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ぽえたりん

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モテ女の秘密は近眼。


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三蔵法師の旅 その1。


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「ヒトラー最期の12日間」の間の日本。


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東国原(ひがしこくばる)県知事関連。


東国原(ひがしこくばる) その1。


東国原(ひがしこくばる) その2。


宮崎県政も見てやってください。


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なぜ、日本人は進化論を信じられるのか?


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聖徳太子と荘子。


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長岡半太郎と荘子。


湯川秀樹と荘子 その1。


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スティーブ・ジョブズと禅と荘子。


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「火の鳥 復活編」と荘子。


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マスター・ヨーダと老荘思想 その1。


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背番号のないエースG @ エースをねらえ あだち充「ラフ」に、上記の内容について…
ぽえたりん @ Re[1]:新・マトリックスと胡蝶の夢。(09/13) huiさんへ レスが遅れて申し訳ありません…
hui@ Re:新・マトリックスと胡蝶の夢。(09/13) 更新楽しみにしておりました! 「夢と蝶…
2014.10.12
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『史記』の続き。
今回は「秦始皇本紀」から。

『史記』秦始皇本紀。
『丞相綰、御史大夫劫、廷尉斯等皆曰「昔者五帝地方千里、其外侯服夷服諸侯或朝或否、天子不能制。今陛下興義兵、誅殘賊、平定天下、海內為郡縣、法令由一統、自上古以來未嘗有、五帝所不及。臣等謹與博士議曰『古有天皇、有地皇、有泰皇、泰皇最貴。』臣等昧死上尊號、王為『泰皇』。命為『制』、令為『詔』、天子自稱曰『朕』。」王曰「去『泰』、著『皇』、采上古『帝』位號、號曰『皇帝』。他如議。」制曰「可。」追尊莊襄王為太上皇。制曰「朕聞太古有號毋謚、中古有號、死而以行為謐。如此、則子議父、臣議君也、甚無謂、朕弗取焉。自今已來、除謚法。朕為始皇帝。後世以計數、二世三世至于萬世、傳之無窮。」
始皇推終始五徳之傳、以為周得火徳、秦代周徳、從所不勝。方今水徳之始、改年始、朝賀皆自十月朔。衣服旄旌節旗皆上黒。數以六為紀、符、法冠皆六寸、而輿六尺、六尺為步、乘六馬。更名河曰徳水、以為水徳之始。剛毅戾深、事皆決於法、刻削毋仁恩和義、然後合五徳之數。於是急法、久者不赦。』(『史記』秦始皇本紀)
→丞相・綰(わん)、御史大夫・馮劫(ふうきょう)、廷尉、李斯らはみな、秦王に奏上した。「古の五帝の領土は千里四方ほどであり、その外は侯服や夷服をまとい、諸侯の中でも入朝する者がまちまちであり、天子はこれを統御しえなかったといいます。今、陛下は義兵を起こされ、賊を討ち、天下を平定なさいました。海内を郡県と定め、法令によって天下を一つに統べられました。これは古来未曾有の出来事で、五帝ですら陛下には及びません。臣らは博士らとの討議いたしましたので、謹んで申し上げます。「古より『天皇』、『地皇』、『泰皇』があり『泰皇』が最も尊い。と言います。臣らはあえて陛下に尊号を奉り、王を『泰皇』とし、命を『制』とし、令を『詔』とし、天子は自らを『朕』とする。との結論を得ました。」秦王は「『泰』の字を去り、『皇』の字を著して、上古よりの位である『帝』採って、『皇帝』と号することとする。他は討議のままでよい。」として、「可。」との命を下した。
 また、父、莊襄王を太上皇として追号し「朕が聞くところによると太古には号があって謚(おくりな)はなく、中古には号があって、その死後に行いを勘案して謐をした由である。このようなものは子が父について評し、臣が君について議するようなもので、いわれなきことである。朕はそのような前例を取らぬ。これより後は謚(おくりな)の法は容れず、朕を始皇帝とし、後の世は二世、三世から萬世に至るまで、窮まることなく継承させることとする。」と定めた。
 始皇帝は五徳の説から「周の時代は火の徳を重んじた。秦は周の徳に代わったのであるから、火が勝てないもの、すなわり水の徳の始まりである。」と推測して、一年の始まりを改め、朝賀を十月一日に始めることとした。衣服、旄、旌、節、旗、は全て黒とし、紀を六の数字で統一した。割符、法冠はみな六寸、輿は六尺、一歩は六尺、馬車は六頭だてとし、黄河を「徳水」と呼ぶよう定めて水徳の時代の始まりとした。その制度は容赦のないもので、全てが法令によって決済され、仁、恩、和、義といった徳が顧みられることはなかった。それが水の徳に適うものと考えられており、その法は性急であり、一度罪を犯してから久しい者が、後に赦されるということもなかった。

秦始皇帝(Qin Shi Huangdi (260?210 BC))。
周の時代から500年近く続いた分裂と戦乱の時代は、秦による中華統一によって一度、収束します(紀元前221年)。空前の大帝国の頂点に君臨することとなった秦王・政は、「始皇帝」を称し、一人称として「朕」を採用しています。2200年前の出来事についての、2100年前の記録からですが、単語を拾うだけでも、彼の後世への影響力の大きさが伺えます。

五行 WuXing。
また、秦が五行説のうちの水を重んじたこともわかります。


『史記』秦始皇本紀。
『既已、齊人徐市等上書、言海中有三神山、名曰蓬萊、方丈、瀛洲、僊人居之。請得齋戒、與童男女求之。於是遣徐市發童男女數千人、入海求僊人。』(『史記』秦始皇本紀)
→そのころ、斉人の徐市らが「海中に蓬萊、方丈、瀛洲という名の『三神山』があり、僊人がいるとされています。斎戒して男女らとともにこれを求めたく存じます。」と上申した。そこで(始皇帝は)、この除市に童男、童女数千人と共にに僊人を求めるよう海へと派遣した。

「蓬莱山」 横山大観画。
徐福(徐市)という方士が登場します。三神山を目指した徐福が日本にやって来て、土地の人たちに知識なり、物品なりで恩恵を施したという伝説の元ネタです。

参照:Wikipedia 徐福
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%BE%90%E7%A6%8F

この「蓬莱」や「方士」については、『史記』では封禅書に詳しいです。
『史記』。
『自齊威、宣之時、騶子之徒論著終始五徳之運、及秦帝而齊人奏之、故始皇采用之。而宋毋忌、正伯僑、充尚、羨門高最後皆燕人、為方僊道、形解銷化、依於鬼神之事。騶衍以陰陽主運顯於諸侯、而燕齊海上之方士傳其術不能通、然則怪迂阿諛茍合之徒自此興、不可勝數也。
 自威、宣、燕昭使人入海求蓬萊、方丈、瀛洲。此三神山者、其傅在勃海中、去人不遠。患且至、則船風引而去。蓋嘗有至者、諸僊人及不死之藥皆在焉。其物禽獸盡白、而黃金銀為宮闕。未至、望之如雲。及到、三神山反居水下。臨之、風輒引去、終莫能至云。世主莫不甘心焉。及至秦始皇并天下、至海上、則方士言之不可勝數。始皇自以為至海上而恐不及矣、使人乃齎童男女入海求之。船交海中、皆以風為解、曰未能至、望見之焉。其明年、始皇復游海上、至瑯邪、過恒山、從上黨歸。後三年、游碣石、考入海方士、從上郡歸。後五年、始皇南至湘山、遂登會稽、并海上、冀遇海中三神山之奇藥。不得、還至沙丘崩。』(『史記』封禅書)
→斉の威王、宣王の時、騶子の一派が終始、五徳の説を著し、斉人が秦帝に奏上し、始皇はこれを採用した。宋毋忌、正伯僑、充尚、羨門高、最後らはみな燕人である。方僊の道として、姿を消したり、姿を変えたりして、これを鬼神の事としている。騶衍は陰陽主運の説を諸侯を説き、燕、齊、海上の方士がその方術を広めたが、これを会得した者はおらず、怪しげな言動で世に阿るような輩が数えきれないほど増えた。威王から宣王、燕の昭王の頃から、海を渡って蓬莱、方丈、瀛洲を求めに使者を送った。この「三神山」は伝え聞くことによると勃海の中にあり、遠くはないが、人を遠ざける。至ろうとする途中で、風が船を引き戻してしまうものだ。かつてこの三神山に至った者があり、僊人や不死の薬がみなそこにあるという。その山にある鳥や獣はことごとく白く、宮殿が黄金や銀でできているという。近づいているうちはまるで雲を望むかのようであり、目前に至ると三神山は却って水中にあるようにも見える。もうすぐ到着だという時に風によって引き戻され、ついにはたどり着けない。この話に心を動かさない者はいなかった。秦始皇が天下を統一したころ、海上に至るまでこのような方士の話が数えきれないほどいた。始皇帝自ら海上に赴いたが至りえないと思い、斉の童男女を使者として海にこれを探させた。その船が海を渡るさなか、風によって阻まれ、「遠くに見えるだけで、たどり着くことはできませんでした。」と報告している。その翌年、始皇は再び海上に御幸して、瑯邪(ろうや)に恒山を経由して上党から、得ることもなく帰途についた。その三年後碣石に御幸した時に、海へ行った方士の話を聞いて帰った。五年の後、始皇は南の湘山に至り、ついには會稽に登り、海上にて海中の三神山の奇藥を望んだが得られず、沙丘へ帰還する途上で崩御した。

僊。
『史記』には「僊人」とあるのが、後に言う「仙人」です。『史記』は、始皇帝がいわゆる「神仙思想」に傾斜して、不老不死の薬を求めて僊人捜しに奔走し、多くの方士が招かれたことを記録しています。

『史記』秦始皇本紀。
『盧生說始皇曰「臣等求芝奇藥僊者常弗遇、類物有害之者。方中、人主時為微行以辟惡鬼、惡鬼辟、真人至。人主所居而人臣知之、則害於神。 真人者、入水不濡、入火不爇、陵雲氣、與天地久長。 今上治天下、未能恬倓。願上所居宮毋令人知、然後不死之藥殆可得也。」於是始皇曰「吾慕真人、自謂『真人』、不稱『朕』。』(『史記』秦始皇本紀)


真人。
盧生という人物も方士のうちの一人です。彼の発言により始皇帝は「朕」という呼称を使わなくなります。ちょっと注目していただきたいのは、「僊人(僊者)」や「方士」とは別に出てくる「真人」という言葉。この「真人」は『荘子』から。

荘子 Zhuangzi。
且有真人、而後有真知。何謂真人? 古之真人、不逆寡、不雄成、不謨士。若然者、過而弗悔、當而不自得也。 若然者、登高不慄、入水不濡、入火不熱。 是知之能登假於道也若此。』(『荘子』大宗師 第六)
真人ありて、しかる後に真知あり。 水に入っても濡れず、火に入っても熱さを感じない。 知が至り道に到達したものはこのようなものだ。

天武天皇(631~686)。
日本の天武天皇の諡号は「天渟中原瀛真人(あめのぬなはらおきのまひと)」と言います。三神山の一つ、「瀛洲」の「瀛」と、始皇帝が望んだ「真人」。双方ともに道教の用語です。

今日はこの辺で。





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Last updated  2014.11.07 13:10:12
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