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2006.04.28

米国年金申請デッドロック－日米社会保障協定一部修正中

(6)

テーマ：米国年金を貰おう(12)

カテゴリ： Social Security

社会保険庁から「米国年金加入期間が1年6ヶ月（6クレジット）以上あり、日米両国の年金制度の加入期を通算して10年以上になる場合は、米国年金制度から老齢年金を受け取ることが出来る」との発表があったのは昨年10月日米社会保障協定が発効になった時でした。
しかし、それに応じて受給申請した人達へ米国側から「支給出来ない」との回答が続々と来状しているとのことです。

私のWebサイトへの書き込みを二例紹介しますと、

－今日米国から通知があって、貴方の米国での期間が短く現時点では支払えないといってきました。ただし日本の社会保険の期間と合算して再審査するため、米国での審査結果を日本に送るので数ヶ月かかるとのことでした。私の米国歴は3年です。

－2月15日マニラ事務所に資料を送付し、4月17日ボルティモア年金局から「年金受給資格がない」と通知がありました。
「米国での加入期間（最低10年：40クレジット）不足により受給資格が無く、現在調査中の日本の年金加入期間を勘案して改めて通知をするが、調査は数ヶ月掛かる」とのことでした。米国での加入期間は4年強です。
しかし、日本での年金加入期間は社会保険庁がマニラに通知してある筈なのにおかしいと思い、地元の社会保険事務所に電話した所「米国本土の年金局は自らが社会保険庁に日本の年金期間を問い合わせて決定する仕組みになっており、マニラからの書類が届いても米国での加入期間だけの審査結果を自動的に通知してくる。この通知が来たと言うことは米国本土まで書類が行っているということの証明であるので待って欲しい。」とのこと。まあ、どこの国もお役所仕事はあるものです。
尚、今回申請されている短期加入者には、「タナボタ条項」が適用され、大幅に年金額が減額されるそうです。概算としては月額=$4.8ｘ保険料支払月数、配偶者はその50％と言われています。

昨年10月に日米社会保障協定が発効してから1月末（10月3日～ 1月27日）迄の4ヶ月間で、社会保険庁への年金請求申請件は9132件、内訳は米国年金請求件数9102件、それに比べて日本年金請求件数30件だったらしい。
予想以上に多数の米国年金受給申請に米国年金局（Social Security Administration）は驚き、一部2重加入救済条項を修正追加中の様で、現在デッドロックとなっています。

私の場合も、マニラ事務所から来状した通知にも年金額の明示が無く、指示されるままに記入・返送したので、奇妙に感じていたのです。
正規に10年加入した場合で月額840$程度と言われていますので月額=$7ｘ120ヶ月と計算され、「タナボタ条項」適用ですと30%強の減額となりますが、今まで「掛け捨て」だと思っていましたので2重加入救済条項確定をあせらずに待ってみようと思います。

昨年10月から現在までの米国年金申請の経緯について纏めてあります。

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Last updated 2006.09.17 21:49:06
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■コメント

米国年金支給開始通知受領

tanabota さん

4月17日に米国の加入期間だけでは受給資格がないと通知を受けた者です。
5月13日に支給開始通知が米国から届きました。
年金月額は、ほぼ概算式のとおりです。
妻はこの3月に62歳になったばかりなので、夫の半分の７０％でした。 (2006.05.13 15:52:59)

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Re:米国年金申請デッドロック－日米社会保障協定一部修正中(04/28)

Dosanko さん

私はアメリカ駐在を２度勤め、今年６２歳を迎え、繰り上げ受給申請を考えています。１９９８年に一度StatementをSSAからもらていますが、それによると４４クレジット（１３２か月）の記録となっています。私の場合のおおよその年金額を知りたいのですが、計算式を教えていただけませんか？ (2013.01.27 13:42:37)

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Re[1]:米国年金申請デッドロック－日米社会保障協定一部修正中(04/28)

カーク船長4761 さん

Dosankoさん
＞４４クレジット（１３２か月）の記録となっています。私の場合のおおよその年金額を知りたいのですが、計算式を教えていただけませんか？
-----
米国年金加入期間が10年になる場合は「正規条項」適用となり、月額=$7.0ｘ保険料支払月数となります。
又62才からの受給申請は可能ですが、その場合は其処から更に30％減額されます（これは正規条項でも同様です）。 (2013.01.27 14:36:43)

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Re:米国年金申請デッドロック－日米社会保障協定一部修正中(04/28)

Dosanko さん

カーク船長４７６１どの
早速の回答ありがとうございます。
こんなにも早くズバリの回答を頂き感激しています。
これまで誰にも相談する人がなく、またネット検索しても日米社会保障協定対象の10年未満の米国年金の話ばかりで私のような40クレジット以上の場合どうなるんだろうとずっともやもやしてました！もう１点確認させてください。
10年未満の計算式は$4.8×保険料支払月数ということ。この簡略計算式の中身は$2，000÷420ヶ月（35年）×保険料支払月数であること。いろいろな人がネットに情報提供されており、実際米国年金をもらっている人の年金額とも近く確かな情報と理解しています。一方、40クレジット（10年以上）の場合の計算式$7×保険料支払月数については今回初めて聞く内容でびっくりしています。どんな内容がベースとなっているのか教えていただけないでしょうか？
(2013.01.27 18:00:10)

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Re[1]:米国年金申請デッドロック－日米社会保障協定一部修正中(04/28)

カーク船長4761 さん

Dosankoさん
40クレジット（10年以上）の場合の計算式$7×保険料支払月数については今回初めて聞く内容でびっくりしています。どんな内容がベースとなっているのか教えていただけないでしょうか？
-----
小生のブログに書き込んでくれた人がいたのでその情報です。
私の友人には10年以上の滞在経験があり、月額1000ドル程受け取っていると聞いていますので、情報の確度は高いと思っております。 (2013.01.27 18:32:19)

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Re:米国年金申請デッドロック－日米社会保障協定一部修正中(04/28)

Dosanko さん

カーク大船長どの
お返事ありがとうございます。
ほんとにそんなにもらえるものだろうかとまだまだ疑心暗鬼です。妻にはまた”捕らぬ狸の皮算用やってる”と言われています。６月誕生日なので、３月１日から申請のため米国大使館年金課にコンタクトする予定です。（１０年以上のため日本年金機構は窓口になってくれないようです)
ほんとに米国年金がもらえるかどうか？受給額はいくらになるのか？３月以降は皆さんが経験されているように一喜一憂の長期戦になりそうです！わからないことが起きた時はカーク船長にコンタクトしますのでまたアドバイスよろしくお願いします。
(2013.01.28 08:51:44)

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