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2020.07.23

安楽死が嘱託殺人？

テーマ：気になったニュース(30394)

カテゴリ： Opinion

安楽死は日本では認められていませんが、それを容認すべきとの声もあって、議論もあります一方、結局一向にその方向には進んでいません。

患者の惨状に見兼ねて、安楽死を依頼された医師は断り切れずに、薬靴投与をしたことで逮捕されることになってしまいました。

ALS患者に薬物投与・殺害か医師2人を逮捕へ
全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病、ALSの患者の依頼を受け薬物を投与し殺害した疑いがあるとして、警察が嘱託殺人の疑いで医師2人の逮捕状を取ったことが捜査関係者への取材で分かりました。警察は容疑が固まり次第、逮捕する方針です。（7月23日）

犯罪名は、嘱託殺人と言うことなのでしょうが、何とも割り切れないものがあります。

私の母は80才でリンパ腺癌を羅症、抗がん剤治療も及ばず、5ヶ月後に肺炎を併発して帰らぬ人となりましたが、脳死にも拘らず心臓が鼓動していると言うだけで延命装置を装着されている姿は何とも痛ましいものがありました。

2年後、我が家に引き取った義母は、90才の老衰で意識混濁して入院させたのですが、延命治療は行わない様に病院に申し入れ、20日後に帰らぬ人となりました。

その14年後、家内は間質性肺炎と言う難病に冒されました。新型コロナウイルス肺炎もそうなのでしょうが、涙が出る程いたいのだそうです。
ステルス剤等で治療しつつ、闘病生活を続けましたが、体力は衰える一方で改善の方向は見られませんでした。
ある時、家内が「治る見込みもなく、延命治療は好まない。それにこの症状が続けば認知症も発症しそうで情けない。自分では死なないので、思い切って殺して欲しい！」と言ったのです。
その後数日して、意識混濁で緊急入院、1月後に帰らぬ人となりましたが、その数日前に息子二人には今生の別れの挨拶が出来た様で、母子の絆の深さは、夫婦以上の繋がりがある様でした。

安楽死については、認める方向で議論して、法制化を望んでやみません！

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