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2023.11.18
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​​  熊切和嘉「658km、陽子の旅」 パルシネマ ​​​​​ ​熊切和嘉監督​ の最新作、 「658km、陽子の旅」 を見ました。 パルシネマ が企画した 「父娘映画」2本立て の1本でした。もう1本が 「高野豆腐店の春」 です。​​​​​
​​​​​​​ 両方とも、 シネ・リーブル での封切りが 今年(2023年) でした。その時、どうしようかなと考えたのですが、なんとなくパスしました。特に 「陽子の旅」 は、チョット贔屓にしている 熊切監督 の作品なので、かなり惹かれましたが、予告編を見て、
​「なんだかめんどくさそう・・・」 ​​
 ​ だったので躊躇しました。で、秋になって、早速の パルシネマ企画 です。これは見ないわけにはいきませんというわけで、ホイホイやって来ました。​​​​​​​
 で、映画は始まりました。カーテンを閉めた暗い部屋で、パソコンのトラブルに舌打ちしたり、通販の荷物を受け取り、部屋に運び込みながらスマホを壊したり、ベッドでユー・チューブか何か見ながら寝てしまったりの女性が映っていました。この方が ​陽子(菊地凛子)さん​ らしいですね。
​​​​​​ なんとなく、どこかで見覚えのあるお顔なんですが、よく知りません。で、なぜだかわかりませんが、ボクは、そのシーンで、白けてしまったのですね。
 そこから 従弟 竹原ピストルくん がやって来て、 父親の死 を知らせ、まずは彼の自動車で 東京 から 青森 に向かう、まあ、 ロード・ムービー が始まるのですが、なんとなくノレませんでしたね。​​​​​​

​​​​​​​​​​​​​​ 見ながらよかったのは、たぶん 弘前の山 とか、おそらく、 福島 でしょうね、その堤防から見える とか、時々俯瞰で挿入される 高速道路 とか 被災地 風景 、それから登場人物では、 ヒッチハイク をしている、まあ、 陽子 と行きずりで出逢う 少女見上愛 が、その身の上について
​「いってもなあ・・・」 ​​
​  と言い切った、時の 表情 その一言 とか、被災地の老夫婦を演じた 風吹ジュン 笑顔 でしたね。まあ、ボクの好みですが。​​​​​​​​​​​​​​
​​​  菊地凛子さん 陽子 を熱演していたことは認めますが、いいと感じたのは 寝顔 だけでした。結局、彼女自身に心情を語らせないと映画が成り立っていないのが、熱演を帳消しにしてしまった印象が残りました。​​​
​​​​​​​  彼女 が波をかぶる 海辺のシーン も、時々登場する彼女の 父親 オダギリジョーくん 幻影 も、 インチキ野郎 との 濡れ場 も、上滑りしている印象しか残りませんでしたね。​​​​  物語を語るために、何が必要なのかというところで、ボクがズレているのかもしれませんが、映画の作り手は、現実の社会と、そこで生きている 陽子 の内面(?)について、 リアル(?)な行為 のシーンや、 象徴的な夢や幻覚 のシーンが必要だと考えておられるのだということが、透けて見えてしまうのがこの映画のつまらなさだと感じました。​​​
​​​​​​​​ たとえば、 老夫婦 との別れのシーンで、 陽子 が二人と手を握り合う美しいシーンがあるのですが、その後、やっとのことでたどり着くはずの葬儀場で、 彼女 がどんなふうに 父親の遺体 と出会うのかということを、あのシーンで暗示しているつもりで映画が作られているとすれば、 陽子 「父との葛藤(?)」 の深さに映画は届いていないとボクは考えますが、さすが 熊切和嘉 ですね、出会わせませんでした。
​​ 語れないことは語らない! ​​
​​​​​​​​  ​​​​​まあ、そういう覚悟のようなものを失って 「わかりやすい」 ことを求めているかの様相を呈している、今の日本映画を覆っている 退廃現象 の、なんとか、一歩手前で、ラスト・シーンになって、ようやく、踏みとどまったかに見える 熊切和嘉 には、
​​「まあ、ぎりぎり、こらえたろ(笑)」 ​​​
​  拍手! でしたね(笑)。​​​​​
 ボクは、この監督に、わけのわからない無言のシーンや風景描写の美しさを期待しているのですが、むずかしいようですね(笑)。

監督 熊切和嘉
原案 室井孝介
脚本 室井孝介  浪子想
撮影 小林拓
編集 堀善介
音楽 ジム・オルーク
キャスト
菊地凛子(工藤陽子)
竹原ピストル(工藤茂・従弟)
黒沢あすか(立花久美子・最初に乗せてくれた人)
見上愛(小野田リサ・行きずりの少女)
浜野謙太(若宮修・インチキ野郎)
仁村紗和(八尾麻衣子・被災地で暮らす姫路の女性)
篠原篤(水野隆太・黙って乗せてくれた人)
吉澤健(木下登・被災地の老人)
風吹ジュン(木下静江・登の妻)
オダギリジョー(工藤昭政・父の幻影)
2022年・113分・G・日本
2023・11・17・no140・パルシネマ72​​​まt​

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最終更新日  2023.11.18 16:37:39
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