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IWCを脱退 商業捕鯨再開へ ついにやっちまったなと・・・しかも無駄に国際的非難を受けるだけで実質食文化を守るためでも何でもない暴挙を・・・ ここで勘違いしている人がいるので説明。実は以前、IWCで「自国の沿岸における捕鯨の解禁」は認められる手前まで来たんです。が、それを蹴ったのは日本。あくまで遠洋捕獲、つまり戦後の乱獲時代にまで戻そうとしていた。だから非難されたんです。 このあたりを2017年の山本太郎議員が水産庁に質問している動画がありますが、これを見てもまだ「国際世論を敵に回しても遠洋捕鯨は重要」と思うか? 考えればわかりますが、もともと鎖国をしていたこの国の捕鯨は基本、エンジン動力のない時代、沿岸にやってきたわずかな数のクジラを取るというのが「伝統的捕鯨」です。ですので世界中の資源を取りつくすような規模はやっていない。また、当時は当然冷凍技術もなく、食べられるのは一部海岸の地域のみ。それこそ日本の伝統食などではない、いわゆる地方料理の枠内です。 では日本の鯨肉食文化が一気に広がったのはいつか?それは近代化によって遠洋まで捕鯨が可能になってから。しかも、戦後の食糧難で乱獲が行われたが、その鯨肉も牛や豚といった一般畜産肉がメジャーになるのと反比例して減っていく。日本が捕鯨を辞めた時代、すでに需要がない食材になっていた。例えるなら戦争中、食べるものがなくて一部地域で行われていたバッタやイナゴを食べていたものを、もうそういう時代でなくなった、にもかかわらず「伝統的食文化」にすり替えようとしているだけです。古来より伝統的に食べている私の田舎のような長野県南部の珍味でしかない。 では、現在クジラ肉は求められているか?というと、調査捕鯨で取られたクジラ肉さえ国内では余剰在庫がありあまっている(クジラ肉そのものに需要がない)豚、牛、鳥といった獣肉に比べると高級でも、安価でもない、半端な肉になる。そのうえ、私や私の親の世代ではクジラ肉は給食に出ていたのですが下処理のダメさもあり、うまい肉の記憶も少ない。それより下の世代は食べた経験すらない。 そんな時代の中「日本のクジラ文化を!」なんて大人になって「そういや昔、学校の給食で食った揚げパン、また食いたいな」ぐらいの需要しかない。 国際組織の枠から脱退してまで浸る価値のあるノスタルジーだろうか? で、なぜこれほどまで強硬にこだわるかというと、結局利権なんです。それも「捕鯨文化を守る」という組織を守るためという、最悪のこだわりになっていて。ここには需要も、予算的価値も、伝統文化的側面もまったくない。 これはクジラだけでなく、うなぎ、マグロ、そしてサンマと・・・どんどん減少が言われている水産資源に対する日本の水産庁の対応まんまです。現状維持の目的が「水産資源の現状維持」ではなく「既得権の現状維持」になっている。内容はどうでもいい。 私がどうして日本政府の捕鯨に反対するか?それはクジラが生育の遅い哺乳類である、というのが大きいです。たとえば魚類のように一度の大量の卵を産む生物の場合、一時期乱獲で数が減っても漁獲を止めると数年~10年ほどで回復することが可能です(秋田のハタハタみたいに)。が、生育が牛、豚、鶏などより圧倒的に遅い、しかも一度の出産数が少ない個体のクジラは回復が難しくなる。それはわずか数十年で絶滅の危機にまで追いやった戦後の乱獲が証明しています。 そんなことなんですよ。
2019.06.30
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今の政府が作ろうとしている緊急事態条項というのは非常に危険です。 表面上は「大規模自然災害や他国の武力攻撃、テロなどの際の一次的緊急措置」としていますが、たとえば現政権に批判が集まり、全国で大きなデモなどが起きた場合、それこそ香港の大規模デモのようなことがあった際に「自分たちに都合が悪いこと=国家の非常事態」と勝手に定義される。 そしてこれが一度発せられると、国会も、選挙もすべて無効にされ、国民には非常事態を盾に取った様々な自由(表現、移動、集会)が規制される。しかも、一時的といいつつ、その期間に制限はない。彼らの判断でいくらでも伸ばすことができる。 だいたい、今の政府のやり方、それこそ公文書の廃棄や改ざん、隠蔽、予算議会を100日以上開かず選挙に持ち込むような政党に何を信頼できるというのか。 これまで数年の国会を見ていた人ならわかるでしょうが、国民の過半数が世論調査で反対している法案がなぜか次々と通っている。 私は、どの政党だからというのではなく、どんな政党が政権をとってもこの法案は危険だと思う。たとえ今の政権がそんな悪用はしない!と断言しても、ほかの政党が政権を取ったときに使わない約束はない。現に今に政権も過去に例のない「100日以上予算委員会を開かない」という議会制民主主義から逸脱した離れ業を行った。 だから、自然災害の特別対応については個別法案で制定すべきであり、一緒くたにしてこんなおかしな法律を通しちゃいけない
2019.06.30
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ほんとうに教科書から「部落差別の歴史」は消えたのか? 歴史研究者・上杉聰さんインタビュー こういう考え方を多くの人が持てば、歴史改ざんしてまで「日本人スゴイ論」にしなくてもいいし、長谷川豊のような人間を、元アナウンサーという肩書きとキャッチーさだけで人気を取って政治の舞台に立たせない抑止力になると思うのです。 この文章の最後にある-------------私は、戦後の開拓農家の生まれです。開拓農家は、村では新参者でした。そのことを理由に、小学校時代にずっといじめを受けてきました。教室で物がなくなったら真っ先に疑われる。「くさい、くさい」と囃し立てられる。「あいつらは同族結婚してるんじゃ」などと陰口をたたかれる。とてもつらい体験でした。その後、成長して部落差別を知ったとき、そうした体験と重なりました。それが私の研究生活の原点です。-------------- これはあらゆる人間が自分が差別される側、する側になる可能性を認識する、重い言葉です。 昨今だけでなく世の中にはホリエモンや長谷川豊、維新の丸山議員、自民の麻生大臣に代表される「過激な言葉で歯に衣着せぬ本音という名前の暴言を言うとかっこいい」的な「自称:頭のいい人」がいますが、そんなものは単に他人に配慮していないだけ。言葉の刃を振り回すことに酔っている。 そして、そういう人間は自分が斬られることを極度に恥じ、恐れる。同じ質量の言葉の刃で切り返されると「言論弾圧だ!」「そっちが勝手に刃に当たってきた」「俺の刃を避けられない方が悪い」と・・・都合がよすぎてあきれるんです。 本当に丁寧に、時間をかけて歴史を研鑽している人は上の人のように言葉を選び、道筋を立てます。そして多くの人に噛んで含めるように説明する。 差別を人気取りのパフォーマンスに使う人間と、どちらが多くの人間を救うか、よく考えましょう。
2019.06.29
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お笑い芸人の闇営業について。 一つ思うのは、芸人と専属契約を行っている以上、最低水準の給料が出る仕事を与えているんだよね?少なくとも。それができていない側が「勝手な営業を禁止する」ってのは、最低賃金以下、残業代も払わない会社が副業禁止にするのと変わらない。 たとえば、若手芸人は仕事がないからバイトをして生活費を稼いでいる、というのはごく当たりまえに語っている。しかし、そのバイトの内容がコンビニレジなのか、倉庫での荷物運搬なのか、ビル清掃などであった場合、事務所は何も言わないだろう。しかし、お笑いのイベントとなったら「事務所を通せ」というのは虫が良すぎないか?これが事務所に入った仕事を表面上は断り、こっそり事務所通さずやったというなら問題だが。 若手芸人の笑い話として「イベントによばれたけど、事務所からもらった金額が往復交通費自分もちで差し引いたら赤字だった、という話。これ、本来笑い話にしちゃいけないことなんです。労働が発生した以上、どんな仕事であっても。
2019.06.28
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前にファミ通に掲載されていたマンガで、その作者さんが「タイム制限のあるゲームが苦手」とおっしゃってましたが、自分もそれ、よくわかる。 ゲームのいいところって自分の能力で能動的に動かすことだと思っていますが、ここに時間制限が入ると急に追い立てられる、自分のペースが崩されるというか。これがレースゲームのようなタイムを競う、あるいはスクロールシューティングみたいなのだと気にならないのですが、たとえば「3分以内にすべての敵を倒せ」みたいな縛りが突然アクションゲームのイベントとして現れると焦ってしまう。本来時間制限がなければ普通にその時間内に倒せるのに、妙に意識してしまい、ゲームに集中できない。 時間というカウントダウンによるゲームオーバーは自分の操作ミスによる失敗といまいち納得できないのでどうにも・・・ 他にもこういう人、いませんかね?
2019.06.28
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ゲーム業界においてポリゴン表現ができる前の時代は、いわゆるドットゲームが基本。三次元的映像表現も難しく、そのためゲームは真横から見た、あるいは上から見た画面の縦横スクロール作品が基本でした。一部体感ゲーム、レースゲームなど、拡大縮小機能による3次元表現は使っていたものの、大半はそういうゲーム。 こういうゲームに当時も多くの人数をかけて製作していた。売れているゲームもそういった2D画面の作品ばかりだった。 で、ポリゴンによる3D表現が当たり前になると、こういう縦スクロール、横スクロールというのが急に減っていき、TPSやFPSに代表される、後ろ後方からの視点のゲームがデフォルトになる。しかし、これによって横縦スクロールの作品はなぜか「古いゲーム」「安っぽいもの」として扱われることが多くなっていないか? で、しかもこういうゲームは「低予算で作れる」と思われてしまう。 ちょっと前に聞いた話で、ある大手クライアントが開発会社にドット絵風の2Dアクションゲームをとんでもない低予算とスケジュールで依頼してきたので断った、これは予算の見積もりが甘い、というのだけではなく、もしかしてこういう「横スクロールドットゲームなんて3Dバリバリのゲームに比べれば簡単に作れるでしょ?」的な意識があるのかもしれない、という話。でも、実際はゲームの開発費というのは基本人件費。かかわる人数や期間が短ければ、程度の低いものしか作れないのはドット絵時代から変わらない。 例えばこれは同じ内容の2D風ゲームで同じ5000円であっても携帯ゲーム機であればその価格に納得するのにハイエンドハードだと割高に感じる、みたいなことに似ているのかもしれませんが、いずれにせよ「3次元的表現を使っていないから簡単に安く作れる」なんて風に思わないでほしいなあ。どっちもちゃんと作るには金がかかるよ。
2019.06.27
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一昨日のTBSラジオ「荻上チキ セッション22」では女性の生理についてみんなで知ろう、という特集が組まれ、これこそ特に男性が聞くべき放送だったなと。 昨今、ある公立校で体育の水泳授業を生理で休む女子生徒に男性教諭が無神経な質問をしたことで問題になっていましたが、よく考えると男って生理の勉強を学校で習わないんです。ほら、私の年代も小学校5年ぐらいである日の体育の授業で男子女子に分けられ、女子だけ生理についての説明があった、男子生徒は通常の運動であったことにも見て取れますが。とにかく女性の生理を「隠すもの、男は知らなくていいもの」として扱う。 そういう知識がないことが上の体育教師のような質問を生んだと、そう考えることもあり。 放送の中で初めて知ったことは、女性の生理も人によって違いがあり、それこそ軽い人は全く痛みもない、重い人は寝込んで数日動けないぐらいの差がある。また、男性の無理解もあるが逆に女性の体育指導者や管理者がなまじ経験しているだけに自分の経験則だけで「そんなものは耐えなさい」と厳しくすることもある、ということもお話されていました。 私も身内に生理が重い人がいたので、昔から大変なことだという認識はありましたが、具体的にどういうメカニズムで、どういった症状があるのかは知らない、ただ漠然と「月に一回、あそこから血が出る」レベルの認識ですので、こういうことこそ禁忌にせず、ちゃんと教育してほしいし、今回のような放送があって本当によかったと。 とかく女性の生理休暇を「サボり」扱いする人がいますけど、こういう放送を聞くと意識が変わる。意識が変われば対応も変わる。そういう放送でした。
2019.06.27
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NHKが報じたベトナムからの技術留学生、とは名ばかりの奴隷同労者(と言って差しさわりない環境)の人々が悲痛な助けを求めている報道について。 これで思ったのは、この国にこれから人手不足を理由に外国人労働者を受け入れる政策が大変な問題を引き起こすことが見え見えで。根深い外国人差別思想が見られます。 この国のそういう自国民以外の排他主義的な感覚は日常にあふれていて。たとえば不動産屋の物件に未だに「外国人不可」と平気で書かれていたり、コンビニなどの店員の給与がなぜか外国人だけ相場より安かったり。 今回のタオル工場の従業員の訴えも国が定める最低賃金や労働基準法が実習生だから、という理由で適用されないというおかしな話であり。ほかにも農家でパスポートまで取り上げられて働かされていた、日常的な暴力を受けていたなど・・・ここは本当に近代国家か?という報告を幾度も聞きます。 バブル崩壊後、企業は「日本の今の賃金体系ではアジアの安い労働力に負けてしまう」という理由で自国民の労働者もどんどん賃金を下げ、残業代が出ないブラック労働が蔓延しました。が、結局、その失われた30年で企業の内部留保だけは増え、労働者配分率は減っている。株価は高くなっても社員になにも恩恵がないという馬鹿々々しい状況が続いていて。 で、そこにきて今度はわかりきっていた少子化、団塊世代引退による労働者不足。それを補うために外国人労働者を「5年間のみ、家族同伴は認めない、労働基準法も適用外」という奴隷として呼んで来ようというのだから、外道としか言いようのない政策。しかもそれを政府も法律で後押しするという。 まず、上のタオル工場に限らず全国の違法な環境で働かされている労働者は声を上げるべきだ。ネットでも何でもいい。たった一人が不正を告発するだけでそれが世間に知れるとその会社は対応せざる負えなくなる。それは日本人、外国人関係なく。 そうでなければもっとひどいことをされるでしょう。
2019.06.26
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コラボは本当に商品の売り上げに寄与するのか?と思ったこと。 任天堂スイッチで発売になった「牧場物語」というゲーム、今回はドラえもんキャラでゲームをするというコラボ作品で、その初週売り上げはこれまでのナンバリングと比べて半分ぐらい。で、これだけだと作品そのものが訴求力がなくなったかと思いがちですが、数年前に同様のポポロクロイスとコラボした際の売り上げもほぼ同数・・・ これで考えたのは「コラボしたことによって本来のファンが二の足を踏んでいるのでは?」ということ。 確かに私も好きなゲームシリーズの世界にゲスト的に他のキャラがコラボは好きですが、作品の根幹になると「おいおい」と引いてしまう方で。これは海外映画の主役級吹き替え声優に女性人気グラビアアイドルが初挑戦!みたいな。話題作りと作品内容の方向がずれている場合。 90年代のアニメでやたらと歌手とのタイアップで、アニメの雰囲気と全く合わないOP,EDソングがありましたが、そういうことをやられている空気です。特にこのゲームはドラえもんを夢中になっている子供がやるにはターゲット年齢が高すぎる。かといって牧場物語ファンにとってドラえもんはゲームを買わせる訴求力にはならない・・・ 既存の人気キャラ、しかも国民的知名度があるキャラを使う以上、制作側も様々な制約、不自由が予想されます。当然、キャラクター使用料も引かれる。その割に売り上げが減ってしまうとしたら・・・ こういったミスマッチのコラボって、いったいどういう層をねらってるのですかね?
2019.06.25
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ハラスメント全面禁止 初の国際条約を採択 経団連は棄権 この経団連の棄権、というところに、この団体の「パワハラやセクハラなんて」という曲がった常識があったとしか思えなくて戦慄します。 大きな企業だと定期的にセクハラ、パワハラ講習を行っていますが、それがまったく意味をなしていないことが多い。加害者のいい訳でよく聞く言葉に「昔はこの程度でセクハラなんて言わなかった」「この程度でパワハラ扱いされては業務ができない」「私たちの世代はこういうことに耐えて一人前になった」 上の3つは完全に勘違いです。まず、昔はこの程度で言わなかった、に関しては当時も嫌がっていた女性はいました。だから「セクハラ」という言葉ができたんです。また、パワハラとは基本、業務上の注意を逸脱した越権行為。あるいは地位利用で下のもののプライベートを拘束する(残業の強要や無理やり飲み会などにつき合わせるなど)、そして、それらに耐えたから一人前になったんじゃありません。単に感覚が摩耗し、その鈍くなった常識を組織の上下関係で下にも押し付けているだけ。 また、セクハラやパワハラというのは多くが個人の資質によります。同じ社内で同じ仕事でも優しい上司もパワハラ上等の上司もいるように。だとした場合、こういう人間はどんなに業務成績がよかろうと降格、処分するのが組織の有りようで。それはどんなに優秀な人も街中で暴力行為を行えば警察に捕まるのと同じです。 特にセクハラに関しては仕事内容に関係ありません。これを棄権するなんて、いったい経団連とはどういう感覚の人間が会社の上層部に巣食っているかよくわかります。 経団連に入るような企業のトップには、自分のパワハラ自慢(本人は気が付いていない)を誇っているような老人もいる。そういう人に都合が悪いから忖度して棄権した、と思わざるおえない。でなければ企業内で行われるパワハラセクハラ講習は何なのかと。 セクハラは「性的暴行」パワハラは「恫喝、脅迫行為」だと書けば誰も反対しないはずです。これは職場だけでなく学校でも同じですが。
2019.06.25
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太平洋戦争の初期、日本軍が占領した現地の子供が軍のパレードで日の丸国旗の小旗を街頭で笑顔で振っている写真を指して「現地では欧米の植民地から解放してくれた日本軍を皆歓迎してくれた。これが何よりの証拠だ」と言っている人がいたけどアホかと・・・ こんな小旗を振っている写真を撮って報道する時点でその情報の向けられてるベクトルがわかるだろうが・・・だいたい、小旗を作って歓迎の文化がものすごく地域限定された文化であることも知らんのかと。そういう知識があれば、この旗をだれが配布し、写真がどこに何の目的で向けられているかわかるはず。 いまだによくわからないのは、その植民地の親国同士が覇権を争って自国を戦場にされ多大な同胞の犠牲を出して、それで感謝などされるわけがない。人の家で親戚同士が大げんかされるようなものだ。 それに、こんな小旗なんて今度のオリンピックでもマラソンコースに撒き散らかされるよ。その映像を持って「日本国民は皆、東京オリンピックを歓迎しています!」と言ったらそういうやつはバカだと思っていい。オリンピック反対派なんて今でもたくさんいるし、地方に行けば行くほど自分たちには関係ないどころか「こんなことにムダ金使うな!」と怨嗟の声がいくらでもある。
2019.06.24
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「13:00からは従業員が1人しかいません」とあるサイゼリヤに貼ってあったお知らせが限界過ぎる これで思い出したのは何年か前のすき屋騒動。あれも煩雑な業務をワンオペで行うことを本部から事実上強要され、店舗が次々と立ち行かずに閉鎖、あるいは24時間営業取りやめざるおえなくなったケースで。 人が集まらない理由は簡単です。この手のバイトは賃金が安い。たとえば、これ、従業員をバイトでなく正社員にし、月給手取り30万としたら?おそらくその地区で抜きんでて人を集めることができるでしょう。 以前も書きましたが、飲食業に限らずこの手のバイト募集ってだいたいその地区の最低時給を数十円上回る程度。それは年収で計算すると8時間労働でも月額15万円程度、こんな状況で人が集まらない!なんて嘆いても当たり前で。 おなじ飲食店でも会計は食券、食器の上げ下げはセルフ、料理の品数は少数に限定、調理は加工済みのものを温めて袋から盛り付けるだけ、皿洗いなどは食洗器、店内清掃は外部業者に委託・・・ このぐらい最低でもやらないとワンオペなんで不可能です。というか、これでもきつい。従業員がトイレに行く時間もありませんから。そもそも人がめったに来ない深夜ならともかく、平時ワンオペということが異常なんです。 それに冷静に考えたら2人3人でないと回せない仕事を一人でやるのだから、その人の分の給料倍額になってないとやってられないですよね。それを最低時給で募集しても集まるはずがない。 リンク先にあるみたいなお店に私たち客ができる協力と言ったら・・・お店に行かないことぐらいか・・・
2019.06.24
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老後資金に2000万必要という試算を政府が受け取らなかったことに関して。「よかった!じゃあ2000万もなくても老後は安心なんですね!政府が年金さえ収めていれば大丈夫であると、そう約束してくれたんですね!」 と・・・言ってるんだよねえ? 金融庁の報告を今の政府の方針と違うから受け取らない、というのはそういうこと。
2019.06.23
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自分が若手だったころに嫌だったことなので、今、その立場になったので絶対にやるまいとおもっていること。 たとえば仕事でなにかデータを作っていって上司にあたる人に見せた際、修正を言われる。その時に「こんなこともわからないの?」とか「ここ、おかしいと思わなかったの?」といったタイプの指摘。 これ、いらない言葉ですよね?というか言われた側に不快感、屈辱感しか残らない。そもそもわからないからその状態で提出したんだし。 もっとひどくなるとこれを踏み台にして相手の人格否定に移る。「こんなこともわからないからお前はダメなんだ」と。 しかし、私のような仕事(ゲームのモーションアニメーター)には正解というのがない。剣を振る動作、という指示書で上から下に振ったら「こういう場合は横切りにするのが常識でしょ」みたいなことを言われたことがあるけど、そんな常識はない。要は自分の好みを作ってこい、というだけで。 自分が言われて嫌な指示は「自由な発想でやって」といいつつ、できたものに「ううん、イメージと違うんだよね」というダメ出しをされること。自由にやっていいというからには決定権も相手に与えないと自由ではない。第一、効率が悪い。そいつの劣化コピーになれ、というのと同じだ。 だから、自分もこういう「そんなこともわからないの?」系のダメ出しは禁句にしている。
2019.06.23
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友達4人と焼き肉屋に行きまして、お互いさんざん飲み食いしてお会計ということになり。 で、割り勘なので一人3000円ずつね、ということでみんながお金を出し合う。それをまとめて会計。まあ、ごく当たり前の光景です。 が・・・ふと思ったのですがこれ、クレジットのようなカード決済の場合、どうやって対応しているのでしょうか?現金ならレジで済みますが、たとえば4人ともクレジットの場合、割り勘の金額をそれぞれのカードから引き落とすのでしょうか? キャッシュレス社会が海外ではどんどん進んで、手持ちの現金をほとんど持たない、という人も多いそうですが、こういった団体払いはどうやってるんだろうか・・・
2019.06.22
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コンシューマゲーム業界での「発表の場」が変わってきているなあと思うことについて。 アメリカで通年行われるE3という家電見本市、ここは新作ゲームの発表会としても有名ですが、今年はソニー、マイクロソフト、その他大きなメーカーがキャンセル(イベント特設ブースを作らない)ということに。そのため、会場が以前よりスカスカな状況であったとか。 では、人々がゲームに関心を失ったからなのかというとそうではなく、E3にブースは出さないけどこのタイミングに合わせてネットで動画配信という形に。確かにゲームって基本映像メディアだから大きなブースにかける予算で数日間、一部の人にだけ公開するより圧倒的にコストパフォーマンスはいいはずで。 また、アメリカでは日本以上にダウンロード市場が普及しているので、バイヤーの買い付け的意味合いもどんどん減っている。 同じことは日本のゲームショーでも行われていて、また、これまで大きな宣伝力を持っていたゲーム雑誌が情報の速さもネットに遅れる(公式が生中継で発表してしまう)ので、わざわざ高い広告費を出す必要がない。 私は以前から広告というのはウナギ屋の匂いだと思っています。匂いにつられて客が寄ってくる。けど、匂いにはお金は払わない。しかし、いつしかこの匂いを広げることに莫大な予算を使うようになって本業の売り上げを圧迫するような。 昔はテレビのような大きなところにしかできなかった世界的宣伝がそれこそYoutubeの生放送でできてしまう。そうすると上のような大掛かりなイベントも意味を失っていくのだろうなと。
2019.06.22
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水泳授業の見学、生理日数を申告させる 滋賀の県立高校 うわあ・・・どうしてこう、無神経なことを学校教育ではやるのか・・・ 結局、この発想の根底は「生徒に授業をさぼらせない」という部分であり。ですが、それが個人のプライバシー情報を報告させる理由になっていい訳がない。 私は学校の授業の中でも体育というのは「義務化、成績化してはならない」部分だと思っています。というのは本当に身体能力って個人差が大きすぎるから。しかも、日本の体育の授業って技術的な指導はほとんどされない。網羅的にいろいろな運動をカリキュラムでやらせてタイムや勝ち負けを見て終了という。 日本の学校教育の発端が明治維新以降の、それまでの寺子屋教育でなく軍隊式教育になって、敗戦で軍は解体されたがその教育システムだけは残っている。いまだに「社会に一定品質の部品を送り出すための工場」である根源が、上のような指導にまったく疑問をもたない体制を生んだのだろうなと。 ちなみに女性の生理は身近に整理の重い人がいた自分にとって本当に身近な問題、こういう話を聞くと他人事でも胸が苦しくなります。 こういうのは単に「無神経だからやめろ」で済む話だと。というか、どんなスポーツでも無理強いさせるんじゃない!
2019.06.21
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この時期、都内の電車に乗っていると会社員の男性の多くがYシャツ、ノーネクタイで通勤している。当たり前のように。それどころか国会中でも政治家の先生がノーネクタイであるのも当たり前になった。 で、これって「ネクタイって邪魔だよね、いらないよね」という当然の話でもあり。もともとネクタイが必要な場面など存在しない。あくまで今までのサラリーマンの「型」でしかなく、みんながやらなくなれば、ノーネクタイは失礼、というものでもない。実際、服装自由な会社もどんどん増えている。ゲーム業界なんて典型的ですが、一般の会社でも。 社会でいっせいに止めれば「合理的だ」とこうやって誰からも非難されない。女性のヒール強要をやめようというのも同じ。本来、仕事中に害はあっても利益はない。 恐ろしいと思ったのは、「女性のヒールを強要している会社なんて普通ないんじゃねえ?」と言っている人が結構男性にいること。そうなんです。しかしなぜか男のネクタイと同じで同調圧力という強制が、大半の働く女性が得をしない形で継続させられている。「履いていない女性社員は常識がない」として。 職場によって必要な場合がある、というのであれば会社側が制服として支給すべきだし、それも業務で必要な場合のみ。ましてや実害がある(長時間の立ち仕事で外反母趾や疲労骨折など)制服などもってのほかで。しかも、その実害の責任を「自己責任論」にすり替えられるから同調圧力は恐ろしい。 というか・・・よく考えたら学校の制服、あれも異常だったな・・・自分の通っていた学校では制服に関する校則が厳しかったけど、2年次から私服がOKになったという・・・だとしたら生徒指導の先生の口癖だった「制服の乱れは心の乱れ」って言葉はなんだったんだ?制服から私服に変わったところで生徒の行動は変わらない。私のような真面目な生徒は真面目だし、ヤンキーみたいな生徒はそのままだったし。
2019.06.21
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少し話題になっていたネット掲載の漫画をご紹介 これ、本当にこの国では可能性がとても高い。というか、現実としてこういうことは起きていて、たとえば戦争中にいわゆる神風特攻隊はあくまで建前上は「志願兵」である、ということになっていた。しかし、当たり前だけど彼らは自殺願望者ではない。「お国のため」「天皇陛下のため」「家族のため」という圧力によって特攻を強要させられたのだ。 前に現代医学では治らない難病の人が尊厳死を認められている国へ行って法律にのっとった安楽死を選ぶドキュメントを描いた本の作者がラジオに出演された際、日本では安楽死を認めるのはまだ早い、それは人々の心に個人という独立したものがないから、認められてしまうと社会的圧力で「死にたくはないけど家族に迷惑をかけるから、世の中の風潮だから」という本人が求めない自殺の強要が行われる。 それは上の特攻隊と同じ構図で。 昨今の高齢者の交通事故でそれに似た圧力は露骨に出ている。高齢者の免許返納を義務付けろ、年寄りから車を取り上げろと。しかしそれに対しての代替移動手段がない、また、交通事故の比率は戦後最低水準にもかかわらず「年寄りは迷惑かけるな」という社会の圧力で高齢者を追い詰める。これは上の漫画の予兆でもあり、何も変わらない。 誰もがみな、生き続ければ高齢者になる。足が弱くなり、目が見えなくなり、耳が遠くなり、記憶もおぼつかなくなる。だから余計にこの手の意見は怖い。
2019.06.20
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年金が老後2000万円足りなくなる報告に関して政府がその報告に関する質問を控える、という閣議決定を行った、異常な状況にあきれ果てる。 前も書いたのですが、健康診断で悪い数値が出たのを「そんなのは認められない」と本人が診断書の受け取り拒否すれば問題がなくなるわけじゃない、どころか、警告を無視して今まで通りの生活を続けたら悪化するだけなのに。 今回の件ですごく気になった報道が「政府は初期消火に失敗した」ということを言っている与党議員がいること。なんだよ、初期消火って・・・完全に馬鹿にしている、というか選挙のことしか考えていない発言で。 それともう一つ、不安をあおる行動をずっとしているのは麻生大臣で。この人、昔からそうですが言葉に責任感がないわりに攻撃的なことを言うことで混乱させる。思い付きや反射で返答し、それの矛盾が後になって追及されると周りが大迷惑という。本来ならもう何度辞めさせられてもおかしくない人間です。 で、思うのは世の中に同じ問題発言しても「ああいう人だから」と許される人間がいてはいけない、ということ。差別発言や暴言の類って、一般人の暴力は許されない犯罪だけどヤンキーや近所の頑固おやじなら許される、のようなひどい話。それを回りが許してしまう、そうすると本人が勘違いする。 麻生大臣という人はずっとそれでここまで来た。麻生節と称して。しかし、冷静に聞けば単なる暴言だ。それを許したり面白がっちゃいけない。 というか、こういうことを言われるのって私たちが馬鹿にされていると思われていること、気が付いてないのかねえ?選挙で彼に票を入れる地域の人って。
2019.06.19
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仏、16歳の制服集団生活「国民奉仕」を試行 応募は定員の倍以上 一読して背筋が寒くなる、気持ち悪さを感じました。っていうか、これって完全に国家による国民への思想矯正です! 今は希望者だけ、となっていますが、文中にあるように2026年までに16歳以上の参加を義務付けるという・・・ と、いいつつ、実はこういうことってこの国でもすでに行われていて。たとえば学校の義務教育内で国旗、国歌の強制とか、学校のカリキュラムによる道徳教育の点数化、など。 なぜこれを私が気持ち悪く感じるかというと、こういうことを「普通だ」という社会であることを強制されたのが戦前の日本であり、国家主義のヨーロッパの歴史でもあります。国民は国家の命令に従わなくてはならない、国の言うことに逆らうのは犯罪・・・ しかしそれはおかしなことだ、多大な戦争の犠牲で苦しんだのは国民であるという大量の血の歴史で学んだことがあるからこそ、国民が政府を管理、政治の暴走を制限をする憲法や法律が作られたはずです。 ちなみにフランスだけでなくヨーロッパは移民の国。こういう国にとって自国民の愛国心を高めることは自然に他国や移民の排斥につながります。そうなると国内でどういう差別が生まれるか。容易にわかる。 だいたい、過去の歴史を振り返ってもわかりますが国家が個人の「人格形成教育する」にろくなことはない。絶対に上のもの(政治家や支配者階級)に都合のいい人間が「正しい人間」とされる。 第2次大戦でドイツは国内の少年を集め、寄宿舎に共同生活させ、愛国忠実なエリート集団を作った。いわゆるヒトラーユーゲント。その歴史の結果はご存じの通り。 人間はそれぞれ違う。そんな中で共有できるところをすり合わせ、時間をかけて合意形成していくのが民主国家であり。そのことを思えば、上の気持ち悪さがよくわかるかと。
2019.06.18
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老人の運転免許にしても、目立つ事件や事故があると「70歳以上は強制的に免許取り上げろ」と・・・しかし、地方では免許がないと買い物にも行けない、生活ができなくなる。 一方、交通死亡事故の件数は戦後でいえば最低水準。これは自動車の安全性能向上の恩恵が大きい。むしろ自動ブレーキや車載カメラなどでより安全になっている。こういう統計は無視されて目立つ事故ばかりを強調する。 なぜ、悲惨な事故が頻発しているように感じるか?それはメディアが「選んで報道している」から。高齢者の事故多発といいつつ、それ以外の年齢の時は年齢はスルーされる。 当たり前のことだが、今20代、30代の運転手も必ず高齢になる。そして、その年齢まで自分が事故を起こさない、加害者にならないなんて保証は何もない。
2019.06.18
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あるバラエティー番組で女優の作ったおにぎりをみんなで食べるところを、一人の女性が「私、人が握ったおにぎりってちょっと・・・」と食べることを拒否した、ということがネットで一部炎上ということについて。 で、思うのは、他人の潔癖症を非難する、あるいは笑いものにする、ということはやめた方がいい。本当に相手を追いつめるからということ。 潔癖症の人にとって他人の握ったおにぎりが食べられない、というのは、どうしようもないことです。これは自分が気にするか、しないかの違いだけであって、本人に拒絶反応がある以上、どれだけ気にしない私たちの側が「そんな細かいこと気にするな」といっても気になる人は気になる。 「魔法陣グルグル」というギャグ漫画でヒロインのかわいい女の子が握ってくれたおにぎりだと思ってたべていたのが、ジジイキャラが脇の下で握っていたおにぎりだった、というネタがありましたが、これと実は大差ないんです。製作工程を見ていなかったらこの女性も食べられたでしょう。馬鹿々々しい例を出したのはそのぐらい感覚による拒絶反応は自然なもの。 昔何かのドラマでおばあちゃんが丹精込めて作ってくれたおはぎをお土産として持たせる、孫が笑顔で受け取り、自宅に帰ると速攻でゴミ箱に捨てる、でも電話で「おばあちゃん、あのおはぎ美味しかったよ」というシーンがありましたが、これは孫が悪い人間か?という話でもあり。 何しろ世の中には銭湯とか温泉のような共同風呂が「不特定多数の人間の入ったお湯など気持ち悪い」と入れない人もいる。他人が自分の車に土足で乗ることを禁止、スリッパを履かせる人もいる。もしかしたら自分の中にも他人と衛生感覚の線引きが全く違う部分もあるかもしれない。 もっというと、蛇口をひねれば豊富にきれいな水がある日本人が、海外の途上国で白く濁ったような井戸水で顔を洗ったりそれを使って煮炊きしている食べ物を現地の人は普通に使っているのに拒絶反応が出るのと同じです。 そう考えると、上の番組の女性の行為を簡単に非難できないんです。
2019.06.18
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不思議な話で、故・水木しげる先生が自身の従軍体験を描いた漫画に対して、若い世代が「一兵卒の近視的視点で戦争の本質を理解していない」「あくまで主観的な正義でしか戦争を語っていない」「旧日本軍の英霊を貶める反日作家」という意見がネットで投げつけられていた。 なんだろね・・・こういう人たちって、戦争が起きたら自分はきっと軍師とか、司令官みたいな位置で戦局を見られると思ってるんだろうな。 というか、自分だって戦争体験ないけど、当時自分が庶民として生きていたら絶対に水木先生の立場にしかなっていないと思う。というか、事実自分の祖父はそういう立場で亡くなったんだし。そうでなくても空襲で焼け出される庶民になるか、いずれにせよ戦局に関われるような人間になれる人なんて1%もいなかったはず。 だから、残りの99%以上の庶民は水木しげる先生側の立場になった従軍記の方がよほどリアルなんだよ・・・
2019.06.17
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おかしいと思ったときは早いうちに手のひらを返しておかないと、後になるほどやけどがひどくなるということ。 今の政権にこれまで与党を支持してきた人もここ数年で「なんか与党、おかしくないか?」とざわめき始めている。 たとえば政府が景気が良くなっている、日本の経済は株価も上がって絶好調、いざなぎ景気を超えた!なんて喧伝を本当に実感していた庶民がどのぐらいいただろうか?そしてここにきて統計改ざんの問題が噴出、数字的には何年もマイナス成長であったことがばれてしまった。 また、年金問題。政府は100年安心のために消費増税をしたはず・・・出生率低下と高齢化で計算すると絶対に年金は今後破綻する・・・にもかかわらずずっと安心を歌ってきた。で、昨今の2000万老後に蓄えが必要報告を大臣が受け取らないという異常事態。では国民は2000万なくても年金だけで問題がないのか?それには答えられていない。 それ以外にも森友、加計学園、自衛隊の日報隠し、TTP協定、沖縄の基地反対を強行工事、北方領土問題うやむや化・・・あらゆるところで「力で押しきってしまえば問題はなかったことにできる」政治がずっと続いている。 しかも、ここにきて100日も予算委員会を開かないという民主主義の根底を覆す暴挙。 この空気にさすがにこれまで与党支持してきた人間も動揺している。というか、こんなことをされて支持する理由がない。自分たち庶民に一切の恩恵がないんだから。 政治家は国民の投票で選ばれた以上、その信任に答える義務がある。しかし国民はそんなひどい政権を支持し続ける義務はない。というか、自分たちの生活に害がある体制を引きずり下ろすのが国民の義務だ。 香港のデモや沖縄でのデモ、あるいは国会前であったデモを「デモなんて一部の人間がやってるパフォーマンスでしょ」と思っている人間は、自分の生活がどんなに苦しくなっても今の政治が正しいと思い込んでいるんだろうな。大規模なデモ行為はマスコミに注目される以上、絶対に有権者の目に敏感な政治家にとってプレッシャーになる。 自分の判断が間違っていたと認めたくないだけのためにおかしいと思っても現政権を支持し続けるのはもうやめた方がいい。それでも投票する人は彼ら政治家に「もっとひどいことをやっても許されるお墨付きを与える」ことなのに・・・
2019.06.16
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使っていたパソコンの表示が先日、メッセージなどが急にすべて英語表示になってしまって。 あれえ?と思って調べるが、そもそも表示が英語なのでわからない・・・結局、パソコン本体を買ったアキバのサポートセンターに持っていくと、どうやら前日にインストールした海外ソフトがデフォルト表示を勝手に英語にしてしまったらしく。アンインストールして設定から直してもらいました。 こういうのって困りますよね。わたしはたまたま駆け込み的に持ち込んで直してもらいましたが、そういうお店がない地方などではまったく対処できない・・・特にこの手のハードではない、ソフト由来のトラブルはメーカーに持ち込んでも相手も困るケースがあって。 ちなみに料金は2500円ほど。やれやれ、助かりました・・・
2019.06.15
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「オタクをバカにされる人って何処の世界線に住んでるの?」高校生の素朴な疑問に時代は変わったと安堵する大人たち『10代にはいにしえの話だと思う』 私のような古いオタクにとって衝撃の発言・・・というかいい時代になったと改めて思う発言です。 ちなみに私が一番きつかったと思ったのは今から25年ぐらい前の宮崎事件が起きた時の世間のオタク迫害です。これ、メディアがこぞって漫画やアニメ愛好家を危険人物、犯罪予備軍として報道した。学校でもそれまで目立たない、単におとなしいだけの漫画研究会やオタクグループがいじめや先生の指導対象になった、とんねるずの人気番組でオタクをいじるコーナーがあり、クラスなどでも「おたくはそうやっていじっていい」という認識になった… ちなみに当時と今の絶対的な違いが「ネットがあったかどうか」です。当時はインターネットなんてなく、オタク同士の連携はファン雑誌の投稿やコミケのような同人イベント、クラス、学校のオタク同好会的な小さなコミュニティーでしかなく連携の取りようがない。また、当時はテレビや新聞といった大手マスメディアの影響力は絶大で、たった一つの事件があっという間にオタク=犯罪予備軍に仕立て上げられたのを忘れません。 私は、だからこそこの迫害の歴史を「なかったこと」にしてはいけないと思う。これはこの国であった立派な差別の歴史。なにしろ、あの事件以降、それまで地方などで普通に借りることのできた同人イベントに使う公民館施設が急に貸してもらえなくなったり、私の学校の文化祭では自分も所属していた漫画研究会展示物が何者かによって破壊され「オタク死ね」と落書きされたり・・・ ちなみに今でもオタク差別は平気で行われています。漫画やアニメ、ゲームだけでなく鉄道、ミリタリー、歴史系、さまざまなジャンルに熱中する人を笑いものにするテレビのバラエティー番組はある。もっといえばオタクの側にも新興のジャンル、たとえばユーチューバーやeスポーツなどを小馬鹿にする、差別する人がいる。 「30年生きながらえるとそのジャンルは社会的理解を得る。50年生きながらえると立派な文化になる。100年生きながらえると伝統や古典になる」 この国ではオタク差別の歴史があった。それだけは忘れてはいけないし、ある政治家が言っていた「この国では昔からアニメや漫画のようなオタク文化に寛容だった」発言には反吐が出る歴史修正者を見る思いです。 差別していた側は忘れても、されていた側は絶対に忘れない。
2019.06.15
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ブラック企業にいた時のこと。 その会社では月の残業が30時間を超えると総務から警告が当人と上司に行くようになっていました。で、そんなものはほぼ無視される。 ある日、総務に個別に呼ばれて「君は働きすぎだ(150時間を超えていた)」と言われた際、私が堰を切ったように「帰りたくても帰れないんです!今の仕事量では!どうすればいいんですか!私だって一秒も残業はしたくないのに!」と・・・ で、そのことが何やら問題になったらしく、しばらく経過した後に上司に別室に呼ばれてこんな言葉を・・・「君、そんなにまじめにやることはないんだよ。総務なんて時間でしか見てないんだから。だからタイムカードを定時で切れば何も問題はないんだし」 これ、マジで言われたんです・・・現代の怪談ですよ。
2019.06.14
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ネットでちょっと話題になっていたツイッター記事で「インターンの大学生に1000円分の切手を買ってきて、といったら1000円の切手一枚を買ってきた。自分は82円の切手を1000円分のつもりだったのに・・・」というもの。 で、思うのはよく「部下が使えない、仕事ができない」と言っている人ってこういうのが大半なのではないかと思う。たとえば、あなたが今日の夕食に何が食べたいか?などというのはあなたの中にはラーメンであるとか、お寿司であるとか、パスタであるとか、自分が思いついたものが正解であるが、これを「適当に見繕っておいて」で他人に察しさせる、というのは不可能です。 にもかかわらず自分がラーメン気分だったのにイタリアンレストランを手配されるとムッとするんです。この手の人は。どうして自分がラーメン気分だとわからないんだと。こんなことも察しられないこの部下は無能だ、使えないと。 完全な間違いですよ。お前の脳内など外部に出力し、特にこだわりがある(駅前の○○軒の豚骨醤油ラーメン半チャーハン)なら、それが相手に伝わるまで(ここ重要)指示しないと意図通りにならない。中には自分が細かく指示することを放棄して「そんなの自分で考えろ」と言い出す人間まで。 「もののけ姫」や「崖の上のポニョ」制作過程のドキュメント映像の宮崎駿のダメ出しが典型的なこれで。スタッフが書いてきたものを「このキャラはこういう風でこういう生まれだからこんな動作はしない(宮崎駿の脳内で)」「何も考えずに絵をかいてる(スタッフが考えた末に書いている)」「やる気がないならやめちまえ(やる気の問題ではない)」「お前の生き方がつまらないからこんな絵しか描けない(思い込み)」・・・典型的なパワハラと相手の人間性否定。しかし、この否定のすべては「自分が気に入らない」というものに集約されている。 もののけ姫という作品は少なくとも原作もなにもすべて彼の脳内でイメージで構成されている、というか、彼自身も最後までシナリオを完成させて作ったわけではない。コンテや指示書に書かれていないことは他人にはわからない。しかし、業界での巨匠とか天才と呼ばれる人にはそれが許される、と思っている。世間でもなぜかこの手のパワハラを許容する。 ジブリに優秀なスタッフは生まれても後継者が育たなかった最大の理由でもあり。むしろスタジオを出ていった人間のほうが成功している。そりゃそうだ。ジブリというスタジオにいる以上、宮崎駿という天才の顔色を常に窺って劣化コピーを作っているだけなのだから。 つくづく思うのは「自由にさせる」というのはその人に決定権も与えないと無意味であるということ。「リンゴの絵をかいて。自由にやっていいから」という指示に赤い丸のリンゴがお皿に乗っている絵を書いたら「リンゴと言ったらウサギに切ってあるのが常識でしょ?そんなのもわからないの?」と出来上がってきたものにダメ出しをするのは自由ではない。 上の切手の話、自分だってさらっと1000円分の切手買ってきて、と言われたら疑いなく1000円の切手を買ってきますよ。間違わないために。
2019.06.13
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かつてこの国は、日米で戦争があった時、どちらが勝つかというシミュレーションを総力戦研究所に依頼し、結果100%日本が負けるという結論を出した。 が、依頼したはずの政府がそれを「机上の空論」として無視し、やがて戦争に突入した。結果はご存知の通り。 今、年金に関しての報告「老後に生活を維持するためには2000万円の貯金が必要になる」という報告を麻生大臣その他自民党がその報告を「国の方針と違う」として受け取らないという異常な状況が行われている。 これは健康診断の結果が悪いというのを「そんなのは信じない!から受け取り拒否」と言っているのと同じ。事実を認めようと認めまいと体の変調は変わらないにもかかわらず。 これから控える参議院選を前に、ということであろうが、むしろ傷口を広げているとしか思えない。 麻生大臣や安倍総理のような一生金に困らない資産を持つ人間だから、こんなことが言えるんだ。そして、国民の大半、特に今の若い世代、働いている世代にとってそんな生まれながらの富豪の家庭以外、暗い将来しか見えない。 安倍総理はそれを追及されると顔を真っ赤にして「民主党政権の時は~」と狂乱している。が、しかし考えてみればいい。戦後、もっとも長くこの国を指導してきた政党はどこか?そしてバブル崩壊以降30年、最も長く政権を維持していたのはだれか? こんな状況でも自民党に投票する人はいまだに「ほかに選べる政党がない」と言っている。そんな状況が今の日本を作ったとは思わないのだろうか?せめて今がおかしいと思ったら他の政党に入れないと何も変わらない、いや、悪化するという話なのだ。 いい加減にしろと。
2019.06.13
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元アナウンサーの長谷川豊 が部落差別発言で維新からの公認取り消しとなり、今回、参議院選出馬断念ということで。 はっきり言います。ざまあみろ!と。 彼がフジテレビを辞めるきっかけになった発言から今回の問題になったことまで一貫して何も変わっていない。彼は「頭がいい馬鹿」なんだと思っている。 今回の事について彼は自分のブログで長々と言い訳をしている。まあ、読む価値があるとも思えないみっともない主張(俺は何も間違ってない、悪いのは俺の言葉を読み取れないで攻撃してくるお前らだ)があるので、興味のある人は自分で探してください。 この中で嫌な気分になったのは、自分は今回嵌められた、という主張をしていること。選挙の敵対勢力が自分を貶めるために流したものであると。 そういうところが自分が転落した理由だと思ってないのか?根拠も証拠も確証もないことを言っているから、多くの人を怒らせ、抗議されているんじゃないのか? 先日、北方領土で酔っぱらって問題発言した丸山議員に対して、即座にこの人は「マスコミが恣意的に彼の発言をリークした、盗録みたいなことをして問題発言になるよう誘導した」といいました。が、その後、別の北方領土関係者へのインタビュー中に酔った勢いで勝手に割り込み、執拗に絡んでいる全部の音声が出ると急に手のひらを反す。こういう性格の人間なんです。 この人は以前にも堂々と言ってました「炎上させることが目的であえて過激なことを書いたりもする」と・・・その炎上した火の粉が自分の体に燃え移って熱い熱い!と転げまわっている、それだけの話ではないか? つくづく薄汚い、悪党にも小市民にもなれない、哀れな人だと。これからも「元フジテレビアナウンサー」という、今となってはどうでもいい肩書きに縋って生きていくしかないんだろうなあ・・・
2019.06.11
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MGS5をやっていて「あれ?」と思うことがあり、そのうちに「これ、ゲーム性を根本から破壊してねえか・・・」ということに気が付いてしまった・・・ ある動作を延々と繰り返す(しかもリスクが少なく簡単)だけで、一部特殊なミッション以外のほとんどの潜伏ミッションが完了できてしまう・・・やべえよ・・・ これ、企画者が意図的に狙ったという言い訳ができない部分なんです。ゲームのシステム根幹にかかわっているはすなので。むしろこれをやったらバランス調整が崩壊する、いわゆるハメプレイに近い。事実、このやり方を使うと緊張感のかけらもない・・・ ああ・・・自分のこれまでの苦労は何だったんだと・・・
2019.06.10
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令和改元や悲惨な事故などにすっかり隠れていますが、今、国会では大変なことが起きています。・・・正確には「予算委員会が開かれない」という異常事態が100日も続いている、といったのが正確なのですが。 これ、ひどいことで。予算委員会というのは1/3の議員が要求すれば開かれなければいけない決まりです。が、いつ開くかは委員長が決める。それを「決めない」という手段で実質延々と開いていないんです。 まずいことです。予算委員会というのは予算を決めるだけのことではありません。予算に関するあらゆる質問が認められる場所であり、疑惑追及の場でもあります。野党が求める質問に与党が応じない、ということであり。 たとえば昨今だけでも日米交渉のトランプ氏のツイッターでの発言についてとか、秋田に作られる予定の自衛隊のミサイル防衛システム立地要件の異常性のスクープとか、もっといえば最近発覚している総理や閣僚の記録が全く保管されていない、どころか即日廃棄という明らかに隠すことを目的にしているとか。もっとさかのぼれば政府の景気がいいといい続けていた統計がおかしかったこととか・・・ 少なくとも100日というのは異常ですし、これから先も解散まで応じる気配がない。しかも国内外問題山積で開かない正当な理由が全くない。国会での予算委員会が開かれないということは、内閣の予算を国会の審査なく一方的に通せる「三権分立」という相互監視を完全に無視する形になる。 以前、森友、加計学園問題で国会が紛糾した際、与党議員や支持者は「こんなことを話していたら大切なその他の審査ができない!野党は貴重な時間を浪費するな!」といいました。で、今はどうでしょうか?時間がないと言っていたのに、今は100日も予算委員会を開かない。時間がなかったんじゃないの? わかってるんです。答えられない、納得のいく回答ができない、疑惑を晴らす答弁ができない。そこから逃げるため、選挙前にボロを出さない、国民が国会に注目しないために開かれていない、それ以外の理由がない。 ちょっと前に野党の抗議の19日間の審議拒否に「税金泥棒」と罵声を上げていた与党支持者の皆さんにとってその5倍も休んでいる、予算委員会を開かない与党はどう見えるのでしょうかね?
2019.06.10
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世の中には「選択肢がある」ことを許さない人、というのが一定数いるようで。 たとえば同性婚とか、夫婦別姓、昨今話題だと女性のヒール靴問題など。これらは実際に実害がある、それによって辛い目にあっているひとがいるんです。しかし、それに反対する理由に論理的な説明がない。「昔からの伝統だから」「〇〇はかくあるべきだから」「許容すると秩序が乱れる」・・・ 昔、私の通っていた中学校では自転車のドロップハンドルが禁止でした。・・・意味不明ですよね?で、それを生徒会で校則改正案を出した際に「なぜこんなきまりがあるのか?」と学校側に質問をした。それに対する学校側の回答が「ドロップハンドルの自転車は姿勢が悪くなる」 ・・・だそうです。笑っちゃいますよね。んなわけあるかと。というか、姿勢が悪くなることを理由に禁止って・・・ ことほど左様に、上記の夫婦別姓や同性婚、ヒール靴問題も理由というのは後から無理やりひねり出した、全く意味がないものなんです。特に夫婦別姓に関しては事務手続きなどで作業が煩雑になる。多くの人にとって無い方が楽なんですが。 別にこういう意見は「希望者に選択権がある」というだけで、昔からのやり方がいい人にとって何の不都合もないはず。にもかかわらず保守系と呼ばれる政治家は言うのです。「日本の伝統的文化や家族のきずなが崩壊する」と・・・アホかと。苗字が一般市民も言うようになったのは明治以降で、それまでの長い期間、日本人の大半は苗字がない(〇〇村の太郎のように地区に付随されていた)人ばかりだった。論理破綻している。 何度か書いたことがありますが、漫画「もやしもん」の榊教授の言葉「自由とは多くの選択肢があるということ」 が至言だと思ってます。
2019.06.09
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業務に必要なことをやらせるのはすべて仕事である、という認識について。 以前、あるゲーム開発に当たって上司が先に他のメーカーから出ているゲームを例に出し「これから作るゲームの参考になるから共通認識として、各自中古でいいからソフト買って休日とかにある程度やっておいて」と・・・ ・・・? これ、何重にもひどいことを言っているって気が付いていない。 まずは休日に社外で仕事をさせようとする。しかもソフトは自費で買えと。そのうえ、それを共通認識にする、ソフトメーカーにいながら他社の中古であることを容認する・・・ これって自爆営業と同じ扱いなんです。あるいは清掃業務の人が洗剤やモップなどを自費で買わせるケース。会社側には何のリスクもなく、社員の側だけ時間的、金銭的損失を受ける。あきらかに違法なこと。 それをまるで当然のように命じる無神経さ。 こういう人ってクリエイターに多くて。怖い言葉に「半分仕事」という呪縛というか。それを自分が勝手にやる、あるいは以前から興味があったのでこの機会に行うならいいのですが、それを命令として部下に押し付ける。私がこのことを指摘したらその上司に嫌な顔をされましたが。(結局、ソフト会社の備品、ゲームをやるのも業務時間内ということにしました) 「そんな大げさな・・・」と思っている方。実際50巻以上ある漫画のゲーム化の際に「土日で漫画喫茶で全巻読んできて」みたいなことを平気で言う人もいる。これはすでに休日ではない。しかも漫画喫茶って・・・ 業務に必要なものは業務の費用で、しかも業務時間内にされなくてはいけない、これは鉄則です。でないといくらでも自宅残業を強いられます。仕事とプライベートはきっちり分ける。その上で必要なことは判断すべきです。
2019.06.08
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不法就労、まさかの入管が要請か 「協力した」社長証言 日本の行政の外国人に対するひどい仕打ちが顕著に表れている例です。入国管理局に関しては以前から人権無視の姿勢が問題になっていますが。というか、これから人手が足りないから外国人を制限つけて受け入れる、というのはこういうことなんです。 外国からの労働者は派遣社員や契約社員より法律で守られていない搾取の対象。何しろ5年を目安に追い返すとか、家族を連れてきてはいけないとか・・・それを国が認めるということは彼らを人間として、市民として受けれない、この国に根付いてもらっては困る、でも、安い労働力としては欲しい。という最低な考え方で。 こんなことを行えば日本の対外的印象が悪くなる。国連の調査団体が日本の人権調査で問題を指摘していることを官房長官が「その指摘には当たらない(根拠は示さず)」で乗り切ろうという下種な国家です。 こういう思想は「俺、日本人だから関係ない」と思っている人は想像力が足りない。彼らが人というものをどう区分けしているかなんて、いつでも簡単に基準を変える。それこそ「貯蓄率〇〇万円以下は切り捨てる」「年齢が70を超えたら切り捨てる」「けがや病気になったら切り捨てる」・・・いくらでも自分がその範疇に入る可能性があります。 法律が人権を定義するのではなく、誰もが持って生まれた時に人権があり、それを守るために法律がある、という基本を忘れると、それこそ身分制度による迫害が当然の中世の時代に戻ることになる。そこまで考えることです。
2019.06.08
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ナザレンコ・アンドリー氏、日本特有の部落民差別に「『差別やめろ』と叫ぶより、逆に静かにしたほうが差別がなくなるのでは?」 非常に危険な考え方です。これは歴史の負の部分を隠してしまえば「問題はなかった」ことにする、れっきとした歴史改ざんで。 この考え方の怖いのは長谷川豊のような人間を簡単に作ること。彼は先日の部落差別発言を指摘された際、「自分の学校では教えられなかった」ということで言い訳しようとした。つまり、無知だから無罪を主張しようとした。彼のアナウンサー首になった理由の「自己管理できない人工透析患者は殺せ」発言から何も変わっていない。 もし、学校で部落差別というものがこの国にあったことを子供のころに教えない、知るきっかけがなかった場合、どうなるでしょうか?しかし、社会にはいまだに部落差別は地方に行くと存在する。そうなると上のような「無知だったから無罪」の人間を生む。これが怖い。悪気があった、なかったの問題にすり替えてしまう。 たとえば、アメリカで黒人奴隷迫害の歴史があったことを「なかったこと」にしたら、いまだにある黒人差別問題は消えるのか?関東大震災での朝鮮人大量虐殺はなかったことにできるのか?国のハンセン病患者に対する対応被害はなかったことにすれば消えるのか?いずれも公文書、私文書、当時の証言様々な資料がある。 だからこそ馬鹿な差別発言を言い出す人間の顔面に証拠をたたきつけて蹴り返すことができる。なかったことにはできない。 歴史の最低限の知識のない人間は易々とデマを受け入れる体質になる。「逆説の日本歴史」みたいなトンデモ本に踊らされる。それは本当に歴史を研究しているアカデミズムの世界では100%否定されていることをそうでない小説家なんかが「歴史の真実」と称して、それに読者が疑問を持たずあっさり洗脳される。 わたしはこういうのは病気のワクチン注射と一緒だと思っています。体に知識の免疫を持たせることで抵抗力をつける。それがないと無条件でデマに感染する。この知識があったうえでそれを否定する真実を探すのは自由。ただ、知らなかった、あるいは個人の願望(日本人はこんなひどいことをしない)で否定するための無知を装うのは非難されるべきで。 ナチスドイツのユダヤ人迫害に関しても、70年もたつと「アウシュビッツでの大領虐殺はなかった」と言い出す人間がいる。日本でも同様のことが様々に起きている。 「昔の負の歴史は黙っているべき」というのはそういう人間をのさばらせる。
2019.06.07
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「セクハラ申告巡り解雇は無効」 龍角散の元部長が提訴 まあ、ひどい話で。 この手の報道があると必ず「片方の意見だけで偏っている」というのがありますが、まず今回違うのはこの元部長がセクハラ被害者なのではない、ということ。法務部部長としてセクハラの調査を行っていたという正当な業務。しかも、調査で忘年会の席にいた複数の社員もその行為を見ているという証拠をつかんだ。 それを調査中に加害者とされる社長が呼び出して「ねつ造だ」といい、突然解雇する・・・通常、社員の解雇というのは相当の理由(不正、犯罪行為、長期にわたる無断出社拒否など)が必要なはずなのに、どう考えても無理筋。 時々思うのは、この手の組織内での内部告発を潰そうとする行為は、表ざたにされるとより被害が甚大になる。しかし、頭の古い・・・というか、頭の悪い上層部がいると社内圧力ですべて解決できると勘違いする。こういう人にとって世の中=組織内 という小さい視野しかない。日大アメフト部などがいい例で。 で、組織内の上に立てば人権や法律まで捻じ曲げられると勘違いする。しかし、その横暴はそれこそ外に出されると言い訳のしようがない下種であることも多くて。 私たち外部の人間がこういうケースを見た時に考えなければいけないのは「自分らも内部の力関係だけ固守せず、外から訴えると強い」ということ。似たようなことを身内(叔父)が弁護士を通して行って多額の賠償金を取ったことがある(この場合はパワハラ)ことを聞いていますので。これ、弁護士通してちゃんとやると意外なほど相手は簡単に崩れるそうで、あれだけ自分を罵っていた偉そうな上司が、訴えられたとたん、コソコソ逃げ回る卑怯な人間だったと露呈したと。 大事にされて困るのは組織の論理で守られている側です。
2019.06.07
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どうにもこの国では「自発的を強制される」という矛盾が世の中にありすぎて。 たとえば、私が中学生だったころ、月に一回、学校の周辺の道路や近くの公園などを生徒が清掃する、という課外授業がありました。6時間目の授業として各クラス分担が決まっていて、当然全員参加。 で、今でも覚えているのですが、当時の校長が市報の学校長インタビュー記事で「わが校の生徒は自発的に地域の清掃活動を行っている」と・・・ ・・・ん? つまり、これが自発の強要なんです。 ちょっと前に話題になっていましたがPTAの強制入会とか。これも元々PTAってはいる義務が父母にはないんですが、入学式後そのまま流れるように「親御さんはこちらにいらしてください」と。で、強制的に入会させられる。「仕事が忙しくて無理だ」と拒否すると「身勝手だ」とか「子供がイベントに参加できないなど不利益を与えられてもいいのか」と脅迫まで。で、そのことがメディアで話題になった際、当事者の学校長は「あくまで学校外の組織で強制したつもりはない」・・・そもそも自由参加であるということさえ説明されていない。 こういうことって昨今の職場で女性のヒール義務反対の動きにもあると思うのですが、たぶんそれをやっている企業に聞くと「いや、うちはそういうことを強制していないです」というと思うんです。が、実際現場では事実上の強制が行われている。これは男性のネクタイも同じ。 自発性の強制というものの恐ろしさは、責任者がいなんです。その状態で何かあった場合は「自己責任」にすり替えられる。ヒールで実際に外反母趾や疲労骨折などをしている女性がいる実害がありながら、「それは本人が勝手にやったこと」と。サービス残業でも同じことを企業は言います。過労死した社員が勝手にやった、と。 今回、ヒールの問題を訴えた女性に対して「わがまま」とか「我慢しろ」「いやならやめろ」「そんなもの政治に訴えるような案件か!」などという意見が「男性の側から」ありました。 これは上の「自主性の強制」に直結している。だからこそ変革させるには政治家をもって社会気運として盛り上げて、各会社内でそういう空気を排除するのが正しい。だいたい、セクハラ、パワハラ問題も昔は「そんなものどこでもある」で無視されていた社会なのですから。 政治家の仕事とはこういうことも重要な案件です。
2019.06.06
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ちまちまとMGS5を進めています。 やっていて思うに「これ、ゲーム内で面倒くさい部分が全部面白さにつながっていない、どうでもいい部分だな」と・・・ たとえば、ミッション以外の自分の拠点での行動があるのですが、海上にある基地という設定で別のエリアに行くのにやたらに長い移動を強いられる。延々とジープで直線の道を進む、途中に何もない。ただ移動のためだけに3分近く。 また、基地内だとミッションの受注ができない。一度ヘリを呼んで乗り込み、そこで初めてミッション受注・・・というか、このヘリに乗るというシーン、何で毎回必要になるのか意味不明で。戦場に行く前の高揚感を演出しているつもりかもしれませんが、それこそ何十回も見せる意味はない。(延々とヘリに乗りっぱなしでミッションを受注し続ける、ということもできますが、そうするともっとヘリ内でしか受注できない意味がない) それ以外にもそれまでリトライを繰り返し、ずっと敵に気が付かれないように細心の注意を払ってようやく潜入した先でイベント演出発生、強制的に敵に発見されて苦労が水の泡、だったら最初からごり押しでよかった、なんてことも多々あって。 ずっとある違和感として「映像作品のリアリティーや演出の面白さを強調するためにゲームとしての面白さを犠牲にさせられている」のを強く感じます。 オープンワールドなのに見えない鎖と壁に阻まれている、そんな違和感。これは先ごろやったニーア にも感じました。
2019.06.05
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タレントの松本人志氏が昨今の事件について「人間社会には一定数の不良品が出る、不良品は不良品同士でやりあえばいい」という発言をしたことについて。 こういう発想って、多くの人が指摘していましたがナチスの優性思想そのもので。そして、最近でいえば数年前に起きた養護施設やまゆり園での大量虐殺に直結している。あの犯人は言っていた。「障碍者は社会の役に立たないから殺した方が世のためになる」と・・・ 気持ち悪いと思うのは、自分が今、成功者としてこうしてテレビに出ていられるのは、たまたま運がよかったからだとは思っていないのだろうなと。もし、彼に今と同じ実力があったとしても、浜田という相方に出会わなければ?吉本の最初の試験に受からずお笑い業界に入れなければ?若いころ、食えない時代がそのまま延々と続いていたら?運命の転機になったディレクターに会わなければ?もっといえば、先天性の難病で生まれていたら? 以前に引きこもりの方のアンケートで、引きこもるようになったきっかけの大半が、個人の怠惰ではなく人間トラブル、いじめとかパワハラ、あるいは学校卒業後就職できない、などといった後天的、境遇的なきっかけでつまずいて、そのまま立ち上がれずということであった。 思うのは彼らは不良品なのだろうか?むしろそういった外的要因で人生を壊されたことの方が多くはないだろうか?真面目なサラリーマンが会社が倒産し、その後、年齢のせいで再就職先がなくドロップアウト~なんて想像はできない人なんだろうか? この手の乱暴な意見を、あの場に何人もいるコメンテーターが「それ、典型的な優性思想ですよ」と突っ込まなかかったのか?大御所タレントには誰も突っ込めず、しかもあの番組は録画のはずだが、編集権限がある人間がなぜそれを許可したのか? こういうことを書くと必ず「お前は被害者の気持ちがわからないのか」と言ってくる人がいるが、それとこれとは話が違う。この状況を突き詰めると「社会の役に立たない(とされる)人を皆殺しにしても仕方ない」という空気が醸成される。これはつい昨年の「LGBT生産性発言」や「高額医療費がかかる患者を殺せ」という形の発言ですでに見え隠れしている。自分の価値観で不良品とする人間は社会の負担だから切断処理せよと。 しかし、この手の発言する人は絶対に「殺される側、差別される側」にはいない。自分が安全圏だと思っているからこそ、過激なことを他人事として言えるのだから。 松本人志 氏はたとえば「お笑い芸人など世の中の何の価値もない不良品だから殺されて当然」と言われて黙って従うのだろうか?現に世の中にお笑いタレントを不要なものと見下す人間はいくらでもいる。 誰もが他人の価値がある、ない、を決められない。むしろ自分を「価値がある」と思ってくれる人や社会を大切に、そういう人の意見に耳を貸すべきではないか?
2019.06.04
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「職場でのハイヒール強制やめて」厚労省に署名提出 これ、立ち仕事、あるいは移動が多い仕事の女性にとって、本当にシャレにならない問題なんです。というのは、会社によっては女性社員にヒールを強要するのは基本「男の側:なんだそうで。そういうものだ、男性のネクタイと同じだ、作業着と同じだと・・・ ですが、ヒールって元々立ち仕事には向かない靴であることは明白。というか、ヒールである意味というのは仕事上、まったくない。これは男性のネクタイも同様で、単に「それが社会人としての正装だ」という固定観念だけ。 先日TBSラジオ「荻上チキ セッション22」で取り上げていた際、ツイッターのライムラインに「女の単なるわがまま」とか「嫌なら仕事をやめろ」というコメントに呆れたのですが。しかも、そのコメント書いている人を探ってみると、全員男性。つまり、自分は味わうことのない苦痛を女性には求めるという、腐った考えで。 これって差別主義者の典型なんです。足を踏んでいる側は踏まれている側の痛みがわからない。踏まれている側が「痛い!」と叫ぶと「そんな大げさな」「そんなところに足を出しているのが悪い」「このぐらい昔から踏まれても文句を言わなかったんだからお前も耐えろ」と・・・冗談じゃない。 たとえば、私の最初に入った会社は男性社員は全員ネクタイ&スーツでした。自分も新入社員だったのでそれが当然だと思ってました。が、ゲーム業界では珍しい会社だったんです。で、その会社を辞めた後、何社も転職しましたが、少なくとも開発職で背広の会社はほとんどない。むしろネクタイなど何の役にも立たない、面倒なだけのシロモノ。つまり、あってもなくても作業になんの影響もないもの。 考えると、苦痛があるという実害があるヒールはむしろ作業効率や社員の健康を損なう。「誰のための衣装か?」ということになる。まさか社長や重役の趣味なのか?それに女性の社会進出によるこの手の女性社員強制ヒール文化は歴史など、とんでもなく浅い。伝統でもなんでもない。 それに、彼女たちは「職場でのハイヒールの強制をやめてくれ」と訴えているだけ。個人が意思で履くことには文句は言っていない。楽な靴を選ぶ選択肢をくれと言っているだけなのに、なぜか「ヒールを履いてはいけない」に勝手に変換して抗議する人まで。 仕事によって各種作業服がある職業というのはありますが、それを強要されるには「衛生面や安全性のため」「関係者だと即わかるように識別しやすくするため」「効率の良い仕事のため」以外はありません。むしろヒールによって爪が割れる、圧迫骨折などがあるとしたら職務の妨げになると、彼女たちは訴えているんです。 そんなにヒールを履いた女性が見たければ、そういう店に行けばいい。金を払っていくらでも踏んでもらえ。
2019.06.04
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こわい・・・こういうことを聞く面接官ってるんだ・・・というか、コメント欄がひどい たとえば、自分が子供のころの夢、それこそプロ野球選手になるとか歌手になる、漫画家になるといったあこがれだけの夢をかなえている大人って何割ぐらいいると思いますか?おそらく1%もいないと思います。 で、本来そういう夢をあきらめ、今の仕事をやっているという人が世の中ほとんどのはず。にもかかわらず、夢をかなえられなかったのは本人の努力不足だと。だとしたら世の中の99%の人間は努力不足ということになる。このコメント書いている人も,面接官も含めて。まさか「将来企業の人事課で面接する仕事になりたい」なんて小学生はいないだろうし。 これも一つの「呪いの言葉」だと思う。成功しなかった努力は無駄である、そういう人間は言い訳するな。しかし、世の中には夢をかなえたけどその仕事で食べていくには安い給料で、泣く泣く夢をあきらめる職業なんてのもざらにある。それに対しても彼らは言うだろう「金が手に入らないのはお前の努力不足だ」とか「そんな夢みたいな仕事について現実を見ていないからだ」と・・・ つまり、どちらからでも攻撃できる。自分は叶わなかった夢は棚に上げ、他人の叶わぬ努力を無価値なものとして語る、卑怯なポジショントーク。
2019.06.03
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つくづく思うのは、日本には「他人に迷惑かけるな」という呪いの言葉があって。 これ、本当に怖いです。一見正論のように見えますが、それによって困っている人の口をふさぐ、弱者の悲鳴すら「声が大きい!もっと静かにしろ!」のように。 たとえば、生活保護を受けるということをこの国では極端に卑しいもの、施しを与えること、として下に見る傾向を強く感じます。働かざる者食うべからず、ということわざに顕著に表れていますが。これなんか典型的な「他人に迷惑かけるな」ですよね。 また、自然災害であっても基本は自助努力での生活再建です。家も仕事もすべて失った人間を一時的には保護しますが、その生活再建は独力では非常に難しい。特に高齢者になると今から働くなんて不可能であっても、仮設住宅を一定期間で追い出す。 他人に迷惑をかけるな、というのは、個人のわがままや独善的なやり方で周囲に損害、危害を加えることに対しては言えますが、本人が望まない、運が悪いとしか言いようのない不幸、たとえば難病に侵され、高額医療費がかかる人に対してまで、上の言葉を含んだ方針をしようとする政治家とか。 時々ぞっとするのは電車に飛び込み自殺などで大幅にダイヤが乱れると、当たり前のようにこの言葉「死ぬなら一人で死ね。他人に迷惑かけるな」と・・・その人が「死」という最悪の結論に至った経緯を無視して「迷惑をかけるな」とはいったいどういう神経なのか?同じことをたとえば今後、自分や、自分の家族、恋人、親しい人が行わないという自信がどこにあるのか? 要約すると「俺の見えないところで死ね。そうしたら世の中ではお前らの問題をなかったことにできる」ということ以上の理由ではないわけです。 前に荻上チキさんがラジオで「困っている人にどこに相談していいか、そういう連絡先を伝えることが私たちメディアの役目じゃないか」とおっしゃってましたし、事実、彼の番組では積極的にそういう団体の連絡先を伝えています。これは決して「死ぬなら一人で死ね!他人に迷惑かけるな!」という冷たい対応ではない。 私も、過労によるうつ病でそれこそ自殺を考えていた時、それを救ってくれたのは、それまで一度も行ったことがなかった心療内科というお医者さんで。「うつ病は我慢してはいけない、骨折と同じで放置して耐え続ければもっとひどくなり、回復不能になる。ちゃんとした治療が必要」そういう窓口がある、ということを教えられたのもラジオでしたし。 「他人に迷惑かけるな」という社会こそ、追いつめられた人間をさらに圧迫、時には暴発させるトリガーになると思います。
2019.06.02
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GWに朝起きたら右わき腹あたりが鈍く痛くて。以前、尿管結石やったことがあるので不安になって(その時も前兆でそういう痛みがあった)休日当番院へ。尿検査とレントゲンやってもらいましたが特に異常はなし、と。 で、その痛みが一週間ほど続くので、後日別の病院へ。今度は上2つの検査+採血検査も。しかし、結果も特に異状なし・・・ で、この異常なしなのに痛みはある、ってののほうが不安でw。ですが結果は本当に「異常なし」そのもの。その数日後にはすっかり痛みはなくなって。 今のところあれから何事もないですが、なんだか怖いなあ・・・お医者さんが言うのは「寝ているときにたとえば布団の下などに突起物がないか一度調べてみてください。これが睡眠時に患部を常時圧迫して痛みになることがある。と・・・でもそんな様子もなかったですし。 ・・・もしかして寝すぎか!?
2019.06.02
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