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2010.09.14
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カテゴリ: カテゴリ未分類
日本一人負けの円高だそうだが・・・・
この裏にはアングロサクソンの陰謀が潜んでいるのではないかと反米で経済オンチの大使は類推(邪推?)するんですが、たぶん思い過ごしなんでしょうね。

だけど、「暴走する資本主義」はアングロサクソンが牽引していることだけは確かなわけで・・・・
世界に災厄を振りまいているアングロサクソン・モデルの本質を知りたいのです。

市井のオジサンが、それを知ってどうなるわけではないが・・・・
「新自由主義的資本主義」がデファクトスタンダードに陥ってしまい、それが避けられないとはあまりにも知恵がなさすぎないか!ということですね。

アングロサクソンとか市場原理でwebで検索していたら、松岡正剛の「アングロサクソン・モデルの本質」評がヒットしました。

アングロサクソン・モデルの本質
本書でアングロサクソン・モデルと言っているのは、むろん英米の資本主義のモデルのことを言う。いまではまとめて株主資本主義とか、新自由主義的資本主義とかと呼ぶか、もしくはイギリス型のアングロサクソン・モデルと、アメリカ的でWASP型のアングロアメリカン・モデルとを分けるのだが、本書では一括されている。

アングロサクソン・モデルはしばしば限界状況をきたし、それをそのたびなんとかくぐり抜けてきたというべきなのである。それがついにはエンロン事件やリーマン・ショックにまで至ったのだ。
 まあ、古い歴史の話はともかくとして、その後の現代資本主義における「イギリス問題」を見てみても、アングロサクソン・モデルがしばしば限界状況をきたすということは、決してめずらしいことではなかった。たとえば多国籍企業の時代でも、70年代から80年代にかけてのスタフグレーション(景気後退とインフレの同時進行)の時代でも、もっと言うなら大恐慌の時代でも、そういう症状をあらわしていた。
 それらの症状が90年代以降は、たんにディレギュレーション(規制緩和)とリストラクチャリング(事業再編)とグローバリゼーション(経済管理の標準化)によって、乗り越えられようとしていたか、あるいはごまかされていたとも言えるわけである。ということは、ディレギュレーションとリストラクチャリングとグローバリゼーションの掛け声は、アングロサクソン・モデルの“ぼろ隠し”だったとも言えるわけだった。


 いいかえれば、ドイツや日本では労使共同的であるから、経営の透明性や説明の明示性が劣り、そのかわりに親方日の丸やアライアンスが発達したということになる。逆にアングロサクソン・モデルでは、事態と機能を分解したのだから、それならつねに経営者や担当者の説明責任(アカウンタビリティ)が求められるわけである。
 こういった特色群があるということは、アングロサクソン・モデルにおける「会社という法人」が、実はきわめて擬制的であるということを物語っている。ハイエク(1337夜)やフリードマン(1338夜)を擁したシカゴ学派などでは、会社というものははなはだフィクショナルなもので、取引関係者相互の「契約の束」(nexus)にすぎないという見解さえまかり通っていた。


株式は国民通貨ではないし、銀行の負債でもない。また確定的な利子も付かない。それなのに株式会社は名状しがたい情報価値の評価の上下左右を媒介に、現代貨幣の本質である「無からつくる通貨」(fiat money)の可能性をもってしまったのである。
 実はここにこそ、アングロサクソン・モデルがつくりだした最も強力で最も理不尽な「株式資本主義」と「市場原理型資本主義」と、そして「暴走する資本主義」というものの特徴があらわれていた。


ヘッジファンドというような倫理観のない商取引を生んだ経済モデルとは何なのか?
株式嫌いで経済オンチの大使は、目下のところアングロサクソンが諸悪の根源と思っているので・・・・・






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Last updated  2010.09.16 07:21:31
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