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2016.11.21
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カテゴリ: カテゴリ未分類
図書館で『図書館に通う』という本を、手にしたのです。
おお 図書館大好きな大使としては、その奥義を深める意味でかっこうの本ではないか♪(んな 大仰な)


【図書館に通う】
図書館

宮田昇著、みすず書房、2013年刊

<「BOOK」データベース>より
編集者、翻訳権エージェントとして、出版界で60余年を生きてきた著者。
第一線を退き、今度は本好きの一市民として、街の図書館の奥深さと変貌を、つぶさに経験する。
同時に、みずからの半生と対話しながら、たくさん読んできたエンターテインメントのこと、むかし営んだ貸本屋のこと、貧しいハンガリー移民のピューリツァーが、アメリカで図書館を学校として育った逸話、図書館と著作権の問題をはじめ、誰も書かなかった、本と人を繋ぐエピソードを満載。
アイデアにみちた提案とともに、デジタル・ネットの時代に、図書館も書店も出版社も、ともに活躍できる道を探る。

<読む前の大使寸評>
おお 図書館大好きな大使としては、その奥義を深める意味でかっこうの本ではないか♪(んな 大仰な)

amazon 図書館に通う


暇な大使はよく、図書館の開館時刻に合わせて入館するのだが・・・この本にもそんなシーンが出てきます
p160~164
<ジャレド・ダイアモンドと運営委託>
 朝一番の図書館にはじめて行ってみて、平日だったが、早くも20余人の人が列をつくって待っているのにおどろいた。私の感じでは、多くが前期高齢者周辺の人で、主婦らしい人も数人いた。扉が開くと、7,8人が新聞閲覧コーナーへ向かったが、先を争って急ぐ、というふうでもなかった。

 おそらく高度経済成長時代、企業戦士だった彼らの1日は、自宅か会社で、新聞を見比べることから始まったと思う。ネットで各誌を読める人も、それで満足できないで図書館に足を運ぶのだろう。私も当時、元旦は屠蘇を済ますと駅まで行き、新聞各紙を全部買い、掲載されている広告からその年の出版社の企画を占った。何十年かつづけたそれをやめて、もう久しい。

 やはり目指す記事は、かすかに類推して憶えていたとおりのところにあって、簡単に探すことができた。それは1月3日の「朝日新聞インタビュー2012年」で、「時空超える地理・歴史学者」と名づけられた、カルフォルニア大学ロサンゼルス校ジャレド・ダイアモンド教授へのインタビュー記事、「文明崩壊への警告」であった。

 それによれば、ダイアモンド教授は、現代文明にとってもっとも大きな脅威は、環境・人口問題だとし、それをさらにつぎの12に分類していた。

 自然崩壊、漁業資源の枯渇、種の多様性喪失、土壌浸食、化石燃料の枯渇、水不足、光合成で得られるエネルギーの限界、化学物質汚染、外来種の被害、地球温暖化、人口増、一人当たりの消費エネルギーの増加である。そして、そのひとつでも対策に失敗すれば、50年以内に現代の文明全体が崩壊の危機に陥ると結論している。

 人類が狩猟技術を開花させた5万年前から、環境との共存はむずかしかったとし、それえで滅びたマヤやイースター島とちがい、現代のわれわれは地球という孤立した島に住んでいる。地球環境を台無しにしてしまっても、別の星に移り住むことはできないとするダイアモンドの警告は、あまりにも重いものだったが、中段で思いもかけない彼の発言に出会った。それを私は、確認したかったのである。

 それは、福島の原発を軽んじるつもりはないと前置きしながら、「原発事故もまた『リスクが過大評価されがちな事故』の」典型例だとする。そして、アメリカがスリーマイル島原発の事故のあと、一人も死者が出なかったのに、新しい原発の建設をやめたのは誤りだと言っていることである。

 当然のこと、インタビュアは、放射能は人間の遺伝子を傷つけ、子どもたちへの影響が心配である。放射能廃棄物は10万年以上ものあいだ、危険な放射能を出しつづけると反問する。
 (中略)

 旧友Sが十何年か前、この著者の500頁余の原書を読んでいた。よほど内容が魅力的であったのか、彼の書く随筆や、送ってくるメールに触れられることが多かった。町の図書館で検索すると『銃・病原菌・鉄』(草思社)として、上下二巻で翻訳出版されている。しかも2000年10月に出ているではないか。

 リクエストすると、上巻が3人、下巻が2人の予約待ちであった。出版されてから11年余もたっているのに、まだこのような待ちがあるとすると、この著書はロングセラーをつづけているだけでなく、発行時にベストセラーになり、話題を呼んだにちがいない。
 (中略)

 私がこの本を図書館にリクエストして、手にすることができるまで、ほぼ2ヶ月と20日を要した。はじめ上巻のほうの待ちが多いので、先に下巻だけ貸出されたらと心配したが、図書館はそのようなことには配慮するのか、上下合わせて貸してくれた。

著者は、図書館の検索で『銃・病原菌・鉄』の文庫本が出ているのがわかれば、図書館で借りるより本屋で買い求めることだってあると言いたいようだが・・・
今では図書館検索やアマゾンなんかで、単行本と文庫本の違いがわかりますね♪

ちなみに、大使が借りて読んだ『銃・病原菌・鉄』下巻です。

【銃・病原菌・鉄(下)】
下巻

ジャレド ダイアモンド著、草思社、2010年刊

<内容紹介>より
なぜ人類は五つの大陸で異なる発展をとげたのか。分子生物学から言語学に至るまでの最新の知見を編み上げて人類史の壮大な謎に挑む。ピュリッツァー賞受賞作。朝日新聞ゼロ年代の50冊・2000年~2009年に刊行された全ての本の第1位のに選定された名著。

<読む前の大使寸評>
上下巻構成の名著であるが、文字、中国にふれている下巻から読もうと思ったわけです。
amazon 銃・病原菌・鉄(下)


『図書館に通う』1






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Last updated  2016.11.21 00:12:51
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