北海道のアウトドア!

北海道のアウトドア!

PR

Profile

多聞4040

多聞4040

Freepage List

詩作


桔梗(キキョウ)の詩


粉  雪


あこがれ


心月の夜


黄金色の秋


四季彩「俳句日記」


少 年


思 秋


夏の終わりに


反戦の詩「いまここから」


凍 笛 が 鳴 る 道


流浪の旅人


人ハ未ダ知ラズ


多聞の詩作入門


初雪の恋(朗読)


「優気」(子供たちへ)


「僕の風船」


「この愛を込めて」


「 な み だ 」


「おぼろ月」


多聞の鉛筆画詩集


冬の人


「あなたへのラブレター」


泡沫の舞


美瑛(びえい)の丘にて


恋のカマイタチ(短歌十首)


「雪化粧」


AKIZORA2007


はじめの落ち葉


秋と俳句の物語


君は人であると愕然とする。


夢は叶うんだ


虹のハンドル


この愛を込めて


HATUYUKI


癒しの花言葉をあなたへ


午後の散歩道(秋に)


恋愛詩集「恋詩織」夏のうた


恋愛詩集「恋詩織」秋のうた


恋愛詩集「恋詩織」冬のうた


恋愛詩集「恋詩織」春のうた


「太陽の瞳」


北海道のアウトドア


北海道の爆釣写真


鹿と露天とランタンと


機能的アウトドアキッチン


JAZZを聞きたくって。


開祖!焚き火道なり!


キャンプ生活「写真集」


イケメン!札幌豪雪救援隊


北海道!幻の山菜だ!


写真で巡る北海道!その1


写真で巡る北海道!その2


北海道!爆釣(積丹)


アウトドアグッツは防災!


夢のキャンピングトレーラー


ハンモックは遊園地


十勝岳にて青雲を想う。


恋を眠らせて(積丹の落日)


あのとき僕はウソをついた


北海道の大自然に生きて


魔法のパーコレーター


詩人のお料理教室


そのまんまポテトフライ


一本鮭から作る三平汁


生地からつくる詩人のピザ


究極のスローフード


詩人の速攻チャーシュー


簡単!「イモピザ野郎」


驚愕だ!詩人の五分鍋!


詩人の簡単キノコパスタ


ぐうたら詩人のモンゴル鍋


災い転じて「芋」となる!


とっても詩人な晩御飯


モノホン石焼芋をご家庭で


究極のスローフードだ!【


「キャベツの薔薇鍋」


簡単!「詩人のトロトロ餃子」


不老と若返りの食材


北海タチ汁を作る!


北海道のグルメ


寿司だ!小樽だ!温泉だ!


南幌名物「キャベツ天丼」


花咲きガニを所望いたす!


正統派ラーメンの王道


これが北海「鍋壊し」だ。


北海道の鹿を食べる!


効果的ダイエット


そりゃぁ、太りますわなぁ。


詩人の知的ダイエット法


多聞のエッセイ


芸術家への招待席


あたりまえの男


ナナカマド「人生の選択」


子供が変わる三つの魔法


人は何故生きているの?


良い食品を買いましょう


孤独の「乾き


心の「温度」


有頂天をやっつけろ


命の構造


苦悩からの脱出


ゲーテから始まる宇宙


◆継続は力なり◆


君がいま愛のとき


あなたへのラブレター♪」


おばあちゃんのニシン漬


詩作論「詩的感性編」


愛しのグローリア


人の運命と苦しみ


大酒呑みの伝承1


尾崎豊と福沢諭吉


大酒呑みの伝承


■ 伝 説 ■


醍醐味(だいごみ)


万引き少年


輪廻について


貴方の寿命


「四文字熟語」は語る


大雪に高杉晋作となる


ゼロから始まる無限世界


生きがいの村


スローなフードにしてくれ


3万円での未来!


家族の空間


家庭の資源


「男泣き」人生の一葉


見えないもの。大切なもの。


愛を語っていよう


とっても詩人な晩御飯


ぐうたら夫を稼がせる方法


ゲーテが見つけた幸福の島


失業


援 助


詩作入門


平凡に生きる生活戦士達


多聞流詩作論四ノ巻


凍 笛 が 鳴 る 道


人は悲しみを乗り越えて


開祖!焚き火道なり


幸せの回転寿司


「真実の二元論」


愛の形 「大きな木」


詩作論 ☆修辞法編☆


「少年」私を見つめ続ける君


二年間で健康は決まる


唯我独尊


風流なのだニャァ~


ソクラテスの苦悩


演技に生きている本質


僕らのリアリティは無限


苦悩の英雄ベートーベン


僕のレクイエム


恋と愛の境界線(吾亦紅)


たった2cmの人間たち


ロッククライミングな人生論


紅き夕日の心


多聞流「幸福論」一之巻


僕のTV出演ビデオ公開


宇宙の果ての話


呻吟(しんぎん)の旅人たち


人は昔、空を飛びたかった。


言葉のテレポーテーション


祇園精舎の鐘の声


緊急事態!地球温暖化


色心不二の勇気ある人生


貴方に限界はありますか?


純粋に生きる苦悩と正義


「割れ窓理論」について


仮説と夢と真実の融合


命とは無限で「ひとつ」


スピリチュアル


雪を奉った街。札幌


個性と服装の時代論


地球へ感謝を込めて。


北海道情報


舶来高級家具をゲットだ!


2006.10.17
XML
カテゴリ: エッセイ
■私を探す旅のはじまり■

ご近所の娘が5歳のとき泣きながら幼稚園から帰ってきました。どうやら、いつも仲良く遊んでいるお友達とケンカをしたらしく、大粒の涙を流しています。

「おじさん、○○ちゃんとケンカしたの。」

かわいそうに、私はその娘を抱き上げなぐさめようとしたときです。

「おじさん、心が痛いよぉ、どこにキズバンド貼ればいいの?」

これには驚きましたが、彼女は本当に心が痛かった。そしてどうして良いかわからない重圧に押しつぶされそうになっていたに違いありません。大人である私は口ごもったままに、何ひとつ答えることの出来ない自分の不甲斐なさを痛感しながら、話を聞くことしかできませんでした。

「心はどんなものだろう。」私はその日以来考え続けるようになりました。

私の青春はスポーツに捧げたものでした。ノルディックスキーの選手です。
ある日の日本選手権。期待を負いながら挑んだ試合に惨敗し、応援してくださった仲間や団体に顔向けがならず、トイレに駆け込み声を殺して男泣きに泣きました。

するとどうでしょう、隣からも向かい側からも嗚咽に滲む声が聞こえてきました。私は顔の見えない同志に心を馳せながらも、数少ない勝者と多くの敗者を生み出すスポーツや社会の仕組みに無形の暗雲を感じるようになりした。

「競い合い、落としあうこと。それは過程であり枝葉にすぎないのではないだろうか。まして私たちの生きる意味は大きな幹(みき)のように年輪を刻みながら高みを目指しているのかも知れない。」

社会人となり、生活に追われている自分を省みることは本当に難しく、忘れかけてさえもいましたが、そんな疑問を持ち続けていた私に、彼女はとても大切なことを語りかけてくれました。

「心はどんなものだろう。私には心がある。しかし、どんな色で、どんな形で、どんな構造をしているのかわからない。これを探さなければならない。」

私は私のことを何も知らないような気がしてきました。心が大洋のような大きさならば、今までの私はその風に翻弄されるさざ波しか見つめていないのではと、心安らかでは居られない気分になったのです。

心を探さなければ。そのためには、自分の心を旅してみることしか考えつきません。そこで私は、若いときから大好きだった詩を使って自分自身を探して見ることにしたのです。


■繋がりの発見■



ここには紛れもない「無償の愛」が存在しています。このご家族の愛情とはなにかを考えるとき、私は深い絆(きずな)を感じるのです。それではその絆とはなんだろうか。それは相手を想う「想像」であり、その力が「繋(つな)がり」という愛情を作り出しているのだと思います。愛とは心の姿の一部であり、相手を想像する力です。目には見ることはできませんが、心は繋がりを持つ大きなものに形を変えて私に迫ってきました。

ここで心を解明しようとした偉人達の話をさせてください。

images001.jpg

今から1500年あまり前に生きた天台(智ぎ 538~597)は中国天台宗の第三祖。
現在では天台大師のことですが、天台が心の深層を理論解説している書に「九識論」があります。簡単に解説すると心には5つの層があり、五識とは「感じる感覚」で、私たちが通常体験している五感のようなものでしょうか。次に「第六識・意識」。これは五識に対する認識や感じ方。さらに「第七識・末那(まな)識」は自分自身へのこだわりのようなもの。ここまでは私たちが努力していれば感じることの出来る意識ですが、ここから先に私たちが無意識でいる心の層があると言うのです。「第八識・阿頼耶(あらや)識」。私たちが行ってきた言動が倉庫のように蓄積され、共有される場所。そして一番深い場所が「第九識・阿摩羅(あまら)識」。それは命の営みの原点であると説かれています。無意識には人間を繋ぐ部屋が存在していると言うのです。

images002.jpg

今度は20世紀に生きたユング (1875~1961)の登場です。
彼はスイスの心理学者で、フロイトに師事して無意識や夢分析(分析心理学)を研究し、近代心理学の基礎を創りましたが、後にフロイトとケンカ別れしてしまいます。その原因が「集合無意識(普遍的無意識)」の発表でした。意識できない心が無意識であり、数々の状況証拠から確立した論理なのですが、無意識構造の違いがフロイトと袂を分かつ結果をもたらしています。彼は天台と知り合いでもなく、状況的に天台の「九識論」を閲覧していたとは考えられないにもかかわらず、「第八識・阿頼耶(あらや)識」や「第九識・阿摩羅(あまら)識」の様に個人がもつ無意識の奥には人間が普遍的(共有して)もっている無意識があると断言しています。

このことを実際に実験したのが、現代に生きるイギリスの生物学者ルパート・シェルドレイクです。彼は世界最高峰の誉れ高いケンブリッジ大学の学生に何度もテストを受けさせて学力が均衡する二つのグループを作りました。いったい何をさせるかといえば、イギリスで人気のある夕刊紙に掲載されている難解なクロスワードパズルを解かせるのです。Aのクラスには、内緒で新聞社から分けてもらったパズルを発行の前日に解かせ、Bのクラスには発行された後、時間を置いて解かせます。もちろん、Bクラスは情報を遮断して問題が漏れないようにしてあることは言うまでもありません。結果はどうでしょう。AとBのクラスが交代しても結果はすべて後に解いたクラスが圧倒的に優秀なのです。

 通信やコンタクトの無い状態でも、その社会のみんながやれば解るようになる。彼の出した結論です。人間の心も意識の下でどこかが繋がっている。人間には見えなくとも、確認は出来る不思議な力がこの世界には存在します。磁場を確認するには磁石の周りに砂鉄を振掛ければわかります。量子場は宇宙に広がった星を観測することで明らかになってきました。電子場は核の研究を積み重ねた学者によって確認されました。私達の周りには目に見えない「場」があり見えない設計図や行動表がある。これにシェルドレイクは名前をつけました。「形態場」です。これは人々の強いリアリティーが作り出すもので、例えば流行や噂なども関係が深いのかもしれません。

この形態場についてシェルドレイクは動物の面白い行動についても言及しています。
1952年、宮崎県の幸島では海岸線で野生の猿の群れに餌付けをしていました。その猿の好物はサツマイモだったのですが、ある日のこと群れの若い猿がサツマイモを海水で洗い食べることを覚えました。細かい砂は落とされ、程よい塩味が甘みを引き出して美味しく食べたことでしょう。すると他の猿達も若猿に習い、真似をするようになり群れの慣習に変わりました。
じつはその時期、同じような環境で餌付けされた野生の猿は、世界で7箇所確認されていましたが、なんと地理の離れた他の猿も間もなく同じ行動をとるようになったことが確認されているというのです。シェルドレイクは動物や虫の世界にも形態場があることを提唱しているのです。

この天才三者は独自に心を解明しようと論理を展開していますが、突き詰めて考えると同様に心の繋がりを訴えているように私には感じられるのです。

私たちは繋がっている。

私の心はこの世界のように大きく、私のリアリティーにより限りなく様々な繋がりを創造する力を包含している。受動的に流され続けた私の生活は私の意志により転換できる可能性がある。私は感動の涙をぬぐうことができませんでした。私は私の心を旅していよう。繋がりを求めよう。そして本来の人間性を発見したい。私たちは繋がっている。たくさんの人々に訴えたい。愛が想像する力であるならば、その想像を限りない繋がりにも広げてゆきたい。

私の創作活動は、ここを原点としてはじまりました。


■感動の共鳴と孤高の道 ■

同じテレビ番組を別々に見た高校生がバスの中で話し合っていました。



面白かったという感動が相手に伝わり共鳴すると、さらに感動は広がるものです。芸術も同じではないでしょうか。写真などでは感動の画像を見ていただける。音楽などでも抽象的な感性を共有してもらえる。詩では、私もあなたの心と同じ感動構造が伝えられる。ことごとく自分が感動していなければ相手の心を引き出すことはできません。

自分のことを自分のために表現する人がいます。決して悪いことではありませんが、それを人に見せるのは少し傲慢なことです。例えば、自分の子どもの運動会ビデオを会社の後輩に長々と見せるのにも似ています。創作は魅せるものであり、見ていただくもの。作者の理念に立脚した感動が個性となり人に伝わり、共鳴するものなのです。ただ美しいだけの芸術は多くの感動を呼ぶものではありません。相手の心を取り出し、そして忘れかけた何かを思い起こさせるほどの強要が心地よく相手に伝わってはじめて、本当の感動が生まれます。

創作をはじめる方々。志す方々は、この最初の落とし穴に落ちることなく、「何のために芸術があるのか」をご自分なりに噛み砕いて考えてみることも大切です。また、 人類は芸術と文化の子であると言えるほどたくさんの芸術が存在しています。その最終目的は、あるひとつの世界に向かっているような気がしています。まるで複数の登山道から同じ山を目指すような高みがあるのではないでしょうか。私は芸術文化(創造)こそが心と精神を昇華しうるマテリアであると考えます。私たちは心を昇華できるから人生を謳歌できるのです。難しいことですが、許すことよりも、納得するよりも、いつか昇華できる心の環境をご自分で創造することが大切だと感じます。日本人特有の文化である「生け花」も「茶」も静なる空間をこしらえて初めて芸術の域に達します。

今日から私達は芸術という登山道を撰びゆく同志です。苦しみも高みに登るために流す汗です。しかし、ここで最も注意しなければならない重要なことがあります。それは、道の右を歩く決まりを作ったり、歩き方、登りか方のルールを作ってはいけないと言うことです。決まりや、スタイルを固定することは「否定」を招き、それはやがて芸術ではなく「否定し合うことからはじまる」言葉のパズルになってしまうからです。創作とは自由で孤高なものであるからこそ感性を光らせるものです。山には頂上に登らなければ見えない景色が広がっています。その感動を共有し共鳴させていきませんか。長い道のりになるかも知れませんが、きっと新しい指針と深い繋がりを見つけることができると思います。

ランキングに参加しました。クリックしてね。 banner2.gif





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2006.10.17 18:08:30
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Keyword Search

▼キーワード検索

Favorite Blog

気温があっという間… New! tanchannさん

人生日録・交際 昭… New! 風鈴文楽さん

散歩の喜び New! あけみ・さん

墨のイラスト cona-pさん
今日の空は何色? robizoさん
hisa ひさ彗星さん
夢と花と風 夢花風さん
 Kとワタシのwaltz… なおネィさん

Comments

だいせい@ 旧西村病院 なるべく顔だしてね(^O^)
命とは…@ Re:命とは無限で「ひとつ」だね(12/28) ありがとうございます…。私もそう思えます…
うさぎの桜子 @ *:;;;;;:*御無沙汰しています\(=^^=)ヾ*:;;;;;:* お久し振りの訪問です♪ なかなかお伺いが…
terasu @ 今日は。 遅まきながら、明けましておめでとう御座…
あけみ・ @ Re:母の魂に。。。(01/12) どんなにご心配されて 心を痛めていらっ…

Archives

・2025.11
・2025.10
・2025.09
・2025.08
・2025.07

Calendar


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: