海外旅行紀行・戯言日記

< 新しい記事

新着記事一覧(全6520件)

過去の記事 >

2009.02.17

SSD搭載パソコン

テーマ：私のPC生活(7412)

カテゴリ： PC

パソコン市場では、プログラムやデータを保存する記憶装置にSSD（ソリッドステート・ドライブ）を採用したタイプが脚光を浴びています。衝撃に強く静かで重量や電力消費を減らせる利点のあるSSDはHDD（ハードディスク・ドライブ）に取って代わることは間違いありません。
現在、デルや富士通等の直販Webサイトでは、カスタマイズするとHDDからSSDに変更出来るオプションとなっています。但し、3～5万円も価格がアップしてしまうので、もう少し待った方が良いのだと思われます。
SSDの中核となるフラッシュメモリーは、USBメモリーにせよSDメモリーにせよ、大量生産で低価格化が激しく、「急いては事を仕損じる」ことになり兼ねないからです。

パソコン記憶装置の主流は、HDDだが、高速回転するディスクや磁気ヘッドといった可動部分があり、衝撃に弱く、乱暴に扱うと壊れやすい。
SSDは、USBメモリー等に使われるフラッシュメモリーとコントロール・チップで構成されて可動部が無く、衝撃に強く静かで重量や電力消費を減らせる。その上、データの読み書きを半導体上で行うため動作が速く、HDD搭載パソコンの半分の時間で起動する。

利点の多いSSDだが、容量が小さく高価と言う弱点が普及のネックになっていた。
東京・秋葉原の専門店で、250GB容量のSSD価格は5～6万円。同じ容量のHDDはその1割の値段で売られている。ただ、技術革新でSSDの大容量化と低価格化も進みつつある。フラッシュメモリーは「セル」毎にデータを記録するが、東芝はセルに従来の倍のデータを記録する技術を使い、512GBのSSDを開発し、今春から量産する計画だ。

2007年12月に全国の家電量販店のノートパソコン販売台数を調べたところ、SSD搭載型の割合はゼロだったが、１年後の2008年12月には6%に上昇、早ければ今年中にSSD搭載型の比率が2桁になると予測されている。

SSDは車載で避けられない振動や熱にも強く、小型化できるため、三洋電機は携帯型カーナビゲーションシステムにSSDを採用、地図情報の記録に使っている。
その他、駅の自動券売機や飛行機のフライトレコーダーにもSSDは使われている。

SSDを高頻度の書き換えが必要な産業機器に使うには問題があった。書き換え回数が増えるとセルの絶縁膜が劣化する弱点があった為だ。しかし、コントロールするチップに工夫を凝らし、データ書き込みを特定領域に集中させない技術を開発。1秒間に10回程度書き換えたとしても、SSD寿命を20年以上に延ばしている例も出て来た。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう