健の台詞はこんな感じだ。 ― Have you seen
the schedule for the meetings with the school counselor yet? All the seniors
have to meet with her. I guess
it's to get us prepared for
college―looking into different schools, trying to decide on
a career, getting signed up for tests― that kind of stuff
.
「 Have you seen
~」は「~を見た?」 「 All the seniors
」は「最上級生はみんな~」「 I guess
~」は「きっと~だよ」 「 get us prepared for
~」は「僕たちに~の準備をさせる」「 decide on
~」は「~を決める」 「 that kind of stuff
」は「そんな感じさ」という意味。
つまり、「スクールカウンセラーとの面談の日程、もう見た?最上級生はみんな面談しなきゃいけないんだ。きっと僕たちに大学への準備をさせるためじゃないかな―いろんな学校を検討したり、職業を決めようとしたり、試験に申し込んだりとか...そんな感じだよ」と言っているわけ。ここでいろいろな具体例を挙げるのに、looking into..., trying to..., getting...というような表現を使っていることも良い例。それで最後に...that kind of stuff を持ってくるのも知っておくと便利。「まあそんなところかな」とか 「だいたいこんな感じ」と漠然に言葉を結ぶことって、人間多いんじゃないかな、考えてみたら。
それに対して楽天的なルークはこう答える。 ― I'm sure
that will be fun. I don't have any idea
what I wanna do, other than be out of school
.
「 I'm sure
~」は「そりゃきっと~だよ」 「 I don't have any idea
」は「何も思い浮かばないよ」「 other than be out of school
」は「学校を卒業すること以外に」という意味。
つまりルークはこう言っている。「(面談は)そりゃきっと楽しいに決まってるよ。僕には、学校を卒業する以外に、したいことなんて何も思いつかないけど」...皮肉を言うときにも I'm sure that will be fun. と来るなんて、なかなか。それに「学校を卒業するより他に」と言う時、どう言うんだろう?と分からなくなる。普通は"except my graduation" なんて、難しい表現をあれこれ考えがち。でもこの場合のように、other than be out of school とさらっと言えばいいのだ。
ところで、この「英会話中級」の録音は午後7時5分から15分だった。その時の録音はうまく行った。しかし、次の「ビジネス英会話」の時間にまた携帯が鳴り、ラジオの前に座ってオンにすると、今度は「ガーピーガガー」というひどい雑音に混じって、講師の先生の声がかすかに聞こえる状態になってしまった。午後10時45分。3時間の間に電波に何が起こったのか?雑音の中で「みなさん、こんにちは。ビジネス英会話の時間です...Hello, everyone. Thank you for joining us!"...」という声が途切れ途切れに聞こえてくるのはとても寂しい。仕方ないので今日は録音は諦めてしまった。