海外旅行紀行・戯言日記

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2006.09.29

白い彼岸花－赤白の対比は美しい

(6)

テーマ：今日見つけた“花”は、なあ～に？(4061)

カテゴリ： Flower

彼岸も過ぎた為か、我が家の玄関前に咲いていた赤い彼岸花は咲き終わってしまいました。
しかし昨日町田市の谷戸尾根を散歩したのですが、其処ではすこし平均気温が低いのでしょうか、今を盛りと咲き誇っていました。

その途中、或るお宅の生け垣から、多数の白い彼岸花が伸びて咲いていましたのでデジカメで撮影してみました。
彼岸花5

これだけ群生して咲いているのも珍しいと思われます。

彼岸花6

赤白の対比は美しいものですが、それは原生種の赤があって初めて引き立つのかも知れません。

彼岸花は有史以前の古い時代に中国から渡来した帰化植物で、曼珠沙華は法華経に出てくる梵語で、赤い花を意味すると言われ天上異界の花とされました。
花言葉は悲しい思い出だそうで、昭和14年頃流行した「長崎物語」と言う歌謡曲に、この花が出てくる一節があります。

赤い花なら　曼珠沙華(まんじゅしゃげ)
阿蘭陀(オランダ)屋敷に　雨が降る
濡れて泣いてる　ジャガタラお春
未練な出船の　あゝ鐘が鳴る　ララ鐘が鳴る

混血であったお春が、江戸幕府の鎖国政策のため遠いジャガタラ（ジャカルタ）へ追放になり、望郷の気持ちを唄ったとされる曲で、ジャガタラお春の逸話も全国に広がりました。異国めいた雰囲気を持つ花のイメージが、国外追放に遭った人々の心によくマッチしていたためだと思われます。

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