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2013.12.26

財政健全化より景気浮揚－消費増税の行方

テーマ：政治について(19876)

カテゴリ： Politics

消費税は来年から消費税率を来年4月に8％に、2015年10月には10％までアップすることが既定路線となりました。
消費増税で来年度の歳入は5兆円増加することになるのですが、数兆円の景気浮揚策にて来年は相殺する模様で、本来の増税目的である財政健全化は再来年度からになるのかも知れません。それでも、多少の景気回復による増収が見込まれるので、国債発行額が減らして行かないと次世代への負担を増やし続ける懸念があります。
此処数年の「消費増税已む無し」との世論は、財政健全化の為には仕方が無いと言う対応だったと思うのです。

政府決定の2014年度予算案で、そんな国民の期待は裏切られたのではないかと懸念しています。歳出額は96兆円と過去最大、2013年度補正予算と合わせれば、歳出規模は100兆円超の大台に膨らみますし、国債発行額は僅か1兆円の減額で41兆円と財政健全化への道筋は霞んでしまいました。
「財政健全化と景気回復、どちらが優先順位が高いかと言えば、経済成長！」と嘯き、国民に課した増税負担は、社会保障に充てられることなく、公共事業・防衛費用への増額資金に転用されてしまったと言うのが正直な処でしょう。

結局、家計への痛みが先行したまま、懸案の安心出来る社会保障制度は見えないままになって納得しがたい想いが残りますし、政府は国民への説明責任を果たさないで、今回も強行突破する積りなのでしょうか？
支持率の高かった安倍政権も、特定秘密保護法強行採決等やりたい放題で、これからの支持率低下は避けられない様に思われます。

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