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2018.05.31
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カテゴリ: カテゴリ未分類
図書館で『アメリカが今も恐れる軍事大国ニッポン』という本を手にしたのです。
大使思うに「そんなに買いかぶられる覚えはないんやけど」ということで、気になるのです。





菅沼光弘著、成甲書房、2016年刊

<「BOOK」データベース>より
アメリカにとっての最大の悪夢は、日本の海上自衛隊がさらに増強されて、太平洋で米海軍第7艦隊に対抗できる脅威になることー朝鮮戦争再開前夜、ミサイル狂騒の陰の真実!

<読む前の大使寸評>
大使思うに「そんなに買いかぶられる覚えはないんやけど」ということで、気になるのです。

rakuten アメリカが今も恐れる軍事大国ニッポン


中国の脅威あたりを、見てみましょう。
p135~138
<激変したアメリカの対中政策>
 マイケル・ピルズベリーという人が書いた『China2049 秘密裡に遂行される「世界覇権100年戦略」』(日経BP社)という本があります。この本が一つのきっかけとなって、アメリカの対中認識が変わってきたのです。原書は、2015年に出版された本ですが、2014年秋頃からアメリカの対中認識が変わってきたことが、この本を読むとよくわかります。

 それまで、第1期のオバマ政権時代は、まだ中国に対して、「協調主義的関与政策」と言ってもよいですが、中国と協調することを基調とした政策でした。例えば、胡錦濤の時代、和平クッ起と言っていた時代ですが、2005年に、アメリカの当時のゼーリック国防副長官が、中国は責任あるステークホルダーになってほしいと言明しました。中国は国際的な協調路線を執ってほしいということです。中国に対するこの関与政策には、中国を協力的にしていくという一つの前提があった。

 もう一つの前提は、中国は天安門事件などもありましたが、民主化の方向に進んでいる、いずれは民主主義の国になるだろうというものです。民主主義の国は、戦争を起こさない。中国は、民主主義の国を目指して進んでいると、我々は思う、という前提です。

 第3の前提は、中国はさまざまな問題を抱えた、大変脆弱な国家だということです。格差の問題、戸籍の問題、その他、中国は矛盾だらけです。どうしようもない。全般的に非常に弱い国だという認識です。

 4番目の前提は、中国はアメリカのような国になりたがっているということです。アメリカは巨大な国、世界の覇権国家で、同時に民主主義の国だ。行く行くは中国もそういう国になりたがっている。それから、中国の中で、人民解放軍の軍人が、アメリカに対して非常に強硬なことを言う。アメリカ帝国主義が世界を破滅させるみたいなことを言う。しかし、こういう人たちの影響力は弱いものであると考えた。

 アメリカはこういうことを前提に対中関与政策を取っていったわけです。
 ところが、2014年秋頃から、南シナ海に中国が進出を始め、人工島をつくり上げてきた。あるいは、そこで石油の開発をやり、ベトナムなどとトラブルが起こり始めた。こういうことが起こってから、アメリカの、あるいはオバマ政権の中国認識が変わったのです。それを象徴するのが、この本です。

 マイケル・ピルズベリーは、この本を執筆したときは国防総省の顧問ですが、それまで何十年となく、アメリアの中国政策を中心になって進めてきた人物です。中国語も自在にあやつり、中国政府、人民軍に太い人脈を持つ、いわば、アメリカ隋一の中国通です。この人が書いた本がこの「百年マラソン」というもので、「中国の国家戦略の根底にある意図を見抜くことができなかった。私は間違っていた」と率直に告白した本でもあります。米国に代わり世界の超大国になる中国の秘密戦略が暴かれている。

 2012年10月に中国共産党の第18回党大会が行なわれ、そのときに初めて習近平が総書記に選出されました。その党大会で習近平が「二つの百年目標」というものを発表しました。「二つの百年目標」とは、一つは、中国共産党成立百周年。これは2021年です。1921年に上海で中国共産党は産声を上げたわけです。それから勘定して百年。2021年までに、中国は2010年と比べて国民総生産を2倍にする。農村の一人当たりの収入を倍増する。そして、「小康社会」という言葉をよく使いますが、ちょっとゆとりのある社会を全国的に建設する。まず、こういう「百年目標」を出しました。

 次に、中華人民共和国成立百周年、つまり1949年の共和国成立以来百年後の2049年に、かねてから習近平が言っていた、「中華民族の偉大なる復興」という「中国の夢」を実現するという「百年目標」を発表しました。要するに、2049年までに中国は世界制覇をする、と宣言したのです。ピルズベリーの本はそのことを論証したみたいな本なのです。

 じつは、同じことは、外交問題評議会の上級研究員たちがまとめた論文でも指摘されています。その論文は、中国に対する大戦略の変更、すなわち、中国に対してアメリカは国家戦略を大転換しないといけないという提言をしています。

 そのときの中国認識の第1点は、中国は、日米同盟を含む、アメリカとアジアのさまざまな同盟システムの活力を削ごうとしているということです。


ウーム 昨今の中国は、グローバル経済にタダ乗りした勢いで、チャイナ・スタンダードを前面に掲げ、露骨な軍拡に勤しんでいるわけで・・・
えらいこっちゃの感がするのです。





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Last updated  2018.05.31 00:21:31
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