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マザーテレサは1979年にノーベル平和賞を頂いたが、その前後には世界を股にかけて交友を広めており、英国のサッチャー首相やアメリカのヒラリイ・クリントン上院議員、ダイアナ皇太子妃など世界の超有名な人と面会している。マザーテレサとお会いしなければ一流人と見なされないという風潮があり、世界中の指導者が彼女に会いたがっていたし、巨額な寄付もしてくれた。彼女の行動と確信からすれば当然のことと思われた。ところが、健康を害しながらも活動を続けていた彼女の晩年(84歳)、イギリスのチャンネル4のテレビ局が、1994年11月8日に30分番組でテレサは人を救うよりも有名人と会うのが好きだったとか、ほらを吹いてお金を集めたとか、集めた金で病院を作るよりも巨額な金を修道院に使ってしまったとか、独裁者を支援したとかの悪口を放送した。彼女を神のように崇めていた人たちにとっては驚天動地の出来事で、テレビ局に抗議が殺到したが、謝罪がなく、それを契機に彼女に対する批判があちこちから湧き上がった。人間完璧な人はいない。またもし完璧だったとしても、批判のない人はいないと思う。神の境地に近い彼女も晩年になって大きな批判にさらされたが、びくともしなかった。いい評判を得るために活動していたのなら、評判が悪くなったら怒るだろうし、もう止めたとなるだろうが、評判のために活動していたのではないので、平気でいられた。彼女を崇める人は圧倒的に多いが、けなす人もいる。けなされてもおたおたしないで自分の決められた道を堂々と歩んでいける人間になりたいと思う。
2008.10.31
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医療費がかかりすぎているとして医療費削減政策が数年前から実施されてきました。患者が少なくて赤字の病院は潰して統合する政策がとられてきました。病院を潰すには医者をいなくすればよいとして、4年前には新臨床研修制度を導入して一気に医師不足の状態を作り出しました。医者がいなくなった病院では運営が成り立たなくなりいくつも潰れていきました。病院は採算のみで考えていいものでしょうか?病気をしないで医者にかからないのがベストで、ある意味で病院はガラガラでもいいと思います。いざとなった時に診てもらえる体制を整えておくことが必要だと思います。旅館ではないのでお客さんが少なくなったら収入が上がらないので潰すというのは病院には当てはまらないと思います。しかし政府は病院であろうがなんであろうが不採算部門は潰せと指令を出してきました。その手段として、新臨床研修制度をつくって、空前の医師不足を現出させたのです。県内有数の450床の大病院の消化器科の医師がいなくなってしまいました。私はその病院から何とかならないものかと頼まれたので、大学時代の同級生が消化器科の教授をしている大学に電話して医師を派遣してくれないかとお願いしてみました。その結果は、T県でも医師不足は深刻で大学から派遣できる人は一人もいないだけでなく、県下一円医師不足で殆どの病院が四苦八苦しているとのことでした。昔は大学の教授にお願いすれば何とかなったのですが、今は大学は全くその機能をなくしており、医師の補充のしようがありません。舛添大臣が医学部定員を増やし、研修医制度を見直すと言ってくれていますが、妊婦タライ回し事件にみられるように、現在の医師不足は想像を絶するほど深刻です。開業医に当直業務に加わってもらうことなども検討されているようですが、開業医の協力が得られるか疑問で、私は研修期間を1年にするのがこの急場を救う唯一の方法ではないかと考えています。写真は熊本の友人がこの秋日本消化器集団検診学会九州地方会の学会長を熊本で開催し、無事大任を果たして清々しい気持ちで熊本城の写真を撮って送ってくれたものです。堂々たる建物で、医療行政もこのように堂々としたものであってくれかしと願っています。
2008.10.30
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先週95歳の女性がぐったりして外来にきた。黒色の便を大量にしており、食事も食べないとのことで、年も年だし長くはないだろうと思いながら病床を何とか確保してもらって入院させた。血液検査の結果ヘモグロビンが4.7で正常の半分以下だった。すごい貧血で、1日2本づつ3日間輸血したらヘモグロビンが9.0まで改善したので昨日胃カメラをした。喉にキシロカインスプレーをかける方法で麻酔してやったらなんら苦痛もなくすんなり検査できた。十二指腸に大きな潰瘍があり、そこからの大量出血でひどい貧血になったことが分かった。腰が痛くて整形外科を受診して、痛みどめのボルタレンをっもらって飲んでから具合が悪くなったとのことで、痛みどめによる潰瘍の可能性が考えられた。出血は止まっており、食事も食べられるようになり、近く退院できると思われるが、回診にいったら色々話をしてくれた。毎晩百人一首をすべて言ってから寝るとのことだった。いつからしているのか聞かなかったが、あいうえお順にすべて空で言えるとのことで、最初の3首をスラスラと詠んでくれた。自分は「あまのはら ふりさきみれば かすがなる、三笠の山に いでし月かも」くらいしか言えず、これも正しいのか自信ないが、それが100も言えるというのだからすごいと思った。しかも毎日繰り返しているとのことである。毎日実行するのがいいのかも知れない。しばらくそれをしなければやはり忘れてしまうのではないかと思う。私も年々年取っていく。この百人一首を覚えて死ぬまで空で言えるようにしておこうかなと思った。それには毎日繰り返す必要があり、かなり忍耐がいると考えられるが、それを95歳まで実行してきた人がいるので真似してみようと思う。
2008.10.29
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以前から2年間の研修期間はあったが、それは先輩医師の下働きとか、早朝の採血とか、給料も安い、十分な研修もできない等の理由で、それを改善する目的で、2004年に新臨床研修制度が発足した。それは2年間の研修期間は同じだが医師免許を持っていても処方箋も書けないし、当直もできないし、健診のアルバイトもできなくしてしまったのである。その代り月約30万円給料を与えて臨床の勉強に専念させることになったのである。その結果、実は最も働いていた研修医が毎年7000人医療現場からいなくなってしまったのである。2年間で1万4千人いなくなり、さらにその後の後期研修に入る医師も多く、現場に医師が帰ってこなくて、空前の医師不足現象が起こってしまった。外国から医師を迎えろなどの意見もあるが、言葉も通じない、レベルも分からないような外国人医師を迎えて員数ばかり合わせても役にたたないと思う。日本の将来の医療界をになう優秀な医師を育てる目的で新臨床研修制度がスタートしたが、研修先は自由に選べることもあって、診療科の偏在、診療地域の偏在は益々進むことが考えられ、この制度のマイナス面が目立っている。そして単なるマイナスでなく、空前の医師不足という致命的な欠陥を有している以上、即座に再検討しなければ、第2、第3のたらい回し事件が起きる可能性がある。1万4千人の医師を即時に集めることは不可能である。研修医は医師免許を持っているのだから、健診部門とか、採血とか、出来るところはやってもらうようにすべきだと思う。給料を与えて2年間研修と勉強に専念させれば優秀な医師になるというものではない。医師は一生勉強だと思っている。一生かけてやる勉強を、医師不足という大変な犠牲を払って2年間だけ閉じ込めて勉強させて、それで効果が上がるとは考えられない。
2008.10.29
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東京都で妊婦が激しい頭痛に襲われ、救急受け入れ病院を探したが7つの病院から断わられ、1時間後に受け入れてもらったが3日後に死亡した事件があり、亡くなった妊婦のご主人が会見した。誰も恨まない。妻の死を無駄にしないで救急体制、医師不足問題など都、国、医師会などで話し合って2度とこのようなことが起こらないようにして欲しいとコメントした。涙が出た。まず恨み、そして責任追及、訴える、が最近の風潮である。今回のケースで最初なり、2番目の病院が受け入れてくれていたら助かったか否かは分からない。脳出血の部位や程度によって助かったか否かは分からないが、救急対応してくれたらこんなことにならなかったかもしれない。悔しいし、やりきれない気持だと思うが、それを抑えて今後に対して要望を出して下さった。その言葉を心底で受けとり、実行しなかったら罰があたると思う。救急を断るのは、特に妊婦の場合、「何か問題が起こったらことだ」が多くの医師の頭に真っ先に浮かぶ。触らぬ神にたたりなしでかかわりたくない、と思う。断れば責任は逃れられると考える。今回の場合、医師不足があり、やむ負えない部分もあったかもしれないが、医師がいても、大野病院事件のように訴えられ、逮捕されてはいやだと考えて他所の病院に回せと考える医師もいる。新研修医制度を作って医師不足にした政府が悪い、救急にお金を配備していないなど、制度を批判することも必要だが、まず第一に医師一人一人が襟を正すべきだと思う。逮捕されてもいいからまず自分たちでできるギリギリのことをして上げようと考えて動かなくて医師と言えるだろうか?医師の真摯な願いが、政府を動かし、厚労大臣を動かすことにもなる。まず現在の深刻な医師不足は即刻解消されなければならない。それをもたらした新臨床研修制度は即廃止すべきだと考える。
2008.10.28
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今政治家の人材不足が言われている。国を動かし、国民生活を守ってくれる政治家にはどんな人が望ましくその人を選ぶ方法はどうしたらよいかということを、今朝の朝日で、東工大教授の橋爪大三郎さん、脚本家の小山薫堂さん、分子生物学者の中村桂子さんが語っている。橋爪さんは、スピーチが上手な人がいいと言っている。スピーチの条件は3つで、第一に分かり易いこと、第二に短くなければいけない、第三に、説得力があることで、いつもこの条件に合うように磨いておくことが必要で、しかも考えが10年20年と一貫しており、思いつきやその時の受け狙いではだめだと述べている。そのような人を選ぶ具体策として、政党の公認候補を選ぶ時に予備選をやるのがよいと提案している。小山さんは、バランス感覚、先見性、自分の哲学を持っていること、最後の意志決定は自分の責任でやる等の資質を持った人がいいが、その資質を持った人をどうして選ぶかというと、選挙に立候補する人には、政策、国語力、歴史の知識等の試験を受けてもらい、それを公表してコミュニケーション力が弱いとか強いとか判断してもらうことを提言している。中村さんは政治家に求める資質は、本質を見る目と時代を見る目と両方持っていることだと言っている。政治家を志望するなら、自分が首相になった場合の想定訓練を重ねながら政治のプロになっていくプロセスが必要だと述べている。有権者はこの候補者は何を壊し、何を作り、何を最も大事なことと考えているかをよく見極めて投票する必要がある。とも述べている。3人ともそれぞれの意見を展開しているが、「政治家の資質」を「総理大臣の資質」に置き換えてもいい内容で、政治家というのは一人一人が国や県を担っており、その他大勢の議員の一員ではなく、自分も総理大臣のつもりで、政治にかかわっていくべきだなのだなと思った。候補者を選ぶ方法として予備選や、点数公開の試験制度導入の意見があったがいい意見だと思う。今までは金があったり、親の地盤、看板、があったり、官僚経験があるからなどの理由で政治家に立候補する人が多かったが、これからは立候補するには、試験の受験が必要との制度を早急に作ってもらいたいと思う。
2008.10.26
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巨人が中日を破って日本シリーズに進出することになった。阪神がウッズのホームランで中日に敗退した試合から、中日ー巨人戦を試合終了までずっと見てきた。中日がいいところまで追いすがったが結局巨人が振り切った。昨年はリーグ優勝しながら、ペナントレース2位の中日に3連敗して、日本シリーズに進出できなかった。その悔しさをバネに今年は見事に念願をはたした喜びが原監督の涙だっと思う。阪神はペナントレースで2位以下を13ゲームも引き離し、優勝確実と思われていながら優勝できなかった。その悔しさ辛さは並大抵のものではないと思う。来年その悔しさを晴らしてもらいたい。岡田監督にそれをやってもらいたかったが、想像を絶する自責と苦しみで監督を辞退したのだと思う。真弓監督にがんばってもらいたい。勝負の厳しさをあらためて思う。原監督が言っていたがみんなの気持ちが一つになっていたことが勝因だろう。ラミレスが最優秀選手に選ばれたが、脇役の脇谷、木村、亀井、大道、谷、鶴岡、坂本、投手では山口、越智、西村、東野等の活躍がなければ今回の栄冠はなかった。文字通り全員一丸になっての勝利だったと思う。ベンチにいる人を含め誰か一人でも気を抜いた人がいたチームは負けてしまったのだと思う。その意味で全員の力が結集ができた巨人に心からおめでとうを言いたい。それをまとめあげた原監督を讃えたい。WBC監督の最有力候補だと思う。今年はパリーグもペナントレースを制した西武が日本シリーズに進出し、両リーグの覇者同士の激突になり、わくわくしてまた毎晩テレビにくぎずけになり、本業の方をおろそかにしては困ると今から心配している。11月2日は第2戦だが、当直なのでこのときはテレビはみないことにしよう。
2008.10.26
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毎年季節の変わり目には激しい痒みに襲われる。秋から冬の寒くなる頃と冬から春の暖かくなる頃である。かゆいのでかじってかじって血が出るほどかじってもまたしばらくするとかゆくなる。母もそうだったし、姉妹も同様症状があり、老人性掻痒症になり易い体質として仕方ないのかなと諦めていた。レスタミン軟膏等のかゆみ止めをぬってみてもあまり効果はなかった。特に靴下のゴムがあたるところあたりがかゆくなり、風呂に入ると益々かゆくなり入浴中かじり続けているような状況だった。先日、孫が忘れていった塗り薬 ヒルドイド軟膏が机の上に置いてあったので、それは痛みを取ったり、炎症を取る薬だが、試しに足に塗ってみた。不思議なことにかゆみがぴたりと止まり、風呂に入っても全くかゆくなかった。ヒルドイドはヘパリン類似物質で炎症や痛みをとり、血流増加作用があるとのことで、この血流増加作用が有効に働いたのかなと思った。かゆみにはかゆみ止めを真っ先に考えるが、このように血流増加作用のある薬が著効を示すことがあることを知ったので、今度同じようなことで悩んでいる人がいたら試してみようと思う。
2008.10.24
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毎週水曜日午前中は胃カメラを行っている。13~4人行ってくるが、鼻から入れて欲しい人が必ずいて今日も3人鼻から入れてきた。鼻からだと検査しながら説明したり、色々話ができるので、胃カメラは苦しいという先入観がなくなると考えられる。鼻からの希望者ではなかったが、胃カメラは苦手で、前回余所で受けた時には死ぬほどの苦しみだったとの方がいた。その方には座位になってもらって麻酔薬のキシロカインスプレーを喉の奥に噴霧してやった。そしたら何の苦痛もなく、楽々と終了できて感謝された。私の高校時代の同級生が、名門と言われる県立C病院で胃カメラ検査を受けた時、七転八倒の苦しみで、騒いだり暴れたりして、抑えつけられたり、どなられたり、叱られたりしたとのことで胃カメラ恐怖症になっていた。かっての同級生ということで私の所に来たので、上記スプレーをして検査してやったら何の苦痛もなく、キョトンとして、「お前すごく上手だな」と褒められた。これは上手、下手の問題ではない。麻酔が効いてるか効いていないかの問題である。普通、殆どの施設ではキシロカインゼリーを口の中に含ませて、時間は施設によって異なるが3分ないし5分上を向いて含ませておく。時間になったらそれを吐き出して検査するわけだが、人によっては喉の奥を閉じて含んでいるので、何分含もうが麻酔効果は出てこない。スプレーだとスプレーしてすぐ検査してOKだ。その方が時間短縮になるし、苦痛は格段に少ない。全国ほとんどすべての施設でゼリーを含ませる方法を行っているが、全くナンセンスだと思う。今度私はこのスプレーだけで検査してみようかと考えている。鼻からという大変楽な方法が登場したが、鼻からは無理な人や、苦痛があってもやはり胃カメラは口からと考えている人のために苦痛のない方法を考えていきたいと思う。
2008.10.22
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52歳男性、39度の発熱、激しい頭痛もあり、食欲もない。口の周りに湿疹が出ており、少し関節も痛いという。まずインフルエンザを考えてその検査をしたが陰性であった。血液検査をしたらかなりの肝機能障害があったが、A型、B型、C型肝炎の検査は全て陰性であった。右下肢の外側の知覚異常があるとのこと、頸部硬直はなかったが髄膜炎の可能性もあると考えられた。サイトメガロウイルス、ヘルペスウイルス、EBウイルス全てが陽性であった。どれか一つが陽性なら診断は容易だが、こんなに多くのウイルスが陽性だとすれば診断は極めて難しい。非常にまれだがこれらのウイルスの混合感染かもしれない。発熱、頭痛の患者さんは一杯いるが、殆どは風邪である。しかし、風邪薬をもらって飲んでも少しも良くならないで、それが1週間以上続く場合は上記のウイルス等の感染を考える必要がある。ましてや皮膚の知覚障害が併発してきたとすれば、風邪ではない。今は快方に向かいつつあり、安堵しているが、風邪だと思っていたら中々治らないこのような病気もあることを覚えておいて頂きたい。
2008.10.21
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今49歳の男性をメディカルショートで受け持っている。メディカルショーというのは、自宅で患者さんを介護しているが、介護者の都合で家を空けなくてはならなくなり、1週間位、病院で患者さんをお預かりして家族に自由時間を持ってもらう制度である。患者さんは2001年10月、42歳の時、喀血した血液で気道を詰まらせ、呼吸と心臓が止まってしまったが、救急病院で救急蘇生の結果、命は取り留めた。しかし脳の無酸素状態の時間が許容範囲を超えていたので、運動機能、判断力は全くなくなり、植物人間になってしまった。1年位は病院に入院していたが、2003年から現在まで5年間自宅に帰り、家族が介護している。子供さんが3人いるが、それぞれ勤務等があると思われ、事実上奥さん一人で経官栄養や大便、尿などの下の世話をしてきた。365日、夜も昼も休む暇もなく、人生全てが介護で、自分の生活なんてなかったと思う。結婚式への出席や旅行などもままならなかったと思われる。このメディカルショートシステムは市で補助金を出して1週間を限度に、病院に入院できるシステムらしく、その間奥さんが旅行に行ったり、休息をとったりできるシステムで大変いいことだと思う。少しでも意志が通いあえる相手なら、ともかく、全く意志の疎通ができない相手と24時間ずっと一緒に暮らす気持はどんなだろうかと思った。世界中にはこのような立場の人はいっぱいいるが、みなそれぞれ一生懸命介護している。大変だと思う。たった1週間でも息抜きしてもらいたいと思う。私たちがお守りしますので、ゆっくり休んできて下さいと心から思う。
2008.10.20
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今つくば市に住む娘が1才11か月の孫を連れて我が家にきている。クシャミ、鼻水、咳がでていて、かわいそうだったが少し良くなって明日つくばに帰る予定とのことだが、今日の夕方から、また咳がひどくなって、発熱もあり、食べたものを嘔吐してしまった。子供が具合悪くなると、小さい命がどうかなってしまうのではないかと心配になり、小児科を受診することになるが、発熱したり、具合悪くなるのは夜間が多く、小児救急担当医は沢山の患者さんを見なくてはならず、眠れないので、グロッキーになることが多く、社会問題化している。子供の数が多かった昔は、子供が鼻水をたらそうが、熱があろうが、民間療法等で対応し、病院に連れて行こうとの発想はなかった。実際病院につれて行ってもそれほどの違いはない。熱があれば、熱さまし、咳が出れば咳止めで、ウイルス性疾患に根本的に効く薬はない。夜間つれて行ったからといって、予後にそれほどの違いはないが、親御さんや祖父母にとっては、そんなのんきなことを言っていられない。一刻も早く診てもらいたいとなって、夜間小児救急が熱発患者さん等で溢れることになり、小児科医がフーフーいうことになる。私の孫のケースも、確かに今、吐いたり、発熱したり、咳きこんだりしているが、今病院に行ったから治してもらえるという訳ではない。同じような患者さんが溢れており、迷惑がられるだけである。明日まだ具合が悪かったら、正規の診療時間内に行って診てもらえばいいのであるしかし少子化で、過保護化の現在は、親に不安感を持つなと言っても無理かも知れない。そうだとすれば政治の力で小児科医を増やして、夜間でも日曜でもいつでも対応してくれる体制を整える必要があると考える。
2008.10.19
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昨日のブログで、小沢一郎氏は政権交代は強く望んでいるが、自らが総理大臣になることを考えているかは疑問である、と書いた。そう考える根拠は、今までずっと政権の中枢にいて、その気になればいつでも総理大臣になれる位置にいた。それなのに名乗りを上げてこなかったし、羽田総理誕生の時は自分の方が立場が上なのにあえて羽田さんを総理にしている。自分はお膳だてはするが、総理の器ではないと思っているのかも知れない。総理の器とはどのような人であろうか。国を心から大事に思い、命をかけて国を守ることができる人だと思う。昔、岸信介元総理が、宮澤喜一氏らが立候補していた総裁選の時、宮澤君は頭がいいので総理には最も相応しいが、総裁は務まらない。人の面倒をみないからついて行く人は誰もいない。と言っていたが、宮澤氏は頭は良かったかもしれないが名総理だったとは思ない。頭がいい、弁舌がたつ、指導力があって子分が沢山いる、語学力がある等は、総理の一つの条件かもしれないが、本質的なものではない。国を思う気持ちがどれだけ深いかによって総理の器かどうか決まると思っている。小沢氏は自分はその器ではないと思ってきたかも知れないが、見渡したところその器の人がいるだろうか?いないとなれば自分が総理の椅子に座るかも知れない。歴代の総理大臣を眺めてみるとその器でなかった人もずいぶん議員内閣制の中で選ばれている。森喜朗氏は宮澤さんと反対で、総裁としては適任で、子分を束ねることには長けていたが、一国の総理としてはミスキャストだったと思う。金丸副総理も子分を束ねる力は抜群だったが、総理の器ではなかったと思う。小沢さんは、子分を束ねる力は森、金丸には及ばないが、見識の点では彼らより総理に近いと思う。小沢氏がそれをどのように思っているかが問題だが、周りに明らかに自分より総理にふさわしい人がいたなら迷わずその人を推薦するだろう。しかし、人材不足の今の国会では、自分がやらなければならないかな?と思っているのかも知れない。今度新しく総理に任命される人は、途中で放り出したりしないで、どんな困難にも厳然とぶっつかり、国、国民のために命を捧げてくれる人であって欲しい。
2008.10.17
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小沢一郎氏が自民党政権の中枢にいた頃、反対議員が圧倒的に多かったのに持前の剛腕で、成立させたのが小選挙区制である。政治に金がかからない、政権交代をしやすいがキャッチフレーズだったが、金がかからなくなったかどうかは詳細に検討しないと何ともいえないが、政権交代についてはこんなにも早くそのチャンスが来るとは思っていなかった人が多いのではなかろうか。細川、羽田、村山内閣の時は一時野党に政権が渡ったが、自民党が割れた結果だったり、連立したりして実権を握っており、官僚機構は相変わらずで、ほぼ自民党政権がそのまま続いてきたと言ってよい。政権交代とは、その政権に失政があった場合、野党がそれを追及して正して、今度は野党自らが新しい政権を打ち立てることだが、もしまたその新しい政権に失政があったら、別の政党がとって代わるというシステムである。細川、羽田、村山内閣成立の時は政策闘争というより、内紛があって、野党に一時政権をあずけた形だったが、今度の場合はその時の状況とは明らかに違う。小泉政権も自民党をぶっ壊した改革の政権と言われていたが、小泉氏が残したものは格差社会であり、民営化と自由競争社会で、自民党政権そのもので、国民が望む政権交代とは程遠いものだった。最近の自民党政権での失政があまりに多かったので、こんどの選挙では政権交代の可能性が極めて高い。しかし、その時誰が総理大臣になるかは、分からない。小沢一郎氏は自分が総理大臣になりたくて小選挙区制を作ったのではない。氏は政権交代は考えているが、自分が総理になろうと思っているかは疑問である。氏の頭の中にある総理大臣は誰なのか、国の命運がかかっているだけに、気になるところである。
2008.10.16
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今日は年金振込日ということで、全国で振り込め詐欺予防対策が取られた。ある警視庁の方が「彼らはゲーム感覚でやっている。徹底的に取り締まらなければいけない」と言っていたが、その悪事をしている人達の姿が見えないだけに、暴力団関係、詐欺団関係など色々推測されているが、案外身近な人たちがゲーム感覚でやっているのかもしれない。コンピューターウィルスには多くの人達が苦しめられ、そのセキュリティシステムのためにコンピューターのメモリの大半が消費され、アンチウィルスソフトに沢山の金がかけられている。この悪事をしている、ハッカーとかクラッカーと言われる連中はどんな悪者達かと思うが、主に、高校生達がゲーム感覚でやっているとのことである。振り込め詐欺にしろクラッカーにしろ、顔は見えないがとんでもない悪者だと思う。顔が見えないのをいいことに、ゲーム感覚で仲間と競争で、それほど罪悪感を感じないで庶民を苦しめているのである。振り込め詐欺の主なターゲットは高齢者である。年金生活者のお金をむしり取ってなんの痛みも感じないのだろうか?直接手を下さなくても老人の懐から金を盗みとることである。パソコンとか銀行の振込み機を介すると悪いという感覚がマヒしてしまうのであろうか。人を傷つけてはいけない、人のものを盗んではいけない、人を騙してはいけない、他人のもの(パソコン)を壊してはいけない、は身につけてき筈の人たちでも直接手で盗み取らないと罪は軽く感じてしまうのかもしれない。想像力の貧しい人たちだと思う。振り込め詐欺を働いている人達やクラッカーは断固として取り締まってもらいたいが、姿が見えないので、大変難儀な仕事である。そのような人間の心を正すことが先決問題だが、それも中々難しい。でもそのような人間が少しでも少なくなるように、国の教育をもっと真剣に考える必要があると思う。とりあえずは振り込め詐欺にひっかからないことが重要で、啓蒙活動や、今回のような予防対策を十分とってもらいたいと思う。
2008.10.15
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日曜日夜の当直の相棒は男性看護師だった。当直等の業務は一緒に当直する看護師や事務職によって楽しさや辛さが違ってくる。その夜の相棒は最高で、充実した業務を全うすることが出来て、心から感謝である。今は男女平等雇用法によって、性によって職業就業を差別することは禁止されてている。男だから、女だからこの職業についてはいけないということはない。タクシー運転手や電車の運転手は男と相場が決まっていたが、今では女性運転手をかなり見かけるようになった。看護婦さんは女性と決まっていたが、今では男性も多くなり、それなら婦ではおかしいだろうとなって師となった。これは保健婦も同じで、男性が加わるようになったので保健婦でなく、保健師になった。そうなったら男だから女だからと差別感覚をもってはいけないと思う。「やっぱり看護婦は女だよ」とか、「やっぱり板前は男だよ」などと思ったり言ったりするのは法律に外れていることになる。私も看護師は女の方がいいとか男の方がいいとかは思わない。性によるよりもその人の人柄だと思う。男でも女でも人柄のいい人がいい。当院の男性看護師は総じて感じがいい。どんな仕事も嫌がらないし、対応が丁寧で、患者さんに尽くしている。もともと女の職場と決められていたところに男性なのにあえてその職場に入ってきた段階で、既に心の優しさをもっている人達が入ってきたのかもしれない。これから益々高齢化社会で、介護の部門でも看護師の役割は大きい。志のある人は男女を問わず看護の道に入ってきてもらいたいと思う。今看護師が足りなくてフイリッピンなどから看護師を派遣してもらっている。「外国などから来てもらわなくていい。俺達がやるから」と若き男性達が立ち上がってくれたらいいと願っている。
2008.10.14
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本日4時20分に待ち合わせをして家内をリバース和戸の玄関に車で時間通りに迎えに行ったが、中々出てこない。携帯に電話したが、話し中で全く連絡がつかない。何度も何度もかけたがずっとツーツーという音ばかり。時間はどんどん過ぎていく。どうなっているのか分からないが、待ち合わせ場所のリバース和戸の玄関には間違いない。だんだん怒りがこみ上げてきて、帰ってしまおうかと思った。かなりたってから電話がかかってきて、リバース和戸の隣の勤労青少年会館の玄関でずっと待っているとのことだった。すれちがっていたのでは逢える訳がない。それにしても電話はどうなっていたのか?従姉妹に電話したら相手がペラペラしゃべっていて中々切ってくれなかったとのことだった。すれ違いでお互いいやな思いをした。帰りの車中でも不機嫌は収まらず、途中アマノで買い物している内にやっと収まった。偶然にしろ、準備した上にしろ、どんぴしゃでうまくいった時にはご機嫌である。 準備していったのにすれ違いは悲しいし、悔しい。今回の場合は携帯が繋がれば、不運は最小限で抑えられたが、携帯もつながらず、最悪のケースだった。でも人生にはどんぴしゃでうまくいく場合とすれ違いの場合が結構ある。これくらいのすれちがいでイライラしていたらもっと大きなすれ違いの時はどうなってしまうか分からない。すれちがいはよく起ることである。行動だけでなく、お互いの考えがすれちがうこともある。イライラしないで、怒らないで、心を大きく持って生きていかなくてはいけないなと思った。
2008.10.13
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キンモクセイ:ゴマノハグサ目 モクセイ科 モクセイ属 常緑小高木樹、芳香あり、原産、中国南部、日本には江戸時代に渡来、花言葉「謙遜」「真実」「陶酔」「初恋」「変らぬ魅力」今日はこれから夜の当直に行ってくる。日曜当直は朝から明日の朝までが普通だが、日曜の昼間をしてくれる人がいたので、私は夜だけで、少し助かる。当直の時には自分の専門の科だけでなく、外科系のケースも問い合わせてくるので、対応に困ることがある。手に負えないケースは断るしかないが、心苦しい。また入院が必要なケースに対して空いているベッドがないことが多く、困窮することが多い。若い時に当直している時は、起こされると起きることは起きるが、こんなことで何で夜中に来るのかとの気持があった。大学病院では外来患者はなかったが、病棟ナースから「尿量が少ない」、「発熱しているから診てもらいたい」などと起こされる。何もこんな夜中に連絡してこなくてもいいではないかとの気持があった。今は色々なことを経験してきた晩年の医師である。いつどんな時でも対応できるように、原則24時間体制の気持でいる。患者が来なくてよく眠れることもあるが、それはたまたまであって、来たらすぐに対応できるように心の準備をしている。一般に当直は若い人が適しており、高齢者は体力的に向かないのではないかと考えられているが、若い人は勿論何回も当直して経験を積んでもらいたいが、高齢者は患者に対応する時の気持が若い人より優れている場合があり、返って若い人より向いているのではないかと考えている。今日は連休の中日で、どんな患者さんが来るか楽しみでもあり、不安でもある。
2008.10.12
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アメリカ発の世界同時株安が止まらない。どこまで下がるのか予測できない。サブプライムローンの焦げ付きに端を発して金融危機はどんどん広がり、アメリカ政府の補填・救済策が国会を通ったのに、返って株価は急落し、倒産企業は続出して、世界中の経済界は大パニックに陥っている。その中で救世主として、世界中から注目されていた主要7カ国財務相中央銀行総裁会議が昨日ワシントンで開かれ5項目の行動計画を発表し、公的資金を金融機関に注入する決意と具体策を示した。期待に反し、その声明が発表されても株価は上昇しなかった。株価は買い手が多くなれば上がり、売り手が多くなれば下がる。株を売りたい人は多く、買いたい人が少ない現状に変わりなかった。様子を見ている人が多いと言われているが、様子を見ているうちにその国の経済は潰れてしまうかも知れない。先行き不安感から買うのを差し控えるのは当然の心理状態だが、それが国の経済をぶっ壊すことにつながる。不安感を取り払い、希望を示すことが必要だが、G7の声明が実行に移され成果をあげていくことが必要だと思う。それにはしばらく時間がかかるかもしれないが、じっと我慢する時期も必要だ。毎日、毎日株が下がった、下がったとニュースで大々的に報道するのはよくない。それによってますます不安感を煽り、解約する人が続出することになる。世界経済、自国経済がどうなってもいいと思っているなら別だが、少しでも国民生活のことを気にしているなら、金融危機を益々煽る報道姿勢は改めてもらいたいと思う。
2008.10.12
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今夜は陰暦の九月十三日で十三夜とのことで、居間のテーブルの上にススキ、お団子、栗、里芋、大根、果物が飾ってあった。月は満月ではなくいびつだったが、きれいに輝いていたので写真を撮った。先月の陰暦8月15日の十五夜とこの十三夜の両方を鑑賞するのを平安朝の貴族は習わしにしていたとのことで、ずっとその風習は続いているとのことだが、私はあまり落ち着いて眺めたことはない。十三夜の月を眺めると、成功して、財力にも恵まれるとのことなので、見逃した人のためにここに掲げる。十五夜は芋名月、十三夜は栗名月とも言われる。
2008.10.11
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今日の胃カメラ検査でのことである。今日も何人か鼻から入れる内視鏡の希望者があった。ある男性は事前に鼻に入れてみるビニールの管が右の鼻で入らなかった。実際のカメラはそれより太いので、その場合は鼻からをあきらめて口から入れていたが、今回たまたま左に入れてみたらそれがスンナリ通ってカメラもスイスイで無事終了した。鼻から入れる場合事前に鼻の血管を収縮する薬を噴霧し、さらにキシロカインという麻酔液を鼻の中に入れているので、反対側でやる場合は再度その両者をやらなければならないので、面倒なのですぐ口に切り替えてきたが、今日の体験で、右がだめならたぶん左はOK(鼻中隔が湾曲している場合、反対側は広いはず)なので、左で入れてみることにした。今回は左にはキシロカインの麻酔液のみを注入して血管収縮剤の噴霧はしなかったが、それをしたとしても手間はあまりかからないので、それほど面倒ではないと思った。人生でも同じようなことはよくある。一つのことにこだわり、努力すれば解決すると思って、あれこれ苦労を重ねても孔が小さければ入らない。挙句の果てには鼻血をだして、かえってやっかいなことになる。そんな時には早めに切り上げて反対側でやってみるべきだと思う。その切り替えが大切だ。気づかずに、長い間絶対無理のことに関わっていないかチェックしてみる必要があると思った。ある方法で「だめだ、だめだ」と落ち込み、絶望する前に切り替えて全く別の方向からアプローチしてみることの有効性を実感した。右でだめなら左があるさ。彼女Aさんがどうしても振り向いてくれなかったら、彼女Bさんにアプローチしてみたらいい。案外すんなり受け入れてくれるかも知れない。無駄な努力か、何時かは結果がでる努力かの区別は難しいが、どんなに努力しても絶対だめなことがあることを認識することは、人生の幅を広げ、成功率の高い人生を歩めるのではないかと考える・
2008.10.08
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たった今、今年のノーベル物理学賞の受賞者が決まった!日本人3人が選ばれた。南部陽一郎、小林誠、益川敏英の3氏だ。心からおめでとうを言いたい。昨日のブログでマザーテレサがノーベル平和賞をもらうのがどれほど大変だったかを書いたが、他のノーベル賞もそれは大変なことで、すごいことだと思う。お3人のひた向きな努力と精進に心から拍手を送りたい。ノーベル物理学賞の最初の受賞者は1901年のX線を発見したレントゲン氏である。この発見によって今の医学は大変な恩恵をこうむっている。レントゲンさんありがとう。物理というと大変難しいイメージがあるが、意外と日本人は物理が得意で今までにも多くの日本人がこの物理学賞を受賞している。物理にかけてはその年の世界一と認定されたことなのですごいことだと思う。まず1949年に湯川秀樹氏が受賞し、1965年に朝永振一郎氏、1973年に江崎玲於奈氏、2002年に小柴昌俊氏、そして今年2008年に上記3氏が受賞したのである。すごいことである。私も多くの少年と同様に総理大臣になるか、ノーベル賞をとるかを夢見てきた。総理大臣はこの年になってもまだ国会にも上がっておらず、まず無理だろうと思う。ノーベル賞も無理だと思っている。自分のできなかったことを日本人がはたしてくれてすごくうれしい。
2008.10.07
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いよいよ本日からノーベル賞の各賞の発表があり、ノーベル医学・生理学賞は、フランスのエイズ発見者の二人と、ドイツのヒトパピローマウイルス発見者に決まった。マザー・テレサは1972年、1975年、1977年、の3回ノーベル平和賞候補にあがり、世界中の著明人に推薦されながら、残念ながらいずれも落選した。そして4度目の1979年にやっと頂くことができてマザーテレサも大いに喜んだ。マザーでもこんなに落選するのだから、賞をもらうことの難しさとその賞の偉大さを改めて思った。一つの賞が決まるまでは全くの秘密主義だが、決まれば全世界に発信される。マザーは、「この賞は貧困社会が頂いたのだ、貧しい人達を助けることによって、自分は神に使えてきた」と述べている。マザーはインドのカルカッタの貧民街を中心に世界中の貧民を助ける活動をしてきて、1975年までに、世界中に32の死に行く人達のホーム、67のライ患者のホーム、28の子供のためのホームを建設してきた。神の意志を感じて尼さんになり、神の意志で世界中の貧民のために活動し、それがノーベル賞で報われて本当によかったと思う。彼女は世界平和に向けて確かな一石を投じたと思う。今年のノーベル平和賞は誰に決まるのだろうか?
2008.10.06
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五色唐辛子:ナス科トウガラシ属 原産:中南米、花言葉「生命力」「旧友」「嫉妬」今日は仕事上のスキルアップのために東京、永田町にセミナーを受けに行ってきた。内容が素晴らしく、大変勉強になり有意義な研修会であった。乗り継ぎのために東京の新宿駅に降り立ったら様々な人が歩いていた。様々な服装で様々な顔をしていた。絵になる人ばかりだったが、一歩その人たちの中に入れば自分と同様、様々な悩み等があるのかな?と想像した。それにしても色々な人がいるものだなと思った。急いでいる人もいれば、友達と楽しそうに話している女性もいた。子供を抱いている人もいれば、耳にイヤホーンを入れて何か聴いている人もいた。人間社会の一面で、それぞれ自信に溢れ、特色を出し、元気いっぱいの様子だったが、家に帰った時はどんなかな?とも思った。大勢の人ごみの中で、自分もその人ごみの中の一員だと気がついた。それぞれの目的をもって皆さん新宿駅を歩いていたのだと思うが、自分はセミナーを受けるという目的のために歩いていた。私にとってはその目的が満足の形で満たされ幸せだったが、他の人たちの目的は幸せに達成できたのかなと思いをはせた。新宿駅で出会った人たち全ての幸せを祈らせて頂く。
2008.10.05
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ニラ:ユリ目、ユリ科、ネギ属、ニラ種、原産:中国 西部、花言葉「多幸」「星への願い」庭にきれいな花が咲いているのに気がついて家内に「何の花」と聞きにいったら「いつも餃子にいれているじゃないの、ニラですよ」と教えてくれた。匂いは強いが栄養があり、緑黄色野菜として餃子には欠かせない食材である。星のようにきれいなかわいい花が集まって咲くところから、花言葉は星への願いや多幸など、ずいぶん素敵な花言葉がついている。人類は古代から何か願い事があると、空を見上げて星に願いをかけてきた。曇っていると星は見れないので、何か願い事をしようとしたとき曇っていたらダメなので、いつでも願いがかけられる訳ではないが、晴れていたら深呼吸して思いのだけ願いをかけるといいと思う。私はいつも願いをかけている。それは私の仕事上の技術の向上である。それには絶え間ない技術の訓練と学習が必要だが、結構なまけ人間で時間を無駄にしていることが多い。きれいな星空が見えた時には遠い空の向こうの人たちのことを思い、自分の願いをはっきりさせ、日常生活をどうしていったらよいか意識を集中しようと思う。
2008.10.04
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これから病院の当直業務で、明日の朝8時半までが役目だが、その後も通常の外来業務があって、ここは土曜日半日と言っても1時までなので、実際には帰りは2時3時になってしまう。あまり起こされなければいいなという気持ちもあるが、救急患者さんにしてみれば苦しい、なんとしてくれといった気持ちだろうから、少しでもお役に立ちたい気持ちも強い。救急患者さんが受け入れを断られたということがよく話題になるが、その病院、あるいはその先生、そのスタッフではその病気に対応しきれないということで断るのだと思うが、最近では十分なことができなくて訴えられてはいやだということで断るケースもあるようだ。私はいたずらに馬齢を重ねているだけで、浅学非才で、実力的にはいまいちの医者だと思っているが、じゃー他の医者はどれだけ優秀かは分からない。明らかに設備が整っていて、優秀な医者がそろっているところで受け入れてくれたら問題ない。ありがたいことだが、そういうところで受けてくれないとなれば自分でやるしかないと思っている。訴えられてもしかたないと思う。訴える訴えないは、コミュニケーションの問題である。その病気の専門ではないが、その大病院が手術中とかで受け入れてくれないなら、「私は専門外ですが、とにかく最初の状況を見させてもらいます。そしてその結果によっては他の病院を探して紹介します」として診察しようと思っている。患者さんが一杯くると翌日は結構眠いがそれも仕方ない。他にも夜勤業務をしている人は一杯いる。医者だからと言って自意識過剰にはなりたくないと思う。
2008.10.03
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大阪個室ビデオ店で放火があり、15人が亡くなった。火災報知機は設置してあったがあまり役に立たなかったみたいだ。火災報知機には熱に感ずるタイプと煙に感ずるタイプがあるとのことだが、亡くなった人はみな一酸化炭素中毒でなくなっている。火に焼かれれて亡くなったのではない。熱感知式だと、周囲の温度が65度以上にならないとならないらしい。煙感知式の方が早く教えてくれるが、このお店の報知機はどちらのタイプだったのだろうか?熱感知式だと報知器が鳴る前に一酸化炭素中毒で意識を失ってしまうこともありうる。火災発生時3人の店員がいたとのことだが、あまりの煙に驚き、客を避難誘導するでもなく、自分の身を守るために必死で脱出したと言う。ビデオを貸し付けたり返却を受け取ったりする仕事は申し受けていたが、まさかの時の対応についての業務心得はなかったものと思われる。学生アルバイトだったのかも知れないが、災害時の客への連絡誘導は必須業務と考える。彼らはパニックになってしまい、ただ逃げることしか頭に浮かばなかったのだと思う。私たちがその店員の立場だったらどうだろうか?同じように逃げてしまった人もいれば、勇敢に各個室に連絡して歩いたり、スピーカーでどなって歩いた人もいるだろう。放火した男は到底許すことはできないが、火災が発生した直後の避難、誘導は極めて重要である。それができなかったことも被害を大きくした要因である。私たちも日頃それぞれの職場で、日常業務を行っているが、そこで火災に襲われた時どんな行動がとれるか、いつも自分の心に問いかけ、訓練をしておいて、まさかの時に対応できる人間になりたい。
2008.10.02
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ランタナ:シソ目、クラマツヅラ科、シチヘンゲ属、常緑小低木、中南米原産、江戸時代にアメリカから日本に渡来、花は開花したあと色が美しく変化していく。花言葉「合意」「協力」「厳格」「確かな計画性」今日10月1日は私の誕生日である。家内が赤飯を炊いてくれて、つくば市に住む娘からメールがあり、滋賀県に住む息子の子供から電話があった。自分としてはだんだん年取っていくので心細いが、お祝いを言ってもらうのはありがたいことである。今日も十数人の方の胃カメラ検査をさせて頂いてきた。そのうち4人は鼻から入れてもらいたいとの希望があり、3人はスムーズにできたが、一人は実際にカメラを入れる前に、リハーサルとしてカメラより少し細めの管を入れてみるのだが、それが入らなかった。それならそれより太いカメラは無理なので口から入れたが、何の苦痛もなかったとのことで、鼻からなど希望する必要はなかったと言っていた。鼻が曲がっていたので、もしかしたら反対の左から入れたら入ったかも知れないが本人が口からでいいですといったので結果的に正解だった。この年で未だに自分の好きなことをさせて頂いているのは幸せである。ランタナの花言葉、合意、協力はまあ何とかできるかもしれないが、厳格は甘ちゃんの自分には少しかけ離れている言葉の感じがした。確かな計画性については計画は立てるが、中々実行できないし、その成果もあまり上げることができないのでこの花言葉にも合致していないかなと思った。森元首相は、麻生総裁から自民党幹事長を要請されて「晩節を汚したくない」と断ったという。年をとっていていい仕事ができないと思って断ったのか、首相経験者としてメンツが許さないと思って断ったのか分からないが、ランタナは年月とともに七変化して美しくなっていく。私はランタナにあやかりたいと思う。昔首相だったけど今はくすんでいるではだめだと思う。昔所長だったけど今は別の色の花を咲かせる。そういう人になりたいと思う。小泉さんも森さんもランタナの花のようにまた別の色の花を美しく咲かせてもらいたいと思う。
2008.10.01
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