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ぽえたりん

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話のタネ。


「虹」が虫偏である理由。


日本の苗字 五十音順。


高野山のキリスト教碑。


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三蔵法師の旅 その1。


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「ヒトラー最期の12日間」の間の日本。


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「看羊録」その1。


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東国原(ひがしこくばる)県知事関連。


東国原(ひがしこくばる) その1。


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なぜ、日本人は進化論を信じられるのか?


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聖徳太子と荘子。


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長岡半太郎と荘子。


湯川秀樹と荘子 その1。


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ハイデガーと荘子 その1。


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マスター・ヨーダと老荘思想 その1。


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2014.06.21
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儒教の「冠婚葬祭」をやっています。

祭。
今回は、葬式(「喪」)の続きで「祭」で。

参照:儒教の葬儀と天皇家。
http://plaza.rakuten.co.jp/poetarin/diary/201406080000/

『禮記正義』。
『祭法:有虞氏禘黃帝而郊嚳、祖顓頊而宗堯。夏后氏亦禘黃帝而郊鯀、祖顓頊而宗禹。殷人禘嚳而郊冥、祖契而宗湯。周人禘嚳而郊稷、祖文王而宗武王。燔柴於泰壇、祭天也。瘞埋於泰折、祭地也、用騂犢。埋少牢於泰昭、祭時也。相近於坎壇、祭寒暑也。王宮、祭日也。夜明、祭月也。幽宗、祭星也。雩宗、祭水旱也。四坎壇、祭四時也。山林、川谷、丘陵、能出云為風雨、見怪物、皆曰神。有天下者、祭百神。諸侯在其地則祭之、亡其地則不祭。』(『禮記』祭法)
→祭法について。有虞氏(ゆうぐし)は、禘(てい)によって黃帝(こうてい)を祀り、郊祭によって嚳(こく)を祀った。顓頊(せんぎょく)を祖として、堯(ぎょう)を宗と仰いだ。夏后氏(かこうし)は禘によって黃帝を祀り、郊祭によって鯀(こん)を祀った。顓頊を祖とし、禹(う)を宗と仰いだ。殷人は禘によって嚳を祀り、郊祭によって冥を祀った。契(せつ)を祖とし、湯を宗と仰いだ。周人は禘によって嚳を祀り、郊祭によって稷(しょく)を祀った。文王を祖として、武王を宗と仰いだ。
 柴を泰壇で焚き、天を祭る。泰折に供物を埋めて地を祭る。地を祀る場合には、子牛を用いる。泰昭には豚や羊を埋めて四季の時を祭る。坎壇で祭るのは、寒暑を司るものである。王宮では太陽を、夜明では月を、幽宗では星を祭り、雩宗では雨と日照りを祭る。四坎壇では、四方を祭る。山林、川谷、丘陵において、雲や風雨を起こすなど、計り知れぬはたらきを見せるものをみな神という。天下を有するならば、百神を祭る。諸侯は、その土地の神を祭り、その土地を失ったならば、祭祀を行うことはない。

神。
・・・『礼記』にある祭祀の対象についての部分です。前半が、先祖の祭祀についての記録。後半は、「天」「地」「時(四季)」「寒暑」「日(太陽)」「月」「星」「水旱(水害と干ばつ)」「四方(東西南北)」「百神」を祭っていたとあります。おおよそ「祖先」と「自然の神々」の二つの大きな軸があると読めます。『礼記』は、漢の時代の初めまでの祭祀を含みますが、紀元前一世紀くらいまでは、おおよそこういったものを祭っていたようです。「冠昏喪祭」の中でも、「祭」、特に天子、諸侯の祭祀は、易学、天文学、暦学、地理学の要素が統合されます。

四方拝。
日本で今でも続く宮中祭祀「四方拝」も、理論付けは道教ですが、形式はまさにこれですね。

参照:四方拝と北斗七星。
http://plaza.rakuten.co.jp/poetarin/5172/

『禮記正義』。

→宰我曰く「私は鬼神の名前を聞くことがありますが、それが何であるのか存じません。」子曰く「氣とは、神の盛んなものをいう。魄とは、鬼の盛んなものをいう。鬼と神を合わせるのが、教えの至りといえる。全ての生には必ず死があり、死して必ず土へと帰る。これをいわゆる鬼という。骨肉が斃れて野の土に隠れ、氣が發揚して天上へ昇ると、これが昭明となる。色や形はないものの、立ち上る氣に触れると、畏れ悲しむ感覚が起こる。これが万物の精であり、神のあらわれである。かつて聖人は、万物の精によるこの法則の極め、はっきりと鬼神と命名し、民の規範とした。人々はこれを畏れ、万民はこれに服した。」

鬼神。
同じ『礼記』の祭義篇からですが、目に見えない「鬼神」の「鬼」と「神」とを人間の死から語っている部分で、「魂魄」と「氣」との観念的な関係も記しています。

ドラゴンボール ピッコロ大魔王。ドラゴンボール 神様。
「合鬼與神、教之至也(鬼と神を合わせるのが、教えの至りといえる)」というのは、『ドラゴンボール』のピッコロ大魔王と神様でもいけなくはないですが、この場合の「鬼」と「神」は、“Demon”と“God”との関係というよりは、“Phantom”や“Ghost”と"Spirit”との関係に近いかなと思います。少なくとも「鬼」は死者の魂にまつわる存在で、善悪の問題とは無縁です。

祭義篇はこう続きます。
『禮記正義』。
『聖人以是為未足也、筑為宮室、謂為宗祧、以別親疏遠邇、教民反古復始、不忘其所由生也。衆之服自此、故聽且速也。二端既立、報以二禮。建設朝事、燔燎膻薌、見以蕭光、以報氣也。此教衆反始也。薦黍稷、羞肝肺首心、見間以俠甒、加以郁鬯、以報魄也。教民相愛、上下用情、禮之至也。』(『禮記』祭義)
→聖人は、このような教えのみでは足りないと思い、鬼神のためにお宮や宗廟を建てさせ、これによって、祭られるものとの親疎・遠近を示し、古に帰り原初に立ち戻ることで、民に「なぜ生を受けたのか」ということを忘れないように教えた。民衆がその教えを受けこれに服したので、彼らはすぐに聞き、その行いも速やかだった。鬼神という二つの性質のものがあるため、それに応えるために二つの禮を設ける。まず、朝の禮のために、供え物の動物の脂と血をヨモギと一緒に煮込み、その香りと煙を上らせ、神氣をもてなす。これは古の時代に思いを巡らせるためである。黍と生贄の内臓を供えて、両脇に酒壺を置き、鬱鬯の香草を加えた酒を供えて、鬼魄をもてなす。民にお互いを愛し、上下の関係を顧みさせるためであり、禮において最も重要なものである。

・・・『礼記』によると「鬼」と「神」で祭り方が違っていまして、「お供えをすること」は同じでも「お供えするもの」はその対象の性格に合わせています。日本で言うと「仏壇」と「神棚」の関係です。

『禮記正義』。
『君子反古復始、不忘其所由生也、是以致其敬、發其情、竭力從事、以報其親、不敢弗盡也。是故昔者天子為藉千畝、冕而朱紘、躬秉耒。諸侯為藉百畝、冕而青紘、躬秉耒、以事天地、山川、社稷、先古、以為醴酪齊盛、於是乎取之、敬之至也。』(『禮記』祭義)
→君子が古に帰り原初に立ち戻るのは「なぜ生を受けたのか」を忘れないようにするためであり、このことで、祖先に敬愛の念を抱き、その情から、事にあたるに力を尽くし、それによって、その祖先の労に報いて務めずにいられなかったのである。故に、古の天子は、祭りに供えるため千畝の田を自ら犂を手にして耕した。この時は礼服で、紐は朱を使う。諸侯の場合、田は百畝、礼服で、紐は青を使う。天子、諸侯はこうして天地山川、社稷、先祖に仕え、酒や穀物を自ら耕した田からお供えした。これが尊敬の念の至りである。

『古者天子、諸侯必有公桑、蠶室、近川而為之。筑宮仞有三尺、棘墻而外閉之。及大斤之朝、君皮弁素積、卜三宮之夫人世婦之吉者、使入蠶于蠶室、奉種浴于川。桑於公桑、風戻以食之。歲既殫矣、世婦卒蠶、奉繭以示于君、遂獻繭于夫人。夫人曰「此所以為君服與」遂副褘而受之、因少牢以禮之。古之獻繭者、其率用此與。及良日、夫人繅、三盆手、遂布于三宮夫人世婦之吉者使繅。遂朱緑之、玄黃之、以為黼黻文章。服既成、君服以祀先王先公、敬之至也。』(『禮記』祭義)


天皇陛下の田植え。皇后陛下の養蚕。
天皇皇后両陛下は、それぞれ「田植え」や「養蚕」をなさりますが、原点は周の時代の礼にあります。

参照:宮中祭祀
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%AE%E4%B8%AD%E7%A5%AD%E7%A5%80

親耕 親蚕。
皇帝や皇后が自らの手で耕作や養蚕をすることを「親耕」「親蚕」といいます(↑は簡体字での表記)。江戸時代に上杉鷹山が、「礼」の書物に感化されて貧しい領民を励ます意味で自ら田植えをしたという記録がありまして、これを「籍田」というらしいです。

孝賢皇后?蚕礼。
漢の時代から始まって、唐、宋の時代にも皇帝の田植えはあったようです。これは漢民族の王朝に限らなかったようで、清朝の乾隆帝の孝賢皇后が行った養蚕は、絵画の記録や遺跡があります。調べてみると、日本の皇室での行事としては、養蚕が明治から、田植えが昭和からと歴史は浅いので、となると昭和天皇が『礼記』に合わせた可能性がありますね。


http://zh.wikipedia.org/wiki/%E5%AD%9D%E8%B3%A2%E7%B4%94%E7%9A%87%E5%90%8E

今日はこの辺で。





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Last updated  2015.05.06 15:00:52
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