PR
Keyword Search
Calendar
New!
歩世亜さんComments
Free Space
日本地図Freepage List
*********************************************************
図書館で『タンジール・海のざわめき』という本を、手にしたのです。
モロッコのタンジールという町にカスバがあるわけで・・・
大使にとって、とてもエキゾティックに響くわけです。
ジブラルタル海峡に面した町であるが、砂漠が感じられるのがまた、ええでぇ♪
【タンジール・海のざわめき】
ダニエル ロンドー著、河出書房新社、 1993
年刊
<「 BOOK
」データベース>より
地の果ての夢の町、タンジール紀行。ボウルズ、バロウズ、ジュネ、ケルアック、ギンズバーグ、カポーティ、そしてドラクロワ、マティスなど、欧米の数多くの芸術家たちを魅了したモロッコの港町タンジール。この「生者たちの国」の魅力を、人々の簡素な暮らしぶりと美しい自然の描写のなかに描く。
<読む前の大使寸評>
モロッコのタンジールという町にカスバがあるわけで・・・
大使にとって、とてもエキゾティックに響くわけです。
ジブラルタル海峡に面した町であるが、砂漠が感じられるのがまた、ええでぇ♪
タンジール・海のざわめき
モロッコのラクダ
ボウルズやこの本の著者ロンドーの魅力について「訳者あとがき」を、見てみましょう。
p203
~ 205
<「訳者あとがき」>
ボウルズが「生者たちの国」と呼んだアフリカの港町タンジールは、 18
世紀中葉に完全にアラブの支配下に入って以来、もっとも近いオリエントとして西欧の人びとを魅了してきた。
ヨーロッパ社会のモラルを逃れ、エキゾティズムを求めてやってきた作家や貴族、大富豪たち。「一度人を見失ったら二度と見つけられない」強烈な光線、それに引きつけられてきたのは画家ばかりではない。ロンドンの有名な探偵社ピンカートンは尾行訓練のために新人をタンジールに送りこんだ。地中海の入り口というタンジールの地の利のよさは海賊と密貿易人を呼び集め、国際管理地帯の存在がスパイに活躍の場を与えた。そこはまたいかがわしい金融取引の舞台ともなった。
画家たちはタンジールを絵画にし、作家たちはタンジールを背景に小説を書き、旅行記を残した。タンジールに関する著作は数限りなくある。
そんな多くのタンジール本のなかで本書に際立つ特徴は、見方によっては西欧中心主義、あるいは新植民地主義とも取られかねない視点を完全に脱し、なおかつ第三世界への甘ったるい思い入れにも流されていない点である。タンジールに移り住んだ欧米の文化人や富豪のエピソードは、彼らが多かれ少なかれ自分の文明によって傷つき、そこからはみ出した人たちであるだけに、確かに興味深いし、考えさせられるところも多い。
しかしそれはまた、彼らの奇矯な振る舞いに関心を集中させることにもなり、歓楽と悪徳の都タンジールという過去のイメージばかりが強調される。ロンドーは、こういった人びとについては最小限の言葉で語るに留め、現在へと眼を転じて、市井のごく普通の人びとを登場させる。「ここは百の歌、二百の歌がある」という郵便配達員、荒れ果てたヨーロッパ人墓地の管理人、笛の音で客をもてなすジャジューカの楽士・・・・彼らの簡素な暮らしぶりと自然の描写のなかに、「生者たちの国」の魅力が生き生きと浮かびあがる。
本書はまたフランス人好みの理屈が出てこず、長々と薀蓄を傾けるところもないという点で、まったくフランス的ではない紀行文である。この二百ページあまりの中で、ロンドーは自分の感情をあからさまに示すことが一度もない。有名無名の人びとの小さなエピソードの積み重ねと美しい風景描写だけで「ドリーム・シティ」タンジールの夢の雰囲気をみごとに創りあげているところに、本書独特の味わいがあり、ロンドーという書き手の非凡さがある。
ウン この本はフランス人の書いた本にしては読みやすかったが・・・
訳者がいうようにフランス的でないからであり、それは著者がジャーナリストだったからなんでしょうね。
『タンジール・海のざわめき』
2
:タンジールの歴史
『タンジール・海のざわめき』
1
:ナザレびとモラン
*********************************************************
■ 2018.08.04
NHK 「ロックが壊した冷戦の壁」(復刻2) 2026.10.09
『地球星人』(復刻2) 2026.10.03
『アマゾンのすごいルール』(復刻) 2026.09.14