アフィリエイト広告を利用しています
<< 2024年02月 >>
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29
検索
リンク集
最新コメント
チェコの銀行1(十二月二日) by ルイ ヴィトン 時計 レディース hウォッチ (03/20)
メンチンスキ神父の謎(四月卅日) by にっしやん (12/30)
メンチンスキ神父の謎(四月卅日) by にっしゃん (12/30)
メンチンスキ神父考再び(七月卅日) by にっしゃん (12/30)
カレル・チャペクの戯曲残り(二月朔日) by K (08/16)
最新記事
カテゴリーアーカイブ
記事ランキング
ファン
タグクラウド










ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

広告

posted by fanblog

2019年06月15日

所有形容詞?@(六月十三日)




 この所有形容詞は、一般の名詞でも人名でもいいのだが人を表す名詞から作るもので、後に続く名詞が誰のものなのか、誰に属するのかを表すのに使われる。機能としては二格にして名詞の後ろに持っていくのと同じなので、使わずに済ませようと思えば何とかなるものである。ただ、チェコの地名の中には、この所有形容詞が使われているものがかなりあって、そんな場所に行くときには、格変化させる必要があるので、ある程度は勉強して覚えておく必要がある。

 一番有名なのはカレル四世にちなむ「Karl?v most(カレル橋)」「Karlovy Vary(カルロビ・バリ)」などだろうが、学校名や通りの名前などにも頻繁に登場する。 カレルは「Karlova Univerzita(カレル大学)」「Karlovo nám?stí(カレル広場)」など、いろいろなところに使われているから、これを使って、男性名詞活動体からの所有形容詞の作り方を説明しよう。
 所有形容詞も形容詞の仲間のようなものだから、基本形は男性名詞単数につくときのものを使う。それはカレル橋の例からわかるように、「Karl?v」である。つまり、男性名詞の活動体の後ろに「-?v」を付けてやれば、男性名詞単数一格につけるときの形が出来上がるのである。ただし、「Karel」→「Karl?v」となるように格変化の際に落ちるいわゆる出没母音の「e」は消えるし、例外的に母音で終わる男性名詞の場合には、母音を取り去ってから語尾を付けることになる。「Smetana」→「Smetan?v」のように。

 女性名詞、中性名詞につける場合は、語尾が少し変わって「-ova」「-ovo」になる。これに男性の「-?v」を合わせてみると、所有形容詞の語尾がどうなるかが見えてくる。原則として子音で終わる男性名詞につける場合には、所有形容詞も子音「v」でおわり、「a」で終わるものが多い女性名詞の場合は「a」、「o」で終わるものの多い中性名詞は「o」を取るのである。これから複数の場合も同様だと考えて、男性名詞活動体は「i」、不活動体と女性名詞は「y」、中性名詞は「a」になるということが想定できるが、その想定は正しい。
 つまり、硬変化のそれぞれの性に特徴的な名詞を選ぶ限り、1格においては、所有形容詞の語尾と、名詞の語尾が常に一致するのである。とりあえず、これを覚えておくと、所有形容詞の使い方は楽になる。念のために一覧にしておく。

 単数
  Karl?v kamarád (男性名詞活動体)
  Karl?v most (男性名詞不活動体)
  Karlov a Univerzit a (女性名詞)
  Karlov o m?st o (中性名詞)


 複数
  Karlov i kamarád i (男性名詞活動体)
  Karlov y most y (男性名詞不活動体)
  Karlov y Univerzit y (女性名詞)
  Karlov a m?st a (中性名詞)


 軟変化や特殊変化の名詞が出てきて、所有形容詞の語尾に自信がないときには、硬変化に合わせて語尾を決めてから、名詞につなげてやると間違いが少なくなる。特に単数では、原則として所有形容詞の語尾は名詞格変化の語尾と共通するので、例外の部分さえ覚えてしまえば楽である。
 ということで格変化を示す。


男性名詞活動体
 1Karl?v kamarád
 2Karlov a kamarád a
 3Karlov u kamarád ovi
 4Karlov a kamarád a
 5Karl?v kamarád e
 6Karlov ? / u kamarád ovi
 7Karlov ým kamarád em


 3格と6格は、男性名詞の活動体で特殊な語尾「-ovi」が出てくるが、二語以上の男性名詞が並んでいる場合、この「-ovi」をとるのは最後の名詞だけで、それ以外は「-u」になるというのを思い出せば、共通の語尾だととらえることができる。6格の「?」に関しては、男性名詞硬変化の6格にしばしば「e」を取るものがあるからこれも共通すると考えておく。5格は使う機会があるとも思えないので、無視してもいいのだがここは例外。
 最大の例外は、7格で所有形容詞の語尾が、名詞の語尾ではなく、形容詞の語尾になっていることである。つまり、所有形容詞の格変化は、名詞と形容詞の格変化のハイブリッドというとチェコ語には似合わないので、ミーハネー・バイチコなのである。これは複数の格変化で形容詞の語尾を取るものが多いのの前触れだと考えておこう。


男性名詞不活動体
 1Karl?v most
 2Karlov a most u
 3Karlov u most u
 4Karl?v most
 5Karl?v most e
 6Karlov ? / u most ? / u
 7Karlov ým most em



 活動体で問題にしたのを除くと、語尾が一致しないのは2格である。ただこれも男性名詞不活動体の中に、特に古くから使われている言葉の中に、二格で「a」が出てくるものがある。たとえば「les」→「lesa」とか、地名でもプシェロフやプロスチェヨフは、2格で「a」を取るから覚えやすいはずである。
 念のために指摘をしておくと、所有形容詞も、活動体につく場合には、2格と4格が同じ形になり、不活動体の場合は、1格と4格が共通になる。

 次は男性名詞の場合と共通点の多い中性名詞から先に取り上げる。名詞と所有形容詞の語尾が完全に一致しているのがわかってもらえるはずである。


中性名詞
 1Karlov o m?st o
 2Karlov a m?st a
 3Karlov u m?st u
 4Karlov o m?st o
 5Karlov o m?st o
 6Karlov ? / u m?st ? / u
 7Karlov ým m?st em


 長くなったので女性単数と、複数は明日に回すことにする。
2019年6月14日21時。










この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/8889615

この記事へのトラックバック
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: