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もう息子の期末考査の成績が返ってきた。
帰るなり一言。
「僕、美術は学年トップだった」
何とも嬉しい報告である。
点数は、85点で、空き缶デッサンも、BBBという評価がついている。
「なんでBBBなの?」
「これは、素人で、最高の出来の場合。プロならAAAがつくんだって。だから、85点というのは、素人では100点ということなんだよ」
他にも、理科が返されたが、得意な筈の理科は、59点で、息子が言っていたように、ホントに「中の中」だ。
私は、各科目が、全部80点以上じゃなくてもいい。
というのも、私自身が、科目の好き嫌いが激しくって、英語や国語、社会は、まあ80点以上、他の理数系は、軒並み50点......取れるか取れないか?というくらい、お粗末だったからなんである。(汗...)
だから、自分の子にも、パーフェクトを求めはしない。
ただ、英語は息子自身、得意であるから、試験前のコーチ?は、かなり必死だった。
英語は、彼は、読みと発音は「とても良い」と言われるのだが、綴りがまったく自信が無かったからだ。
まだ、ローマ字綴りと英語の単語との区別が曖昧。
me を mi と書くし、nice を naisu と書いてしまう。
そして、英語の試験日、帰ってくると......
「英語はさ、英語の文を日本語に直しなさいっていう問題はできたけど、その逆が駄目だった」
「あれ~そうなの......」
「まっ!50点位かな」
英語は本人も好きだし、点数にこだわらないのが建て前の私だが、せめて80点位は......と期待してしまう。
大体、親の私が英語好きなので、そう期待するのかも知れない。だが、「今度は80点は、ね!」なんて言わないようにしている。
何事も、プレッシャーは、子供に良くない。そう自分を戒めている。
それにしても、美術が「学年トップ」というのは、やっぱり嬉しいニュースであった。
先生が、昨日の午後、教室に来て、「●●君、おる?」と息子を呼んだ。
息子が「ハイ」と返事をすると、「あ、●●君、キミが美術で学年でトップや。2位は、○○さん」と先生が報告。
周りのクラスメートは、「すっげぇ」とボソボソ。
でも、中には中傷的に、「●●って、絵だけやんな」などと言う子も何人かいたそうだ。
それで、息子も「僕は、絵だけしかできないんだから」などと、私に言う。
「そうじゃなくて、『僕は、絵が得意なんだ』というふうに、考えた方がいいんだよ。せっかく立派な成績なのに」
そう、私は言った。
日本の子供たちは、クラスメートが学業などで、良い成績を修めると、影でひそひそ噂話をする傾向が強いと思う。
いつだったか、イギリスの小学校5年生のクラスで、ある科目でトップを取った子の名前が、皆の前で公表された。
すると、子供たちは、いっせいに、その子に向かって、微笑みながら、拍手をした。
-そういう場面を、昔、テレビで見たことがある(映画じゃなくて)。
日本の子供たちも、お互い、傷つけあうことばかりに快感を覚えるのは止めて、イギリスの子供たちのように、暖かい心で、友達を思いやるようには、できないのだろうか。
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