ダ・ヴィンチの傑作「最後の晩餐」は、イタリア・ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院食堂に描かれた420 x 910 cm の巨大なものである。 レオナルド・ダ・ヴィンチは1495年から制作開始、1498年に完成している。殆どの作品が未完とも言われるレオナルドの絵画の中で、数少ない完成した作品の一つであるが、フレスコ技法ではなく、乾いた漆喰にテンペラで描かれたことや所在する環境から最も損傷が激しい絵画としても知られている。又、遅筆で有名なレオナルドが、3年という速いペースで仕上げた。 「レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院」として、世界遺産に登録されている。