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2021.08.01
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カテゴリ: 気になる本
図書館で『言語化力』という本を、手にしたのです。

著者はThe BreakthroughCompany GO(ザ・ブレイクスルーカンパニー ゴー)という会社に勤めているだけあって、内容はクリエイティブである。





三浦崇宏著、角川書店、2020年刊

<「BOOK」データベース>より
「自分の考えをうまく伝えられない」「うまく話せず、プレゼンで負けてしまった」「SNSで発信しても誰も見てくれない」を解決する、君の言葉を「最強の武器」にする方法。

<読む前の大使寸評>
なんだかハウツー本のような体裁にも見えるけど・・・
著者はThe BreakthroughCompany GO(ザ・ブレイクスルーカンパニー ゴー)という会社に勤めているだけあって、内容はクリエイティブである。

rakuten 言語化力


言った者勝ちのような「LIFE is Contents」を、見てみましょう。
p24~27
<LIFE is Contents>
「LIFE is Contents」―この言葉を覚えておくと、いろいろなシーンで気が楽になるからオススメだ。

 文字通り、人生に起きるあらゆる出来事は、成功も失敗も何もかもコンテンツ、すなわちネタにすることができるということだ。それなりに一生懸命生きていれば、辛い体験、ピンチだってあるだろう。だが、そんな苦境も、言葉が認識を変えてくれる。人生に起きるあらゆる出来事を言葉で語ることで、コンテンツにしてしまえば、前向きに捉えられるようになる。

「LIFE is Contents」。この言葉こそが、ぼくの人生にとって大切な、最も汎用性の高い武器だ。この言葉を手に入れた瞬間のことは今も忘れられない。小学校5年生のとき、初めて人生の転機を感じた瞬間だ。ぼくの父はもともとダンサーだったのだが、引退して美術商を営んでいた。その父が事業に失敗、倒産した。家が破産した。

 ぼくの家は、もともとは世田谷区に三階建ての一軒屋を建てていたくらいのそれなりに裕福な家庭だった。父はダンサーとして世界を放浪していた経験があり、ヨーロッパのアートを愛し、ヨーロッパの文化にかぶれきっていた。家には暖炉があり、シャガールやセザンヌの本物の絵画が何点も置いてあった。当時のぼくにはそれらの一級の美術品の勝ちなどわかるはずもなかったが、アートや暖炉といった実用的ではないが豊かなものがある暮らしを気に入っていた思い出はある。車はメルセデス、スカイライン、パジェロと、両親の趣味に合わせて三台あった。

 しかし、そういった美術品が、ある日を境になくなっていく。自家用車が1台1台と姿を消していく。子どもなりに、自分の家に深刻な事態が起きていることはうっすらと、明らかにわかっていたような気がする。自分の力ではどうにもならないことも、自分でわかっていた。子どもというのは多くの場合、大人よりもよっぽど敏感で小さな変化にも気づくし、大人よりも大人で、知らんぷりしたり沈黙していたりするものだ。

 果して、ある日の夜、ぼくと家族は世田谷の家を離れて1台のトラックで引っ越しした。これがいわゆる夜逃げかと、早熟なぼくは自分の人生に不安と冒険心を感じたりもしていた。向かった先は板橋区の外れの団地だった。ドラマに出てくる貧困な家庭そのもののようなアパート。ショックだったが、日々は続く。ぼくにとって最も深刻な問題が起きたのは翌朝だ。

 当時ぼくは暁星小学校というところに通っていた。医師や経営者、珍しいところでは歌舞伎役者など、お金持ちの家庭の子どもが通う、キリスト教系の幼稚園から高校まで一貫の男子校だ。名門と言っても差し支えないだろう。人生を暇つぶし程度にしか捉えていない父親は反対していたが、幼い頃から音楽の英才教育を受けて、芸大を卒業し、オペラ歌手になった母親の教育方針によるものだった。

 同級生はみんな裕福な家庭の息子たちだ。その安定した生活水準から、自分の意思や責任ではないとはいえ、弾かれてしまったぼくは、どうやって同級生と接していくべきか。板橋から小学校のある九段下に向かう地下鉄の中で、相当悩み続けた。

 今となっては、家庭の経済状況など、子どもには何の関係もないと笑い飛ばせるが、当時のぼくにとってはとんでもないコンプレックスになりかねない状況だった。わりと明るくて話も面白く、適度な野蛮さもあって腕っぷしが強かったぼくは、小学校のクラスでは、それなりに中心人物のポジションを保っていた。

 どれくらい重要な人物かというと、足が遅いのに運動会のリレー選手に選ばれるくらいだった。子どもの意思決定なんて無責任なもんだ。

『言語化力』2 :保育園落ちた 日本死ね
『言語化力』1 :はじめに





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Last updated  2021.08.01 00:01:18
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