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(最後に非常に刺激の強い写真がありますので、苦手な方、食事中の方はブラウザを閉じてください。お願いします。)
すると、あったあった、ありました、看板が。
つやま自然のふしぎ館。津山科学教育博物館とあります。もう、受付の横にでかい剥製があるのが、それとなくスポット臭をかもし出しています。
入場料700円。受付のおばちゃんも人がよさそうです。受付にも書いてますが、館内撮影OKという太っ腹な施設。スマホを取り出すと、
「お好きなだけ撮影していいですよ。中は3階建てになってますからごゆっくり。」
というお言葉。それでは甘えさせていただきます。
科学教育博物館、というだけあって展示内容が多岐にわたり豊富。しかもそのボリュームも圧巻と聞きます。それは、つまり創設者の想いが強いということなんだと思いますが・・・、
それでは中へ入ります。3層になっているようには見えませんがー。
入り口にセントバーナードの剥製が。おー、すげークオリティ。まるで生きていそうです。
この白黒の豹も迫力あります。
肉食獣の隣に、草食獣。神様はなんでこんな創造をしたんでしょう。罪深さを感じます。ケダモノに対して明らかに無防備です。瞳が優しすぎです。
そう、目は大事です。
そんなかわいい剥製の隣が・・・、
キリン!
でけぇ!首なげぇー、まつ毛なげぇー!入手しやすいありきたりな剥製にとどまらないところに、熱意というか、博物館の目的を忘れてない、本質追求を感じる展示です?
そもそもが古風な博物館。実物、現物重視。いまどきのなんでもCGで、とは異なります。なので、こういうレトロな人体模型、みたいなものも多数展示されています。昔の理科室みたいな感じでどこか懐かしいです。
人体カットモデル。こういう、子供のころに読んで、へぇー・・・、って思ったものです。あえて、なのか婦人カットモデルです。一歩間違えばサイコな香り?
臓器の精巧なカットモデルも。たんぱく質から成る人体が、なんで意識、意思をもつのか、自覚するのかー、とっても不思議に思えてきます。
いくらカット、細分化しても、そのあたりの解明は別次元の気がします。個人的にはそんな哲学的命題を覚える展示です。
館内はかなり古風、レトロです。まあ、現物、直球勝負の時代から存在している、という証だと思います。
なので、展示はこの迫力!蝶のコーナーです。
もうー、こんな蝶がいるなんて信じられないです。恐ろしいほどメタリック。ほんと、金属でできているんじゃないでしょうか。
昆虫は明らかにその他生物とコンセプトが異なりすぎるので、昆虫か、私たちどちらかが彗星なんかで他から運ばれてきた、一種のエイリアンだと常々思うんですが、そういう思いを強くします。
男の子なら大好きなクワガタなんかも・・・、これ、完全にロボットに見えます。それにしてもクワガタ、美しい・・・。
1階を見学し終わったので2階へ。階段にはこんなエクスキューズが。
こういうことを貼らなきゃならないようなクレームでもあったんでしょうか。それとも自虐ネタ?
各階、エリアごとに、展示テーマが異なってます。極地にすむ動物とか、日本に住む動物とか。このトラとかすごい迫力です。獰猛そう。表情がいいんでしょうね。
表情はほぼ目で決まるのではないでしょうか。目は口ほどにものをいう、って言いますし、人形なんかでも一番重要な工程で、目入れ、なんて聞きます。まさに命を吹き込むのに近い作業だと思います。
それは剥製でも同じでは?
もちろん人形、絵画、剥製に関して、まったくの素人ですが、目は重要だと思います。なんでそんなに目を推すかというと、なんか微妙な剥製もちらほら・・・。
じわじわ来た剥製たちを紹介です。
たとえば、これ。どうでしょう?
この2匹も・・・。
これなんかは?
肉食動物は、瞳があるから焦点とか感じちゃってだめなんでしょうか。
そんな中で、隅っこにあったビーバーのラブリーさにほっこりです。中にはビーバーに襲われて命を落とすひともいるようですが・・・。
続いて熊の剥製も。アラスカヒグマ、でけぇー!写真で見ると大きさが分かりにくいですが、横がパイソンです。でかいパイソンが、大きく見えないところが、なんとも・・・。
熊の害についても展示されていました。右の写真、熊の胃の内容物らしいんですが、人間の赤ちゃんの足が・・・、とか。この前、空手家が熊を素手で撃退、なんてありましたが、闘う相手じゃないです。熊出没注意の看板、いかに重要かわかります。
極地のコーナーには白くまもいて、剥製上はゾウアザラシとのバトルを再現してるんでしょうか?直立不動、垂れた鼻がなんとも緊張感に欠けます。
そこにパリーン!と氷壁を突き破って参戦のトド?なぜ突き破っているのか・・・。頭部だけいい状態だった個体なんでしょうか。
哺乳類だけじゃなく、水生生物のコーナーなんかもあります。そこにはワニも展示されていて、コーナーに入るといきなりでけぇ!
これも写真じゃあ大きさが分からない?後ろから撮ってみましたが、入り口のドアと比較するとそのMADさが分かるのでは・・・。
どこに生息するワニの剥製かわかりませんが、渡河するヌーも、これには敵わないと納得です。
水生コーナーにはオオサンショウウオも。うーん・・・、こんな大きい両生類、グロイ?山奥の川なんかで遭遇したら卒倒ものです。
下の個体、口からなんか出てます?
出ているんじゃあなくて、咥えた鯉らしいです?冬眠明けの空腹時に目の前にいた鯉を飲み込んだのはいいものの、そのまま窒息死したオオサンショウウオとのこと。
なんだか、とっても腹上死みたいな終わり方です。
続いて、ぎょっとした剥製。象!象牙目当ての密猟とかよく話題にされるせいか、なんか象の剥製も禁忌に触れる印象を勝手に抱いてるせいで、驚いたんだと思います。やっぱり長い鼻って、率直に言って邪魔そうです。
先ほどは、目というか、表情について触れましたが、逆にすげー、男前の剥製を発見。なんかとってもダンディーです。フェロモンを感じます。角があるから雄でOK?
と思ったら隣にやっぱり、なんか違うライオンが。まぶたが片方眠そうです。ガオーっ!っていうよりあごが外れて困惑している表情に見えます。
ヤギやシカさんの頭部コレクション。お金持ちの家にあるやつです。あるやつですが・・・、やっぱりあれです。黒山羊はなんか、とってもダーク。キリスト教圏で悪魔の象徴として扱われることが多いからすり込まれてるんだと痛感です。
やっぱり偏見はよくない、きっと黒い角がイメージを悪くしてるんだな、と猛省。
黒い角を気にしちゃあいけない、って思った矢先の角!
ノーーー!!
この角はMADです。これは、非常に使い勝手が悪く思えるのは人間だからでしょうか。刺されば致命傷を与えそうですが、間合い、難しそうです。しかも、突進時は下を向いているので?
まあ、所有者はそれらお構いなしに使いこなしてるんでしょうね。とにかく、これは刺さりそう。やばいです。
で、あえて紹介してませんでしたが、1階の人体コーナーにとってもガビーン!なものが。
それは本物の脳が・・・。
お食事中の方には申し訳ありません。猛省です。でも、これがあるって知って、わざわざツーリングで来ちゃいました。お目にかかれて光栄です。
なんでって?
これはなんと、この博物館創設者の方の臓器です。脳だけでなく、肺や、肝臓、心臓なんかまで。ご本人の遺言により、最後はご自身が標本になることを希望され、法の認可のもと、展示の運びとなったようです。最初に触れましたが、この博物館には、本質が流れているものと実感させられます。すごい情熱だと思います。
これで、この博物館とお別れですが、最後の画像が脳の標本で終わってはさすがに・・・。
館内で面白いポスターを見つけました。
ナイトミュージアム!夜、館内を懐中電灯だけで巡るというのも。まさに、ナイトサファリパーク?津山高校科学部員がアテンドしてくれるのもなんだか、ナイスです。この企画はとっても秀逸です。目からうろこでした。
順路をもどってくると、1階は非常に多くの見学者であふれていました。夏休みだからなんでしょうか。個人的には非常に楽しめましたが、剥製が多いので独特のにおいが館内はします。苦手な人は気になるかもです。
雨は少し強まってきた感じがします。天気予報の各エリアの降水確率は、これから向かう兵庫県は少し低かったです。そちらのスポットは屋外なので、その時間だけでも晴れて欲しいです。雨雲レーダー的にも兵庫県に雨雲はこの先数時間はありません。予想が当たることを信じて、兵庫県に向けて出発しました。
その5に続く。
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