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2018.10.18
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カテゴリ: アート
図書館に予約していた『猫の美術史』という本を、予約後5日でゲットしたのです。
しかしまあ、よくも集めて綴った134点であり、著者の粘りはなかなかのものでおます♪





デズモンド・モリス著、エクスナレッジ、2018年刊

<出版社>より
名画の猫はなぜそのポーズなの?
動物行動学者デズモンド・モリスが
古今東西の猫の絵の秘密を解き明かします。

古代エジプトから、現代のストリート・アートまで
猫の“かわいい! "と“なるほど! "がつまった134点を紹介します。

<読む前の大使寸評>
しかしまあ、よくも集めて綴った134点であり、著者の粘りはなかなかのものでおます♪

<図書館予約:(10/06予約、10/11受取)>

rakuten 猫の美術史

浮世舞台香松助風


浮世絵に描かれた猫を、見てみましょう。
p199~202
<江戸時代の浮世絵に描かれた猫>
 江戸時代になると、日本人はますます家猫に執着するようになり、偉大な画家が描いた猫の絵が多数生まれました。日本にとっては安定した平和な時代で、芸術が盛んになりました。しかし、多くの画家たちは猫を絵具で描くのではなく、木版画の手法で表しました。「浮世絵」と呼ばれるこの手法は、まず版木に絵師が描いた下絵を彫り、それに絵具を塗って紙に刷りつけます。このような手法で大量に刷られた浮世絵は、たちまち日本中に大流行しました。

 浮世絵の名は、私たちの生きる世界は流れ去るはかないものだという仏教概念から来たものです。しかし、日本の裕福な中産階級は、そのはかなさを嘆き悲しむのではなく、では「今日を逃してはならぬ」とばかりに、人生の今この時を存分に楽しもうと大衆芸術を盛り上げたのです。

 大富豪は質の高い木版画を好み、最高品質の紙や耐久性に優れた岩絵具が使われるようになりました。時が経つにつれ、さほど裕福でない階層も浮世絵の収集に熱をあげ始めると、紙や絵具も安価なものが使われ、大衆向けに出回るようになりました。
 日本はたちまち浮世絵で溢れかえり、誰もが、何かテーマを決めて、自分だけのコレクション作りに精を出しました。風景画を集める者、武者絵や花魁の絵姿を好む者、そして猫の絵もたいそう人気を博しました。

 浮世絵の大家で猫の絵も手がけたのは、狩野探幽、葛飾北斎、歌川豊国、歌川国貞、歌川広重、歌川国芳です。北斎は、生涯で30を下らない名前を使って制作活動をしました。国際的に有名な北斎ですが、ときには猫の浮世絵も手がけました。
(中略)

 歌川豊国と言えば、歌舞伎の役者絵やエロチックな春画が最も有名ですが、日本で広く飼われていた短尾種の猫を描いた魅力的な作品も残しています。19世紀初頭の絵では、床に座った若い女性が子猫を2匹膝に乗せ、もう1匹を持ち上げて優しく頬ずりしています(図:浮世舞台香松助風)。3匹のうち2匹は伝統的な赤い首輪を着けています。
 豊国は浮世絵では第一人者とされてはいませんが、その「豪華な装飾性」や「大胆で緊張感溢れる構図」は定評がありました。


この本も キャット・ギャラリーあれこれR1 に収めておきます。

『猫の美術史』1





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Last updated  2018.10.18 00:08:33
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