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2005.01.10
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カテゴリ: 歴史
小泉さんの靖国参拝などで、日本の戦後処理問題がいつまでたってもグズグズと取りざたされているが・・・・
そして、自民党議員から「何度謝罪すればいいんだ?」といらだちが表明されるが・・・

被害を与えた諸国にきちんとした謝罪をしなかったツケがいつまでも尾をひいているのだろうか。
きちんとした謝罪をしなかった理由だが・・・戦争を遂行した軍人、徴兵された臣民の双方ともに空気のような同調圧力に引きずられていたと感じていたようだから、責任者不在で、謝罪する気は起きなかったのか?
また タケノコ生活、戦勝国による東京裁判、朝鮮戦争勃発などが続く当時の世情では、じっくり戦争責任について追求する余裕がなかったのかも知れない。
(しかしニュールンベルグ裁判を経験したドイツが徹底した贖罪を行っているので、ヒマが無かったではすまないのではないだろうか?)

平和憲法遵守の日本を3年後にはアメリカの傭兵に変えようとしたアメリカの世界戦略から見れば、日米の政府とも日本の謝罪を強く要求する情勢にはなかったのかもしれないが・・・・
辛苦を受けた国民の側から戦争責任に対する強い追及をしなかったことが、今の悲惨な日本を招いたような気がする。

<当時の世情>

・昭和23年11月:東京裁判、A級戦犯25被告に有罪判決
・昭和25年6月 :朝鮮戦争勃発
・昭和25年7月 :レッドパージ開始
・昭和25年8月 :警察予備隊令公布
・昭和26年9月 :サンフランシスコ条約調印
・昭和27年4月 :サンフランシスコ条約発効(日本国独立)
・昭和28年3月 :第1次引き揚げ船が入港
・昭和28年7月 :朝鮮戦争停戦

戦後処理について宮台真司さんが次のように述べています。


 日本の場合、中華人民共和国独立から朝鮮戦争へという流れのなかで、アメリカが傘になりましたから、ドイツが生き残るたまにコストをかけて選択せざるをえなかったふるまいを、選択しないですみました。しかし歴史がおもしろいのは、戦後五十年たって、この負担免除がよかったのかわるかったのか、自明ではなくなったことですね。
 日本の戦後高度成長はアメリカ極東戦略に組込まれたがゆえの負担免除でなされたので、短・中期的には幸運でした。ところが、いまはどうか。政府間レベルでまがりなりにも信頼を獲得したドイツはEU統合や経済ブロック化の要石となってアメリカに対抗できますが、日本にはアジア経済ブロックを作れる力はない。まったく信頼されないからです。






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Last updated  2005.01.23 11:03:00
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Re:戦後処理(01/10)  
トム・クランシーの「日米開戦」を読んでいますが、戦後60年経っても、本当の意味での独立国になっていないと言うことではないでしょうか。きちんと総括すべきところを、きわめて現象的にぬぐってきたツケがきていると考えます。 (2005.01.10 20:48:34)

Re[1]:戦後処理(01/10)  
Mドングリ  さん
カーペントリーさと森さん
>トム・クランシーの「日米開戦」を読んでいますが、戦後60年経っても、本当の意味での独立国になっていないと言うことではないでしょうか。きちんと総括すべきところを、きわめて現象的にぬぐってきたツケがきていると考えます。
-----
<魂までタダ乗りしているとしたら、安保タダ乗りは高くついたようですね。
まさにタダより高いものはなし・・・でしょうか?

(2005.01.10 23:21:33)

Re:戦後処理(01/10)  
七詩  さん
いまにして思えばあの「一億総懺悔」という言葉、特定の個人を戦犯としては追及しないかわりに、国民全体が未来永劫責任を負うという意味なのですね。あのとき、残虐行為なるものの真相、そしてそんな行為(もしあったとしたら)を起こした責任、すべてきちんと追及しておくべきでした。 (2005.01.11 12:36:55)

この件で  
苺1500  さん
sowonさんから頂いてきました。
子安宣邦氏「国家と祭祀」の引用です。然り!と思います。

「この国家はもはや祀らないという憲法原則は、国家はもはや戦わないという憲法原則とともに、世界的な暴力の応酬のうちにある二十一世紀のいま、殺し合わない人間による国家の原則として大きな意味をもつと私は考えている。」

 「だが、戦う国家とは祀る国家である。日本が戦う国家であり、したがって英霊たちを祀る国家であったことのなによりの証拠が靖国神社の存在であるのだ。靖国とともに連続が語られる国家とは戦う国家であり、英霊を祀る国家である。だからこそ自衛隊のイラク派兵を推進する小泉首相による靖国参拝は執拗に続けられるのである。」

 「戦う国家とは英霊を作り出す国家であり、英霊を祀る国家であるゆえに、国家の宗教的行為もそれへの関与も憲法は禁じたのである。戦う国家を連続させない意志の表示であった戦争放棄と完全な政教分離をいう日本国憲法の原則は、いまいっそうその意義を増しているといえるだろう。」

(2005.01.11 14:37:38)

Re:戦後処理(01/10)  
alex99  さん
苺さん


>戦う国家を連続させない意志の表示であった戦争放棄と完全な政教分離をいう日本国憲法の原則は、いまいっそうその意義を増しているといえるだろう。
-----

>戦う国家

日本だけが「戦う国家」だったとの、ご意見ですか?
それでは、他の、特に近隣諸国はどうだったでしょうか?

(2005.01.12 00:38:05)

Re[1]:戦後処理(01/10)  
Mドングリ  さん
七詩さん
>いまにして思えばあの「一億総懺悔」という言葉、特定の個人を戦犯としては追及しないかわりに、国民全体が未来永劫責任を負うという意味なのですね。あのとき、残虐行為なるものの真相、そしてそんな行為(もしあったとしたら)を起こした責任、すべてきちんと追及しておくべきでした。
-----
「一億総懺悔」のあるべき姿はおっしゃるとおりだと思いますが、事のおこりは国体護持思想の残る内閣の声明を新聞が「一億総懺悔」として伝えたからのようです。
国民から出たことばでなくて、政治家、官僚の責任逃れから出たことばだったというのが情けない実態だったようです。
(2005.01.12 06:38:20)

Re:この件で(01/10)  
Mドングリ  さん
苺1500さん
>sowonさんから頂いてきました。
子安宣邦氏「国家と祭祀」の引用です。然り!と思います。
「この国家はもはや祀らないという憲法原則は、国家はもはや戦わないという憲法原則とともに、世界的な暴力の応酬のうちにある二十一世紀のいま、殺し合わない人間による国家の原則として大きな意味をもつと私は考えている。」
 「だが、戦う国家とは祀る国家である。日本が戦う国家であり、したがって英霊たちを祀る国家であったことのなによりの証拠が靖国神社の存在であるのだ。靖国とともに連続が語られる国家とは戦う国家であり、英霊を祀る国家である。だからこそ自衛隊のイラク派兵を推進する小泉首相による靖国参拝は執拗に続けられるのである。」
 「戦う国家とは英霊を作り出す国家であり、英霊を祀る国家であるゆえに、国家の宗教的行為もそれへの関与も憲法は禁じたのである。戦う国家を連続させない意志の表示であった戦争放棄と完全な政教分離をいう日本国憲法の原則は、いまいっそうその意義を増しているといえるだろう。」
-----
<こっそりとA級戦犯を合祀した靖国神社と、それを追認した政教分離ができない為政者とが手を結ぶような国はどこかおかしいはずです。
靖国神社には戦争に駆り出した側の高みから英霊を祀るという驕りが見えるような気がします。 (2005.01.12 06:50:03)

Re[1]:戦後処理(01/10)  
苺1500  さん
alex99さん
>>戦う国家
>
>日本だけが「戦う国家」だったとの、ご意見ですか?
>それでは、他の、特に近隣諸国はどうだったでしょうか?
-----
あ、これは日本の靖国についてだけ言われたものです。
(2005.01.12 16:21:15)

Re:戦後処理(01/10)  
alex99  さん
戦争放棄を一人だけで唱えても、それは言霊に過ぎないと思います。

戦争放棄を実際に体現しそうな近隣諸国はどこなのでしょうか?

歴史を裏返してみてみれば、戦力が衰減していた朝鮮・中国が列強の好餌になったと私は思います。
たまたま日本が両国を植民地にし、侵攻しましたが、その時ロシアも朝鮮を占領しようとしていた。
それだけではなく列強も中国に租界を持って、有無を言わさず支配していた。

戦後でも中国はヴィエトナムを侵攻したし、チベットを植民地にしている。
歴史を知って語りたいと思います。


(2005.01.12 17:02:24)

基本的事実の認識  
学生 さん
戦後処理の問題なんて基本に戻らないと解決しません。
宮台真司の発言は私から言わせていただければ首を傾げざるを得ない物ですから。
それと同じように日本にも右派と左派がいるように歴史認識や事実認定において対立がある以上解決しなさそうです。それによりいっそう拍車をかけているのが感情論の存在であって、左派は「植民地された人は被害者だ」のように言うし右派は「日本の選択は止むを得なかった」という。
 どちらが間違いと言う訳ではないので、私はあくまで国際法の観点を重視したいね。「情」ではなく「理」というところでしょうか。
(2005.05.28 07:17:08)

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