海外旅行紀行・戯言日記

< 新しい記事

新着記事一覧(全6520件)

過去の記事 >

2007.08.09

携帯電話の廃棄－家電リサイクルの埒外

(2)

テーマ：携帯電話のこと(2621)

カテゴリ： PC

機種変更したので、古い携帯を自宅に持ち帰って、全てのデータをソフト上で削除しました。ソフト上の削除ですので、情報が完全に消去されたとは言えないのですが、兎に角、表面上は電話帳もメール送受信も全てクリアされていました。
さて、古い携帯を廃棄しようと思い、製品カタログ・取扱説明書を調べてみましたが、記述がありません。
PC同様新しい製品が次々投入されて、捨てられる携帯も相当なものとなっている筈なのですが。どうもPCとは違い「家電リサイクル法」に準拠しない製品なのです。
携帯電話の電子基板には金を含めたレアメタル、加えてガリウム・ヒ素の有毒金属が使用されていますので土壌・水質汚染が気掛かりですし、レアメタル回収は鉱山生産量に匹敵するものがあるとされていますので、適正にリサイクルされなければなりません。

漸く、DocomoのWebサイトで次の様な記述を見つけました。
ドコモショップ等にてお引き取りいたします。お客様が不要となったケータイ、電池、充電器などは、他社・メーカーを問わず回収しリサイクルを実施しています。

一昨日機種変更した駅前のDocomoショップに廃棄しようと持ち込んだ処、携帯型番・製造番号を記入した廃棄書に署名、目の前で万力風の工具で3個の穴を穿鑿して作業終了となりました。
これでデータも復活出来ませんので、情報漏洩対策は万全だと思いました。

クリーンジｬパンセンター報告によれば、1998年の携帯電話の廃棄台数は2650万台になる。1日に換第して約7万台で、その内35%に相当する約2.5万台が回収され、残り65%の内半数が自宅待機、残りの約2万台強が日々捨てられている計算になる。
携帯電話の電子部品にはガリウム・ヒ素や重金属が使われているが、どの自治体でも不燃ごみに混ざって処分場に埋められ、プラスチック類と一緒に焼却炉で燃やされていることから、土・水・大気への汚染が気掛かりだ。
2010年までに国内で廃棄される携帯電話は累積で6億台に達し、内部の半導体に使われているヒ素の総量は93kgにのぼると予想されている。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう