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ヴィトフスカ・クラシコ[2006]/ヴォドピーヴェッチ ヴィトフスカ・アンフォラ[2006]/ヴォドピーヴェッチ イタリアの白、地品種、自然派。ときどき無性に飲みたくなるのがコレです。ヴィトフスカ・クラシカ[2006] ヴォドピーヴェッチ2006年は樽で仕込んだものと、アンフォラで仕込んだバージョンが売られています。この1週間の間で、両方も飲みました。エチケットは一緒で、裏ラベルの表示にクラシコのあるほうが、ノーマルな醸造のようです。まずはノーマルから。色は、茶褐色ががった黄金色。しかし、香りにも味わいにも濁った要素は、まったくありません。太いけど深いミネラル感、甘くないきんかんのコンポートを思わせる果実味、ついつい飲んでしまう魅惑的な旨み。こういう自然派は、イタリアならではだなあ、と思いました。アンフォラのほうは、月に1回行っているワインスクールの授業の後のワイン会に持参しました。ヴィトフスカ・アンフォラ[2006] ヴォドピーヴェッチその日のお題は、アルザス白の混醸のデイリーワインの飲み比べ。私は、ひさしぶりに飲んだジュリアン・メイヤーがいちばん軽快な味わいで、よかったです。さて、アンフォラバージョンですが、味筋はほぼ一緒でした。違いは、アンフォラのほうがまだ堅い印象、というくらい。顕著な酸化のニュアンスとかもないのは、果皮も一緒に漬け込んでいるからでしょうか?もう少し年月が経つと、両者の違いは際立ってくるのでしょうか? ともあれ、これからも時々リピートしたくなる味わいでした。その日は、クリスタル04や飲んでみたかったアメリカのピノ、コブ08などが飲めた、何とも嬉しいワイン会でした。その後、同じクラスのワインのネットショップの社長さんと2人で、ひさびさに渋谷のイザカヤ・ヴァンでグラスワインを。ダンジュヴィーユの確かフレミエ02とか、デュガのジュヴレ村名99などを飲みましたが、2人とも「まだまだ早かったですね」という結論。近々、もう少し熟成したものを飲みに行きましょう!という話になりました。
2012年07月30日
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シャブリ[2009]/ドメーヌ・ウィリアム・フェーブルブーズロン[2004](ハーフ)/ドメーヌ・A・エ・P・ド・ヴィレーヌゲヴュルツトラミネール・ヴァラエタル[2010](ハーフ)/コノスル最近飲んだワイン。気が付いたら、すべて3~4回飲んだものばかりです。失敗したくない、という思いが強いのでしょうね。少々忙しく、ココロに余裕がないせいだと思います……。ウィリアム・フェーブルのドメーヌ物のシャブリは、チキンソテーとフライドチキンに合うワインという趣旨で持参したワイン。鶏肉の脂っぽさを、シャブリの酸&ミネラルをさっぱりさせるという、寄り添うのではなく、リフレッシュさせる組み合わせ。これがベストかどうかはともかく、このドメーヌ物の並シャブリは美味しいと再認識しました。シャブリらしさがあるかどうかは別として、いい感じの旨みがあって、ネゴシアン物より一枚も二枚も上手な味わいです。家では、控えめにハーフを。熟成感のあるアリゴテは、ウィリアム・フェーブルより、よっぽどシャブリらしい味わいです。この2004年のハーフは、あと1本になってしまいました。たくさん買って、今後の熟成による変化を見てみたいのですが、もうあまり売っていないようですね。もう1本は、コノスルの500円ワイン。多分に濃厚で、果実味過多な部分はありますが、これがこの品種のエキゾチックなフレーヴァーと、苦みを伴う味わいとは、妙にマッチしていて、個人的には、ベスト・オブ・コノスルです。タイカレーのお供でしたが、ワインだったらコレでしょう!という組み合わせだなあ、と思いました。ハーフがちょうどよい感じでした。
2012年07月27日
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天穏 生もと 無濾過生原酒画像はナシです。昨夜は神楽坂の小室の「鱧づくし」。もう何回か覚えていないくらいの、毎年の恒例です。小室さんが自慢するだけあって、この鱧は別格の美味しさ。仕入れができるお店が、全国でほんの数軒だそうです。10年近く前、確か6月頃にここのランチで鱧のお椀をいただいて「すごく美味しいです!」と言ったら、「いやいや、これから入荷する鱧は、こんなもんじゃあないですから」と、夜の鱧づくしを薦められ、「づくしはなあ…」と思ったのですが、食べてみたら見事に嵌ってしまいました。小室では、「松茸づくし」、「蟹づくし」なども何回かいただきましたが、何度食べても飽きないのが、この「鱧づくし」です。さて、このお店ではもっぱらおまかせで何種類か日本酒をいただくのですが、日本酒に関してほとんど知識も経験も乏しい私の感想ですから、偏った感想なのかもしれないのですが、最後に飲んだ出雲の天穏という蔵の「生もと 無濾過生原酒」というお酒、「おっ、旨い。リースリングラスで飲みたい!」とう味わいでした。そう、酸がおいしい日本酒なのです!画像はネットで見つけましたが、禁転載だったので載せていません。赤いエチケット(?)です。その代わり、そのネットショップで思わず、ポチっと買い物ボタンを……。数限りなくワインを買ってきましたが、ネットで日本酒を買ったのは、初めてです。
2012年07月21日
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イ・マシエリ[2009]/ラ・ビアンカーラプチ・ブルジョワ[2010]/アンリ・ブルジョワオート・コート・ド・ニュイ・ルージュ[2009]/ドメーヌ・グロ・フレール・エ・スール仕事関係の会食。代々木八幡の大野屋さんという、パッと見は「町の蕎麦屋」。でも、店主が何しろワイン好きで、ソムリエ資格も取得。5,000円前後の、こだわりのワインがラインナップされています。で、6人でビールの後、白×2、赤×1。例によって、ワインのセレクトを頼まれたので、この3本を選びました。1本目は、私にとって最強のデイリーであるビアンカーラ。リストにはサッサイアが載っていましたが、欠品で替わりにイ・マシエリを。サッサイアより、わずかに軽量ですが、それがこの季節にピッタリ。「おいしい!おいしい!」と絶賛されたので、少し鼻の穴がふくらみました。2本目は、アンリ・ブルジョワ。レ・ヴァン・コンテもすすめれたのですが、1本目と味筋がしっかり変わったほうがよかろうと、プチ・ブルジョワを。これも夏向きの、ザ・ソーヴィニヨン・ブランという味わい(乏しい表現力ですいません)。これまた好評でした。3本目は、ピノが飲みたいという方がいたので、グロフレを。これとジュリアン・メイヤーのどちらかオススメを、とお願いしたら、これが出てきました。2009年らしい、しっかりとした果実味。樽も効いていますが、酒質がそれに負けていません。抽出が強く感じるグロフレですが、造りとヴィンテージとの相性はよいかも、と思いました。もう数年寝かせてたら、さらに美味しくなりそうです。みなさん、これも好みだったようです。どのボトルも4、5千円で、つまみも充実。ありそうでなかなかない、お蕎麦屋さんだと思います。
2012年07月20日
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シャルフェンベルガー・ブリュット[NV]/ロデレール・エステートこのドイツな名前のアメリカのスパークリングワイン。ロデレール・エステートの泡、として売られています。カルテット以外のノン・ヴィンテージで、価格は1割ほどお安いです。ロデレール・エステートが買収した造り手なのでしょうか?ネットで調べても、そのへんのとことが書いてありません。もし知っている方がいらしたら、ぜひ教えてください。当然、カルテットとの味の違いが気になります。まず泡は盛大ですが、やや粗めです。味わいはごく辛口で、カルテットよりドサージュ少なめかな?と思うくらい。ニュートラルな味わいで、香りにハーバルさがあったり、アフターに苦味やエグミもありません。酒質は、ややフラットに感じました。カルテットのほうがややコクがあり、やや柔らかい感じがします。個人的にはカルテットのほうが好みですが、こんな蒸し暑い季節にゴクゴク飲む泡としては、アフターまですっきり辛口なので、値段も含めて文句ありません。
2012年07月18日
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ブルゴーニュ・ブラン・グラン・エルヴァージュ[2009]/ヴェルジェ家飲みで。最近、同じ年のマコン・ヴィラージュのグラン・エルヴァージュものを開けましたが、今度はボーヌ系です。マコンは、完熟した果実味が印象的でしたが、コレはけっこうタイプが違いました。香り、果実味、ミネラルともタイトな印象です。閉じているのかわかりませんが、ヴェルジェらしい香りも充分感じますが、ボーヌの端正な白ワインの味わいです。複雑性はそこそこですが、澱から来ていると思われる旨みがバックボーンにあるので、物足りなさはありません。ヴェルジェ、やはりリーズナブルラインは安定したおいしさです!
2012年07月18日
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クロ・デュ・メニル[1998]/クリュグ恥ずかしながら、これも初めて飲みました、クロメニ。10年前にワインスクールの初心者クラスに行ったのですが、その時の同級生の方々が年に1回グラン・ヴァンの会というのを開催しています。これまで「ペトリュス垂直」「DRC1988&1998」などなどをやっていて、10回目の今回のメインは「クロ・デュ・メニル」。私は、数年ぶりに参加しました。会場は、東麻布のル・フェーヴ。初めて伺いましたが、何ともいい雰囲気のワインレストランでした。着いてビックリしたのは、参加者が4人だったこと。多いときは30人という会でしたが、3連休の初日ということもあってか、今まででいちばん少ない参加人数になったそうです。会費は変更ナシということで、主催者の持ち出しになった模様です…。私としては4人で1本ですから、嬉しい限り。いろいろ飲みましたが、クロメニは、マルク・ペノの次の2番手としてまず飲んで、残して〆シャンとしても味わうことにしました。さて初クロメニ、98ということもあって、まず酸の若さを感じましたが、その酸がきれいで美味しく、長く長く続くことにびっくり。口の中の余韻の美味しさがたまりません。香りは柑橘に始まり、やがてキャラメル、そして白トリュフ。果実味は、砂糖漬けのフルーツを思わせる濃厚さがあります。余韻、とても長いです。最近、プレステージを飲むようになりましたが、予算の関係で比較的若いヴィンテージを飲むことが多くて、「まだまだ先だな」と感じる味わいが多かったのですが、クロ・デュ・メニルの1998年は、若くても(といっても14年ですが)美味しかったです。もちろん、熟成させると別の魅力が開花するに違いありませんが……。グランド・キュヴェとはコンセプトが違う美味しさだと思いましたが、熟成させると近づいていくのでしょうか?ぜひ再会したいな、と思いました。
2012年07月17日
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ポマール・レ・ペズロール・プルミエ・クリュ[2006]/ドメーヌ・モンティーユ鮨さいとうのランチの後、ル・コフレの三木さんは仕事へ。私と友人は、何しろワイン好きなので、その日の夜、横浜のランジュヴァンへ。半年前に飲んだ、モンティーユをもう1回飲みました。前回は、オーナーの中村さんのオススメで、デカンタージュしましたが、今回はしないほうがいいのでは?というアドヴァイスで、ゆっくり飲みました。最初はタイトでしたが、だんだんとモンティーユらしい、しっかりしているけどしなやかな果実味が開き出して、どんどん美味しくなっていきました。最初はアフターにかすかな苦味がありましたが、最後は何とも甘やかな味わいに。やっぱりいいですねえ、モンティーユ。
2012年07月17日
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グラン・キュヴェ[1985]/アラン・ティエノ5年の間、毎月通っている溜池山王の鮨さいとうさん。先週は、3人でのランチでしたが、銀座のル・コフレのソムリエの三木さんが一緒で、シャンパーニュを持参してくれました。評価の高い1985年、モカやブリオッシュの熟成香と、きれいな酸化熟成した味わい。白身やまぐろを、状態よく熟成させているさいとうさんのお鮨との相性は、抜群でした。今まで、何種類かワインを持ち込ませていただきましたが、今回がいちばんピタリと来ました。
2012年07月17日
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カルト・ドール・ブリュット[NV](ハーフ)/リシャール・シュルラン昨日は、休肝日のハズでしたが…。仕事で、ちょっとサプライズ&嬉しくないコトがあり、思わず抜栓してしまいました。冷蔵庫で冷えていたシャンパーニュのハーフです。そのワインのセレクト、状態、理念等で、高い評価を受けているインポーター、ラシーヌ。そのラシーヌが長年輸入している、定番リーズナブルシャンパーニュが2つあって、一つはジョゼ・ミッシェル、もう一つがこのリシャール・シュルランです。最近でこそ、プレステージシャンパーニュをあれこれ飲むようになりましたが、それまではセロスやウーリエあたり以外は、あまりいろいろなシャンパーニュに手を拡げていませんでした。でも、そんな時でも、時々は泡が、それもシャンパーニュが飲みたくなるので、家に常備していたのが、この銘柄でした。ジョゼ・ミッショルのほうが好き、という方も多いのですが、私はよくも悪くもきれいな酸が強めに主張しているように感じ、このシュルランのほうがドサージュが多めなのか、やや柔らかく思え、もっぱらこちらを買っていました。だいたい買うのは、このカルト・ドールのフルボトルとハーフボトル。ハーフで、2,000円前後です。とにかくリピートしています。これは最後の1本でしたが、週末にブリュットHというキュベが1本届くので、開けてしまうことにしました。少し上のクラスですが、この値段、安いですよね。さて、昨夜のハーフ、いつも柔らかめの味だと思っていたのですが、暑くなってスパークリングばかり飲んでいたせいでしょうか?、ひさしぶりのその味は、思っていたより、きれいでタイトでした。ミネラル感があって、泡立ちも申し分なく、やや肉厚な感じもします。でも、しばらくするといい感じに柔らかさが出てきて、やっぱりシュルランいいなあ、と思いました。今夜も社の歓送迎会で、居酒屋。美味しいワインが飲めなさそうです。でも、明日はよき泡が飲める予定です。
2012年07月12日
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モンテプルチアーノ・ダブルッツォ・ヨーリオ[2009]/ウマニ・ロンキ借り画像です。昨夜は会社の歓送迎会で、代々木上原のイタリアンに。前菜盛り合わせ、パスタ3種、メイン、ドルチェ&飲み物というコースは、わかりやすく&美味しかったです。こういう時、ワインを選ぶ係になるのですが、ボトルでスプマンテの後、コレを。ヴィンテージも確かめなかったのですが、たぶん2009年。昔、渋谷に河内屋という安売り酒屋があって、昼休みによく覗いていました。そこにいつもコレがあって、たまに買っていました。リーズナブル&安定して美味しいワインなので。昨夜のお店では、この値段の3倍強。まあ、絶対値としては高くないのでチョイスしました。周りからは「美味しい!」と、評価は上々でした。よく熟したタンニンとプラム系のフルーティーな果実味。ボルドー好きにも、ブルゴーニュ好きにも受け入れられそうな味わいです。こういうワイン、家に1本置いてあると、すごく重宝しそうです。
2012年07月11日
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ガスコーニュ・ブラン[2011]/アラン・ブリュモン赤のモンテュスや、ブースカッセで有名なマディランのアラン・ブリュモン。昔、モンテュスを垂直で数本飲んだことがありましたが、20年以上経ったものでも、まだまだ強かったのが印象的でした。そんな造り手の、カジュアルな白。夏の週明けの平日にふさわしい味でした。グロ・マンサン+ソーヴィニヨン・ブラン。グロ・マンサンというのは、どういう特徴なんでしょうか? 味わいはアロマティックでハーバルですが、そんなに濃厚ではないので、いい感じです。グレープフルーツを思わせる、アフターのかすかな苦味も、いいアクセントになっています。1,000円ワインとしては、かなりレベルが高いのではないでしょうか? この味、夏向きです。
2012年07月10日
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ロデレール・エステート・カルテット・ロゼ[NV]/ロデレール・エステート週末のワイン、その2。先日のブリュットに続いて、今度はロゼを。これの生産量は、ブリュットの1/20だそうです。ワインバーやレストランなどの外飲みではなく、自分で買って飲んだワイン、ワイン会など、外に持って行って飲んだものも含めると、この泡で、今年はちょうど100本になりました。さて、このロゼ、ブリュットの1.5倍ですが、本家のヴィンテージ・ロゼの半額以下。ですが、相当に美味しいと思いました!ブラインドで飲んだらら、私の舌ではシャンパーニュと間違いなく思いそう。ブリュットもそうですが、バランスに長けていて、そこにいい感じに、ピノの果皮のニュアンスがトッピングされています。本家も高級感があり、バランスに長けているのですが、あの値段だと、もう少し個性を感じるものを飲んでみたくなります。でも、この値段なら、このシャンパーニュらしいバランスは、逆に嬉しくなります。つい最近、ネットで、ずっと欠品だったこのロデレール・エステートのヴィンテージ物のエルミタージュがあるのを発見! ロゼは売り切れでしたが、2003年のブリュットを2本入手できました。次は、このエルミタージュを飲んでみたいと思っています。
2012年07月09日
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パタポン・コトー・デュ・ロワール[2011]/ル・ブリゾー週末のワイン、その1。ロワールの自然派、一時期は新しいヴィンテージがリリースしたとたんに売り切れでしたが、最近はそうでもなくなった赤ワイン。2011年は、ピノ・ドニス100%のようです。甘酸っぱく、柔らかい味。2011年は、酸が強めに感じました。ガメイをブレンドする年もあるので、それがないせいかもしれません。ゴクゴクと飲んでしまいましたが、数日に渡って飲みつないだほうが面白かったかもしれません。2006年ものが、確かまだ1本残っています。それは、もう数年ほっておくつもりです。
2012年07月09日
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コート・ド・ニュイ・ヴィラージュ[2009]/ドメーヌ・バシュレキャンティ・クラッシコ・アルジェニーナ[2007]/イル・パラッツィーノ今週、牛肉の赤ワイン煮とハンバーグに合うワイン、ということで持ち寄った2本。4人で飲みました。同僚の女性が持ってきてくれたのがバシュレ。旦那さんがディープなワイン好きで、私も何度が一緒にワインを楽しませていただきました。バシュレは好きな造り手なので、私も同じものを2本持っています。ですので、いま開けてどんな感じかは、とても楽しみでした。この銘柄の2005年がとにかく美味しくて、たまに覗いている、ものすごくよいワインばかり飲んでいる方のブログでも同じようなことが書いてあって、意を強くして、それ以来追いかけています。さて2009年ですが、よい年だったことがよくわかる甘くたっぷりとした果実味があります。若いうちに飲むと愛想なく感じるバシュレにしては、珍しい。でも、なぜか香りと味わいの中に、梗から来ているような青っぽさがあります。これは、熟成で消えるのかな?おいしく飲めるけど、もう少し様子を見たい味わいでした。私は、少し前に飲んで美味しかったキャンティを。バシュレと並行して、飲んだからでしょうか? 以前の印象より、やや陽性で、果実の甘酸っぱさを強く感じました。あまりイタリアを飲まないメンバーが多かったので持参したのですが、ブルゴーニュ好きにも好評でした。ただフランスとイタリア、やはり酸のニュアンスが違うんですよね。最近私は、節操無くいろんな国のワインを飲んでいますが、ブルゴーニュに軸足を置いている人にとっては、イタリアは、アウエーな感じがするようです。新世界のワインは、フランスという親から生まれた、若い現代っ子という感じがしますが、イタリアワインは、フランスワインの従兄弟みたいなものでしょうか?血縁は感じるけど、顔も性格もどこか違う、みたいな……。
2012年07月06日
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オー・メドック・ド・ジスクール[2007]私がワインにはまったきっかけは、1996年の9月に、パリのアパルトマンで飲んだシャトー・ジスクール。飲む前はワインにそれほど興味がなかったこともあり、ヴィンテージが不確かなのですが、89か90。たぶん90だったと思います。紙コップで飲んだのですが、「あーっ、ワインって美味しいんだ!」と思った瞬間でした。次の日に飲んだ、レ・フォール・ド・ラトゥール(確か91年)が、当時は何だか青臭い味に感じて、「ワインの味は、銘柄と年号でやはり違うな」とも思いました。それ以来、ジスクールと金色の人魚のマークは、すっかり贔屓筋に。何年か前、ジスクールが醸造で不正を働いたことがニュースになった時も、「コスト削減ではなく、ワインの味を重視したのでは?」と思ったくらいです。本家のマルゴーのジスクールは、少し前に2004年を飲んで、「やっぱり好きだ!」と再確認。偉大ではないのですが、味のバランスの取り方が上手いのだと思います。こちらのオー・メドックでつくる分家は、あの漫画で有名になってしまいました。確かに、本家のミニチュア版のような味わいです。果実味、酸、タンニンのバランスを重視しているのでしょう。この2007年も、開けたてから柔らかい印象です。黒系果実、スパイス、ハーブ、コーヒーといったニュアンスがあくまで控えめに声を出していて、シンプルだけど、音数は過不足なく揃っている。そんな感じです。ある意味、ブルゴーニュ好きのためのボルドー?かもしれませんね。本日のモールアニマル、ヒツジ・オン・ザ・スプーンです。
2012年07月05日
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アウスレーゼ[2009](ハーフ)/クラッハーオーストリアの甘口。シャルドネのようです。このアウスレーゼの上のベーレンアウスレーゼが、同じ値段で半分の大きさ(1/4ボトル)で売っていましたが、ハーフくらいは量を試してみたいなあと思い、コレを。2,000円代前半でした。昨夜は、遅めの帰宅。寝る前に何か飲みたくて、抜栓して1杯だけ。2009年という若さ&シャルドネというニュートラルな品種ゆえでしょうか? きれいで強めの甘みがストレートに来ました。熟成したリースリングのアウスレーゼと比較すると、甘さは強めに感じます。でも個人的には、充分な残糖感。ベーレンだと、甘すぎると感じちゃうかも?と思いました。深夜の1杯としては、とてもよい感じでした。たぶん少しずつ、味わいが変わってくるのだと思います。2杯目、3杯目の変化を楽しめたらいいな、と思っています。
2012年07月04日
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ロータリ・タレント・ブリュット・メトード・クラシコ[NV]/ロータリこれも、この本で知ったイタリアの泡。昨日は、勤めている会社の人事異動。私は替わらなかったのですが、片腕と頼んでいた人物が、別の部署に。栄転なので喜ばしいことですし、新たに入ってきた方たちが間違いなく優秀な人材なので、決して悪い状況ではないのですが、今後考えていた構想が難しくなり、いろいろ見直しをしなければならなくなり、ちょっとストレス……。こんな時、たぶんいちばん嬉しいのは、ワインの趣味が合う友人とのゆっくりとした会食なのですが、まずしばらくは仕事と歓送迎会という名の、仕事の延長の会食になりそうです。そんなわけで、週明けですが、泡を。といっても、スパークリングワイン。コレはシャルドネ100%だそうです。抜栓直後、シャンパーニュのブラン・ド・ブランと見紛う芳香が! ほどなく拡散して、香りはおとなしくなりましたが、間違いなくシャンパーニュと同じ方向です。味わいも、ドサージュが少なそうな辛口で、きれいな味わい。少し時間が経つと酒質も柔らかくなり、果実本来の甘みが顔を出してきて、いい感じになってきました。私は、近所で2,000円くらいで購入しましたが、ネットではそれより2割りくらい安く出回っているようです。2,000円を切る価格なら、カヴァの苦味が苦手なシャンパーニュ系が好きな方にとって、夏の喉の渇きを癒す泡モノとして、オススメできますね。ただ、私が飲んだボトルは、アフターにごくわずかにエグミを感じました。乏しい経験から推測すると、たぶん軽く熱が入っていたような気もします……。次回は、ピノとシャルドネでつくられているロゼを試してみたくなりました。
2012年07月03日
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ニュイ・サンジョルジュ・プルミエ・クリュ・レ・シェニョ[2004]/ジョルジュ・ミュニュレ週末のワイン、その2。正統派のブルゴーニュ、オフヴィンでそろそろ美味しくなった?と言われる2004年です。この造り手は、ファンが多いですよね。私は、そこまでではありませんが、コレや村名ヴォーヌ・ロマネを、たまに飲みます。上のクラスは、数回飲んだことはありますが、1本しっかり味わったことはありません……。今回のコレは、開けたては抽出の強い感じがして、酸とタンニンのエッジの引っ掛かりを感じて、正直、美味しくありませんでした。ところが、さすがミュニュレ、30分もするとだんだんと柔らかく、しなやかな酒質になっていき、果実の甘みがじんわりと広がっていきました。ただ、酸も少し余計に頑張っていて、良年に比べると、いくぶんバランスが悪い感じが、最後まで残りました……。2004年、1984年に近い? なら、あと10年放置でも、よかったかもしれません。もうとっくに飲み頃を過ぎたと言われる1984年ですが、よき生産者のものは、最近飲んでもすごくおいしいので、2004年もそうなるかも?という気がします。
2012年07月02日
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コングスガード・ヴィオルース[2009]/コングスガード週末のワイン、その1。シャルドネで有名なコングスガードの、希少なローヌ品種の白を飲ませてもらいました。ルーサンヌとヴィオニエのブレンドです。シャルドネとはまた違った、ゴージャス感がありました。樹脂を思わせる、ハリのある果実味。エキゾチック&トロピカルな香りは、有名生産者の良年のエルミタージュ・ブランを思い出します。好んで飲む品種ではありませんが、ここまで押し出しが強く、完成度が高いと、飲ませてもらってよかった!と思えます。
2012年07月02日
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