インターネット回線は、4K・8K、5G、5.0、これまでの繋がれば良いという時代から、建物内は高速と安定性が求められ、具現する光回線の時代になってきます。
新築住宅や分譲マンションの電気の設計は誰がするのか。
住宅メーカーや不動産屋さんの営業マン、業界的に入れ替わりも激しく、建物内のインターネット回線の知識のある人はほとんど居ないと思ったほうがいいと思います。
工務店の従業員や担当の人、住宅の施工についての知識はありますが、建物内のインターネット回線の知識や施工は、電気屋さんの範疇なので覚えようとはしません。
電気屋さんは、工務店等からの設計図をもらいそれに合わせた施工図をつくります、住宅の電気関係の工事はしますが、施工図にある指示に基づいた施工しかしません。
図面は一枚起こす毎に費用がかかります、住宅の受託元にとっては、建築費用から外注は極力しないほうが儲けは大きくなります。
個人の工務店や知人や親戚などからの紹介など、建物の建築の技術と知識はあっても、インターネット環境は別物と思ったほうが良いです。
おわかりですよね、チェックは施主自らチェックしマイホームのインターネット環境を完成するしかないのです。
新築住宅のいつまでも使えるインターネット環境にするために。
・建物内でインタターネットを利用する機器
・電柱から建物への光ケーブルの引込
・ルーターの設置場所とコントロールBOX(MDF)
・配線や配管
・コンセントパネルメーカーの注意点
建物内のインタターネットを利用する機器など
リビング個室を問わず使うのが、テレビ・スマホですが、これからつながるのがエアコンやシーリングライト・カーテンなど、いうなればリモコンで繋がっている機器です。
エアコンやシーリングライト・カーテンなどは、屋外からスマホ等でコントロールしたり、ペットや帰宅時などセンサーで一定温度にしたりします。
電柱から建物への光ケーブルの引込
建物の図面や敷地の配置図ができたら、敷地外のどの方向から光ケーブルを引き込むか検討しましょう。
建物へは、電力線も引き込むので、電力線の引込方法も見て同じ方向から引き込んだ方が見栄えは良いと思います。
電柱と電柱の間部分からも建物に引き込み可能なので、高さをクリアーしていれば、お好みの部分からお好みの建物の場所に引き込めます。
昔は電話ケーブルの線が銅線を使っていたので、干渉しないために離して引き込むなんてありましたが、今は光ケーブルのため干渉の心配はありません。
ただし、低圧の電力線(200ボルト以下)と通信線は、総務省や経産省の指示では0.3M 30cm以上離すようになっています。
外壁の光ケーブルの取入れ口からホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)を設置差し込みパネルまでは、必ず配管が必要です。
NTT東日本より引用
ルーターの設置場所とコントロールBOX(MDF)
電柱から引き込んだ光ケーブルを何処に出すのか決める必要がありますが、その前に光配線と室内の機器についての確認です。
NTT東日本のHPからの引用ですが、ホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)に全て繋がっていることがわかります。
ワンルームならこれでも何ら支障はないと思いますが、戸建ては部屋数も多く、2F3Fになり、複数の部屋や場所でスマホを使ったりTVに繋いだりします。
各部屋でスマホやタブレットやノートパソコンを使うためには、Wi-Fiルーターの電波が届かなければなりません。
木造2F建てぐらいなら、電波は届きますが電波状態が悪くなりスピードが低下します。
各部屋のテレビもYouTubeやひかりTV等の4Kや8Kを視聴しようとすれば、ホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)からLANケーブルを接続する必要があります。
ホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)の設置場所に多くの配管の口が並ぶため、コントロールBOX(MDF)を設置しホームゲートウェイと配管を収容したりします。
屋内のインターネット用LAN配線や配管
ホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)までは、光ケーブルで接続しますが、部屋まではLANケーブルです。
スマホを使ったり、TVが設置されている所まで、LANケーブルを配線しておけばよいのですが、LANケーブル自体の規格が変わったりすることもあるので、ホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)から、各部屋の壁のコンセント位置まで配管を施工しておけば良好です。
光コンセント・LANケーブルジャックのパネル
電源のコンセントやテレビアンテナの差込パネル、電話のモジュラージャックなど、壁に設置された差し込みパネルについてです。
外からの配管を通って、ホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)の設置位置に光ケーブルのコンセントパネルが取り付けられます。
光ケーブルのコンセントパネルは、NTTの施工業者が設置していくので予め準備の必要はありません。
コンセントパネルは、panasonicか東芝か神保電機の3種類あります。
新築時のコンセントパネルの注意点として、新保電機の2・3列のコンセントパネルには、光ケーブル差し込みコンセントパネルが対応していないので、予めPanasonicや東芝製品に交換しておく必要があります。
NTT東日本より引用
上の画像のように、左側のコンセントの左端が光コンセントで、下から光ケーブルのコネクターを差し込みます。
右側は、コンセントパネルが合わなかったり、配管が無くエアコンダクトから引き込んで設置する場合の光コンセントで、壁に固定してもしなくても使えます。
光ケーブルの出口が、コントロールBOXや天袋など見えないところであれば、右側のコンセントでも差支えありません。
我が家の2Fの光コンセントパネル
10年前、2010年完成で2Fの2畳ほどのゲームコーナーにホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)を設置しています。
光ケーブルを左端からホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)に繋いでいます。
1Fに電話があるので、ひかり電話対応のホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)から、モジュラージャックに差し込んてあります。
右側LANケーブル2本は、1FのリビングのTV設置位置の壁に、もう1本はダイニング電話の近くに出しています。
我家のLANケーブルと電話モジュラージャックです。
新築時のインターネット光回線を引くための依頼方法まとめ
ここまでの知識でだいたい分かったと思います。
?@電柱から外壁の取込み位置の指定
?Aホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)の設置場所の決定、電源コンセント要
?B外壁からホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)の取付位置までの内径16mm以上の配管の施工
?C各部屋のLANケーブルの取出し位置の決定(TV設置位置や中継用Wi-Fiの設置位置等)
?Dホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)の取付位置から各部屋のLANケーブルの取り出し位置までの配管の施工
?Eホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)の取付位置から電話の取付位置までの配管の施工
?F入居時にリビングのTVや無線中継器使用など必要であれば、LANケーブルの通線コンセントの設置も依頼
ホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)から各部屋の取出し口まで配管を施工した場合、配管の口がむき出しになるため、天袋やBOXを設置して見栄えよく施工することとなります。
具体的には、リビングルームの扉のある壁面棚の上段や、押入れの天袋などがあると思います。
住宅の中央付近にホームゲートウェイ(Wi-Fiルーター)を設置した方が、Wi-Fiの届く範囲も広く安定します。
配管の長さ、LANケーブルの長さも短く、経済的かもしれません。
配管は必要の都度LANケーブルを引けますが、住宅の完成に合わせLANの差込やコネクターの取付の依頼することもできます。
カメラその他の設備
現在は、防犯カメラを設置する住宅も増えています。
そんな時にクラウドタイプの防犯カメラもあり、パソコンは勿論、いつでも何処でもスマホ等で見たい時間の映像をIDとパスワード等で誰でも確認できます。
屋外カメラからホームゲートウェイ、又は近くのLAN配線の取出し口までの配管等があれば重宝すると思います。
新築住宅の完成が近づいたら
「新築戸建の光インターネット回線の選択や申込みと注意点」
を参考に申し込んでください。
光回線を引けるのかここで確認できます。
NTT東日本・西日本で全国の95%をカバーしています。
(ドコモ光・ソフトバンク光などコラボ会社も同じです。)
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