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2015.05.04
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カテゴリ: 気になる本
<怒れるおっさん会議>

このお二人の組み合わせと話題は、関西人から見れば、かなりエッジが立っているわけです。
データベースの田尾さんの略歴に、讃岐うどん巡りブームを起こすとあるが・・・すごい♪

なお、高松で5年間過ごした個人的事情もありこの本をチョイスしたわけだが、とにかく、うどんは、食べなれた讃岐うどんが一番でんがな♪
(もっとディープに言えば、宇高連絡船のデッキで食べたうどんが一番でんがな)



おっさん

田尾和俊, 勝谷誠彦著、西日本出版社、2013年刊

<「BOOK」データベース>より
1日目(軽井沢へようこそ/嘘つきどもにだまされるゆでガエル/うどん県、名乗る前の裏事情/僕らが住む地方を豊かに変えようじゃないか!/夜ふけのないしょ話)/2日目(君は故郷を愛しているか/マーケティング人生論/自分を変える、慣例を破る)

田尾和俊(タオカズトシ)
1956年、香川県生まれ。1978年、地元広告代理店に入社。1982年、『タウン情報かがわ』創刊と同時に編集長に就任。1989年、同誌に穴場讃岐うどん探訪記「ゲリラうどん通ごっこ」の連載を開始し、讃岐うどん巡りブームを起こす。1995年にタウン誌編集長から同誌出版社社長に就任。2002年に退社し、2003年より四国学院大学教授

<大使寸評>
このお二人の組み合わせと話題は、関西人から見れば、かなりエッジが立っているわけです。
データベースの田尾さんの略歴に、讃岐うどん巡りブームを起こすとあるが・・・すごい♪

rakuten 怒れるおっさん会議


田尾さんや勝谷さん、つまり・・・・
讃岐うどん巡りブームを仕掛けた張本人たちのウラ話が、ええでぇ♪
p98~104
<地方には勝谷さんみたいなおじさんがいないんです>
田尾:田舎にジャーナリズムみたいなものはゼロです。日本全国の規模でいくと、例えば大新聞が大本営発表する、嘘を書く、みたいなことが言われてますけど、全国レベルなら週刊誌だったり、ネットだったり、勝谷さんみたいな個人だったり、そうでないメディアもいっぱいあります。確かに大新聞とテレビというのが圧倒的なメディアだから、そこが動かない限りなかなか全体が動かないけれど、全国レベルだとそれに対抗して闘うメディアみたいなものがいっぱいあるんですよ。ローカルはそれがない。だからやっぱりテレビと新聞が、そのローカルのメディアの大半を握っているんです。

勝谷:そうなんや。

田尾:やっぱりローカルは狭いから、自分が攻撃をしたら攻撃した人と飲み屋で出くわす確立が高い。町で会う確立が高い。仕事場でもどこかでつながっている確立が高いんです。
 だから全国ネットのメディア以上に、ローカルの新聞社や放送局は、腫れものに触わるように基本的に行政批判をしない。非難するのは事件を起こした時だけですよ。明らかに犯罪だから。さらにその周りに週刊誌がない。ローカルメディアとしての週刊誌がないんです。

勝谷:つまり第三者機関がないんだ。

田尾:ないんです。勝谷さんみたいなおじさんがおらんのですよ、ローカルには。地元の県の行政とか、県のいろんな政治や議員に噛みつく個人の評論家がいない。

勝谷:地方で講演すると、JC(青年会議所)とかがらみで地方文化人ってひとりはいるんですわ。だいたいジジイごろしのおねえちゃん。パーですわ。何も知らん。何を言うてもだめなんだけど、それは必用な人であって地元の緩衝材なんだね。

田尾:それでね、「ネットがあるやないか」っていう人がいるんだけど、ネットの中で、行政とかに対して批判する人に知識がなさ過ぎるんです。

勝谷:うん、そう。

田尾:なんで知識がないんかっていったら、地方行政の闇の部分を地方メディアが報じないから。

勝谷:ネットの人は発信するけれども、情報収集するメディアがないわけですわ。

田尾:ないんです。だから感情だけで発信するんです。

勝谷:もっと言うと地方のメディアが書いてもリテラシーがないから自分らのことを言われてるってわからないわけ。アホの中でぐるぐる回ってるわけですよ。

田尾:「アホ」いうのは勝谷さんが言いましたからね(一同笑)。

勝谷:特に香川県みたいな狭いところはそうですわ。自分らが「うどん県」とかなんか言われて、それがどんなに世の中で笑われているか、わからないわけですよ。

田尾:わからない。それでね、一部意識のある人はわかるんです。恥ずかしくて仕方がないって。さらに「さぬきうどん駅」。高松市長が、「JR四国の高松駅がさぬきうどん駅いうて、香川県全体のイメージを取り込むのはいかがなものか」とか言って、結局わずか数日で、「さぬき高松うどん駅」に名称が変ったんですよ(一同笑)。恥ずかしくて日記に書けなかったです。

内山:駅の愛称として14年3月末まで使うらしいですね。

勝谷:田尾さんたちが麺通団をやり始めて僕が応援し始めた時、どれだけ冷たかったことか。

田尾:僕らゲリラというよりも、のけものだったですよね。

勝谷:のけものだった。

田尾:いじめに遭いました。

勝谷:なぜかって言うと、メジャーなうどん屋が。

田尾:権威のあるところがね。

勝谷:そいつらが力を持ってたわけです。

内山:そこ、もうちょっと深くお願いしますわ。

勝谷:うわあ、怖いなあ。

田尾:これは僕、ちょっと帰られへんようになるで・・・。

勝谷:本当にどれだけ冷たかったか。新宿に麺通団の店を出した時に、県がパンフレットを置いてくれって言ってきたけど反発したんや。あれだけ僕らがずっと言っていた時に鼻にも引っかけなかった県が、パンフレットを置いてくれって、断るって言うたんですよ。それ、僕らのプライドですけれども。そんなもんですよ。何がうどん県ですよ。じゃ、そもそもからいこうか?

内山:そもそもから。

勝谷:そもそも田尾さんが、ゲリラうどん通ごっこを始めたのがきっかけですね。

田尾:そう、それまで讃岐うどん界から無視されていた店が面白いってことに僕らが気付いたんですわ。僕が1989年に当時の『月刊タウン情報かがわ』に連載を始めたコラムです。それまでメディアで紹介されていた讃岐うどんは、郷土の名産、歴史と伝統、生活に密着した食文化といった視点だったんです。

 でも僕らは「人を動かす情報発信」のビジネスをやってたんで、そうではなくて、「面白い、楽しい、怪しい」という視点で捉えていったんです。当時の讃岐うどん界いうのは豪華な店、伝統のある店、格式のある店というのが讃岐うどんの店の代表でした。

勝谷:そういう一般店の中にも、立派な店はいっぱいあるんですけどね。

田尾:一応県にもうどん関連の部署があって、それに組合や研究会が一緒になって讃岐うどんのPRに始まって、当然、行政から税金も出てるからいろんなことをやってた。研究会というのは、香川大学の名誉教授の方が中心になってやっている讃岐うどんの研究グループ。讃岐うどんの伝統、歴史、文化、技術なんかを研究してた。

 僕らは若者文化を扱っていたので、若い人たちが讃岐うどんで動くかどうか、つまり、若い人たちを讃岐うどんで動かすということを目的に掲げた。だからうどん情報も、その基準でピックアップする店を決めてた。有名で権威のある店を紹介したのでは若い子は動かない。当時の香川の若者は、讃岐うどん=ダサい、おやじの食い物、歴史や文化や伝統はちっとも面白くないっていうイメージを持っていた。

 そこに、あの例の怪しい製麺所の店を発見したんですよ。讃岐うどんのヒエラルキーで行くと底辺ですよ。ピラミッドの一番下ですよ。上にも上がれない、おそらく組合でも発言権はないんじゃないかと思うくらいの店を、「これはレジャーとして面白い」「若い子を動かせる」ということでいじり始めたら、ブームがドーンって来た。みんなが同じように「こっちの方が面白い」って言ってくれて、勝谷さんも飛んで来てくれて、で、全国区になってお客さんも来た。

勝谷:無視されていた、要するに江戸幕府の統治システムから外れた人たちに飛び込んだ感じやな。

田尾:そうです。そうです。今まで無視されていた人たちの方に火が付いて、お客さんがドーンって来た。讃岐うどんブームって、ヒエラルキーの一番下の製麺所型の怪しい、小さい、汚い、辺ぴなところにある製麺屋さんの「ついでに食わしてくれるうどん」、ここがブームの発端であり、いまだにずーっと原動力なんですよ。そしたら、今までずっと上に君臨していたグループにとってみれば、なんか面白くないわけです。

行政の無責任ぶりを知り尽くしているジャーナリストと言うべきか…
役人、役所を嫌って、ゲリラに徹するところが、さっそうとしてまんな♪


戦時の大本営のような原発経営体制(無責任体制)に問題の本質があるのでしょうね。
(内山:西日本出版社社長、松田:ライター)
p158~162
<なおも無防備な原子力発電所>
内山:僕今、関西電力の原発を検証する本を作っているんです。このままでは関西もえらいことになるんではないかと思って、30年ほど前から思ってたんですけど。

田尾:批判する時は、数字を付けてくださいよ。何でもかんでもやめさせて、その結果、関電の経営を揺るがすことになったら、電気代が上がりますよ。電力会社は経営悪化を防ぐために電気代を上げるのが認められているんだから、悪いところを糾弾するのはどんどんやったらいいと思うけど、それをやることによって我々国民がどれだけの犠牲を払うことになるのかをセットで語らないと、「恨みを晴らしたけどこっちが大きな被害を被った」みたいになりますよ。

内山:石油とかなんであんなに高いんですか。言うてますやん。諸外国よりはるかに高い金で買わされてるって。韓国の3倍とか、アメリカの9倍とか。交渉力がないってこと?

勝谷:そう。言い値で買うしかないの。

田尾:電気は、停電してなかったら、みんな「大丈夫なんだ」と思っている。停電にならなければ、みんな「このまま行けるじゃないか」って言うでしょう?でも、経営者になったらわかるけど、中で何が起こってるか、どれだけえらいことになっているか、また表面化してないだけで、下でどんどん、どんどん上がってきてたりする。

内山:イデオロギーじゃなくて。つまり、あの形でやるんだったら情報公開をせなあかんのちゃうかっていう話ではないかと思うんですけど。

田尾:情報公開したから全部許してやるっていうこともないでしょ。

内山:でも、納得はできる。

田尾:いろんな情緒の部分を原理原則と照らし合わせて考える。これが原則なのに、その周りにあるいろんな情緒を持ってきて、原則を曲げる。

(文字数制限により省略、全文は ここ )



右翼の勝谷さん、ノンポリの田尾さん、それにアナーキストのような内山社長が加わり・・・
この原発テーマに対しては、思いのほか話がかみ合っていますね。

とにかく、大手メディアでは、この種の本音が語られることが少ないので・・・・
ゲリラ的ジャーナリズムに期待したいものです。






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Last updated  2015.05.05 06:21:04
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