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いやー、息が詰まって死ぬかと思ったよ。。。日本サッカー、川口の凄いセーブで、1-1からのPK戦を、奇跡の逆転、いや信じられない逆転勝利で準決勝進出だね。ふー、今日は朝起きたら道中でセミが死にまくっていて、いろんな鳥たちがそれを食いまくっていた。早朝っていうのは、町に住む鳥たちにとって、貴重な餌を食う時間なんだね。車も人も少なくて、日差しもキツくなくて。で、セミのことをまたちょっと考えてしまったんだけど。ずっと前の日記で、ニューヨークで「17年ゼミ」大発生の話を書いたけど、奴らは、17年の間、幼虫の姿で土の中にいるわけだよね。日本にいるアブラゼミとかミンミンゼミは、そんなに長く土の中にいるとも思えないんだけど、それでも遠からず長い期間、命を土の中ではぐくんでいるんでしょうね。それって、そのへんのペットショップあたりに売ってる犬猫なんかよか、よっぽど長い命だったりするわけで。地上に上がってくるのは、繁殖のため交尾をするという使命を負うが故のことであり、そのために一瞬というか、ほんの数日間の地上生活をするために羽化する、っていうセミの生命って、なんかロマンチックというか、不思議な印象を抱かせますね。動物というより、サクラの花のような、植物に近い印象を受けたりしています。うるさいけどね。
July 31, 2004
☆目下の困りごと 中日にいた「モッカ」とは関係ありません(当たり前だっての)。 トラックバック機能の説明ページが消えてしまったので、トラックバックのやり方が全くわからなくなってしまいましたわ。°°。(>
July 30, 2004
どうも近頃、個人的にもあまり芳しくないことが続いているせいか、「~ねばならない」「~しなきゃ」という“I should ~”“I must ~”ではじまる言葉が癖になってきているような気がします。「仕事探さなきゃ」「引越し手続きいそがなきゃ」「お金払わなきゃ」「野球の練習しなきゃ」「早くいかなくちゃ」「嫁さん探さなきゃ」などなど。この思考傾向っていうのを、私ら「死の回避行動」といいます。いいます、というのは語弊がありますかね。先達の言葉を借りて、こういういいかたをしています。要は、「~しなきゃ」の次には、極端な話「死んでしまう」という言葉につながりかねない。実際すぐに死んでしまうようなことはないんですけどね。だけど、自分を自分で窮地に追い込んでいく考え方なわけです。この思考傾向が次々と続くと、憂鬱な気分になりますね。これを、「~したい」という“I want ~”に転換させることが望ましいんですけどね。ちなみにこれは、「生きた挙動」といっています。この云い方に変えて見ると、物事が全て前向きに変わっていくと思います。上の例を単純に云いかえると、「仕事見つけたい」「引越し手続きさっさと済ませたい」「お金払いたい」「野球の練習したい」「早くいきたい」「嫁さん欲しい」って、見ただけでだいぶ変わるでしょう?「食べる」ということに当てはめると、この違いがよくわかるかも。「食べたい」→食べれば元気になる、おいしい、だから食べたい→豊かに生きるための行動「食べなきゃ」→身体が弱る、やせ細ってしまう、死んでしまう、だから食べなきゃ→死を回避するための行動という感じ。なんとなくイメージ湧くでしょうか。なかなか希望するところに手が届かない、現実世界の厳しさ。けれど、ちょっと思考の仕方を変えただけで、物事は前に向かって進んでいくのだと思います。だからできるだけ、頭を切り替えたいですね。まずは自分の今の気持ちを切り替えたい。カウンセリングでも、クライエントの「死の回避行動」的言葉に、私たちは常に耳を傾けて、それらを「生きた挙動」に変えるための言葉に変えられるようなお手伝いをしていきたいです。
July 29, 2004
はじめに悲しいニュースから。作家の中島らもさんが、飲酒後階段から転落、頭を強く打って脳挫傷のため一昨日亡くなりました。20年余りの間うつ病を煩いつつも執筆に励み、うつの人たちの間でも心の支えになっていた人なのでありますが、お酒はうつの回復にはマイナスなのでありますな(ホントはね)。また去年は麻薬所持で逮捕されたりして、保護観察中の身だった筈なのにも関わらず、羽目を外しすぎてしまったようです。「自業自得」と一言で片付けたくないトピックでした。ある意味らもさんらしい最期というか、こればかりは保護司さんを責めても仕方ないでしょう。慎んでご冥福をお祈りします。(T人T)--------------------------------------------------さて、気を取り直して話の本題に移りましょう。システム開発のシャープシステムプロダクトという会社が、京大付属病院と組んで、医師・看護士向けの「e-ラーニングシステム」を開発したそうです(日経産業新聞04.07.28)。内容は、最新の医療機器の使用方法や医療過誤の防止策などを勉強するための内容、とのことで、早い話がマニュアルですね。これぐらいの程度の内容についてであればまだ許せると思うんだけど、医療の実践についての「e-ラーニング」というのには、なんか信用おけない、というのが個人的な感想です。「問診の仕方」とか「血圧の測定方法」「メスの使い方」などなど、そんなのを映像を見ながら学んだ人が医者となって現場に現れるようになったときのことを思うと、ゾクゾクッとしますな。別にそれでも大丈夫だというのならそれはそれでいいけど、できればそういう勉強して医者になったということは自分には黙ってて欲しい。医者に限らず、教員もそうだし、カウンセラーもそうでしょう。人の心身に触れる人が、その術を人から学ばずして、実はパソコンから学んだだけだった、なんてことがあったら、それはとんでもない!! と考えるのは、間違っているのかなあ。それでね、「e-ラーニング」というものについて、またまたつまらんこといろいろ考えてたんですよ。その中で、「チャット」って、これは、使いようによってはとても有効な「e-ラーニング」のツールになりうるんじゃないか、と思っちゃったりしたんですよ。チャットの仕組みについて考えてみたんですけど。。。一昨日の日記で悪友がやってたという「国際エロチャット」の例はちょっとあまりいい例ではなかったけど、だけどある意味、英語の勉強にはなってたわけですよね(笑)。そのメリットを活かせるいい方法はあると思うのです。要するに、言葉がものすごくリアルタイムにPCの画面上に出てきて、それに返事を書くわけですよね。それで、それが相手に迅速に伝わって、それに対して返事がくる。これをやっている人っていうのは、とても頭の回転が速くなるんじゃないかと思うのです。これは、ふと思いついたビジネスモデルなんですけど、すでにどこかでやっているんですかね。「ネット家庭教師」かなんか名前つけて、マンツーマンで勉強を教える、予備校とか学習塾などに変わる個別の自宅勉強方法。問題集だとかドリルの問題を、講師がすばやくチャットで出題する。生徒はこれをすばやく解いて返答する。これを反復することによって、すばやく回答する能力がついて、学校のテスト解答のスピードアップにつながる。あくまでテスト勉強のための学習方法としてなんだけどね。あらゆる教科に対して可能だと思うけれど、特に英語の英単語だとか英作文などに使えるのではないか。また、対象を広げて、英語の学習というところで、大人の生涯学習のツールにも使えるのではないか。とかね。英会話には使えないとしても、筆記能力の向上には結びつくのではないですかね。ソフトウェアの開発によっては、フランス語、スペイン語、ロシア語、中国語などなど、いろんなバリエーションが可能なのではないか。とかね。あるいは携帯メールの交換でもいいんですけど、英作文だとちょっと携帯メールでは画面サイズ的に厳しいかもしれませんね。せめてPDA程度のサイズが欲しいところです。こういうのって、どこかでやってないのかなあ。やっているのならばいい勉強方法ではないかな、などと思う。もしまだどこでもやっていないのだとすると、ちょっともったいない気がします。仕事とは殆ど関係ない話で、ちょっと興味本位の話ではあるんですけどね。なんか、自分はあまり詳しくないんだけど、そういう「チャットの上手い活用方法」とか、どこかで見かけたら教えてください。
July 28, 2004
ぼちぼち、引越しの準備にとりかかろうかねえ(って、まだやってねえのかよ、って感じですが)。明日入居契約をして、とりあえず持ち出し可能な荷物を日曜日に運び込みの予定。問題は、PCとかテレビとかどうしよう、てな感じですな。あとは洗濯。コインランドリーがあんまり近くにない。クリーニング屋が隣にあるけど。なので、洗濯機の購入が喫緊の課題となり申す(って昔の役所みたいな言葉遣いだな)。そのまえにガス・水道・電気・電話・転居届け・などなどをさっさと済ませてしまわないといかんのね。あとは冷蔵庫と電子レンジと・・・。入居契約費用と諸々の買い物などの経費とで、たちまち60万円近くぶっ飛びでございます。うぬぬぬ、車購入とか、今後の開業のためのカネが・・・(^^;;)。そもそも駐車場つきではないので車買うなら駐車場も別途借りねばならぬのだが、こっちのほうは当面ガマンですな。徒歩&チャリで生活しようっと。転居先には、照明と冷暖房はついている。これは物件決定のときの決め手だったからね。ラッキー(^^)。それでいて家賃が安いのは、エレベーターなしの4階だから、ということらしい。なんだか南向きの目の前の元・駐車場が何がしか、でっかい建物を建てるらしいのであるが、ウチの4階よりか低いみたいだから、日照権とかそういうことでイチャモンつける展開にもならなさそうだしー♪実家も引っ越すそうなので、その際いらないものをくれるらしいのだが、でかい箪笥とか本棚とか押しつけてくる。粗大ゴミ係じゃあるまいしそんなものいらんいらん!! と断ろうとしたのだが、どうしても「貰って欲しい」らしいので引き取ることにした。これらは、あとで業者に運ばせるしかないですな。なんてったって、エレベーターなしの4階ですから。それまでは、洋服などは折りたたみ式のラックかなんかにつるすなりしてしのぐことにしようっと。引越しするのはお久しぶりなので、その間にいろいろ生活必需品が増えてるね。PCがこんなに必要になるとは思わなかったし、電子レンジなんぞ、なくても生きていけてたんだけど、今では電子レンジなしでは食えないものもあるしねー。とりあえずは、ラジオでも聞きながらしばらく過ごそうかねえ。携帯電話は使えるので、とりあえずなんかあったらそちらまでお知らせください。って、番号も書いてないのにどうやって連絡とるんじゃあ!!とりあえず、携帯電話は080-5444-5187、nagaohr@ezweb.ne.jpまでお願いします。
July 27, 2004
近頃、「萌えー」という言葉が流行ってるらしいですな。某写真週刊誌に載ってたグラビアタレントさん(アイドルか?)の写真に添えられていた言葉を読んで、初めてこんな言葉があるのを知ったんだけど。正確にはなんのことだかよくわからなかったのだが、どうやら、BBSとかチャットなどでよく使われる言葉らしいですね。意味としては、可愛い女の子を見てそういうふうに呼ぶ「形容詞」みたいなものらしい。んーなるほど。若々しくて、草木が萌えるような、とか、そんな感じなんですかね。あと、何かに書いてあったんだけど、「気持ちが燃えてくる」とか、そんな意味も含まれているらしい。ムラムラすることなんですかねえ(個人的にはそんなイメージ)。だから、読み方としては「もえー」になるのでしょうな。使い方としては、「『カゴちゃん』の今度の写真集見た?」「見た見た。Xページ目の写真、メッチャ萌えーよな」とか、そんな感じになるのでしょうか。云ってろバーカ。・・・ってな感じの対話も多いのと違いますかね。「その道」の好事家同士というか、そういう人たち同志の対話。まあ好き好きだけどね。個人的には背筋がゾゾーッとして、鳥肌が立つような感じもするので、猛暑が続く今年の夏には最適(?)。でも、実生活で若者は日常会話の中でこんな言葉を使ってるのだろうか?たとえば、街で出会った子とか、彼女に向かって「その服、とっても萌えーね」なんて云われたら、なんか気持ち悪いもんね(「キショい」っていうのか)。ナンパのときに使ったら逃げられるかもしれん。だから、インターネットだけで使われる、特殊な言葉なんじゃないか、と想像する。アイドルグラビア系の雑誌の文章でも使われるものなのかも。よくしらないけど。なんとなく、インターネットだけで使う言葉というのは、過激になりやすい気がする。ふだんしゃべらないような言葉で会話することもある感じがするし。顔が見えないだけに、人格を変貌させることも可能だしね。「ウチのクラス、ウゼーんだよ!! 近寄ってくる奴皆ぶっ殺してえよ!!」なんて、ふだんおとなしい女の子が云ったりしても、日常生活とは別の世界だからね。これに対して、「るせーよ、おめーには誰も近づかねーから安心しろよ、このブス!!」とか「文字で」云われて、その人がよりにもよって同じクラスの子だったりしたら、そりゃあその翌日カッターナイフで斬りつけたい感情にならないとも限らないからねえ。そのテの残酷な映像が出てくる映画も見ちゃって、残酷なシーンに感化されてたりしたら、なおさらですわねえ。先日、昔ながらの友達と、長崎の例の事件がらみの話になって、チャットについて思うことを話し合ってたんだけれど、「俺に子どもがいたら(彼は子どもがいない)、自分の子どもにはチャットなんかで会話して欲しくないからパソコンは使わせない。怖い」とその友達は話していたよ。ああいう事件の直後だったから、なおさら恐怖感があるでしょう。自分の子どもが、親の知らない言葉を使って、見ず知らずのよその子(なのか大人なのかわからない奴)と対話をして、喧嘩になって相手がいきなり家を襲撃してきたら、そりゃあたまったもんじゃないからね。ところが、同じ仲間内で、「国際エロチャット」ができる無料サイトを目ざとく発見し、外国人の女性(なのかどうか知らないけど)と、英会話でチャットHにチャレンジした者がいる(笑)。なかなかのチャレンジャーだとほめて(?)あげたんだけど、英和辞書をひきながらチャットHするのはなかなか大変だったらしい。ところが、相手がスラングというか、向こうのそのテの専門用語を使ってくるから、とても大変だったらしい。つまり、辞書をひきひきゆっくりゆっくり書き込むものだから、対話があまりにスローリーになってしまい、相手がイライラし始めて、しまいには「アンタみたいなフニャ○ンとやってても楽しくないわ!!」と云われて切られたらしい(爆)。ちなみに、彼はそのときすでに独身ではなかったと思ったなあ。当時の彼の家の回線がISDNだったら、いろんな意味で大変だっただろうなあ、などと想像する。よーするに、こういうのは、大人の遊び道具なわけですわ(^^;;)。分別のつかない段階で、そういうものに手を出したら果てしなく危険だから、全国のチビっ子諸君は、夏休みにこういうのにのめり込むのは、くれぐれもやめといたほうがいいですわよん♪
July 26, 2004
夏は、薄着をするから自分の体型が見える季節ですね。僕の場合、体型が、なんだか「小兵プロレスラー」みたくなってきた。つーか「なってきてしまっている」。どうも、船木誠勝のトレーニングの本読んで、ちょっと妥協しつつ、マネをしてから、確かに筋肉は太くなったような気もするけど、どうも筋肉以外のところも太ってきた(笑)のがきっかけのようだ。それで筋力トレーニングの部分がおそまつ君になってきているから、(以下略)。そもそも、10年前はマラソンなどやってたから今より15kgほど軽くて、もっと細い人間だったんだけど、そのあと太りだして、ちょっと絞った状態が今。大体80kgほどでしょうか。舞の海さんよりちょっと軽い感じの状態です。ジョギングは、以前は毎日やってたり、マラソンの大会近くになると通勤ランニングなどもやってたんだけど、どうも翌日まで疲労が残るようになって、なかなか続きません。なので、近頃はウォーキングに変更しました。これだと、比較的脚への負担が小さいので、朝起きてすぐでも続けられるし。大体1時間ほど、1秒に2歩ぐらいのペースでゆっくりめに歩いています。減量効果はどうなのかな。見た目対して変わってない気がするんだけど(笑)。よく「脂肪燃焼効果が一番高いのはウォーキング」っていいますけどね。タニタの体重計では、体脂肪率20%をなかなか割れません。このままひと夏続けてみて、その結果を見て評価をすべきかなあ。まあ、なんとか生活リズムは、完全ではないけど割といい感じに戻ってきているので、しばらく様子を見たいと思います。そんなことより、給与未払い期間が2ヶ月続いている(T T)。こういうこともあろうかと、たくわえはあるんだけど、こっちの貯えは、皮下脂肪より減りそうだなー。
July 25, 2004
本日の試合、信じられないようなスコアで敗戦。初回12点、3回16点取られて、1-28で負けました。相手チームの練習とか試合の量と、こちらのそれとの差がどんどん離れていくのを感じるような試合ではありました。ただ、流れを向こうにつかまれてからの凡ミスが減ってくれば、私たちもまだまだもっと互角にできたかもしれない。そう思うと、悔しくてたまらないですね。前回、練習が流れてしまいましたけれど、人数も少なかったのでまとまった練習というのはなかなかできにくい状況ではあったものの、それ以前に、相手チームの強さとか、スキのなさが浮き彫りになって、それとともに、ウチのチームの練習不足も浮き彫りになりました。個人レベルの能力はそんなに差があるとも思えないので、これは練習とか実践経験の差なのでしょうか。今日、はじめて4番打者というのを経験させてもらいました。で、初ヒットと初得点を経験できたけれど、その前の失点があまりにも大きすぎましたね。これからの練習、どうしていこうか、というのが悩ましいところですね。
July 24, 2004
警察庁のまとめによれば、去年1年間の国内での自殺者数が3万5千人近くに上っているらしい。「じゃあ、お前の仕事はこれから儲かるだろうな」と、とある人が云ってきました。100%間違ってるとは云わないけど、ずいぶんと、統計の数字だけで簡単にものを云う人だな、と思いました。第一「儲かる」とはなんという不謹慎な!! とちょっと一瞬カチンときたけれど、「まあ当たらずとも遠からずだね」と答えておきました。僕がやろうと思ってる仕事は、「自殺を減らすビジネス」ではない。前にもここで書いたけど、「自殺したい」とか「死んでしまいたい」と口に出したり、どこかに書いたりする人は、死のうと思っているわけじゃないんです。本当に死ぬことを告知するために何か言い残したり書き残したりするのなら、遺言とか遺書という手段を使うでしょう。そうじゃない。「死んでしまいたいという思いが心をよぎっている、だけど死んでしまっていいのか迷ってる、どうしよう」という、あるいは「助けて」というサインなんです。だけど、そのサインを自分に向けてきた場合、それを聞き流すわけにはいかない。「そんなことは今のボクには関係ない、早くいかなくちゃ、彼女に遭いにいかなくちゃ、ん~、傘がない♪」なんていってるわけにはいかない。聞き流してしまったら、本当に救いを失ってしまうから。仮に、結果その人が死ななかったとしても、生きる望みを失って廃人みたくなってしまったら大変ですから。だから、死にたい気持ちは、しっかりと「そうか、辛かったよねー、頑張って我慢してきたんだねー、ウンウン」と受け止めた上で、その上で生きる望みを持てる方法を、一緒に考えたり、協力をしたりしてあげたい。そのためには、そういう相談を受けても動じない自分のメンタル・タフネスというかエゴ・ストレングスを身につけておく必要があるでしょう。経験が一番の薬だと思うけれど、どれほどそんな悩みを持つ人がいるのでしょう。想像もできないが。皮肉なのが、「死ぬなんて云うな、このバカチンが!!」と自分の生徒を叱咤激励し続けてきた、「金八先生」のモデルだった元教員が、冒頭の自殺者約3万5千人の中に含まれているということです。何がどうなって、彼を自殺に追い込んだのだろう?彼を責めるつもりは毛頭ないけれど、もしこのモデルである教師が本当に命の大切さを訴え続けてきたというのならば、それは、彼の教え子たちに対する無責任行為だと、僕は思ってしまうのです。その判断もつかなくなってしまうほど、彼を追い込む何かが起きたのでしょうか?死人に口なし。今となっては彼が死にいたる経緯や心の中など探る余地もありません。自殺の話題をこれまで何度か取り上げてきた理由は、自分も自殺企図をした経験が何度かあるからです。けれどその大半は、周りに迷惑かけたくない、とか、みっともない死に方はしたくない、とかいう思いが頭の中を渦巻いていて、結局「この程度のことで死ぬのはもったいない」と自分で判断することができました。一度だけ、そんなことも判断つかないほど追い込まれて、そのときは無意識に近くのとある高層マンションの屋上に上っていました。無論、目的は飛び降り自殺です。僕は霊感が強いとは自分では思わないのですが、そこで、死んだ祖母が自分を止めたのです。「まだこっちにくるな、まだおめ(お前)は新潟の本当にうんめ(美味い)鮭食ってねーろ、もったいね」と、そのとき祖母は云いました。そこでハッと我に返ったのです。なかなか人は、簡単に自殺なんてできないものなんだな、とつくづく思っています。そして、自分のようなちっぽけな存在に対して、沢山の人が支えになってくれていることも実感しています。たとえこれまで何度か病気を患って、今が半病人のような状態であるとしても。だから、今の私は死にたいとは思いません。生き続けて、やりたいことが山ほどあるから。経済的なことはおいといて、そのことに対しては幸せだと思っていますし、それらのやりたいことをやる場面で支えになってくれる人たちに対してもまた、感謝したいと思っています。誰しも、そう思う権利はあると思いますし、実行する権利だってある。そんなことが、もしかしたら自分の周りにいるかもしれない「死んでしまいたい」と思っている人たちに伝わればいいな、などと、心の底では思ったりしています。これはひとりよがりかもしれませんけどね。「思うこと」ぐらいは自由でしょ(笑)?
July 23, 2004
☆疑惑つーても、「ドーピング疑惑」だとか「黒い霧」といった、そんな大げさな話でも、おどろおどろしい話でもなんでもなくて。プロ野球で巨人戦を見てると、ペタジーニのプロフィールに、いつも「身長185cm、体重84kg」と出ているんだけどさ。「へえ、思ったより小さいんだねえ」とか、そういうふうに受け止めて、流しちゃってもいいんだけど、生ペタジーニを見たことがある者としては、「うそー!!」と叫びたくなるってな数字です。巨人の他の選手と比較して考えてみると、彼と今年からライバルの清原は、188cm、105kgはあります。ペタジーニは、彼と遜色ない、もしくはそれ以上の体格してますがな。スラリとした人との対照でいうと、阪神の金本だって、180cm、87kgだよ。で、そもそもオレ自身、80kgあるし(笑)。あきらかにサバ読んでるね。特に体重。これは誰かの野望とかそういうのではなくて、ペタジーニも野望抱いているわけでもなんでもなくて、オルガ夫人の手前そうしているのかねえ。よくわからないけど。もしオルガ夫人が自分の食事メニューでペタジーニをそれだけスリムにしていたんだとしたら、これはこれでびっくりだね(笑)。☆金メダルもうすぐオリンピックで、メダルは何個か、とか、誰が金メダル候補か、とか、そんなことがちらほら話題になっておりますが、朝日新聞だったかなあ、金メダル有力候補が誰か、というアンケートしてましたね。で、金メダル候補の上位に挙げられていたのが、柔道の谷亮子、井上孝生、水泳の北島康介、ハンマー投げの室伏浩二などでした(敬称略)。ほか、団体競技で野球、ソフトボール、シンクロナイズドスイミングあたりに期待がかかっていて、サッカーもあわよくばメダルまで届け!! と皆願っていることでしょう。あまりこれについてはコメントしたくないんだけど、せっかく選ばれたんだから頑張って欲しいね。暑い中大変だろうけど。意外と、上記の選手が勝てなかったりして、別のところからヒーロー、ヒロインが生まれることも考えられますし。器械体操の鹿島選手とか、柔道の阿武選手、女子レスリングあたりが、下馬評以上に頑張るような気がします。女子マラソンだって、高橋が出ないからといって捨てたものじゃあない。なんかね、メダルの数がどうのこうのとか、そんなことよりも他に楽しめることがあるでしょう、とか思ってたら、週刊誌どもが、「見逃すな、オリンピックの美人選手リスト」なんてやってた。まあそれもいいんだけどね(笑)。世界のトップアスリートが、どんな技とかパフォーマンスを披露してくれるのかを、できれば「ニッポン、チャチャチャ♪」抜きで、少しでも多く見たいものです。前回のオリンピックに出てきた、赤道ギニアの水泳のムサンバニとかいう選手みたいな人とかね。アフリカ選手の体操なんて、彼らの強靭なバネでどれほど高い宙返りができるのか、とか、レスリングのポスト・カレリンみたいなメチャクチャパワーのある選手の出現とか、そういうのを見てみたいんだけどね。どうせライブ中継は夜中だろうから、編集されて翌日見るのは日本中心のVTRが中心になってしまうんだろうね。あえて「ニッポン、チャチャチャ♪」モードになるとすれば、男女サッカーと男子100mだね。末続選手なんて、メダル以前にアジア人初の9秒台を狙ってるように思えるし、そういうのが見たい、と個人的には思うんだよね。またはマイアミの奇跡に続く「日本、イタリアを破る」とか、そういう奴ね。
July 22, 2004
熱帯夜が続いておりますな。というよりそもそも昼間が熱帯のように暑いので、そろそろ夏場のビジネススーツ着用規制を、企業も緩和して欲しいと思ったりしてしまいますね。大企業ではカジュアルデーというのがあるそうですが、外回りでは通用しないのでしょう?お客さんとの接触時に、Tシャツ姿でジーンズのポッケから名刺取り出して交換、というのはちょっと想像がつかないというか、なんかサマにならないので、なかなかそーは簡単にいかないんだろうけど。以前、クリエイティブ関係の、要はコンテンツ制作会社の人と名刺交換したとき、向こうがポロシャツでこっちが背広、というのがあって、そのときはちょっとムカつきました。えーと、熱帯夜の話に戻しましょうか。先週末まで、少しだけ涼しい夜があったんだけど、ここのところの夜は、さすがにそうはいきませんわね。蚊がくるのでそちらも困ったものです。かゆみ止めが切れちゃったし(笑)。土曜日、かかりつけの病院で主治医を決めてもらいました。お医者さんになる前にサラリーマンをやっていた人なので、サラリーマンの立場もわかってくれる、私とは話もよく合ういい先生なのでホッとしました。そこで、「あんまり睡眠薬には頼りたくない」という話をしたんですね。そうしたら、「食事のあとに入浴するといいらしい」というアドバイスをもらいました。入浴後2時間ぐらいが眠りにつける良いタイミングらしい。なので、早速それを実践しています。この先生のネタは、テレビから仕入れたものらしいので笑ってしまいましたが。あと、これは自分でときどき試しているんですが、「枕の位置を180度逆さまにする」というのがあります。これが意外と効果がある。寝るとき、いつも「南枕」なので、「北枕」になってしまう、ということで、あまり縁起のいいものではありませんが、気分転換にはなるわけですね。早速日曜日から、晩メシのあとに入浴するのと、「北枕」に変える習慣を導入、そのおかげかどうかしりませんが、だいぶ寝つきがよくなりました。そうなると今度は寝起きが問題なわけだけど、そのうちなんとかなるでしょう。といいつつ、今日も早速寝坊してしまいましたが。だって起きられないんだもんさー、そういう病気なんだからさー、しようがないじゃん、と自分ではあきらめているのですが、親は爺でもあるので、自分は寝起きはたいそういいため、自分のモラルからもそういうのは許せないらしい。「なんだ今起きたのか」「さっさと病気を治せ」「仕事変えるんだろ、そのままでは次では通用しないぞ」などと云われてしまいます。わかってはおりますが、ほっといてくれ。
July 21, 2004
東京はまたまた今年最高の暑さを記録するらしい一方で、日本海側の、今度は福井県がものすごい降雨による洪水土砂災害に見舞われているのだそうで、その周辺地域にお住まいの皆様には篤くお見舞い申し上げます。地元は救済NGOを募集しているそうだけど、今の僕にはお見舞い申し上げることしかできません。たぶん今から行っても足手まといになるだけでしょう。m(_ _)mさて、時節柄、人の命というテーマについて考えさせられる時期でもございます。肉体の非常時に人の命を支える一番の力、というのが、医療なのでしょう。自分自身と、肉親が医療にかかるにあたり、これに対する信頼と疑念を両方持ちあわせていることや、医療という領域にまで足を踏み入れないにせよ、人の命を支えるもう一方の「メンタル」を支える力となりたい自分にとってもまた、この「命」というテーマは重要キーワードになっております。昨夜、TBSで放映された「真実を追う男」というドラマは、小林稔侍さん扮する医師が、自分の関わる患者への献身的な治療の姿を描くとともに、勤務先の病院で発生する奇妙な爆発事件や同僚医師の殺害などの難解な事件に巻き込まれ、自らがその謎に迫ることにより、黒幕である院長に引責を迫り、結果病院が崩壊に陥る、といったミステリー仕立てのドラマで、ストーリーの詳細には不明部分が多かったものの、興味深く見ておりました。小林稔侍の扮する先生は、目の前の患者に向かう姿勢は常に真摯で、決して手を抜かず、かなり高度な治療行為を行う。患者の信頼は厚く、看護士からも慕われ、同僚の無能医師からは疎まれる、という、医療ドラマではお決まりのパターンの「いいお医者さん」なんですね。こういう医師ばかりだと、病院への信頼もさぞかし高まるだろうなあ、と思ってみておりました。ところが、これまたこの手のドラマではお決まりのパターンで、病院の院長が小林稔侍のことを煙たく思っていて、腕は落ちるけどイエスマンの医師を寵愛したりするわけですね。だから病院の評判も芳しくなく、経営も右肩下がりだったりするわけで。それで、このイエスマン医師が、ひそかに院長とかたらって、東南アジアに臓器の買い付けと自分の担当する患者への移植をするという「移植ツアー」なるものを計画し、それが軌道に乗れば病院経営が格段に向上する、という絵を描くわけです。この臓器移植は、現地では合法であり、現地で移植をする際には法的に問題にはならない。片方の腎臓を摘出しても生きながらえることができる、またそれで家族を養うことができるからということで、腎臓を差し出す現地人もいるという。だけど日本では明らかに違法。また倫理上許されることではない。その内幕を、徐々に小林稔侍が明らかにしていくというのが、ストーリーの骨子になっていたようです(詳しくは見てなかったのでわかりませんでしたけど)。で、最後は、この院長が刃物で自殺を試みるんだけど、それも小林稔侍が助けちゃう。このドラマで私が最大のクライマックスと感じたシーンは、事件の解明だとか逮捕劇とは別の、こんなシーンでした。小林稔侍の診ている患者にも、そのツアーに参加したいという高齢の人がいた。だが、事情を理解した小林稔侍は、これにはきっぱりと“No!”と答えます。その返事を聞いた老人が、こう詰め寄るのです。「私が、初めて働きに出たのは13歳のときでした。はじめは蛤の売り歩きだった。1日の売り上げで、幼い妹たちに粥をすすらせるのがやっとという生活でした。あれから70年経って、自分にもようやく孫ができて、今度学校に上がるという。それを、退院して見届けたいと思うのは、私のわがままなんですかねえ、え? 先生、どうなんですか?」これに対して小林稔侍は、こう答えます。「あなたがお金を払って臓器の移植を受ける相手は、その若い頃のあなただ。自分の身を削ってまで、家族を支えようとしている、若い頃のあなた自身だ。そう考えてみてもらえませんか」と。このシーンに、私はいたく共感を覚えました。臓器を摘出するのは、命に別状はなし、といえども並大抵のことではありません。これを軽いものと捉えるか、重いものと捉えるか。日本人の倫理観として、今、臓器移植は、重い。とてつもなく、重い。あるいは、今後の医療の進歩により、倫理観が変わるかもしれない。けれど、これからも、重いままであってよいもののように感じます。人が、人の臓器を譲り受けて、ひいては、命を譲り受けて生きながらえるのですから。はたまた、自分に立ち返って。もしくは同志を引き合いに出したりしますけど。カウンセラーという仕事も、それを自分の背中に背負って、手を抜こうと思えばいくらでも抜けるんだろうな、とふと思ったりします。つまり、人の心に対して真摯に構えるか、怠惰に構えるか、という問題。けれど、そこで手を抜くことは、今の日本ではカウンセラーという職業自体への信頼を著しく損ねることにつながると思います。クライエントとの相性とか、そういうこととは別に。逆に悪用できてしまうことさえある。そんなことも、ふと考えさせられました。文中、小林稔侍さん扮するお医者さんの役名を失念したので、「小林稔侍」と敬称略で通させていただきました。ドラマのストーリーについてはあまり明確に説明できなかったことをお詫び申し上げます。m(_ _)m
July 20, 2004
結局、月曜日は日がな溜め込んだ古本をダンボールに詰め込み続けたら夜になってしまいました。本の冊数は、ダントツの1位椎名誠、2位山本周五郎、3位高杉良、という結果でした(だからどうした!?)。シリーズものとしては、住井すゑ「橋のない川」、五味川順平「人間の条件」がそれぞれ全巻揃ってましたな。まあ、名残惜しくはありますが、これらはブックオフで買い叩いてもらいましょう(って所詮は文庫本だけど)。その他、目に付いたのは「起業」「開業」「ニュービジネス」「ベンチャー」といった関連の本がやたらめったら多くて、そのくせ読んだ記憶のある本が少ない(笑)。所詮は買ってみたものの、使わずじまいだったということですな。とりあえず、心理学の本など、頻繁に使う本と、これだけは捨てられないという本とコミック以外はすべて処分して、新居へ移ることとします。どうせ越した先でも古本屋あさりは続けますからねー。あ、そうそう。ヘンな本としては、少し前に「足の裏診断」の詐欺でつかまったF永H源の本がありましたね。読み返してみたけど、やはりヘンなことが書いてある。つかまる前からヘンなおっちゃんだったんですな。
July 19, 2004
気がついたら、知らぬ間に眠っておった。ここ数日、満足に眠れなかったのと、昼間に生ビールを2杯ほどガブ飲みしたのが関係あるようだけど、たまーにこういうことがあるんだよね。僕は寝タバコ派ではないし、ホタル族なのでタバコでお部屋が火の海になる心配はないのだが、いちおう、あわててベランダを見たら、網戸が開けっ放しで灰皿がひっくり返っておった。このままドロボーなどが侵入してきていても文句云えないじょ。時間は午前3時ぐらい。時間は早すぎるんだけど、バカに寝覚めがよいので、二度寝するのがもったいない。すでにサッカーのヨーロッパ選手権などとっくに終わってるし、F1も終わっちゃってるんで、テレビなどつけて、何もってなければ本でも読もうかと思ったら、ゴルフの全英オープンが、ちょうどプレーオフだったので、見入ってしまった。昔、日本によくきていたというトッド・ハミルトンという選手が、今や世界一の実力者といわれる南アフリカの強豪、アーニー・エルスを破って初優勝。常勝のタイガー・ウッズは今年はスランプらしいけど、3日目でかなりの追い上げを見せたあたり、生半可の実力者じゃないね。というわけで、ゴルフは自分ではやらないけど、世界の一流選手の試合を見るのは好き。すごいプレーを見せてくれるからね。さて、そんなこんなで早起きしてしまった連休最終日の今日は、部屋の古本を一掃してから、ちょいと久しぶりに○○にでも出かけてみようかね(^^)。
July 18, 2004
今年はけふから3れんきうだったんだね!!あれかい、「うみのひ」ってのかい!!それで、子ども達は夏休みとつにうかい!! いいねー!!と、「!!」ばかり並べてみましたとさ。といふわけで、わちきのほうは、すっかりそんなことは頭のかなたにいってしまっていたので、大切な、「小川未明賞」応募作品のファイルを会社に残してしまったがなもし(>_
July 17, 2004
いやー、梅雨もほぼ明けて、いよいよ本格的な夏がカキーン!! と到来でございます。夏といえば、あちこちの川っぺりでは花火大会が予定されておりますな。ウチも荒川の川っぺりなのですが、8月7日に予定されております。今まであんまり花火でロマンチックなおもひでというのはないですなー。つーか、そういう花火の日というのは大体仕事の日だったりするのです。そんでもって、花火は帰り道に立ち見して帰ってきたりとか。それにしても混んでるよね。たかが板橋のはずれが、千鳥が淵の花見のごとく混みあう、唯一の日、じゃなくて夜だよね。だから、それをアテにした近所の酒屋が、ドドンと仕入れるビールだのラムネがバカ売れしますねー。酒屋にとっては、盆踊りとともに数少ない書き入れ時です。花火って、曇りだとか雨の日と重なると悲惨なんだよね。せっかくこの日のために、花火職人だの地元の関係者がある意味全精力傾けてきてるわけなのに、その喜びが半減してしまう。それでも打ち上げはするんだけど、ちょっと雲に隠れて、丹精込めて作った「ナイアガラ」だの「しだれ柳」なんてのがよく見えなかったりするわけで。で、そうなると、花火をあきらめた客向けに、近所のレストランだとか居酒屋等の飲食店が大繁盛したりする、という皮肉な結果になったりしちゃったりしてねん。とはいえ、今年は好天を祈りましょう。花火大会が雨で、しょんぼり帰ってきたあとに、皮肉にも晴れてしまい、仕方なくやる家庭用花火も味わい深いですな。ねずみ花火だとかロケット花火などのスリルも捨てがたいですけど、僕はとくに線香花火がいいですね。最後の、火が玉になって、ポトリと落ちる寸前のはかない瞬間、背筋がゾクゾクッとして涙腺がムズムズしたりします(←母性に媚びるような文章だったりしてねん♪ ちょっとヤらしいかもねん)。
July 16, 2004
いやー、あちいあちい。こういうときは、無意識に額とか首筋にハンカチをあてておりますな。ここ数年、私のハンカチは、タオルハンカチですね。これを普及してくれた方には、心からお礼申し上げたいですね。今までのハンカチだと、すぐビチャビチャになっちゃうからね。かといってでっかいタオルもってくのも邪魔くさいしね。ビチャビチャといへば、新潟地方の洪水は大変ですな。まさか新潟とは!! って思いましたけど、毎年どこも油断禁物ってことだね。一度災害に遭った地域の災害への意識は強くなるからね。以前、会社でも出張があったころ(爆)、取引先の大阪の会社で会議をしている途中、かなりでかい地震が起きたんだよ。そしたら、その会社の人は、会議室のTVをバチッとつけたね。当然、地震情報を見るためにね。結局のところ、あれは鳥取西部地震って奴だったんだけどね。あのときの反射的なテレビチェックには感心しました。阪神大震災の教訓だな、って思いました。
July 15, 2004
いよいよ、本格的にカウンセリングを始めることに、勝手に決心した(笑)。時期未定ではあるけど、早ければ来月、または引越しが落ち着いて、ワンクッション置いて9月あたりからぼちぼち。少しずつではあるけれど、地域の人たちとの交流を深めていきたいと思っている。まずは飛び込み営業活動。名刺とPCで作った1枚もののチラシのようなパンフレットを持って、周辺の学校と近所宅を回ってみようと思う(学校は夏休みだから9月からのほうがいいのかな)。「学校」相手だと、たぶんその上の教育委員会決裁になるので受けつけてもらえないかもしれない。だからむしろ、先生個人に対してのアプローチだったり、可能であれば生徒の目に触れることができればいい。当面は、自宅をカウンセリングルームがわりに使用するか、訪問カウンセリングを行う。場合によっては、公民館の会議室などを借りることも考えられる。これまでに得た知己の人たちにも当然アプローチする。それで、個々のケースをもとにスーパーヴィジョンを受け続け、スキルを磨きたい。場合によっては催眠等の心理療法も使えることを匂わせてもいいけれど、基本的にはカウンセリング中心。「催眠」と聞くと、そっちにばかり興味とか意識が向きそうだったり、「あやしい」と警戒されるのも心配だから、まだあまり使いたくない(それで何が改善できるのか、ちょっとまだ自信が足りないというのもある)。ぜひ受けたい、というのであればそれはチャンスだと思うけど。なんとなく、自分のための話ばかりになってしまった気がするけど、この活動実践の目的は地域の人たちに貢献できる場を設けたい。そのために自分の存在を知って欲しい、ということ。自分のスキルアップなどというのは、あとからついてくる話ではある。ホームページも新しく作る必要があるだろう。このホームページには、そういう目的で訪れる人も少ないだろうから。もちろん相談があればここでも乗ります。それはもちろんのこと。そうこうして、ひとしきりカウンセリング経験を重ねたあと、とあるボランティア団体主催の、ひきこもりや不登校の子ども、大人たちに対するカウンセリング活動に参加したいと思う。活動が、今の自分の稼動範囲だと土日中心になると思うので(今の会社を辞めたら平日の相談も承りたいと思うけど)、野球への参加は難しくなるかもしれない。もし軌道に乗ってきたらの話。そうしながら、来年度のスクールカウンセラー募集に応募してみようと思う。ちょっとスタート時でもたついているけれど、まさに今が潮時かなと。マンションの大家から苦情がくることがちょっと心配ではあるが(^^;;)。「営利目的で使うのなら出て行け」とか云われたらちょっと困るな。フリーの個人営業は、なかなか障壁が多そうである。その先の目標として、別途事務所を構えて、何人かの同窓生と一緒に運営できるような感じがいいのかな、と思ってはいるけれど、それは場所にもよりけりですから、そっちは別途考えてみたいと思っています。
July 14, 2004
参議院選挙で破れた自民党。選挙結果後の株式やら円の動きが気になったんだけど、どういうわけか元のさやに納まった、という感じ。自民党側が、開票の前から「たとえここで負けても政権は変わらない」というのを公言したからでしょうか。それで民主党では政権取れないし首相も変わらないから何も変わらない、と判断されたのか?くだんの民主党も、せっかく議席数で躍進を遂げたのにもかかわらずあんまり気勢が上がっていない様子。結局何事もなかったままになってしまうのか。それともこれから何かあるのか。よくわかりません。総理大臣は、また再び外交に首を突っ込んでいった。何かあるとすぐ海外に行くねこの人。逃げ腰にも見えるけど、どうも彼の腹の中は相変わらずよく見えないですね。曽我ひとみさんの、夫・ジェンキンスさんと娘さんたちとの再会は、ジェンキンスさんの心に大きな変化をもたらしたようですね。「本当は日本に行きたい」とのコメントをもらしたとのこと。やはり北朝鮮での生活は、かなり厳しかったのだろうと思います。物的というより精神的にキツかったのでしょう。それより一家が揃ってのびのびと生活したい、という願望が強いことでしょう。まだこの家族の前には問題が山積されているので、これからどうなるのかわかりませんけど、ちょっと気になるのは、この家族だけにカネかけすぎだっつーこと。他にもまだまだ解放されてない家族や、消息不明の家族がいるというのにね。どうするのか、まだ今後の経過を見ていく必要があります。総理大臣が、「感動のワン・シーン」で茶を濁そうとしているようにも見えるし。ともあれ、曽我・ジェンキンス一家にとっては大きな前進ではありますよね。温泉入浴剤を入れてた白骨温泉の話には笑っちゃったけど、そういうのは追求して調べることが、果たして消費者サイドにとって嬉しいことか、というと、そんなことはない(笑)。この前の生ゴミギョーザの件といい、暴くことによって消費意欲とか、利用したい気持ちは下がるよね。まあ、だまされたほうは腹が立つだろうけど、かといって、そういう「事件」を野放しにしておくことがいいとか、そんなこと云ってるわけにもいかない。これについて、マスコミへの判定はビミョーですな。さて、それはさておき、どーなるのかプロ野球。ナベツネサイドの野望、失礼、要望はわかったけど、このまま突き進むのでしょうか。一方で、ライブドア社長は近鉄黒字化計画まであるといいますし。ライブドアを支援するのが、古田以下選手会のほかに星野仙一氏も加わっているというし。このまま1リーグ化だの、球団合併を進めてしまうのは、どうもスマートではない。ほかにももっと、オーナーサイドへの反論の声は、あらゆる方面からも高まっているんじゃないのか?オールスターでは、合併話の進む球団主体のパ・リーグが2連勝しちゃったしね。なんか、この話もこのあとどうなるのか想像つきません。ストライキの決行も、ファンのことを思えば、やってしまうのがいいのかどうか。要は、再度の話し合いの場が必要、ということに他なりません。経営者が野球をやるわけではないのですから。なんか、結局プロ野球の話ばかり長くなっちゃったみたいだね。m(_ _)m
July 13, 2004
ノドがガラガラの影響でもないけれど、風邪をひいちゃった。「オイラのポンコツ、とうとうやられちまった♪」というより「ポンコツのオイラ、またまたやられちまった♪」と云った感じである。先週末、会社のボスも壊れた。「会社は歩合制にする」って、そもそも今までの固定客以外受け入れてこない方針を固めたのはボスその人なのね。それを、いきなり歩合で請けられるような仕事ではないのだ。歩合で、というのならヨソへ行こう、って感じだね。今年はアンタとはまだ雇用契約も結んでないでしょうが、勝手に仕事の相談だけ進めやがって、受注もできてないから、お金も入ってこない。だから、いろんな備品のメンテ料とかリース料、保険料とかも支払いが滞っているらしい。当然給与なんて後回し。近頃、マチ金の会社が堂々と社屋に入ってくるようになった。末期症状だ。。。これでは会社のことをどうのこうのいう前に、生活ができないので、一度会社都合の退職扱いにしてもらって、失業保険もらいつつ、バイトもやりつつ、ボランティアで会社の仕事を「やってやる」しかないらしい。というわけなので、今日はストライキも兼ねて休み、という感じですな。ホントはとっとと辞めて、バイト兼カウンセラー、をはじめたいんだけど、かなり、500歩ぐらい譲っての判断である。プロ野球もまだストライキしてないのに、わしらだけストライキというのも情けないのー。こういうときは、せめて執筆中の、とある賞に応募する小説の続きなどを家で書くなどしたいのだが、家のPCがときどきダウンするのと、キーボードがいまだにイマイチアカンので(早く直せ!!)、それは明日以降に延期。締め切りが今月末なのに困ったものだ。さて、徹夜明けの、昨日のカウンセリング協会の臨時総会では、我が資格の制度をよりこと細かく、審査内容を細かく設定し、それによって資格としての質、カウンセラーの質を高める、といったことを目的とするものだった。参加人数は少なかったけれど、いろいろと具体的な質問が飛び交って、なかなか有意義な総会でした。スクーリングの期間は短かったけれど、そのあとの活動や自主勉強如何で、カウンセリング、心理臨床の実践力という点では、臨床心理士より優れたものになるかもしれない、という将来の期待を抱かせる予感もする話ではありましたね。あとは社会がこれをどう評価するかだけど、それ以前に、クライアントが我々のもとを訪れて、それがいい結果に結びついていく、というのが一番大事なことです、という意味のことを、最後に理事長が話していた。これはそのとおりだと思いました。なんか体調不調のせいか、何書いてるのかとりとめがなくなってきたので、うがいしてしばし横になろうと思います。ストとはいっても、所詮は病人なのね(爆)。
July 12, 2004
なんか、土日の東京は、スコールみたいな雨がスコーンと一気に降って、あとは晴天、みたいなのが続きましたな。おかげで、期待のギンギツネれんしうかいは中止。ガッツリれんしうしておいて、試合に臨みたかったのでありまするが、それは叶いませんでした。そのかわりに、九龍さんとサモちゃんが池袋まで出てきてくれたので、今回の発起人のけいじさん&カントクを含む5人で、飲み会のあと、徹カラ(徹夜カラオケ)でノドがガラガラになったのでございました。午前にちょっとだけ眠ったあと、我がカウンセリング協会の臨時総会があったので出かけて、そのあと場外馬券売り場と不動産屋にも顔出して、センキョにも行ったので、現在フラフラでございます。たまにはこういう日もいいけど、ちょっとまいしうはキツいぞー。仕事がなかったからまだいいけど。センキョは、5時半時点で投票率が45%だった。これは高いと云っていいのかどうなのか、よくわからん。このあとアップするようだと民主党岡田はんがウフフ、で、伸び悩むようだと自民コイズミガッハッハ、ということになりそうだ。どうでもいいが、こいつら、利権だけで対立してるんなら、連立しちまったほうがいいような気がするぞ。どうも分かれて戦ってるのが意味をなさないように思う。他の野党が弱すぎるのがそもそもいけないんだけど、かといつて、自民vs民主の争点が、あまりにくだらなすぎるようにも見えるんだよね。ミッションみたいなものが、双方なんかはっきり見えず、見えてきたとすると、結局目指すものが一緒のように思えてならない。中が悪いから別の党にいるだけなら、党内派閥で戦えばいいのだ。こちらも利権がらみの争いの渦中のプロ野球。オールスターのあとはスト?もしかすると、今は争っている互いの頭の冷却期間かもしれない。ナベツネが選手会側に譲歩して議論の場を作る気持ちになってくれる可能性に期待したいものだよ。まったくこれだけ叩かれて、動かざること山の如し、だったらちょっと困る。病床の長嶋さんあたりがナベツネに、弱弱しくすがりつく、というのも妙味があるかもね。あー眠い。
July 11, 2004
三ツ沢ベアーズの皆さんへ明日は、天気も良さそうな感じですな!!久しぶりに、野球の練習に一汗流せそうでございます。明日は珍しく、東京と埼玉の県境にある浮間公園というところで、ナイター練習。私たちにとっては地元にかなり近くなるので、ありがたい限りですが、メンバーの多くが神奈川県在住なので、ちと移動が大変そうかもしれませんな。さて、明日の集まりは、なぜか「浮間ギンギツネの会」という名前です。名前の由来は不明です。もしかすると本当にギンギツネが現れるのかもしれません。なので、メンバーは、田中邦衛のモノマネで「ルールールールー」とキツネを呼び寄せる練習をしておくなどの準備が必要です(ってそれはキタキツネでしょ!!)。ちなみに練習後、呑みに行って終電がなくなったバヤイ、お泊り用の宿は現在準備中で、来月から開業の予定なので、帰れない人たちは野宿になります。なので、寝袋と簡易テントのご用意をお忘れなく。なお、浮間公園はゲイの人たちを狩る若者はいないようです(北区ボーイスカウト連盟調べ)。ただ、明け方に自転車を乗り回して「オラオラオラオラ!!」と嬌声を張り上げて脅す「オラオラ族」というのが、過去に浮間舟渡駅前に出没しておりますが、そんなときはやさしく蹴り倒してあげましょう。では、明晩お目にかかれるのを楽しみにしております。・・・とまあ、それはさておき。ナベツネ様の、「たかが選手が」発言。故・本田総一郎様が聞いたら泣きますよ。元木あたりが抗議したのに対してならわかる(損なキャラの元木・笑)。でも、相手は球界を代表するにふさわしい選手会長の古田だからね。それとも「プロ野球」という興行の意味すら、わかってないのかな。アンタラのメシのタネをもたらしてくれてるのは、他ならぬ選手たちなんだよ!!つーか、わかってるんだろうけど、「口がバカ」なだけなのかもしれません。モリヨシロー、コイズミ、シンタロー、ナベツネなど、歴代の失言大王たちには、暴君ハバネロを10袋ほどイッキに食べてもらう必要がありますな。・・・んでまた話は変わりますが、「オリンピック休戦」がこのほど叫ばれており、日本でも、元国連事務次長の明石康・国際オリンピック休戦財団理事氏ほか各スポーツ団体から呼びかけ人が集っております。◇連絡先 日本スポーツ学会 事務局 森川貞夫 伊藤嘉人 世田谷区深沢7-1-1日本体育大学体育社会学研究室気付 電話・FAX:(03)5706-0944 E-mail :olympic@nittai.ac.jpとのことです。関心ある方、賛同者となりたい方は↑までご一報されてみてはいかかでしょうか。
July 9, 2004
この話は、他所でも書いたことがあるし、誰かにコメントもらったこともある話でもあるので、今さら書くのもどうかと思うけど、昨日の話の流れから、書いておきたいと思ったので書きます。かつて勤めていた会社で、仲の良かった同僚2人が、会社のお金を横領したことを理由に退職しました。うち1人は、新人研修なども一緒に受け、社宅にも一緒の屋根の下で暮らしていた、ごく仲の良い友達のような人。よく一緒に呑みに行ったりバカを云い合ったりしておりました。もう1人は、新人の頃からずっと自分のことを可愛がって面倒を見てくれていた人。先輩として慕っておりました。ときおり差し入れをしてくれたりと、嬉しいこともありました。横領というのは、仲の良かった同僚の場合、本社の資金移動の際、小切手の入金先を自分名義にして数回にわたり、自分の口座に入れていたとのこと。先輩の場合は、会社の経営する店舗のレジの現金を少しずつフトコロに入れて持ち帰っていたとのこと。友達は、それが発覚する以前に自動車事故を起こしており、相手から法外な示談金を要求されていたようです。先輩は、結婚後の生活の苦しさゆえ、出来心が起きてしまったがゆえのこと。まあ、いってみれば「飢え、貧困」がゆえの犯行。会社は、両者をハナから罪人呼ばわりし、警察にこそ突き出さなかったけれど、さらし者のように社内に触れ回った挙句、クビにしました。ある意味、当然の報いだったのかもしれません。同僚の間で「ヤツの顔も見たくない」という声を耳にしましたが、誰もいなければ、それを云った人のことをブン殴っていたかもしれません。自分はこの2人を、会社がいうほど悪いことをしたと、どうしても思えなかったのです。今でも再び会える機会があれば、そのときのことなど水に流して呑みに行ったりしたいぐらいです。もしかしたら、事件現場にいなかった者の甘い見解なのかもしれない。だけど、本来そんなことをする人たちではなかった、と今でも信じたいと思っています。思うに「飢え、貧困」がもたらした悪夢みたいなモンだったのではなかろうかと。2人と、もっと話をしたかったなあ。そもそも、会社がそれこそ潤沢な給与を与えるなり、気軽な貸付制度を作るなど、助け道を用意しておれば、2人はこんな軽はずみな行動に出なかったと思うのです。そればかりか、低賃金で、時間外にいたるまで過酷な仕事を強い続けた。そこからもしかしたら、2人の心に、会社に対する不信や反感が芽生えていったのかもしれません。今となってはそんな心の動きについては知る由もありませんが。この会社は、私はすでに何年も前に辞めてしまいましたが、今も存在しています。そこで、私がどうしても尊敬できなかった、女性に無理やり暴行を働いて、翌日平然としているような男が幹部として働いている、という話を、人伝えに小耳にはさみました。人の評価、というのは一概にできないものがありますし、好き嫌いで選んでいてはダメなのでしょう。まして横領という事実は、消えることはないし、本人にとっても、そんなことをしてしまった会社にいるのは辛いでしょうし。けど、その会社でのスタッフに対する扱いに対しては、今後の自分にとってのいい反面教師となっています。
July 8, 2004
相次ぐ世の中の犯罪・テロ。これらの根底にあるのは、飢えと貧困にある、とこないだ誰かがTVで云ってた。すべてがそうだとはいえないけど、その比率は高いだろうと私も思う。若い頃、飢え死にしそうになったことがあるからね。そのとき、よからぬことを全く考えなかったか? というと、考えたことはあったさ(笑)。歩合給の会社で売り上げゼロが何ヶ月か続いて、移動交通費相当の「必要経費」ぐらいしか支給されてなかった頃、給料日のその日と翌日ぐらいだからね。まともに食事したのは。それ以外の日は、当初は1日1食で、あわよくば盗み食いだの企んだりしたかもしれない。幸いにして、上司から借金を申し出ることができたから、細々とではあるが飢えはしのいだわけだけど、違うところからカネを借りたりしたら大変だったろう。どこのウマの骨ともしらぬ若者に、銀行がカネを貸す道理がない。だから、街金から借りて、利子も払えぬ状況で切羽詰まったとしたら、何をどれほどやったかなど、想像すると背筋にヘンな汗が流れるのを感じるね。だから、今はやりの「オレオレ詐欺」とか「架空請求」みたいなことをやる発想の根底みたいなもんも、なんとなくわからないでもなかったりする。肯定はしないけどね。まずは自分が食える状態になりたいわけだからね。人がどんなに損害受けようと関係ない、と、「やっちゃった人」はそのとき思ったことでしょう。昔会社にいた、エリート上司は、そういう感覚がわからない、と云った。なんて想像力の乏しい人だろう、と思った。たぶん、生まれついてからこのかた、安定した路線を歩み続けてきたから、彼の脳みその片隅にも、貧困からくる犯罪心理、なんてものはないんだろう。まあ、それはそれでよい。けど、彼と同じセンスの人たちが、さらなるエリート階層に多数を占めていて、そういう人たちがこの世の政治・経済の世界を形作ってリードしているんだと思うと、これからの世の中に少なからず不安を覚えざるを得ない。バイトクビになって、遊び心でなく、マジで食えなくて、人を傷つけたり殺したりして、ものを奪うような事件は、これからだって増えていく可能性が高いわけでしょう。あるいは、経営困難で、にっちもさっちもいかなくなって自ら死を選ぼうと考える中小企業の経営者だって、まだまだいるわけでしょう。そういう人の心理がわからない人が政治・経済の場で、犯罪対策だの、フリーター対策だの、中小企業対策だのと叫んでも、なんの説得力も持たないわけで。だってその人たちには、ホントに困ってる人に対する想像力のかけらもないんだから。競走を勝ち抜いたエリートが、エリートのまま一生を終えるのは、悪いことじゃない。その人にとってはね。栄華を極めた状態で、今を誇ることはいいことだしね。「オレは苦労人だ」とかいって、いつまでも苦労から脱出できない人に比べたらよっぽどいい。だけど、苦しむノン・エリートに対する意識ができないエリートに、ノン・エリートに対して口出しする資格はないんじゃないか、とも思うのね。マズローという学者が説いた「欲求の五段階説」というのは有名だよね。人間の欲求のレベルは、大きく五段階に分けられる、とかいうヤツ。第一段階は命。第二段階は安全、第三段階は社会、第四段階は尊敬、第五段階は自己実現、だという。私たちは、こういった場ではよく第三段階からモノを説いたりしていると思う。だけど、一歩間違えば第一、第二段階でもだえ苦しんで、誰かを蹴落としでもしないと生きていけないと、そういう生活レベルに陥るリスクは持ってるわけで、そうなったとき、何を思い、どう行動するか、その結果はどうなるか、それがモラルを逸するものであった場合、受ける社会的制裁ってどんなものだろう、とか、そういうことに対する想像力も、私たちには必要だと思います。戦争、震災というのも然り、です。日本経済が、「大丈夫大丈夫」と云われつつ、突如として破綻することも、大いにありうる。そのとき、私たちはどうするんだろうか。優しさ、思いやり、助け合いの気持ちって、人はどの段階まで持ち続けていられるものなんだろうか。
July 7, 2004
またぞろ、「夜眠れない & 朝起きられない」症状が出はじめた。サッカーとかテニスの影響とは関係ない。そういうもんだと近頃は決めてかかっているんだけど、フツーのサラリーマンの出勤時間より大幅に遅れて家を出て、会社に向かう。ある意味「オフピーク通勤」でもあるから、ラッシュアワーの雑踏で気が滅入ることはないんだけどね。ちょっと、うつになる前の自分からは想像もつかない生活リズムである。うつになる前は、どんなに夜更かし残業したとしても、真夏だろうが真冬だろうが、翌日7時半の目覚ましがなったら「どりゃあっ!!」と布団を巴投げして起き上がり、腕立て伏せを50回やってから食パンかじりつつ着替えて歯を磨いて会社に向かう、といった日々を繰り返していた。二日酔いも少々の風邪もなんのその、という感じ。朝私用で遅れるときは、罪悪感を抱いていたものである。今は、起きられないときは、なにがあっても起きられない。通勤している夢を見て目が覚めたら始業時間を過ぎていた、という日も少なくない。まっとうな社会人生活、って何がまっとうなのかわからないけど、自分の今までの生活とは明らかに変わったね。唯一助かっているのは、ウチのボスが「午後から出社の人」なので、さすがにそれよりかは早く会社に出られること。これはうつではなくて、役員出社というヤツである。いざ、職場なり日常生活がスタートしてからの、あらゆる立ち居振る舞いも、自分でわかるほどに遅くなった。これは仕方のないこと、と、仮にうつ病が完治するまでは自分を許してやることにしているんだけど、この「寝坊癖」だけは、いずれ自分を頼りにやってくるクライエントとの約束をホゴにしないためにも、習慣として矯正しておきたいものではあるのだ。以下、一人カウンセリング。「朝起きられないんですー」「そーお、じゃあどうすれば朝起きられるようになると思う?」「早く床に就くようにすればいいんですけどー、眠れないんですよー」「そっかー眠れないんだ。大変だよねー」「何か、うまく眠りにつける方法ないですかねー」「そうだね。あることはあるんだけど、それはあとにおいといて、まず自分自身で今何か試してることとかあるの?」「入眠剤と睡眠薬を服用しているんですけど、できれば薬を使いたくないんですよね」「なるほど、今は薬を使ってるんだ」「はい。あとは強いお酒を少し呑んだりとか」「ふむふむ」「でも、お酒を呑むと翌日キツいんですよ、眠りも浅くなっちゃうし」「ああ、眠りが浅くなるっていうよね。お酒と薬は一緒に呑むの?」「いえ、それは怖いからやってません」「お酒で眠ることって、自分ではいい方法だとは思ってるの?」「うーん、あんまりいい方法じゃないかな、と思います。もともと好きなもので」「ああ、もともと好きなんだ」「はい」「好きだとなかなか止めるのは大変だよね」「はい、でも本当はこれは止めようと思っています」「止められそう?」「うーん、自信ないかも」「でも止めたいと思ってると」「そうですね」「お酒を止めるとすると、薬で眠るようにするか、別の方法を考えるか、だよね。今日これから、お酒を止めると決めて努力をしてみるか、しばらく今の生活を続けてみて様子をみるか、どっちにする? または別の方法を考えてみる?」「そうですね。できればなるべくお酒を使わない努力をしながら、様子を見てみたいです」「なるほど。急にやめてストレスになっちゃってもいけないからね。できれば日記をつけたりして、お酒呑んだか呑まずにいられたか、呑んだら、呑まなかったらそれぞれどうなったか、1週間ぐらい記録してもらえると、自分のことも見えてくるからいいかもしれないと思うんだけど、どう?」「あー、いい考えですね。それ、やってみます」「じゃあ、いつからはじめる? 今日からにする? それとも明日から?」「今日からつけてみます」「よし、じゃあ今日から記録をつけてもらう、ってことで」「はい」「1週間後に、もう一度来てもらって、どんな感じか話してもらえるとうれしいんだけど、どうかな?」「わかりました、そうします」ということで、1週間、自己チェックをしてみることに、自分で決めてみました。
July 6, 2004
日曜の夜中に決勝をやるなっちゅーのだ。まあ、そういうモンだと思うからしようがないけどさ。ビデオに撮っておく、という手もあったのに、ライブで見ようと思う俺たちも俺たちではあるが(笑)。それでも、今回のウィンブルドンテニスと、サッカー欧州選手権では、もらったものも多い気がします。ってサッカーは結局生で一個も見てないんだけどさ。<テニス(ウィンブルドン)>テニスでは、17歳のマリア・シャラポワが初優勝。決勝の大舞台で、世界ランク1位のセリーナ・ウィリアムス相手に、殆どミスのない試合運びをした。セリーナは、脚か腰の筋肉を痛めていたのか、バランスが悪そうで、試合中に転倒してしまうシーンが何度かあったのだけれど、それを差し引いたとしても、臆することなく堂々と、2連覇中の女王を圧倒した。この自信というのは、副業でモデルをやっているという「人前で動じない」訓練を積んでいるというのもあると思うが、これまで積み重ねてきた練習に対する自信にほかならないだろう。表彰式で、ケント公が待ち構えている前で、実家のお母さんに電話しちゃうという図太さもすごい。ヒンギスが出てきたときにも感じた「末恐ろしい」人材である。彼女を、準々決勝で杉山愛選手もあと一歩まで追い詰めたのだが、今超えられずにいる壁というのがあるのだろう。それをいとも簡単に超えてしまった。男子はスイスのロジャー・フェデラーが、アメリカのアンディ・ロディックを接線の末に撃破。ロディック、第1セットを力でもぎ取ったところまでは彼のペースだったけど、2度の雨で試合が30分、40分と中断した。この間のフェデラーのメンタル面での切り替えがあったようだ。コート全体を広く使って縦横無尽に走り回る彼のテニスが蘇ったのが第3セット。今は、こういうオールラウンドのテニスが、特に芝のコートでは主流なのだろう。ロディックは精神的にもスタミナ切れしてしまったかもしれない。それが、ロディックにとって、今超えられない壁なのかも。でも近いうちにチャンスは必ず来ると思うけどね。<サッカー(欧州選手権)>サッカーで、ギリシアが優勝するなんて、どれほどの人が思っただろう。たとえは適切ではないとは思うけれど、「少林サッカー」のチームを彷彿とさせる優勝って感じ。ただ、その戦術は評価も高く、フロック勝ちではなかったようだ。ジャッジの不公平もなかったようだし(すいません、見てないから推測です)。彼らもまた、それまで積み重ねてきた練習成果を、試合の場でフル稼働したに違いない。相手の攻撃を封じる練習。また攻撃に切り替えてからのカウンターアタック。南米やアフリカなど、各地のハイレベルの選手を集め、各国ごとのリーグ戦のレベルでも世界をリードするヨーロッパの頂点に立てた、というのは価値がある。ポルトガルは、地元開催の今年はまたとないチャンスだっただけに、悔やんでも悔やみきれない「準優勝」だっただろうね。試合前の評価も圧倒的にポルトガルだっただろうし。そう。テニスとサッカーを通じてわしらがもらったのは、普段の練習を信じて戦えば、強敵たりとも臆するに値せず、っていう、いってみれば「勇気」ですな。<細木和子さん>なんであの人はいつもあんなに威張っているんだろう。相談にくる人は「クライエント」だという。じゃあもう少し柔らかめな云い方とか、いたわりの言葉を発すればいいと思うけど。「私を誰だと思ってるの!?」という言葉にはさすがに椅子から転げ落ちたよ。たぶん当たる占いをしてくれるから千客万来なんだろうけどね。オレは、細木先生のところに行って会話で不愉快になって、おまけに悪い運勢を告げられたら嫌だから、できれば行きたくない(笑)。このままカリスマとして、TVで活躍してれば!? って感じである。下界に降りてこなくていいよ。この人。<参議院選挙>出たよ出てきましたよ。東京にもヘンな候補者が。今のところポスターでしか見てないけど、「なんとかイエス」とかいう人。千石イエスじゃないんだからさ。どこがイエスなのかがよくわかんない。つーか、わかんないままでいいんだけど(笑)。ちょっと、サイケなデザインの、よくわからんコメントが並べ立てられているポスターがやけに目立つ。参議院選挙って、こういうヘンな奴らが出てくるので、投票所に行くのが楽しいね。不謹慎な考え方だけど、ある意味、こういうヘンな候補者の登場は、選挙への関心を高めてくれるという意味では必要かもね。本来の選挙の意義からは逸脱した考えではあるけどね。昔は麻原某だとか、ウルトラマンのカッコしたヤツとか、羽柴なんとか秀吉とか。絶対当選しそうもない候補者の、おそらくは売名行為だと思うんだけど、何か今の世の中に訴えたいんだろう。なんとなく、売れないバンドのゲリラライブにさも似たり、ってな感じですかね。参議院ではないけど、都知事選挙のドクターNもそうだったよなあ。この、「なんとかイエス」の政見放送 & 投票結果も、ぜひ見てみたいものだ。
July 5, 2004
ウィンブルドンとサッカー・ヨーロッパ選手権、いよいよ大詰め。テニスの話から。昨日の女子のテニスはびっくらこいただよ。シャラポワって、去年日本にも来ているよね。いつの間にか、世界一のタイトルを奪取してしまう選手にまで成長してしまった。セリーナ・ウィリアムズが体調不十分だったみたいなのが残念。ベストの状態での決勝だったら、もっともつれただろう。マルチナ・ヒンギスも、グリコのカフェオレのCMに出たり、ジャパン・オープンで活躍した後に、世界ランクトップに君臨し続けたのを思い出しますな。男子は今夜が決勝。ロジャー・フェデラーとアンディ・ロディックの対決となった。アガシもそうなんだけど、フェデラーはリターンが強いので、試合が面白くなるね。今大会は、ヒューイットなど、高速サーブも打ち返せるヤツが上位に進出してきて、面白かった。そういう意味で、高速サーブとパワープレー主体のロディックと比較してしまうと、どうしてもフェデラー優位と見ざるをえないけれど、ロディックはかねてから応援してきた選手なので、ぜひ意地を見せて欲しい。両者の体調が勝敗の分かれ目になるか。さてさて、サッカーは、今日の今日までまるっきり試合を見れない。早朝覚性は最近しないのであるが、明日の朝ぐらいなんとかならないものだろうか。こっちは、順当なら、ポルトガルの圧勝とみたいが、今年のギリシアのこれまでの戦いぶりには頭が下がる思いもある。なかなか一筋縄では崩せないような気もするけど、こういうミラクルチームというのは、最後の最後で燃え尽きる、という光景もよく見ている。
July 4, 2004
はじめに、おとといの日記の、訂正をばちょっとさせていただきます。下田さんがうつ病にかかったとき、診てもらったお医者さんがM医師だと書きましたが、M医師に診てもらったのは、下田さんのお友達の娘さんでした。ここで「青春性うつ病」という診断をされ、そんな病気なんてない、っていうことでM医師を糾弾しているのでした。ついつい、この部分、読んでて力が入っちゃって間違えました。m(_ _)mさて、今日はボスとサシで2時間対談。自分の希望とか目標を、思い切り話してきたつもりではあるんだけど、退職という話までもっていくのはやめときました。だって、机の上に事業計画書がドカッと載ってて、ボスはボスなりに、休日返上で苦しんでいるのがわかったからです。ある意味、テクニシャンだね。「ワシも頑張るけん、お前も休みを使ったりして大変だと思うが頑張れ」って、上手いこというよ(笑)。まあ、そうはいっても、基本的に自分の姿勢に変わりはないので、カウンセリングの実践に、早く入りたいものです。ぶっちゃけ、会社ででっかい仕事ないわけだしい、「転職」つーより「兼業」で、とりあえずやってみよう、つーことで。昨日までよか、胸のつかえが少しスッキリしましたとさ。
July 3, 2004
あたくし、星占いなんかに関心なさげなそぶりを見せておりますけど、実は結構朝のテレビとかスポーツ新聞などで「今日の星占い☆」なんてのを見て、それに影響を受けたりして、ラッキーアイテムなんかも注意したりしておりますのよ(ヲホホ)。それにしても、ああいうのを見てて、自分の星座が1位だったのを見たことがない。大概、見るときっていうのは、9~12位に低迷しておりますの。それで、「ワースト星座」のときは、アヤパンちゃんが「ごめんなさーい」って謝るので「いーのよあなたが悪いわけではないんだから」って、許してあげちゃうのねん♪あと、迷信とかで、「黒猫とかカラスを見ると不吉なことが起こる」っていうけど、カラスなんて、近頃じゃあ町中あちこちにいるから、不吉とかそういう問題じゃないよ。あまつさえ、黒猫にいたっては、近所のオバチャンが餌付けをしてる黒猫がいるから、毎朝見かけるよ(笑)。ということで、今日はカラスのお話です(って、前フリ長すぎだっつーの)。もともとは、街中の飲食店だとか家の生ゴミをあさりに来てたのが、カラスが街でこれだけ増えちゃった、そもそもの発端ではあるからね。カラスは野鳥のたぐいであり、飼ったり餌付けをしてはいけない法律になっている筈。だけど、知らず知らず人間は彼らのエサをバラまいていたわけだね。もうこうなると、不吉とかそういうこと云ってる場合ではなくなっていて、「カラス除け」の目玉デザインの風船とか、CD-ROMをぶら下げている家とか畑も結構あるね。もともとは、かーらーすー なぜなくのー からすはやーまーにー♪かーわいいーなーなーつーの こがあるかーらーよー♪などという、カラスをめでる歌もあったぐらいで、そもそも昔は山に住んでいたはずなのだが、近頃は、あのねのねじゃないけど、文字通り、かーらーすー なぜなくのー からすのかってでしょー♪になっちゃっているよね。街中に巣を作ってるときなんかは凶暴になってとおりがかりの人を襲ったりするしね。公園なんかでハトに餌をやってる人をよく見かけるけど、カラスが横取りしてるし。ウチの近所では、ハトを殺して食ってるカラスもいる。これは見ていて気持ちのいいものではないね。これも、飲食店や家庭のゴミから、肉の味を覚えて肉食化してしまった結果なのかな、などと思ったりします。ヤツらは嘴も太くて強いからね。うっかりしてると人間の子どもとかお年寄りなんかも餌食にされちゃうかもブルブル。肉食といっても、ハゲタカ同様、スカベンジャー(屍肉あさり。○○戦隊のことではない)のレベルだから、自分より弱いものとか、弱ってきていて勝ち目があるものに対してのみ攻撃をしかけてくる。あるいは、そんなふうに、死体に近寄ってくる習性があるので「不吉」とされているのかもしれないね。おまけに色も喪服のように黒いしね。だけど、カラスって、頭がいいんだよね。カメの甲羅を割るために高いところから落としたり、クルミを割るために線路に置いたり。何か、過去の事例をもとに学習する能力があるらしい。だから、うまく手なづけて、特定の訓練を施すと結構使えるそうだ。安部譲二さんの「塀の中の懲りない面々」の中でも、囚人の一人が、出獄後の夢を語るんだけど、その夢の中で、彼はカラスを大量に手なづけて銀行の現金輸送車を襲わせ、コンテナの中の現金を奪い取る、というのがある。また、宗田理さんの「ぼくらの野良犬砦」でも、登場人物に鳥や生き物と会話のできる少年がいて、彼がカラスを操って暴力団をたじたじにして追い払う、というシーンがある。私らがそんなことをすることはないんだろうけど、せめて、カラスの言葉がわかるのならば、今の彼らの気持ちを聞いてみたいものだね。そうすれば、互いの棲み分け方などについて、うまい方法も考えられるかもしれないのに。エドガー・アラン・ポーは、詩の中で、眠れない夜に窓辺に飛んできた巨大なカラスと語り明かしている。残念ながら、話の内容は忘れてしまった。和訳の「ポー詩集」の冒頭にあったと思います。
July 2, 2004
上記タイトルの本を、下田治美さんという、うつ病経験を持つ小説家さんが書いている。「同級生」などで有名な方ですね。読んでみて、なんだか日本の精神科医のレベルの低さやら、何をアテにしてよいのやら、いろいろ考えてしまったよ。確かに、日本の精神科医って、わかってきてるようで、イマイチよくわからないところがある。精神医学と心理学の連携の状況もはっきりしないし、担当する分掌が明確化されてないところがまだまだ多い気がする。だから、医師とセラピストおのおのが、一人歩きしてしまっているところもあるような気がする。「うつ」に対する社会的認知が高まってきているのは進歩だけど、「うつ」ひとつ満足に治せない医師が日本中にいっぱいいる、っていうことばが、この一冊を読んでいっぱい出てくる。ホントかよ、って、心配になっちゃうよね。下田さんは、作家生活を続けていたある日突然、ペンを持って原稿に向かう意欲がなくなった。俗に言う「スランプ」かと思ったんだけど、1ヶ月経っても3ヶ月経っても意欲がわいてこない。ここではじめて、うつを意識しはじめたらしい。初診でかかるのにどの病院がいいのか、よくわからない。だから、とりあえず、有名なMという医師を頼って門を叩いた。ところがこの医師、有名だから人気があるのか、忙しさにかまけて、目の前の患者としっかり向き合わない。それで、一言二言言葉を交わしただけで、向精神薬を「テキトーに」処方してしまったらしい(筆者いわく)。はじめは、その薬を服用していたのだそうな。ところが、何も改善されない。生活もかかっているので、焦って再びM医師を訪れ、今までの経過と抗議に行ったところ、的を得ない返事が返ってくるばかり。結局、別の病院に「ドクターショッピング」したら、たちどころに快癒の方向に向かい、1ヶ月でほぼ元気になったらしい。その医師が、あるとき筆者に云ったそうです。「私は、M先生の尻拭いばかりさせられているんですよ」と。このMという医師に私怨はないのだが、この医師は今、私が通う病院に勤めている。一度彼のいる日に、病院に行ったら、M医師専用の受付簿が別途用意されていて、びっしりと患者さんの名前が書かれておった。なるほどね。この人、新聞紙上とかテレビでも大々的に取り上げられたある殺人事件の加害者を診ているし、そのあとテレビだの講演会だのに引っ張りだこらしい。なんか、巨人の清原みたーい!!この病院は近頃、経営拡大を図っているらしく、歯科を増設したり、サポート校を新設したりしている。関係ないとは思うけど、私の主治医はM医師と入れ替わりで辞めていった。関係ないとは思うけど、なんとなくヤな感じである。代わりの主治医を指定されたんだけど、その先生の日って平日だから、仕事休んで行くことになるので行けなくなってしまった。なのでかわりに土曜日に行くことにしたのだが、先生がコロコロ変わる。それはそれでいいのかと思っていたら、この前その病院の院長に、「あなたを見てくれる先生が一杯居すぎるから、主治医がわからなくなって、経過がわからなくなってる。自分で考えてどの先生か決めて来るようにしなさい!!」と叱られてしまった。そりゃそうだわな。それはうっかり八兵衛でした。だけど、そんなこと、カルテの経過見てわからないの? そんならはじめから予約制とか曜日指定とか、そっちですればいいじゃん、などと思った。自分で「予約制ではありません」ということにしといて、いわば自分たちが野放図にしてたことに対して、それを患者のせいにするなよ、ってな感じである。なのでぼちぼち、私もドクターショッピングでもしてみようかしらん。「もう治ってますよ!!」と、劇的なことを云われることもなさそうな気がするが、いい加減、薬代がバカにならない。薬がないと生活できない暮らしとはおさらばしたい今日この頃ではあります。参考:『精神科医はいらない』下田治美著、角川文庫、2004年4月ISBN4-04-187307-X C0195
July 1, 2004
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