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2024.10.01
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​立花隆「ぼくが読んだ面白い本・ダメな本 そして ぼくの大量読書術・驚異の速読術」(文春文庫)​
​​​ まあ、何というか、いかにも 「知の巨人」 とかの看板で大人気だったころを思い出す題名ですが、 立花隆 2021年、4月30日、80歳 でなくなって3年たちました。​​​
​​​​​ この人のブックレビューと、 今年(2024年)の夏 8月12日 、やっぱり 80歳 でなくなってしまった 松岡正剛 千夜千冊 には、思えば本当にお世話になりました。​​​​​
​​​​​​​​​​​ で、本書ですが、 立花隆 週刊文春 に連載していた 「私の読書日記」 1995年11月 から 2001年2月 までの記事がメインです。
 「ぼくはこんな本を読んできた」(文首文庫) の続編ですが 「宇宙・人物・書物」 という50ページを越える長い 「序」 で展開されている 読書論、書籍論 、それから、 「『捨てる!技術』を一刀両断する」 という、まあ、いわば 蔵書論 がこの本の読みどころです。​​​​​​​​​​​

​​​ そういえば、 「捨てる!技術」(宝島新書) って流行りましたね。結果的には社会はこっちに乗ったのですが、20年前の 立花さん 、真っ向勝負に出て著者まるごとアホ扱いです。ボクは、以来、 立花派 です。​​​
​​​​ 本編の 「読書日記」 は、ご本人もおっしゃっていますが、所謂、 私の読んだ本的なレビュー ではなくて、明らかに、当時の新刊の中から、多分、ビジネスマンに紹介する狙いで、選んで批評・批判している内容ですね。全編で、 250冊あまりの本 が出てきますが、1年間に50冊なんて、 「知の巨人」 だったわけですから大した数ではないはずです。​​​​
​ まあ、そういう話はともかく、本書の中から、懐かしいというか、
​​ ウン、ソウ、ソウ! ​​
という紹介を一つ​
 字を書く人、字を読む人なら、白川靜の三部作「字統」(6602円)「字訓」(6602円)「字通」(21905円)のうち、少なくも「字統」の一冊くらいは座右に置いてほしいと思う。
 漢字の学は、久しく「説文解字」を最大の典拠とし、二千年近くんわたって、ほとんど進歩らしい進歩がなかったが、二十世紀に入って、大量の古代甲骨文、金文の資料が出て、それをもとに漢字の歴史が書きかわりつつある。それを最も包括的にやりとげ、中国の学者も驚倒させたのが「字統」である。同書は、どの一ページを開いても、驚くほど広くて深い知識がこめられており、碩学とはこのような人をいうためにある言葉かと讃嘆せざるをえない。その白川静の著作集全十二巻が平凡社から刊行されることになり、第一回配本として、第六巻「神話と思想」(8000円)が出た。これまた一読驚かざるをえない碩学の書で、月報によると、白川はこの著作集に収録されたような論文を、この五十年間、平均すれば年に十篇も書きつづけてきたのだという。それと同時並行であの三部作を書きあげたのだから、超人といってもまだ足りないような仕事ぶりである。月報氏は、漢字学にノーベル賞があればさしあげたいといっているが、まことにその通りで、文化勲章もさしあげていない日本国は恥じるべきである。
 白川は、文部省の漢字政策を徹底的に批判して、「誤りを正当として生きねばならぬという時代を、私は恥ずべきことだと思う」とまでいっているが、まさかそういう批判が災いしているわけではあるまい。
 「神話と思想」を読むと、真に中国文化を知るためには(儒教の経典、老荘の書ですら真に読み解くためには)、神話の世界まで行かねばならないということがよくわかる。そしてまた、神話の世界がめっぽう面白いのである。
​  白川静 って、ごぞんじですか?​
​​ ボクは、たとえば、この 立花隆 のような人の勧めに従って辞書を買ったり本を読んだりしましたが、今では、文庫本は古本屋さんで100円の籠に積まれ、脅威的内容の 著作集 は図書館の棚に、誰にも借りられることなく鎮座しているわけで、まあ、そういう時代になってきているわけです。 ​​
​​​​​ 若い人たちにとっては 立花隆 ​白川静​
​​ 「知らない!」 ​​
ですむ人ですよね。
 まあ、ボクが今日まで読んだ本について、1冊でもいいから 「案内」 しようと考えているのは、そういう、現状に対しての
​​ 「ちょっとまって!」 ​​
​  の気持ちからです。別に、文化勲章もノーベル賞のどうでもいいのです。ただ、 白川静の漢字学 の片りんにも気づかないまま、たとえば、高等学校で漢文とか教えるのは、ちょっと恥ずかしいかもしれませんね。別に、気にすることはありません。ボクと同じ世代にも、そんな人はたくさんいましたからね(笑)。​​​​​
​​​​ まあ、今となっては、 立花隆 のこの本も、ここで紹介されている山盛りの本も 古い本 になってしまっているわけですが、なかなか読み応えのある本、見るだけでも唸る本がラインアップされていて、さすが 「知の巨人」 ですね。
​古くて新しい「ホン」の世界 ​​
​  いかがですか(笑)?

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​​​​​​​​​​​​​​ ​​​  追記
 ところで、このブログをご覧いただいた皆様で 楽天ID をお持ちの方は、まあ、なくても大丈夫かもですが、ページの一番下の、多分、楽天のイイネボタンを押してみてくださいね。ポイントがたまるんだそうです(笑)​​​​

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最終更新日  2024.10.01 00:17:30
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