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♪ あかねさす紫の花ほろほろと咲きて静かに秋は来にけり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 今年の秋は、何だか静かだ。 鳥も鳴かないし、虫の声もあまりしない。猛暑のダメージがボディーブローのように、今になって利いてきたか。 今日の予想最高気温が22℃で、明日は一転して29℃になるという。人間ならずも自然界だって調子が狂うのも当然だ。 いったい何度が平年の気温なのか、想像さえ出来なくなってしまった。 ♪ しらたま の つゆ を たたえて ひさかた の ひかり の なか に はぎ しずまれり (会津八一 風に) 生憎の雨ですが、雨に打たれた我が「宮城の萩」は静かにうなだれています。萩には「静謐」がよく似合います。 カラスなんぞには鳴いて欲しくない穏やかな朝です。★ 北海道の羊蹄山(1898メートル)の初冠雪が24日に観察されていて、平年より8日早く昨年の10月4日より10日早いとのこと。山の上半分が白くなった羊蹄山=倶知安町で千葉宣和さん撮影 富士山の初冠雪は25日で、平年の10月1日より6日早く、昨年の10月10日より12日も早かったそうです。 うっすらと初冠雪した富士山=25日午後2時45分、朝日新聞社ヘリから ♪ 吹く風の目にも見えざる久方の 天(そら)より冬の来たるを見らゆ 今年の冬は早いという予報が出ていますね。 この一番良い季節が少ししか楽しめないなんて、自然界はほんに気まぐれでいじわるです。 今年は、あまり果たせていなかった読書にいそしもうかと思っている。なので私にとってこの冬の気候はあまり気にはならない。とは言っても寒いのは嫌だ。それだけは、やっぱり嫌だ。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.30
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♪ 漫(そぞ)ろ笑み、微笑、哄笑、可可大笑、苦笑、冷笑、嘲笑、笑罵 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 免疫を高めるには「笑う」のが一番だそうだ。 NK細胞が増殖してがん細胞をやっつけてくれるのだという。笑う前と後ではこのNK細胞の量が違ってくるらしい。 今のお笑いブームは、人々が無意識に免疫力を高めたいという潜在意識が働いているのかもしれない。社会が不安定で精神も安定せず、色んな問題を抱えている状況にあって、免疫を高めて病気から逃れようとする身体の防衛反応なのだろうか。 だとすると、「お笑いタレント」は今の日本の救世主なの可も知れない。長寿社会の未来は「吉本興業」が握っている? 確かに人が存在する限り、笑いは無くならないし絶対的に必要なものでもあるのでしょう。 笑いが無くなれば、精神的にも肉体的にも変調をきたす恐れがあるということなのだから・・・。 「笑衣食住」 ショウイショクジュウ イショクジュウショウ と唱えてみる。なんだかお教みたいだが・・。 免疫力が高ければ風邪も引かないというなら、いつも笑いの絶えない「あなた」、健康で病気一つしないのかどうか一度聞いてみたいところだね。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.29
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♪ 人見れば吠えたてまくるその訳は二足歩行が羨ましいから ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ やたら立ち歩きが上手な犬がいる。 練習したというより、天性のものが歩きたい意思と相まってそんな事をやるようになったのに違いない。立って歩く犬の姿は、面白いと思う事はあっても決して美しいとは思えない。 私はたまに、人間の姿を変な形だなぁと思うことがある。横から見るとちょっとS字に湾曲していて、お尻がボコッと出っ張っているのが妙に不自然でバランスが悪い。 裏と表の様子がはっきりと違っていて、裸の姿は何というか見っともないと思う事があるんです。中年になって腹が出ていたりするとグロテスクにさえ感じる。 多分そう思うのは私だけではないと思う。 ガンダムなどのフィギュァは極力その不自然さを補正した結果、ああいう形になったのではないだろう。お尻なんて無いに等しい。余分なパーツを色々取り付ける事で、全体のバランスを取っている。 アンドロイド(人間もどき)の戦士達は、人間に近い形を残しつつ人間臭さを排除していった結果、すべからくこういう形になった。 鉄腕アトムも鉄人28号も人間と区別するために生まれた姿・形だ。 そう言えば、日本人の着物姿もいかにもそれ等に近い。日本人は、昔から人間の裸の姿にあまり美しさを感じていなかったのかも知れない。 胴長短足のために初めから美に繋がらなかったのは、仕方が無いことなのかもしれない。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.28
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♪ 進み来た蛇(じゃ)の道あるいは獣(けもの)道 今や孤峰の頂の下 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ この不況の中、スポーツ界だけが覇気ある様を見せてくれています。 イチローがシーズン200安打の10年連続記録を達成。 自らが昨年更新したメジャー記録を塗り替え、10度の回数でもピート・ローズ(元レッズ)に並ぶタイ記録。 横綱・白鵬が四場所連続の全勝優勝。通算8度目の全勝優勝で大横綱双葉山、大鵬の歴代最多記録に並んだ。 そして、1月の初場所から続く昭和以降2位の連勝記録も「62」に伸ばし、11月の九州場所で勝ち続ければ、7日目に双葉山の69連勝に到達するところまできた。 石川遼がパナソニックオープン最終日のきのう、6番パー3のショートホールでツアー初のホールインワンを達成した。 最後は崩れて優勝こそ逃したが弱冠19歳が、最終組で前半まで優勝争いに絡んで戦っていた事そのものが凄いことだ。 いずれも「心・技・体」をとことん磨き上げてきた結果の快挙だ。 イチローが言う。快挙と言えども、”小さなことをコツコツと積み上げる”ことでしかできないものだと。 山登りのごとく、上へ上へと一歩一歩確実に休まず昇って来た結果、高峰の頂直下まで登って来られたのだ。 そのルートは、前を歩いた「双葉山」や「ピート・ローズ」しか知らず、「蛇の道は蛇」のごとく歩み、獣道のような道なき道を手探りで登って来たのだ。チョモランマ 鍛える事、磨く事、ケアする事、そしてそれを続けること。それに加えて、前向きの精神と楽観主義。 この全てがあってはじめて出来ることだ。 それらの大前提になるのがモチベーション。これが一番重要かもしれない。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.27
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♪ 願わくばじっと待ってる悲観より攻め込んでいく楽観たらん ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 奥田英朗の小説「空中ブランコ」には楽観主義が満ち溢れている。 この短編集の主役、精神科医師の伊良部一郎は、楽観という物質で出来た白豚のぬいぐるみような人。 とにかく底抜けに明るく、楽観を食べて生きている楽観の塊だ。 治療と言ったらビタミン注射をするぐらいで、その破天荒な言動で患者は精神科を訪れた事すら忘れて、彼の行動に引き込まれていく。 読者は、呆れかえりながらもこの楽観主義の生き方に憧れすら抱いていく。★「偵察」 この写真を撮った「深緑さち」さんという人もきっと楽観的な人に違いない。 そうでなければこの何でもない被写体を、こんなに美しい写真には撮れないだろうと思う。ザトウムシに惹かれたのではなく、この松の樹皮の美しさに魅かれてシャッターを押したに違いない。★ 「悲観主義は気分、楽観主義は意思である」と誰かが言った。 悲観に浸るのはただその気分に従っているに過ぎないが、楽観でいるには意志が必要だと。 天性の楽観者は別にして、楽観でいるには楽観教の信者のごとく強い意思をもって教義を貫く心構えが必要なのだ。 日本人は悲観論が好きだ。予言や占いが悪ければ悪いほど世間受けする。悲嘆にくれることを恐れるのではなく、悲嘆に暮れている様子を想像して陶酔するマゾヒストのようなところがある。 政府が財政難を言い暗い将来を訴え続ければ、まんまと術中に嵌って防御の体勢に入っていく。そして、そういう気分に浸ることで仲間意識が生まれ、弱いもの同士が結束していく。何とコントロールしやすい民族なのだろう。 先日の尖閣列島の問題でもその弱さを露呈した。 そんな悲観的気分から脱して楽観的になるためには、確かに相当な意思が必要だという事が良く分かる。 江戸の昔、「ええじゃないか」という社会現象があった。 今こそ楽観主義というものを見直して、緊張から解放された日々を送るべく前向きの発想を心がけるべきだと思う。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.26
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♪ プライドの威厳威圧に本能の縄張り持ちてオスは生きゆく ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 犬同士というのはあまり喧嘩をしないものなのか。 我が家の猫はオス同士あまり仲が良くなく、遥かに年上のギンちゃんが若猫のアンリに向かって威嚇するような行動を取る事がある。 瞬間的に襲うような威圧を与えて、若蔵をやり込めようとする。 そんな時、アンリは「止めて!やめて!」というように小さく斜めになって身をかがめている。 よほど相性が悪いのか、声をあげて威嚇し合っている事も有る。 あんなに子供の面倒見が良かったギンには考えられない行動で、オスとはこういうもんだ、と教えているかの様でもある。 だからといって普段は怯えているわけでもなく、ちょっと距離を置いて接触しないようにしている。 どうも家の中でもテリトリー争いがあるらしく、ギンには年長者としての威厳を誇示しようとするプライドがあるようだ。 アンリの方はというと、家の中でもマスキングをしている。 ギンとしては、この家との関わりには古い歴史があり馴染みの家なわけだ。 自分は長い間家に入れてもらえなかったのに、いつの間にかアンリという若猫が家の中で飼われている。 その事がどうにも気に入らない。何という理不尽なことかという不満がアンリに向かっているのだろう。 オスというのは、どうにも厄介な生きものだ。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.25
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♪ 秋の夜は孤独の愛し人恋し長い手紙の書きたくなりぬ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 急に寒くなって、最高気温が一気に10℃も下がった。 一時的な現象で、エアポケットに入って急降下するジェット機のようだ。直ぐに立ち直ってまたぞろ30℃以上の夏日がやって来ると言う。 秋の初めは気候が安定せず雨も多かったりするが、こう上り下がりが激しくては調子が狂う。 これからは秋モードに切り替わって、脳内ホルモンのバランスも変わってくる。夜も長くなり、思索の時を迎えてひがら詩作に耽るというのもいいものですね。 日が短くなる事で脳内ホルモンのセロトニンの働きが低下し、気分が落ち込みやすくなるもこの季節。メランコリックになって、やたらに人恋しくなったりします。 「冬季うつ」と呼ばれる季節性気分障害が増えてくるのもこの季節。気分がすぐれないだけでなく、甘いものやごはん、パンなどが急に好きになったりするそうです。 また、いくら寝ても寝足りないという症状が出る。思い当たりますね。”夏の疲れが溜まっているんだ”というような表現で話題になったりしますね。 心がけるべきは、朝起き抜けに散歩するなどしてできるだけ日光を浴びること。それが出来なければ、朝はカーテンを開けて朝日をしっかり浴びたほうがいいという。 ここ一週間はぐずぐずとした天気が続きそう。しかし、10月に入ってから夏日が来るというのもしんどい話ですょ。 そんな理不尽な事が無いようにお祈りしましょう。 何をするにも、スカッと晴れないとねぇ、秋らしくない。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.24
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♪ お笑いに乗っ取られているテレビ界スポンサーまで卑屈になりて ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ どのチャンネルに切り替えても、どこかで必ずやっているバラエティー・ショー。出てるのがお笑いタレントで、ほとんど決まって同じ顔ぶればかり。 吉本興業や太田プロを中心にナベプロなどのお笑い系で、テレビ界が乗っ取られているかのような昨今だ。 どこを切っても同じ顔が出てくるのは「金太郎アメ」と相場が決まっていたが、テレビ界も「金太郎アメ化」してしまっている。 視聴率至上主義から、人気のあるタレントを使っての視聴率を稼げる”流行りの番組”ばっかり。で、こっちはあの顔、あの笑い方、あのオーバーアクションに、もうほとほと食傷気味だというのに・・・・。 因みに所属プロダクションはこんな感じ。◆吉本興業明石家さんま、島田紳助、島田洋八、ダウンタウン、ナインティナイン、タカアンドトシ(タカ、トシ)、オリエンタルラジオ(中田敦彦、藤森慎吾) 、宮迫博之、アジアン(馬場園梓、隅田美保)、麒麟(川島明、田村裕)、キングコング(西野亮廣、梶原雄太) 、インパルス、(堤下敦、板倉俊之)、ガレッジセール(川田広樹、ゴリ) 、品川庄司(品川祐、庄司智春)、しずる(池田一真、村上純)、ぜんじろう、だいたひかる、ハリセンボン(箕輪はるか、近藤春菜)、はんにゃ(川島章良、金田哲)、ほっしゃん。 、ロンドンブーツ1号2号(田村淳、田村亮)、パラダイス山元、他◆太田プロダクション片岡鶴太郎、山田邦子、ダチョウ倶楽部、松村邦洋、笑福亭笑瓶、劇団ひとり、土田晃之、他◆ワタナベエンターテインメント(ナベプロ)中川翔子、イモトアヤコ、アンガールズ、にしおかすみこ、青木さやか、中村優一、ホンジャマカ、他◆プロダクション人力舎アンジャッシュ(児嶋一哉、渡部建)、アンタッチャブル(山崎弘也、柴田英嗣)、ドランクドラゴン(鈴木拓、塚地武雅)、おぎやはぎ(小木博明、矢作兼)、 ま、どうでもいいんだけど。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.23
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♪ 白塗りの壁もて生かむその気概 日傘の下の妖しき老婆 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ かなりの厚化粧で白壁の様な顔の婦人を見かけることがある。 白昼の街を日傘を差して歩いているその人は、どう見ても70は超えていそうだ。先日は真っ白な衣装を着けていて、老人会の仮装パーティーに白雪姫の姿で参加するかのような出で立ちだ。 白いパラソルの下の顔が妖しい光りを放って、一瞬その辺りの空気が異次元のものに感じられた。 想像するに、スナックの「ママ」か何かで、店の準備に出かけるところなのだろう。 その世界に入って4~50年というという大ベテランのママ。知らず知らずに厚化粧となり、そのための時間は相当必要だろう。その白雪姫になるためのセレモニーを、自宅でたっぷり時間を掛けて入念な化粧をしてくるのに違いない。 その根性と気概に圧倒される。男にはない”女の凄さ”を感じる。 暗い店の中ではあのぐらいの白塗りでないと映えないし、厚化粧の事なんか客の誰もが気にしていない。話術と巧妙な接待で、馴染みのお客は充分に満足しているのでしょう。 続けているから出来る事で、歳とってから急に厚化粧して人前に出るなんて事は出来るものではないでしょう。 それにしても、白昼に見るべきものではないなあ、と今更ながら思うのであります。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.22
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♪ 散る時を知らず咲きつる胡蝶蘭今し弱りてギン眠りをり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 師匠と崇めていたギンちゃんも寄る年波には勝てず、最近はほとんど家から出ず一日中寝ている。 風格があって強くて優しい面倒見のいい、男の中の男のようなオス猫だったギンちゃん。 11か12歳ぐらいだろうから、人間でいえば60~64歳ぐらいになる。食欲も有るしどこも悪いところは無いが、今年の夏は辛かったようだ。めっきり痩せてしまった。夏痩せする体質ではあるが・・・ 一日中寝ているので、夜はさすがに出かけるかと思いきや夜もカミサンの布団で一晩中寝たまんまだ。さすがのギンも、喧嘩をする気力も体力も無くなったのか、単なる夏バテなのか。栄枯盛衰、世代交代も近いというところか。★ 我が家の話題として、HPに載せた記事から。2006年8月。野良猫から家猫に格上げしたころ 16年以上飼っているチャミーよりも信じられないほどリラックスしている。 オスで年齢不詳だが歯が抜けていたりするので、そこそこの年には違いない。やたらに頭が大きく手足が短い。ツチノコに手足をつけたようなアンバランス。 毛づくろいが丁寧で、ヒマが有るとペチャペチャ音を立てて一心不乱に舐めている。 野良になる前はいい生活をしていたらしく堂々としている。代々家柄の良いネコの家系なのだろう。縄張り争いでケンが絶えず、いつも首周りに怪我が絶えないが、絶対に縄張りを譲らない。 それでいて子猫にはやさしく、寛大で父親の様にいつも慕われていた。温厚で頼りがいがあり、いざと言う時には後には引かない、無口な高倉健みたいな奴だ。 我が家にやって来るようになった頃の記事。2002年撮影 昨年(2001年)の4月に我が家に迷い込んできた雄ネコ2匹。銀色のネコはガリガリに痩せていて、何日も何も食べておらずどこからか流れ着いた感じ。 おとなしく頭がいい。大事に飼われていたらしく人なつっこくて、ウッカリしていると家の中へ入り込んで、布団の上で寝ていたりする。年齢はそこそこいっている感じで、大変落ち着いている。 もう1匹のネコは、この銀ネコと一緒について来た。当時、生後何ヶ月かの子猫で、雄同士の変な関係が続いている。 自分の子なのかどうか知らないが、何時も子猫を連れていた。2004年撮影 どこからともなく現れたメスの子猫。銀ネコにべったりひっ着いて離れない。銀ネコも嫌がりもせず、為されるがままにしている。親子でもここまで仲良くないんじゃないか・・・・・・ この子猫には後日談がある。まだ小さいのに子供が出来たみたいで、日に日に腹が大きくなっていて心配していた。 生まれたらぞろぞろ連れてくるに決まっていると思っていたら案の定、子猫を連れて来るようになった。 それがこれです。2004年9月撮影 あの銀ネコにべったりだった子猫がいっぱしの母ネコとなる。 一度は妊娠してから手術を受けた経験があり、もう子供は育てられない身になったのに何処からともなく子猫が突然現れた。 自分が生んだ時からすでに半年が経っていて、もう母になるのは諦めていたんはずなのに、天の恵みか神の思し召しか・・・・ おっぱいが出るようになって、甲斐甲斐しく世話をしている。まるで元から本当の親子のようだ。 歳月は全てを変える。 人間より寿命の短い動物は、早回しの様にその変遷をみせつける。 あの風格と存在感のあったギンちゃんが、こうもうらぶれた姿を見ると何だか切ない気分になって来る。 その落差が大きいぶんだけ悲哀も大きくなるのだろう。平平凡凡の人生を送っていれば、死んだって誰もそんなに落胆はしないだろう。 華々しくは生きられないとしても、人の心に残る存在ではありたいと思うね。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.21
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♪ 太陽さえあれば暮らせるソーラーの時代に人はシンプルたるべし ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ ソーラー発電の性能がかなり向上してきて、実験段階ではあるにしても様々なものに使われて成果を上げ始めているようです。 三洋電機と両備グループが共同開発した、公共交通バスで太陽電池を搭載した初の未来型バス「ソラビ(SOLARVE)」。車内照明にはLED電灯を採用しており、太陽電池で発電した電力で点灯する。車内照明は無日照時でも約9時間の連続点灯が可能。太陽電池を搭載した未来型バス「ソラビ(SOLARVE)」。ベース車両は三菱ふそう製のシリーズ式ハイブリッドバス★ 太陽エネルギーだけで空を飛ぶソーラー飛行機の試作機「ソーラー・インパルス(Solar Impulse)」が210年7月8日朝、約26時間の連続飛行を達成した。 夜間を通して飛行したのはソーラーエネルギーだけで飛ぶ飛行機として初めて。 ドイツの銀行がスポンサーになって、119億円で太陽エネルギー飛行機で世界一周する計画を立てている。両翼は54メートルで、翼だけ見るとジャンボジェット、エアバス340並みだが重量は1600キロと中型車並み。最終的に、平均時速70キロ、高度8500メートルを達成すると見込まれている。翼には太陽電池が一面に12000枚取り付けてある。★ 昼間発電した電気を如何に蓄えるかが大きな課題となりまが、簡単なものは既に実用化されています。「ソーラアプローチライト」LEDを組み合わせることで消費電力を最小限に抑え、日没後の点灯時間も最長で14時間まで可能に。★ こちらは、「eneloop bike(エネループ バイク)」という乗ったままで発電して充電できる自転車。モーターが発電機に切り替わりバッテリーに充電をするという、回生充電機能「ループチャージ」を搭載。SANYO eneloop bike これをさらに、この自転車と太陽光発電を組み合わせる。 駐輪場の屋根に太陽光発電と蓄電システムを組み合わせ、屋根で発電した電気を蓄電し、電動自転車の電池を充電するという、化石燃料を一切使わない完全独立のクリーンシステム。徳島県庁にできた「ソーラー駐輪場」 三洋電機とタイアップしたこれらのシステムは、世田谷区 京王線 桜上水駅にも設置されているそうです。★ 無尽蔵の太陽の恵みを、電力として100%有効利用出来る時代が、そう遠くない将来にやってくるのでしょう。 世界中どこでも分け隔てなく照らしてくれる太陽。 この無料で無限のエネルギーが安価に有効利用できるようになれば、少なくともエネルギーによる国際紛争は無くなるでしょう。 そんな未来社会は、全てがクリーンで影日向のない明るくシンプルな社会であってほしいと願うばかりです。 夜も昼間の様に明るいというのは困りますが・・・・・。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.20
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♪ 均質を望むひ弱な生きものが異質を厭い個を消しゆきぬ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 若者に蔓延する個性嫌悪症候群とも名付けたい、没個性崇拝の風潮。 皆と同じでない事への不安を抱え、仲間外れになる事への恐れから個を消してゆく。そして、ただ無意味にオタマジャクシの様に寄り添っている 最近の若者は、孤独を恐れ、一人になる事を極端に嫌う傾向があるようだ。そして、友達がいない事が、さも落後者でもあるかのような意識を持っている。 心を通わせるわけでもなく、ただ寄り添っているだけで安心する烏合の衆。似非友情に埋没する事で、やっと存在を確認して生きてる脆弱の新人類だ。 17日の「天声人語」の記事には驚いた。 ある大学で、入学後1週間もしないうちに「友達ができない」と学生が相談にきたそうだ。「努力したがうまくいかない」という。 1週間で友達が出来ると思っているその事が問題だと。 学生たちは友達がいない寂しさより、いない恥ずかしさに耐えられないのだという。「暗いやつ」と見られたくない。 周囲の目が気になって学食で一人で食べられない。あげくにトイレで食べるものもいるらしい。 昨今、「友達がいなさそう」というのが、人への最も手厳しい罵倒ではないかと、作家の津村記久子さんは書いた。 人格の根本部分を、あらゆる否定をほのめかして突くからだという。 携帯電話に何百人も「友達」を登録して、精神安定剤にする学生もいるらしい。 一体、どうしてこんなひ弱な生き物になったのか。 核家族化が進み、人に囲まれる事が少ない環境で育ち、コミニュケーションが苦手なうえに自分を主張する必要のない生活に慣れてしまっている。 それが集団の中へ入って、どう振舞ったらいいのかが分からず、自分を抑えて周りに合わせる事で溶け込もうとする。 それが習い性になって、ますます没個性に落ち込んでいく。 人と違う行動を起こす事で反発を喰らうのを恐れ、そうしている自分にも嫌悪感を持っている。だからいつまでも自信が持てない。 それで、個性を発揮している者に対しての憎悪が生れ、排除しようとする意識が生まれる。 陰湿ないじめの背景にあるものは、自分たちと異質なものへ対するアレルギー反応と言えるのかもしれない。 度が過ぎると、自分自身にも害を及ぼす。 弱いものほど残酷だという。 強くなって、孤(個)と向き合わなくてはならない。 人は本来孤独なものなのだから。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.19
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♪ 吾をしてまだ若かりと老人の話しかけて来し矍鑠(かくしゃく)として ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ デパートの食品売り場。 エスカレーター横のベンチに腰掛けていたら、80過ぎのおばあさんが話しかけてきた。 背筋もピンとしてとても元気で、悪いところは何処にもないという。 結婚して60年。夫婦とも健在で、持ち家を二軒建てた、子供たちもそうだと自慢する。 小さい時から、大人になったら家の一軒ぐらいは持つのが甲斐性だと親からさんざん言われていて、子供の時からそれが目標だったという。 学歴なんか関係ない、気持ちがあれば出来るものだと、実感を込めて。そして、家というのは女が建てるもので、女がしっかりしていないと家なんか建たないと言う。 御主人は一つの会社に50年間務め、三度の大きな事故に遭うも幸い大した怪我もせず永らえてきて、80の後半の今も元気だと言う。 何かに守られているという思いが自然にわいてきて、西国三十三所の巡礼を満願成就したという。子供も同じ様に四国八十八個所をすべて回ったのだという。 そんな話を15分足らずの間に、一方的に話続けた。自慢したいのか、ただ聴いてほしいだけなのか分からない。 「幸せだねぇ!」と口を挟めばそれには答えず、揚げ句に「いい方だろう?」と言うのにはまいった。これ以上は無いじゃないですか。 「今の目標は?」と聞くと、主人が元気でいてくれる事、それだけを願っているとのこと。 日本の経済を支えてきた、至極まっとうな日本人の姿がそこにあった。 贅沢をせず堅実に生きる事が人生だと信じて、がむしゃらに生きてきた姿には誇りと自負が漲っていた。 私には少々耳が痛い話でもあった。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.18
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♪ 雨上がり外(と)の冴えかえり蟋蟀の声しみじみと響(とよ)み渡りぬ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 雨が二日続いた後、急に秋がやって来た。最低気温も20℃と低く、最高気温も27℃と30℃を割ってきた。 虫たちも息を吹き返したかのようで、雨上がりの清々しい空気の中で、今秋初めて聞く様な美しく澄んだ声を響かせている。 四季の変化が著しい日本にいると、一年があっという間に過ぎていく。 三か月ごとに季節が変わり、そのどれもが特徴があって楽しいやら辛いやらを言っている間に一年が過ぎていく。 今年もあと三か月余りしかないなんて信じられない。本当に一年は365日も有るのかと疑りたくなるほど短く感じるのは、歳のせいか。 今年の暮れに思い返してみれば、多分この間までの暑さのことしか思い出さないのではないかと思えるほど長くて辛い夏だった。 その分、秋がいっそう高価な「滋養薬」のような気がしてくる。 ”暑かった”だけの思い出では情けないので、せいぜい秋を楽しまないと・・・・・「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.17
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♪ 永田町に野分けの過ぎて秋冷の露に濡れ咲く白萩の花‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 70%ほどの国民が首相の続投を歓迎し、ひとまず胸をなでおろした。 しかし、それも前向きの意見というよりアンチ小沢の意見が多数を占め、菅総理の前途を不安視している人も多い。 剛腕の対極にあるような”色の薄さ”の印象を受ける菅総理だけに、今後の指導力に注目が集まる。問題山積で、朝露に濡れる白萩の風情の菅総理。 当面は組閣をどうするかにあり、思い切った事をしないとまた何を言われるか分からない。どっちへ転んでもマスコミは突っつくわけだし、思い切った事をやるには絶好のチャンスでもある。 ここで思い切った手腕を発揮して枝垂れる露を打ち払って、スカッとした秋空に百日紅のような存在感のある花を咲かせてほしいものです。 未だに鳩山元総理がウロウロしているのが可笑しいというか悲しいというか。 この際きっぱりと後進に道を譲るべきだろう。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.16
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♪ 歩行者を見て見ぬふりで目の前を横切って行く姫ドライバー ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 歩行者が横断歩道を渡りかけた時に、右・左折してきた車がその手前で止まらず、目の前を通過していく。そのほとんどが女性ドライバーだ。 何故なのか分からない。 歩行者優先なのだから、渡りかけている歩行者を見たら車は止まらなくてはいけない。それが、90%の女性ドライバーが止まらない。 昨日も短い間に2回そんな目に合った。 横柄な運転で目の前を走り抜けて行った女ドライバーの車のドアを、蹴っ飛ばしてやりたいぐらいだった。 一体どうしてなんだ?止まる事に何の抵抗があるというのだ? そのくせ判断が遅くて、右折する時などのタイミングがワンテンポ遅れ、後ろに付くといつもイライラさせられる。オヤ?と思って顔を見ると、ほとんどが女性だライバーかお年寄りだ。 キープレフトを守らず、後続車に迷惑を掛けるのも大概そうだ。 特に若い娘ドライバーのマナーが悪い。 携帯を見ながら運転するわ、猛スピードで内側から追い越したり、咥え煙草の奴までいたりする。 怖い運転の代表は、昔から1ヒメ、2トラ、3ダンプと相場が決まっているが、最近はその内容が大分違って来ている様だ。 ダンプのマナーは昔と違って、随分良くなっている。 1ヒメの自己中心的な運転態度は、2トラ(トラックではなく酔っぱらいの方)のように取り締まりが無い分、巷にのさばっているのが問題なのだ。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.15
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♪ 移ろいに消えて現るひさかたの月は夢幻を天(あま)に問うらむ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ いつも有るかと思えば出ない日も有り、時間によって季節によって場所を変え、日によってその姿を変える。 月は夢幻のうちに移ろいゆく、変幻のシンボル。 今の季節、空気も澄んできて忘れかけていた月に目がいくようになりました。吾が家のリビングのソファーに座ると、右側の窓の真ん中に上弦の月が見えます。♪ リビングにふと見上ぐれば窓なかに上旬の月立ちて光りぬ 新月から満月に向かっていく月が上弦の月ですが、それを「上旬の月」と考えると覚えやすい。それが、中天に差し掛かり月が立っている様に見える。時折、雲にさえぎられながら南西の空に輝いていた。昇るにつれて、この様に向きを変えていきます 右上に三日月を望みながら、正面には好きな音楽が流れて来る。ウィスキーの角瓶を傾けながら、のんびりと過ごす秋の夜なんて、まっこと優雅じゃないですか。 ところで、ベートーベンの「月光」の第一楽章はいかにも月光の題に相応しいですが、第二楽章となると打って変わってテンポの速い激しい曲です。 第二楽章を聞くたびに、ベートーヴェンは何を思ってこの楽章を書いたのか不思議でならなかった。月光とはおよそかけ離れたアグレッシブでプログレッシブな曲を聴く度に戸惑うばかりだった。 それもそのはず、「月光」という標題はベートーヴェンの死後、ルートヴィヒ・レルシュタープが第1楽章について「ルツェルン湖の月光の波に揺らぐ小舟のよう」とコメントしたことに由来するんだそうです。 月の光のような印象があるのは第1楽章のみで、「月光」という語には単にこの第1楽章の通称という以上の意味はないんだとか。 それで納得。ピアノソナタ第14番嬰ハ短調作品27の2『幻想曲風に』というこの曲は、前作のピアノソナタ第13番と組になってひとつの作品(作品27)として発表されたとか。 両者とも「幻想曲風ソナタ」という題名が書かれているが、本作の通称「月光」があまりにも有名になったため、本作を「幻想曲風ソナタ」と呼ぶことはほとんどないという。 今の月は、昼間のうちにすでに昇っていて、夜9時ごろには姿を隠してしまいます。日に日に肥っていって、いよいよ22日には中秋の名月を迎えます。 この日は夕方の5時前から昇り始め、翌朝の5時ごろまで眺める事が出来ます。 月は詩情を掻き立てるものとみえて、多くの歌人が歌を詠んできました。中でも「西行」は月の歌を四百首近く残したそうです。 ♪ なにごとも変はりのみゆく世の中に おなじかげににて澄める月かな ♪ なげけとて月やはものを思はするかこちがほなるわが涙かな ♪ 深き山にすみける月を見ざりせば思い出もなき我が身ならまし 中秋の名月を真近に控えて、私も一首、いや十首ぐらいものにしたいと思う今日この頃です。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.14
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♪ ゆきあいの空はいつしか着流しのごとき筋雲ばかりとなりぬ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ にょきにょきと入道雲の湧く中に、秋の雲が入り混じっていたゆきあいの空。 ここへ来て箒で掃いたような筋雲だけが目に付く様になった。 暑いと言っても、季節は間違いなく秋ですね。 時は移ろい、一瞬たりとも留まることなく過ぎ去って行きます。 先日、谷啓が78歳で亡くなりました。ジャズ・トロンボーン奏者でスウィングジャーナルの人気投票・トロンボーンの部で一位になった事もある名手でした。 ダニー・ケイに憧れて付けた名前は、バスター・キートンにあやかって付けた益田喜頓やエドガ・アラン・ポオから江戸川乱歩と名乗ったのと同じで、その世界で生きる気概を感じさせるものでした。 ジャズだけではなかなか食っていけないわけですから、クレージー・キャッツのハナ肇との出会いが無ければどうなっていたか。 人の出会いというものは面白いものです。 あの、「ガチョ~ン」のギャグについて御本人が解説する。 ”マージャンをやっていて、調子がよくなるとパイを引きながら「ビローン」「ムヒョー」「クチョッ」とかけ声をかける。決して同じ言葉をつかわないことにしていたらしい。 そしてツモってほしいときには、ひときわ厳かに、「ガチョーン」といいながらパイを引いてきたらホントにツモった、それ以来「ガチョーン」を番組にもっていったのだと思う。 ま、いわせてもらうならガチョーンの極意は「万物生きとし生けるものすべてを引きずり込み、一瞬、真空状態にしてガチョーンと引き抜くとバランスが崩れて周りの人たちが皆なだれ落ちる」---という深いギャグなのである。” 「七人の猫とトロンボーン 」 (谷啓) 一世を風靡した「ハナ肇とクレージー・キャッツ」のメンバーも、いまはもう二人となってしまいました。 ハナ肇(93年9月死去、ドラムス) 植木等(07年3月死去、ボーカルとギター) 谷啓(10年9月死去、トロンボーン) 安田伸(96年11月死去、テナーサックス) 石橋エータロー(94年6月死去、ピアノ) 犬塚弘(ベース) 桜井センリ(ピアノ) その後に出てきた「ザ・ドリフターズ」は、’69年にはビートルズの前座を務めるなどし、「8時だよ 全員集合」等での華々しい活躍は御存じの通りです。 そのドリフも解散し、リーダーだった「いかりや長介」も亡くなってしまいました。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.13
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♪ 小夜更けてしじまに一人目覚めれば地球の回る音ぞするなり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 昨夜、真夜中に変な夢に目覚めてからというもの、熱帯並みの蒸し暑さも手伝って、それ以後寝付かれなくなった。 最低気温が28℃も有ったらしい。全くの無風で、虫の声さえ聞こえない。 座り込んでじっと耳を澄ましていると、地球が軋みながら喘ぎ喘ぎ回っている音が聞こえる気がした。 日中の最高気温も37℃の予報がでている。来週から暑さも一段落するという予報が出ていたにも拘らず、後へ後へとずれ込んでいく。 「名残猛暑」とでも言おうか、9月も中旬になるというのに、最期の断末魔のような気狂いじみた気温だ。 涼しいモードにスイッチが入りかけた矢先のこの暑さに、身体が拒否反応を起こして余計こたえる。イグアスの滝 気象庁は10日の1カ月予報で、半月後の24日ごろまでは、ほぼ全国的に気温が平年より高い状態が続く可能性が高いと発表した。太平洋高気圧に代わり、中国大陸からの高気圧が日本列島を覆い、晴れる日が多いと予想されるため。 これまでのような猛暑ではないが、平年に比べて季節の進行が半月ぐらい遅れており、さわやかな秋の訪れは10月になる見通し。ナイアガラの滝を上から見る 今日は暑さを避けて、急遽、関市の百年公園にある岐阜県博物館に参加する事にしました。 友人が、マイミュージアムギャラリーで「日本とアラビアのレリーフ陶芸」に出品しているのと、陶板つくりのイベントの講師をやるというので出かける事に。 ちょうど表札が欲しかったところで、「アートに挑戦・ザ陶板」というイベントがあるというので、ダメもとで電話したらOKだった。 午後の部に夫婦で参加してきます。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.12
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♪ この夏を意義あるものと過ごせしは多剤耐性菌のみと知り ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 昆虫も鳥も動物達にとっても、この夏の暑さは様々に影響を与えたようです。 蝉は木から落ち、小鳥の雛はまともに孵化せず、動物園の動物も熱中症寸前でダウン。 こんな異常な状況で、動物たちは動き回る事で体力を消耗するのを避けてただジッとしている。そんな中で仕事をしている人間は、最も過酷な環境にいる生きものだ。 スーツまで着ていたりするのを見ると、基本的人権なんて無いかのように思えてくる。 朝晩に冷気が感じられるこの頃になって、多剤耐性アシネトバクターなるものが院内感染という問題で注目されている。 アシネトバクター菌自体は水や土壌の中などに存在しており、健康な人は感染しても発症しない。しかし免疫力が低下した人が感染すると、肺炎や敗血症で死亡することがあるという。 大幸薬品株が暴騰。東証1部市場値上がり率ランキング上位となっている。 帝京大学病院(東京都板橋区)で院内感染を起した多剤耐性菌問題で、多剤耐性菌関連株として個人投資家をはじめとした目先資金の思惑買いが膨らんでいるという。 どうにか暑さも峠を越えそうで、湿度も下がって過ごしやすくなってきた。 食欲も戻って来たところだが、猛暑の影響はこれからの食卓にも影響を与えそうです。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.11
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♪ 浅漬けのもてはやされて滋味もなし短歌を産ます即興マシン ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 「星野しずるー犬猿」という短歌自動作成装置がある。「佐々木あらら」という枡野浩一の門下生が作成した。 「枡野浩一のかんたん短歌blog」をやっていて、そこで出会った二人。 枡野浩一氏の新著「どう解釈されようと、どう面白がられようとかまわない」を出版するにあたってのエピソードを語るインタビューに、佐々木あらら氏も登場。その話がなかなか面白い。 新しい短歌の潮流を起こす枡野浩一氏は、「つっこみのできる短歌がいい短歌である!」、兎に角短歌は面白くなくてはならないという。 「枡野」 どう解釈されようと、どう面白がられようと、かまわない。そこで「短歌はもっと高尚なものです」って言っても、意味ないと思っている。広告のコピーとも対抗したいと思ってるし、ことわざみたいになってほしいと思ったり、短歌が、もっといろんなものとライバルになってほしいと思ってるから。 短歌の「57577」ってところだけを守っていて、その形で今に生きる面白さをつくるのが自分のテーマなので。 「佐々木あらら」の代表作 ♪ それなりに心苦しい 君からの電話をとらず変える体位は ♪ 外で出すのが愛なのか中で出すのが愛なのか迷って出した この辺りの短歌が後世に残るかどうかは別にして、ツイッターでつぶやく様に「57577」にしてしまう感覚はまさに現代的ではある。 「星野しずるー犬猿」を使ってみると、自動で作成された短歌が次つぎに現れます。 ♪ 君だけの機械じかけの毒を見て彫刻刀を待ち続けよう ♪ 八月としての九月を集めたら百年前の眠る爪あと ♪ 僕だけのひとつひとつを待つ夜の午前三時の死者を追いかけ ♪ 臆病な氷砂糖を待っているせいいっぱいの嘘をおそれて 短歌に行き詰ったら私もこれを使って、出てきたものにちょっと手を加えて創作してみよう。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.10
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♪ 悪性の新生物や足元に生(あ)れて搦め手襲い来たりぬる ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 近海で次つぎ生まれる台風一家。 日本海へ抜けて城の裏門から攻め入って来るなんて、想像すらしなかった妙な動きをする。 一たび生まれれば、阻止する事も退治する事も出来ない。成長して暴れまわる性質の悪いこの悪性新生物。ハイテクのこの時代に、自然消滅を待つしかないというのも情けない。発生に、遠くペルー沖のラニーニャが絡んでいるらしい。 赤道付近の東太平洋(ペルーやエクアドル沖合)において、南東貿易風が強まり、西に向かう海流が強まるため、ペルー沖では深海からの冷水が湧き上がり、水温が低くなる。 ラニーニャ現象が発生すると、世界各地で異常気象が発生しやすい。 日本では、本州の夏の気温が平年並みかそれを上回り猛暑になりやすい。しかし、冬にかけて気温が平年並みかそれを下回り厳冬となる傾向がある。 命の綱である地上の空気が濃いか薄いかは相対的なもの。海水温が高いか低いかは絶対的なもの。この気圧と水温の高低が、世界中の気象を千変万化させるするというのも面白い。 全ては相対的な関係で成り立っている。 そういう意味で、気圧の高低が気象を左右するというのは分かりやすい。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.09
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♪ 悪球に手を出し揚げ句好球を見逃がす凡夫 刹那刹那の絶対急行 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 「今」は瞬時に過去へ移行しながら、未来へと突き進んでいく。 困難を覚悟で、未来を予測するという必要に迫られながら我々は生きている。 未来が分からなければ先手を打つ事も出来ず、対処療法的処置に明け暮れるという事になる。それは過去へ移行する間の足掻きに過ぎない。 現在と未来の”接点”をどう予測するか、それですべてが決まると言ってもいい。 好球必打が出来るのは、イチロークラスの極わずかな者だけ。それ以外のものは配球を読まなくてはならない。 配球の読みさえ当たればホームランも可能だ。 くそボール球に手を出し、ど真ん中の球を見送る。悉く読みが外れた哀れな結果を多々見せつけられると、それがいかに難しい事かが分かる。 野球に限らずスポーツは人生の縮図のようなもの。同じ強さなら、先を読み切った方が勝ちだ。 物凄いスピ-ドで時間は過ぎ去って行く。 川の流れに例えると、川上から川下の一方向へ流れる川に浮かぶ錨を下ろした舟が、自分のいる現在という場所と例えられる。 時間は勝手に上から下へ移動してゆく。現在を通過して瞬時に過去へと流れ去っていく。 船から落ちたその刹那、現在から過去の領域へと移る。それが死というものか。 未来は透明、何も色が点いていない白紙の状態。 自分の色で染めて、明るい未来にする事が出来るのが最大の喜びでもある。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.08
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♪ 暗闇に無言のテレビ光りをり潜水艦の窓のごとくに ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 有る街の路地裏。 電気も点いていない薄暗い部屋で、テレビの画面だけが妖しい光を放っている家がある。 奥まったところにある家なので元々薄暗い。 庭先から見えるその部屋は、全てから隔絶されている海底の潜水艦のようだ。 もし一人暮らしだとしたら、”テレビが「存在証明」のために点けらている”ような、不安な感じがしてしまうのが悲しい。 テレビ画面が消えるのと同時に、そこにいるだろうはずの人影もまた一瞬に消えてしまうような、うつつと夢の間(あわい)のごとき空間。♪ 世の中は夢かうつつかうつつとも夢とも知らずありてなければ 古今和歌集942 (詠み人しらず)「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.07
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♪ ざっくりと西日の射せるリビングに寒冷紗吊りぬ赤色カンナ ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ この夏、寒冷紗が人気で売り切れになる程だったらしい。 野菜や庭の鉢植えのためではなく、直射を少しでも遮って部屋の温度を多少なりとも下げようと、窓辺に吊るすためだ。 我が家にも手持ちの白い寒冷紗があったので、南西の窓の庇の下に吊ってみた。 普段は、遮光カーテンで直射日光を完全に遮断しているが、それでも部屋の温度は35度を超してしまう有様だ。暗くなるし風も入らない。 試しに二枚重ねにして吊るしてみたが、西日が当たる前は白い色が反射して多少涼しげな感じはしても、本格的に西日が当たるとほとんど効果は無かった。 調べてみれば納得だ。手持ちの#300は、目合1.04mmの防虫・防寒・防霜用のもので遮光率22%しかないことが判明。 平年並みの日差しなら十分に効果があるだろうが、猛暑日ともなるともう小細工なんて通用しないのだ。 諦めて早々に撤去してしまった。 流石に今年はクーラーが要ると思ったが、やはり9月ともなると湿度が下がり、気温の割には過ごしやすいので何とかクリア出来そうだ。 33度ぐらいの気温が涼しく感じるのだから、慣れとは恐ろしい。夜中に最低気温が25度を超えていても、風さえあれば寒いと感じるような具合だ。 高熱からも解放されて、今日から本格的に社会復帰だ。 御心配をおかけしました。不肖私、恥ずかしながら無事帰ってまいりました。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.06
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♪ 真白なる綿雲あまた浮かびいるクロマキーせし青き海原 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ なんだかとてもメルヘェンチックな情景だった。 まだまだ暑い晩夏の午後。真っ白な綿雲が適当な距離を置いて無数に浮かんでゆっくりと移動している。まるで目的地でもあるかのように、同じ方向へ向かって・・・・。 抜けるような青空をバックに、それはまるでバルチック艦隊が集結したようでもあるし、無数の帆船が大海原に漂っているようでもある。上空から見るとこんな感じらしい その雲の形は、いかにも童話や絵本に出てくる牧歌的な雲そのものだ。下側が平らで上の方がモコモコしている、孫悟空が乗る?斗雲(きんとうん)のような雲だ。 雲を描くと自然にこうなると思わせるような、メルヘンに典型の雲だ。 車で移動しながら見ている雲は時間とともに形が変わり、流れたりしながら姿を変えていって、いつの間にか消えてしまった。 積雲と呼ばれるこれらの雲は主に、日射によって地表や水上の空気が暖められることによる上昇気流で発生する。典型的な例は、午後になって発生してむくむくと成長していき、夕方になるとそれがとまって消散し始め、大抵は大きく成長せずに消えてしまうらしい。 しかし、大気の不安定などの条件が整っていると、さらに大きく成長することがあるという。 まるでどこぞの政党の様だねぇ。 ◆クロマキー ブルーのバックで撮影した画像を、違う背景と合成する映像技術。 髪の毛先など解像度の限界部分で、背景色と前景色が混じり合い、被写体の輪郭と背景が不自然に合成される問題がある。 現在では、コンピュータによる画像処理技術が進み、単純に背景色のブルーやグリーンの色情報を置き換えるだけでなく、背景色と被写体の輪郭の色変化を計算し、置き換えるソフトクロマキーと呼ばれる手法も実現されています。 「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.05
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♪ 眼が泳ぎ傍(はた)でうつろな元総理 数の一つに囲われいるや ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 小沢一郎が、総裁選に出馬表明した時に周りを取り囲んでいる議員に交じって、羽田孜元総理の姿があった。 小沢一郎のすぐ右後ろに、呆然として口元に締りが無く眼がうつろな姿で映っていたのに気づかれた人も多かったのでは。 魂が抜けたような、呆けたような、その表情が強烈に印象に残っている。 あんな状態で国会議員が務まるのか? 歳費どろぼうーー?「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.04
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♪ 朝の雨にぬれて枝垂るる秋萩の身を持て余すうつつの悪戯 ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 病には抗う事は出来ない。ただじっと癒えていくのを待つばかりだ。 下がったかと思った熱がまたぶり返して、日中は7度5分あたりがずっと続いている。♪ 日陰なる庭で惰眠の猫に似て吾も伏し寝の長きいちにち 昨夜は、再び8度5分まで上昇し治る気配を見せない。肺炎の疑いを持ち始めた。8度以上になったら飲むようにいわれていた頓服をのむと、1時間ほどで熱が下がった。 よほど強い薬と見えて、次の服用までを8時間ほど空ける事も指示されている。♪ 猛暑にも耐えて草木のそよぎをり憂し身をやつす小夜の寝屋まど 家にこもりっきりで、熱が下がれば退屈し上がれば何もする気が怒らない。そんなことで何となくテレビを見ている事が多い。 相変わらずの猛暑続きで、室内で熱中症で亡くなた他人の話など観るとはなしに観ている。♪ その辺で休みなさいと天の声まなこも肝も休養となり「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.03
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♪ しののめの窓辺に座してをちこちに鳴く鳥の声けなるがりをり ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥まだ熱が下がりきらず微熱が続いている。昼間下がっていても、夜になると7.6度ぐらいまで上がって来る。身体が重くてだるいのも相変わらずで、たった一日の事なのにもううんざりしている。何時もの事ながら未明から朝にかけて湿度が上がるので、今朝も5時前には眼が覚めた。東の空に開いた窓をぼんやりと眺めていると、あちこちで野鳥の声がする。熱に苛まれた夜を過ごした身には、小鳥の声がいつになく愛おしい。健康の有難味は病気になって初めて分かる。当たり前の健康が、こんなにも貴重に思える病気にたまには罹ってみないといけないのだ、なんてやせ我慢している。東の空には朝焼けの不穏な雲が浮かんでいる。写真を撮って横になっていると、いつの間にか眠った様だ。激しい雨音に眼が覚めた。あの朝焼けは雨の前触れだったのだ。久しぶりのお湿りで少しは涼しくなるのだろうか。熱があるせいか、幾らでも眠れてしまう。一日で二日分眠ってもまだ足りないと言わんばかりに、眼を瞑ればいつの間にか深い井戸の中に落ち込んでいる。快癒にはまだ時間がかかりそうだ。いつもありがとうございます。ランキングに参加中です。クリック一つをお願いしま~す。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.02
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♪ 隣人の種あり葡萄ほめにけり朝摘みたればまた届けゆく ‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥ 我が家のデラウェアは、3年目の今年初めてまともな収穫できた。 ホルモンを使ったジベレリン処理というややこしいものは止めたので、小さい実には立派な種が入っている。 味は上々で後味もすっきりしていて、申し分ない出来だ。 御隣におすそ分けしたところ、すごく美味しいと褒められた。凄く甘くて最高だと。何でも、隣家では山梨出身の御主人の影響で、葡萄を食べる時は種は出さないとのこと。 それが本当の葡萄の食べ方だということらしい。 山梨の葡萄生産者は自分の家で食べる葡萄にはジベレリン処理をしないんだとか。植物ホルモンを使用する事に不安を持っているらしく、販売用に栽培するものは仕方が無いと考えているらしい。 実際にはジベレリンの人体に対する問題はないとされています。 他の農薬と同じように、処理をしないならしないに越した事はないという程度の感覚でしょうか。また、健康指向がそういうものを出来るだけ排除したいという思いにさせているのかも知れない。 ジベレリンを使うのは日本特有のもので、世界的には薬を使わずに種無しになるブドウ品種がいくらでもあるらしい。 ジベレリンよりも農薬の方が怖い。 実際、ブドウ農家では収穫するまでの間に本州では平均でも20回近く農薬散布しているという。最近は散布の回数を減らす研究が進んでいて、半分ぐらいになっているようです。 それでも、農薬は日本のような湿度の高い地域では消毒は欠かせない。 アメリカ種のデラウエア、スチューベン、ナイアガラ、キャンベル・アーリーなどは日本でも比較的簡単に栽培でき、農薬の散布少なくて済むとか。 そう、デラウエアはほとんど農薬散布する必要が無いんですね。害虫が葉っぱを食べるので、わが家ではそのために一度散布しただけです。 それにしても、種ごと飲み込むのというは葡萄の味をちゃんと味わっていないようで、勿体ない気がして抵抗がありますね。「日歌」が千首を超えたのを機に、「游歌」とタイトルを変えて、2009年2月中旬より再スタートすることにしました。★ 「ジグソーパズル」 自作短歌百選
2010.09.01
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