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サントーバン 1er Cru レ・シャルモワ[2012]/ドメーヌ・ヴァンサン・エ・ソフィー・モレ最近、シャサーニュ、サントーバン系のモレ一族の最新ヴィンテージのシャサーニュ1級を、並べて試飲する機会がありました。知らないモレもいましたが^^、世評通り、トマ・モレとイヴ・コラン・モレが、最近の嗜好に沿った味筋に感じられ、ベルナール直系のこの造り手は、その時はやや野暮ったく感じました。飲みながら、そういえばこの造り手、家に1本あったなあと思い、昨日飲んでみたのがこの銘柄。ヴィンテージもその方向性を助長しているかもですが、やはりサントーバンとしてはややリッチで柔らかい酒質で、シャサーニュの低いところのような味わい。ミネラル感はさほどなく、新樽はなじんでいますが、ほかのモレたちよりも感じられます。ただし単体で飲むのではなく、料理を食べながら飲むと、そのまったり濃いめの味わいも、あまり気になりません。さらにいえば、あまりにも陳腐かもですが、鶏のクリーム煮と合わたところ、実に美味しく感じられました。もっとサントーバンらしい白だったら、逆に合わなかったかもしれません。
2018年08月28日
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いつもの3人で、共通して大好きな辛系チャイナとワイン。初めて伺った月世界、洗練さとラフさの同居がほどよいお店で、3人ともすっかり気に入ってしまいました。辛いものに合わせて泡、白、赤。Iさんお得意の、ルーシー・マルゴー系の豪ペティナット。シャルドネだそうで、ブラインドだとシャソルネのシャソルナードにそっくりな味わいに思えました。Yさんの白は、デュガ・ピィのバックヴィンテージ。ペルナン1級とか、造っていたんですね。わかりやすく樽が効いていましたが、辛い系にはこれくらいがむしろよく合っていました。私はルシアン・ル・モワンヌの変化球。シャトーヌフの2011年。これ、好評でした。ブルが本拠地らしい、スパイシーさ加減がほどよい、洗練されたヌフで、山本明彦さんがボンヌ・マールと間違えた、というのもうなずける味わいで、ネゴシアンのルロワのシャトーヌフ、あれと同じ方向性の味わいでした。熟成させると、よりピノ系に化けそうでした。二次会は、ひさびさにイザカヤ・ヴァン。〆泡にセレックをボトルで。
2018年08月27日
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ショレ・レ・ボーヌ[2015]/ドメーヌ・トロ・ボー欧米の評論家筋では、ブルゴーニュのコスパワインとして名高いトロ・ボーの本拠地銘柄。これとは別に畑名付きもあって、一度飲んでみたいのですが、未経験です。やや黒み優勢の濃いめの果実味は、ジャミーの一歩手前で踏みとどまっていて、綺麗な酸の下支えがあるので、美味しく飲めます。現在流行りの味筋ではなく、デュガあたりがいちばん評価されていた頃の家飲みワイン、といった方向性なのかもですが、個人的には嫌いではありません。ひとつにはやはり酸の存在と、もう一つは飲み進めると、それほど複雑ではないのに、一つ二つ、「コレもあったんだ!」的な、ボーナスポイントのような香りや味わいがあって、たとえば黒系に隠れていたクランベリー系の赤系果実が、ひょっこりと顔を見せたり、ごく軽くシナモン系のスパイスが一瞬香ったり……。熟成しての発展は約束されている気がするので、10年後くらいにまた飲んでみたい。そんな味わいのブル赤でした。追記:翌日、残した4割ほどを飲んでみたら、黒系がやや後退し、マスキングされていた赤系果実の要素が表に出て、さらに好ましい味わいになりました。
2018年08月23日
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ブルゴーニュ・アリゴテ[2006]/ドメーヌ・ブリュノ・クレールバックヴィンテージ。これならPMOもなかろうと購入。アリゴテ、ごまが香るコシュ、綺麗なミネラルの背骨を感じるポンソなどの高級系以外は熟成し難いイメージがあります。リーズナブル系で逸品だったのは、ヴィレーヌのブーズロンで、今では毎月一緒にワインを飲むようになったY田さんの店で、知り合う前に大量に買ったアウトレットのハーフボトル。瓶差はありましたが、アタリは一流どころの熟成シャブリと見紛うばかりで、ずいぶん何度もリピート買いしました。で、今回のブリュノ・クレールですが、鋭角だった酸が鈍器のようになり、やや果実味も痩せた印象。しかしながら、何故だか若い頃の酸高だった味わいの残像のようなものがかすかにあって、そこを探すようにして飲むと、しみじみ美味しく感じるから不思議です。酸化熟成をしてしまったシャルドネよりは、かなり美味しいような気がします。
2018年08月22日
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ムロス・アンティゴス・アルヴァリーニョ[2017]/アンセルモ・メンデス微発泡していなくて、ミネラルと樹脂感、ほのかなオレンジのニュアンスのあるアルバリーリョ。焼き魚に実によく合うワインです。ただし、しょうゆをかけないで食べるのがポイントですね^^
2018年08月20日
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リシャール・シュルラン・キュヴェ・ジェンヌ[2008]外房のイタリアンに持ち込みで。PN70くらいだと思っていましたが、ブラン・ド・ノワールでした。以前に飲んだ時より、酒質が締まってきて、ドサージュが少な目に感じられるようになってきました。重心の低い感じが、食中酒として通すのにはいい感じです。シャルドネがいいとされている08ですが、このキュヴェも他のヴィンテージより好印象。08は、黒ぶどうもまずまずよかったように思われます。締めにシチリアの赤をグラスで。昨日の遅い時間に東京に帰ってきて、喉が渇いていたので、カヴァを開けたのですが、あまり美味しく感じられませんでした。やや涼しい風が吹いていて、夏に秋の気配が混じり始めると、ちょっと前までとても美味しく感じられたカヴァが、途端にいま一つに感じられるから不思議です。少しデイリーシャンパーニュを買い足すことにしました。
2018年08月16日
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VdF ルージュ[2014]/レ・ヴァン・コンテアルコール度数11%。外房で家飲み。すでに2017年が出回っているので、3年近く寝ていたようで、最初はさすがに酸がゆるくなり始めた感がありました。ちなみに最新ヴィンテージは、ロワールにしてルーションの買いぶどうも混ぜているそうです。しかしながら飲み進めると、軽いロック香と旨みは健在で、澱混じりのボトルの下部は何とも美味しく、いつもながら、夏の赤のベストのひとつかも、思ってしまいます。外房の小さなワインセラー、デイリー中心で置いてあるのですが、つい外食ばかりで、ぜんぜん消費されません。主に行くのは送迎してくれる(アルコールが飲める)イタリアンと居酒屋的和食屋なのですが、イタリアンのはもっぱら泡を持ち込み、カジュアルな和食屋は、お店のオスコのビアンコとロッソを代わりばんこに飲んでいるので、スティルワインを家で消費しないのです。ちなみにワンコイン強で知られるオスコ、店ではもちろん3倍以上の値付けですが、地魚や地野菜と飲んでいる分には、白赤とも不満は覚えません。と低空飛行のワインライフ。ちなみに1年以上続いた、地味なスポーツへの傾倒というか、その用具へのフェチは、変わらず続いております。ラケットは、ついに14本。といっても3本は同じもの!です。まあワインで言えば、ある造り手の、あるキュヴェが気に入ってしまった、ということでしょうか。複数本買うのは、ヴィンテージ違いのアルコール度数違いのようなものです。つまりは3本とも重量が違う……。まあそれにラバーを貼るわけですので、まだまだ変数が存在するので、ワインに例えても上手くいかないのですが^^上手になることはあきらめましたが^^、用具探求はもうしばらく続きそうです。
2018年08月11日
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ブルゴーニュ・ブラン[2015]/トロ・ボーネットの市場はある意味正直で、2015年のACブルゴーニュに関しては、主だった赤はほほ売り切れで、白は比較的残っています。私も、白はもぅ買わなくてもいいやと思っています。ふだんシャルドネは新世界も飲むので、2015年のレジョナルもそちら寄りの味わいだと思って飲めばいいのでしょうが、何でしょう、外見と中身のギャップのある女性と食事をしている時のようなキブンになってしまい、何だか美味しく感じられないのです^^これは唯一手元に残っていた2015年のブルゴーニュ・ブラン。少しコックリした味のシャルドネが飲みたくなって開けてみました。よく拝見しているブロガーさんたちも飲んでいて、その安心感もあって^^15的な要素はありますが、確かに想像よりは締まった味わい。しっかり熟れた黄果実に、かなり冷涼感を感じる酸と、そこそこのミネラル。最初から開いた味わいで、2015年のブルゴーニュ・ブランとしては、シャントレーヴと並んで、美味しく感じた1本でした。
2018年08月03日
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ブルゴーニュ・ルージュ[2014]/ドメーヌ・ガショ・モノ先日、六本木のラポのオーナーのYさんに薦められて飲んだ、この造り手のCdNVの2014年がとても好印象だったので、ネットで買おうと探したら、ヴィンテージが2015年に進んでいました。同時に2014年のこのレジョナルもあったので、一緒に購入。ちなみにこちらもコルゴロワンとコンブランシアンのぶどう100%だそうで、値段もあまり変わらなかったので、CdNVのデクラッセ銘柄かもしれません。同年のCdNVと同じ方向性の、やや淡く酸が綺麗な赤系果実ですが、やや青い要素が目立ちます。ぶどうの熟度というよい、梗のニュアンスなのかもしれません。しかし飲み進めているうちに、後ろに隠れていき、ラズベリーやクランベリーを軽く煮詰めたような味わいになりました。まずまず、でしょうか。2015年に期待したいです^^
2018年08月01日
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