土地探しをする時、交通や買い物はもちろんですが、日当たりも気にします。
住宅地全体が南斜面なら多少傾斜して南面の住宅街の敷地などはさらに好条件の様に見えます。
擁壁は強度不足でお金がかかる場合がある
色々、住宅地を徘徊し、ネットの売買情報を見て、良さげな古屋のある物件がありました。
そこで、資料を持って欠陥住宅撲滅を掲げるNPO法人に相談に行ってみました。
開口一番「この物件はお勧めしません!」。
持ち込んだ資料画像には、玉石の擁壁がありました。
傾斜地や、風光明媚な土地にはよう擁壁がありますが、その擁壁が玉石づくりだったんです。
玉石のよう壁は昔作られた代表的なよう壁でよく見かけます。
玉石の擁壁は現在は違反です。
現在、玉石の擁壁は違反となっており、新築する際は、制約があったり、擁壁を新たに造る必要があるなどし費用がかかり過ぎる場合もあるので注意が必要とのこと。
一応、1m未満であれば、敷地境界から1m空けた部分から家は建てることができるようです。
高さが1mを超える場合は、基礎の土圧が45度の角度でよう壁にかかると決められているため、よう壁の高さ以上の幅を境界から空ける必要があります。
ただし、玉石の擁壁は安全なよう壁とは認めらず建築確認を取得できないこともあるため注意が必要です。
場合によっては、違反建築物で住宅ローンを利用することができない場合もあります。