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寝坊癖のある子を力ずくで起こしても、翌朝は、また寝坊するでしょう。しかし、そんな子でも、楽しみにしている遠足や運動会の朝なら、起こされずとも自分で目を覚ますものです。私の現在の最優先課題。それは、子供達の中に“自ら課題を意識する心”を芽生えさせることです。しかし、昨日の強化稽古も、私の想いは、残念ながら全ての子供達には通じませんでした。特に私が求めるレベルより意識の低さが目立つのは、最上級生として稽古全体を盛り上げて行く立場にあるはずの6年生達です。確かに自分のことは、一生懸命なのは判ります。勿論、自分のことで精一杯の子もいるのだとも思います。少しずつ改善されて来たものの、まだまだ、自分のことだけになりがちです。現在のチームワークを求める稽古スタイルになって、1年強。その前までは、あまり、意識するようには促されていませんでした。それが、急にチームワークを求められているのですから、なかなか、意識が変わらないのも、当たり前と言ってしまえば、当たり前なのかもしれません。しかし、最上級生として残された期間も半年を切りました。それまでにチームワークの大切さに目覚めて欲しいと願っています。自分の意志で、その大切さに目を覚まして欲しい。“自覚”してくれることを願っています。その大切さに気付いて欲しい。“覚醒”して欲しいと願っています。それまでは、諦めずに、起こし続けて行きたいと思います。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.31

限られた部分だけを見て、もの事を繕うことの愚かさを実感しています。確かに、その部分だけは改善できるかもしれません。しかし、大きく見た場合、それ以上の悪影響が出てしまう可能性もあります。良かれと思った行為が、逆効果になってしまうことだってあるのです。私は、職務上、建築業界に身を置いてます。その建築業界が揺れに揺れています。耐震強度偽装事件が発端になって、6月に施行された改正建築基準法。二度と同じ様な事件が起こってはいけないとの国交省側の思いも判らない訳ではありません。しかし、その対応を机上論だけで考えてしまっては・・・。「事件は、会議室で起きてるんじゃない。現場で起きてるんだ!」結局、2005年以降125万戸前後の水準で推移してきた新設住宅着工戸数は、6月に施行されて以降、7月前年比▲23.4%、8月前年比▲43.3%(過去最高の落ち幅)になってしまいました。偽装行為を抑制あるいは撲滅するために法を厳しくする。しかし、同時に真面目に、ご自身の仕事にプライドを持って取り組まれて来た方々に負担を掛けてしまうことも理解すべきです。先日、お話しを伺った設計事務所の先生は、「これまでも、より良い住まいづくりをして来た私達にとって、法改正で煩雑な仕事の量が膨大になったことで、むしろ、より良い住まいづくりに障害となってしまう。」とため息をつかれておりました。施行させた側は、世論の煽りを受けて、一刻も早く施行させたかったのでしょう。どこかに、見切り発車でも「なんとかなるさ!」と言うノリがああったのではないでしょうかその曖昧さから、確認申請を見送る動きを助長してもいます。ご自身が建築業界に関係していないからと言って安心はできません。日本経済は、古くから住宅産業に支えられて来ています。今後、何らかの影響が皆さんの身の回りで起きうる可能性もあります。「広く見れる視野」と「遠くを見れる視野」を持つことの大切さを実感しています。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.30

今日の四字熟語一家団欒 いっか-だんらん 家族全員が集まり、仲良く語り合って、時を過ごすこと。家族団欒(かぞく-だんらん)とも。長男の顎骨折から約1ヶ月。流動食しか食べることが出来ない長男に配慮して、家族5人で食卓を囲むことを避けて来ました。そんな長男が土曜日の診察で経過が良好であったため顎の稼働を制限していた針金を外しました。1ヶ月間も固定していたまだけに、1cm程度しか開かないのと、堅いものを噛むまでの力は出ませんが、柔らかめのものであれば食べることができます。昨日は、友人とモスバーガーを食べたと言ってました。口が開かないので丸かじりとは行かなかった様ですが・・・。そして、昨晩は、家族で近くの和食レストランへ!長男は、天ぷら、季節のご飯三種、茶碗蒸しなどのセットを食べてました。久々の一家団欒の食卓と言う感じがしました。また、家族5人で励まし合いながら歩んで行きたいと想います。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.29

志 錬人の夢と書いて、儚い。人の想い描く夢とは、成し得ない、あるいは成し得難いもの。逆を言えば、想い描くだけで、成し得られるものではないと言うこと。夢さえ描くこともなく、あるいは、描くことすら許されぬまま世を去る方も少なくないと思う。それは、環境の問題もあるであろう。自分自身の問題もあるであろう。しかし、人として生を授かった以上は、夢を成し遂げて、この世を去りたいと思う。心残りなくして、世を去ることなどないのかもしれない。それでも、可能な限り、心を残さぬまま、この世を去りたい。友人の父親が残り僅かな命の告知を受けたと言う。突然の僅かな命の告知に、残された日々、時々に何を想うのであろうか。ご本人は元より、ご家族の悲しさは相当のものと察する。辛いであろうが頑張って欲しいと切に願う。人の命の儚さ。だからこそ、この一瞬を精一杯に生きなければならない。私は、大往生で私の生き様を終えたいと想う。終えられるように夢を精一杯に追いたい。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.28

顎の骨を二箇所骨折した長男。かれこれ1ヶ月が経過しました。先週の診察時のレントゲン結果では、骨表面は着いたが内部はまだとのことでした。今日の診察次第では、顎を固定していた針金を外せる可能性があります。注目の診察結果は・・・ドキドキ若いとは素晴らしい 1週間で骨の内部も着いた様です。まだ、歯茎に打ち込んだ釘を抜くことは出来ませんが、顎の稼働を抑えていた針金を外すことが出来ました。これって、長男にとっては、凄い価値があることです。まだ、1cm程度しか口が開きませんが、1ヶ月間の流動食生活から解放です。少しずつ、リハビリをすることで口が開いてくると思います。まだまだ、噛み合わせがズレていたりと問題が残っていますが、一歩前進です。開口一番「すし食いてー!」すしは、明日にでも食べに行くとして、今日のところは、近くのスーパーで刺身を買って来ました。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.27

つくづく、「柔道は、積み重ねなんだなー」と思います。それも、『課題を意識』した積み重ねだよね私は、子供達の稽古で“打ち込み”と“投げ込み”を重要視しています。基本を何度も、何度も繰り返すことで、その動きを体に染み込ませるのです。ポイントは、『基本』です。基本を意識しないで、基本から逸脱した動きを繰り返してしまっては、誤った動きが体に染み付いてしまって逆効果です。勿論、最初から基本通りの動きが出来る訳がありません。最初は、下手クソだって、いいじゃない。最初から上手な子なんて滅多にいません。だからこそ、意識して繰り返すことが大切なのです。基本を意識して、何度も、何度も繰り返す。つまり、稽古とは、その様な場なのだと思います。昨日の強化稽古は、技術指導を交えながら、「寝技」の打ち込み、乱取。「投技」の打ち込み、投げ込み、一本勝負の乱取。を行いました。子供達は、少しずつ、課題を意識して取り組み始めたように感じます。まだ、漠然と稽古している子も数人いますが、もう少し見守ってみたいと思います。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.26

私の会社の製品は、工場のオートマ設備で完成するものの他に、現場の職人的な作業者なしでは完成しない製品があります。真心を込めた手作業で作り上げる製品づくりこそが我社の強みでもある訳です。しかし、そこに従事する方々の多くが45歳以上。あるいは、定年退職後に嘱託社員で再入社した60代の方々です。つまり、若手の育成をしなければ、我社の強みの部分がなくなってしまうのです。少年柔道の指導者も、ある意味、職人です。形だけ威張っている様な指導者の元では、子供達は育たないはずです。手法は、それぞれでも真心を込めて指導するからこそ、子供達は育って行くのだと確信しています。現在、私は44歳。HORY先生が私と同じ歳で、オヤビン先生、みやぞう先生など皆さん歳上です。私より歳下の指導者は、JUNKO先生、ただ一人です。そうなると、指導者の後継者育成も欠かせません。しかし、頼もしいことに、クラブには、若手3人の指導者の卵がいます。トヨにぃ、ナオにぃ、ミナねぇ です。トヨにぃは、本当に良い男です。最近、彼女が出来たらしく、デートも忙しいようですが、早く結婚して、子供をつくって、クラブに入門させて下さい。ナオにぃとミナねぇは、クラブの少年部出身で、HORY先生の高校の教え子です。ナオにぃは、大学進学なのかなミナねぇは、柔道整復師の専門学校に入学が決まってます。オメデト~三人とも、早く三段を取って、指導者の仲間入りをして欲しいと思います。私も歳には勝てませんので・・・。おっと、弱気なことを言ってると子供達に笑われるな命ある限り頑張りまっスよろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.25

「今日の四字熟語」の第二弾です。喜色満面 きしょく-まんめん「顔全体にうれしさ・喜びの表情が広がっている状態。」勝ち負けにこだわらずに楽しく柔道と付き合う方法を否定するつもりはありません。しかし、格闘技である以上は、勝負にこだわらない限り柔道の本質を見ることができないのも事実であると思います。出来ることなら、柔道に携わる以上は、勝負の世界を体験して欲しいとも願います。また、勝負にこだわると言うことは、負けることを恐れることではありません。負けたくないために、臆病になって全力を出せない様では、勝負以前の問題です。昨日の強化稽古で行った月例試合では、なかなかレギュラーになれず辛い日々を送って来た子がキャプテンに挑戦する権利を得ました。結果は、さすがに、力の差は歴然でした。しかし、クラブの中でキャプテンに次ぐポジションまで上り詰めて来た実感を得たのではないでしょうか。敗れて悔しがっている表情が、何故か“喜色満面”に見えたのは私だけではなかったと思います。キャプテンが卒業するまでに、その地位を脅かす存在に育って欲しいと思います。※画像は、月例試合の一場面。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.24

柔道の専門誌と言えば、何と言っても「近代柔道」俗称「きんじゅう」です。創刊は、私が高校生の頃ですから、もう30年近くも前のことだと思います。当時は、少ない小遣いをやり繰りして、毎月欠かさず購入していました。捨てずに全部、保管してたのですが、私が柔道を辞めたのを機に、親が気を使って捨ててしまった様です。今となっては、もったいないと思ってしまいます。ん~、どんな記事が載ってかな~何故か覚えているのは、今で言うジュニア大会。その大会の超級は、現・全日本男子監督の斉藤先生と相撲界に進んだ服部さんが決勝で戦って、確か斉藤先生が裏投げで勝ってたような気がします。また、時々、合同稽古で一緒だった、武藤さん(現プロレスラー)が、3位に入って、強化選手になったはずです。・・・・たぶんですけどな~んて、私のいい加減な記憶の独り言で、スイマセン何が言いたいのか私も判んなくなってきましたよまぁ、深く考えずに、昨日、発売になっている11月号を皆さん購入しましょう今月は、何か、面白そうな道場が「道場紀行」と言うコーナーで取り上げられているようですよ本屋さんへ、Let's Go よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.23

あまりカッコイイ話しじゃないんだけど・・・。私の持病は、右膝の他に、右肘があります。膝は、重量級の相手に乗られて痛めたアクシデントによるものでした。一方の肘の原因は、“背負投”です。しかし、私が肘を痛めたのは、“背負投”が悪いんじゃないんです。私の考え方が悪かった・・・。“背負投”は、ご存知の通り、他の技と釣手の使い方が異なります。釣手の力の強かった私にとっては、より、力を活かし易い形だったと言えます。担いでしまえば、重量級だって、強引に持って行ってました。その豪快さが、どこかで自己満足を生んでいたのだと思います。得意になって、釣手一本でもって行ったりと引っこ抜くような強引な“背負投”を繰り返していました。結果が、“背負肘”です。肘を90度以上に強く曲げたり、負荷を掛けると痛みが走ります。現役後半は、背負投を掛けることすら出来なくなってました。そんな経験から、長男が柔道を始めても、“背負投”をやらせませんでした。自分と同じ目に合わせたくない想いからでした。しかし、1年が経って、背負投の豪快さに魅せられた長男から、「なぜ、背負投を教えてくれないの」と言われました。その時、ハッとしました。自分が悪いことを棚に上げて、背負投が悪いかのようにしてしまっていた自分にです。それからは、肘に負担の掛からない背負投を私也に研究して、長男に教えました。今では、長男の得意技です。豪快さと、強引さは違います。背負投に限らず、強引な技で一次的に勝てたとしても、絶対に、シッペ返しに合います。子供達には、技の理屈を理解して、その理に適った技を習得して欲しいと願っています。先日、突然、小学3年生の次男が私に話し掛けてきました。「なぜ、背負投を教えてくれないの」ニヤリよろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.22

私の母は、今年で、67歳です。とにかく活発な人で、地域役員、PTA役員などでも、率先して引き受けてしまう人でした。また、家事は苦手なくせに、働くのが大好きな人で、今でも嘱託社員で働いている様です。そんな母の機動力は、子供ながらに、「凄いな!」と思っていました。昨朝の朝日新聞で「お母さん選手 快進撃」と言う記事が社会面に掲載されていました。お母さん選手と言えば、やっぱり、谷亮子選手です。先般のリオデジャネイロ世界柔道では、その精神力と勝負強さに、感心する以外ありませんでした。記事では、海外では珍しくない「ママさん選手」が、日本でも増えて来たと伝えています。谷 亮子(32) 柔道 1歳男児 9月 世界柔道 優勝中山 由起枝(28) クレー射撃 5歳女児 4月 ワールドカップ優勝佐伯 美香(36) ビーチバレー 5歳男児 6ワールドツアー世界選手権9位宮本 ともみ(28) サッカー 2歳男児 昨年11月ママさんで日本代表選出伊藤 良恵(29) ソフトボール 1歳女児 3月ママさんで日本B代表選出赤羽有紀子(28) 陸上/長距離 1歳女児 4月織田記念国際5000m優勝若松 育美(33) 陸上/短距離 4歳女児 昨年金栗杯玉名ハーフマラソン10km優勝“出産”と言えば、競技からすると、マイナスイメージが強いのですが、意外(?)な効用もあるらしいです。「妊娠中は、赤ちゃんを養うために血液量が3、4倍増えて心臓に負担が掛かり、それだけで鍛えているような状態」なのだそうです。また、谷亮子選手に代表されるように、背負う大切なものが増えたと言う心の強さの様なものによって、精神的に強くなる傾向もある様です。また、「結婚すると専業主婦になる」は、日本においても過去の風習になりつつあります。旦那さんが奥さんの仕事や家事、子育てをサポートする考えも定着して来ました。子供を持つ母親を支援する機関も、少しずつ増えて来ている様です。今後、出産を機に、活躍するママさん選手達が増えてくる予感がしますね。頑張れ、ママさん選手!大変な想いをして産んでくれた母に、あらためて感謝した記事でありました。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.21

これまでのクラブの強化稽古は、“詰め込み指導”でした。これは、敢えて意識して来ました。「柔道が好き」と言う気持ちは、何よりも優先されます。しかし、それだけでは、強くなれないのも現実でした。強化の第1ステップは、指導者の主導で心技体を“詰め込み指導”を意識しました。しかし、“詰め込み指導”には、限界があります。先日、何人かの先生が「ぜんぜん、進歩していない子がいる。」と指摘していました。正に、今が、その過渡期に来ている証です。何度も言いますが、これからは「自ら・・・」が課題です。誰でも簡単には、強くはなれません。しかし、強くなるためのポイントは、意外と簡単な一つ、一つです。簡単なことですが、その一つ一つを、自らが意識出来るか出来ないかが進歩の差なのです。ここ数ヶ月、進歩が見られない子達に共通していることは、毎回、毎回、同じ指摘を受けていることです。確かに一生懸命、稽古しているのかもしれません。しかし、漠然と稽古をしているだけに過ぎません。昨日の自分から進歩する意識がない。目標に向かって進歩するための課題を意識せずに漠然と稽古をする。稽古のための稽古 夢や目標を実現するために課題があります。稽古は、課題を克服するためにあります。今の自分にとって夢は何ですか 目標は何ですか夢や目標を達成するために今日の稽古では、どの様な課題を持って稽古しますか今日の稽古で、意識した課題は、克服しましたか克服したなら、今度は、次の稽古で、何を課題としますか課題を克服できなかったなら、その理由は何ですかならば、次の稽古でどうするのですかこれからは、子供達が“自ら課題を意識する稽古”の姿を目指します。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.20

志 錬 《其の九岡野功先生の必勝法を連載して取り上げさせていただきました。柔道マンは攻撃的でなくてはならない。いかにすぐれた作戦であっても、果敢な攻撃精神に根ざしたものでなければ無にひとしい。どんな相手に対しても、徹頭徹尾攻めまくる。そこに勝利への道は開ける一、自分を知り、相手を知れ自分のいいところ、わるいところ、強い面、弱い面を日ごろからよく知っておき、相手のそれも熟知しておくこと。たとえば、自分は寝技が得意で相手は立技が得意だとしたら、寝技で勝つ方法を考えるのだ。ニ、胸の高鳴りを気にするないざ試合となれば、興奮もするし、ある種の恐怖感も加わるから心臓がドキドキする。それでいいのだ。自分は気が小さすぎるなどと考えなくていい。だれでもそうなのだ。ドキドキしないほうがかえっておかしい。ドキドキするのは、それだけ勝負に真剣になっている証拠である。三、仕掛人になれ勝負は後手にまわったら不利だ。あくまで先手をとることを考えろ。先手をとるためには、最初の一発はまず自分からかけること。それが単なるオドシでも自分より先に仕掛けられてしまうと、気持のたてなおしをはかるのが容易でない。先手必勝だ。四、最初から全力でぶつかれ相手を甘く見て力を抜いてかかると、途中で、手ごわい、と気がついても調子の切りかえができない。どんな相手にでも最初から全力をつくせ。五、気合をかけろ気合によって相手を威圧することもあるが、ほんとうは弱気が出て臆しがちな自分のこころを、気合をかけることによって引きたたせ、ふるい起こす、これが気合だ。六、ポイントをとったあと逃げるなポイントをあげたら、その後30秒くらいはそれまで以上に激しい攻撃をかけること。それによって相手の反撃を防ぎ、気勢をそぐのだ。逃げの気持がはたらくと、かならす挽回されるか、見苦しい試合になる。七、技は連続してかけろボクシングの試合を見てもわかるが、一発強烈なパンチが当たっても、つぎの手が出なければ相手は体勢をたて直してしまう。いったん技を出したら連続して最低2発、3発の技をかけろ。それ以上の攻撃ができれば、あたりまえだが、効果はなおさらあがる。スピードのある連続攻撃で攻めまくれ。八、“チャンス”などねらうな攻撃精神にあふれた技で徹底的な連続攻撃を心がければ、チャンスはくる。頭だけでチャンスを判断すると、仕掛けが一呼吸遅れてしまう。この一瞬の差が勝敗の分かれ目だ。体で、肌でチャンスを知れ。それを身につけるには稽古以外にない。勿論、これが全てと言っているのではない。これを一つの教訓として精進して欲しいと願う。続編もあるので、第二章として、またの機会に取り上げて行きたい。第一章 完よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい→
2007.10.19

突然の新テーマ「今日の四字熟語」です。初回は、初志貫徹 しょし-かんてつ『初めに思い立った願望や志をくじけずに最後まで貫き通すこと。』この言葉の意味を、他人の意見に耳を貸さず、自分の考え方。場合によっては、自分勝手な考え方でさえも押し通すようなことと捉えることは誤りです。自分が達成しようと決めたこと。夢、目標、課題などを達するために、如何なる苦難があろうともやり遂げる。勿論、自分が正しいと思っていても、他人の意見にも聞く耳を持って、場合によっては、良い意味での起動修正をすることも含めての言葉であると考えています。私は、いままで『初志貫徹』した物事があるだろうか・・・。確かに、短いスパンでの物事はあります。しかし、人生と言う長いスパンで捉えた場合には、まだ、貫徹するには私自身、若いと思っております。むしろ、初志貫徹するために、今現在、何かに取り組んでいるかになると思います。勿論、今の私には、『初志貫徹』するために精進していることがあります。何かってあらためて、口にしなくても良いよね。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.18

強化稽古に参加する子供達の柔道は、1年前に比べると確実にレベルアップしていると実感しています。それは、強化稽古を見れば歴然です。確実に、稽古の質が高まっています。これは、クラブの諸先生方、父兄の方々のご理解とご協力の賜物であると思います。また、「乾いたタオル」状態であった子供達も、与えた課題を貪欲に吸収してくれました。と、ここまでは、指導者が子供達を多少、強引ながら引っ張って来ました。言い方を変えると「言われてからやる稽古」であったとも言えます。しかし、そろそろ、その稽古では限界に近づきつつあると感じています。これから先は、子供達が言われなくてもやる稽古、「自ら課題を意識してやる稽古」に切り替えて行くことが大切だと思っています。何も考えずに漠然と稽古するのと、課題を意識して稽古するのとでは、成果は大きく異なります。私は強化稽古の中で、いくつかの課題を子供達に与えてきました。例えば、挨拶をする。・・・声を出す。・・・技を掛けた時に気合を入れる。・・・女の子同士ばかりで組まない。・・・返事をする。・・・次のメニューに移る際に、素早く動く。・・・仲の良い同士ばかりで組まない。・・・下級生の面倒を見る。・・・道場内のスペースを見渡して、固まらない。・・・などは、その中でも、基本中の基本。確かに子供達の柔道の技量は、少しずつですが高まっています。しかし、この様な基本的な行為が、言われなければ出来ない子も少なくありません。極端な話し、言われても出来ない子もいます。昨日の強化稽古では、敢えて、私から「大きな声」を出すように強く促しませんでした。結果は、明らかに声を出そうとしていない子がいました。また、私が吠えないことを良いことに、身の入らない態度をする子まで現れ始めます。改めて認識しましたが、声を出す行為と言うのは、士気を高める効果がある反面、声を出さないことにより、士気を低下させてしまうのです。また、この士気低下ですが、どうやら伝染病の様です。最初の内は、声を出して士気の高かった子までもが、声を出さなくなり、更には、身の入らない態度を取るようになりました。いつもなら、私が立て直すところですが、昨日は、それでも、ギリギリまで黙って見てみました。子供達だけで、士気を高め続けるには、今のクラブでは、まだ無理の様です。やはり、私の代わりにも成り得る、強烈なリーダーが子供達の中から現れなければ・・・。最後に子供達に対して、「言われてから行動するのではなく、自分達の課題を意識して、自分から行動する。」ことの大切さを話しました。果たして、何人の子供達に通じたでしょうか仮に何人かの子供に通じたのであれば、間違いなく、その中からリーダーが生まれてくれる筈です。そのリーダーが現れてくれるまで、もう少し、吠え続けなければならない様です。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.17

世の中では、コンプライアンス(法令遵守)が重要視されています。しかしながら、自分勝手な理由で法を犯す事例が後を絶ちません。11日に開催された世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ。挑戦者である亀田大毅選手が、「頭突き」「レスリング(投げ飛ばす)」「サミング(グローブの親指部分で目を突く)」「ローブロー(太もも打撃)」などの反則行為を繰り返した問題。WBCは、大毅選手に対し、1年間のボクサーライセンス停止処分を下しました。その処分について、「妥当」と思うか。「甘い」と思うか。「厳しい」と思うか。サンスポ・コム 緊急アンケート結果有効回答:1万2498件 「甘い」:10,420人(83.8%) 「厳しい」:140人(1.1%) 「妥当」:1,880人(15.1%)私の意見は、 「妥当」です。「甘い」とおっしゃる方の気持ちも理解できますが、今回の問題の責任は、大毅選手ばかりにあるのではないと思います。考え方によっては、被害者なのかもしれません。最も大きな責任は、保護者である父親であると思います。その父親が、肉親が入ることが禁じられているにも関わらずセコンドに入って、尚且つ、反則行為を促すようでは・・・。また、少数意見ながら、処分を「厳しい」と意見される方々の気持ちが、なかなか理解できません。「亀田がいたから今回の試合が盛り上がった。亀田家以上に日本ボクサーで魅力がある選手はいない」「まだ、若いので、もっと寛大な処分にしてあげて欲しい」「18歳の子供にこの様な重い責任を取らせるのは酷い」魅力的ならば、自分勝手な行為を容認されても良いのでしょうか同じプロである以上、若いも、年寄りも責任の重さは、関係ないと思うのですが如何がでしょうか18歳がルールを守れない子供ならば、プロにしてはならないと思いますが如何でしょうか私は思うのです。確かに反則行為を重ねてしまった大毅選手の責任は免れません。しかし、亀田親子の自分勝手な態度を、営利目的でここまで容認させてしまったボクシング界やマスコミ。そして、それに同調してしまった我々世論の責任も決して小さくないと思います。魅力的であろうが、若かろうが、悪いものは悪い。そして、今後の問題は、処分の重さ云々ではなく、ルールを破った当事者が、その責任を重々理解し、意を改めてくれることにあると思います。そして、大毅選手には、親から自立して再起して欲しいと思います。<父・史郎氏:セコンドライセンス無期停止処分 興毅選手:厳重戒告処分肉親がセコンドに就くことを禁じるWBCの規定に反し、史郎氏と興毅選手がセコンド入りした行為。試合開始前のレフェリーチェックの際に史郎氏が内藤選手を威嚇する言動行為。試合中、史郎氏と興毅選手が大毅選手へ反則を促すような指示行為。>よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.16

サッカーのJリーガーとして活躍され、1998年、日本が初めてワールドカップに出場したフランス大会。日本は、対アルゼンチン戦0-1、対クロアチア戦0-1、対ジャマイカ戦1-2で予選3戦全てを1点の僅差で敗れました。ゴールキーパーとしてピッチに立った小島伸幸選手は、点差以上の世界との差を感じたと言います。「もしかしたら、この差は縮まらないものなのではないか・・・」日本チームの選手達が主戦場としているJリーグと、他チームの選手達の主戦場としているヨーロッパや南米リーグとの差を思い知らされた大会でもあったと言います。常日頃の経験の差がそのまま、結果の差として現れる試合。技術的には、ほんのコンマ何秒、数10cmの差であっても、常に強い相手と戦うことによって得られる経験。日本の選手には、そういう経験が不足していたと言うことでしょうか。経験は、様々な基準を高めます。「私が国際試合で最初にゴールを決められたのがロベルト・カルロスでした。角度のないところでしたし、Jリーグの感覚では止められるシュートでした。しかしロベルト・カルロスが放ったのは、今まで体験したことのないくらい、とてつもなく速いシュートでした。手をすっと下げればふさげたはずなのですが、手を下げたときには後ろでパサッとネットの音がしました。」以来、小島選手の基準は、Jリーグからロベルト・カルロスになったと言います。「来るシュートがロベルト・カルロスの放ったものと考えていれば、それ以上速い球は来ないのですから!この経験が、私にとって選手として大きな財産になりました。」これまで、日本からヨーロッパに渡って、敢えて通じたと言える選手は、中田英寿選手くらいだと思います。しかし、彼も高校サッカーからJリーグ。Jリーグからヨーロッパと基準をステップアップして行く中で、相当の努力をしたと言うことです。より高い基準を経験し、意識することが、基準を高め成長させてくれるのだと再認識しました。クラブの子供達も全国基準の道場との対戦では、ことごとく大敗を期してます。しかし、その経験が確実に基準を高め意識出来る様になっているはずです。私達の目指す基準に迷いはありません。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.15

私も、現在の土地に越して来て、もう直ぐ4年になります。今では、様々な方々と交流が持てる様になりました。仕事以外では、全く知り合いが居なかったのがウソの様です。まぁ、柔道関係が、ほとんどなんですけどね…今日の「第2回オヤジ柔道」。そんな私の交流から、他地域からの方々にもご参加いただき、総勢50人を超える稽古となりました。とは言っても、柔道衣を着て参加されたお父さん達は、いつものメンバー…なかなか、互いの子供達の面倒を見合うと言う、自他共栄の姿を浸透させようと思う、私の思惑通りには行きません。結果的に、参加者の9割が子供達でした。さて、消極的なオヤジ達に対して、子供達の積極性は、目を瞠ります。道場の垣根を排した稽古とは言え、所属で分ければ、4団体からの参加と言うことになりました。皆は、満足してくれたかな~また、この様な合同練習を企画し、子供達、父兄の皆様の交流の場を広げて行ければと思っています。引率いただいた先生方、ご父兄の皆さんお世話になりました。参加した子供達、お疲れ様でした。次の機会に、また、来てね特に遠くから参加された皆さん、ご苦労様でした。オヤジ達は、早く柔道衣を着て、子供達と一緒に稽古しようよー一緒に畳に上がるだけでも、充分に意義のある行為だと思いますよ。PS.柔道のこととなると熱くなり過ぎて、些か乱暴な言葉を吠えている時があります。ごめんなさい気をつけるようにしますよろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.14

あるテレビ番組に出演していたダイエッターが、その話題のダイエットの秘訣を明かしていました。食べたものを“書き出す”その名もズバリ『食べたもの書くだけダイエット』だそうです。何の記録もなく食べると無意識になり、痴呆症の様に、食べたことを忘れたかの如く、また、食べる。これを続けることで、食べ過ぎ、肥満ロードをひた走ることになってしまいます。しかし、食べたものや、その情報を書き出し記録することで食べたものを意識し、自ずと対策を講じたくなって来ると言うのです。「食事日記」あるいは、「ダイエット日記」って感じですね。何事もそうですが、目標や課題を頭の中だけで、描いても曖昧なものになってしまいます。曖昧な目標や課題では、モチベーションを高められずに達成するのは難しいものです。また、仮に達成しても達成感、充実感は得ることが出来ず、より高い目標や課題に挑もうと言う気は、薄らいでしまいます。ダイエットを柔道と置き換えてみてはどうでしょうか(すいません、何でも、柔道に結び付けちゃいます。)その日の稽古で、先生方に指導していただいた技のポイントをマンガなどを使って書き出す。その他、指摘されたことや自分自身で感じた反省点、気づいたことを書き留める。また、その日、その日の目標や課題も書き留めておく。書き留めることで自分自身の課題を意識することが出来ます。そして、定期的(1ヶ月に1回以上)に書き留めた記録を見て、目標や課題と現実の差異を検証することだってできます。何を言いたいのか子供達。特に高学年の子供達には、『柔道日記』をつけて欲しいのです。何も柔道のことだけを綴らずとも限りません。私にとっては、このブログが日記そのものです。また、日々の稽古のことや技の研究などを手帳に書き留めてもいます。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.13

数年前、仕事でドイツに出張しました。おっと決して、ビールを飲むのが目的じゃありませんよ。ヨーロッパのターミナル駅と呼ばれるフランクフルト中央駅。様々な方面から乗客を乗せて来た列車が、また、乗客を乗せて、様々な方面に向かって行く。この列車が出入りする風景。日本でも、決して珍しくない風景なのですが、何故か心が引かれ、飽きることなく暫く眺めていました。ターミナル駅と言えば、終着駅であり、始発駅です。 ことの終わりと始まりをつなぐ駅。実は、柔道にも、こんな技があります。私にとっては、“大内刈”です。体落を一の技(得意技)にしていた私にとって、大内刈は切っても切れない大切な技です。その大内刈を昨日の強化稽古で解説、指導しました。これまでも、何度か指導してますが、少しずつ上達していると思います。それに合わせ、要求も増えてきますが、みんな、イメージをつかんでくれたかな私は、大内刈がターミナル技の代表だと思っています。まず、大内刈で決める(終着駅)ことだって可能です。また、大内刈を中心に体落、背負投、内股、払腰、大外刈と言った、軸の技をつなぎ易い技でもあります。大内刈で追い込む。投げることが出来なかったら、出てきたところを体落。さらに投げることが出来なかったら、下がったところを大内刈。またまた、投げることが出来なかったら、更に後ろに追い込んで大外刈。正に、大内刈を基点に前後、左右の技に変化することが可能です。子供達には、是非とも、小内刈と共に三の技として“大内刈”を会得して欲しいと思います。・・・話しは戻りますが、フランクフルトで、おいしいビールとソーセージを堪能したのは当然です。画像は、フランクフルト中央駅の風景です。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.12

小学生柔道には、3つの全国大会があります。5月5日に講道館で開催される「全国少年柔道大会」通称「全少(ぜんしょう)」。先鋒、次鉾5年生。中堅、副将、大将に6年生を配した5人制の点取り戦です。都道府県予選を勝ち抜いたチームに出場権が与えられます。次に今年、私達のクラブも出場することが適った9月に東京武道館で開催される「全日本選抜少年柔道大会」通称「マルちゃん」。学年に関係なく、先鋒から大将まで、軽い方から並べた5人制の点取り戦です。全国で開催されるブロック予選を勝ち抜いたチームに出場権が与えられます。そして、最後が、10月に講道館で開催される「日整全国柔道大会」通称「日整(にっせい)」NHK-BSで12月頃に放映される「くやしかったら強くなれ!」でお馴染みの大会です。先鋒4年生、次鉾、中堅、5年生、大将、副将、6年生を配した5人制の点取り戦です。各都道府県からの代表で争われるのですが、それぞれ選出方法は異なります。5人全員を一つの団体で出場するケースと、個人戦を行い、上位入賞者を選抜して混合させるケースがあります。また、先の2つの大会は、基本的に全柔連の登録があれば、出場可能ですが、この大会だけは、指導者の中に日本柔道整復師会に登録した整復師の方がいないと予選への出場権が得られません。実は、うちのクラブには、登録の先生がいないので、出場できません。その他、全国レベルの大会「全日本少年武道錬成大会」「醍醐敏郎杯」などがありますが、予選を勝ち抜いての本当の意味の全国大会は、この3大会と言うことになります。さて、今年度の全国3大会が終了しました。みんなの頑張りで、私達のクラブもマルちゃんで全国大会出場が適いましたが、結果は、無念の1回戦負けでした。そして、次の全国大会予選は、新学年による3月末の全少予選です。まだまだ、力不足は否めませんが、残された半年弱で、強化して全国大会への出場権を獲得したいものです。5年生と4年生の混合チームです。それぞれの学年の子達に「全少予選優勝」を意識させて強化して行きたいと思います。もちろん、6年生だって、全国大会予選はないけど、まだまだ、大きな大会が控えているからねよろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.11

今、私の悩みのひとつが、“リーダー育成”です。強豪道場には、間違いなくリーダーが存在していますしかし、私達のクラブは、強化を開始して約1年。それまでは、リーダーどころか、キャプテンが存在していませんでした。つまり、現在のキャプテンが初代なのです。伝統のある道場であれば、低学年の頃から「キャプテン=リーダー」のあるべき姿を見て育ちます。しかし、クラブの現キャプテンには、手本がありませんでした。私に、「もっと、全体を見ろ」「年下の面倒をみろ」「みんなの手本になれ」と言われても、なかなか、ピンと来ないのも仕方のないことだと思います。でも、間違いなく伝統の第一歩を築いてくれています。まだまだ、キャプテンの任期は残っていますので、進化してもらわねばなりません。そして、そのキャプテンの姿を見て、来年、キャプテンになる5年生達あるいは、それ以降のキャプテンを担う4年生以下の子供達は、リーダーとは如何なるものかを理解してくれるものと思います。リーダーは、リーダーが育てます。それも、伝統と言うものだと思います。年を重ねるごとに、強力なリーダーが現れてくれることを期待したいと思います。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.10

今の子供達が、学校で「将来なりたい職業は?」と尋ねられると何て答えているのかな私の小学校の頃は、クラスの男の子の大半が、“プロ野球選手”でした。今の世の中だと、プロ野球選手より、プロサッカー選手の方が多いのかな選択肢も増えているだろうから、様々な夢があるんだと思います。柔道を志す子供達だと、どの様な職業になってしまうのか・・・。HORY先生の様に学校の先生になって、柔道部の監督として指導者になる。みやぞう先生の様に警察官になって、現役として戦い、その後は指導者になる。まぁ、私の様にサラリーマンで、ボランティアの指導者になるなって夢の子はいないと思います。ただ、言えることは、柔道専門の職業ってないと言うことです。一部に、企業(スポンサー)に所属して柔道に専念して活躍する選手もいます。でも、いわゆる、プロ野球、プロサッカーの様なプロ柔道は存在しません。国際柔道連盟(IJF)新会長に就任したマリアス・ビゼール氏(オーストリア)は、2008年北京五輪後からランキング制を導入することを決めた。さらに、2009年からは日本、フランスなど8カ国の国際大会をグランプリシリーズとして個人ランキングに反映させる。また、「世界選手権」は2年に1回開催の2009年のオランダ・ロッテルダム大会から毎年開催に変更され、2010年日本、2011年パリに決まった。 柔道はこうした新たな流れで、試合数が増え世界を転戦することでプロ化に進むことが予想される。柔道界に対してこの様な報道が飛び交っています。全日本柔道連盟は、この傾向を良しとはしていないようです。私自身は、本当のところはどうなのか判りません。実際にスポンサー企業の付いた選手の中には、プロ選手と言っても良い人もいるようですし・・・国際的に主導権を取れない日本の立場が危惧されています。何とか、柔道の真髄が歪曲されないためにも復権して欲しいとも願っております。対して、日本は自分達の考えを押し付けるだけと言うのも問題だと思います。今回のプロ化だって、柔道普及のためには、良いアイデアなの“かも”しれません。近い将来、小学校で「将来、なりたい職業は」と問われた子供達の中から「プロ柔道選手になりたい」と言う子供達が、たくさん現れてくるかもしれません。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.09

今日は、市主催のスポーツ教室として各競技別の合同練習会が市内各所で行なわれました。柔道競技は、クラブのホームグランドである道場で開催され、少年部からも12名の小学5、6年生の子供達が参加しました。小学生、中学生、高校生、一般、指導者で100人を超える大人数での稽古となりました。私も道衣を着て参加したのですが、実は・・・昨日は、オヤジ会だったのです。(え~と、何回目だったかな?)今回は、13人の参加でした。まぁ、いつものことですが、何の結論もなく、ただただ、盛り上がって終りました。通常、稽古が、火曜日、木曜日、金曜日、土曜日にあるので、土曜日の稽古が休みの時か、今回の様に連休の時にしか開催できないオヤジ会ですが、またの機会に企画したいと思います。おっと、話しが逸れました。つまり、二日酔いだった訳です。にも関わらず、次男の朝トレに付き合うために6時に起きて、9時からの稽古に行ったので、ハッキリ言って、体調が本調子じゃないし、息が酒臭かったかも・・・。結局、乱取も、4本しかしませんでした。それでも、子供達は、いつもと違った稽古の雰囲気の中、柔道を楽しんでいた様でした。これを良い経験に次の稽古から、また、気を引き締めて取り組んで欲しいと思います。それにしても、私より年上なのに、二日酔いの身で、高校生相手にボンボンとブン投げていた みやぞう先生。さすがは、タフです。参りました。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.08

志 錬現在の私の生活は、柔道を中心に組み立てられている。現役を退き、柔道と無縁の20年を過ごしたことが嘘の様にも想える。むしろ、現役の頃よりも今の方が柔道を愛しているとも言える。そこには、子供達の存在が欠かせない。「自分自身が強くなるため」の柔道から、「子供達が強くなってくれるため」の柔道。指導者になって、これまで、たくさんの喜びを得ることが出来た。対して、たくさんの嫌なことも経験した。そして、これからもたくさんの、様々なことがあると思う。私の性格上、場を繕う様な、いい加減な対応ができない。他人の子達なれど、想いが、我子の様に厳しく接してしまう。同様にご父兄に対しても、手厳しい対応をしてしまう。その、私の対応に、ポジティブに捉える方もいれば、逆にネガティブに捉える方もいる。結果、ご父兄から、不満や疑心暗鬼も受けてしまう。妻からは、「仕事でもないのに、何の利益にもならないのに、嫌われたり、そんなに嫌な思いまでして、何で一生懸命に頑張って続けるの?もう、辞めれば良いのに!」とも言われる。確かに、そうである。辞めてしまえば、何の気苦労もせずに済む。自分の子供のためにだけ一生懸命になることだって出来る。しかし、何故、辞めずに続けているのか・・・そこに柔道があるから。そこに柔道が強くなりたいと想う子達がいるから。辛くても頑張って、求めるものを得た子供達の笑顔があるから。そして、やはり、私自身が、柔道が好きだから。今後も、子供達が私を求めてくれるのであれば頑張って続けようと考えている。私の生活は、柔道中心である。これからも・・・よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.07

からだづくりの三大要素と言えば、「トレーニング」「休養」「食事」と言われてます。トレーニングで負荷を掛けることで、筋肉は破壊され、休養と栄養を与えることで、より強靭な筋肉が再生されて行きます。ところが、顎を負傷した長男は、部活動も出来ませんし、歯を閉じたまま動かない様に固定していますので、食べ物を口に入れたり噛んだりが出来ません。つまり、三大要素の内、二つが適わない状態です。小学校時代から食が細く、なかなか体重が増えない長男でしたが、中学2年になってやっと旺盛になり体重が増え始めていた矢先でした。怪我の前は、体重48Kgにまで達していたのに、45.5Kgにまで落ちてしまいました。さすがに、ペースト状の食べ物やゼリー、ドリンクだけでは、食欲も湧かず胃が受け付けないようです。私も、プロテインドリンク、アミノ酸パウダー、タブ状のカルシウムサプリメントを砕いて与えたりしてますが、なかなか・・・。しかし、さすがは、カミさんです。長男が飽きない様にと様々な食材を、様々な味付けをすることなどして工夫しています。確かに見た目は、同じペースト状ですが、明らかに味が違うらしく、少しずつ、食欲も出て来ているようです。何とか、怪我前の48Kgに戻してあげたいとカミさんも頑張ってます。私も体力が低下どころか、怪我前よりも高まる様なトレーニングメニューを考えて、取り組ませています。妹も弟も応援しています。怪我は確かに不幸でしたが、家族の結束は高まっています。恩を押し付ける訳ではありませんが、この怪我を通して、長男が家族の有り難さを身に染みて感じてくれると良いのですが・・・。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.06

強化稽古では、“勝利への執念”を培うために「一本勝負」の乱取を実施する場合があります。技有や有効を幾つ取られようが決着は着きません。とにかく、どちらかが、一本を取るまで、延々と続きます。意地と意地のぶつかり合いです。また、一本の判定ですが、状況を指導者や成年部の方が見ていたのであれば、その判定に従います。しかし、基本的には、当人同士の同意で、一本を認めた場合に決着が付きます。実は、この『当人同士の同意』と言う部分も私の狙いでもあります。互いが認める一本ですから、微妙な技では、決着が着きません。誰が見ても、一本と判る技が求められます。しかし、昨日の稽古で、互いの子が、自分の一本を主張し、仕舞いには、互いに、泣きながら、自分の一本の妥当性を私に訴え掛けて来ました。同時に、相手の技の無効を訴えて来ます。正直、情けなくなってしまいました。一本とは、投げた本人以上に、投げられた方が判るものです。それを、言い訳を並べて、助けを求めてくるとは・・・。潔くないと思いました。負けは負け。強くなるためには、自分の実力を、自分自身で認めることも大切であると考えています。だからこその、『当人同士の同意』なのです。言い訳をしないで、結果を認め、次の機会での勝利を目指す、“潔さ”も必要だと思います。私が求めた“勝利への執念”を子供達が歪曲して捉えてしまったことに、私の指導力不足と指導の難しさを痛感しました。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.05

バレーボールの全日本チームでスーパーエースを務める山本隆弘選手。高校時代の恩師の「だまされたと思って、俺の敷いたレールに乗って来い」と言う言葉が原点だったと言います。現在、企業スポーツが母体化しているバレーボール界において、希少なプロ選手として3年目を迎えています。企業の社員としてバレーボール部に所属していれば、その企業によって違いはあれ、勤務は、ある程度免除されてバレーボールに打ち込むことが出来ます。また、現役を退いてからは、その企業の社員として従事することも可能となります。日本のスポーツ界は、仮にオリンピックで金メダルと獲ろうとも生活が保証されるものではありません。企業スポーツは、ある意味、将来生活を保証してくれる保険の様な意味合いもあると思います。しかし、山本選手は、当時、日本で二人目のプロの道を選びました。何故、その様な選択をさせたのか・・・「どこかに甘えもあった。バレーが駄目でも会社で面倒を見てもらえる、と言う気持ちがありました。」甘えが、自分自身の「夢」の妨げになると捉えたのでしょう。「1分1秒を勝負のために使いたい。自分のエゴかも知れませんが、オリンピックと言う夢に向かって走るためにも、言い訳の許されないプロになろうとおもったんです。」ところが、現実は厳しく、アテネオリンピックの出場を目指す最終予選に挑んだものの、その戦いで破れてしまいました。その敗戦の責任と膝の故障から引退さえも覚悟した山本選手・・・しかし、昨年の世界選手権では、大会ベスト8入りの原動力となる大活躍をしました。そんな折れかけた山本選手の気持ちを立ち直らせたのは、恩師の言葉。「俺が敷いたレールは、まだ続いているんだぞ。あの時と同じように騙されたと思って、もう少し走ってみろよ」恩師の自分を信じてくれる想いに応えて山本選手は復活しました。その後、恩師は、他界されてしまったとのことです。しかし、いつまでも、山本選手の心を支え続けるのでしょう。「支え」られることに「甘え」てはならない。「支え」られていることを「忘れ」てはならない。参考文献JAL SKYWARD OCTOBER 2007 アスリートインタビュー第29回山本隆弘(やまもと たかひろ)バレーボール・パナソニックパンサーズ所属1978年鳥取県生 身長201cm 日本体育大卒2003年ワールドカップ・ベストスコアラー、MVP獲得よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.04

志 錬 《其の八岡野功先生の八つの必勝法。八つ目である。八、“チャンス”などねらうな攻撃精神にあふれた技で徹底的な連続攻撃を心がければ、チャンスはくる。頭だけでチャンスを判断すると、仕掛けが一呼吸遅れてしまう。この一瞬の差が勝敗の分かれ目だ。体で、肌でチャンスを知れ。それを身につけるには稽古以外にない。体が反応して、仕掛けたり、凌いだりするものである。脳を経由せずに体が感じて、体が反応する。しかし、最初から出来ることではない。結局は、余程の天才でない限りは、体に染み付ける行為。つまり、反復練習が必要となる。“打込”であり、“投込”は、その典型的な稽古。また、稽古とは、反復練習を継続すること行為であるとも言える。「継続は、力なり」つづく 其の十》よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい→
2007.10.03

みなさんは、お子さんのテストの点数が、50点の時と、80点の時とでは、どちらの場合を誉めますか80点の方ですよねえっ50点の方ですか実は、この質問。質問自体に問題があります。基準がないのです。例えば、100点満点のテストだったのか・・・50点満点のテストだったのか。100点を目標にしていたのか・・・80点を目標にしていたのか。100点満点のテストで、100点を目指していた子にとっての 80点は、残念な結果となってしまいます。対して、80点を目指した子にとっての、80点は、目標を達成したことになります。つまり、成果とは、目標と結果の差異によって評価されるものだと思うのです。目標のない成果など有り得ないはずです。また、目標は、その子の現在のレベルによって様々で構わないと思います。オリンピックで金メダルを獲る素晴らしい目標です。しかし、私の考えを述べさせていただければ、大きな目標=夢に対して、現実的な、身近の目標も立てることも大切だと思います。頑張れば、達成可能なレベルの目標を立てることです。身近な目標を一歩、一歩、達成して行くことで、大きな目標=夢に近づきます。夢とは、一日にして成らず。しかし、夢とは、適えるためにあるものです。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.02

志 錬生まれた時から善人。生まれた時から悪人。生まれた時から人格が決まるものであろうか。生まれた時に授かった素は異なるであろう。しかし、それが育つ過程で人格は、如何様にも形成されて行く。私は子供達を厳しく育てているつもりである。しかし、私の厳しさとは、厳格なる家長としての厳しさとは異なる。私自身が描く理想の人格に導くための厳しさである。人として未熟な私が、子供達に理想の人格を押し付けるのはおこがましいと自覚もしている。しかし、敢えて、厳しく接している。私の理想の人格とは・・・その根底こそが、志錬なのである。「挑戦」「集中」「工夫」「継続」この度、重症を負ってしまった長男。それを見舞ってくれる多くの方々との話しの中で、皆さんが感じてくれている長男の人格。私の認識が誤っていなければ、私の理想の人格に脱することなく育ってくれている様に思えた。教育とは、親が妥協してはならないのだと改めて感じた。よろしければ、一日一回、クリック(投票)して下さい。→
2007.10.01
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