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2021.10.05
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カテゴリ: 自然・環境
<『ツバメのひみつ』2>
図書館で『ツバメのひみつ』という本を、手にしたのです。
 先日、ブログでツバメの渡りについて書いたように・・・ツバメについて思い入れが深い大使なので、即、チョイスしたのです。





長谷川克著、緑書房、2020年刊

<「BOOK」データベース>より
ツバメが池の底で越冬!?ツバメは本当に浮気者!?中華料理の「ツバメの巣」はツバメの巣じゃない!?モテるオスとつがったメスは一生懸命、子育てする!?赤ちゃん言葉でプロポーズ!?奄美大島で百年に一度の進化が観察されていた!?ツバメが低く飛ぶと雨が降る、というのは本当!?喉が赤いオスはけんかに強い!?伝書鳩ならぬ伝書ツバメがいた!?意外と短命!?第一線の研究者による最新ツバメ学。専門用語の解説付きで、生物に詳しくなくてもすらすら読める。要約付きの参考文献も掲載。おまけには、ツバメの迎え入れ方も収載!

<読む前の大使寸評>
 先日、ブログでツバメの渡りについて書いたように・・・ツバメについて思い入れが深い大使なので、即、チョイスしたのです。

rakuten ツバメのひみつ



「第2章 飛翔と渡り」からツバメの高度な能力を、見てみましょう。
p48~50
<タカの目をもつ小鳥>
 ツバメの特徴と言えば、言うまでもなく洗練された高度な飛翔能力でしょう。流れるように飛ぶさまは美しく、あれくらい自由自在に飛び回れたら爽快だろうとうらやましくなります。

 このような話題になると、ついつい運動機能ばかりに目がいってしまいますが、まず注目すべきは感覚器官の発達かもしれません。高度な飛翔能力は、それ相応な高度な感覚器官に裏打ちされていなければ真価を発揮っできません。どれだけ速く俊敏に飛べても、餌や障害物、捕食者を正確に感知できなければ餌ひとつとれませんし、かえって障害物にぶつかったりして、すぐ死んでしまうことになります。普通の動体視力では、F1より家庭用の普通自動車を運転する方が安全なのと同じです。

 さすがにF1を超えるほどの速度は出ませんが、ツバメはあの小さい体で平均速度40~60kmと、自動車と同じ速度で飛ぶことができます。道路上しか走らない自動車でも、免許を取得して安全に運転するには一定以上の視力が必要です。3時元空間を縦横無尽に飛び回るからには、ツバメの感覚は並大抵のものではないと想像できます。

 実際、ツバメの視覚システムは私たちヒトとは大きく異なり、飛翔生活に特化していることが知られています。ヒトは両眼視することで対象を奥行きのある立体として捉え、特にその中心付近が両目とも最も鮮明に映るようになっています。今、本書を見ているみなさんも、自然と両目の視線を合わせて文字を追っていることと思います。

 他の生き物も基本的な仕組みは同じだろうと思うかもしれませんが、ツバメの場合はこの時点で違います。まず、右目と左目でくっきり鮮明に見える領域が重ならないだけでななく、鮮明な領域が右目に2つ、左目に2つで合計4つ存在します。

 思わず瞳が4つに見えるヨツメウオのような生物を想像してしまうかもしれませんが、あくまで、瞳は右目と左目に1つずつなので見た目は普通です。目の構造として、ピントがバッチリ合う部分が4つあるという話です。

 これらの特徴は、同じく視覚的な採餌が重要になるタカやハヤブサと同じで、他の小鳥とは大きく異なるものです。それだけではありません。ツバメ、タカ、ハヤブサは、いずれも両眼視できる範囲が他の鳥に比べて狭いという共通点があることも知られています。「あれっ、捕食者の方が両眼視できる範囲が広いんじゃなかったか」と、有名なライオンとシマウマの対比の図を思い起こす方も多いかもしれません。

 被食者であるシマウマは、両眼視の範囲を犠牲にしても視野を広げて死角を減らし、捕食者のライオンは、視野全体が狭まっても両眼視の範囲を増やして狩りをしやすくします。しかし、少なくとも空中採餌者(捕食者)のツバメ、タカ、ハヤブサなどには、このルールが当てはまらないのです。



Vol.13 肉食系?草食系?~動物の目の不思議~ より
■肉食動物の目のつくり
ネコの視野

 例えば、ネコのような肉食動物の目のつくりはどのようになっているのでしょうか?  図はネコの視野を表しています。

 ネコの視野で特徴的な点は、顔の前にあたる左右120°の「両眼視野」の部分です。 この「両眼視野」の部分は、両目で見ることができる範囲であるので、立体的に見ることができます。 「両眼視野」が広いのは、獲物を取るときに獲物との距離を正確に測るためです。

 一方で、片目で周囲の様子を見渡すための「単眼視野」についてはそれぞれ左右に80°ずつしかなく、 頭の後方80°は「ブラインド領域」と呼ばれており、まったく何も見ることができません。

 このように、肉食動物は、目が前に二つ並んでいることによってより広い範囲を立体的に、 そして正確な距離を測ることができるように進化したといえます。

我が町のツバメはいずこ(復刻2) :
『ツバメのひみつ』1 :





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Last updated  2021.10.05 02:09:31
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