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今年もいろいろなボジョレー・ヌーヴォーを飲んだ(解禁日のブログ)。だけれど、みなさんの評価がとても高かったフレデリック・コサールはFestivinで一口飲んだだけ。ということで、わざわざ追加で2本も買ってしまった。少し落ち着いただろうと、寿司屋に持ち込みさせていただきました。2010 Beaujolais-Villages Primeur "Les Lapins Monopole"(Frederic Cossard)ボジョレー・ヴィラージュ・プリムール "ラパン"(フレデリック・コサール)Bourgogne, France - 赤辛口3,100円, ワインショップソムリエ, 2010年11月購入わずかに還元香。ヌーヴォーとしては落ち着いた色調で、味わいもヌーヴォーらしからぬ落ち着いた味わい(よりピノっぽい)。たしかに人気になるのはわかる。とはいえ著しく差があるかと考えると、パカレの09ヌーヴォーのような圧倒感はない(ボトル差もあると思うけれど)。ピチピチのヌーヴォーに対し、少し落ち着いたブルゴーニュ。解禁日以降に買うならば、↓のボジョレー・ヴィラージュを買えばよかった。若いうちに飲むならば、おすすめ銘柄。ボジョレー・ヴィラージュ『キュヴェ・カメイ』[2009]フレデリック・コサール価格:2,089円(税込、送料別)ししゃも気が向いたら投票お願いします→
2010.12.31
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野生(ジビエ)の鴨が食べたくて仕方がない。鴨好きなので、野生かどうかにかかわらず、今までいろいろな店で食べている。だからトゥールダルジャンの鴨も好きだし、ル・ジュー・ドゥ・ラシェットのマダム・ビュルゴーの鴨も大好き。だけれど一番印象に残っているのは、今は無き池袋「笹周」の野鴨。分厚く切り落とした身を、いろりでじっくりと焼き上げる。かぶりつくと血の滴るような野性味あふれる味は、今でも脳裏に焼き付いている。野鴨が食べられる店といって思い浮かぶのは、浅草の「鷹匠 寿」。だけれど、ここは紹介制。それで検索して発見したのが、千葉県旭市にある「嘉儀屋(かぎや)」(ぐるなび、お店の公式Web)。天保年間創業で、200年近く歴史のある店らしい。旭市と聞いてもピンとこないけれど、成田と銚子の中間地点くらいの場所だ。電車だと自宅から3時間以上と遠い。電話をかけてみると、ランチタイムでも鴨のコースを食べられるということで予約することにした。旭市は遠かった。自宅から、店の最寄りの笹川駅まで約3時間。そこからさらに7、8キロ。途中で電車に乗り遅れるというハプニングもあって4時間以上かかってようやく到着した。お店の入り口を開けると、天井には鴨が釣ってあった(写真を撮ればよかった)。お店の雰囲気やメニューを見ると、少し上品なそば屋や小料理屋といったところ。この日はランチタイムということもあり、そばだけのお客さんが多かった。地方で6,825円は高いと思いつつも、鴨をたくさん食べられるという鴨づくしコースを注文することにした。先付三点盛小鍋たて 鴨ハリハリ鍋 20センチくらいの小鍋に水菜と細切れの鴨が入っている。鴨の竜田揚柳川風鴨の治部煮ビール、日本酒を飲んで、それからワイン。予約時にワインの持ち込みを聞いてみたら、快くOKしていただいたので、こちらを持参。ジビエだったらローヌだろうということでセレクト。2007 Vacqueyras(Domaine des Amouriers)ヴァケラス(ドメーヌ・デ・ザムリエ)伊勢丹のソムリエ推奨のヴァケラス。グルナッシュ65%、シラー35%。評判のよい作り手だけに、洗練された味わい。南仏の力強い果実。アルコール度15%ながらも、その強さを感じさせない充実したボディ。今でも飲みごろだけれど、あと2,3年寝かせたら、さらによくなりそう。今回の鴨はフェザンタージュ(熟成)が短いのか、臭みがなかったので、もっと軽やかなワインのほうが合いそうだった。ドメーヌ・デ・ザムリエのワインを探す>非常に密度が高くポテンシャルの高いボディー、明らかにヴァケラスのトップ生産者!ドメーヌ・...価格:3,119円(税込、送料別)鴨くわ焼き焼くとこんな感じ鴨せいろ この日は、鴨せいろ、鴨そば、鴨炊き込み飯からのセレクト。水菓子感想:良くも悪くも田舎の小料理屋(そば屋)。技術の店ではなく、素材の店。それぞれの料理の短評は以下の通り。鴨ハリハリ鍋: 入っている鴨が小さすぎ。鴨の竜田揚: 味の強い衣で揚げる意味がわからない。柳川風: ようやくこのあたりからおいしい。鴨の治部煮: ネギがおいしい!鴨くわ焼き: ネギも鴨もおいしい。ここの名物。鴨せいろ: そばは上々。つゆは少し濃すぎ。おいしいと思ったのは柳川以降。鴨は、期待が大きすぎたこともあるけれど、中程度の評価。だけれど、おそらく地元で取れたであろう野菜のおいしさが印象に残った。全体的に味が濃いめで、人工のだしを使っていると思われる。これについて口うるさくいう人もいるけれど、実際のところかなりの価格帯の店でも利用しているのが今の現実。一般的な日本料理店としてはリーズナブルな価格帯の店なので、市販のアイスを出そうが、市販のだしを使おうが構わない。だけれど、それとわからないように、もっと自然に使って欲しい。食べログには、テレビが付けっぱなしで騒々しいとあったけれど、今回は付いていなかった。だけれど厨房で子供が大声で騒いでいたのは気になったし、おそらくそれに気をとられていたのか、声をかけても全然対応してくれないのは困った。まあ町のそば屋の接客と思って行けば、大きく失望することはないだろう。こんど行くとしたら、単品で、鴨くわ焼きや鴨の陶板焼き、鴨せいろを頼みたい。とはいえ時間にして片道3時間以上、往復の電車賃約4千円をかけて行く場所ではない。近くに行く機会があれば、ついでに寄ってみる程度。また、一番高いコースを頼んだためかはわからないが、ワインの持ち込み料はとられなかった。2011年は鴨の年かな。行きたい店がたくさんあるのだ。浅草橋「あひ鴨一品 鳥安」、神保町「一茶庵」、大宮「とらぬ狸」。カーヴ・デ・ヴィーニュでジビエの鴨を食べるのが一番安心できるかも。気が向いたら投票お願いします→
2010.12.29
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2000 Vosne-Romanee 1er Cru Aux Reignots(Bouchard Pere et Fils, Chateau de Vosne-Romanee Comte Liger-Belair)ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ オー・レニョBourgogne, France - 赤辛口9,500円くらい, ワイナリー和泉屋, 2007年4月購入Profile: ブシャールが手がけていた時代のリジェ・ベレール。バックビンテージがそこそこの値段で出ていたので買ったもの。以前ドメーヌ訪問してからリジェ・ベレールは好きなのだけれど、リジェ・ベレールから直接リリースするようになってからはとんでもない値段になっている。インポーターやクルティエ、ブローカーにも問題があるのか?同時に2001年のVosne-Romanee Clos du Chateauも買っていて、そちらが5千円だったので、こちらも似たような値段だと思っていたのだけれど、ブログを書くために調べると約1万円。現在の相場を考えると安いけれど、もっと大事に開ければよかったかも。 Impression: 抜栓当初は力強くて、少しミルキーで甘い香り。そして熟成香も少々。口に含んでみると、熟成感はあるものの、酒質自体は現在のリジェ・ベレールと比較すると強くて甘い。この甘い香りは好きじゃないんだよなあ、それに開けるのが早すぎたと思っていた。ところが30分たったころから、アンバランスだった甘みが引っ込み、香りと味わいが一体化。ヴォーヌ・ロマネらしい確かな構造を持った、ちょい熟ピノへ。このビンテージとしては恵まれた出来のようで、目の詰まった密度のあるボディが印象的。ようやく好みに近づいて一安心。エッチっぽさが出るまでには至っていないけれど、ほどよい熟成感のある味わいは好ましく、気がついたら無くなっていた。個人的な好みだと、あと3-5年くらいは寝かせたい。リジェ・ベレールのワインを探す>【ブシャール】ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュオー・レイニョ[1991]価格:17,800円(税込、送料別)一時期に比べると安くなってる。[2008] ヴォーヌ・ロマネ オー・レニョ / リジェ・ベレール フランス ブルゴーニュ / 750ml / ...価格:23,100円(税込、送料別)気が向いたら投票お願いします→
2010.12.28
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1995 Meursault Clos de la Barre(Domaine des Comtes Lafon)ムルソー・クロ・ド・ラ・バール(ドメーヌ・デ・コント・ラフォン)Bourgogne, France - 白辛口17,000円くらい, エノテカ, 2004年2月購入Profile: エノテーカ・ピンキオーリに行って以来、ラフォンが飲みたくてしかたない。それでセレクトしたのが、これ。95のバールは何度か飲んでいるけれど、一番最近は昨年の夏、zzz.santaさんに飲ませていただいたもの(そのときのブログ)。 Impression: 14度のセラーから出してグラスに注ぐと香りは閉じ気味。とはいえ味わいは良好。ムンムンと迫力のあるタイプではなく、酸を基調としたムルソーで、すべての要素がなめらかに一体化。一部の上質なワインだけが到達しうるエレガントな品位。パワーで押すタイプではないにもかかわらず、口の中での広がりや、圧倒的なアフターの長さは尋常ではない。抜栓当初は香りが開かなくてあせったけれど、30分たつとようやく開いてきた。とはいえ、ラフォンとして香りのボリュームは大きくない。今が飲みごろのきれいなラフォン。前回飲んだ印象と比べると、どうだろう。シチュエーションがまったく違うので比較はできないけれど、1本をゆっくり飲めたので、こちらのほうが十分楽しめたことはたしか。ワイン会よりは少人数で楽しむべきラフォン。【全品送料100円中!!】(12/26 23:59まで)【送料無料】ムルソー クロ・ド・ラ・バール [1995...価格:31,200円(税込、送料込)値段差まで考慮すると、みなさんの評価が高い99年のほうがおすすめ。ムルソー クロ・ド・ラ・バール[1999] コント・ラフォン価格:22,050円(税込、送料別)気が向いたら投票お願いします→
2010.12.27
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ラ・ロマネさんやChar@diaryさんたちが、いいワイン飲んでいるから、こっちも開けてやるーーー!なんて度胸はありません。嫌みなことしてすみません。とはいえ、すでに決まっている新年会では、DRCの69リシュを開けます。ボトルを見て面白いと思うのは78のブリュレ。銀メダル受賞のステッカーが貼ってある。一流ワインは、受賞ステッカーなんて貼らないものだけれど、昔は今ほどの人気がなかったのだろう。それに金メダルじゃなくて、銀メダルだなんて。新年会やりましょう!気が向いたら投票お願いします→
2010.12.26
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昨年も行った六本木ヒルズのイルミネーション。今年は早い時間に行ったこともあり、にぎわっていた。六本木ヒルズではイルミネーションとともに、クリスマスマーケット2010というイベントを開催している。ここでは、ドイツオリジナルの雑貨や食べものが楽しめる。それほど広くないこともあって大混雑ビールを買うのに20分並びました ソーセージもおいしそうだった。でもビールをおかわりするのに20分並ぶなんて現実的じゃないよね。ってことで、今回はビールのみ。アリーナで開催されていたコンサートけやき坂のイルミネーション。実物はなかなか壮観。こちらは正面の広場六本木ヒルズって絵になるんだよね気が向いたら投票お願いします→
2010.12.25
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場所を移して、お台場ヴィーナスフォートで開催しているVENUSFORT ILLUMINATION 10-11へ。よく調べないで行ったのだけれど、噴水広場では2時間おきにSnow Wishというイベントが開催されていた。雨が降っているようにLEDが点滅する。雪が降ってきたイルミネーション目当てだけで行くには、スケールが小さいように感じるけれど、買い物やほかのところにも行くならばOK。気が向いたら投票お願いします→
2010.12.25
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先日も行ったばかりの、東京国際フォーラムで開催されている「ストラスブールのマルシェ・ド・ノエル 2010」。前回は用事があって食べられなかったので、料理を食べに行ってきた(前回訪問時のブログ)。11時30分の開始直後に行ったにもかかわらず、大変な混雑ぶり。ワイン売り場には、フランソワ・シュヴァーのご当主が来ていた。自信作と言っていたのは、リースリング キュヴェ・セバスチャン。やや甘口で上品で透明感のある味わいには好感が持てる。それ以外のワインも透明感があり、同時に出店していたピエール・フリックより好み。フランソワ・シュヴァーは検索しても、このイベントでしか引っかからない。インポーターはセンチュリー(伊勢丹)。このイベントのたびにワンショットで入れているのか?お茶目(笑)いくつかテイスティングした中からエデルツヴィッカーを購入Vin d'Alsace Edelzwicker(Francois Schwach)ここで飲むと言うと、抜栓してくれてプラカップも付けてくれる。持ち帰りと同じ値段なので、料理の売店で買うより格安でワインを飲める(エデルツヴィッカーは1800円)。エデルツヴィッカーは、アルザスの複数ブドウをブレンドした日常消費ワイン。一番安いわりには安定した酒質のものが多くておすすめ。とくにビストロには似合っている。エデルツ・ヴィッカーを探す>メイエ・フォンネあたりはおすすめ。エデルツヴィッカー[2009]メイエ・フォンネ価格:1,680円(税込、送料別)シュレールのエデル・ド・ノエルは、シュレール好きならば一度は飲んでみるべきワイン。エデルツ・ヴィッカーとしては少々変わった味。ジェラール・シュレールAOCアルザス エデルツヴィッケル「エデル・デ・ノエル」2002価格:4,725円(税込、送料別)料理は帝国ホテルとプレ・ヴェールと悩んだ末、行列が短そうだったプレ・ヴェールで購入。手前から、キッシュ、シュークルートロワイヤル、鶏肉のリースリング煮込み。前菜とメインがセットで1000円(今回はキッシュと鶏肉のリースリング煮込み)。シュークルートロワイヤルは23日から25日までの限定品でアラカルト注文したもの。キッシュはふわふわ。鶏肉は付け合わせのポテトがたっぷり載っていてボリューム十分。いずれもおいしいけれど、シュークルートロワイヤルは値段(1800円)のわりにボリュームが少なくて残念。この倍くらい入っていて欲しい。普通のセットものがよかっただけに残念。帝国ホテルのタルトフランベも食べたかったけれど、おなかいっぱいになったのと、もう一度行列に並ぶモチベーションが無くて断念。気が向いたら投票お願いします→
2010.12.24
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前回からの続き。先月の料理はあまり印象に残らなかった。だけれど今回は印象に残るお皿がいくつかあった(前回訪問時のブログはこちら)。アミューズ緑色のガスパチョ、何かのセミフレッド、あともう一品。生ウニを浮かべたトウモロコシのクレマトウモロコシのスープに生ウニが乗っている。シーズンじゃないこともあるけれど、ウニのうまみは感じず。マトウ鯛の焼き物(正確な名前は不明)香ばしく焼き上げたマトウ鯛に、エスニック風味の味付け。マトウ鯛が刺身一切れぶんくらいの大きさで小さすぎ。魚だけだと2口くらいで食べ終わってしまう。半身とは言わないけれど1/4匹くらいあってもいい。冷製ピチパスタ アンチョヴィーオイル和えフレッシュトマトソースガスパチョのようなソースに、プリプリのショートパスタ。食感が楽しいくておいしい。だけれど、これも小さすぎ。ポルチーニ茸のパッケリ リコッタとバジルソース寿司の細巻きくらいの太さのショートパスタにポルチーニやリコッタチーズが入っている。ポルチーニうまし。仔羊背肉のロースト赤ピーマンのペーストとスパイスソース子羊というと骨付きのイメージが強いけれど、こちは骨なし。火入れ加減が絶妙で、これは絶品。リストランテらしい上品で味わい深い料理。ワゴンチーズよりお好みでグランメゾンのチーズはコンディション最高。いろいろ頼んだら、それぞれビッグポーションで切り分けてくれた。おいしいけれど、だけれどボリュームありすぎ。ドルチェ(何だったか忘れた)チョコレートとコーヒー特徴的だと思ったのは、いくつかの料理がエスニック風に味付けされていたことと、前半の全体的に料理が小さいこと。最終的にはおなかいっぱいになるのだけれど、マトウ鯛や冷製ピチパスタは2倍の大きさでもよいと思う。ブチブチ文句を書いたけれど、サービス、料理、ワインともに前回を上回る出来ばえだった。おかげで総合的には満足したし、前回よりもはるかに食後感がよかった。2ヶ月連続で豪勢なことをしてしまったけれど、2度目も行って本当によかったと思う。1回目だけだと、ワイン以外は失望だけで終わってしまっただろう。今回訪問したおかげでピンキオーリを少しは見直した。さようならピンキオーリ東京店!気が向いたら投票お願いします→
2010.12.23
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前回からの続き。こちらのオーダーの仕方に問題があるとはいえ、予想を大きく裏切る白に激しく動揺。あまりにも不安になりすぎて、これから出てくるワインをソムリエに確認してしまった(笑)。そして出てきた赤の1本目はロベルト・ヴォエルツィオのバローロ単一畑。生産年は2001年。ちゃんとラベルを確認しなかったので、チェレクイオかブルナーテ、ラセッラのどれかは不明だけれど、楽天では2万5千円近くするワイン。ナタのような豪快でシャープな酸度の高さが印象的で、構造も大きい。先日ネッビオーロのワインをたくさん飲んだけれど、こちらのほうが好み。それにしても若々しい。今でも飲めるけれど、本当によくなるのは10年後、20年後だろう。【1箱送料無料!】【在庫一掃セール】 ロベルト・ヴォエルツィオ バローロ チェレクィーオ ...価格:24,129円(税込、送料込)赤の2本目は、ピンキオーリがフレスコバルディに特別注文している、こちら。1997 Brunello di Montalcino Casalvento Selezione Giorge Pinchiorri(Frescobaldi)ピンキオーリの本店がセレクションした証しに、ラベルに"Giorge Pinchiorri"と名前が入っている。ブルネッロのCasalventoはピンキオーリにしか入っていないようで小売価格は不明。ヴォエルツィオのシャープさとは対照的に、こちらはふくよかで熟した果実。ある意味、品種通り。とはいってもブルネッロの範囲でふくよかなだけで、スーパータスカンほど凝縮度があるわけではない。緻密で硬派な印象。グレートビンテージの恩恵かまだ若く、ヴォエルツィオを同じビンテージだと言われれば信じてしまう。好きなのはヴォエルツィオだけれど、こちらのブルネッロもクオリティは高く、好みによって分かれる程度だと思う。キャンティのCasalventoは日本に入っているようだ。カサルヴェント キャンティ・クラシコ [2005] 赤価格:2,289円(税込、送料別)今回の赤は、前回のスーパータスカン(トリノーロ、ティニャネッロ)よりも、はるかに好みだった。やっぱりイタリアワインは伝統品種が好み。ピエモンテやトスカーナもいいけれど、ダル・フォルノ・ロマーノのヴァルポリチェッラが飲みたい。つづく。気が向いたら投票お願いします→
2010.12.22
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先月行ったばかりのエノテーカ・ピンキオーリに、また行ってしまった。というか、前回のワイン大盤振る舞いに感動し、その場で予約していたのだ。「スーパータスカンじゃなく、伝統的なワインが飲みたい」というリクエストをして。結果から言うと、今回はほぼ満足。前回いまいちだと感じた料理は、1つ上のコースにしたらだいぶよかった。また少し問題のあったサービスも今回は総支配人の坂間氏に担当していただき、見違えるような出来映えだった。ダイニングに案内されると、今回はホール中央の席。2回連続で行くと対応が違うのか。端っこだったら、写真を撮らせてくれるか聞こうと思ったけれど断念。今回注文したのは伝統と革新のコース(15,000円)で、ワインは15,000円のワインテースティングコース。前回同様、まずはフレスコバルディのスプマンテがサービスされる。これはアミューズと同じ扱いで、別にチャージされないうれしいサービス。グランメゾンでグラスシャンパーニュを注文すると2500円くらい当たり前だからね。まあ、物は違うんだけど。料理の注文を伝えると、ソムリエがワインのリクエストを聞きに来た。前回は来なかったのに。「白1、赤2で、具体的な銘柄はないけれど伝統的なワインがいい」とあらためてリクエスト。となりのテーブルを見ると、ラフォンのムルソーや、トリノーロが開いている。こんどは何が来るのだろう。わくわく。楽しみに待っていると、1本目に来たのは、銘柄は忘れたけれどアルト・アディジェの白だった。ドイツスタイルの瓶に入ったもの。しまったー!!!白は、ブルゴーニュでも良いって伝えておけよかった。というかラフォンが飲みたかった。この白もおいしかったのだけれど、いくら何でもラフォンとは格が違いすぎる。うーむ。こうなるとラフォンが飲みたくてしかたない。年末年始に飲むワインリストにラフォンを加えておこう。いとしのラフォン様。そういえばピンキオーリは、ラフォンを樽指定で買っていたはず。ムルソー・クロ・ド・ラ・バール[2002]白 ドメーヌ・デ・コント・ラフォン価格:21,840円(税込、送料別)つづく。気が向いたら投票お願いします→
2010.12.21
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前回からの続き。東京国際フォーラムではストラスブールのマルシェ・ド・ノエル 201012/10(Fri)-12/25(Sat)というイベントが開催されている。日曜日ということもあり、とてもにぎわっていた。コンフィチュールの売店が何カ所か出ていた。 こちらのLes Confitures du ClimontでGriotte(サクランボ)を購入。コウノトリのぬいぐるみが名物らしい。日本と同じく幸せを呼ぶ鳥。フェルミエのチーズの売店クリスマスツリー表参道にお店があるル・プレヴェール ほかにも帝国ホテルが出店していた。クリスマスビール その場で飲むように販売していて320円。安っ! もちろん飲みました。画像はないけれど、同じ売店でフランソワ・シュヴァーという生産者がワインを販売していた。飲食の売店でグラスワインを買うより、こちらのワインのほうがリーズナブルなため、ボトルで飲んでいる人が多かった。こちらの売店ではピエール・フリックのワインと、コンフィチュール。ピエール・フリックはビオディナミの生産者。全体的に軽めではあるけれど、リーズナブルなワインを作っています。ワインは、こちら。cool便/リースリング・ビール [2007] ピエール・フリック【あす楽対応_関東】【あす楽対応_甲信...価格:2,205円(税込、送料別)今回は用事があったのでビールしか飲めなかったけれど、売店で食べたかった。そしてル・プレヴェールの表参道にあるお店に行ってみたいのだ。気が向いたら投票お願いします→
2010.12.20
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日比谷パティオではウィーン・クリスマスin Tokyo2010/12/1から2010/12/26までが開催されていた。次回に紹介する国際フォーラムのイベントと比べると規模は小さいけれど、イルミネーションが美しい。日比谷パティオオーストリアのお土産屋や飲食店が出店していた。オーストリアと言えば食器。ロブマイヤーをはじめいくつかのメーカーが展示されていた。マリオンもクリスマスカラー有楽町イトシア前マリオンの通路数寄屋橋交差点銀座四丁目交差点イルミネーションが無いところでも、銀座は美しい。つづく。気が向いたら投票お願いします→
2010.12.19
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まとめを書くつもりだったけれど、びっくりしたことがあったので少しだけ。【送料無料】最強日本ワイン完全ガイド価格:1,890円(税込、送料別)を書いた、たこやき坊主さんのtwitterを見ていたら、そのツイートつながりで、勝間和代さんのところに目がとまった。「レストラン サンパウ」のスタッフがプライベートでやっているtwitter(@koisyo_kaonashi)で---ここから---今日勝間和代が来た。 でも完全に浮いてた。 軽く挙動不審だったしね。 やっぱり大嫌いな有名人TOP3に入るわ。 ---ここまで---なんてことを書いたらしい。客商売をやっていて、こんなことを書いてはいけないという常識はなかったのだろうか。なんてことはどうでもよくて―――本当はどうでもよくないけど―――、感心したのは、その人に対して勝間さんが送った文章の内容だ(本文はこちら)。きっかけとなった@koisyo_kaonashiさんのtwitter全体から伺えるおバカ具合とは対照的に、勝間さんの緻密で重箱の隅まで気を遣ったようなスーパー頭のいい文章。勝間さんの頭のよさはわかっていたつもりだけれど、文章でお金を稼いだことのある1人として、とても感心してしまった。高級店の店員のレベル低下はわかっているつもりだったけれど、ミシュラン二つ星に、この程度の従業員がいるとは嘆かわしい。あのロオジエでさえ、ボリーさんが健在だったころのベテランスタッフ陣とはだいぶ差があるように感じるしね。なんだかんだ言っても、一流ホテルのレストランのサービスが安定していて抜きに出ていると感じる今日このごろ。サンパウの公式Webサイトには謝罪文が掲載されている。またkoisyo_kaonashiのアカウントは、すでに削除済み。今日現在はキャッシュに残っているようだ。また勝間さんのブログでも、このことに触れています。ちなみに冒頭で紹介したたこやき坊主さんの本。日本ワインに対する愛が伝わってきます。そして、これを書き上げるのは本当に大変な作業だったと思います。だけれど個人的な嗜好を言えば、もう少しジャーナリスティックな視点があってもよかったかなと。そして元ワイナートの田中さんの文章のすばらしさを再認識したところ。田中さんの文章には賛否両論あるけれど、華麗でわけのわからないところが好きなんです。はい。気が向いたら投票お願いします→
2010.12.18
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前回のボーセジュール・ベコの垂直に続いてデザートワイン編。レイモン・ラフォンのハーフボトルと、イケムのフルボトル。1995 Ch.Raymond-Lafon demiシャトー・レイモン・ラフォンイケムつながりということで、畑が隣で、同じ経営だった(?)レイモン・ラフォンを選んでみました。イケムは21世紀になってからお家騒動があったので、レイモン・ラフォンの経営が現在どのようになっているかは不明。パーカーさん曰く「レイモン=ラフォンは、ソーテルヌ地区で、特にディケムの輝きと威厳のある芳醇さに近いワインを3分の1以下の価格で手に入れたいという人に、注目されるべき名前である」。イケムと比べると、だいぶ明るい色だし、レイモン・ラフォンのなかでも薄めの色調。このあたりになってくると、あまり書くこともなくて、しっかり甘みが乗っておいしいソーテルヌ。これはこれでおいしいのだけれど、個人的には83, 90, 99, 03あたりのビンテージのほうがおいしそう。ソーテルヌはビンテージによって色がまったく違うのが面白い。レイモン・ラフォンを楽天で探す>2010年ノーベル賞受賞晩餐会のワインに選ばれました!≪パーカーポイント:92点!≫シャトー レ...価格:5,040円(税込、送料別)1986 Ch.d'Yquemシャトー・ディケムパーカーポイント98で一応評価の高いビンテージ。レイモン・ラフォンと比べると、相当に濃いめの色調。また熟成の違いやビンテージの恩恵もあるけれど、厚みや複雑性も別次元。さまざまなトロピカルフルーツや果物のシロップ漬け。濃厚で複雑でスケールが大きくて味わいはすごいのだけれど、香りはクローズ気味で爆発しきれていない。閉じてるわけじゃないのだけれど、いいときのイケムに感じる「うわっ!」という凄まじさが、このボトルには感じられなかった。みんなには評判がよかったのだけれど、甘口ワイン好きのわたしにとっては少し不満足。ソーテルヌとしてはかなり上質なのだけれど、イケムの中では10段階評価で4程度。ほかのビンテージにすればよかったか。いっそのこと、年始に2001年を開けてしまおうかと思うのであった。イケムを楽天で探す>[1986] シャトー・ディケム 750mlCh.d'Yquem価格:38,900円(税込、送料別)イケムで狙い目だと思っているのは1980年。比較的軽めなスタイルもあってか、すでに飲みごろ。圧倒的な香りのボリュームと、この世のものとは思えない瞑想してしまうような香りは見事。でも残念ながら楽天に在庫無し。99は早くから飲み頃に入ってて値段もリーズナブル。シャトー・ディケム[1999] 375ml価格:15,300円(税込、送料別)ガトーショコラとリンゴのカラメリゼ 練乳のデザート添えチーズ盛り合わせまとめ先日のワイン会のまとめを書きそびれてしまったので追記(2010/12/22)。今回はあえて違うタイプのものを選んだけれど、楽しみたい派としては、とても満足度の高いラインナップだった。参加メンバーの多くも絶賛してくれたし、日本ワインを少しは見直してくれたと思う。毎回狙い通りというわけじゃないけれど、今回のようにうまくいくと主催者冥利に尽きる。人気が高かったのは、白だとフジッコが1番でダイヤモンドが2番。赤はボーセジュール・ベコの2000年が1番で、1970年が2番。1番好きなものと聞いて票が割れているので、好みの差なのだと思う。心残りな点を挙げると、もっと標準的な味わいのベーリーAを―――たとえばマンズのリュナリスあたり―――比べる意味で出したかった。でも今回は人数の関係で断念。またイケムが爆発してくれなかったのは残念だけれど、ハズレたわけではないので、このあたりは許容範囲か。来年の企画も考えなくては。また日本ワインとフランスワインのコンビネーションかな。気が向いたら投票お願いします→
2010.12.17
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前回の続き。ボーセジュール・ベコの垂直。友人のバースデービンテージで70年を選んだので、ついでに2000年も選んでみました。サンテミリオンのプルミエ・グラン・クリュ・クラッセB。地味なシャトーだけれど、なかなか好きだったりします。メルロー70%、カベルネ・フラン24%、カベルネ・ソーヴィニョン6%。ラベルを見ると70年は"Chateau Beausejour"とだけ書いてある。これは72年に"Chateau Beau-Sejour Becot"へと改名したからで、昔リリースされたものは、このラベルになっている。古いビンテージの評判はよくないけれど、以前飲んだ82年はパーカーポイント72点だったにもかかわらず相当にうまかった。70年のパーカーポイントは65点。さていかに?といいつつ、パーカーポイントが悪いオールドビンテージワインについては、あまり気にしていません。とくに、そこそこのシャトーで、ビンテージ自体がいい場合は、逆に狙い目だと思っています。1970 Ch.Beau-Sejour Becotシャトー・ボーセジュール・ベコ不安になりながら香りをとってみると、少し古くさく落ち気味の香りではあるけれど、まだ大丈夫と確信。そして口に含んでみると、香り以上に味わいはまともで、まだ果実味も残っている。香りよりも味わいのワイン。香り自体は複雑であるものの、枯れた香りも入ってきていて、香りだけで評価するならば上等とは言えない。だけれど、それを補ってあまりある味わいがあり、みんなに好評だった。全体としては、飲みごろの末期のボルドー古酒といったところ。ただしこのボトルは、現在流通している中では最上級クラスのコンディションだったと思う。ピンぼけ写真だけれど70年は美しいガーネット70年のボーセジュール・ベコを探す>最安値はこちら。1万円だったら十分買いなのだけれど、↓のボトルはちょっと不安。最近まで、ほかのショップでも在庫があったのに売り切れになっていた。ちなみに今回のボトルは5年前に7千円で購入したもの。[1970] シャトー・ボーセジュール (サンテミリオン)Ch. Beausejour価格:9,450円(税込、送料別)2000 Ch.Beau-Sejour Becotシャトー・ボーセジュール・ベコこちらの2000年は、何かのコンテストで並み居るトップシャトー(1級シャトーを含む)を破ったというニュースを読んで買ったもの。そのようなニュースを見ていたので、2000年あたりだと、まだマッシブでゴージャスな味わいかと思ったけれど違った。静かだけれど深遠で緻密な存在感。若さを保ちつつも、ひととおり落ち着き、濃くはないけれど目の詰まった密度のある酒質が印象的。よりメルロー的であり、サンテミリオンの新進シャトーや一部のトップシャトーが持っているゴージャスさはないけれど、このシャトーの傑作であることが伺える。現在は若いときの飲みごろで、これから熟成香が出てくる5年後(?)、10年後が楽しみ。20年後だと、かなりおじさんになっているので短めに書いてみました(笑)。今回の穂坂三之蔵ルージュをすごくよくしたら、こちらの2000年なるような、意外にも似た系統の味わいだった。票は分かれたけれど、おそらく今回の一番人気。2000年のボーセジュール・ベコを探す>この値段は過小評価されているような...。シャトー・ボーセジュール・ベコ[2000]価格:10,290円(税込、送料別)それとボーセジュール・ベコは、近年ではル・パンに触発されて、メルロー100%のラ・ゴムリー(1995年初ビンテージ)や、コート・ド・カスティヨンでジョアナン・ベコを作っている(2001年初ビンテージ)。ジョアナン・ベコは女性醸造家が手がけていることもあり、ピンク色のキャップシールとピンク色の縁取りのラベルがかわいい。シャトー・ジョアナン・ベコ[2004]赤価格:3,444円(税込、送料別)牛ほほ肉の赤ワイン煮 かなりボリュームがある。おなかいっぱいで満足。つづく。気が向いたら投票お願いします→
2010.12.16
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前回からの続き。Part2は山梨産の赤ワイン。悩んだ末に以下のワインをセレクト。2008 マスカットベリーAキュヴェ・イケガワ(シャトー酒折)山梨の赤といえばマスカットベリーA。マスカットベリーAは独特の甘い風味があり、あか抜けないものが多い。だけれど最近はすばらしいものが生み出されている。そして、これもその1つ。ワインツーリズムで飲んだときには、ピノ・ノワールにも通じるエッチっぽさまで表現されていてびっくり。さて今回のワインを飲んでみると、甘い香りと果実味あふれるボディ。とはいえ従来のベリーAに感じるジャミーさは抑え気味で、すごいと思うのはアフターの色っぽさ。上質のクリュ・ボジョレーにも通じる構造。現時点では甘い雰囲気が前面に出ていて、ワイナリーで飲んだときよりも甘みを強く感じる。だけれど熟成させればさらによくなりそう。今でも飲みごろの範囲ではあるけれど、わたしの好みでは、最低でもあと1年は寝かせたい。限定品なので、欲しい人はあるうちに買うべし。マスカットベリーA 樽熟成キュヴェ・イケガワ2008年 赤720mlミディアムボディ【6本で送料無料...価格:2,804円(税込、送料別)ちなみにキュヴェ・イケガワじゃない普通のもおすすめ。シャトー酒折ワイナリー マスカットベリーA 樽熟成 [2007] 720ml 4995815800036【YDKG-f】【...価格:1,640円(税込、送料別)2004 シャトーマルス プレステージ 穂坂三之蔵ルージュ(山梨マルスワイナリー)先日ワイナリーを訪問して、赤のレベルの高さに感心した山梨マルスワイナリー。品質が高いとは思えない観光客向けのワインをけっこう作っているのだけれど、シャトーマルスシリーズはなかなかのレベル。そしてこちらは山梨では数少ないボルドー系の赤。日本にあるボルドー系の赤は、その多くは長野産。それでもこちらがおいしいのは、穂坂地区はメルローやカベルネにとって山梨最高のテロワールだからとのこと。この「穂坂三之蔵ルージュ」は、赤のフラッグシップ「穂坂日之城カベルネ&メルロ」のセカンド的ワイン。セカンド的というのは、「穂坂日之城カベルネ&メルロ」は100%自社畑のワインであるのに対し、こちらの「穂坂三之蔵ルージュ」は、買いブドウも使用しているから。ちなみにブドウ品種はカベルネ、メルローなどのブレンド。少し古いだけあってシルキーでスムーズ。日本のボルドー系品種にありがちな青いニュアンスは皆無で、完熟したよいブドウを使っていることがわかる。こなれてはいるけれど、まだ十分な若さを保ち、今後どのように熟成していくのか見守りたい。同価格帯のイタリア・フランスワインと比べると、凝縮度だけで比較すると勝負にならない。だけれど、大きくはないけれど優しいバランスのよさでは十分競争力があるように感じる。シャトーマルスプレステージ穂坂三之蔵ルージュ05価格:3,150円(税込、送料別)トップキュヴェの「穂坂日之城カベルネ&メルロ」はこちらよりおいしいけれど、5千円するとなると、個人的にはマンズの信州東山カベルネや信州小諸メルロのバックビンテージのほうが気になる。ソラリスは最近値上げしたのでバックビンテージの方が安い。ソラリス・信州小諸メルロー[2006]年・長野県小諸市大里地区産メルロー種100%使用・小諸ワイナ...価格:4,914円(税込、送料別)豚肉と根菜 キノコのリゾット過去に飲んだときと多少イメージが違うものはあった。だけれど今回の国産ワインは、ワイナリーで試飲したものをそのままハンドキャリーしてきたものなので、ビン差というよりは、体調差や環境差によるものだと思う。それだけ人間の味覚なんていい加減なものだと思っている。でもたまに、半年くらい寝かせただけで、味のタイプまで違っていると思うくらい、違うものがあるんだよね。あれは不思議。つづく。気が向いたら投票お願いします→
2010.12.15
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この日は神田Villa Dueにてワイン会。今回のテーマは、「山梨のワイン&友人のバースデービンテージ&イケムが飲みたい」。まずは最近凝っている日本ワインから。山梨ワインのなかで、いろいろなタイプを用意してみました。そして最近結婚した友人のバースデービンテージである70年。最後に年末らしく豪華にイケムのフルボトルを用意しました。まずは甲州から。ステンレスタンク発酵のもの、樽を使っているけれど樽っぽくないもの、樽ががっちり効いたものの3種類。今回の日本ワインはすべて飲んだことがある。ただしフジッコだけはビンテージ違いだけ。また試飲でしか飲んでいないのもあるので、その違いにも興味があった。画像右から。2009 アマリージョ(ダイヤモンド酒造)まずはステンレスタンク発酵の甲州から。ダイヤモンド酒造は、ご主人が息子さんに代替わりしている若手醸造家のワイナリー。第一印象は「あれ、こんなにおいしかったっけ?」。もともと試飲でおいしかったから買ったのだけれど、その予測を上回るおいしさ。色は透明。ミネラリーでキリッとしていて石灰や白い花、柑橘系のフルーツ。酸を主体とした甲州で、伸びやかできれいな酸と、薄くなりすぎないボディ。ほどほどのうまみが乗っていて、わたしのド・ストライク。今が飲みごろ。個人的には衝撃を受けるおいしさだった。この価格帯では見事な味わいで、ノラキチの妻さんにお勧めしたい。ワインはこちら。シャンテ・アマリージョ【ダイヤモンド酒造】価格:1,585円(税込、送料別)2009 キスヴィン甲州(シャトー酒折)ワインツーリズムで訪問したなかで、もっとも感動したのがシャトー酒折。インポーターの木下グループが経営するワイナリーで、赤白問わずおいしい。そして、こちらが甲州のトップキュヴェ。この2009年は、樽発酵樽熟成とステンレス発酵ステンレス熟成のブレンド。ワイナリーで飲んだときには、もっとエレガントでハイソな印象だったけれど、こちらはいいビンテージならではの熟した果実が印象的。トップキュヴェならではのボディの厚みと、わずかに甘みを残した味わい。今でも飲めるけれど、本領を発揮するためには半年1年は寝かせたい。あと2本あるので熟成決定。ワインはこちら。キスヴィン 甲州 [2009] 【シャトー酒折】価格:2,804円(税込、送料別)そして、今回の甲州でみんなが一番驚いたのがこちら。2005 フジクレールセレクション樽甲州(フジッコワイナリー)つくだ煮のフジッコが経営するワイナリー。そして、この樽甲州は甲州のトップキュヴェ。3年前(2007年)に04を飲んだときにはあまりにも強く、また若すぎて、開けたことを後悔したことを覚えている。カツーンとインパクトのある樽香。樽香を排除し奥底を探ると、現時点では香りに負け気味ではあるけれど、しっかりしたボディがあり、いいブドウを使っていることがわかる。ほかの甲州と比べて4年古いにもかかわらず、それを感じさせない若さ。こんな甲州もあるんだという甲州の可能性を広げるワインで、甲州を飲み慣れていないメンバーは驚いていた。現時点では樽が少し出過ぎているけれど、あと3,4年寝かせたらどのようになるか楽しみ。ワインはこちら。フジクレールセレクション 樽甲州 [2006]【山梨/フジッコワイナリー】価格:3,675円(税込、送料別)甲州まとめ:厳選しただけあって、いずれもレベルが高い。人気投票だとフジッコ、アマリージョ、だいぶ離れてキスヴィン甲州といったところ。わたしはアマリージョ。ただしタイプが違うので、どれが好みだったか、どれが飲みごろだったか、どれが予想と違ったかというファクターのほうが大きい。フジッコには、甲州でもこんなワインが作れるんだという驚きの票もあった。キスヴィン甲州は、前後と比べると飲みごろではなく、また柔らかい酒質だったので埋没してしまいかわいそう。数年後だったらまた違う結果になっていたはず。ホタテと天使のエビのカッポンマーグロタラと白子のソテー 大根とカブのミネストラつづく。気が向いたら投票お願いします→
2010.12.14
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2008 ソレイユ赤 クサカベンヌ(旭洋酒)山梨, 日本 - 赤辛口2,100円, みどりや, 2009年11月購入Profile: 「トップクラスのマスカットベリーAは?」と質問されて、名前が挙がるのがソレイユのクサカベンヌ。旧来のベリーAらしさから抜け出た味わいは評価が高い。ちなみにダイヤモンド醸造やシャトー酒折などのベリーAもすばらしい。それと今後期待しているのはマンズのリュナリス マスカットベリーAの09年(リリースはこれから)。 Impression: 一般的に想像するマスカットベリーAらしくない味わい。わたしのイメージだと、ベリーAはジャミーで甘い香りを持つものが多い。だけれど、こちらは余分な部分は切り捨て、精悍とは違うのだけれど、ぜい肉をそぎ落としてコアを充実させ、さらにタイトにしたような大人のベリーA的な味わい。ただし、このボトルに関して言えば、酒質が薄めで、ややフラット気味。もう少し抑揚があるとよかった。とはいえトップクラスのベリーAであることは間違いない。また他社のベリーAのトップキュヴェが3千円近くすることを考えるとコストパフォーマンスが高い。キザンのニューリリースも買いたいし、勝沼に行かなくては! とはいえ、寒くなってきたのでフットワークが少々重い。ソレイユのクサカベンヌを探す>ソレイユ赤・ルージュ・クサカベンヌ 2009 単一畑マスカットベリーA・生産本数851本【09年】...価格:2,100円(税込、送料別)気が向いたら投票お願いします→
2010.12.13
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ワイン編に続いて料理編。カルネ・グルーダ(タルタルステーキ) 日本のお店ではあまりメニューに載っていないけれど、やっぱり好みの料理。ポルチーニのパスタ パスタよりポルチーニのほうが多いのではないだろうか。しゃきしゃきの部分とトロトロの部分。香りがすごい。赤ワインのリゾット 桜肉のラグー添え 桜肉は少し癖のある牛肉と言ったところ。生より火を入れた方が好み。グラニテエゾ鹿のロースト ねずの実ソースチョコレートケーキ イチジクジャム添え小菓子個人的な好みで言えば、ワインはもっと味のバリエーションがあってもよかったと思うけれど、みなさんともいろいろ話せて、楽しいひとときでした。気が向いたら投票お願いします→
2010.12.12
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この日はイタリアワイン界で有名な、内藤ソムリエの店「ヴィーノ・デッラ・パーチェ」へ。お店の楽しみ方は人それぞれだけれど、複数の知人から聞いてみると、ここのよさを十分に楽しむためには、5人以上のメンバーをそろえて、おまかせにするのがいいらしい。幹事の方に聞くと、今回は「ピエモンテ」でお任せしたとのこと。2005 Alta Langa Contessa Rosa Spumante Brut(Fontanafredda)今回一番びっくりしたのが、このワイン。サーブされた瞬間からあふれる芳香。上質なムルソーにも通じる雰囲気。ボディーの厚みはそれほどでもないけれど、素直においしいと感心してしまう。フォンタナフレッダというと、安いバローロやバルバレスコというイメージ。ソムリエに質問してみると、10年ほど前に経営者が変わり、大幅によくなっているとのこと。それがまだ日本には伝わっていないらしい。フォンタナフレッダのワインをチェックしなくては!フォンタナフレッダのワインを探す>△“コンテッサ・ローザ”アルタ・ランガ・スプマンテ・ブリュット/フォンタナフレッダ社 750m...価格:3,984円(税込、送料別)2006 Dolcetto d'Alba"Vigne Monrobiolo - Rue"(Bartolo Mascarello)2003 Barbera d'Asti Superiore "Selection Cardin"(Roera)2007 Nebbiolo d'Alba "Valmaggiore"(Sandrone)2本目以降すべて赤。この中ではバルベーラ・ダスティが好みだったかな。2006 Barbaresco(Fontanafredda)1996 Barolo "Vigna La Volta"(Tenuta la Volta)1985 Barbaresco "Vigna dei Cura"(Cantina del Glicine)もう少し熟成しているかと思ったけれど想像より若い。エッジにオレンジが入っていて、奥底に熟成香はあるんだけど、本領発揮はいつになるやら。NV Barolo Chinato(Cappellano)こちらは食後酒。薬草などを漬けたフレーバードワイン(甘口)。薬草のリキュールのようで、あまり好みじゃありません。力尽きてブログは省力化ですみません。次回は料理編。気が向いたら投票お願いします→
2010.12.11
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最近知人と飲んでいて、ワインセラーの話が何度か話題に上ることがあった。どちらもテーマは、ワインのヘビーユーザーではない人にとって最適なワインセラー。「それほどストックしない生活でも、セラーはすぐに一杯になる傾向があるので、スペースの許す限り大きいものがいい。24本くらいは欲しい」「中国製だったら5万円くらいであるから、それでいいんじゃない?」などと言うと、複数の友人から中国製を買ったらすぐ壊れたと報告があった。うーむ。はじめに1人から聞いたときには、たまたまハズレをつかんだだけなのかと思ったけれど、2人から聞くとちょっと考えてしまう。簡単に壊れちゃ意味ないしね。ちなみに自分でもデイセラーとして中国製のワインセラー(ペルチェ式のファンヴィーノ)を使っている。だけれどこちらは好調。ペルチェ式は、コンプレッサー式と比べて可動部品が圧倒的に少ないので壊れにくい。わたしが持っているデイセラーの後継機種↓ファンヴィーノ 24本用 ワインセラーfun Vino SLIM24 DJ-9010P23oct10価格:72,198円(税込、送料別)ちゃんとしたメーカーのセラーは高いよね、などと思っていると、フォルスターの新機種(FJC-85G)を発見。26本収納可能で7万円前後は、従来の値段を考えると価格破壊。相当に売れそう。信頼性あってのセラーだけに、ちゃんとしたメーカーのものを選びたい。★新機種登場★フォルスター カジュアルFJC-85G 家庭用ワインセラー【送料無料】フォルスター ...価格:73,500円(税込、送料込)それとセラーは最低でも2台あると便利。一台は熟成用で、もう一台は日頃使うデイセラーとして。わたしも熟成用のセラー以外に、デイセラーを2台持っている。1つはワインを寝かせて保存するタイプで、もう1つは立てておくタイプ。デイセラーだったら、このあたりか。【送料無料】ドメティック6本用ワインセラー SW6(シルバー)価格:24,799円(税込、送料込)★★激安セール★★レビュー書いて通常33,600円→28,980円の大特価!【送料無料】家庭用ワイン...価格:28,980円(税込、送料込)そしてずいぶん前にも紹介したけれど、庫内・室内の最高最低のメモリ機能のついた温度計もあると便利。セラーの温度計だけじゃあてにならないし、急に壊れることも考えられるので、念のために設置してます。【シンワ測定 デジタル温度計 最高・最低 72906】室内・室外の温度を同時に表示。それぞれの...価格:1,580円(税込、送料別)気が向いたら投票お願いします→
2010.12.10
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前回からの続き。VdT Bedeau du Sud Rouge(Frederic Cossard)ブドー・デュ・スッド・ルージュ(フレデリック・コサール)2005年ビンテージまでは毎年買っていたシャソルネ。その後は買っていなかったけれど、最近何度か飲む機会があり、あらためておいしさを実感。そしてこれはシャソルネのフレデリック・コサールが南仏で作る赤。グルナッシュ主体で、シラーも少々。グルナッシュ主体のワインは、おおざっぱに分けて、土っぽいものと、果実味主体のものがあるけれど、こちらは後者。太陽の恩恵を一杯に浴びた熟した果実。コサールならではというか、自然派ならではのツルツルのなめらかさ。ほどよいボディと相まって心地いい。熟成も考えてマグナムもリリースしているようだけれど、個人的には、いま飲んでおいしいワイン。ブドー・デュ・スッドを楽天で探す>ブドー・デュ・スッド[2008]フレデリック・コサール価格:2,604円(税込、送料別)2001 Gevrey-Chambertin 1er Cru La Perriere(Philippe Pacalet)ジュヴレ・シャンベルタン プルミエ・クリュ ラ・ペリエールパカレのジュヴレを飲んでおいしくない(CPが悪い)という人がいるけれど、独断と偏見で言ってしまえば、パカレの村名ジュヴレは避けるべき銘柄。選ぶならばプルミエ・クリュ以上で、村名だったらポマールがおすすめ。ちなみにシャルム・シャンベルタンは、とってもうまいです。低めの温度で出てきたこともあって、なかなか香りが立たない。飲んだ第一印象は「若い!」。06といわれても信じてしまう若さ。昔飲んだときに感じた果実味爆弾のようではないけれど、少しは熟成していることを期待していただけにちょっとがっかり。とはいえ、温度が上がってくると、ようやく少し雰囲気が出てきた。ほのかな熟成香と、濃くはないけれど、複雑性のあるうまみ。本領発揮はこれからだけれど、しみじみとおいしいワイン。もっと熟成したボトルもあると思うけれど、このボトルだったら、あと5年は寝かせたい。ジュブレ・シャンベルタン1erCruペリエール [2005] (フィリップ・パカレ)価格:12,600円(税込、送料別)2005 Valpolicella Classico Superiore(L'Arco)ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スペリオーレ(ラルコ)パカレで終わるつもりが、少し飲み足りなくて1本追加。どんな味だったかは覚えていないけれど、おいしいワインだった気がする。ラルコのヴァルポリチェッラを楽天で探す>ヴァルポリチェッラ・クラシコ・スペリオーレ 2004 ラルコ価格:3,098円(税込、送料別)気が向いたら投票お願いします→
2010.12.09
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駒沢のワインバーミャンカーで、地元の知人たちと飲み会。初めての店だけれど、自然派ワインとカフェ風メニューが売りの店らしい。ワインも料理も、いずれもリーズナブルな値付け。また隠れ家っぽい落ち着ける雰囲気が面白い。ワインはすべて自然派ワイン。グラスワインが多いのが特徴的だけれど、われわれは飲んべえなので、もちろんボトルで注文。リストがあるというよりは店主と相談しながら決めるお店。NV VdT Et Alors!?(Domaine des Bois Lucas)エ・アロー(ドメーヌ・デ・ボワ・ルカ)「エ・アロー(だから何?)」という変わった名前のワイン。ソーヴィニョン・ブラン100%。よい意味での自然派らしさ。発泡しているわけじゃないけれどシュワシュワで、しっかり目の酸。ソーヴィニョン・ブランらしい香りは控えめ。なかなかおいしい。ボワ・ルカのエ・アローを探す>◆だから、なにっ!?Et Alors!『 エ・アロー!』VdT Blanc[2007]ドメーヌ・デ・ボワ・ルカ【YD...価格:3,480円(税込、送料別)2008 Alsace Kleverner de Heiligenstein(Rietsch)アルザス・クレヴァネール・ド・ハイリゲンシュタイン(リエッシュ)粘性があってトロトロの液体。甘いのかと思って飲んでみると、わずかに甘みはあるものの辛口。アルコール度が高いわけでもない。リースリングのようにミネラルや酸があるわけではない。ゆるくならない程度の酸と、ややファットなボディの白ワイン。酸っぱいのが苦手な人にはいいかも。リエッシュのワインを探す>同じワインはないけれど、いずれも面白いラベル。リースリング・V.V.ブランドルフト[2007] リエッシュ価格:2,782円(税込、送料別)2007 Arbois Pulillin Trousseau le Ginglet(Philippe Bornard)アルボワ・ピュピアン トゥルソー ル・ジャングレ(フィリップ・ボールナール)何度か飲んだことがあるボール・ナール。オーブリオンや養命酒のような尻すぼみボトルが印象的(ジュラにはたまにある形)。どんな味だったっけ? 前後が特徴的なワインだっただけに記憶が薄い。おいしかったということは覚えているのだが。ボールナールのワインを探す>アルボワ・ピュピラン・ルージュ『ル・ジャングレ』[2007]ドメーヌ・ボールナール価格:2,919円(税込、送料別)つづく。気が向いたら投票お願いします→
2010.12.08
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1989 Eitelsbacher Karthauserhofberg Riesling Auslese(Karthauserhofberg)アイテルスバッハー・カルトホイザーホーフベルク リースリング アウスレーゼ(カルトホイザーホーフ)Mosel-Saar-Ruwer,German - 白やや甘口2800円くらい, ワインセラーウメムラ, 2001年6月購入Profile: ボトルの首の部分にちょこんと張られたラベルが特徴的なカルトホイザーホーフ。14世紀に創立された名門ワイナリー。歴史があるワイナリーのわりには存在感が薄けれど、特徴的な外観もあって見覚えのある人は多いはず。9年前に2本買ったうちの残り1本。購入直後に飲んだものが気に入らず、ずっと塩漬けになっていたのを、怖いもの見たさで飲んでみました。 Impression: 20年近く前のアウスレーゼなので真っ黄色かと思ったけれど、思ったよりは普通の黄色。モーゼル地方特有のミネラル感。アウスレーゼはデザートワインに近いものと、甘みが少なめのものがあるけれど、こちらは後者。熟成香はほどほどで強くなりすぎない重油香。熟成からくる、ソフトで洗練された飲み口。アウスレーゼとしては控えめな甘みとドイツらしい酸のおかげで、食中酒としても全然いける。以前の印象の悪さはどこへやら。全然おいしいんですけれど! 熟成マジック!カルトホイザーホーフのワインを探す>10年前のシュペトレーゼが3千円というのは、いかにドイツワインが不人気だということがわかる↓カルトホイザーホーフ アイテルバッヒヤーリースリング スペートレーゼ[1999]白02P12oct10【Y...価格:2,980円(税込、送料別)気が向いたら投票お願いします→
2010.12.07
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せっかく横浜まで足を伸ばしたので、山手西洋館 世界のクリスマス20102010年12月1日から12月25日までに行ってきた。こちらも2008年に来たことがある(そのときのブログ)。今回は時間がなかったこともあり、8館全部は回れなかった。まずは港の見える丘公園の近くにある山手111番館から。となりのイギリス館にも寄ったけれど、いい写真がなかったのでスキップ。洋館ごとにテーマが決まっていて、こちらのテーマはハンガリー。写真は撮っていないけれど、ハンガリーのトカイワインも展示されていた。話はそれてしまうけれど、ハンガリーワインはもっと飲まれてもいいワインだと思う。トカイの3プット(甘口)は、甘口としてはリーズナブルでおいしいし、5プットもおすすめ。またフルミント種で作った辛口の白もおいしい。トカイ・アスー3プットニョシュ [2005]Tokaji Aszu 3 Puttonyos価格:2,289円(税込、送料別)楽天には高めの辛口しかなかったけれど、千円前後でもけっこうおいしいものがある。トカイ・フルミント ドライ・マンデュラス [2005] オレムス 750ml (白ワイン)価格:2,520円(税込、送料別)こちらは今回のイベントとは関係ない山手資料館。山手234番館。こちらのテーマはポーランド。エリスマン邸。こちらのテーマはスイス。ベーリック・ホール。こちらのテーマはフィンランド。あ外交官の家やブラフ18番館にも行きたかったのだけれど、ここでタイムアップ。外に出てみるとイルミネーションが美しい。今回は駆け足で忙しかったけれど、お勧めのイベント。全部まともに回ると4時間はかかると思うのでゆとりを持っていくのがお勧め。また日によって、いろいろな催し物があるようなので、行くときには公式Webサイトでイベント情報をチェックすべし。ちなみに元町商店街のイルミネーションも美しい。気が向いたら投票お願いします→
2010.12.06
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2008年に初めて訪問したときには、今まで見た中でも最高と思えるすばらしい紅葉を見せてくれた横浜・三渓園(そのときのブログはこちら)。今年は猛暑の影響で紅葉はいまいちそうだし、また昼からの訪問だったので、期待できないと思いながらも行ってみた。三渓園公式Webサイトちなみに三渓園は、明治時代にとんでもないお金持ちだった「原山渓」が作り上げた私有庭園。約5万坪という広さもさることながら、見事なのは建物群。当時お金に困っていた京都や鎌倉の寺社から払い下げられた、現在では国宝・重文クラスの建物が10棟以上あること。昼からだと逆光で写真はダメ。一昨年と比べると、違いは一目瞭然。時期の問題もあるけれど、今年のイマイチっぷりがよくわかる。今年(12月5日)2008年12月6日売店では甘酒やおでんが人気だった。三渓園公式の発表でも、このときがピークということだったので、今年はよくない年なのだろう。とはいえ、遅れている木も多かったので今週末は大丈夫そうだ。最初にいい思いをして2度目に行ってみると、なぜだかダメなことが多い。京都・仁和寺の御室桜、青梅の吉野梅郷、etc。あまりにも良い思いをしたときには2度行かない方が良いのかも(笑)。気が向いたら投票お願いします→
2010.12.05
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紅葉のライトアップイベントも、いよいよ最後。荻窪駅の近くにある太田黒公園でライトアップをしているという情報を聞きつけ行ってみた。イルミネーションイベントの多い東京だけれども、紅葉のライトアップは意外に少ない。23区内だと、ほかに六義園や清澄庭園くらいか。入り口に行ってみると入場無料。もともと入場料をとらない普通の公園のようだ。音楽評論家である大田黒元雄氏(1893年~1979年)の邸宅が杉並区に寄贈され、それを元に作られた公園とのこと。入り口にはイチョウ並木。ぎんなんの香りが漂ってくる。写真マジックもあって実物よりきれいに写っている。こちらのほうが実態に近いかな。元自宅の建物中を見ると、手前にスタインウェイのピアノ。奥には暖炉。六義園のようには大きくないけれど、無料のライトアップとしては規模が大きく、なかなか美しい。12月5日まで。詳しくは、こちらのPDFで。気が向いたら投票お願いします→
2010.12.04
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2001 Beaune Clos des Ursules(Louis Jadot)ボーヌ・クロ・デ・ズルシュール(ルイ・ジャド)Bourgogne, France - 赤辛口3,980円, やまや, 2010年8月購入Profile: モノポールであり、ジャドの看板ワインの1つ。ほかのビンテージも含めてリーズナブルに出ていたので、店員に聞いてみると最近蔵出しされたものとのこと。そして01は先日飲んで、なかなかおいしかった。さて06はいかに? Impression: うーん、期待が大き過ぎたこともあるけれど、クロ・デ・ズルシュールとしてはシンプルだし、凝縮感も乏しくてイマイチ。同時に蔵出しされた01のほうが安くてうまかった。ブルゴーニュの06は好きなビンテージなので、期待していたんだけどなあ。ボトル熟成によって変わるんだろうけれど、これがワインの難しいところ。そういえば、昨年飲んでビックリするくらいおいしかった99も、リリース当初はそれほどじゃなかったしね。とはいえ、06はそのレベルには行かないと思う。ジャドのクロ・デ・ズルジュルを楽天で探す>《24%OFF/ST91点》 ルイ・ジャド ボーヌ 1er Cru“クロ・デ・ズルシュール”【モノポール】[...価格:7,980円(税込、送料別)気が向いたら投票お願いします→
2010.12.03
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NV 甲州スパークリング(フジッコワイナリー)山梨, 日本 - 泡白2,400円, 2009年11月購入Profile: つくだ煮で知られるフジッコが経営するフジッコワイナリー。この手のバックに資本があるワイナリーは良いワインを作っていることが多く、フジッコもその例に漏れず優秀。とくに甲州のシュールリーはすばらしいと思うし、マスカットベリーAもなかなか。クラノオトという微発泡(ペティアン)もなかなかおいしい。 Impression: 山梨県某所にあるワインショップで、このスパークリングを初めて見かけ購入したもの。期待して開けてみると「うーん」。雑味があり、熱劣化の雰囲気もあり、どうも本来の味わいではない。いちおう最後まで飲めたけれど、これでは評価対象になりえず。購入したワインショップがぞんざいな展示をしているなと思っていたのだけれど、やっぱりという残念な結果に終わってしまった。山梨に行ったならば、ワイナリーで直接買えということか。フジッコのワインを探す>こんなはずじゃなかったのだが...。フジッコワイナリー甲州スパークリング価格:2,625円(税込、送料別)とりあえず始めるならば、シュールリーがお勧め。 フジクレール甲州 シュールリー 2009 720ml価格:1,500円(税込、送料別)「樽発酵」ではなく、この「樽甲州」は限定販売品(昔はネット販売されていなかったはず)。国産ワインとは思えないパワー。熟成したときが楽しみ。 [2006] フジクレールセレクション樽甲州 / フジッコワイナリー 日本 山梨県 / 720ml / 白価格:3,675円(税込、送料別)気が向いたら投票お願いします→
2010.12.02
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1999 Alsace Pinot Noir Heimbourg(Zind Humbrecht)アルザス・ピノ・ノワール ハインブルク(ツィント・ウンブレヒト)Alsace, France - 赤辛口3,500円, 東急本店, 2002年6月購入Profile: アルザスではトップクラスの生産者であり、またビオディナミの実践者でもある、ツィント・ウンブレヒト。地位のわりには、なぜか影が薄いような気がする。白の作り手ではあるけれど、少量だけ赤を作っていて、これがまたおいしい。とくに99年は絶品で、ヴァンツェンハイムとハインブルクをあわせて1ケース以上買った気がする。そしてこれがハインブルクのラストボトル。 Impression: 若いときには1万円クラスのピノ・ノワールに匹敵すると思ったボトルもあったけれど、現在はピークを越えて下り坂。この価格のピノ・ノワールとしてはしっかりとした体躯を持ち、赤というよりは黒系果実。若いときの果実味はなくなり、ややざらつき感があるのは残念だけれど、この価格を考えると十分な満足感。でも若いときのほうが好みだった。08は飲んでいないけれど、それほど高くないことを考えれば、もっと飲まれてもいい銘柄だと思うのだけど...。ウンブレヒトのピノ・ノワールを探す>[2008] Pinot Noir Heimbourg - Zind Humbrechtピノ・ノワール ハインブルグ - ツィント・ウン...価格:2,919円(税込、送料別)気が向いたら投票お願いします→
2010.12.01
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