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2020.11.03
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カテゴリ: 気になる本
図書館で『世界を変えた150の科学の本』という本を手にしたのです。
ぱらぱらとめくると、しぶい色調の本の表紙や地図、天体図、博物画などが満載されていて・・・(太子好みの)ビジュアル版である。


【世界を変えた150の科学の本】


ブライアン・クレッグ著、創元社、2020年刊

<「BOOK」データベース>より
全ての時代を通じて、最も鋭敏な知性によって著された本の数々。それらをひも解き、サイエンスの歴史を語ることによって、本書はときに緩やかな、ときに革命的な変化をもたらした人類の努力の成果を明らかにする。『ヒポクラテス全集』から『サピエンス全史』まで、豊富なビジュアル資料でたどる自然科学書2500年の歩み。

<読む前の大使寸評>
ぱらぱらとめくると、しぶい色調の本の表紙や地図、天体図、博物画などが満載されていて・・・(太子好みの)ビジュアル版である。

rakuten 世界を変えた150の科学の本


巻末あたりでは、2018年頃に刊行された科学書までカバーしているので、見てみましょう。
p252~252
<起源の話>
 これまで見てきたように、科学は英語で記述することが主流にありつつあり、英語から他の言語に翻訳される。今は、英語が科学の国際語で、広範囲にわたる重要な科学文献の大多数が英語で書かれている。

 稀に、別の言語で出版された科学書が多言語に翻訳される。この最たる例が2011年にヘブライ語で出版されたユヴァル・ノア・ハラリの『サピエンス全史―文明の構造と人類の幸福』だ。

 ハラリは、いわゆるポピュラーサイエンスの作家ではなく、歴史学者で、科学のバックグラウンドはもっていない。彼の専門分野が色濃く表れているのが『サピエンス全史』だ。後続の本は、彼の専門からやや逸れている。この本で、ハラリは人類の存在の全史を効果的に書いているが、遺伝子に関連する文脈を含み、ポピュラーサイエンスを意図したことははっきりしている。

 後続の『ホモ・デウス・・・テクノロジーとサピエンスの未来』は未来学の本だ。未来を予想することは常に困難で、矛盾なく科学的であることは稀だ。これらの本は、国際的な成功を収めたが、科学を記述するという歴史において、英語以外の言語から他言語に翻訳されたことは、本の内容以上に重視すべきだ。科学以外の分野の専門家によるこうした書籍での科学は弱いと一般に考えられているからだ。

 対照として、質の高い科学を届けている本を挙げる。イギリスの生物学者、ニック・レーンが生命の起源について著わしたすばらしい『生命、エネルギー、進化』が2015年に発刊された。この本の質を高めているのは、レーンが私たちのような多細胞生物の体内にどれほど複雑な細胞機構が備わっているかを明確にしている点だ。さらに、レーンが生物学上の最大の疑問、「生命はどのように始まったのか」に挑んでいることも、本の印象を強くしているといえるだろう。


ユヴァル・ノア・ハラリ著『サピエンス全史』は以前読んだので、くだんのフォームで紹介します。

【サピエンス全史(上)】


ユヴァル・ノア・ハラリ著、河出書房新社、2016年刊

<「BOOK」データベース>より
なぜホモ・サピエンスだけが繁栄したのか?国家、貨幣、企業…虚構が文明をもたらした! 48ヶ国で刊行の世界的ベストセラー!

【目次】
第1部 認知革命(唯一生き延びた人類種/虚構が協力を可能にした/狩猟採集民の豊かな暮らし/史上最も危険な種)/第2部 農業革命(農耕がもたらした繁栄と悲劇/神話による社会の拡大/書記体系の発明/想像上のヒエラルキーと差別)/第3部 人類の統一(統一へ向かう世界/最強の征服者、貨幣/グローバル化を進める帝国のビジョン)

<読む前の大使寸評>
副題に「文明の構造」という概念があるとおり・・・刺激的な切り口である。

rakuten サピエンス全史(上)

虚構が文明をもたらしたってか・・・とてつもない発想やおまへんか。





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Last updated  2020.11.03 00:05:52
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