち、毎日生き生きと働いてほしいから」と羽富氏は言う。 客層や流行、その月の気温の変化などによっても、売れる服は変わってくる。自分で考えて仕入れた服が思い通りに売れれば、それがやりがいにつながる。実際、同社で働くスタッフは、皆生き生きと輝いている。■失敗から学ぶ こうした女性の育成ポイントについて、羽富氏は「〝ほめる〟のではなく〝ねぎらう〟こと」と語る。オーダー・メイド型雇用人事制度の運用を始めてから、とにかく人が辞めなくなった」と語る。 人材育成の本などを見ると、「ほめて育てる」というキーワードをよく目にする。だが、「女性の場合、単に『ほめる』だけだとうまくいかないことも多い」(羽富氏)。「自分はすごいんだ」と増長して研鑽を止めてしまうことがあるのだと言う。 ではどうするのか。それが〝ねぎらう〟ことだ。「大変だったと思うけど、よくやってくれたね。ありがとう」と声をかける。そうすると、「もっと頑張ろう」と一層仕事に熱心になるのだ。社員一人ひとりをよく見ることで、絶妙なタイミングでねぎらう。それが社員の成長を促していく。 だが、最初からうまくいっていたわけではない。「私が店長として店を任された当初は、スタッフは次々と辞めてしまっていた」と羽富氏は言う。 ロコレディに入社する以前は、大手アパレルメーカーで活躍していた羽富氏。その実力を見込まれ、1987年にロコレディに入社、店長を任された。以前の会社は男性スタッフが多く、体育会系の社風。「仕事での女性との関わり方がまったくわかっていなかった」と羽富氏は振り返る。当時のモットーは「給料は自分で稼ぎだす」というもの。売り上げ至上主義を貫いていた。 「自分にできるのだから、ほかの人が『できない』というのは甘えだと思い込んでいた」と、羽富氏は言う。社員それぞれが、さまざまな事情を抱えているということを考えてもみなかったのだ。だが、その結果、毎月のように人が辞めては入れ替わる日々が続いた。そしてある日、決定的な出来事が起こった。「店に行くと開店時間なのにシャッターが下りていた」(羽富氏)。店の中には、3人いたスタッフ全員の退職届が並んでいたのだ。その時ようやく「このやり方ではダメなんだと気が付いた」(羽富氏)。■配慮はするけど遠慮はしない 羽富氏は、女性社員が辞める理由を真剣に考えた。女性心理についても研究し、女性が働きやすく、楽しく働ける職場をつくろうとしたのだ。「売り上げだけがやりがいではない」と考え、これまでの方針を変えていった。 さらに「これまで辞めていった社員の中には、『家の事情で仕方なく』という人がいることに気が付いた」(羽富氏)。たまたま、以前辞めていった社員に話を聞く機会があった。「その時初めて『本当は辞めたくなかった』と聞いた」(羽富氏)。実力のある女性社員が、働きたくても働けない状況は、会社にとって損失だ。「だったら、個人の事情に添うことができる人事制度をつくろう」-。こうしてできたのが、オーダー・メイド型雇用人事制度だった。「親が要介護状態になったため、これまで通りに働けない」といった状況の変化が起これば、その都度話し合いの場を設けて働ける時間や給与面などを考慮する。一度退職して数年後に復職する例も数多い「親が要介護状態になったため、これまで通りに働けない」といった状況の変化が起これば、その都度話し合いの場を設けて働ける時間や給与面などを考慮する。一度退職して数年後に復職する例も数多い 同社ではまず入社前に、羽富氏と入社希望者とで働ける時間や条件と会社の要望のすり合わせを行う。「子どもが小さいので当面は昼間だけ働きたい」「週に一度は親を病院に連れて行きたい」といった条件を聞き、一人ひとりに合った雇用契約を結ぶ。 相手の条件すべてに配慮していては、会社の業務が回らなくなる可能性もある。それについては、「要望をすべて受け入れられるわけではない」と羽富氏は言う。会社として妥協できない点ははっきりと言う。そこが合わなければ、会社や本人の環境が変化するまで待ってもらうこともある。「就職は結婚と同じ。お互いが条件を出し、歩み寄ることで双方にいい状態をつくっていく」と話す羽富氏。「配慮はするけど遠慮はしない」のだ。また、「年齢給」や「勤続給」など、長く働くことで給与が増える仕組みも組み込んでいる。このオーダー・メイド型人事雇用制度によって、「今ではほとんど退職者がなくなった」と羽富氏は言う。そして、ベテランスタッフが増えたことで、堅実な成長に結びついている。 「ここまで来るのに25年くらいかかったが、まだまだ未完成」と語る羽富氏。今後も、社員と深くコミュニケーションをとりながら、よりよい雇用のあり方を模索していく。日々、改善していく。あくまでも、あくまでも、バランス良く、バランス良く。
2018.02.17
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いろいろな人に、聞かれるので、ココで、公開します。 昭和60年つくば万博の年の秋ごろに、故羽富 正三(はとみ しょうぞう)と初めて、会いました。 入社を決めるまで、約1年半かかりました。 百貨店のバイヤーさんの紹介で、約20回の面接・面談を故羽富 正三と繰り返していました。悩んだ末に、その後昭和62年10月入社。 私は昭和62年に転職で入社しました.ところが、入社して3日で辞めたいと思いました。 生まれも育ちも名古屋で、 東京の大手アパレル企業(東京スタイル)で働いていた私は、 職場環境の違いに驚きました。 当時のロコレディは良くも悪くも家族主義の会社でした。すべての面で、ゆるかった。メーカーの営業マンであった私はプライドもあり、家族主義のロコレディが いいかげんに見えました。ですが、 「この会社は俺が変えてやる」と思って、必死に頑張りました。休みの日にも、出勤して、改革を勧めました。 結果として売上は伸びてきましたが、 私が持っていたテクニックやノウハウはすぐに尽きてしまい、 1年半で手詰まりになりました。 苦しくなり、退職しようと思って、退職届を書いて持って行くと、 先代の社長に寿司屋に飲みに誘われたんです。いろいろな悩みを打ち明けました。 「ノウハウを出しつくしたか」と言われました。見透かされていたんですね。いろんな話しをしながら酒を飲み交わしても私の「辞める」という意志はブレませんでした。タクシーを呼んで下さり、店を出て、タクシーに乗り込む時に先代(故羽富 正三)社長に言われました。 「店長(※当時の私の役職)、頼むからこの会社を変えてくれ。 私はこの会社を家業にしたくない、企業にしたいんだ。ゼロから勉強する気はあるか? 陰ながら応援するから、ぜひ力を貸してくれ!」と。 深々と頭をこの私に下げたのです。 戦後に裸一貫で商売を興してきた人にこんな風に言われ、その晩は泣いて泣いて泣きまくりました。 何でこんな俺に期待するんだ、と。 「よし、もう一回やってみよう~。」と決意しました。その直後に商業界ゼミナールの研修で箱根の山に行きました。 研修で今までの自分自身が、根本的に間違っていたことに気づき、わんわん泣きました。 商売はテクニックじゃないんだと気づかされたんです。それから、心を入れ替えて、商売に取り組むようになりました。 「心」を大切にする経営を続けようと決心しました。ある日、 「商売が、好きか?」と創業者故 羽富 正三に聞かれました。 「ハイ、好きです。」と。 平成元年5月に、結婚。 養子縁組で、「羽富」の性を名乗る。 人事制度を転換 平成5~7年頃、当時のロコレディでは、会社の勤務ルールに合わない人は、 会社の方針に合わない従業員は、どんどん辞めていきました。平成6年ごろです。そんなある日、優秀なアドバイザーが辞めました。そのアドバイザーが辞めた後に、3,4か月後です。 店舗に遊びに来て、「本当は辞めたくなかった」と話されたのです。 「私は長男の嫁だから、家族にいつまで働いてるんだと怒られてやめてしまった」と。従業員一人ひとりの顔が違うように、一人ひとりの働ける環境も違います。そこで、従業員の生活・家庭環境に合わせた人事制度が必要だと考え、導入しました。それが、「初期のオーダーメイド型雇用人事制度」です。 当社は、オーダー・メイドで人事制度を組んでいますから、 「○○だから」という言い訳は禁句としています。その人に合った勤務体系を組んでいるのですから「母だから」「パートだから」「女だから」が言い訳にはならないのは当然ですよね。 当社の給与の考え方は、家族主義(年功序列型)の考えが50% 成果主義の考えが50%です。 年齢給・勤続給制度を復活しました。 正社員から、パートさんに切り替わっても、単価は、下げません。 時間給に置き換えて、 同水準の時間給で、可能な範囲で勤務をしていただきます。そして、介護や育児が一段落して復職できるようになったら、 復帰して頂くこともできます。いったん退職して復職した従業員が、当社には多数います。その場合も、退職時の賃金体系を基本とします。お客様に当店を愛して頂けるのは、売り場に立つスタッフが、お客様を大切にしているからこそ。ですから、会社としては従業員を大切にしてスタッフが働きやすい環境づくりことを徹底しています。 平成7年頃から19年頃まで試行錯誤して取り組んで参りました。 平成19年11月には橋本県知事から男女共同参画で表彰状を平成24年2月には、茨城労働局からも、 高齢者に優しい会社として、表彰状を頂きました。 平成25年4月には、NHK朝の番組「おはよう日本」 「ニュースワイド茨城」でも、弊社オリジナルの「オーダー・メイド型雇用人事制度」が、紹介されました。 社員が辞めない会社に平成元年ごろから、セントラルバイイングといって、 本部で一括仕入れをする大型店が台頭してきてきました。現場で第一主義93%は、現場スタッフが仕入れをする。仕入れた商品の方が、薦めやすいですよね。ですから当店では、お客様のライフスタイルにフォーカス(集中)して、お客様が本当に必要な商品を取り扱うようにしてきました。 当社では、不特定多数にヒットする商品よりも、 所属店スタッフたちがそのお客様一人ひとりにフィットする商品をご提案・販売しているのです。 長時間勤務の軽減ショッピングセンターは長時間営業しているので、早番・中番・遅番と従業員の負担も大きい。親の介護をしなければいけない従業員は遅番では働くことが出来ない。・・・という声が大きくなってきました。しかし、ショッピングセンターとの契約上、閉店時間のコントロールは、 不可能なのです。スタッフは、お客様のことを家族の一員と考えて働いて頂いております。 私はスタッフを家族の一員として考えています。その家族の負担になるようなインモール型のショッピングセンター内の店舗は続々と卒業(撤退)しました。現在は、基本は、10時15分~18時15分の営業時間。毎週金曜日だけ、19時まで営業と言うスタイルにしました。 ロードサイド型の路面店やアウトモール型のショッピングセンターへの移行を進めてきました。 約4年半かかりました。 3.11の震災後から、4年半かかりました。これからも、、「1ショップ2コンセプトスタイル」という、 母(はは)と娘(こ)が一緒に買い物ができるようなコミュニティー型店舗を目指していきます。ショッピングセンターに買い物に行っても、50才~70才代の母親と30~40代の娘が会話(快よい輪)をしながら買い物ができる店ってなかなか無いですよね。 快輪(かいわ)をしながら買い物をすることで、 母(はは)と娘(こ)の絆を深めるお手伝いができたらと考えています。 当店にいらっしゃるお客様は、滞在時間が長いんです。ショッピングモールの中の店舗のお客様一人あたりの平均滞在時間は20分程度ですが、当社の平均滞在時間は1時間を超えるんです。それだけ、お客様には安心して心地よくお買い物をしていただけているのだ と思いますので、今後も、より居心地のいい空間作りをしていきたいと思います。トイレの設備にも、とても気を配ります。 具体的には、カフェを併設したお店があります。よりくつろげる空間をつくっていきます。また、お客様が安心して買い物ができるお店は、スタッフも安心して働けるお店だと思います。エステ、ネール、健康体操、写真展や、読書会、音楽会なども、計画しております。プラットフォーム事業を数年の間で確立していく予定です。 (まとめ)ロコレディは、今後も人にフォーカス(集中)して、 不特定多数よりも特定多数のお客様に、ヒット商品よりもフィット商品を、気持ちをこめて ご提案していきたいと考えています。
2018.02.17
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故羽富 正三は、平成23年2月11日に、他界しました。私を実の息子のようにいろいろ指導してくれました。まだ、結婚する前です。赤の他人として、この茨城県に来ました。もちろん、親戚も知人もいない水海道で一人暮らしをしておりました。「いいか、店長 部下の意見には、耳を傾けろ。 じっくり、話しは、聴くんだぞ。 でもな、最終結論は、店長がしろうよ。 いいか、お店を任されている以上は、お店の運営責任は、 店長だぞ。」と言われたことがあります。「悩んだら、いつでも、相談に来い。 悩むと言うことは、成長したい。という意識があるからだ。 良いことだ。」と言われました。「このオレなんか、失敗の連続だった。 でも、同じ失敗は、2回は、しない。 どうすれば、良かったか? 常に、考えている。」と教えてくれました。悩むときは、一緒に悩もう。常に、このオレが、いるかなぁ。・・・・・・といわれました。上司のことが、尊敬できない。上司のことが、信用できない。そう思ったら、まず、自分自身に置き換えてはたして、自分自身は、どうだろうか?自分は、部下に良いように思われたい。それが、危険だ。メリハリをつける。そこから、配慮しても、遠慮しない。・・・・・と私は、考えるようになりました。もちろん、私も悩みを抱えながら、仕事をしております。誰よりも、会社を愛しております。私に、相談してきた そうですよ~あなた、あなたですよ。お店や、会社を愛しているなら、どうすれば、人間関係がうまくいくか?というより、自然に振る舞う。人間味ある言葉がけでは、ないでしょうか????失敗から学ぶ、気づく。反省して、次回から気を付ける。
2018.02.13
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アパレルメーカーとの付き合いは、委託条件が、基本だと言うオーナーさんがいます。弊社ですか?買取り条件で、商売が基本です。新規アパレルメーカーさんが、委託条件で話しをもってきます。委託条件とは、メーカーに返品できるのが、条件です。季節の変わり目に、委託条件で商売することもありますが、基本的には、買取る条件で、話しを進めるように仕入れ者にお話しをしております。委託条件だからこそ、真剣に、真剣に販売する。それが、大切なのです。消化率を意識します。お互い様。お互い様。業界新聞からも、アンケートに答えて欲しい。・・・・・・という要請がありますが、基本的には、回答しません。どうしてか?業界には、通じない取引を現在取り組んでいるからです。それが、わが社の取引き条件だからです。守秘義務があります。アパレルメーカーの営業マンを弊社では、大事にするように指導しております。まだまだ完ぺきではありませんが、弊社に安心して商品を回して頂けるように、配慮しています。ある営業マンさんが、言います。「はとみ社長、くれぐれも、くれぐれも、守秘義務を守ってくださいね。」と言われます。恐らく、他の専門店様より、条件は、厳しいかもしれません。お支払の件や、お支払日は、約束した日付より、早めに支払う。その代わりに、人気商品をどこよりも、どこよりも早めに送って頂く。相手を想う心ですね。まだまだ、改善するべきことは、沢山あります。
2018.02.10
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私には、尊敬できる社長が、たくさんいます。先輩オーナー社長様(60才代)の方です。「はとみさん、私のお店の女性スタッフに仕入れ権限を委譲しているんですよ。 でもね、仕入れすれば、当然完売できるように考える。現実は、中々100%消化は、しない。セール販売すれば、粗利益率が、下がる。お店の経営に、問題が、生じる。もう、10年ぐらい前になるかなぁ~。その女性スタッフが、仕入れをした。売れなかった。それをメーカーの営業の責任にした。他人の責任とした。自分で、発注をし自分で、判断して仕入れをした。それを営業マンの責任した。それを私は、許せなかった。商品が、完ぺきには、売れない。でも、私は、商品を残しても、その後、どう行動して、どのように対応したか?それに、いつも着目しているんですよ。完ぺきな人間はいない。失敗や、見込み違いは、誰にでもある。その失敗や、見込違いをどう思い、どう決断して対応するか?同じ過ちをしない。社長、すいませんでした。見込み違いです。・・・・・と言えば、許そうとした。しかし、現実は、違った。その女性スタッフには、仕入れ業務の権限を与えないようにした。はとみさん、このオレも悩んだよ。女性の服を男性のオレが、発注して良いのか?でもなぁ~、バランスよく発注する。サイズ、色、デザインこれをバランスよく仕入れするには、男性の役目も必要なんだよね。」と丁寧な言い方で、教えてくれました。仕入れ業務は、愉しい。でも、責任感がなければ、怖い。会社のお金。一歩間違えば、商品を残すことになる。今日のまとめ「仕入れをするときは、全体のバランスを考えておこなう。仕入れは、売れた後の反省が、大事なこと。」
2018.02.05
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ストレス(付加)することで、運動となる。少し、体感を意識する。丹田(たんでん)を意識する。「はとみさん、会社経営も、理念(体感)が、大切なんですよ。 体感が入っていない運動は、運動には、ならない。 野球の選手も、優秀な先週ほど、メンテナスをする。 45歳、50才まで、現役のプロ野球の選手いるには、それなりに、パーソナルなコーチャーいますよ。」と教えて頂いております。会社経営も、負担と付加は、異なる。付加することで、会社が、元気になる。異業種様の経営者さまから、いつも学びを頂いております。
2018.02.03
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本日、朝10時常総市、常総市商工会主催で勤続年数表彰式がありました。45年勤務、35年勤務の女性スタッフが表彰を受けました。弊社の3分の1が、20年勤務以上です。70才代も、3名います。20才代の女性も、2名います。全社の平均年齢は、54歳です。戸籍年齢は、関係ないです。仕事を通じて、社会との関わり合いを持つ。今日の式典ででも、市長や、県会議員さんの話しを聴いて、思わずうなずいていました。働き方改革という言葉だけが、先行している感じがします。働きたい本人が、どう働きたいのか?また、会社側は、本人に活躍でき環境を提案できるかが、ポイントだと思います。弊社は、新たな人事制度を導入をこの春に行う予定です。年末年始の休みを設ける。お盆休みを設ける。取引先へ、仕入れのために出かける。自分のお店なんだという意識をつけて頂く。「失礼ながらも、 お客様のことを家族の一員として考える。」地域密着型の人事制度。人に何と言われようが、ヒットより、フィットの人事制度を提案する。仕事に対する妥協は、許さない。厳しけど、やりがいがある。そんな職場の環境を目指しております。離職率が、低いですね~。アパレル業界では、珍しい。・・・と言われました。
2018.02.02
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