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2020年06月18日

サッカーリーグ全節終了2(六月十五日)






  7位 チェスケー・ブデヨビツェ 43
  8位 ボヘミアンズ 1905    42
  9位 スロバーツコ       42
  10位 ムラダー・ボレスラフ   40

 勝ち点は念のために書いたけど、このグループでは重要ではない。まず7位と10位、8位と9位で対戦し、勝ったチーム同士で試合するというプレーオフ形式で行なわれる。この4チームの中で一番勢いがあるのは、再開後の6試合を5勝1敗で終えたボヘミアンズである。第三グループでも下のほうにいたはずなのに、一気に順位を上げた。ボヘミアンズが順位を上げなかったらオロモウツがこのグループに滑り込めるはずだったのだが。
 ボヘミアンズは、プラハ第三のチームで、数はスパルタ、スラビアのファンに大きく劣っているけれども、熱狂振りでは負けないのがボヘミアンズのファンである。だから無観客に近い状態での再開は、不利じゃないかと思われたのだが、そんなことはなかった。ボヘミアンズがヨーロッパリーグに出たら、ものすごく久しぶりのヨーロッパのカップ戦出場ということになる。こわいもの見たさで見たいような気もするけど、ホームのドリーチェクのスタジアムは使えないんじゃないかな。

 逆に秋の部の途中から一気に調子と成績を上げて昇格直後のシーズンで台風の目となっていたブデヨビツェは春に入って勢いを失った感じである。特に武漢風邪明けの再開後は、選手層の薄さが響いているようにも見える。チームの軸であるベテランのシボクがチームを買収するとかしないとかでもめていた記憶もあるので、その辺も成績に反映されているかもしれない。


 第三グループ
  11位 オロモウツ  36
  12位 テプリツェ  31
  13位 ズリーン   27
  14位 カルビナー  26
  15位 オパバ    23
  16位 プシーブラム 21

 下位6チーム中、4チームがモラビア・シレジアのチームという残念な結果になった。この順位で終われば、降格ボヘミアのチーム、入れ替え戦シレジアの2チームとなって、モラビアには影響がないから最高の結果なのだが、そこまでうまく行くかどうか。
 前節でオパバを逆転して15位に上がったプシーブラムは、最終節でテプリツェに惨敗し、逆転されたオパバは、監督をオロモウツ育ちの元代表のコバーチに変えて挑んだ最終節でブデヨビツェに勝って再逆転した。最下位で降格確定となるのはこのどちらかの可能性が高いと思うのだけど、プシーブラムも監督がホルバートに変わってから勝ち点を稼いでいるし、13位のズリーンぐらいまではまだまだ安心はできなさそうだ。

 地元のオロモウツはもちろんのこと、テプリツェも日系企業であることが意識されないぐらいにチェコのサッカー界に溶け込んでいる旭硝子の現地法人が長らくオーナー企業を勤めているので密かに応援している。この2チームには入れ替え戦に回ることなく残留を決めてほしいところである。現時点での勝ち点の差から考えると問題ないと思うけど。

 昇格を争う2部は、まだ7試合残しているけれども、最低でも入れ替え戦に出てきそうなのが、現在首位のパルドゥビツェと2位のブルノである。この2チームの勝ち点差は6、2位と3位のジシコフの差は9となっている。4位は1点差でフラデツ・クラーロベー、5位はさらに3点差でドゥクラ、さらに1点差で6位のイフラバが続いている。この辺りまでが現実的な入れ替え戦争いチームということになりそうだ。
 入れ替え戦に出場するのは二部の2位と3位のチームなのだが、初年度だった去年は、二部のチームはどちらも敗退して昇格できなかった。その時に、1部のチームが残留することが事前に決まっていて、審判が微妙に(もしくは露骨に)アシストしているなんて批判の声が、負けた二部のチームから聞こえてきた。確かに微妙な判定が多かったし全くの的外れの批判ではないとは思うが、サッカーなんてそんなものだというのも事実である。残留を争った追加リーグでも下位のチームは、上位チームを残留させるための判定が多すぎるといって批判していたし、ビデオが導入されても本質的な部分、不公平な判定が存在するというのは変わらないのである。
 ことしはどんな騒ぎが起こるか楽しみにしておこう。
2020年6月16日9時。







https://onemocneni-aktualne.mzcr.cz/covid-19
https://www.krajpomaha.cz/










タグ: サッカー
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