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2011.12.14
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カテゴリ: メディア
 韓国海洋警官殺傷に対する中韓の報道を見て感じたのですが・・・・

 中国政府は、今回の事件について13日に遺憾の意を表明しているので、まだ理性を失っていないことは評価できます。(対外交渉で中国人が謝ることは、きわめて稀である)

まず読売新聞から、中国政府見解を

12/13 韓国海洋警官殺傷、中国外務省が「遺憾」 より
 中国外務省の劉為民・報道局参事官は13日の定例記者会見で、中国漁船船長が韓国の海洋警察官を殺害した事件について、「一つの不幸な事件だ。韓国の海洋警察官が死傷したことについて遺憾を表明する」と述べた。

 劉参事官は事件が発生した12日の記者会見では「(中国漁民への)人道的な待遇を希望する」と注文をつけ、遺憾の意を示さなかった。中国漁船側の非を認めれば、海洋権益が関わる問題に敏感な国内ネット世論を刺激し、政府批判を呼び込みかねないとの懸念もあるとみられる。しかし、事件を巡って韓国の反発が急速に強まり、中国として一定の配慮を示す必要があると判断したとみられる。

 劉参事官は「韓国側と積極的に協力し、できる限り早く、適切にこの問題を処理したい」と事件解決への協力姿勢を示した。


韓国側はこれまで「過剰制圧」を控えてきたが、今回はそれでは生ぬるいと強硬対応の機運が出ているが、当然でしょうね。
韓国政府は、暴力的な中国漁民に、今後どう出るか目が離せないところです。

12/13 「中国、またも殺人海賊行為か」 強硬対応を求める声上がる より
 西海(黄海)上の韓国側排他的経済水域(EEZ)で「盗賊漁労」の挙句、摘発されると凶器を振り回し警備隊員を死に至らしめるなど、事実上「海賊」も同然の中国漁船に対し、強硬対応の必要性を主張する声が上がっている。

 特に、取り締まりを担当する海洋警察庁特攻隊員は、先端装備で臨んだところが「過剰制圧」という問題となって外交摩擦に飛び火することを懸念し、積極的な鎮圧ができずかえって命を失う結果となったため、問題点が指摘されている。

 このため、専門家や市民の間では、「取り締まり時の対応マニュアル」どおりに執行した場合、どのような結果を招いても外交摩擦の対象にはならず、国内でも「過剰対応」を問題視してはならないという主張も提起されている。

●中国人船長に刺され死亡
 韓国海域を侵犯して不法操業を日常的に行う中国漁船を取り締まった海洋警察官1人が凶器に刺されて殉職した。08年9月中国漁船を検問した際、船員の凶器が頭にあたり、海に落下して死亡した木浦海洋警察署所属の朴ギョンジョ警衛に続く2人目だ。


 気になるのは中国の市民の意見であるが・・・・
掲示板で見るかぎりでは、ネットで読み書きできる市民は、総じて常識が通じるという感じがします。
これだったら、尖閣諸島事件について、かなりの市民は非を認めるのではないかという気もするが・・・・中国の総意は、まだ日本憎しなんでしょうね。

12/13 【中国BBS】わが漁民が韓国の海洋警察官を刺殺してしまった! より
 中国の掲示板サイト天涯社区の掲示板に「中国の漁民が韓国の海洋警察官を刺殺」というスレッドが立てられた。このニュースについて中国の掲示板でさまざまな議論がなされている。以下に日本語に翻訳して紹介する。

●我不是随便的人
 事件が起きたのは明らかに韓国の海域内だ。立場を変えて考えてみると、もし韓国漁船が中国海域で操業していて、さらに中国の海洋警察官を刺殺したらどう思う?漁師が近海ではなかなか魚がとれなくて大変なのはよく分かる。でも警察官を殺すのは大きなまちがいだ。

●風炎浪子
 中国の漁師は猛々(たけだけ)しい。毛沢東時代はみんな民兵組織だったからね。韓国の海洋警察官を殺したのは今回が初めてはない。もし漁師に大砲をあげたら武装漁船の出来上がりだ。その戦闘力はソマリアの海賊よりも数段上だ。

●sorryJapan
 盧溝橋事件を思い出した。今の韓国は当時の日本によく似ている。国家主義と民族主義という点で。

●楊盛雲
 漁師の猛々しさに、胡錦濤さんは冷や汗ものだな。

●手提板磚闖天下
 これは重大な外交問題だ。中国はどう対処するのだろうか。対処がうまくなかったら、韓国が今後、海域に入ってくる中国漁船を大砲で沈めても、中国は何も言えなくなる。



12/13 【韓国海洋警察殺害】中国人も非を認めはじめた? ネットユーザー6割「中国漁民に責任ある」 だそうです。
中国報道

中国の大手ポータルサイト『騰訊網』は13日(午前10時半から現在まで)、同事件に関する緊急インターネットアンケートを実施した。質問は「今回の事件の主な責任は誰にあると思うか?」というもの。13日20時30分の時点では、回答者の62%(2万8858人)が「中国漁民」と答え、38%(17964人)が「韓国警察」と答えていた。



でもまだ、両国間の摩擦は沈静化したとは思えませんね。
韓国大統領、訪中延期も…海洋警官の増強を指示 とのこと。
12/13 海洋警察隊員死亡 違法漁船には実弾 中国に抗議 だそうです。

一方、尖閣諸島沖では、中国の公船がジリジリと既成事実を積み上げておるようです。

9/18 尖閣沖、進出強める中国 相次ぐ監視船、治外法権の壁 より
 国連海洋法条約などでは、軍艦や外国政府の船舶は公船とされ、「動く他国の領土」として治外法権が認められているため、中国の漁業監視船や海洋調査船などには立ち入り検査など強制的な対応は取れないのが現状だ。中間報告を取りまとめた海保警備救難部は「公船などへの対処は国際法の枠組みで限界がある。領海警備をどうしていくか、政府全体で議論する必要がある」と話す。【樋岡徹也、川上晃弘】

 ◇日中、危機管理構築進まず
 「不測の事態に備えた重層的な危機管理メカニズムの構築など、海洋に関する協力を重点的に進めたい」。玄葉光一郎外相は9日、中国の楊潔〓外相との初の電話協議で、衝突事件の再発防止に向けた仕組み作りの必要性を訴えた。しかし、政治レベルで危機感を共有するものの、実際のメカニズム作りは進んでいない。

 背景には、日中間の制度の違いがある。先月24日、漁業監視船として初めて日本領海に入った2隻は農業省所属。中国公船の領海侵入としては、08年12月の海洋調査船以来だったが、こちらは国家海洋局に属していた。日本では水産庁と海上保安庁がそれぞれ交渉相手先となるが「一定の権限がある日本の当局と、あまり権限のない中国の当局との間では実効的な仕組みを決めるのは難しい」(日本政府関係者)という。中国側が12年の胡錦濤体制から習近平体制への交代を控え、世論が敏感に反応する政治的な問題には触れにくいとの事情もある。

 具体的な動きが進んでいるのは防衛当局間だ。7月の次官級協議では、中国海軍と海上自衛隊の「海上連絡メカニズムの創設」に向け、北京で課長級協議を再開することで合意。日本側は、(1)現場で互いの船や航空機が交信できる周波数の共有(2)両国防衛当局間でのホットライン創設(3)協議の定例化--を想定している。しかし、今後の具体的な日程は決まらないままだ。

 防衛省幹部は「中国は縦割り行政で、交渉に時間がかかる。その間に、どんどん漁船や中国公船の動きが既成事実化してしまう」と懸念する。実際、今年に入って中国側の動きは顕著になっている。東シナ海では、3月に海軍の情報収集機など2機が尖閣諸島の北50~60キロに接近したり、日中双方が権益を主張するガス田「白樺」(中国名・春暁)の北北東の海域で海上自衛隊の護衛艦から約70メートルの距離まで国家海洋局のヘリが接近した。





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Last updated  2011.12.14 13:24:33
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