アフィリエイト広告を利用しています
<< 2024年02月 >>
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29
検索
リンク集
最新コメント
チェコの銀行1(十二月二日) by ルイ ヴィトン 時計 レディース hウォッチ (03/20)
メンチンスキ神父の謎(四月卅日) by にっしやん (12/30)
メンチンスキ神父の謎(四月卅日) by にっしゃん (12/30)
メンチンスキ神父考再び(七月卅日) by にっしゃん (12/30)
カレル・チャペクの戯曲残り(二月朔日) by K (08/16)
最新記事
カテゴリーアーカイブ
記事ランキング
ファン
タグクラウド










ブログランキング・にほんブログ村へ
にほんブログ村

広告

posted by fanblog

2020年11月23日

形容詞の作り方2(十一月廿日)






?@受身形に形容詞の語尾をつける
 これについては、動詞の受身のところで簡単に触れたが、基本的な形、つまり男性名詞の単数が主語のときの受身形の末尾の子音「n」、もしくは「t」に硬変化の形容詞の語尾をつけてやればそれで出来上がりである。一部はすでに完全に形容詞として辞書に載せられているぐらいだが、そうでないものでも普通に使われている。


・otev?ít → otev?en(受身) → otev?ený(形容詞)

 これを例に簡単な文を作ってみると、次のようになる。述語として使う分には、どちらでも意味はほとんど変わらないと思う。

・Okno je otev?eno.= Okno je otev?ené.
(窓が開いている)
・Otev?ené okno jsem zav?el.
(開いている窓を閉めた)


?A過去形に形容詞の語尾をつける
 こちらは受身から作るのとは違って、自分であれこれ作るのは難しい。すでに使われている形容詞を見て、これはあの動詞から作られたのだと理解するのがせいぜいである。チェコ語が母語の人ならある程度自分で考えて作れるのだろうけど、外国人には難しい。とまれ、比較的よく使われる例を3つ挙げておく。

・minout → minul(過去) → minulý(形容詞)
・zalézt → zalezl(過去) → zalezlý(形容詞)
・zaslou?it → zaslou?il(過去) → zaslou?ilý(形容詞)

 一つ目の「minout」は「過ぎる」という意味の動詞で。その過去形からできた形容詞は「過ぎた/過ぎ去った」という意味から、「過去の」という意味で使われる。週や月などと共に使うと「過ぎたばかりの」、つまり一つ前の週や月である、先週、先月を意味することになる。
 二つ目の形容詞は、ボサーク師匠のサッカーの中継でよく聞くので覚えてしまったのだが、守備の際に完全に引いてしまって前に出ようとしない様子を「zalezlý」と表現する。動詞の「zalézt」は、大学書林の辞書には「這い込む」という語義が上がっているが、形容詞のほうは一定のエリアに入り込んで出てこない様子を表すのに使うと考えてよさそうだ。となると日本語の引きこもりに近い意味でも使えそうである。

 三つ目は、映画などのタイトルロールで、俳優の名前に付されていることのある「zaslou?ilý um?lec」というのが一番よく見る使い方だろうか。辞書だと「〜に値する」などと書かれているけれども、自らのなしたことによって何かに「値する」場合に使用する動詞である。言い換えれば、「〜に値する業績を上げる」ということで、形容詞形の「zaslou?ilý」は、「(顕彰されるに)値する業績を上げた」ということになり、「zaslou?ilý um?lec」は「文化功労者」とも言うべき存在なのである。
 他にも、「zem?elý(亡くなった)」「zahynulý(亡くなった)」「poz?stalý(遺された)」など、特に事故や災害に関するニュースでしばしば耳にする言葉の中にも、動詞の過去形が元になったものがいくつかある。ただ、後の名詞が省略されることが一般化して、形容詞というよりは名詞として使われている印象もある。


?B原形に「elný」をつける。
 動詞に「el」をつけることで、人を表す名詞を作ることがあるのだが(たとえば「u?it(教える)」→「u?itel(教える人=先生)」)、さらに「ný」が加わると、「〜することができる」という意味の形容詞になる。これもすべての動詞から作れるというものではないし、動詞によっては、原形ではなく、受身形を利用するなど微妙に形が変わるものもあるので注意が必要である。

・pochopit → pochopitelný 理解しうる
・srozum?t → srozumitelný 理解しうる
・?íst → ?itelný 読める
・p?ijmout → p?ijatelný 受入可能な

 この手の形容詞は、「ne」をつけて否定する形で使用することのほうが多いような印象もある。動詞を否定形にした「není p?ijatelný návrh」よりも、「je nep?ijatelný návrh」のほうをよく聞くような気がする。
 最後に一つ覚えておいたほうがいい言葉を上げておこう。動詞「obnovit」は、「nový」という形容詞とかかわりがあって、「新しくする、再建する」などの意味がある。そしてこの動詞からつくられる形容詞「obnovitelný」は、新しくすることが可能ということで、「再生可能な」という意味で使われる。つまり「obnovitelná energie」は、流行で嫌になるほど耳にする「再生可能なエネルギー」を意味するのである。
2020年11月21日22時。












タグ: 形容詞 動詞
この記事へのコメント
コメントを書く

お名前:

メールアドレス:


ホームページアドレス:

コメント:

この記事へのトラックバックURL
https://fanblogs.jp/tb/10357356

この記事へのトラックバック
×

この広告は30日以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。

Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: