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2005.11.26
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カテゴリ: 経済
小泉首相は就任直後の01年夏にも道路特定財源の一般財源化を打ち出したが、進んでいなかった。

ここにきて、道路特定財源の一般財源化や年金一元化というおいしそうな改革案を持ち出してきたが・・・・・
「起承転結」の起がオンパレードの小泉さんが改革を説いても、いまいち信用できないでいる。
そこで、立花隆さんの 論説 を以下のとおり読み返してみた。

●歴代の政権が、財政再建のための増税を持ち出したとたん、国民の激しい反発をくらって、政権を失うにいたった数多くの事例を見てきたので、同じ失敗を犯すまいとしているのだろう。

●その結果小泉首相は、「入るをふやす」の努力を何もせず、結局のところ逃げに逃げてきただけなのだ。しかし、財政の現実は、もはやいかなる逃げも許さないところまできている。最大の問題は、年金だ。団塊の世代の引退の時期を迎えたことで、いまや年金会計の破綻状況はいかなる塗抹も許さないところまできている。
年金会計の政府支払部分は、すでに40兆円を突破しており、歳入の主要部分である国税収入(45兆5900億円)とほぼ等しいところまできてしまっているのだ。
いまの日本の財政構造を、一般会計と特別会計ひっくるめて、一言でいえば、国に入ってくる税金をすべて年金の支払にまわしてしまい、残りの政策経費はすべて借金(国債)でまかなっているというに等しいことになっているのだ。このような無理なとりつくろいが長続きするわけがない。
このような待ったなしの異常事態に直面しているというのに、小泉首相はなおも人気取りのために逃げの姿勢に徹しつづけ、それでいて、見せかけだけは、「改革」の騎士のごとき風を装いつづけてきた。このような小泉首相の政治姿勢は、ズルを通りこして、ほとんど詐欺かペテンの域にまで達しているといっていいだろう。


官僚の抵抗を排して改革を進めようとする小泉さんには期待しているが、見せ掛けだけに終わるのではないか?という不信感もぬぐえないですね。
なにしろ、今までの実績が・・・・これ(現状)だから。

まことに小泉首相は「世界一の借金王」というしかない。小渕が、自分のことを「世界一の借金王」といったとき、そこには、自嘲の響きがあったが、小泉首相は、そんな認識もなく、いけしゃあしゃあとしているだけである。
小泉首相はいったい何を考えているのかと思うが、一方で、小泉首相はもしかしたら、この危機的状況を誰よりもよく認識しているのかもしれない。
それを認識しているからこそ、「あと1年で絶対にやめる」をきっぱり断言しつづけているのかもしれない。
1年以上つづけたら、大破綻が必至(いわゆる07年危機による破綻の到来)だし、それに対応しようと思ったら、小泉首相があれほど逃げて逃げて逃げまくってきた大増税を自分の年でやらなければならなくなることが必至だということを見こしているのではないか。
先の衆院選で小泉首相にバカ勝ちさせた国民は、いったい小泉首相の上にどんな幻影を見ていたのだろう。


立花さんは、この論説で破綻を回避する打開策を述べていない。
しかし、誰が手綱をとるにしろ、ただ「小さな政府」を目指すだけでは大破綻を回避するのは難しいだろう。






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Last updated  2005.11.27 07:46:57
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