海外旅行紀行・戯言日記

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2020.10.29

Message from Procter & Gamble Ex-Project Manager

(1)

テーマ：徒然日記(22877)

カテゴリ： Opinion

珍しい方から、SNSに書き込みがありました。

Kirk It is so good to see your picture. You look forever young. I appreciate the time we spent together years ago in Japan and California. I am doing well but sheltering at home. Next week is our election. I hope Biden wins and is our president. Stay well. Stay safe.
Procter & Gamble Ex-Project Manager

27才の画像をアップしたのですから、私が若く見えるのは当たり前なのです。

彼はProctor & Gamble社の指定したProject Managerで、ガスタービンCogeneration自家発電所建設の責任者でした。

ガスタービン供給社はIHI、その他機器はEPCのConstruction無しのEnergy Services社、建設担当はFluor-Daniel社でした。

想定される総額は3300万ドル、±10%のContingecyのプロジェクトで、彼はIHI社員の私をAssistantプロマネ、Energy Services社員もAiiastanプロマネに指定し、毎月プロマネCore Team会議を行うことを企画したのでした。
1987～1989年の2年間、毎月米国出張があり、米国内調達機器の納入管理をしなければならず、疲労困憊して随分歯が抜けてしまう程の激務となりましたが、彼との折衝は意義深く楽しいものでした。

プロジェクトを完成させ、総額は3900万ドルに増加してしまい、彼は責任を取らされ、左遷されることになりましたが、彼は早期退職すること選ぶことにしたのです。
P & G社は当時のカリフォルニア州のCogeneration Actに依って、売電価格が高く、十分会社に利益を供与出来た筈なのに、会社は短期的決着利益だけで組織維持を図るものだと、私も慨嘆したものでした。

その後、彼はプロジェクト推進の為に、カリフォルニア州Port Hueneme市に居を構えていましたので、Complexの世話役に打って出て、その経験を生かして、Port Hueneme市の市長に選出されることになりました。

彼の出自はポーランド系ユダヤ人で、19世紀後半に米国に移住した子孫でした。
上記の左遷問題ににも、ユダヤ人と言うことで非情な仕打ちを受けたのかも知れませんし、日本でも問題になる以前に、ユダヤ人に日本向けパスポートを発給した杉原大使が、大勢のユダヤ人がナチス被害から逃れることが出来たのだと教えて頂いたこともあり、仕事が良くできる民族は日本人とユダヤ人かも知れないと、懐かしく思い出しています。

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