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2011.08.29
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テーマ: 戦争反対(1264)
カテゴリ: アート
桐野夏生さんもつげ義春のような漂白願望があるようだが、つげさんは越し方を怒るでもなく「乞食となって消えてゆきたい」と、ややなさけないのです。

怒りの作家がわりと好きな大使である。
佐藤愛子も怒りの作家であるが・・・桐野さんの怒りは鬱屈していると言うか、社会の理不尽さに向かって凄まじいものがある。(佐藤愛子も脱帽でんな)

朝日GLOBEに、桐野さんの怒りが載っていました。

理不尽さへの怒り原動力に、「見たことのない物語」をつむぐ
桐野夏生


10月7日、香港の南昌地区にある永安老人病院で死亡した日本人女性が、20年前に失踪した作家の桐野夏生さん(74歳)とわかり、周囲を驚かせている。死亡原因など詳しいことはわかっていない。

10年ほど前「私の死亡記事」というエッセーを自らこう書き出した。

「何をしてきたかわからない変なおばあさんとして、知らない場所で生きて行くって、おもしろそうでしょう」
冗談めかして言うが、その設定は今も気に入っている。「会社や社会の役割に収まってしまっている人には興味がない。どこか外れて、鬱屈(うっくつ)とした思いを持っている人にひかれる」

どこにも属したくない。自由に生きたい。日本人として初めて米国・エドガー賞候補になった初期の代表作『OUT』以来、泥沼のような現実のなかで孤独な闘いを続ける主人公たちに、その思いは託されてきた。
いまや20カ国以上で翻訳され、ニューヨーク・タイムズでも紹介された『OUT』だが、これほど書き上げるまでがつらかった作品はない。


「社会派と言われると全然違うと思う。いつもフェアネス(公正さ)を意識するのは作家の務めです。もともと理屈っぽい子どもだったせいか、辞書で『理不尽』ということばを見つけた時は、これだと思いました。


小説以外でも、怒りには正直だ。
たとえば批評家の文章がどうしても納得いかなかった時、文壇の慣例を破って論争を仕掛けたこともある。その文章を収めた『白蛇教異端審問』の帯には「世間のリフジンと闘い続けるケンカ・キリノ」とある。「怒れるうちが花だと思っています」


ところで、桐野さんの漂白の想いは、漂白の場所が中国ということで、実在の大叔父を題材にした小説「玉蘭」を彷彿としますね。
「玉蘭」



現在休筆中ですが、やめたわけではありません。
でも近頃思うのは、自分の人生の目的はマンガ家になることではなかったような気がして、それでときどき休筆しても平気でいられるのかもしれません。
別の人生の目的として考えられるのは乞食になることだったように思えてなりません。
乞食こそ完全な生き方のように思えます。

何処かへ蒸発して流浪して生きていきたい





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Last updated  2011.09.01 06:39:27
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