家については、ハウスメーカーのモデルハウスやチラシやネットでおおよその見当はつくと思います。
じゃあ「土地」は、チラシや不動産の情報でしょうか、はじめはそれでもOKかもしれません。
しかし、具体的に計画が進み、売買契約書を取り交わす段になれば、その価格が妥当なのか、あるいは高すぎて損していないのか気になってきます。
プロの不動産専門の知人などがいればいいのでしょうが、そんな人はなかなか身近にいません。
マイホームの土地価格の調べ方には大きく二つある。
土地を買いたい売りたい時の参考に「公示地価」。
テレビニュースで「今年の一番高い土地は、東京銀座の〇〇で、1?u〇〇です。」と、見たことがあると思います。
この価格が「公示価格」で、国土交通省が複数の不動産鑑定士に依頼し、全国の標準地を対象にがそれぞれに鑑定し、取引事例や取引したときに想定される収益などを分析して評価します。
あくまでも、更地として鑑定し算出した価格を調整し、公示価格が決定されます。
毎年1月1日時点の1?uあたりの価格を示しています。
「公示価格」は、土地の適正な価格を知るための指標として使われ目安になるものですが、基本的には都市計画区域内を対象としており、全国の隅々まで網羅されているものではありません。
個人的に一般の住宅地を取得する場合は「公示地価」を参考価格ととらえておいたほうが良いのではないかと思います。
買いたい土地の近くの価格がわかる「実勢価格」。
マイホームの土地を買いたいとなれば、物色している場所の価格がだいたいどのくらいなのか知る必要があります。
便利な場所の土地は高く、郊外の住宅地は比較的おちついた価格。
それぞれの、公共交通の利便性や坂道など、色々なことが土地価格に変化をもたらします。
そこで、国土交通省が不動産取引を行った人を対象にしたアンケート結果をデータベース化しており。
実際に売買された「価格情報」が「不動産取引価格情報検索サイト」で閲覧可能になっています。
自分にも、土地を購入後アンケートの封書が届き、取引価格もありますので、それらを参考にまとめているようです。
巷では、公示価格は実勢価格の90%と言われているようです。
「公示地価」は国土交通省の、 「土地総合情報システム」 で調べることができます。
ここからどうぞ。
「路線価格」から買いたい土地価格が算定できる。
「公示価格」「実勢価格」を表した場所は、「公示価格」選択した場所であり、「実勢価格」は実際にアンケートで集めた情報で、必ずしも買いたい土地の近くにあるとはかぎりません。
3つ目の土地の参考価格として、相続税や贈与税における基礎となる「路線価格」があります。
「路線」と書いてありますが、鉄道のバスの路線のことではなく、「路線価格」の路線は「道路」を表しています。
この「路線価格」には、全ての道路に相続税や贈与税に使用する評価額が書いてあり、道路に面した土地1?uあたりの価格が書き込んであります。
この価格は、公示地価の80%が目安とされているため、公示価格で選択した土地から離れていても、路線価格÷80×100 と逆算すれば、買いたい土地のおおよその公示価格が算出されます。
さらに、公示価格は実勢価格の90%と言われているため。
「路線価格」を調べるサイトが、
「全国地価マップ」 です。
おおよその買いたい土地の1?uあたりの実勢価格は、
= 路線価格 ÷ 80 × 100 ÷ 90 × 100
≒ 路線価格の1.3倍
1.2〜1.4倍が取引価格と言われているようです。
条件としては、更地、ガス、水道、下水、が引き込んであることが一般的のようです。
いずれにせよ、その土地の条件、価格が良いのか悪いのか個人でもある程度調べられますので参考にしてみてください。